リリース 11.1.2.3.000
目次:
このドキュメントには、このリリースのOracle Essbase Studioに関する重要な最新情報が記載されています。Essbase Studioをインストールする前に、ここに記載された情報をよくお読みください。
このリリースでのインストール、アーキテクチャおよび配置の変更内容に関する新機能については、Oracle Enterprise Performance Management System Readmeのこのリリースの新機能に関する項を参照してください。
リリース11.1.2.0、11.1.2.1または11.1.2.2から移行する場合は、累積機能概要ツールを使用して、これらのリリースの間に追加された新機能のリストを確認してください。このツールを使用すると、現在の製品、現在のリリース・バージョンおよびターゲットの実装リリース・バージョンを識別できます。1回のクリックで、現在のリリースとターゲットのリリースの間で開発された製品機能のハイレベルの説明のカスタマイズ・セットがすばやく生成されます。このツールはこちらにあります:
https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1092114.1
リリース11.1.2.3から、次のEssbase Studioサーバー・プロパティはOracle Hyperion Shared Services Registryデータベースに格納されています:
server.css.URL
catalog.url
catalog.password
server.httpPort
catalog.username
catalog.db
transport.port
server.hss.bpmApplication
server.datafile.dir
11.1.2.3Oracle Essbase Studioユーザーズ・ガイドに、server.propertiesファイルにあるすべてのサーバー・プロパティが説明されています。Shared Servicesレジストリの設定を表示または変更するには、Oracle Enterprise Performance Management System Deployment Options Guideで説明されているepmsys_registryユーティリティを使用します。
または、server.propertiesファイルを作成して、そこに更新された設定を入力できます。これは、server.properties内の設定でShared Servicesレジストリに格納されている設定が上書きされるためです。
次のサーバー・プロパティはserver.propertiesファイルに追加できますが、Shared Servicesレジストリには設定されません:
server.timeoutPeriod
server.queueSize
server.threadCount
server.sql.fetchSize
server.tempDir
server.charset
server.readLockTimeOut
server.writeLockTimeOut
server.essbase.TPTapi
server.essbase.disableDistinct
server.runInBackground
server.essbase.blindShare
oracle.jdbc.ReadTimeout
data-source-type.pool.maxsize
data-source-type.cache.size
server.essbase.uniqueMemberFromCaptionBinding
catalog.pool.size
server.jdbc.teradata.properties
server.query.skipValidation
注: | サーバー・プロパティをserver.propertiesに追加する前に、ファイルを作成する必要があります。テキスト・エディタを使用してEPM_ORACLE_ INSTANCE/BPMS/bpms/binに新しいファイルを作成し、server.propertiesという名前を付けます。 |
Oracle Enterprise Performance Management System製品のインストールに関する最新情報は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Readmeを参照してください。EPM System製品をインストールする前に、この情報をよく確認してください。
EPM System製品のシステム要件およびサポートされているプラットフォームに関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management System Certification Matrixでスプレッドシート形式で提供されています。このマトリックスは、Oracle Technology Network (OTN)のOracle Fusion Middleware Supported System Configurationsページに掲載されています:
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
EPM System製品でサポートされている言語に関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management System Certification Matrixの「Translation Support」タブでスプレッドシート形式で提供されるようになりました。このマトリックスは、OTNのOracle Fusion Middleware Supported System Configurationsページに掲載されています:
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
EPM Systemは、次のリリースからリリース11.1.2.3にアップグレードできます:
注意: アップグレードの手順は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration GuideのEPM System製品のアップグレードに関する項を参照してください。
表 1. サポートされているこのリリースへのパス
|
アップグレード・パスのリリース: 元 |
リリース11.1.2.3へ |
|---|---|
|
11.1.2.x |
メンテナンス・リリースをリリース11.1.2.3へ適用します。 Oracle Hyperion Financial Close Managementの場合、メンテナンス・リリースの適用がサポートされているのはリリース11.1.2.1および11.1.2.2以降のみです。 |
|
11.1.1.4.x |
リリース11.1.2.3にアップグレード。 |
|
リリース11.1.1.0.xから11.1.1.3.x |
リリース11.1.1.4にメンテナンス・リリースを適用してからリリース11.1.2.3にアップグレードします。 |
|
複数のリリースが含まれている環境。1つのOracle Hyperion Shared Servicesのインスタンスが含まれている環境、または2つのShared Servicesのインスタンスが含まれている環境も該当します |
Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration GuideのEPMシステム製品のアップグレードの章に記載されている、複数リリース環境からのアップグレードに関する説明を参照してください。 |
このセクションには、リリース11.1.2.3.000で修正された問題が含まれています。以前のリリース間で修正された欠陥のリストを確認するには、Defects Fixed Finderを使用します。このツールで、所有している製品と現在の実装リリースを識別できます。1回のクリックで、修正された問題の説明とそれに関連するプラットフォームおよびパッチ番号を含むカスタマイズされたレポートが、ツールによってすばやく生成されます。このツールはこちらにあります:
https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1292603.1
14795937 -- 会計のタグが付けられた次元の場合、キューブ構築中に解決順が適用されません。変更を適用するゼロ以外の値を設定した後、この新しい値は保存されません。モデル・プロパティ・ウィザードを閉じてから再度開くと、値がゼロ(デフォルト)にリセットして表示されます。
16100032--Windows XPの場合、イタリア・バージョンのEssbase Studioコンソールでソート順が予期したとおりに機能しません。メタデータ・ナビゲータで次元要素のプロパティを表示中にソート順を選択できますが、表示を離れて再度戻るとイタリア語の「Crescente」のかわりに「Ascending」が表示されます。また、一度CrescenteまたはDescrescente (AscendingまたはDescending)が選択されて保存されると、イタリア語での選択に関係なく設定に戻ったときにソート順が元の英語「Ascending」に変更されます。
15955288--集約ストレージ・データベースの場合、MaxL配置ステートメントを使用して、最上位レベルにユーザー定義メンバー、それ以降のレベルに次元要素を含んだ階層を(会計の外部に)作成する際にMaxLシェルが応答しなくなります。
14180646 -- null値を#MISSINGとしてロードする必要があるときに、Essbase StudioがOracle Databaseの値"NULL"を0としてロードしています。
14311212 - Essbase Studioカタログの新しいバージョンへのアップグレードは、メタデータ説明フィールドに二重引用符で囲まれた文字列が含まれる場合、失敗します。
このリリースで注意が必要な既知の問題は次のとおりです。
16298982--Oracle Essbaseが日本語Linuxで実行中の場合、ネイティブの日本語アプリケーションでアウトラインへの日本語文字のロードが非ストリーミング・モードで機能しません。回避策: かわりにストリーミング・モードを使用します。
16423924--週要素が「日付要素の作成」ダイアログ・ボックスから欠落しています。使用可能なオプションは、年、四半期、月および曜日です。回避策: 次の構文を使用して「キャプション・バインディング」および「キー・バインディング」フィールドに次元要素を手動で作成します。「キー・バインディング」には「拡張」を選択してください。
月の週を表すには:
'WM'( connection : \'tbc'::'TBC.SALES'.'TRANSDATE' ) . toString
'WM'( connection : \'tbc'::'TBC.SALES'.'TRANSDATE' )
年の週を表すには:
'WY'( connection : \'tbc'::'TBC.SALES'.'TRANSDATE' ) . toString
'WY'( connection : \'tbc'::'TBC.SALES'.'TRANSDATE' )
詳細は、Oracle Essbase Studioユーザーズ・ガイドの次元要素の基となる式の作成に関する項を参照してください。
16435266--親/子列が含まれる場合、単一のテキスト・ファイルを使用して2つ以上の自己結合を作成すると失敗します。
16517700--server.query.skipValidation=trueがserver.propertiesに設定されている場合、ドリルスルー・レポートのユーザー定義SQLの検証が正しく機能しません。無効なユーザー定義SQL文の検証で、「ユーザー定義SQLは有効です」が誤って返されます。
16522882--11.1.2.2.000から11.1.2.3.000へのアップグレード後、データベース・ソースの追加または再初期化コマンドの発行でJDBCドライバ・エラー・メッセージが表示される場合があります。回避策: JDBCドライバ・エラー・メッセージが表示された場合、Essbase Studioサーバーを再起動します。
16292007--Oracle RACがデータ・ソースの場合、ODBC接続文字列を使用した非ストリーミング・モードでのキューブ配置はサポートされません。
14625545 -- 次元要素が遅延キー・バインディングを使用して作成され、さらにそれらの要素が重複メンバー名サポートが有効なEssbaseモデルで使用された場合、キューブ配置が失敗します。回避策: 次元要素で、「拡張」オプションを使用して手動で「キー・バインディング」を編集します。たとえば、TBCデータベースを使用し、UDAMKTSIZE列から作成された次元要素に対して自動的に表示される遅延キー・バインディングは次のとおりです:
class : \'tbc'\'REGION'\'REGION'.'caption' || "_" || class : \'tbc'\'MARKET'\'UDAMKTSIZE'.'caption'
Instead, edit the key binding in the dimension element by using the Advanced option as follows:
connection : \'tbc'::'TBC.REGION'.'REGION'||connection : \'tbc'::'TBC.MARKET'.'UDAMKTSIZE'
N/A -- Integration Servicesカタログの移行は、64ビットUNIXプラットフォームまたはWindows 2008 64ビット・プラットフォームではサポートされていません。
N/A -- Excel向けOracle Essbase Spreadsheet Add-inはネイティブのロケールで動作します。Spreadsheet Add-inがネイティブのロケールでデータを受け取らない場合、Essbase Studioで構築されたキューブのドリルスルーはサポートされません。
N/A -- Essbaseモデルで定義された変換ルールは、ドリルスルー操作のクエリー生成では使用されません。
回避策: 次元要素のキャプション・バインディングの式を編集してメンバーを変換できます。
N/A -- カタログ・データベースがOracleである場合: カタログ・データベースに接続する際に、Essbase StudioでALTER SYSTEMコマンドが発行されなくなりました。パフォーマンスを向上させるため、Essbase Studioカタログ・ユーザーのOracleデータベース・ユーザー権限にALTER SYSTEMステートメントを追加してください。
推奨の設定は次のとおりです:
ALTER SYSTEM SET open_cursors=300 SCOPE=MEMORY
このカタログ・ユーザーは、構成時にShared Servicesレジストリに指定されるもので、ALTER SYSTEMステートメントの実行に必要な権限を持っている必要があります。
7665495 -- Essbase Studioでは、特定のオブジェクトの名前が最大255文字に制限されます。オブジェクトは次のとおりです:
データ・ソース接続名
ユーザー定義テーブル名
次元要素や階層などのメタデータ要素名
別名セット
キューブ・スキーマ名
ドリルスルー・レポート名
Essbaseアプリケーションおよびデータベース名に対する制限は次のとおりです:
非Unicodeの場合は8バイト
Unicodeの場合は30文字
6576813 -- Windows Vistaでは、JISX0208およびJISX0212日本語文字セットにかわるJISX0213日本語文字セットがサポートされています。Essbaseファミリの製品では、JISX0213日本語文字セットはサポートされません。
7138321 -- Oracle Business Intelligence Enterprise Editionデータ・ソースに基づいたXOLAP対応のEssbaseモデルを配置できません。
7366645 -- Oracle Hyperion Smart View for OfficeまたはOracle Essbase Spreadsheet Add-inを使用してEssbase Studioで構築されたキューブのクエリーを実行する際、ドリルスルー・セルの交差が基本メンバーと1つ以上の関連付けられた属性メンバーの両方で表されている場合は、そのセルのドリルスルーを実行できません。
具体的には、基本次元のメンバーと属性次元のメンバーによって表される交差(セル)に対してはドリルスルーが機能しません。
Essbase Studioでドリルスルー・レポートに交差を指定する際は、マルチチェーン階層内の基本階層と属性階層の両方を指定しないでください。ドリルスルーにはいずれかの階層のみを選択してください。
基本メンバーと属性メンバーを含む交差からドリルスルーを行う必要がある場合は、Oracle Essbase Integration Servicesを使用してキューブを構築する必要があります。
8661977 -- キューブを初めて配置する際に、そのキューブにテキスト・メジャーまたは日付メジャーが含まれている場合、データは正しくロードされます。そのキューブの後続の配置では、「既存データに追加」または「既存データから削除」オプションのいずれかとともに「データのロード」オプションを選択すると、データは正しくなくなります。
解決策: テキスト・メジャーまたは日付メジャーを除外し、数値メジャーについてのみデータを選択的にロードするには、カスタム・データ・ロードSQLを使用します。
8897922 -- OLAPメタアウトラインをIntegration ServicesからEssbase Studioに移行する際、元のOracle Essbase Integration Servicesのメンバー・セットに変換ルールとソート・ルールの両方が定義されていると、配置されたEssbaseキューブで階層内のメンバーが適切にソートされません。Essbase Studioでは、Essbaseモデル・プロパティで変換を実行しても問題は解決されません。
回避策: 次元要素のキー・バインディング式を編集することで、次元要素プロパティ・ダイアログ・ボックスで変換を実行します。
8908738、7127257 -- Microsoft Windows認証は、Microsoft SQL Serverへのデータ・ソース接続に対してはサポートされません。
9315569 -- 「ラベリング・ルールの編集」ダイアログ・ボックスにリストされるラベリング・ルールは翻訳されておらず、すべての言語に対して英語で表示されます。
「ラベリング・ルールの編集」ダイアログ・ボックスは、「カレンダ階層」ダイアログ・ボックスの「時間レベル」領域からアクセスします。このアクセス方法は、Oracle Essbase Studio User's Guideの時間レベルの定義に関する項に記載されています。
9325297 -- 可変属性は、履歴テーブルのFROM列またはTO列のNULL値をサポートしません。可変属性を使用する場合、履歴テーブルにFROM列またはTO列がNULL値である行が含まれていると、その行の属性値は属性次元に組み込まれません。
回避策: 履歴テーブルのFROM列またはTO列にNULL値がないことを確認してください。履歴テーブルの詳細は、Oracle Essbase Studio User's Guideの可変属性の履歴テーブルの設定に関する項を参照してください。
9326364 -- 2つの独立次元で1つの可変属性に対して同じリーフ・メンバー名がある場合、クエリー内のフィールド名が重複するというエラーにより配置は失敗します。
たとえば、可変属性次元VARYPERと、2つの独立次元PeriodおよびYearがあるとします。Essbaseモデル・プロパティの「独立次元バインディング」ダイアログ・ボックスでPeriodとYearのリーフ・メンバー名が同じ場合、配置は失敗します。
回避策: リーフ・メンバー名に使用される物理リレーショナル・テーブルの列名を変更します。これが不可能な場合、別の列名でユーザー定義テーブルを作成し、このユーザー定義テーブルの列に基づく2番目の独立次元を構築できます。
9364712 -- キューブを非ストリーミング・モードで配置する(「キューブ配置でストリーミング・モードを有効化」チェック・ボックスをクリアする)場合、EssbaseモデルがUnicodeデータ・ソースに基づいていると、配置に失敗します。
回避策:
ストリーミング・モードを使用します: 「キューブ配置ウィザード」で、「キューブ配置でストリーミング・モードを有効化」チェック・ボックスが選択されていることを確認します。
N-CHARサポートが有効になっているデータ・ソースに対しては非ストリーミング・モードを使用します:
まず、次の方法でDSNを作成し、N-CHARサポート・オプションを有効にします:
Windowsの場合、「ODBCデータ ソース アドミニストレータ」を使用し、「N-CHARサポートを有効にする」オプションを選択してDSNを作成します。このオプションは、「ODBCドライバ設定」ダイアログ・ボックスの「詳細」タブにあります。
UNIXまたはLinuxの場合、odbc.iniファイルを編集して新しいDSNを作成し、EnableNcharSupportの値を次のように設定します:
EnableNcharSupport=1
次に、「キューブ配置ウィザード」で次の手順を実行します:
「Essbaseサーバー接続オプション」ページで、「ODBC (ODBC DSN名を入力)」オプションを選択し、作成したDSNを指定します。
「キューブ配置オプション」ページで、「キューブ配置でストリーミング・モードを有効化」チェック・ボックスがクリアされていることを確認します。
「キューブ配置でストリーミング・モードを有効化」チェック・ボックスの使用方法については、Oracle Essbase Studio User's Guideのキューブ配置の章を参照してください。
9433391 -- テキスト・ファイルのデータ・ソースからの配置
テキスト・ファイル・データ・ソースからのキューブ配置が常に非ストリーミング・モードで実行されます。
Essbase Studioサーバーでは、テキスト・ファイルのデータ・ソースについては自動的に非ストリーミング・キューブ構築メソッドが使用されます; このため、ユーザーはこの内部ロード・メソッドについての指定を求められることや、通知を受信することはありません。
キューブ配置の進捗状況統計はテキスト・ファイルのデータ・ソースではサポートされません。
9477466 -- Smart Viewで、Essbase StudioソースのキューブからOracle Hyperion Financial Data Quality Managementへのドリルスルーを実行する際に、関係するすべての製品(Workspace、Oracle Hyperion Provider Services、Essbase、Essbase Studio、Oracle Hyperion Financial Data Quality Management)のセッションが期限切れになる前にEPM Systemのシングル・サインオン・トークンが失効すると、次のメッセージが表示されます: エラー: シングル・サインオンを使用するシステムへのログオン中にエラーが発生しました。管理者に問い合せてください。エラー: 2067 - アプリケーションへのアクセス権がありません!
回避策: Oracle Hyperion Smart View for OfficeクライアントからWorkspaceに再度ログインします。
9492526、9502269-- 「キューブ配置ウィザード」で「ODBC (EssbaseはODBC接続文字列を動的に作成)」オプションを選択した場合、WindowsでOPMNを使用してEssbaseを起動すると、Oracle BI EEデータ・ソースから構築したキューブのキューブ配置が失敗します。
回避策: 配置を成功させるには、次のいずれかの回避策を取ります:
「キューブ配置ウィザード」で、OBIデータ・ソース接続に対してODBC DSNを指定します。詳細は、Oracle Essbase Studio User's Guideのキューブ配置の接続情報の指定に関する項を参照してください。
キューブ配置ウィザードで「キューブ配置でストリーミング・モードを有効化」オプションを選択してストリーミング・モードでEssbase Studioサーバーを起動し、配置を実行します。
9561925 -- Solarisのみ: Essbase Studioサーバーの起動が失敗し、次のいずれかのメッセージがサーバー・ログ・ファイルに表示された場合、ユーザーのコンピュータのネットワーク構成に問題がある可能性があります:
カタログにサーバーを登録できません。
ネットワーク・エラーのため、サーバー登録の確認ができませんでした。
回避策: Essbase Studioカタログ・データベースのcp_server_keyテーブルに空の行を1つ手動で追加します。
11663358 -- 日付属性のあるカレンダ階層を含むキューブは、大部分の日付属性が欠落しているため、キューブ配置中に正しく作成されません。(不具合11696797に関連。)
11696797 -- カレンダ階層の日付属性は、「Essbaseモデル・プロパティ」ダイアログ・ボックスの階層の下に一部のみが表示されます。(不具合11663358に関連。)
13810033 -- Essbase StudioはMicrosoft WindowsプラットフォームでIPv6プロトコルをサポートしていません。Essbase StudioがIPv6プロトコルをサポートしているのはUNIXプラットフォームのみです。
14155099, 14462547 -- Essbase StudioのNetezzaデータ・ソースEssbase Studioで非ストリーミング・モードを使用してNetezzaデータ・ソースに接続できません。
回避策: 非ストリーミング・モードでは、データ・ソースへの接続はEssbaseにより行われ、Essbase Studioでは行われません。データ・ソース・ドライバはEssbase構成ファイル(essbase.cfg)に指定されています。デフォルトで、一部のデータ・ソース・ドライバはデータ・ソース・エントリの先頭にセミコロン(;)のコメント・インディケータがあると無効化されます。次の例ではNetezzaドライバが無効化されています。
BPM_Oracle_DriverDescriptor "DataDirect 6.1 Oracle Wire Protocol"
BPM_DB2_DriverDescriptor "DataDirect 6.1 DB2 Wire Protocol"
BPM_SQLServer_DriverDescriptor "DataDirect 6.1 SQL Server Native Wire Protocol"
;BPM_SQLServer_DriverDescriptor "SQL Server"
;BPM_Netezza_DriverDescriptor "NetezzaSQL"
BPM_Teradata_DriverDescriptor "Teradata"
;BPM_ORACLEBI_DriverDescriptor "Oracle BI Server 11g_OHXXXX"
;BPM_ORACLEBI_DriverDescriptor "Oracle BI Server"
BPM_MySQL_DriverDescriptor "DataDirect 6.1 MySQL Wire Protocol
essbase.cfgを編集して、使用するデータ・ソースがリストされていることと、セミコロンのコメント・インディケータにより無効化されていないことを確認してください。
注: | Netezza ODBCドライバはEssbaseサーバーが実行するマシンにインストールされている必要があります。 |
Oracle Essbase Studio User's Guide(PDFおよびHTMLフォーマット)には、Essbase Studioでの作業時に生じる可能性のある様々な制限事項について説明した、Essbase Studioの制限事項とガイドラインに関する付録が含まれています。
このドキュメントの仮想メモリー設定の処理も参照してください。
Teradataデータ・ソースに対するデフォルト以外の接続のプロパティを設定するには、server.propertiesに次の行を追加します: server.jdbc.teradata.properties=property1=value1,property2=value2...
たとえば文字セットUTF16を指定するには、次の行を追加します: server.jdbc.teradata.properties=charset=UTF16
Essbase Studioクライアント・インストーラでは言語を選択できますが、選択した言語とシステム・ロケールが一致しない場合、Essbase StudioのUIはシステム・ロケールの言語と一致し、インストーラで選択した言語とは一致しません。たとえば、インストーラを起動し、「英語」ロケールを持つシステム上で「日本語」言語を選択した場合、インストーラは日本語で表示され、Essbase Studioは正常にインストールされます。Essbase Studioを起動すると、UIは英語で表示されます。
Essbase Studioサーバーが起動に失敗した場合、Shared Servicesレジストリ・ファイルのcatalog.urlプロパティをチェックして構文が正しいことを確認します。
構文が正しくない場合、Essbase Studioサーバーは起動しません。構文が正しくない場合、server.propertiesファイルまたはShared Servicesレジストリ内のcatalog.urlプロパティを更新して問題を修正します。その後、Essbase Studioサーバーを再起動してください。
詳細および例については、Oracle Essbase Studio User's Guideのcatalog.urlに関する項を参照してください。
server.propertiesの設定はShared Servicesレジストリの設定を上書きします。
Shared Servicesレジストリの設定を表示または変更するには、Oracle Enterprise Performance Management System Deployment Options Guideで説明されているepmsys_registryユーティリティを使用します。
「メンテナンス・リリースの適用」オプションを使用してEssbase Studioリリース11.1.2、11.1.2.1または11.1.2.2をこのリリースに移行した場合、インストールおよび構成後にEssbase Studioカタログを更新する必要があります。カタログを更新するには、Essbase Studioコマンド・ライン・クライアントでreinitコマンドを発行します。詳細は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration GuideのEssbase Studioカタログの更新に関する項を参照してください。
制限事項とガイドラインの付録に、キューブ配置に関する制限事項とガイドラインの項の一般的な制限事項として、XOLAP対応モデルの増分構築はサポートされていないという記述がありますが、これは誤りです。この記述は無視してください。リリース11.1.2.1.102から、Essbase StudioでXOLAP対応モデルの増分構築がサポートされています。
(11058371、11068896)
「キューブ配置ウィザード」でオプションを選択し、選択内容をMaxLスクリプトとして保存することで、MaxLのdeployステートメントを生成できます。
XOLAPキューブを再配置する際、Essbase Studioサーバーで生成されたMaxLを編集して配置設定を削除または変更すると、データに一貫性がなくなる可能性があります。
XOLAPキューブを再配置するために、Essbase Studioサーバーで生成されたMaxLスクリプトを編集して配置設定を変更しないでください。かわりに、「キューブ配置ウィザード」を起動して必要な選択を行い、その選択内容を新しいMaxLスクリプトに保存することをお薦めします。
(7216055, 9034403)
Essbase Studioで作成したルール・ファイルから、MaxLのDeployステートメントを使用してEssbaseにメンバーやデータをロードできます。このタスクはDeployステートメントを使用すると最も簡単に実行できます。
ただし、MaxLのImport Dimensionsステートメントを使用してEssbase Studioで生成されたルール・ファイルからメンバーをロードすることも可能です。Import Dimensionsステートメントを使用してアウトラインを構築する場合は、ファクト・テーブルまたはユーザー定義メンバーのみが含まれる階層からの会計次元の構築に問題があることに注意してください。このような場合は、データを正常にロードするために次の回避策を使用します。
回避策: MaxLのImport Dimensionsステートメントで呼び出せる、空のダミー・テキスト・ファイルを用意します。例:
import database 'tbc.MaxL1' dimension from local text data_file 'C:\dummy.txt' using server rules_file 'Account' on error append to 'C:\Hyperion\textUn1.log';
(9460997, 9480016, 10415849)
Essbase Studioコンソールを実行しているマシンでは、オペレーティング・システムで指定されている範囲で仮想メモリー設定を大きくすることができます。
たとえば、Windows 32ビット・プラットフォームでは、最大仮想メモリー設定は2048MBです。
仮想メモリー構成の説明は、Oracle Essbase Studio User's Guideの仮想メモリーの構成に関する項に記載されています。
(9492623, 10391499)
表2には、EssbaseがOPMNによって管理されていると仮定した場合に、ストリーミング・モードまたは非ストリーミング・モードで実行されているEssbase StudioサーバーがOracle BI EEサーバーとどのように統合されるか、および特定のオペレーティング・システムでストリーミング・モードまたは非ストリーミング・モードがサポートされているかどうかがまとめられています。また、さらに構成が必要な場合には、手順2の該当するサブ手順も示されています; 手順2.1や手順2.2がそれに当たります。
表 2. Essbase StudioサーバーとOracle BI EEサーバーとの統合
|
Oracle BI EEのバージョン |
非ストリーミング・モードserver.essbase.streamingCubeBuilding=false |
ストリーミング・モードserver.essbase.streamingCubeBuilding=true |
|---|---|---|
|
11.1.1.5以降 |
Windows: サポートされています essbase.cfgファイルを変更してください。手順2.2を参照してください。 UNIXおよびLinux: サポートされていません Oracle BI EE ODBCドライバには、ORACLE_HOMEなどの共通の環境変数に競合があります。 |
Windows: サポートされています UNIXおよびLinux: サポートされています 手順2.3を参照してください。 |
|
10.1.3.4以降 |
Windows: サポートされています Oracle BI EE 11.1.1.5 ODBCドライバがEssbaseサーバーと同じマシンにインストールされている必要があります。手順2.1を参照してください。 UNIXおよびLinux: サポートされています opmn.xmlを手動で変更し、11.1.1.3とは異なる適切な環境変数を設定してください。手順2.4を参照してください。 |
Windows: サポートされています UNIXおよびLinux: サポートされています |
|
10.1.3.3以前 |
Windows: サポートされていません UNIXおよびLinux: サポートされていません |
Windows: サポートされています 手順2.5を参照してください。 UNIXおよびLinux: サポートされています 手順2.5を参照してください。 |
表2で必要とされている追加の構成を実行するには、次の手順に従います:
Windowsの場合、非ストリーミング・モード(Essbase Studioコンソールでキューブ配置ウィザードの「Essbaseサーバー接続オプション」ダイアログで「キューブ配置でストリーミング・モードを有効化」を選択します。)Oracle BI EE ODBCドライバがバージョン11.1.1.5で、Essbaseサーバーと同じマシンに存在している場合、Essbase Studioはバージョン10.1.3.4.1以降のOracle BI EEデータ・ソースからキューブを配置できます。
前出の表に記載されているように、使用しているオペレーティング・システム、Oracle BI EEのバージョン、およびEssbase Studioサーバーをストリーミング・モードで実行するか非ストリーミング・モードで実行するかに応じて、次の手順を実行します:
セミコロンを削除して、;BPM_ORACLEBI_DriverDescriptor "Oracle BI Server 11g_OHXXXX"の行のコメント指定を解除します:
BPM_ORACLEBI_DriverDescriptor "Oracle BI Server 11g_OHXXXX"
11g_OHXXXXを、「ODBCデータ ソース アドミニストレータ」の「ドライバ」タブに表示されるものと同じインスタンス番号に変更します; 次に例を示します:
BPM_ORACLEBI_DriverDescriptor "Oracle BI Server 11g_OH449923612"
UNIXおよびLinuxの場合、Oracle BI EEバージョン11.1.1.5以降に基づいてキューブを配置する場合は、ストリーミング・モードを使用する必要があります。
UNIXおよびLinuxで、非ストリーミング・モードでOracle BI EEバージョン10.1.3.4のデータ・ソースに基づいてキューブを配置する場合、次の環境変数をopmn.xmlファイルに追加する必要があります:
<variable append="true" id="LD_LIBRARY_PATH"
value="/.../prod1/OracleBI/server/Bin"/>true
id="LD_LIBRARY_PATH"
value="/.../prod1/OracleBI/web/Bin"/>
<variable id="SATEMPDIR" value="/.../prod1/OracleBIData/tmp"/>
<variable id="SAROOTDIR" value="/.../prod1/OracleBI"/>
<variable id="SA_ROOTDIR" value="/.../prod1/OracleBI"/>
variable id="SADATADIR" value="/.../prod1/OracleBIData"/
詳細は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration GuideのEssbaseとOracle BI EEの統合のための環境構成(UNIX)に関する項を参照してください。
Windows、UNIXおよびLinuxでOracle BI EEバージョン10.1.3.3に基づいてキューブを配置できるのは、ストリーミング・モードが有効化されている場合のみです。
UNIXで実行されているOracle BI EEのODBCドライバ構成については、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration GuideのEssbaseとOracle BI EEの統合のための環境構成(UNIX)に関する項で説明されています。
(11073948)
リリース11.1.1.3からのアップグレードで、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemコンフィグレータを使用して構成している際、Essbase Studioに対するデータベースの構成タスクが失敗した場合は、次に示すような、カタログ内の整合性のないオブジェクトに関連するメッセージがあるかどうか、アップグレード・ログ・ファイルを確認してください:
Caused by: com.hyperion.cp.cplutil.scripts.export_import.exceptions.ExportException: Inconsistent object in catalog. Please check the object form : \'Drill Through Reports'\'Supplier', object id : @44#0#101#0@.
重要: 11.1.1.3リリース環境が実行されていて、Essbase Studioカタログが正常にアップグレードされるまで使用可能であることを確認してください。
このエラーは、ドリルスルー・レポートが依存しているデータ・ソース接続の名前を変更すると発生します。
ドリルスルー・レポート内の整合性のないオブジェクトに関連するエラーがある場合は、1つ以上のドリルスルー・レポートが無効であるため、Essbase Studioをアップグレードする前に修正する必要があります。次のいずれかのアクションを実行して、整合性のないドリルスルー・レポート(名前が変更されたデータ・ソース接続に依存しているドリルスルー・レポート)を修正してください:
11.1.1.3環境で、データ・ソース接続を元の名前に変更します。
ドリルスルー・レポート・エディタの「レポート・コンテンツ」タブで、新しい列値と、オプションでフィルタを指定して無効なドリルスルー・レポートを更新します。
11.1.1.3環境から無効なドリルスルー・レポートを削除し、必要な場合は、アップグレードしたEssbase Studio環境に再作成します。
EPM Systemコンフィグレータを再起動し、データベース構成タスクを再実行します。
(13562254)
Essbase StudioサーバーがWindowsサービスとしてインストールおよび構成されている場合、Windows認証を使用して、Essbase Studioサーバーをサービスとして起動することはできません。Windows認証を利用するようにEssbase Studioサーバーを構成するには、次の手順を実行する必要があります:
Essbase Studioサーバー・サービスがすでに実行されている場合は停止します。
catalog.usernameプロパティを、次のとおりserver.propertiesファイルに追加します:
catalog.username=
catalog.usernameプロパティにユーザー名やその他のテキストを追加しないでください。
「スタート」メニューまたはstart_BPMS_bpms<instance>_Server.batファイルを使用してEssbase Studioサーバーを起動します。
Essbase StudioでOracleデータベースを使用している場合は、Oracle Advanced Securityを使用して関連するOracle JDBCドライバを構成することをお薦めします。Oracle Advanced Securityについては、次のリンクをクリックしてください:
http://download.oracle.com/docs/cd/B19306_01/network.102/b14268/asojbdc.htm#i1006717
各EPM System製品ガイドの最新版は、OTN Webサイト(http://www.oracle.com/technology/documentation/epm.html)の「EPM System Documentation」領域からダウンロードまたは表示できます。EPM System Documentation Portal (http://www.oracle.com/us/solutions/ent-performance-bi/technical-information-147174.html)も使用できます。ここには、EPM Supported Platform Matrices、My Oracle Support、およびその他の情報へのリンクも含まれています。
配置関連のドキュメントは、Oracle Software Delivery Cloud Webサイト(http://edelivery.oracle.com/EPD/WelcomePage/get_form)からも入手できます。
個々の製品ガイドは、Oracle Technology Network Webサイトからのみダウンロードできます。
PDFファイルからコード・スニペットを切り取って貼り付ける際、貼付け操作時に一部の文字が失われる場合があり、これによりコード・スニペットが無効になります。回避策: コード・スニペットをHTMLバージョンのドキュメントから切り取って貼り付けます。
製品ドキュメントに関するフィードバックを次の電子メール・アドレスに送信してください:
EPMdoc_ww@oracle.com
次のソーシャル・メディア・サイトのEPM情報開発をフォローしてください:
オラクル社では、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントをご利用いただけることを目標としています。製品のアクセシビリティ・ガイドに説明されている、EPM System製品サポート・アクセシビリティ機能。このガイドの最新版は、EPM SystemOracle Technology Network (http://www.oracle.com/technology/documentation/epm.html)上のドキュメント・ライブラリを検索してください。
また、このReadmeファイルはHTML形式でも表示できます。
新しいサーバー・プロパティserver.query.skipValidation (true | false)を使用してデータ・ロード用カスタムSQL検証の設定をスキップできます。「データ・ロード設定の定義」ダイアログ・ボックスを閉じるために時間がかかる場合は、この設定を使用できます。カスタムSQLの検証をオフにするには、server.propertiesファイルにserver.query.skipValidation=trueを入力します。
Essbase Studioからのユーザー定義SQLクエリーでは、データ・ソース管理者は、データ・ソース・ユーザーが必要なテーブルのデータの読取り権限のみを持ち、それ以外の権限は持っていないことを確認する必要があります。これにより、権利のないデータにアクセスするクエリーをユーザーが実行する可能性がなくなります。
ストリーミング・モードを有効にするためにserver.properties設定、server.essbase.streamingCubeBuildingを使用しないでください。かわりに、Essbase Studioコンソールで「キューブ配置ウィザード」の「Essbaseサーバー接続オプション」ダイアログで「キューブ配置でストリーミング・モードを有効化」を選択します。「キューブ配置でストリーミング・モードを有効化」設定で、server.essbase.streamingCubeBuilding server.properties設定が上書きされます。
Oracle Essbase Studioユーザーズ・ガイドの制限事項とガイドラインに関する付録のユーザー定義SQL検証の項に、カタログとデータ・ソース・ガイドラインとしてデータ・ソース・ユーザーの権限を制限するのはEssbase Studio管理者の責任ですという記述がありますが、これは誤りです。データ・ソース・ユーザーの権限を制限するのはデータベース管理者の責任ですと言い換える必要があります。
Teradataをデータ・ソースとして構成するには:
Teradataドライバをインストールします。このドライバは、Teradataから取得する必要があります。
Essbase StudioではJDBCドライバが使用されます。JDBC Teradataドライバは、Essbase Studioサーバーが実行されているコンピュータにインストールする必要があります。
Essbase Studioでは、JDBC Teradataドライバを使用してストリーミング・モードでキューブが配置されます。
非ストリーミング・モードでキューブを配置するには、Essbaseサーバーが実行するコンピュータにODBC Teradataドライバがインストールされている必要があります。
EssbaseではODBCドライバが使用されます。ODBC TeradataドライバはEssbaseサーバーが実行するコンピュータにインストールされている必要があります。
Windowsの「サービス」パネルからOracle Process Manager and Notification Server (OPMN)サービス: EPM_epmsystem1を使用してEssbaseを停止します。
OPMN構成ファイル(opmn.xml)をバックアップします。
例:
C:\Oracle\Middleware\user_projects\epmsystem1\config\OPMN\opmn\opmn.xml
Teradataドライバを正しくロードするには、opmn.xmlファイルにTeradataライブラリの場所を示すステートメントが含まれている必要があります。
EssbaseでTeradataデータ・ソースを使用し、OPMNを使用してEssbaseエージェント・プロセスを監視および制御する場合は、使用しているオペレーティング・システム用の次の変数でOPMN.xmlファイルを更新する必要があります。
注: | 絶対パスの値にスペースを含めることはできません。絶対パスの値の例は64ビットのマシン構成に基づいています。 |
64ビットWindows
次の変数を追加します:
TWB_ROOT: Teradataルート
PATH: Teradata共有ライブラリ
PATH: TeradataクライアントDLLライブラリ
PATH: Teradata呼出しレベル・インタフェース・バージョン2ルーチン
PATH: TeradataメッセージDLLライブラリ
64ビットWindowsの例:
<variable id="TWB_ROOT" value="C:\PROGRA~1\Teradata\Client\14.00"/>
<variable append="true" id="PATH" value="C:\PROGRA~1\Teradata\Client\14.00\SHARED~1\lib"/>
<variable append="true" id="PATH" value="C:\PROGRA~1\Teradata\Client\14.00\TERADA~1\bin64"/>
<variable append="true" id="PATH" value="C:\PROGRA~1\Teradata\Client\14.00\CLIv2"/>
<variable append="true" id="PATH" value="C:\PROGRA~1\Teradata\Client\14.00\TERADA~1\msg64"/>
64ビットAIX
次の変数を追加します:
LIBPATH: Teradata ODBCライブラリ
LIBPATH: Teradata共有ライブラリ
LIBPATH: Teradata ODBCドライバのロードに必要なODBCコンポーネント
LIBPATH: Teradataクライアント・ライブラリ
COPERR: errmsg.txtファイルが存在するディレクトリ
NLSPATH: Teradataメッセージ・ライブラリ
64ビットAIXの例:
<variable append="true" id="LIBPATH" value="/opt/teradata/client/ODBC_64/lib"/>
<variable append="true" id="LIBPATH" value="/opt/teradata/client/13.10/tdicu/lib64"/>
<variable append="true" id="LIBPATH" value="/usr/odbc/lib:/usr/odbc/drivers"/>
<variable append="true" id="LIBPATH" value="/usr/lib:/usr/teragss/aix-power/client/lib"/>
<variable id=" COPERR" value="/usr/libperion/essbase"/>
<variable id="NLSPATH" value="/opt/teradata/client/13.10/odbc_32/msg/%N"/>
<variable append="true" id="NLSPATH" value="/usr/lib/nls/msg/%L/%N"/>
<variable append="true" id="NLSPATH" value="/usr/lib/nls/msg/%L/%N.cat"/>
64ビットLINUX
次の変数を追加します:
TWB_ROOT: Teradataルート
TD_ICU_DATA: Teradata共有ライブラリ
NLSPATH: Teradata ODBCメッセージ・ライブラリ
COPERR: errmsg.txtファイルが存在するディレクトリ
COPLIB: libcliv2.soライブラリ・ファイルが存在するディレクトリ
LD_LIBRARY_PATH: Teradataライブラリ
PATH: Teradataクライアント・ディレクトリ
注: | errmsg.txtとlibcliv2.soファイルは、通常、同じディレクトリに存在します。したがって、COPERRとCOPLIB変数の値は、通常、同じです。 |
64ビットLINUXの例:
<variable id="TWB_ROOT" value="/opt/teradata/client/13.10/tbuild"/>
<variable id="TD_ICU_DATA" value="</opt/teradata/client/13.10/tdicu/lib64> "/>
<variable id="NLSPATH" value="</opt/teradata/client/13.10/odbc_64/msg/%N > "/>
<variable append=true id=NLSPATH value=/opt/teradata/client/13.10/tbuild/msg64/%N/>
<variable id="COPERR" value="/usr/lib64"/>
<variable id="COPLIB" value="/usr/lib64"/>
<variable append=true id=LD_LIBRARY_PATH value=/opt/teradata/client/13.10/tbuild/lib64/>
<variable append=true id=LD_LIBRARY_PATH value=/usr/lib64/>
<variable append=true id=PATH value=/opt/teradata/client/13.10/tbuild/bin/>
<variable append=true id=PATH value=/opt/teradata/client/13.10/tbuild/lib64/>
Windowsの「サービス」パネルからOracle Process Manager and Notification Serverサービス(EPM_epmsystem1)を使用してEssbaseを開始します。
Essbase: 管理サービス・コンソールのデータ準備エディタを使用して、DNSを使用するTeradataデータベースに接続します。
Essbase Studio: 非ストリーミング・モードでキューブ配置を実行します。これにはTeradata ODBCドライバが使用されます。
Essbase Studioカタログ・データベースのエクスポート/インポートを実行するには、ユーザーがOracle Hyperion Shared Servicesに管理者としてプロビジョニングされている必要があります。プロビジョニングおよびEssbase Studioの全役割の詳細は、Oracle Essbase Studio User's Guideを参照してください。
ドリルスルー・テンプレートSQLに関する次のルールはこれまで文書化されていませんでした:
次元交差値に関連付けられている事前定義済の変数と次元テーブルの列のすべてのペアが、ユーザー定義のSQLに含まれている必要があります。たとえば、次元Productの交差は、標準SQLテンプレートの次の式で指定されます:
$$Product-COLUMN$$ IN ($$Product-VALUE$$)
この式は、ユーザー定義のSQLテンプレートにも含める必要があります。
ユーザー定義のSQLテンプレートでは、Essbase Studioサーバーによって生成された事前定義済のSQLテンプレートの別名と同じ名前を再利用する必要があります。
制限事項とガイドラインの付録に、キューブ配置に関する制限事項とガイドラインの項の一般的な制限事項として、XOLAP対応モデルの増分構築はサポートされていないという記述がありますが、これは誤りです。この記述は無視してください。リリース11.1.2.1.102から、Essbase StudioでXOLAP対応モデルの増分構築がサポートされています。
(10383674, 10647506)
「Essbase Studioカタログおよびデータのアップグレード」の項が更新されました。Oracle Essbase Studio User's Guideの項を無視し、次の項を参照してください。
Essbase Studioをリリース11.1.1.3からリリース11.1.2.3に移行するには、アップグレードを実行します。リリース11.1.2.xから11.1.2.3に移行するには、メンテナンス・リリースを適用します。
Essbase Studioのアップグレードまたはメンテナンス・リリースの手順は、Oracle Enterprise Performance Management Systemの構成プロセスの一部です。詳細は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Guideを参照してください。ガイドに記載されている順序で、使用している環境に適用可能なタスクを実行してください。
構成後、Essbase Studioで次のタスクを実行してください:
Essbaseサーバーを移動した場合は、Essbase接続が新しいサーバーの場所を指定するように、Oracle Essbase Studio User's Guideの再ホストされたEPM System製品への参照の更新に関する項の説明に従って再ホスト手順を実行します。
Essbase Studioサーバーを移動した場合は、古いサーバーの場所を参照している配置済アプリケーションのために、Oracle Essbase Studio User's Guideのキューブ・リンケージの更新に関する項の説明に従ってキューブ・リンケージを更新します。
テキスト・ファイル・データ・ソースの場合:
Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemコンフィグレータに指定されているデフォルトのEPM_ORACLE_INSTANCE/BPMS/bpms1/datafilesの場所を変更することで、以前のリリースからの場所、またはEssbase Studioデータ・ファイルのレプリケートされた場所を指定します。詳細は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Guideを参照してください。
Oracle Essbase Studio User's Guideのデータ・ソース接続プロパティの編集に関する項で説明されているように、任意のテキスト・ファイル接続の接続プロパティを編集して、テキスト・ファイルの新しい場所を指すようにします。
構成後、テキスト・ファイルを別の場所に移動する場合は、Shared Servicesレジストリのserver.datafile.dirプロパティを編集し、テキスト・ファイルの新しい場所を指すように、任意のテキスト・ファイル接続の接続プロパティを編集します。Oracle Essbase Studioユーザー・ガイドのserver.datafile.dirに関する項とデータ・ソース接続プロパティの編集に関する項をそれぞれ参照してください。
Oracle Hyperion Shared Servicesレジストリの設定を表示または変更するには、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成ガイドに説明されたepmsys_registryユーティリティを使用します。
Performance Management Architect次元サーバーを移動した場合は、Oracle Essbase Studio User's Guideのデータ・ソース接続プロパティの編集に関する項の説明に従って、古いサーバーの場所を指定するPerformance Management Architect次元サーバー接続の接続プロパティを編集します。
(11724835)
Essbase Studioのユーザー役割cpDMDSAdminは、これまで文書化されていませんでした。この役割には、Essbase Studioビューア、データ・ソース管理者およびメタデータ管理者の役割のすべての権限があります。cpDMDSAdmin役割名は、プロビジョニング時にデータ・ソース管理者およびメタデータ管理者の役割の両方が選択されたときにEssbase Studioコンソールのタイトル・バーに表示されます。
プロビジョニングおよびすべてのEssbase Studioの役割の詳細は、Oracle Enterprise Performance Management System User Security Administration Guideを参照してください。
(12815260)
次元要素にソート順が適用されており、Essbaseモデルでその次元要素に基づいたメンバーに接頭辞または接尾辞の変換が適用されている場合、そのメンバーはモデルの配置後に正しくソートされません。
回避策: 基礎となる次元要素にソート順が適用されているメンバーに接頭辞または接尾辞の変換が必要な場合は、変換を追加する要素のキー・バインディング式を編集します。この場合、Essbaseモデルでは変換機能を使用しないでください。
たとえば、TBCデータベースを使用し、次の階層を使用して製品次元を構築します:
FAMILY
|_ SKU
キー・バインディング式に変換を適用する前に、次元要素プロパティを次のように設定します:
次元要素FAMILY - キー・バインディングとキャプション・バインディングをPRODUCTDIM.FAMILYに設定し、列のソートをPRODUCTDIM.FAMILYに設定
次元要素SKU - キー・バインディングとキャプション・バインディングをPRODUCTDIM.SKUに設定し、列のソートをPRODUCTDIM.SKUに設定
ここで、連結を使用してキー・バインディング式を編集し、接頭辞または接尾辞を追加します。
たとえば、PRODUCTDIMテーブルのSKUを接尾辞としてFAMILY次元要素に追加するには、下の太字のテキストをキー・バインディング式に追加します:
connection : \'TBC-oracle'::'TBC.PRODUCTDIM'.'FAMILY'
|| "_" || connection : \'TBC-oracle'::'TBC.PRODUCTDIM'.'SKU'
(12988552)
基本チェーンと属性チェーンを含むマルチチェーン階層で、基本チェーンを削除すると、Essbaseモデルの再同期操作は成功しますが、このモデルのキューブの配置に失敗します。
Essbaseモデルの再同期操作では、モデルの検証は行われません。再同期されたモデルにエラーがあっても、ユーザーには通知されません。したがって、モデルの検証を別途行う必要があります。そのためには、「Essbaseモデル・プロパティ」ダイアログ・ボックスでモデルを開き、Oracle Essbase Studio User's Guideのモデル・プロパティの検証に関する項に記載されている手順を実行します。
(13005538)
基本チェーンと属性チェーンを含むマルチチェーン階層で、属性チェーンの中間レベルを追加または削除し、モデルの再同期を実行すると、属性次元から属性設定が削除されます。
属性チェーンのレベルを追加または削除するたびに、モデルの再同期を実行し、影響を受けるEssbaseモデルの属性プロパティまたは可変属性プロパティを確認して再設定する必要があります。また、キューブの配置を試行する前にモデルを検証することをお薦めします。
(13601134)
可変属性に含まれる階層のリーフ・レベルを削除し、モデルの再同期を実行すると、再同期は成功したように見えますが、可変属性が機能しなくなります。この階層を使用するキューブの配置は失敗します。
前の項目(13005538)で述べたように、モデルの再同期を実行したら、影響を受けるEssbaseモデルの属性プロパティまたは可変属性プロパティを確認し、必要に応じて再設定してください。また、キューブの配置を試行する前に必ずモデルを検証してください。
(13633757)
Oracle Essbase Studioでドリルスルー・レポートをプレビューする場合、返される行の最大数は1024です。
注意: ドリルスルー・レポートのプレビュー(テスト)を行うには、ドリルスルー・レポート・エディタの「レポート・コンテンツ」タブにある「テスト」ボタンをクリックします。
(13578402, 16653895)
「ビジネス・モデル」オプションを使用してOracle BI EEデータ・ソースに基づくOracle Essbaseモデルを操作する際、データ・ソース接続の作成時に「キューブ・スキーマとEssbaseモデルの作成」オプションを選択した場合は、「ASOストレージ・モデル」オプションと「重複するメンバー名のサポート」オプションがデフォルトで有効になります。必要に応じて「ASOストレージ・モデル」オプションを消去できます。
Oracle Business Intelligence Enterprise Editionデータ・ソースからの配置は、「重複するメンバー名のサポート」オプションを使用して構築する必要があります。
この項ではEASLaunch.propertiesファイルが誤って言及されています。管理サービス・コンソールをEssbase Studioコンソールから起動できなくなったため、このファイルはインストールの対象から外れました。
13560119 -- スクリプトを使用してEssbase Studioサーバーを起動または停止するときは、EPM_ORACLE_INSTANCE/binにある.batまたは.shスクリプトのみを使用してください。
EPM_ORACLE_HOME/products/Essbase/EssbaseStudio/Serverにある.batまたは.shファイルを使用してEssbase Studioサーバーを起動または停止しないでください。
(13694485)
「Essbaseモデル・プロパティ」ダイアログ・ボックスにおけるメンバーの「全般」タブで、これまでの「コメント」ドロップダウン・リスト・ボックス(コメントの手入力も可能)は次のオプションからなる新しい「コメント」グループに変わりました:
「コメント」 - メンバーについてのコメントを入力するテキスト・ボックス。
「外部ソースから」 - コメントを含む当該データベース列を選択するドロップダウン・リスト・ボックス。コメントはキューブ配置時にメンバーとともにロードされます。
メンバーごとに前述のオプションのいずれかを選択できます。