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リリース 11.1.2.3.000
11.1.2.2.310リリース以降では、Oracle Hyperion Smart View for Officeデータ・ソースに接続するとき、共有接続情報をXMLファイルに追加し、ユーザーのローカル・ドライブに格納して、共有プロバイダに接続するために使用できます。リリース11.1.2.3では、共有接続XMLファイルをWebサーバーに格納することができ、Smart View管理者が指定するすべてのユーザーがアクセスできます。
共有接続XMLファイルをHTTPサーバーに格納することで、共有接続URL情報をユーザーに提供するSmart View管理者のタスクが簡易化されます。
このリリースでは、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionプロバイダに接続するには、共有接続XMLファイルを使用するしかありません; ただし、 Oracle Business Intelligence Enterprise Edition接続はプライベート接続を使用して確立することもできます。これにより、管理者は、XMLファイルを各ユーザーのローカル・マシンに格納する方法か、HTTPサーバーに格納してユーザーにアクセス権を付与する方法を選択できます。
ユーザーは、「オプション」ダイアログ・ボックスの「共有接続URL」フィールドに、HTTPサーバー上のXMLファイルの場所を指定します。こうして、アクセス権を持つ他の共有接続と同様に、使用可能な接続にアクセスできます。
HTTPサーバーに共有接続XMLファイルを設定する手順は、Oracle Hyperion Smart View for Office User's GuideのXMLファイルからの共有接続へのアクセスに関する項を参照してください。
Smart Viewのインストール後、Oracle.com WebサイトでホストされているURLからオンライン・ヘルプが取得されます。これはSmart Viewのデフォルト動作であり、ヘルプを起動するのにユーザーが変更を加える必要はありません。
ただし、ヘルプをローカルで、または組織のWebサーバーでインストールする必要が生じることがあります。Oracle.com以外の場所からヘルプにアクセスする必要がある例をいくつか示します。
アクセシビリティ第508条のために、ヘルプ・ファイルを個人のコンピュータのローカル・ドライブにインストールする必要がある場合。
インターネットのアクセス制限。たとえば、ユーザーが組織のイントラネットのURLにしかアクセスできない場合。
このようなケースに対応するために、My Oracle Supportからヘルプをダウンロードしてローカル・ドライブまたはWebサーバーに配置できます。
詳細は、Oracle Hyperion Smart View for Office User's GuideのローカルまたはWebサーバーでのヘルプのインストールと構成に関する項を参照してください。
関数ビルダーは、このリリースでの2つの機能拡張によりさらに使いやすくなりました。
2つのセルへのセル参照
このリリース以前では、接続、ラベル、データ/テキストまたは変数の引数に関して、単一セルへの参照を入力できました。リリース11.1.2.3以降では、次元/メンバー参照の、2つの連続するセルまたは連続しないセルへの参照を入力することもできます。参照を3つ以上のセルのセル範囲にすることはできません。
Oracle Hyperion Smart View for Office User's Guideの関数の章、関数ビルダーでの関数の作成に関する項のセル参照に関する項目を参照してください。
関数の検証
「関数の引数」ダイアログ・ボックスの新しい「検証」検証ボタンを使用すると、関数を実行する前に、エラーを確認してすぐに修正することができます。注意する可能性のあるエラーのタイプは次のとおりです:
接続がオフラインまたは無効です
選択範囲が無効です。
メンバー名が無効か、選択した別名と一致しません
次元名が無効か、選択した別名と一致しません
Dimension#Memberの組合せが不完全です
疑問符の欠落またはその他の微細な構文エラーによる、一般的なエラー
この検証機能では、エラーをその場で確認して修正できるため、関数の問題のトラブルシューティングの時間が短縮されます。
Oracle Hyperion Smart View for Office User's Guide、関数の章、関数ビルダーでの関数の作成に関する項の手順6を参照してください。
このリリースには新しいVBA関数が導入されています: HypUIConnect()。ユーザー名とパスワードを指定しないと、HypUIConnect()によって「データ・ソースに接続」ダイアログ・ボックスが表示されます。すでに接続されている場合、ダイアログは表示されません。
この関数の詳細は、Oracle Hyperion Smart View for Office開発者ガイドのHypUIConnectに関する項を参照してください。
新しいHyperion Planning Admin Extension for Smart Viewを使用すると、Oracle Hyperion Planning管理ユーザーがSmart Viewにメタデータをインポートして操作することができます。この拡張機能では、Planning管理者はOracle Hyperion Smart View for Officeアプリケーションを使用して次のタスクを実行できます:
Oracle Hyperion Planningの既存の次元とメンバーの追加、編集およびインポート。メンバーの移動や、Smart Viewでの共有メンバーとしての指定も含まれます
キューブの作成とリフレッシュ
この拡張機能の使用方法の詳細は、Oracle Hyperion Planning Administrator's GuideのPlanningメタデータのインポートと編集のためのSmart Viewの使用に関する項を参照してください。
リリース11.1.2.0、11.1.2.1、11.1.2.2、11.1.2.2.300または11.1.2.2.310からアップグレードしている場合は、Cumulative Feature Overview (CFO)ツールを使用して、これらのリリースの間に追加された新機能のリストを確認します。CFOツールによって、現在の製品、現在のリリース・バージョン、およびターゲット実装のリリース・バージョンを識別できます。また、現在のリリースとターゲット・リリースの間に開発された製品機能の概要を、必要に応じて組み合せてすぐに生成することができ、使用可能な機能を把握できます。CFOツールは、https://support.oracle.com/oip/faces/secure/km/DocumentDisplay.jspx?id=1092114.1で入手できます。