リリース 11.1.2.2.000
目次:
このドキュメントには、このリリースのFinancial Data Quality Management (FDM)に関する重要な最新情報があります。Financial Data Quality Managementをインストールする前に、このReadmeをよくお読みください。
注意: メインのFDM Readmeの他に、個別のアダプタに関するReadmeがあります。固有の構成情報についてはアダプタのReadmeを参照してください。
FDM 11.1.2.2
ホストされているオンライン・ヘルプ - EPM System製品のオンライン・ヘルプ・コンテンツは、Oracleの中央ダウンロードの場所から提供されます。これにより、EPM Systemのダウンロードとインストールにかかる時間が短縮されます。オンライン・ヘルプをインストールおよび構成して、ローカルで実行することもできます。詳細は、『Oracle Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成ガイド』を参照してください。
このリリースのインストール、アーキテクチャおよび配置の変更に関する新機能については、『Oracle Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成Readme』の新機能に関する項を参照してください。
ユーザーの使用可能なロケーションを追加または削除することで、管理者がユーザーのセキュリティ権限を変更するたびにそれを保存するための新たなロギング機能が追加されました。
新たな完全リフレッシュ実行モード・パラメータ、executionModeが、データをクリアしてERPIアダプタに再ロードするWebサービス・コールに追加されました。
HFMの新たに構成可能な次元数の更新をサポートするため、Financial Management Adapterの機能が拡張されました。
交差検証レポートがHTMLに変更されました(以前はXMLベースでした)。
FDM 11.1.2.1
FDMのアップグレード
リリース11.1.2.2では、以前のリリースからFDMをアップグレードできます。重要なアップグレード後の手順は、FDM構成ガイドを参照してください。
追加のサードパーティ・サポート
FDMで、次のサードパーティ・アプリケーションがサポートされるようになりました:
. Oracle DB 11.2
MS Office 14 (Office 2010) 32ビットおよび64ビット・バージョン
. OSSO
. OAM
. OID
Oracle Enterprise Performance Management System製品のインストールに関する最新情報は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Readmeを参照してください。EPM System製品をインストールする前に、この情報をよく確認してください。
EPM System製品のシステム要件およびサポートされているプラットフォームに関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management System Certification Matrixでスプレッドシート形式で提供されるようになりました。このマトリックスは、Oracle Technology Network (OTN)の「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載され、Oracle Business Intelligence製品領域にリストされています:
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
EPM System製品のサポートされている言語に関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management System Certification Matrixの翻訳サポートタブにスプレッドシート形式で提供されます。このマトリックスは、OTNの「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載されており、Oracle Business Intelligence製品領域にリストされています:
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
EPM Systemは、次のリリースからリリース11.1.2.2にアップグレードできます:
注意: アップグレードの手順は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration GuideのEPM System製品のアップグレードに関する項を参照してください。
表 1. テーブル
|
アップグレード・パスのリリース: 元 |
先 |
|---|---|
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11.1.2.x |
11.1.2.2 リリース11.1.2.0.xまたは11.1.2.1.xからリリース11.1.2.2に移行する場合は、記載されているアップグレード手順に従うのではなく、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemインストーラの「メンテナンス・リリースの適用」オプションを使用してください。 |
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11.1.1.3.x |
11.1.2.2 |
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11.1.1.4.x |
11.1.2.2 |
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9.3.3.x 注意: Oracle Hyperion EPM Architectリリース9.3.1を使用していた場合、Oracle Hyperion Shared Servicesリリース9.3.3をMy Oracle Supportからダウンロードできます。 |
11.1.2.2 |
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リリース9.3.3.xよりも前のリリース |
リリース9.3.3.xより前のリリースからアップグレードしている場合は、まずサポートされているリリースにアップグレードしてからリリース11.1.2.2にアップグレードする必要があります。前のリリースのアップグレード手順については、アップグレードする暫定リリースの製品インストール・ガイドを参照してください。 |
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複数のリリースが含まれている環境。1つのShared Servicesのインスタンスが含まれている環境、または2つのShared Servicesのインスタンスが含まれている環境も該当します。 |
Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration GuideのEPMシステム製品のアップグレードの章に記載されている、複数リリース環境からのアップグレードに関する説明を参照してください。 |
注意: リリース9.2.0.3+、9.3.0.x、9.3.1.x (Oracle Essbase 9.3.1.4.1、9.3.1.5、9.3.1.6および9.3.1.7を除く)、または11.1.1.xから開始する場合、中間リリースとしてリリース11.1.1.3にアップグレードすることをお薦めします。前のリリースから開始する場合、開始するリリースからのアップグレードを直接サポートしている最高レベルのリリースにアップグレードすることをお薦めします。EssbaseとShared Servicesとの間のセキュリティの同期は、リリース9.3.1.4.1以降のEssbaseリリース9.3では削除されていました。ただし、EssbaseおよびOracle Hyperion Shared Servicesリリース11.1.1.3では、セキュリティ情報は同期されます。このため、Oracle Essbaseリリース9.3.1.4.1、9.3.1.5、9.3.1.6または9.3.1.7を使用している場合、まずリリース11.1.1.3ではなくリリース9.3.3にすべての製品をアップグレードする必要があります。
リリース11.1.2.0または11.1.2.1を使用していた場合、修正された不具合の検索ツールを使用して、これらのリリースとリリース11.1.2.2との間で修正された不具合のリストを確認してください。このツールはこちらにあります:
https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1292603.1
12809927 -- ドリルバック中に複数のソース値にドリルダウンすると定数情報が返されます。
12936672 -- 交差検証レポート内でスクロールできません。
13061539 -- ERPI-Fin-Cアダプタを使用してERPIからFDMにインポートを実行する際、SQLサーバー名にダッシュが含まれているとインポート・プロセスがエラーで失敗します。
12883090 -- FDMからのインポートがネットワーク・エラーで失敗します(tcp_error)。
11733083 -- TDATASEGテーブル内のソース属性次元の長さが短すぎます。
9654750 -- Shared ServicesとのFDM統合に対するロギングが要求されます。
10397732 -- upcheck検証が複数ロードでは機能しません。
12548925 -- 勘定科目追跡 - ワイルドカード・レポートの実行時、レポートでのアイテムのグループ化が正しくありません。
12683655 -- ユーザーのメンテナンスで既存ユーザーが新規ユーザーとして表示されます。
12825572 -- ドリルスルー・ランディング・ページでのMicrosoft Excelへのエクスポートで、管理者以外のユーザーはログオフされます。
12582216 -- ブラウザをログオフした、または閉じたときにシャットダウン・イベントがトリガーされません。
11678750 -- 複雑なロジックの関数がCURVALへ追加されません。
11784832 -- 基本レビュー担当者と送信者のログオン中にセッション・タイムアウト・エラーが発生します。
10316879 -- 単純なロジックの勘定科目が計算を正しく実行しません。
10352428 -- エラー・メッセージが管理者ではなくパワー・ユーザーの役割を参照します。
12596550 -- 管理者がプロビジョニングされていないとき、ユーザーのメンテナンスでインデックスの範囲外のエラーが発生します。
12644218 -- 非管理者ユーザーが、未定義のマップのMicrosoft Excelへのエクスポート時にログアウトされます。
12540570 -- ワークベンチまたはWebからアプリケーションを作成すると、Windowsイベントログにエラー・メッセージが発生し、FDMアプリケーションは作成されません。
7717964 -- HFMセル・テキストの保護をFDMのデータ保護機能に追加するリクエスト。
10378515 -- パーティションの変更ログには、場所を変更する際にユーザー名が記録されません。
12608362 -- チェック手順の後のワークフローに表示される「メモ帳」アイコンが、保護可能なアイテムではありません。
10302094 -- カスタム一般スクリプトがWindows 2008の64ビット環境にありません。
このリリースで注意すべき既知の問題は、次のとおりです。
\Windows\SysWOW64\config\systemprofile\Desktop
Windows Server 2008 x86を使用する場合、次のディレクトリを作成してExcelのインポートおよびエクスポートを有効にします:
\Windows\System32\config\systemprofile\Desktop
13850680 -- FDMおよびERPI統合は、データベース・サーバー名にダッシュ(-)が含まれていると機能しません。
13096401 -- 日本語では、FDMアプリケーション名にマルチバイト文字が含まれているとEssbaseからのドリル・スルーが失敗します。
12364736 -- 代替アダプタ列ヘッダーが「ドリル」ページに誤って表示されます。
13721985 -- テキストベースのマルチロード・ファイルの使用時に、データを仕訳としてロードすると失敗します。
12364736 -- 代替アダプタを使用する場所へのドリル時に、デフォルトのアダプタの列名が列ヘッダーに表示されます。ドリル・ページのその他の情報は正確です。
13096401 -- FDMアプリケーション名にマルチバイト文字が含まれていると、ターゲット・システムからのドリルが失敗します。
13686851 -- ワークベンチまたはスキーマ・アップデータのLoadBalance情報を入力する際のみ、IPアドレスまたは(完全修飾名ではなく)短いサーバー名を使用します。
13721985 -- テキストベースのマルチロード・ファイルの使用時に、データを仕訳としてロードすると失敗します。仕訳としてロードされたマルチロード・テキスト・ファイルは機能しません。複数期間の仕訳データをターゲット・システムへロードするには、Excelファイルを使用します。
13586623 -- ERPIからデータをインポートする場合の特別要件。
ERPIデータベースと同じデータベース・サーバーにFDMアプリケーションを作成する場合、指定したDBサーバー名(SQLのみ)が、(JDBC接続文字列に使用される) HIT構成に入力された値に一致する必要があります。サーバー名を別名またはIP (あるいはその両方)と混同すると、問題が発生する可能性があります。Oracleの場合、FDMアプリケーションの作成にDBサーバー名は存在しないため、HIT構成で入力された値に一致するようにTNS名のエントリを作成する必要があります。
13102911 -- Pullアダプタの「検証レポートを使用可能にする」オプションの説明が、アダプタおよびReadmeと異なります。
正しい説明: オン/オフ・スイッチは確認レポートを使用可能にするために使用されます。デフォルト設定は「オン」です。確認レポートを使用不可にする場合は、「オフ」に設定します。
13068346 -- FDMからERPIへ統合する場合にSQLユーザーに必要な役割。
OracleでFDMアプリケーションを作成し、ERP Integratorとも統合する場合は、Oracleユーザー名およびスキーマ名の指定時に大文字を使用します。アプリケーションがすでに作成済の場合は、「アプリケーションの変更」を使用して大文字と小文字を変更します。
13068341 -- FDMからERPIへ統合する場合にSQLユーザーに必要な役割。
FDMがSQL環境でERP Integratorと適切に統合されるようにするため、FDMアプリケーションを作成しているSQLユーザーにデータベース・サーバーへリンクする権限があるか確認します。適切な役割を付与するには、次のコマンドを使用します: Grant CONTROL SERVER to [username]。
12976176 -- マルチロード・ファイルをインポートしようとすると、ファイルは正常にチェックインし、インポート時に「エラー: ファイルが見つかりません」と返されます。
現在、Excelベースのマルチロード・ファイルには、ドキュメント内で指定された範囲を処理しようとするとFDMでは見つけられない、別のドキュメントへのリンクが含まれています。その結果、範囲を読み取ってソース・データをインポートしようとすると、「ファイルが見つかりません」というエラー・メッセージが返されます。
解決策: A) Microsoft ExcelベースのテンプレートをExcelで開きます。B) 「リンクの解除」を使用してドキュメントからリンクをすべて削除し、ファイル内の#REFエントリもすべて削除します。C) 保存してFDMに再ロードします。
Windows Server 2008 x64を使用する場合、次のディレクトリを作成してMicrosoft Excelのインポートおよびエクスポートを有効にします:
ターゲット・アプリケーションのバージョンはFDMと同じである必要があり、同じでない場合はドリル・スルーが機能しません。
FDM 11.1.2はUnicode形式で保存されたスクリプトのみを実行します。FDMアプリケーションからFDMにインポートされた(FDMワークベンチの「ファイル」の「インポート」オプションを使用)スクリプトは、バージョンにかかわらず、エクスポートする(FDMワークベンチの「ファイル」の「エクスポート」オプション)の前にUnicode形式で保存する必要があります。FDM 11.1.2はすべてのスクリプトをUnicode形式で保存します。
直接入力した数字またはsingle-widthの数字のみが、シーケンス情報、日付などを含むグリッドでサポートされます。
インポート・フォーマットでハードコードされた文字列はインポート中に大文字に変換されないので、大文字で入力する必要があります。
注意: 個別の問題については、カスタマ・サポートに問い合せるか、Oracle Webサイトにアクセスしてください。
FDMは32ビット・エミュレーション・モードで実行している64ビット・サーバーのみをサポートします。IISは同じサーバー上で、同時に32ビットと64ビット・モードで実行できないため、Financial ManagementとFDM Webコンポーネントは同じ64ビット・サーバー上に配置できません。その他のすべてのコンポーネントは一緒に配置できます。
注意: これは、IIS7およびWindows 2008を使用中の場合は該当しません。
FDMはCitrixサーバーにインストールできません。CitrixはCitrix以外のサーバーにホストされているFDMインストールにURLを公開できます。
各EPM System製品ガイドの最新バージョンは、OTN Webサイト(http://www.oracle.com/technology/documentation/epm.html)の「EPM System Documentation」エリアからダウンロードまたは表示できます。EPM Supported Platform Matrices、My Oracle Support、およびその他の情報リソースへのリンクも含まれるEPM System Documentation Portal (http://www.oracle.com/us/solutions/ent-performance-bi/technical-information-147174.html)も使用できます。
配置関連のドキュメントは、Oracle Software Delivery Cloud Webサイト(http://edelivery.oracle.com/EPD/WelcomePage/get_form)からも入手できます。
個別の製品ガイドは、Oracle Technology Network Webサイトからのみダウンロードできます。
次の注意事項は一時変数の格納および取得に関するトピックに必要です:
「各POVは固有の一連の一時変数を備えています。したがって一時変数は、標準のワークフロー・プロセス(インポート、検証、エクスポート、チェック)の使用時は、異なるPOVに継承されません。たとえば、期間=2003年11月、カテゴリ=実績、ロケーション=テキサスに使用される一時変数は、期間=2003年11月、カテゴリ=実績、ロケーション=オハイオのPOVには、ロケーションが異なるため適用されません。バッチ・ワークフローは標準ワークフローと分離しているため、これはバッチ・ワークフローにも適用されます。」
次の注意事項がマッピングの制約に関するトピックに追加されました:
「ワイルドカード・マッピングを使用する場合は、ルール名が、ルールを使用してマップされる値と一致しないようにしてください。たとえば、マップ対象の値がICP900の場合、まったく同じ名前のマップ・ルール名は作成しないでください。ICP900xのような他の名前に変更します。」
オラクル社では、障害のあるお客様にもオラクル社の製品、サービスおよびサポート・ドキュメントをご利用いただけることを目標としています。Oracleの<Product Name>では、<Guide Name>の付録<appendix letter>で説明されているアクセシビリティ機能をサポートしています。このガイドの最新版は、Oracle Technology NetworkのOracle Enterprise Performance Management System Documentation Library(http://www.oracle.com/technology/documentation/epm.html)にあります。
また、このReadmeファイルはHTML形式で提供され、アクセシビリティ機能がサポートされます。