Oracle® Hyperion Profitability and Cost Management

Readme

リリース11.1.2.3.000


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著者: EPM 情報開発チーム

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このソフトウェアもしくはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、オラクル社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても、一切の責任を負いかねます。


目次:

目的

このリリースでの新機能

インストール情報

サポートされているプラットフォーム

サポートされている言語

サポートされているこのリリースへのパス

このリリースで修正された問題

既知の問題

計算プロセスに関連するアーティファクトのライフサイクル管理

11.1.2.2の詳細Profitabilityアプリケーションの11.1.2.3へのアップグレード

ドキュメントの更新事項

ドキュメントのフィードバック

アクセシビリティの考慮事項

目的

このドキュメントには、Oracle Hyperion Profitability and Cost Management Oracle Fusion Performance Managementのこのリリースに関する重要な最新情報が含まれています。Profitability and Cost Managementをインストールする前にこのReadmeをよくお読みください。

このリリースでの新機能

このリリースの新機能については、Oracle Hyperion Profitability and Cost Management新機能を参照してください。このリリースのインストール、アーキテクチャおよび配置の変更に関連する新機能は、Oracle Enterprise Performance Management System Readmeのこのリリースでの新機能に関する項を参照してください。

インストール情報

Oracle Enterprise Performance Management System製品のインストールに関する最新情報は、『Oracle Enterprise Performance Management System Readme』を参照してください。EPM System製品をインストールする前に、この情報をよく確認してください。

サポートされているプラットフォーム

EPM System製品のシステム要件およびサポートされているプラットフォームに関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックスにスプレッドシート形式で提供されます。このマトリックスは、Oracle Technology Network (OTN)の「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載されています:

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

サポートされている言語

EPM System製品でサポートされている言語に関する情報は、Oracle Enterprise Performance Management Systemの動作保証マトリックスの「Translation Support」タブでスプレッドシート形式で提供されるようになりました。このマトリックスは、OTNの「Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations」ページに掲載されています:

http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html

サポートされているこのリリースへのパス

EPM Systemは、次のリリースからリリース11.1.2.3にアップグレードできます:

注意: アップグレード手順は、『Oracle Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成ガイド』EPM System製品のアップグレードに関する項を参照してください。

表1. サポートされているこのリリースへのパス

アップグレード・パスのリリース: 元リリース11.1.2.3へ

11.1.2.x

メンテナンス・リリースをリリース11.1.2.3に適用します。

Oracle Hyperion Financial Close Managementの場合、メンテナンス・リリースの適用はリリース11.1.2.1および11.1.2.2からのみサポートされています。

11.1.1.4.x

リリース11.1.2.3にアップグレードします。

リリース11.1.1.0.xから11.1.1.3.x

メンテナンス・リリースをリリース11.1.1.4に適用してから、リリース11.1.2.3にアップグレードします。

複数のリリースが含まれている環境。1つのOracle Hyperion Shared Servicesのインスタンスが含まれている環境、または2つのShared Servicesのインスタンスが含まれている環境

Oracle Enterprise Performance Management Systemインストールおよび構成ガイドのEPMシステム製品のアップグレードの章に記載されている、複数リリース環境からのアップグレードに関する説明を参照してください。

注意:

  • リリース9.2.0.3+、9.3.0.x、9.3.1.x (Oracle Essbase9.3.1.4.1、9.3.1.5、9.3.1.6および9.3.1.7を除く)または11.1.1.xから開始する場合、まずリリース11.1.1.3にアップグレードしてからメンテナンス・リリースをリリース11.1.1.4に適用し、続いてリリース11.1.2.3にアップグレードすることをお薦めします。

  • 前のリリースから開始する場合、開始するリリースからのアップグレードが直接サポートされている最高レベルのリリースにアップグレードすることをお薦めします。

  • EssbaseとShared Services間のセキュリティの同期は、Essbaseリリース9.3 (リリース9.3.1.4.1から開始)で削除されました。ただし、EssbaseとOracle Hyperion Shared Servicesリリース11.1.1.3の間では、現在もセキュリティ情報が同期化されます。この理由で、Essbaseリリース9.3.1.4.1、9.3.1.5、9.3.1.6または9.3.1.7を使用する場合、まずリリース9.3.3にすべての製品をアップグレードしてから、リリース11.1.2.2にアップグレードし、メンテナンス・リリースを適用してリリース11.1.2.3にする必要があります。

このリリースで修正された不具合

この項では、リリース11.1.2.3.000で修正された不具合について説明します。以前のリリースで修正された不具合のリストを確認するには、Defects Fixed Finderを使用します。このツールを使用すると、所有している製品および現在の実装のリリースを識別できます。1回のクリックで、修正された不具合の説明および関連するプラットフォームとパッチ番号のカスタマイズされたレポートが短時間で生成されます。このツールはこちらにあります:

https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1292603.1

  • 16382395 -- 系統がより高速に実行されるように、系統計算に変更を加えます。

  • 15958955 -- 詳細Profitabilityアプリケーションでは、ソース・ステージで次元の順序を変更した後に「バルク編集」を使用する場合、重複する配賦ルール選択またはドライバ例外を作成できます。

  • 15958075 -- いくつかの次元に対して「2パス計算」プロパティを使用する標準Profitabilityアプリケーションでは、アウトラインをEssbaseに再配置して「更新」オプションを使用すると、エラーが発生して再配置は失敗します。

    回避策: アウトラインを再配置し、「置換」オプションを使用します。

  • 15952742 -- 「データベースの管理」の「レポート用テーブルおよびビュー」画面で、結果のビューの属性列の名前を指定すると、属性次元の短縮名が使用されません。かわりに、実際の属性名の最初の30文字が列名に使用されます。

  • 14668093 -- このリリースでは、新しいアプリケーション・マネージャ機能の「アプリケーションの複製」機能は使用できません。

    回避策: 新しいアプリケーションを作成し、元のアプリケーションのソースと同じ次元マスター・キューブをそのソースにします。元のアプリケーションが作成されてから次元マスターのコンテンツが変更されていない場合、新しいアプリケーションは元のアプリケーションと同じになります。

  • 14620404 -- 新しいアプリケーション・マネージャ機能で、次元がEssbase次元マスターからProfitability and Cost Managementアプリケーションに配置された後で、Essbase次元マスター・キューブからソース次元を削除しないでください。これを行うと、マスターからその次元を更新できなくなります。

    同様に、次元がProfitability and Cost Managementアプリケーションに配置された後は、Essbase次元マスター・キューブでその次元名または次元タイプを変更しないでください。つまり、次元タイプを定義するUDAは変更しないでください。

    現在、事前更新分析オプションの既存の検証では、これらのケースはレポートされません。

  • 14549948 --Essbase次元マスター・キューブでPOV次元メンバーをレベル0からレベル0以外に移動した場合、「次元の更新」アクションによってHPCMでそのメンバーは正しく更新されず、適切なエラーや警告が生成されません。

  • 14544845 -- 「ナビゲート」、「アプリケーション」、「Profitability」を選択すると、「ワークスペース」メニューからのProfitabilityアプリケーションのリストに「Profitabilityアプリケーション」という名前の擬似アプリケーションが表示されます。この擬似アプリケーションは、新しいアプリケーション・マネージャ機能を起動するために使用されます。

    また、擬似アプリケーション「Profitabilityアプリケーション」は、Shared Services Consoleで「アプリケーション・グループ」フォルダの「デフォルト・アプリケーション・グループ」の下に表示される場合や、「ファイル・システム」フォルダのアプリケーション・リストに表示される場合もあります。これは実際のアプリケーションではなく、インポートにもエクスポートにも実際には使用できないため、このようなコンテキストにおいては無視してください。

  • 14514809 -- クエリーの作成/編集の管理ウィザードで、ステップ3 - 「メンバー選択」画面から「戻る」ボタンを使用してステップ2 - 「次元レイアウト」画面に戻ると、画面が正しく機能しません。

  • 14497652 -- 選択したテーブルに対するステージング・テーブルのデフォルトの4つの列(CREATED_USERIDCREATED_TIMESTAMPMODIFIED_USERIDMODIFIED_TIMESTAMP)に、ステージング・テーブルのデータが移入されません。

  • 14488136 -- 詳細Profitabilityアプリケーションでは、同じ計算で2つのデータPOVを一緒に実行したときに、最初のPOVの実行で警告が発生し、2番目のPOVの実行では警告が発生しなかった場合、ジョブは(「成功(警告あり)」ではなく)「成功」のステータスで完了し、ジョブ・ライブラリのそのジョブの「警告」列に最初のデータPOVの警告はカウントされません。

  • 14481677 -- 「モデル・データの登録」で、宛先ステージ・テーブルの登録を複製してから、その新しい登録を宛先ステージに割り当てると、主キー情報がソース登録からコピーされず、次のエラーで計算が失敗します: 宛先ステージ・テーブルの主キーが登録されていません。。

    回避策: 「モデル検証」の「モデル・データの登録」タブで、「検証」を実行します。このアクションによって、登録した宛先ステージ・テーブルに欠落している主キー・メタデータが検索されて保存されます。

  • 14256127 -- 詳細Profitabilityアプリケーションでは、「レポート・ビュー」ページで「データベースの管理」にある「配置」機能を使用すると、システム生成の次元階層レポート用ビューのかわりにテーブルが作成されるようになりました:

    (HPMD_<app_name7>_<dim_short_name10>_HIER_V).

    これは、データを永続化してレポート・パフォーマンスを向上させる目的で行われます。新しいテーブルおよびそのシノニムは、次の命名ルールに従って作成されます:

    HPMD_<app_name7>_<dim_short_name10>_HIER (same as the views but without "_V").

  • 14251027 -- SQL Serverを使用するOracle Fusion Performance Management構成のアプリケーション・パフォーマンスは、データベース統計が古くなるにつれて低下する可能性があります。この場合は、データベース管理者がSP_UPDATESTATS関数を実行して、データベースの統計を収集する必要があります。これは、DBOユーザーから、またはSYSADMIN役割を持つユーザーから実行できます。

  • 14140041 -- 権限のないユーザーがアプリケーションの構成のインポートを実行することを禁止します。

  • 13954655 -- MS SQL Serverを使用するProfitability and Cost Management構成では、計算で小数点以下の桁数が十分にないと一時テーブル内に金額列が使用されるために、レート・ベースのドライバの計算が正確に行われない可能性があります。

  • 13810867 -- 詳細Profitabilityの場合のみ、メジャーに様々なタイプのデータ(人数対通貨値など)が含まれていると、異なる値タイプが正しく区別されないために「ステージの貸借一致」レポートに正確でない結果が示される可能性があります。

  • 13800625 -- 詳細Profitabilityの場合、不足しているデータベース権限をチェックするため、追加のモデル検証が求められます。

  • 12408753 -- 情報が格納されたデータベースがインポート中にオフラインになると、アプリケーションに正確でないステータスが表示されます。

  • 9074381 -- 配置がすべて正常に完了したときには、Profitability and Cost Managementアプリケーションがユーザーに表示されることがベストです。

既知の問題

このリリースで注意が必要な既知の問題は次のとおりです。

  • 16463811 -- Internet Explorerバージョン7または8を使用する場合、Profitability and Cost ManagementのUIページののいくつかの場所で、テキストがテーブルまたはグリッド内に表示されるときに文字の末尾('g'、'j'、'p'、'y'など)が切り捨てられます。

  • 16439312 -- WebLogicアプリケーション・サーバーが埋め込まれたOracle HTTPサーバーを使用する場合: アーティファクトのないファイル(0バイトのファイル)をインポートすると、Oracle Hyperion Enterprise Performance Management System Lifecycle Managementに障害が発生します。

  • 16191318 -- 詳細Profitabilityの場合、宛先配賦ルールに参照テーブルからのメジャーを使用するカスタム・フィルタが含まれていると、計算は失敗します。

  • 16163536 -- AAMを介して作成された複製アプリケーションには、UDAまたは属性の関連付けがありません。

    回避策: UDA属性の関連付けが含まれる同じアウトラインに基づいて、新しいアプリケーションを作成します。

  • 15879378 -- ドライバ次元の名前に空白が含まれる場合、ステージ・インポートまたはエクスポートが正しく行われません。

  • 15840548 -- Essbaseでクエリーを実行すると、次の例外エラーが発生する可能性があります: 「ESS EXCEPTION: メイン・メンバー情報を取得できません。Essbaseエラー(1013104)。

    回避策: Profitabilityアプリケーションからのアプリケーション配置が失敗した場合、Windowsオペレーティング・システムのドキュメントでの推奨手順に従って、WindowsレジストリTCP/IPパラメータ(TcpTimedWaitDelayおよびMaxUserPort)を変更できます。

  • 14593199 -- 新しいアプリケーション・マネージャ機能で、アプリケーションを連続して作成すると、MS SQL Serverの使用中にデータベースのデッドロックが発生する可能性があります。

  • 13827118 -- 詳細Profitabilityの場合、EPM Architectで新しいアプリケーションを作成する際に、アプリケーション名にマルチバイト文字(日本語など)を使用しないでください。アプリケーション名を入力する際は、ASCII文字のみを使用してください。

    注意:

    マルチバイト文字はEPM Architectでは使用できますが、Profitability and Cost Managementではサポートされていません。

  • 13504316 -- 詳細Profitabilityの場合、選択した前処理スクリプトおよび後処理スクリプトが実行されるのは、「計算の管理」画面で「計算の実行」チェック・ボックスが選択されている場合のみです。

  • 13322887 -- 非Unicodeの標準Profitabilityアプリケーションでは、計算用またはレポート用データベースの名前にマルチバイト文字を使用しないでください。データベース名にはASCII文字のみを使用します。

  • 10008989、10270387 -- 接頭辞と次元名の長さの合計が80文字を超えると、Essbaseへの配置が失敗します。

    次元名と接頭辞名の連結が80文字を超えてはいけません。

  • 9562829 -- 「データの入力」画面の「ドライバ・データ」タブで、以前選択されていない0レベル以外のメンバーをダブルクリックすると、ビジー・インディケータが表示され、選択した0レベル以外のメンバーが正しく展開されません。

    回避策: 最初に行をクリックして選択し、続いてダブルクリックして選択を展開します。

  • 9309229 -- メジャー次元に対する属性次元メンバーの関連付けがProfitability and Cost Managementに配置されません。この機能は現在サポートされていません。

  • 9289136 -- インストール後に初めて新規インストール構成を作成する場合、インポート構成を開くと、データ・ソース詳細が欠落しており、構成を編集または実行できない場合があります。

    回避策: サービスを再起動してから、インポート構成を開きます。

  • 8449860 -- モデルにグローバル・ドライバがロードされている場合、計算スクリプトの実行後にすべてのステージに対して「すべて消去」を選択しても、グローバル・ドライバ・メジャーは削除されません。ステージの指定がないため、ステージが消去されてもグローバル・データは消去されません。

  • 7228966 -- EssbaseにProfitability and Cost Managementアプリケーションが配置されると、次元名に定義済のステージ接頭辞が付いたステージ次元がEssbaseに作成されます。結果の次元名が、アプリケーションの既存のメンバー名または次元名と同一の場合は、Essbaseキューブの配置に失敗します。

    回避策: モデルに定義を作成する際に、結果のEssbase次元名が結果のアウトラインで一意になることを確認してください。

  • 7192173 -- ユーザー・インタフェースにおける別名のフィルタ処理は、今回のリリースでサポートされません。割当てルールで名前をフィルタ処理する場合は、名前と別名の両方で一致するものが検索されます。

  • 6979576 -- HPM_STG_STAGE表からのインポートを使用する場合、ステージ順序が正しく更新されません。

  • 6854689 -- 配賦の合計パーセンテージが100を超える場合、配賦は正しく計算されません。

  • 16439312 -- WebLogicとともにシステムが構成されている場合、0バイトのアーティファクト・ファイルをインポートしようとすると、ライフサイクル管理のインポートが失敗し、次のようなメッセージが表示されます: 1を1アーティファクトからインポートできませんでした。。実際は、ジョブが「失敗」ステータスで終了してこのメッセージが表示されても、その他のアーティファクト・タイプについてはすべてのアーティファクトが正常にインポートされているため、このタイプのエラーは無視してかまいません。

    ライフサイクル管理インポート・ジョブの失敗ステータスを回避するには:

    1. インポート時の失敗を回避するには、存在していないことがわかっているアーティファクト・タイプを選択しないでください。これにより、0バイトのファイルが作成されることがなくなります。

    2. 0バイトのファイルがインポートされないようにするには、インポート前にインポート・ファイルに0バイトのファイルが存在しないか確認し、これらのアーティファクト・タイプの選択を解除します。

計算プロセスに関連するアーティファクトのライフサイクル管理

詳細Profitabilityアプリケーションでは、「計算プロセス」と呼ばれる新しい詳細な構成を使用して、モデルの計算方法を定義したり、リレーショナル・データベース内の適切な他の処理を定義します。ドライバ操作タイプおよびその他のプロセス・タイプの詳細は、『Oracle Hyperion Profitability and Cost Management管理者ガイド』詳細計算オプションを参照してください。

次のOracle Hyperion Enterprise Performance Management Systemライフサイクル管理(LCM)アーティファクトは、計算プロセス定義および管理に関連付けられています。

  • CalculationConfig

  • プロセス

  • SQLテンプレート

  • タスク

これらのアーティファクトにはサポートされているカスタマイズ・オプションがないため、Oracle Hyperion Shared Services Consoleを使用してアプリケーション・アーティファクトをエクスポートまたはインポートする場合には、これらの計算アーティファクトは無視してください。

異なるデータベース・プラットフォーム(OracleまたはSQL Serverなど)または異なるバージョンの製品を使用している可能性がある環境でアプリケーションを移行する場合、これらのアーティファクトをエクスポートおよびインポートの対象から除外することが特に重要です。これらのアーティファクトをエクスポート・ファイルから除外するには、エクスポート前にアーティファクトのチェック・マークの選択を解除してください。

注意!

これらのアーティファクトのいずれかを含む以前のエクスポートからアプリケーション・アーティファクトをインポートしている場合、インポートする前に確実にこれらのアーティファクトのチェック・マークの選択を解除してください。

11.1.2.2の詳細Profitabilityアプリケーションの11.1.2.3へのアップグレード

Profitability and Cost Managementアプリケーションを以前のリリースからアップグレードするには、ステージング・インポートで使用されるステージング・テーブルをユーザー・ステージング・スキーマ内に再作成する必要があります。

ステージング・テーブルを再作成するには:

  1. ステージング・データをバックアップしたことを確認します。

  2. 適切な削除スクリプト(drop_staging.sqlまたはdrop_dp_staging.sql)を実行します。

  3. これらのテーブルに対して適切なcreate定義スクリプトを実行します。これらは次に含まれています:

    • create_staging.sql (標準ProfitabilityアプリケーションおよびカスケードProfitabilityアプリケーションの場合)

    • create_dp_staging.sql (詳細Profitabilityアプリケーションの場合)

  4. ステージング・データをテーブルに移入します。

  5. 適切なインポートを実行します。

11.1.2.2アプリケーションでの「ステージ・オブジェクトの計算」アーティファクトは、11.1.2.3では「計算済メジャー」タイプの「計算ルール」に置き換わります。これらは、アップグレード中に変換されます。HPM_STGD_OBJECT_CALCULATIONステージング・テーブルは非推奨になりました。計算済メジャーの計算ルールのロードには、HPM_STGD_CALCRULE_CALCMSRSテーブルが使用されるようになりました。

また、11.1.2.3でのライフサイクル管理(LCM)には下位互換性があり、11.1.2.2からエクスポートしたProfitability and Cost Managementアーティファクトをインポートできます。ステージ・オブジェクトの計算は、計算済メジャーの計算ルールとしてインポートされます。

いずれの場合も、新しく作成またはインポートされた計算済メジャーの計算ルールのシーケンス番号は、最後に実行されることを示す9999に設定されます。11.1.2.3へのアップグレード後、または11.1.2.2モデルを11.1.2.3アプリケーションにインポートした後は、モデルのロジックで必要であれば、新しい計算済メジャーの計算ルールのシーケンス番号を変更して、モデル内の他の計算ルールより先に実行されるように指定できます。

このリリースでは、すべての配賦が計算ルールを介して実行されます。

11.1.2.3へのアップグレード後、1つ以上の単一ソース配賦の計算ルールを作成して、以前に定義された配賦ルール選択を取得する必要があります。

すべての配賦ルール選択を取得するには、すべてのドライバ・チェック・ボックスを選択して単一ソース・ルールを作成します。

EPM System製品のドキュメントへのアクセス

各EPM System製品ガイドの最新版は、OTN WebサイトのEPM System Documentation領域(http://www.oracle.com/technology/documentation/epm.html)でダウンロードまたは参照できます。また、EPM System Documentation Portal (http://www.oracle.com/us/solutions/ent-performance-bi/technical-information-147174.html)を使用することもでき、ここにはEPM Supported Platform Matrices、My Oracle Supportおよびその他の情報リソースへのリンクも含まれています。

デプロイメント関連のドキュメントは、Oracle Software Delivery Cloud Webサイト(http://edelivery.oracle.com/EPD/WelcomePage/get_form)からも入手できます。

個々の製品ガイドは、Oracle Technology Network Webサイトからのみダウンロードできます。

PDFからのコード・スニペットのコピーと貼付け

PDFファイルからコード・スニペットを切り取って貼り付ける際、貼付け操作時に一部の文字が失われる場合があり、これによりコード・スニペットが無効になります。回避策: コード・スニペットをHTMLバージョンのドキュメントから切り取って貼り付けます。

ユーザー・ガイド

メンバー・プロパティに割り当てられたブロック・ストレージ・オプション(BSO)データ・ストレージ値の表示

注意:

この項は、付録A: 「Profitability and Cost Managementアプリケーション・マネージャ」に追加されます。

どのBSOデータ・ストレージ値がメンバーに割り当てられるかを理解するには、HPM_DIM_MEMBER_PROP_Vビューを使用して、BSO計算キューブに対するOracle Essbaseへの配置が失敗した日時をデバッグします。

このビューは次の列で構成されています:

APPLICATION_NAME

DIMENSION_NAME

MEMBER_NAME

BSO_DATA_STORAGE

DIMENSION_STORAGE_TYPE

ビューがクエリーされると、配置された各Profitability and Cost Managementアプリケーションの次元メンバーごとに1行が戻されます。

属性次元の名前指定

注意:

この項は、付録A: 「Profitability and Cost Managementアプリケーション・マネージャ」に追加されます。

マスター・キューブの属性次元の次元名は、ASCII文字(英字と数字)のみを含める必要があり、属性次元名の最初の文字は英字(a-zまたはA-Z)にする必要があります。15917966

計算済メジャー・ドライバの操作

注意:

この項は、第16章: 詳細Profitabilityの配賦の管理に追加されます。

計算済メジャー・ドライバは、ソース/宛先のコンテキストがなくても値の計算に適用できるカスタムの数学的計算です。計算結果は、ドライバ値として使用できます。

計算済メジャー・ドライバでは宛先ステージのみが処理されるため、宛先を指定する必要があります。ドライバ定義に基づいて、カスタム・ドライバの式で指定した値は、ドライバ定義で指定したメジャーの宛先に送信されます。

たとえば、カスタム式を作成して次の例のようなタスクを計算できます:

  • 請求金額、平均支払い日、利率など、宛先オブジェクトにすべてのパラメータが存在する場合に、貨幣の時間的価値を計算します。

  • 宛先にユニット費用とボリュームが存在する場合に、請求行の拡張費用を計算します。

  • 宛先にユニット費用とボリュームが存在する場合に、商品の標準コストを計算します。

次の手順を参照してください:

計算済メジャー・ドライバの定義

計算済メジャー・ドライバを定義するには:

  1. Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspaceから、「ナビゲート」「アプリケーション」「Profitability」の順に選択し、ドライバを作成するアプリケーションを選択します。

  2. 「タスク領域」から、「配賦の管理」「ドライバ定義」の順に選択します。

  3. 「ドライバ定義」で、「新規ドライバの追加」ボタンをクリックします。

  4. 「名前」で、新しいドライバに一意の名前を入力します。

    注意!

    /、+、@などの特殊文字や制限された文字をドライバ名に使用しないでください。インポート操作が失敗する原因になることがあります。最新の制限については、『Oracle Essbaseデータベース管理者ガイド』を参照してください。

  5. オプション: 「説明」で、ドライバの目的に関する簡単な説明を入力します。

  6. 「宛先メジャーへの書込み結果」で、「参照」ボタンをクリックし、ドライバにより配賦値が書き込まれる宛先メジャーを選択して「OK」をクリックします。

  7. 「ドライバの定義」「演算タイプ」で、「計算済メジャー」を選択します。

  8. 「シーケンス優先度」で、計算の優先度を正の整数で入力します。デフォルトでは、100が表示されます。最も高い優先度は1です。

  9. 「計算式」で、カスタム・ドライバ式を入力します。

    キーボードと「挿入」ボタンを使用して式を作成できます。

    「挿入」セレクタを使用するには:

    1. 「挿入」をクリックし、ドライバに使用可能なメジャーの「挿入」セレクタを表示します。

    2. リストから、「宛先」を選択して、使用可能な宛先メジャーを表示します。

    3. 次元リストから、式のメジャーを選択します。

    4. 「OK」をクリックします。

  10. 式を入力した後、「検証」をクリックします。

    SQLドライバ式が検証され、成功メッセージが表示されます。続行する前にエラーを処理します。

  11. 「OK」をクリックして、新しいドライバを保存します。

計算済メジャー・ドライバの変更

計算済メジャー・ドライバを変更するには:

  1. EPM Workspaceで、「ナビゲート」「アプリケーション」「Profitability」の順に選択し、ドライバを変更するアプリケーションを選択します。

  2. 「タスク領域」から、「配賦の管理」「ドライバ定義」の順に選択します。

  3. 「ドライバ定義」で、「ドライバの編集」ボタンをクリックします。

    選択したドライバの「ドライバの定義」ダイアログ・ボックスが表示されます。

  4. 「ドライバの定義」で、選択したドライバについて次のパラメータのいずれかを変更します:

    • 名前

    • 説明

    • 演算タイプ

    • シーケンス優先度

    • 宛先メジャーへの書込み結果

    注意!

    /、+、@などの特殊文字や制限された文字をドライバ名に使用しないでください。インポート操作が失敗する原因になることがあります。最新の制限については、『Oracle Essbaseデータベース管理者ガイド』を参照してください。

  5. オプション: 「計算式」でカスタム式を変更し、「検証」をクリックします。

    SQLドライバ式が検証され、成功メッセージが表示されます。続行する前にエラーを処理します。

  6. 「OK」をクリックして、変更したドライバを保存します。

    変更したドライバを計算結果に適用する場合は、モデルを再計算する必要があります。

計算済メジャー・ドライバの削除

注意!

ドライバを削除すると、削除されたドライバを使用しているステージ計算済メジャーもすべて削除されます。

計算済メジャー・ドライバを削除するには:

  1. Oracle Hyperion Enterprise Performance Management Workspaceから、「ナビゲート」「アプリケーション」「Profitability」の順に選択し、削除するドライバを含むアプリケーションを選択します。

  2. 「タスク領域」から、「配賦の管理」「ドライバ定義」の順に選択します。

  3. 「ドライバ定義」で、削除するドライバを選択します。

  4. 「削除」ボタンをクリックします。

  5. 「はい」をクリックして、ドライバの削除を確認します。

レベル0のコントリビューション・レポートの生成

注意:

この項は、第III部: 「詳細Profitabilityモデルの操作」に追加されます

一般的な詳細Profitabilityアプリケーションには、ソース・ステージと宛先ステージの間に1つ以上の重複する次元が含まれることがあります。たとえば、BksDP30サンプル・モデルでは、顧客次元および製品次元はソース・ステージと宛先ステージの両方で使用されます。

このため、レベル0のコントリビューション・ビュー(サンプル・モデルではHPMD_BKSDP20_LEVEL_0_CONTRIB_V)には、これらの重複する各次元に対して2つの列(ソース・コンテキスト用と宛先コンテキスト用)が含まれることになります。

このビューを使用してOracle BI EEでコントリビューション・レポートが正常に生成されるように、OBIEEの物理レイヤー内のシステム生成の次元レポート用ビューを正しく登録する方法を習得して、それぞれがレベル0のコントリビューション・ビューの次元列の両方のセットに正しく結合されるようにする必要があります。物理レイヤー内に、レベル0のビューから同じ次元への2つの別名テーブルを作成する必要があります。たとえば、レベル0のビューは、ソース(SRC)用と宛先(DEST)用に1回ずつ顧客次元に結合する必要があります。

次の手順では、この方法の例として、サンプル・モデル内の顧客次元から階層次元ビューを使用しています。

レベル0のコントリビューション・レポートを生成するには:

  1. Oracle Business Intelligence Enterprise Editionにログインし、Profitability and Cost Managementリポジトリに移動します。

  2. 物理レイヤーで、レポートに使用する次元ビューを右クリックし、「新規オブジェクト」>「別名」を選択します。

    たとえば、別名テーブルのモデルとしてサンプル・モデル内の「HPMD_BKSDP20_CUSTOMERS_HIER_V」をクリックします。

  3. 新しいソース別名テーブルの名前(HPMD_BKSDP20_SRCCUST_HIER_Vなど)を入力し、「OK」をクリックします。

  4. 物理レイヤーで、次元ビューを再度右クリックして、「新規オブジェクト」>「別名」を選択します。

  5. 新しい宛先別名テーブルの名前(HPMD_BKSDP20_DESTCUST_HIER_Vなど)を入力し、「OK」をクリックします。

  6. 物理レイヤーで、次のオブジェクトを選択し、右クリックして「物理ダイアグラム - 選択したオブジェクトのみ」を選択します:

    HPMD_BKSDP20_SRCCUST_HIER_V

    HPMD_BKSDP20_DESTCUST_HIER_V

    HPMD_BKSDP20_LEVEL_0_CONTRIB_V

  7. ダイアグラムで、新しい別名テーブルそれぞれとレベル0のコントリビューション・ビューの間に物理結合を作成します。

  8. ソース別名テーブルおよび宛先別名テーブルをビジネス・モデル・レイヤーにドラッグします。

  9. プレゼンテーション・レイヤーで、レベル0のレポートを変更して、新しい別名テーブルそれぞれからの列を含めます。

物理テーブルおよび別名の操作の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド 11gリリース(11.1.1)の第7章: 「物理テーブル、キューブおよび結合での作業」を参照してください。

外部の自動化

processGenealogyPathsWithOutASOCubeClear操作の項で、次の注意書きが更新されています:

注意:

このWebサービス操作の使用目的は、標準原価計算Oracle Hyperion Profitability and Cost Managementアプリケーションで複数のPOVに対して系統を実行することです。processGenealogyPathsWithOutASOCubeClearは、同じPOVに対して複数の系統計算を実行するためのものではありません。

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