Oracle® Hyperion Financial Management

Readme

リリース 11.1.2.3.000


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著者: EPM 情報開発チーム

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このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。


目次:

目的

このリリースでの新機能

インストール情報

Oracle Databaseの要件

サポートされているプラットフォーム

サポートされている言語

サポートされているこのリリースへのパス

このリリースで修正された問題

既知の問題

ドキュメントの更新事項

ドキュメントのフィードバック

アクセシビリティの考慮事項

目的

このドキュメントには、Oracle Hyperion Financial Managementのこのリリースに関する重要な最新情報が含まれています。Oracle Enterprise Performance Management Systemをインストールする前に、このReadmeを熟読してください。

このリリースでの新機能

Oracle Hyperion Financial Management New Featuresを参照してください。このリリースにおけるインストール、アーキテクチャおよび配置の変更に関連する新機能は、Oracle Enterprise Performance Management System Readmeのこのリリースの新機能に関する項を参照してください。

リリース11.1.2.0、11.1.2.1または11.1.2.2を使用していた場合、累積機能概要ツールを使用して、これらのリリース間で追加された新機能のリストを確認してください。このツールを使用すると、現在の製品、現在のリリース・バージョン、ターゲット実装のリリース・バージョンを特定できます。シングルクリックによって、現行リリースとターゲット・リリースの間に開発された製品機能の高レベルな説明のカスタマイズ済セットが迅速に生成されます。このツールはこちらにあります:

https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1092114.1

インストール情報

EPM System製品のインストールに関する最新情報は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Readmeを参照してください。EPM System製品をインストールする前に、この情報をよく確認してください。

Oracle Databaseの要件

  • Financial ManagementにOracle Database Client 10.2.xまたは11.1.xを使用する場合は、すべてのFinancial Managementアプリケーション・サーバーおよびWebサーバーでOracle OLE DBのStmtCacheSizeレジストリ設定を10にする必要があります。これは、Oracle Provider for OLE DBのメモリの問題によるものです。レジストリの設定パスはHkey_Local_Machine\Software\Oracle\Key_Homename\Oledbです。11.2.x Oracle Database Clientは変更できないので注意してください。

    高いメモリー使用量を解決するため、Statement Cachingを有効にします。構成値はゼロにできません。推奨される値は1から10です。

    1. 次のレジストリ値を編集します: Hkey_Local_Machine\Software\Oracle\Key_Homename\Oledb 値名: StmtCacheSize 値(小数):1。ここでKey_Homenameは該当するOracleホームを指します。

    2. Financial Managementアプリケーション・プロセスを停止して再起動します。

  • また、64ビットのオペレーティング・システムでSystem 11と10gデータベースを一緒に使用する場合、すべてのFinancial ManagementサーバーのOracle OLEプロバイダが少なくとも10.2.0.4.21以上であることが必要です。

    32ビットと10gの組合せの場合、Oracle OLEプロバイダのバージョンは、データベース・サーバーのバージョンと同じか、それ以上であることが必要です。32ビットまたは64ビットを実行していて、11.1.0.6か11.1.0.7のOLEプロバイダを使用する場合は、Oracle Database Client 11.1.0.7.33以上にアップグレードする必要があります。

サポートされているプラットフォーム

EPM System製品のシステム要件およびサポートされているプラットフォームに関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management System Certification Matrixにスプレッドシート形式で提供されます。このマトリックスは、Oracle Technology Network (OTN)の「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載されています:

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

32ビット・プラットフォームおよびWin32クライアント

32ビット・プラットフォームおよびWin32クライアントは、リリース11.1.2.3より後のFinancial Managementではサポートされなくなります。詳細は、Oracle Enterprise Performance Management System Certification Matrixを参照してください。

サポートされている言語

EPM System製品のサポートされている言語に関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management System Certification Matrixの「Translation Support」タブにスプレッドシート形式で提供されます。このマトリックスは、OTNの「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載されています:

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

サポートされているこのリリースへのパス

EPM Systemは、次のリリースからリリース11.1.2.3にアップグレードできます:

注意: アップグレードの手順は、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration GuideのEPM System製品のアップグレードに関する項を参照してください。"

表 1. サポートされているこのリリースへのパス

アップグレード前のリリースとアップグレード・パス

リリース11.1.2.3へのアップグレード

11.1.2.x

メンテナンス・リリースをリリース11.1.2.3に適用します。

Oracle Hyperion Financial Close Managementの場合、メンテナンス・リリースの適用はリリース11.1.2.1およびリリース11.1.2.2以降でのみサポートされています。

11.1.1.4.x

リリース11.1.2.3にアップグレードします。

リリース11.1.1.0.x -> 11.1.1.3.x

メンテナンス・リリースをリリース11.1.1.4に適用してから、リリース11.1.2.3にアップグレードします。

リリース9.3.3.x

リリース11.1.2.2にアップグレードしてから、メンテナンス・リリースをリリース11.1.2.3に適用します。

複数のリリースが含まれている環境。1つのOracle Hyperion Shared Servicesのインスタンスが含まれている環境、または2つのShared Servicesのインスタンスが含まれている環境

Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration GuideのEPMシステム製品のアップグレードの章に記載されている、複数リリース環境からのアップグレードに関する説明を参照してください。

注意: リリース9.2.0.3+、9.3.0.x、9.3.1.x (Oracle Essbase 9.3.1.4.1、9.3.1.5、9.3.1.6および9.3.1.7を除く)または11.1.1.xから開始する場合、まずリリース11.1.1.3にアップグレードしてからメンテナンス・リリースをリリース11.1.1.4に適用し、続いてリリース11.1.2.3にアップグレードすることをお薦めします。前のリリースから開始する場合、開始するリリースからのアップグレードを直接サポートしている最高レベルのリリースにアップグレードすることをお薦めします。

EssbaseとShared Servicesとの間のセキュリティの同期は、リリース9.3.1.4.1以降のEssbaseリリース9.3では削除されていました。ただし、EssbaseおよびOracle Hyperion Shared Servicesリリース11.1.1.3では、セキュリティ情報は同期されます。このため、Oracle Essbaseリリース9.3.1.4.1、9.3.1.5、9.3.1.6または9.3.1.7を使用している場合は、まずすべての製品をリリース9.3.3にアップグレードしてからリリース11.1.2.2にアップグレードし、続いてメンテナンス・リリースをリリース11.1.2.3に適用する必要があります。

このリリースで修正された問題

この項では、リリース11.1.2.3.000で修正された不具合について説明します。以前のリリース間で修正された不具合のリストを確認するには、Defects Fixed Finderを使用します。このツールを使用すると、所有している製品および現在の実装リリースを特定できます。シングルクリックによって、修正された不具合の説明および関連するプラットフォームとパッチ番号を示すカスタマイズされたレポートが生成されます。このツールはこちらにあります:

https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1292603.1

  • 16425761 - メタデータに新しいメンバーを追加すると、エラーが発生します。

  • 16417027 - 連結中、仮想メモリー使用率が高くなるためにシステムが適切に機能しません。

  • 16340782 - データ・フォームを開くのに長い時間がかかります。

  • 16322089 - 内部取引照合レポートのパートナ・フィールドに対するPOVフィルタ処理が正しく機能しません。

  • 16224308 - データ・フォームで複数のメンバーを追加すると、最初のメンバーのみが追加されます。

  • 16191099 -プロセス・コントロールでプロセス履歴を表示すると、エラーが発生します。

  • 16062656 - アプリケーション・ツールボックス・ユーティリティによりメンバーが抽出された場合、結果に列が表示されません。

  • 16062543 - タスクリストへの内部取引レポートの追加が正しく機能しません。

  • 16029678 - HFM形式を使用して内部取引レポートを開くと、レポートが正しく表示されません。

  • 16024181 - 管理者以外のユーザーは保存済の内部取引を表示できません。

  • 16012291 - データ・フォームで、入力セルをダブルクリックしたときに、導出された値が強調表示されません。

  • 16012174 - データ・フォームの指示が正しくフォーマットされません。

  • 16010781 - 「非表示」オプションが有効になっている場合、データ・フォームを開くことができません。

  • 16010649 - 内部取引で、ルール内にメンバー・リストを正しく使用できません。

  • 15972211 - 書戻しの使用可能化のロールを持たないユーザーはデータを送信できないようにする必要があります。

  • 15966240 - 別の連結比率を適用すると、データ・フォームに正しい値が表示されません。

  • 15947190 - 「仕訳」モジュールで、ICP POVメンバーに対するフィルタが正しく機能しません。

  • 15928672 - プロセス・コントロール・グリッドをいったん閉じてから再び開くと、「アクティブなもののみ表示」設定が保持されません。

  • 15921029 - WebまたはSmart Viewでデータ・フォームを開くのに、長い時間がかかります。

  • 15897363 - メタデータ・マネージャで、エンティティ次元に親エンティティを追加すると、子孫エンティティが表示されません。

  • 15888713 - Smart Viewでは、SQL ServerまたはOracleデータベースと同様にデータを送信できません。

  • 15888696 - 仕訳で、消去仕訳を開くとエラーが発生します。

  • 15881342 - メタデータ・ファイルで更新を行うと、メンバー属性が正しく機能しません。

  • 15878173 - 階層メンバーを含む内部取引を抽出すると、エラーが発生します。

  • 15872798 - シナリオを変更した後、「エクイティ・ピックアップ」モジュールによって所有者の割合がリフレッシュされません。

  • 15872599 - データ・フォームで、長さがMaxCellTextSizeのセル・テキストを送信できません。

  • 15856243 - フォーム・スクリプトを保存すると、データ・フォームのリンクが誤って削除されます。

  • 15850137 - セル・プロパティの表示データと実際の表示データが同じになりません。

  • 15849970 - データ・フォームの「メンバー」列で次元メンバーを選択した場合、そのフォームのメンバーが変更されません。

  • 15849735 - プロセス管理の提出フェーズ9で計算できません。

  • 15831255 - ApplicationToolboxユーティリティによってエンティティ次元属性がExcelにエクスポートされません。

  • 14849733 - セル・テキストにチルダ(~)文字が含まれている場合、そのデータをロードできません。

  • 14844151 - Smart Viewで、アドホック機能をドリルスルーすると、直接の親ではなくデフォルトの親と子が表示されます。

  • 14831280 -データ・フォームに1024を超える行および256を超える列は表示できません。

  • 14774347 - メタデータ・マネージャで階層を縮小すると、メンバー属性の説明が他のエンティティに誤って適用されます。

  • 14774074 - アプリケーションをいったん閉じてから再び開くと、プロセス・コントロールのステータスが正しく表示されません。

  • 14736698 - 「仕訳の抽出」タスクフロー・アクションでメンバー・リストを使用できません。

  • 14725955 - 「出資比率の管理」モジュールで、内部グリッドの更新中およびデータの取得中にエラーが発生します。

  • 14725236 - Smart Viewでデータ・フォームを開くと、無効な文字のエラーが発生します。

  • 14705542 - 個々の仕訳を印刷する際に、行の説明が含まれません。

  • 14669802 - 「エンティティの詳細」レポートに転記済仕訳のリンクが表示されません。

  • 14646242 - Calculation Managerでのルールの再デプロイが正しく機能しません。

  • 14645088 - 内部取引の一部であるICPメンバーの名前を変更した場合、メタデータのロード中にエラーが発生します。

  • 14636289 - リリース11.1.2.2.300では、クラスタのみが登録されていても、Smart ViewパネルにはFinancial Managementのクラスタおよびサーバーが表示されます。

  • 14610603 - データ・フォームで、「位取り」パラメータが正しく機能しません。

  • 14600694 - Smart Viewでセル・リンクを含むデータ・フォームを開くと、エラーが発生します。

  • 14597509 - タスクの実行において、複数の連結の指示または警告メッセージが表示されません。

  • 14587478 - Internet Explorer 9でカスタム・ドキュメントが正常に機能しません。

  • 14587002 - データ・フォームの「メンバーの追加」機能は、複数の行に対して正しく機能しません。

  • 14584530 - 1000を超えるレコードを含む期首残高仕訳を開くことができません。

  • 14582304 - HTML形式で生成された内部取引パートナ・レポートは保存できません。

  • 14581357 - 内部取引照合レポートのすべてのフォーマットに対してカスタムの別名が表示されません。

  • 14580323 - データ・フォームで、期間に対するアクセス権がないユーザーが「計算」または「計算の強制」を実行すると、エラーが発生します。

  • 14578560 - 内部取引レポートで「非表示」オプションは保存されません。

  • 14578307 - アプリケーションのコピー・ユーティリティでリリース9.3.3のアプリケーションをコピーすると、誤ったデータが格納されます。

  • 14562735 - データ・グリッドへのアクセス中にエラーが発生します。

  • 14545294 - 197MBのデータ・ファイルをロードできません。

  • 14545217 - リリース11.1.2.2.300では、Calculation Managerでのルールの再デプロイが正しく機能しません。

  • 14543303 - 行にメンバー・リストを含むICP次元がある場合、データ・フォームでPOVが正しく保存されません。

  • 14537307 - 期間次元に親メンバーが選択されている場合、データ・フォームが正しく機能しません。

  • 14533537 -ユーザーがアプリケーションにログインできません。

  • 14530163 - データ・グリッドからロックされたセルに対してドリル・スルー・オプションを使用できません。

  • 14472038 - 「算出データ」オプションが選択されていないのに、NoInputデータが抽出されます。

  • 14405218 - 内部取引照合レポートで、アクティブなエンティティのみのメンバー・セレクタに、現在のPOVのメンバーが表示されません。

  • 14403679 - データ・フォームで「計算の強制」オプションを選択した場合、フォームが自動的にリフレッシュされません。

  • 14399702 - EPMAによるメタデータ・ロードが正しく機能しません。

  • 14388841 - 非アクティブのタイムアウト後にページをリフレッシュすると、「連結」メニューにエラーが表示されます。

  • 14350095 - データ・グリッドで、シナリオが列に存在する場合、メンバー・セレクタに「アクティブなもののみ表示」が正しく表示されません。

  • 14336993 - POVの詳細がSmart Viewのリンク付きフォームに渡されません。

  • 14288246 - 仕訳のCustom3次元を選択できません。

  • 14005018 - セル・テキストを含むデータのロードには、セル・テキストを含まないデータのロードよりもはるかに長い時間がかかります。

  • 13987666 - データ・フォームの行でSCalc関数を使用すると、右クリックしてもコンテキスト・メニューが表示されません。

  • 13813495 - データベース管理で、「セル・テキストのコピー」オプションを選択した場合、「データのコピー」でシナリオをコピーすると非常に長い時間がかかります。

  • 13475898 - EPMAアプリケーションで、「セキュリティのロード」オプションおよび「メタデータ」オプションを非表示にできません。

  • 13471075 - 「システムのユーザー」モジュールで、現在のモジュールが正しく表示されません。

  • 13467708 - データ・フォームで、列の長さの合計が非常に長い場合、カスタム・ヘッダーにすべてのテキストは表示されません。

  • 12803477 - 「エクイティ・ピックアップ」レポートで所有エンティティをフィルタ処理すると、選択したエンティティが表示されません。

  • 12608310 - 内部取引照合レポートで、「子」メンバー・リストを使用すると、空のレポートが戻されます。

  • 12607803 - プロセス・コントロールで、アクティブなエンティティのみを表示オプションが正しく機能しません。

  • 10040068 - 抽出されたレコードの日付が、HFMAuditExtractUtilityの開始日に基づいた適切な日付になっていません。

  • 6571923 - ネイティブ・グループをプロビジョニングする際に、セキュリティ・クラスが正しく機能しません。

既知の問題

このリリースで注意が必要な既知の問題は次のとおりです。

アプリケーション

  • 16698074 -- 長時間の経過後にFinancial Managementアプリケーションを開くと、エラーが発生する可能性があります。この問題が発生した場合、Oracleサポートに連絡してください。

  • 13816644 -- アプリケーションには期間次元の基本レベルに期間の対称性が必要です。それ以外の場合は、エラーが発生します。

  • Financial Managementが正常にシャットダウンされない場合、再起動時に一時ファイルが残ることがあります。最適なパフォーマンスを確保するには、Financial Managementを起動する前に、サーバーの作業用フォルダから*.db.*の付くファイル名をすべて削除します。

  • リレーショナル・データベース・テーブルの初期作成時に十分なスペースが確保されない場合、アプリケーションは作成できますが、アプリケーションを開くことや削除することができません。データベース・テーブルの作成は、データベース・ガイドを参照してください。

  • 値次元の調整メンバーに対して計算ロジックを実行するには、AllowAdjsエンティティ属性を使用可能にする必要があります。それ以外の場合、エンティティは「OK」ステータスに変更できません。

  • 9388078 - データベースがオフラインになってからオンラインに戻された場合は、Financial Managementシステムを再起動する必要があります。

  • Financial Managementの「管理者」メニュー・アイテムおよび機能にOracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspaceでアクセスするには、Financial Management管理者の役割、またはFinancial Managementアプリケーション作成者の役割が割り当てられている必要があります。

  • 13903569 - クラシック・アプリケーションと Oracle Hyperion EPM Architectアプリケーションの両方でFinancial Managementアプリケーションを削除するには、プロジェクト・マネージャのグローバル・セキュリティ・ロールが割り当てられている必要があります。この役割が割り当てられていない場合、アプリケーションは正常に削除されません。

  • 7638942, 7834482 - Oracle Databaseを使用しているとき、Financial Managementアプリケーション名の特定の文字が原因でアプリケーションを作成できない場合や、アプリケーションが存在しないことを示すエラーが表示される場合があります。アプリケーション名にトルコ語の「I」やドイツ語の「sharp ess」は使用しないでください。

連結

連結の実行時に、「値が列またはテーブルの整合性の制約に違反しました」という説明のあるエラー「HsvData2オブジェクトで不明なエラーが発生しました」および「オブジェクトに重複キーを挿入できません」というエラーが発生する場合があります。このエラーを解決するには、無効なレコードを削除します。手順については、Oracle Hyperion Financial Management Administrator's Guideを参照してください。

アプリケーションのコピー・ユーティリティ

アプリケーションのコピー・ユーティリティを使用する際は、データ・リンク接続ファイル(UDL)を作成する必要があります。手順については、Oracle Enterprise Performance Management System Installation and Configuration Guideを参照してください。

カスタム・ドキュメント

16283197 - 600MB以上のカスタム・ドキュメントをロードすると、エラーが発生し、ファイルはロードされません。回避策: mod_wl_ohs.confファイルに移動してWLSocketTimeoutSecs設定を3600秒(1時間)に変更することにより、エラーを回避します。

ドキュメント・マネージャ

  • Financial Managementでは、すでにロードされているドキュメントと同じ名前でも、ユーザーがアクセス権を持たないセキュリティ・クラスのカスタム・ドキュメントは上書きモードでロードできません。次のエラー・メッセージが表示されます: 「ドキュメントをロードできません。システムにドキュメントが既に存在します。上書きできません。」

  • ドイツ語のキーボード文字を含むテキスト・ドキュメント(*.txt)は、Financial Managementアプリケーションにロードされた後は元のコンテンツを保持しません。ファイルを抽出して、ネイティブ・ビューア(たとえば、メモ帳やワードパッド)で表示する必要があります。

FDMEE

  • Oracle Hyperion Financial Data Quality Management Enterprise EditionおよびソースERPでは、メンバー・ラベルでの"-"や"/"などの特殊文字の使用がサポートされています。Financial Managementは、メンバー・ラベルではこのような文字をサポートしていません。

  • 為替レートは、Financial Managementに直接組み込まれていないため、ユーザーはAIF_HS_EXCHANGE_RATESテーブルから為替レートを手動で選択し、Financial Managementに手動で挿入する必要があります。

Financial Reporting

データ・フォームでの動的POVメンバー・リストをサポートするために、DynamicFilterMemberListという新しい関数が追加されました。この関数は、エンティティ以外のすべての次元に使用する必要があります。エンティティには、DynamicMemberList関数を使用します。

DynamicFilterMemberListの構文:

DynamicFilterMemberList(<ListName>)

IBM DB2データベース

  • 64ビット・バージョンのFinancial Managementを使用している場合、IBM DB2 9.5および9.7のクライアント・ソフトウェアにある不具合がFinancial ManagementのDB2データベースとの連携を妨げる可能性があります。問題点は、データベースへのデータの更新を妨げる、データベースのOLEDB Provider内にあります。詳細は、DB2不具合のJR32605を参照してください。この不具合はDB2 9.5 Fix Pack 5クライアント・ソフトウェアで修正されているため、DB2 9.5バージョンを使用することをお薦めします。

  • 13742721 - Financial ManagementデータベースとしてDB2を使用し、DB通信プロトコルとしてSSLを使用していると、Financial Managementがデータベースへの接続に失敗する場合があります。この問題が発生する場合、次の方法を使用して、Financial Managementがデータベースへ接続できるようにします。

    回避策: Financial ManagementがDB2データベースへ接続できるようにするには、すべてのアプリケーションおよびWebサーバーにおいて、2つの新規のNTレジストリ値と1つのUDLファイルを作成する必要があります。キー名: HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Hyperion Solutions\Hyperion Financial Management\Server。値名: SystemDataLinkFile、値タイプ: REG_SZ、値: UDLファイルへのパス。値名: UseUDLFile、値タイプ: DWORD、値: 1。

仕訳

  • 期間別組織アプリケーションでは、非アクティブな親子の組合せを選択すると、「親または親子の組合せが無効です」または「無効なエンティティ」というエラー・メッセージが表示されます。

  • ユーザーに仕訳を作成するためのセキュリティ権限を割り当てるときは、仕訳の作成および仕訳の読取りアクセス権をユーザーに割り当てる必要があります。

ライフサイクル管理

  • 16320868 - 分散Financial Management環境では、その環境内のすべてのFinancial Managementアプリケーション・サーバーに、読取り/書込みアクセス権のあるUNCパスのインポート/エクスポート・フォルダを構成します。

  • 16447528 - Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Lifecycle Managementの共有インポート/エクスポート・フォルダにアクセスする場合は、ASP.NETのプロセス・アイデンティティの適切なログイン情報が必要です。ユーザー名およびパスワードのログイン情報を指定する際は、最小権限の原則を忘れないでください。ローカル・アカウントを指定した場合、リモート・コンピュータに重複するアカウントを作成しないと、ネットワークでWebアプリケーションを認証できません。最小権限のドメイン・アカウントを使用する場合は、ネットワーク上の必要なコンピュータにのみアクセスする権限を持つアカウントにしてください。

ロード

  • 11769013 - 置換モードを使用してデータをロードする際、後続の期間のデータが存在すると、次月の値は置換されるかわりに累計されます。この場合は、データ・ファイルにシナリオのデフォルト・ビューと同じビューを使用してデータを再ロードします(例: YTD)。中間期間をロードする際も、同じデータ・ファイルに後続のすべての期間を含めてロードしてください。

メタデータ

  • 12815856 - 参照チェックを使用したメタデータ・ロード中に、カスタム最上位メンバーの名前を変更したときや、影響を受けるメンバーの子を参照している既存の仕訳が存在する場合にカスタム最上位メンバーがある親から別の親に移動されたときに、システムで誤ったエラーが発生する可能性があります。

  • 16249968 - メタデータ・マネージャで、ツリー・ビューに新しい子または兄弟メンバーを追加した後で、新しいエントリを確認するには、[Tab]キーを押す必要があります。

Oracleデータベース

  • Financial ManagementでOracleデータベースを使用する際は、次のようなデータベース設定をお薦めします:

    OPEN_CURSORS=5000 - 大規模な取引のために必要(ODBCと同様)

    PROCESSES= (予測されるアプリケーションおよびアプリケーション・サーバーの数のサポートに必要な数)、インストール・ガイドのデータベース接続プーリングに関する項から採用された数を基準とします。

  • Oracleのパフォーマンスを向上させるために、DBAはICTTransactionsテーブルで統計を実行する必要があります。このタスクの実行に使用可能なユーティリティやコマンドは多数あります。次に示すのは、使用可能なコマンドの1つです: ANALYZE TABLE APPNAME_ICT_TRANSACTIONS COMPUTE STATISTICS。

  • Oracle 11.1.2.xのデータベースは、すべてのインストールにおいてデフォルトで有効になっているDeferred_Segment_Creation機能を使用します。データの行が挿入された後でのみ、テーブルが作成されます。エクスポート(EXP)・ユーティリティを使用してデータベースをバックアップする場合、行が含まれていないテーブルはレポート内に存在しないため(たとえば、メタデータDESC表)、Financial Managementが、テーブルの不足が原因で、リストアされたデータベースに対して起動しない可能性があります。

    SYSTEMまたはSYSを使用してインスタンスにログインすることでこの機能を無効にし、強制的にテーブルが自動作成されるように設定を変更することができます。コマンドを発行します:

    Alter system set deferred_segment_creation=false;

    このステートメントの発行後に作成されたテーブルは自動的に作成されます。空のテーブルが含まれるインスタンスがすでに存在する場合にアプリケーションをエクスポートするには、各テーブルを強制的に作成するように個別に変更し、テーブルがEXP (エクスポート)コマンドで使用されることを許可できます。空のテーブルごとに次のコマンドを発行します:

    Alter table <table_name> allocate extent;

Smart View

  • 13630839 - Financial ManagementがIIS7 (Windows 7または2008)にインストールされている場合、Oracle Hyperion Smart View for Officeを介して接続すると、セッション・エラーが発生します。

システム・レポート

  • インストールで提供されるOracle Business Intelligence Publisherのテンプレートには、固定数の列が含まれます。列を追加するには、次の手順を実行します:

    BI Publisherバージョン11.1.1.6を使用してテンプレートを作成します。

    BI Publisherデスクトップがインストール済で、Microsoft Office Wordで構成済であるか確認します。

    Microsoft Office Wordでテンプレートを開き、いずれかの既存の列をコピーして末尾に貼り付けます。

    フィールドをダブルクリックしてスクリプトを開き、必要に応じて変更します。

    変更をプレビューするには、テンプレートのプレビューをクリックしてから、PDF、HTML、RTF、XLSをBI Publisherメニューからクリックします。

    詳細はBI Publisherのドキュメントを参照してください。

  • 64ビットのFinancial Managementを使用し、Oracle Business Intelligence Publisherを使用してシステム・レポートを実行すると、「アクセスが拒否されました」というエラーが発生する場合があります。この問題を解決するには、次の手順を実行します:

    Financial ManagementサーバーおよびFinancial Managementアプリケーション・サーバーに対して、ドメイン・アカウントを使用します。IIS 6 Webサーバーでは、アプリケーション・プールIDをドメイン・ユーザーに設定し、次のディレクトリに適切な権限を設定します:

    C:\windows\help\iishelp\common: Read and Execute, List Folder Contents, Read

    C:\windows\system32\inetsrv\ASP Compiled Templates: Full Control

    C:\windows\IIS Temporary Compressed: Full Control

    このユーザーはIIS_WPGグループにも追加する必要があります。

ドキュメントの更新事項

EPM System製品ドキュメントへのアクセス

各EPM System製品ガイドの最新版は、OTN WebサイトのEPM System Documentation領域(http://www.oracle.com/technology/documentation/epm.html)からダウンロードまたは表示できます。Oracle Enterprise Performance Management System Documentation Portal (http://www.oracle.com/us/solutions/ent-performance-bi/technical-information-147174.html)を使用することもでき、ここからもEPM Supported Platform Matrices、My Oracle Supportおよびその他の情報リソースにリンクできます。

配置関連のドキュメントは、Oracle Software Delivery Cloud Webサイト(http://edelivery.oracle.com/EPD/WelcomePage/get_form)からも入手できます。

個々の製品ガイドは、Oracle Technology Network Webサイトからのみダウンロードできます。

Financial Management開発者ガイド

次の項目は、リリース11.1.2.3より後は非推奨となり、使用されなくなります。

  • Financial ManagementオブジェクトAPI。適切な代替APIは、将来のリリースで公開されます。

  • Financial Management Web SDK

  • Financial Management開発者ガイドの付録Bで説明されている、拡張分析用のHTTPリスナー。

PDFからのコード・スニペットのコピーと貼付け

PDFファイルからコード・スニペットを切り取って貼り付ける際、貼付け操作時に一部の文字が失われる場合があり、これによりコード・スニペットが無効になります。回避策: コード・スニペットをHTMLバージョンのドキュメントから切り取って貼り付けます。

データ・フォームの使用方法

Oracle Hyperion Financial Management User's Guideの「データ・フォームの使用方法」の章に、セル・テキストの使用に関する追加情報が記載されています。データ・フォームでセル・テキストを表示する場合は、「展開」ボタンをクリックして、読取り専用モードでセル・テキストを表示します。編集可能なセル・テキスト・ボックスに戻すには、「縮小」ボタンをクリックします。より大きな別のテキスト・ボックスでセル・テキストを編集するには、「編集」をクリックします。

入力セルの編集

データ・グリッド、データ・フォーム、出資比率の管理、および送信グループの管理では、入力セルをシングルクリックして編集できます。カーソルが編集不可能なセル内にある場合、矢印キーを使用して編集可能なセルに移動してから、そのセルを再びクリックしてデータを入力する必要があります。

メンバー・セレクタのツールチップ

Oracle Hyperion Financial Management User's Guideの複数メンバーの選択に関する項に、メンバー・セレクタには最大20のメンバーおよびその後に省略記号(...)が表示されると記載されています。ただし、ブラウザの制限により、ツールチップには最初の512文字のみが表示され、さらに文字がある場合には省略記号(...)が表示されます。

HS.Inputルール

Oracle Hyperion Financial Management Administrator's Guideの「ルール」の章にあるHS.Inputルールの説明は、「データ・ポイントの親エンティティのエンティティ通貨への入力が使用可能になり、これには基本エンティティ・レベルでデータを入力することもできます。」のように読み替える必要があります。これには、IsCalculatedまたはNoInputに設定されているデータ・ポイントは含まれません。

FDMEEドキュメントの更新事項

これらの更新事項をOracle Hyperion Financial Data Quality Management, Enterprise Edition Administrator's Guideに追加する必要があります。

  • クラシック・アプリケーションでは、1言語のみがサポートされています。FDMEEアプリケーションの登録画面でデフォルトとして選択されている言語は、Financial Management言語リストの最初の言語に挿入するために使用されます。デフォルトのFDMEE言語が英語で、Financial Managementの最初の言語がフランス語である場合、Financial Managementで英語メンバーの説明がフランス語の説明にプッシュされます。FDMEEでこれが適切に設定されていることを確認してください。

  • EPMAで使用可能なアプリケーションでは、10言語がFinancial Managementでサポートされています。ただし、言語に対する大文字と小文字の区別は適用されたままになります。言語は正確に一致している必要があります。ターゲット・アプリケーション登録画面のデフォルトの選択が無視され、FDMEEはFDMEEリストとOracle Hyperion EPM Architectからの別名メンバー・リストの間で照合を試みます。

  • FDMEEは、メタデータのロード時に大文字と小文字を区別します。ソース・システムでは、大文字と小文字が異なる同じメンバーの作成と維持ができる場合もあります。したがって、CORPとCorpの両方がソースに常駐する可能性があります。Oracle Hyperion Financial Data Quality Management Enterprise Editionでは、これらは別のメンバーとなりますが、これはOracle Hyperion Financial Managementではサポートされていません。

ドキュメントのフィードバック

製品ドキュメントに対するフィードバックは、次の電子メール・アドレスに送信してください。

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アクセシビリティの考慮事項

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