拡張サービス

拡張サービスを構成するには、次の手順を使用します。

  拡張サービスを構成するには:

  1. Javaサーブレット・プログラムをコンパイルします。

    Oracle Hyperion Reporting and Analysis Framework開発者ガイドのサンプル・プログラムのコンパイルに関する項を参照してください。

    注:

    この手順では、サーブレットがTestServletで、ソース・ファイルがTestServlet.javaであると想定します。

  2. Reporting and Analysis Framework Webアプリケーション・サービスを停止します。

  3. raframework.earを変更します。このファイルにはサーブレット・クラスが含まれており、それをアプリケーション・サーバーに対して定義します。これを行うには:

    1. %EPM_ORACLE_HOME%\products\biPlus/InstallableAppsに移動します。

    2. raframework.earのコピーを保存します。

    3. .earファイルを一時ディレクトリにコピーし、WinZipや7-zipなどのユーティリティを使用して展開します。

      .earファイルの内容は、Manifestディレクトリとraframework.warです。

    4. raframework.warを展開します。このファイルで変更を行います。

    5. 展開した.warファイルからWEB-INFディレクトリを開きます。

    6. サーブレット・クラスをWEB-INFのクラス・ディレクトリにコピーします。

    7. 他のタグがあるファイルにサーブレット宣言を追加することで、WEB-INFにあるweb.xmlを編集します。

      この手順の例では、エントリはTestServletとTestServletです。

    8. raframework.warを再びアーカイブします。

    9. raframework.earを再びアーカイブし、変更したraframework.ear%EPM_ORACLE_HOME%\products\biPlus\InstallableAppsにコピーします。

  4. Reporting and Analysis Frameworkへの拡張サービスを定義するservices.propertiesを変更します。

    1. \user_projects\epmsystem1\config\ReportingAnalysisに移動します。

    2. services.propertiesのコピーを保存します。

    3. service.propertiesを編集します(Oracle Hyperion Reporting and Analysis Framework開発者ガイドを参照してください)。

      この例では、次の2行をファイルの末尾に追加します。

                        sMenu.resource =  TestServlet
                     
      
                        sMenu.type=%NAMED%
                     

      注:

      行の後に末尾のスペースを残さないようにします。スペースがあるとファイルが間違って読み取られ、拡張サービスの実行時にエラーが発生します。

    4. 変更したファイルを保存します。

  5. raframeworkweb.earを変更します。

    追加の指示は、使用するTestServletのrmapi.jarのコピーをロードするようアプリケーション・サーバーに指示します。

    1. %EPM_INSTALL_HOME%\common\raframework\11.1.2.0\libに移動します。

      このディレクトリには、マニフェスト・ファイルを含むraframeworkweb.earが含まれます。

    2. raframeworkweb.earを編集する前に別の場所にコピーします。

    3. このjarを展開してからMETA-INFに移動します。

    4. META-INFで、MANIFEST.MFを編集し、rmapi.jar (/lib/rmapi.jar)を宣言する行を追加します。

      注:

      マニフェストでは、このエントリの後にスペースが必要です。スペースがないと、アプリケーション・サーブレットが動作しない可能性があります。他のファイル・エントリの書式をガイドとして使用します。rmapi.jarはすでにこのlibディレクトリにあります。このファイルに参照を追加することのみ必要です。

    5. .jarファイルを再びアーカイブします。

  6. Oracle Hyperion Reporting and Analysis Framework Webアプリケーションを再起動します。

    Oracle Hyperion Reporting and Analysis Framework開発者ガイドのガイドラインに従って、URLを使用して拡張サービスにアクセスします。ここで使用している例では、URLは次のとおりです:

                http://workspace/ext/sMenu