Oracle® Enterprise Manager Ops Centerインストレーション・ガイドfor Oracle Solaris Operating System 12cリリース1 (12.1.2.0.0) B71915-01 |
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この手順では、Oracle Solarisシステムでのエンタープライズ・コントローラ、ならびに1つ以上のプロキシ・コントローラのインストールおよび構成方法について説明します。Oracle Enterprise Manager Ops Centerではエンタープライズ・コントローラと、プロキシ・コントローラが少なくとも1つ必要です。
エンタープライズ・コントローラと製品データベースを、環境のサイズおよび要件に応じて次の3つの方法のいずれかでインストールできます。
エンタープライズ・コントローラと組込みデータベースを1つのシステム上にインストール
エンタープライズ・コントローラをインストールして、顧客管理データベースを使用するように構成
Oracle Clusterwareおよび複数のエンタープライズ・コントローラを高可用性のためにインストールして、顧客管理データベースを使用するように構成
エンタープライズ・コントローラのインストールが終了したら、構成します。構成プロセスではエンタープライズ・コントローラの多数の機能を指定し、選択したデプロイメントに応じてプロキシ・コントローラを1つ以上インストールおよび構成できます。
単純なデプロイメントでは、エンタープライズ・コントローラ・システム上の同配置されたプロキシ・コントローラを構成します。
高度なデプロイメントでは、リモート・システム上の1つ以上のプロキシ・コントローラをリモートでインストールおよび構成します。
構成ウィザード外のプロキシ・コントローラのインストールでは、エンタープライズ・コントローラの構成後にプロキシ・コントローラをリモートまたは手動でインストールおよび構成します。
構成ウィザード外にプロキシ・コントローラをインストールする場合、またはプロキシ・コントローラを後日インストールする必要がある場合は、次のいずれかの方法を使用できます。
Proxy Deploymentウィザードを使用したリモートでのデプロイ
手動によるインストールおよび構成
通常の初期のインストールでは、エンタープライズ・コントローラを最初にインストールおよび構成してから、プロキシ・コントローラを構成プロセスの一環としてインストールおよび構成します。プロキシ・コントローラは、エンタープライズ・コントローラをインストールするシステムに自動的にインストールされますが、それを有効にするかどうかを選択します。
このインストールでは、エンタープライズ・コントローラの使用のためにJava Runtime Environment (JRE) 1.7.0_02を、プロキシ・コントローラの使用のためにJRE 1.6.0_31をそれぞれインストール、またはそのバージョンにアップグレードします。これ以降のバージョンのJREは影響を受けません。
この手順では、Oracle Solaris 10 OS以上を稼働中のシステムにおけるエンタープライズ・コントローラ・ソフトウェアのインストールに必要なステップを説明します。この手順では組込みデータベースもインストールされます。
エンタープライズ・コントローラをインストールするスクリプトではプロキシ・コントローラも自動的に同じシステムにインストールされますが、プロキシ・コントローラが有効になるわけではありません。このソフトウェアのインストール手順の後に続く構成ステップで、このプロキシ・コントローラの有効化を選択できます。
始める前に
組込みデータベースを使用するOracle Enterprise Manager Ops Centerをインストールする前に、必須のOracle Database 11g Enterprise Editionリリース11.2.0.3インストール・バンドルをダウンロードする必要があります。
注意: この手順では有効なMy Oracle Support (MOS)アカウントが必要です。このアカウントはソフトウェア契約のCustomer Service Identifier (CSI)と関連付けられている必要があります。 |
エンタープライズ・コントローラ・システムで/var/tmp/downloads
ディレクトリを作成します。
http://support.oracle.com
に移動し、「サインイン」をクリックしてユーザーのMy Oracle Support (MOS)資格証明でサインインします。
「パッチと更新版」タブをクリックします。
「パッチ名または番号」の横にあるフィールドに10404530と入力します。
「プラットフォーム」の横にあるドロップダウン・メニューで、エンタープライズ・コントローラ・システムのオペレーティング・システムおよびアーキテクチャを選択します。
「検索」をクリックします。
Oracle Database 11g Enterprise Editionリリース11.2.0.3パッチ・セットが表示されます。
「ダウンロード」をクリックします。
ファイル・ダウンロードのポップアップが表示されます。
最初の2ファイルをダウンロードします。このファイル名の末尾は_1of6.zip
と_2of6.zip
です。
ダウンロードしたインストール・バンドルを、エンタープライズ・コントローラ・システムの/var/tmp/downloads
ディレクトリにコピーまたは移動します。
組込みデータベースを使用するエンタープライズ・コントローラをインストールする手順
この手順ではエンタープライズ・コントローラ、同配置のプロキシ・コントローラおよび組込みデータベースがインストールされます。
注意: エンタープライズ・コントローラはルート・ゾーン全体で実行できます。この方法では、エンタープライズ・コントローラ専用のシステムは必要ありません。エンタープライズ・コントローラをOracle Solaris 10ゾーンにインストールする場合、同配置のプロキシ・コントローラは有効にできません。 |
Oracle Solaris 11にインストールする場合、そしてインターネット接続にHTTPプロキシがシステムで必要な場合は、次の書式を使用してhttp_proxy
およびhttps_proxy
環境変数を永続的に設定します。
http_proxy=http://<proxy IP address>:<port number>
またはhttp://<username:password>@<proxy IP address>:<port number>
- この変数はHTTPに使用するプロキシ・サーバーを指定します。
https_proxy=https://<proxy IP address>:<port number>
またはhttps://<username:password>@<proxy IP address>:<port number>
- この変数はHTTPSに使用するプロキシ・サーバーを指定します。
次に例を示します。
export http_proxy=http://10.79.204.11:8080 export https_proxy=https://10.79.204.12:8080
Oracle Solaris 11上にインストールする場合は、次のコマンドを使用してルートを通常ユーザーとして構成します。
sudo rolemod -K type=normal root
システムに一時ディレクトリを作成してから、システムに該当するOracle Enterprise Manager Ops Centerアーカイブを、作成した一時ディレクトリに配信メディアからコピーまたは移動します。次に例を示します。
# mkdir /var/tmp/OC # cp enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.zip /var/tmp/OC
インストール・アーカイブでは3.5GBのディスク領域が使用されます。
システム上のインストール・アーカイブが配置されているディレクトリに変更します。
# cd /var/tmp/OC #
インストール・アーカイブを展開してから、展開したディレクトリの内容を一覧表示します。
インストール・アーカイブに.zip
拡張子がある場合、unzip
コマンドを使用してアーカイブを解凍します。次に例を示します。
# unzip enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.zip # ls enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.zip xvmoc_full_bundle #
インストール・アーカイブに.tar.zip
拡張子がある場合、unzip
およびtar
コマンドを使用してアーカイブを解凍およびtar解除してから、一時ディレクトリの内容を一覧表示します。次のコマンド例では元の圧縮されたアーカイブ・ファイルが保持されているので、注意してください。アーカイブから解凍されたデータでは約1GBの追加領域が使用されます。次に例を示します。
# unzip enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.zip | tar xf - # ls enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.zip xvmoc_full_bundle #
ディレクトリをxvmoc_full_bundle
に変更し、install
スクリプトを実行します。次に例を示します。
# cd xvmoc_full_bundle # ./install
Oracle Configuration Managerインストール・テキストが表示されます。Oracle Enterprise Manager Ops Centerと関連付けるMy Oracle Supportのユーザー名または電子メール・アドレスを入力します。
Provide your email address to be informed of security issues, install and initiate Oracle Configuration Manager. Easier for you if you use your My Oracle Support Email address/User Name. Visit http://www.oracle.com/support/policies.html for details. Email address/User Name:
セキュリティ更新が自分のMy Oracle Supportページに表示されるようにするには、My Oracle Supportのパスワードを入力します。
Provide your My Oracle Support password to receive security updates via your My Oracle Support account. Password (optional):
画面がクリアされ、インストールの進行とともに自動的に更新されるインストール・タスクの一覧が、インストール・スクリプトによって表示されます。次に例を示します。
Ops Center Enterprise Controller Installer (version 12.1.0.2001 on SunOS) 1. Check for installation prerequisites. [Not Completed] 2. Configure file systems. [Not Completed] 3. Install prerequisite packages. [Not Completed] 4. Install Agent components. [Not Completed] 5. Create Deployable Proxy Bundles. [Not Completed] 6. Install application packages. [Not Completed] 7. Run postinstall tasks. [Not Completed] 8. Install Expect. [Not Completed] 9. Install IPMI tool. [Not Completed] 10. Set database credentials. [Not Completed] 11. Install and Configure Oracle Database. [Not Completed] 12. Seed Ops Center Database Schema [Not Completed] 13. Install Service container components. [Not Completed] 14. Install Core Channel components. [Not Completed] 15. Install Proxy Core components. [Not Completed] 16. Set Proxy database credentials. [Not Completed] 17. Install Enterprise Controller components. [Not Completed] 18. Install Update Connection - Enterprise. [Not Completed] 19. Install Ops Center BUI components. [Not Completed] 20. Install OS provisioning components. [Not Completed] 21. Initialize and start services. [Not Completed] Executing current step: Check for installation prerequisites...
確認を行い、install
スクリプトによるインストール前提条件の不一致のチェック時に問題があれば修正します。たとえば、次のinstall
スクリプトではディスク領域の不足が検出されました。
Warning for Step: Check for installation prerequisites. The following is a portion of the installer log which may indicate the cause of the warning. If this does not indicate the cause of the warning, you will need to view the full log file. More information on how to do that is available below. You may choose to ignore this warning by selecting to continue. * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Ignoring job: 01checkRPMs.pl Ignoring job: 03removeEmptyDirs.pl Executing job: jobs/00checkPrereqs.pl --install WARNING: Installation prerequisites not met: Disk: / 72G needed, 24G available. * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Please fix the problem and then try this step again. For a full log of the failed install see the file: /var/tmp/installer.log.9361. t. Try this step again (correct the failure before proceeding) c. Continue (ignore the warning) x. Exit Enter selection: (t/c/x)
再試行するにはt
、警告を無視して続行するにはc
、またはインストール・スクリプトを終了するにはx
を入力できます。インストール・スクリプトを終了し、問題を修正してから、インストール・スクリプトを再度実行する必要があります(停止したところから再開します)。エラー状態がインストールに及ぼす影響を受け入れる場合のみ、警告を無視して続行することを選択します。t
を入力すると、手順を再試行する前に問題を修正できる場合を除いて、通常は同じエラーが生成されます。インストール・スクリプトですべての前提条件が一致していると判断された場合、または警告を無視して続行することを選択した場合、インストール・スクリプトは続行され、エンタープライズ・コントローラおよびプロキシ・コントローラのすべてのコンポーネントがインストールされます。
完了すると、インストール・スクリプトにはすべてのコンポーネントがインストールされていることの確認が表示されます。/var/tmp/installer.log.latest
ファイルにはインストール・ログが含まれます。
/opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm
コマンドを使用してエンタープライズ・コントローラ・サービスのステータスをチェックします。インストールが正常に完了していれば、このサービスはオンラインになっています。次に例を示します。
# /opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm status online #
インストールが完了したら、「エンタープライズ・コントローラの構成」の項の手順の1つを使用してエンタープライズ・コントローラを構成します。
この手順では、Oracle Solaris 10 OS以上を稼働中のシステムにおけるエンタープライズ・コントローラ・ソフトウェアのインストールに必要なステップを説明します。この手順では、顧客管理データベースを使用するようにソフトウェアも構成します。顧客管理データベースは、Oracle Enterprise Manager Ops Centerのインストールよりも前に個別にインストールおよび構成する必要があります。
サポートされているデータベース・バージョンおよびデータベース・オプションの一覧については、『Oracle Enterprise Manager Ops Centerシステム認定マトリクス・ガイド』を参照してください。
エンタープライズ・コントローラをインストールするスクリプトではプロキシ・コントローラも自動的に同じシステムにインストールされますが、プロキシ・コントローラが有効になるわけではありません。このソフトウェアのインストール手順の後に続く構成ステップで、このプロキシ・コントローラの有効化を選択できます。
注意: インストール手順ではデータベースのユーザー名およびパスワード情報が必要です。この情報へのアクセス権がない場合はデータベース管理者に相談してください。 |
始める前に
インストールを開始する前に次の手順を行います。
使用する既存のOracle Database 11g Enterprise Editionデータベースを特定するか、Oracle Database 11g Enterprise Editionのインストール・ドキュメントに従って顧客管理データベースをインストールおよび構成します。
顧客管理データベースを使用するエンタープライズ・コントローラをインストールする手順
この手順ではエンタープライズ・コントローラおよび同配置のプロキシ・コントローラがインストールされ、顧客管理データベースを使用するようにソフトウェアが構成されます。
注意: エンタープライズ・コントローラはルート・ゾーン全体で実行できます。この方法では、エンタープライズ・コントローラ専用のシステムは必要ありません。エンタープライズ・コントローラをOracle Solaris 10ゾーンにインストールする場合、同配置のプロキシ・コントローラは有効にできません。 |
Oracle Solaris 11にインストールする場合、そしてインターネット接続にHTTPプロキシがシステムで必要な場合は、次の書式を使用してhttp_proxyおよびhttps_proxy環境変数を永続的に設定します。
http_proxy: <protocol>://<host>:<port>
または<protocol>://<user:password>@<host>:<port>
- この変数はHTTPに使用するプロキシ・サーバーを指定します。
https_proxy: <protocol>://<host>:<port>
または<protocol>://<user:password>@<host>:<port>
- この変数はHTTPSに使用するプロキシ・サーバーを指定します。
Oracle Solaris 11上にインストールする場合は、次のコマンドを使用してルートを通常ユーザーとして構成します。
sudo rolemod -K type=normal root
システムに一時ディレクトリを作成してから、システムに該当するOracle Enterprise Manager Ops Centerアーカイブを、作成した一時ディレクトリに配信メディアからコピーまたは移動します。次に例を示します。
# mkdir /var/tmp/OC # cp enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.gz /var/tmp/OC
インストール・アーカイブでは3.5GBのディスク領域が使用されます。
システム上のインストール・アーカイブが配置されているディレクトリに変更します。
# cd /var/tmp/OC #
インストール・アーカイブを展開してから、展開したディレクトリの内容を一覧表示します。
インストール・アーカイブに.zip
拡張子がある場合、unzip
コマンドを使用してアーカイブを解凍します。次に例を示します。
# unzip enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.zip # ls enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.zip xvmoc_full_bundle #
インストール・アーカイブに.tar.zip
拡張子がある場合、unzip
およびtar
コマンドを使用してアーカイブを解凍およびtar解除してから、一時ディレクトリの内容を一覧表示します。次のコマンド例では元の圧縮されたアーカイブ・ファイルが保持されているので、注意してください。アーカイブから解凍されたデータでは約1GBの追加領域が使用されます。次に例を示します。
# unzip enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.zip | tar xf - # ls enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.zip xvmoc_full_bundle #
createOCschema_remote.sql
スクリプトをエンタープライズ・コントローラから顧客管理データベース・サーバーにコピーします。
Oracle Solaris for x86システムで、このスクリプトは/var/tmp/OC/xvmoc_full_bundle/SunOS_i386/Product/installer/scripts
ディレクトリ内にあります。
Oracle Solaris for SPARCシステムで、このスクリプトは/var/tmp/OC/xvmoc_full_bundle/SunOS_SPARC/Product/installer/scripts
ディレクトリ内にあります。
たとえば顧客管理データベース・サーバーでは次のようになります。
# scp root@EnterpriseController:/var/tmp/OC/xvmoc_full_bundle/SunOS_i386/Product/installer/scripts/createOCschema_remote.sql . Password: createOCschema_remote.sql 100% |*********************| 1486 00:00
顧客管理データベース管理者として、createOCschema_remote.sql
スクリプトを実行して次の情報を入力します。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerのユーザー名 – これは、Oracle Enterprise Manager Ops Centerでデータベースへのアクセスに使用されるデータベース・ユーザーです。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerのパスワード – これはデータベース・ユーザーのパスワードです。パスワードの長さおよび文字の制限の詳細は、Oracle Database 11g Enterprise Editionのドキュメントを参照してください。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerの読取り専用ユーザー名 – これは、Oracle Enterprise Manager Ops Centerでデータベースの参照に使用される読取り専用データベース・ユーザーです。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerの読取り専用パスワード – これは読取り専用データベース・ユーザーのパスワードです。
デフォルト表領域 – これはOracle Enterprise Manager Ops Centerユーザーのデフォルト表領域です。
一時表領域 – これはOracle Enterprise Manager Ops Centerユーザーの一時表領域です。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerのダンプ・ディレクトリ – このディレクトリが存在し、oracle
ユーザーによって所有されている必要があります。
必要な情報をすべて入力すると、createOCschema_remote.sql
スクリプトは完了したことを示して終了します。
次に例を示します。
$ sqlplus / as sysdba @createOCSchema_remote.sql SQL*Plus: Release 11.2.0.3.0 Production on Thu Dec 15 16:55:34 2011 Copyright (c) 1982, 2011, Oracle. All rights reserved. Connected to: Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options Enter username for Ops Center database login: TESTSCHEMA Enter password for Ops Center database login: Enter username for read only Ops Center database login: TESTSCHEMA_RO Enter password for read only Ops Center database login: Enter default tablespace for Ops Center user: USERS Enter temporary tablespace for Ops Center user: TEMP Enter Oracle Data Pump destination directory: /var/tmp/ocdumpdir "Done creating OC_SYSTEM_ROLE and OC_RO_ROLE" "Done creating Schema 'TESTSCHEMA'. Roles and privileges have been granted." "Done creating Schema 'TESTSCHEMA_RO'. Roles and privileges have been granted." "Done creating OC_DUMP_DIR at /var/tmp/ocdumpdir" "Done granting privs to users and profiles" "Testing connectivity to the new schema: 'TESTSCHEMA'" Connected. "Testing connectivity to the new read only schema: 'TESTSCHEMA_RO'" Connected. "Create is Complete. OC can now be used with the new schema: 'TESTSCHEMA'" Disconnected from Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options $
データベース・プロパティ・ファイルをエンタープライズ・コントローラ・システムで作成します。データベース・プロパティ・ファイルには、顧客管理データベースの場所と、スキーマ作成スクリプトで指定された同じユーザーおよび読取り専用ユーザーの資格証明が含まれている必要があります。
次に例を示します。
# vi /var/tmp/OC/DB/RemoteDBProps.txt mgmtdb.appuser=user mgmtdb.password=userpass mgmtdb.roappuser=user mgmtdb.ropassword=userpass mgmtdb.dburl=jdbc:oracle:thin:@<database hostname>:<port>/<database service name>
ディレクトリをxvmoc_full_bundle
に変更し、install
スクリプトを--remoteDBprops=<path to database properties file>
オプションを指定して実行します。次に例を示します。
# cd xvmoc_full_bundle # ./install --remoteDBprops=/<Path to database properties file>/remoteDBProps.txt
Oracle Configuration Managerインストール・テキストが表示されます。Oracle Enterprise Manager Ops Centerと関連付けるMy Oracle Supportのユーザー名または電子メール・アドレスを入力します。
Provide your email address to be informed of security issues, install and initiate Oracle Configuration Manager. Easier for you if you use your My Oracle Support Email address/User Name. Visit http://www.oracle.com/support/policies.html for details. Email address/User Name:
セキュリティ更新が自分のMy Oracle Supportページに表示されるようにするには、My Oracle Supportのパスワードを入力します。
Provide your My Oracle Support password to receive security updates via your My Oracle Support account. Password (optional):
画面がクリアされ、インストールの進行とともに自動的に更新されるインストール・タスクの一覧が、インストール・スクリプトによって表示されます。次に例を示します。
Ops Center Enterprise Controller Installer (version 12.1.0.2001 on SunOS) 1. Check for installation prerequisites. [Not Completed] 2. Configure file systems. [Not Completed] 3. Install prerequisite packages. [Not Completed] 4. Install Agent components. [Not Completed] 5. Create Deployable Proxy Bundles. [Not Completed] 6. Install application packages. [Not Completed] 7. Run postinstall tasks. [Not Completed] 8. Install Expect. [Not Completed] 9. Install IPMI tool. [Not Completed] 10. Set database credentials. [Not Completed] 11. Install and Configure Oracle Database. [Not Completed] 12. Seed Ops Center Database Schema [Not Completed] 13. Install Service container components. [Not Completed] 14. Install Core Channel components. [Not Completed] 15. Install Proxy Core components. [Not Completed] 16. Set Proxy database credentials. [Not Completed] 17. Install Enterprise Controller components. [Not Completed] 18. Install Update Connection - Enterprise. [Not Completed] 19. Install Ops Center BUI components. [Not Completed] 20. Install OS provisioning components. [Not Completed] 21. Initialize and start services. [Not Completed] Executing current step: Check for installation prerequisites...
確認を行い、install
スクリプトによるインストール前提条件の不一致のチェック時に問題があれば修正します。たとえば、次のinstall
スクリプトではディスク領域の不足が検出されました。
Warning for Step: Check for installation prerequisites. The following is a portion of the installer log which may indicate the cause of the warning. If this does not indicate the cause of the warning, you will need to view the full log file. More information on how to do that is available below. You may choose to ignore this warning by selecting to continue. * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Ignoring job: 01checkRPMs.pl Ignoring job: 03removeEmptyDirs.pl Executing job: jobs/00checkPrereqs.pl --install WARNING: Installation prerequisites not met: Disk: / 72G needed, 24G available. * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Please fix the problem and then try this step again. For a full log of the failed install see the file: /var/tmp/installer.log.9361. t. Try this step again (correct the failure before proceeding) c. Continue (ignore the warning) x. Exit Enter selection: (t/c/x)
再試行するにはt
、警告を無視して続行するにはc
、またはインストール・スクリプトを終了するにはx
を入力できます。インストール・スクリプトを終了し、問題を修正してから、インストール・スクリプトを再度実行する必要があります(停止したところから再開します)。エラー状態がインストールに及ぼす影響を受け入れる場合のみ、警告を無視して続行することを選択します。t
を入力すると、手順を再試行する前に問題を修正できる場合を除いて、通常は同じエラーが生成されます。インストール・スクリプトですべての前提条件が一致していると判断された場合、または警告を無視して続行することを選択した場合、インストール・スクリプトは続行され、エンタープライズ・コントローラおよびプロキシ・コントローラのすべてのコンポーネントがインストールされます。
完了すると、インストール・スクリプトにはすべてのコンポーネントがインストールされていることの確認が表示されます。/var/tmp/installer.log.latest
ファイルにはインストール・ログが含まれます。
/opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm
コマンドを使用してエンタープライズ・コントローラ・サービスのステータスをチェックします。インストールが正常に完了していれば、このサービスはオンラインになっています。次に例を示します。
# /opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm status online #
エンタープライズ・コントローラ・システムで作成したデータベース・プロパティ・ファイルを削除します。
次に例を示します。
# rm /var/tmp/OC/DB/RemoteDBProps.txt
インストールが完了したら、「エンタープライズ・コントローラの構成」の項の手順の1つを使用してエンタープライズ・コントローラを構成します。
この手順では、Oracle Solaris 10 OS以上を稼働中のシステムにおけるエンタープライズ・コントローラ・ソフトウェアのインストールに必要なステップを説明します。このステップでは1つのエンタープライズ・コントローラをプライマリとして構成し、1つ以上のエンタープライズ・コントローラをスタンバイ・システムとして構成します。これによって、メンテナンスを実行する際や、1つのノードの障害発生時にサービスの消失を避ける際に、別のノードに切り替えることができます。
この手順では、リモートOracle Databaseを使用するようにソフトウェアを構成します。顧客管理データベースは個別にインストールして構成する必要があります。サポートされているデータベース・バージョンおよびデータベース・オプションの一覧については、『Oracle Enterprise Manager Ops Centerシステム認定マトリクス・ガイド』を参照してください。
エンタープライズ・コントローラをインストールするスクリプトではプロキシ・コントローラも自動的に同じシステムにインストールされますが、プロキシ・コントローラが有効になるわけではありません。プライマリ・エンタープライズ・コントローラのインストールの一環として実行される構成ステップで、このプロキシ・コントローラの有効化を選択できます。
この手順が完了したら、「エンタープライズ・コントローラの構成」の項の説明に従ってプライマリ・エンタープライズ・コントローラのみを構成します。
注意: インストール手順ではデータベースのユーザー名およびパスワード情報が必要です。この情報へのアクセス権がない場合はデータベース管理者に相談してください。 |
Oracle Clusterwareのインストールおよび構成は、環境における高可用性の設定の最初のステップです。
高可用性のためにシステムを構成する手順
Oracle Clusterwareを環境にインストールします。Oracle Clusterwareのインストール・ドキュメントはhttp://download.oracle.com/docs/cd/B28359_01/install.111/b28262/toc.htmで入手できます。
使用する既存のOracle Database 11g Enterprise Editionデータベースを特定するか、Oracle Database 11g Enterprise Editionのインストール・ドキュメントに従って顧客管理データベースをインストールおよび構成します。
注意: 各ノードは、ローカルのユーザーおよびグループの検証に同じ名前サービスを使用する必要があります。 |
ソフトウェアを構成する前に、エンタープライズ・コントローラを各クラスタ・ノードにインストールする必要があります。第1ノードはアクティブ・ノードとして最初に構成されます。
エンタープライズ・コントローラを第1ノードにインストールする手順
注意: エンタープライズ・コントローラはルート・ゾーン全体で実行できます。この方法では、エンタープライズ・コントローラ専用のシステムは必要ありません。 |
Oracle Solaris 11にインストールする場合、そしてインターネット接続にHTTPプロキシがシステムで必要な場合は、次の書式を使用してhttp_proxyおよびhttps_proxy環境変数を永続的に設定します。
http_proxy: <protocol>://<host>:<port>
または<protocol>://<user:password>@<host>:<port>
- この変数はHTTPに使用するプロキシ・サーバーを指定します。
https_proxy: <protocol>://<host>:<port>
または<protocol>://<user:password>@<host>:<port>
- この変数はHTTPSに使用するプロキシ・サーバーを指定します。
Oracle Solaris 11上にインストールする場合は、次のコマンドを使用してルートを通常ユーザーとして構成します。
sudo rolemod -K type=normal root
システムに一時ディレクトリを作成してから、システムに該当するOracle Enterprise Manager Ops Centerアーカイブを、作成した一時ディレクトリに配信メディアからコピーまたは移動します。次に例を示します。
# mkdir /var/tmp/OC # cp enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.gz /var/tmp/OC
インストール・アーカイブでは3.5GBのディスク領域が使用されます。
システム上のインストール・アーカイブが配置されているディレクトリに変更します。
# cd /var/tmp/OC #
インストール・アーカイブを展開してから、展開したディレクトリの内容を一覧表示します。
インストール・アーカイブに.zip
拡張子がある場合、unzip
コマンドを使用してアーカイブを解凍します。次に例を示します。
# unzip enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.zip # ls enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.zip xvmoc_full_bundle #
インストール・アーカイブに.tar.zip
拡張子がある場合、unzip
およびtar
コマンドを使用してアーカイブを解凍およびtar解除してから、一時ディレクトリの内容を一覧表示します。次のコマンド例では元の圧縮されたアーカイブ・ファイルが保持されているので、注意してください。アーカイブから解凍されたデータでは約1GBの追加領域が使用されます。次に例を示します。
# unzip enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.zip | tar xf - # ls enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.zip xvmoc_full_bundle #
使用する既存のOracle Database 11g Enterprise Editionデータベースを特定するか、Oracle Database 11g Enterprise Editionのインストール・ドキュメントに従って顧客管理データベースをインストールおよび構成します。
createOCschema_remote.sql
スクリプトをエンタープライズ・コントローラから顧客管理データベース・サーバーにコピーします。
Oracle Solaris for x86システムで、このスクリプトは/var/tmp/OC/xvmoc_full_bundle/SunOS_i386/Product/installer/scripts
ディレクトリ内にあります。
Oracle Solaris for SPARCシステムで、このスクリプトは/var/tmp/OC/xvmoc_full_bundle/SunOS_SPARC/Product/installer/scripts
ディレクトリ内にあります。
たとえば顧客管理データベース・サーバーでは次のようになります。
# scp root@EnterpriseController:/var/tmp/OC/xvmoc_full_bundle/SunOS_i386/Product/installer/scripts/createOCschema_remote.sql . Password: createOCschema_remote.sql 100% |*********************| 1486 00:00
顧客管理データベース管理者として、createOCschema_remote.sql
スクリプトを実行して次の情報を入力します。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerのユーザー名 – これは、Oracle Enterprise Manager Ops Centerでデータベースへのアクセスに使用されるデータベース・ユーザーです。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerのパスワード – これはデータベース・ユーザーのパスワードです。パスワードの長さおよび文字の制限の詳細は、Oracle Database 11g Enterprise Editionのドキュメントを参照してください。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerの読取り専用ユーザー名 – これは、Oracle Enterprise Manager Ops Centerでデータベースの参照に使用される読取り専用データベース・ユーザーです。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerの読取り専用パスワード – これは読取り専用データベース・ユーザーのパスワードです。
デフォルト表領域 – これはOracle Enterprise Manager Ops Centerユーザーのデフォルト表領域です。
一時表領域 – これはOracle Enterprise Manager Ops Centerユーザーの一時表領域です。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerのダンプ・ディレクトリ – このディレクトリが存在し、oracle
ユーザーによって所有されている必要があります。
必要な情報をすべて入力すると、createOCschema_remote.sql
スクリプトは完了したことを示して終了します。
次に例を示します。
$ sqlplus / as sysdba @createOCSchema_remote.sql SQL*Plus: Release 11.2.0.3.0 Production on Thu Dec 15 16:55:34 2011 Copyright (c) 1982, 2011, Oracle. All rights reserved. Connected to: Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options Enter username for Ops Center database login: TESTSCHEMA Enter password for Ops Center database login: Enter username for read only Ops Center database login: TESTSCHEMA_RO Enter password for read only Ops Center database login: Enter default tablespace for Ops Center user: USERS Enter temporary tablespace for Ops Center user: TEMP Enter Oracle Data Pump destination directory: /var/tmp/ocdumpdir "Done creating OC_SYSTEM_ROLE and OC_RO_ROLE" "Done creating Schema 'TESTSCHEMA'. Roles and privileges have been granted." "Done creating Schema 'TESTSCHEMA_RO'. Roles and privileges have been granted." "Done creating OC_DUMP_DIR at /var/tmp/ocdumpdir" "Done granting privs to users and profiles" "Testing connectivity to the new schema: 'TESTSCHEMA'" Connected. "Testing connectivity to the new read only schema: 'TESTSCHEMA_RO'" Connected. "Create is Complete. OC can now be used with the new schema: 'TESTSCHEMA'" Disconnected from Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options $
データベース・プロパティ・ファイルをエンタープライズ・コントローラ・システムで作成します。データベース・プロパティ・ファイルには、顧客管理データベースの場所と、スキーマ作成スクリプトで指定された同じユーザーおよび読取り専用ユーザーの資格証明が含まれている必要があります。
次に例を示します。
# vi /var/tmp/OC/DB/RemoteDBProps.txt mgmtdb.appuser=user mgmtdb.password=userpass mgmtdb.roappuser=user mgmtdb.ropassword=userpass mgmtdb.dburl=jdbc:oracle:thin:@<database hostname>:<port>/<database service name>
ディレクトリをxvmoc_full_bundle
に変更し、install
スクリプトを--remoteDBprops=<path to database properties file>
オプションを指定して実行します。次に例を示します。
# cd xvmoc_full_bundle # ./install --remoteDBprops=/<Path to database properties file>/remoteDBProps.txt
Oracle Configuration Managerインストール・テキストが表示されます。Oracle Enterprise Manager Ops Centerと関連付けるMy Oracle Supportのユーザー名または電子メール・アドレスを入力します。
Provide your email address to be informed of security issues, install and initiate Oracle Configuration Manager. Easier for you if you use your My Oracle Support Email address/User Name. Visit http://www.oracle.com/support/policies.html for details. Email address/User Name:
セキュリティ更新が自分のMy Oracle Supportページに表示されるようにするには、My Oracle Supportのパスワードを入力します。
Provide your My Oracle Support password to receive security updates via your My Oracle Support account. Password (optional):
画面がクリアされ、インストールの進行とともに自動的に更新されるインストール・タスクの一覧が、インストール・スクリプトによって表示されます。次に例を示します。
Ops Center Enterprise Controller Installer (version 12.1.0.2001 on SunOS) 1. Check for installation prerequisites. [Not Completed] 2. Configure file systems. [Not Completed] 3. Install prerequisite packages. [Not Completed] 4. Install Agent components. [Not Completed] 5. Create Deployable Proxy Bundles. [Not Completed] 6. Install application packages. [Not Completed] 7. Run postinstall tasks. [Not Completed] 8. Install Expect. [Not Completed] 9. Install IPMI tool. [Not Completed] 10. Set database credentials. [Not Completed] 11. Install and Configure Oracle Database. [Not Completed] 12. Seed Ops Center Database Schema [Not Completed] 13. Install Service container components. [Not Completed] 14. Install Core Channel components. [Not Completed] 15. Install Proxy Core components. [Not Completed] 16. Set Proxy database credentials. [Not Completed] 17. Install Enterprise Controller components. [Not Completed] 18. Install Update Connection - Enterprise. [Not Completed] 19. Install Ops Center BUI components. [Not Completed] 20. Install OS provisioning components. [Not Completed] 21. Initialize and start services. [Not Completed] Executing current step: Check for installation prerequisites...
確認を行い、install
スクリプトによるインストール前提条件の不一致のチェック時に問題があれば修正します。たとえば、次のinstall
スクリプトではディスク領域の不足が検出されました。
Warning for Step: Check for installation prerequisites. The following is a portion of the installer log which may indicate the cause of the warning. If this does not indicate the cause of the warning, you will need to view the full log file. More information on how to do that is available below. You may choose to ignore this warning by selecting to continue. * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Ignoring job: 01checkRPMs.pl Ignoring job: 03removeEmptyDirs.pl Executing job: jobs/00checkPrereqs.pl --install WARNING: Installation prerequisites not met: Disk: / 72G needed, 24G available. * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Please fix the problem and then try this step again. For a full log of the failed install see the file: /var/tmp/installer.log.9361. t. Try this step again (correct the failure before proceeding) c. Continue (ignore the warning) x. Exit Enter selection: (t/c/x)
再試行するにはt
、警告を無視して続行するにはc
、またはインストール・スクリプトを終了するにはx
を入力できます。インストール・スクリプトを終了し、問題を修正してから、インストール・スクリプトを再度実行する必要があります(停止したところから再開します)。エラー状態がインストールに及ぼす影響を受け入れる場合のみ、警告を無視して続行することを選択します。t
を入力すると、手順を再試行する前に問題を修正できる場合を除いて、通常は同じエラーが生成されます。インストール・スクリプトですべての前提条件が一致していると判断された場合、または警告を無視して続行することを選択した場合、インストール・スクリプトは続行され、エンタープライズ・コントローラおよびプロキシ・コントローラのすべてのコンポーネントがインストールされます。
完了すると、インストール・スクリプトにはすべてのコンポーネントがインストールされていることの確認が表示されます。/var/tmp/installer.log.latest
ファイルにはインストール・ログが含まれます。
エンタープライズ・コントローラ・システムで作成したデータベース・プロパティ・ファイルを削除します。
次に例を示します。
# rm /var/tmp/OC/DB/RemoteDBProps.txt
エンタープライズ・コントローラのプライマリ・ノードへのインストールが終了したら、スタンバイ・ノードにインストールできます。
エンタープライズ・コントローラをスタンバイ・ノードにインストールする手順
Oracle Solaris 11にインストールする場合、そしてインターネット接続にHTTPプロキシがシステムで必要な場合は、次の書式を使用してhttp_proxyおよびhttps_proxy環境変数を永続的に設定します。
http_proxy: <protocol>://<host>:<port>
または<protocol>://<user:password>@<host>:<port>
- この変数はHTTPに使用するプロキシ・サーバーを指定します。
https_proxy: <protocol>://<host>:<port>
または<protocol>://<user:password>@<host>:<port>
- この変数はHTTPSに使用するプロキシ・サーバーを指定します。
Oracle Solaris 11上にインストールする場合は、次のコマンドを使用してルートを通常ユーザーとして構成します。
sudo rolemod -K type=normal root
システムに一時ディレクトリを作成してから、システムに該当するOracle Enterprise Manager Ops Centerアーカイブを、作成した一時ディレクトリに配信メディアからコピーまたは移動します。次に例を示します。
# mkdir /var/tmp/OC # cp enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.gz /var/tmp/OC
インストール・アーカイブでは3.5GBのディスク領域が使用されます。
システム上のインストール・アーカイブが配置されているディレクトリに変更します。
# cd /var/tmp/OC #
インストール・アーカイブを展開してから、展開したディレクトリの内容を一覧表示します。
インストール・アーカイブに.zip
拡張子がある場合、unzip
コマンドを使用してアーカイブを解凍します。次に例を示します。
# unzip enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.zip # ls enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.zip xvmoc_full_bundle #
インストール・アーカイブに.tar.zip
拡張子がある場合、unzip
およびtar
コマンドを使用してアーカイブを解凍およびtar解除してから、一時ディレクトリの内容を一覧表示します。次のコマンド例では元の圧縮されたアーカイブ・ファイルが保持されているので、注意してください。アーカイブから解凍されたデータでは約1GBの追加領域が使用されます。次に例を示します。
# unzip enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.zip | tar xf - # ls enterprise-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.zip xvmoc_full_bundle #
データベース・プロパティ・ファイルをエンタープライズ・コントローラ・システムで作成します。データベース・プロパティ・ファイルには、顧客管理データベースの場所と、データベースにアクセス可能なユーザー名およびパスワードが含まれている必要があります。
次に例を示します。
# vi /var/tmp/OC/DB/RemoteDBProps.txt mgmtdb.appuser=user mgmtdb.password=userpass mgmtdb.roappuser=user mgmtdb.ropassword=userpass mgmtdb.dburl=jdbc:oracle:thin:@<database hostname>:<port>/<database service name>
ディレクトリをxvmoc_full_bundle
に変更し、install
スクリプトを--remoteDBprops <path to database properties file>
オプションおよび--standbyEC
オプションを指定して実行します。次に例を示します。
# cd xvmoc_full_bundle # ./install --remoteDBprops=/<Path to database properties file>/remoteDBProps.txt --standbyEC
Oracle Configuration Managerインストール・テキストが表示されます。Oracle Enterprise Manager Ops Centerと関連付けるMy Oracle Supportのユーザー名または電子メール・アドレスを入力します。
Provide your email address to be informed of security issues, install and initiate Oracle Configuration Manager. Easier for you if you use your My Oracle Support Email address/User Name. Visit http://www.oracle.com/support/policies.html for details. Email address/User Name:
セキュリティ更新が自分のMy Oracle Supportページに表示されるようにするには、My Oracle Supportのパスワードを入力します。
Provide your My Oracle Support password to receive security updates via your My Oracle Support account. Password (optional):
画面がクリアされ、インストールの進行とともに自動的に更新されるインストール・タスクの一覧が、インストール・スクリプトによって表示されます。次に例を示します。
Ops Center Enterprise Controller Installer (version 12.1.0.2001 on SunOS) 1. Check for installation prerequisites. [Not Completed] 2. Configure file systems. [Not Completed] 3. Install prerequisite packages. [Not Completed] 4. Install Agent components. [Not Completed] 5. Create Deployable Proxy Bundles. [Not Completed] 6. Install application packages. [Not Completed] 7. Run postinstall tasks. [Not Completed] 8. Install Expect. [Not Completed] 9. Install IPMI tool. [Not Completed] 10. Set database credentials. [Not Completed] 11. Install and Configure Oracle Database. [Not Completed] 12. Seed Ops Center Database Schema [Not Completed] 13. Install Service container components. [Not Completed] 14. Install Core Channel components. [Not Completed] 15. Install Proxy Core components. [Not Completed] 16. Set Proxy database credentials. [Not Completed] 17. Install Enterprise Controller components. [Not Completed] 18. Install Update Connection - Enterprise. [Not Completed] 19. Install Ops Center BUI components. [Not Completed] 20. Install OS provisioning components. [Not Completed] 21. Initialize and start services. [Not Completed] Executing current step: Check for installation prerequisites...
確認を行い、install
スクリプトによるインストール前提条件の不一致のチェック時に問題があれば修正します。たとえば、次のinstall
スクリプトではディスク領域の不足が検出されました。
Warning for Step: Check for installation prerequisites. The following is a portion of the installer log which may indicate the cause of the warning. If this does not indicate the cause of the warning, you will need to view the full log file. More information on how to do that is available below. You may choose to ignore this warning by selecting to continue. * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Ignoring job: 01checkRPMs.pl Ignoring job: 03removeEmptyDirs.pl Executing job: jobs/00checkPrereqs.pl --install WARNING: Installation prerequisites not met: Disk: / 72G needed, 24G available. * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * Please fix the problem and then try this step again. For a full log of the failed install see the file: /var/tmp/installer.log.9361. t. Try this step again (correct the failure before proceeding) c. Continue (ignore the warning) x. Exit Enter selection: (t/c/x)
再試行するにはt
、警告を無視して続行するにはc
、またはインストール・スクリプトを終了するにはx
を入力できます。インストール・スクリプトを終了し、問題を修正してから、インストール・スクリプトを再度実行する必要があります(停止したところから再開します)。エラー状態がインストールに及ぼす影響を受け入れる場合のみ、警告を無視して続行することを選択します。t
を入力すると、手順を再試行する前に問題を修正できる場合を除いて、通常は同じエラーが生成されます。インストール・スクリプトですべての前提条件が一致していると判断された場合、または警告を無視して続行することを選択した場合、インストール・スクリプトは続行され、エンタープライズ・コントローラおよびプロキシ・コントローラのすべてのコンポーネントがインストールされます。
完了すると、インストール・スクリプトにはすべてのコンポーネントがインストールされていることの確認が表示されます。/var/tmp/installer.log.latest
ファイルにはインストール・ログが含まれます。
プライマリ・エンタープライズ・コントローラのルート・ユーザー名およびパスワードが含まれるパスワード・ファイルを作成します。次に例を示します。
# touch /tmp/creds.props # chmod 400 /tmp/creds.props # vi /tmp/creds.props # cat /tmp/creds.props username:root password:XXXXX
エンタープライズ・コントローラ・システムで作成したデータベース・プロパティ・ファイルを削除します。
次に例を示します。
# rm /var/tmp/OC/DB/RemoteDBProps.txt
プライマリおよびスタンバイのエンタープライズ・コントローラのインストールが終了したら、プライマリ・エンタープライズ・コントローラをプライマリとして動作するように構成します。
プライマリ・エンタープライズ・コントローラを構成する手順
/opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm
コマンドをha-configure-primary
サブコマンドとともに使用して、システムをアクティブ・エンタープライズ・コントローラとして構成します。次に例を示します。
# /opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm ha-configure-primary INFO: HAECClusterwareAdapter/doConfigurePrimary() Stopping Ops Center ... INFO: HAECClusterwareAdapter/doConfigurePrimary() Ops Center stopped INFO: HAECClusterwareAdapter/createActionScript() created Resource Action Script='/var/opt/sun/xvm/ha/EnterpriseController' INFO: HAECClusterwareAdapter/doConfigurePrimary() created Clusterware Action Script='/var/opt/sun/xvm/ha/EnterpriseController' INFO: HAECClusterwareAdapter/doConfigurePrimary() created Clusterware Resource='EnterpriseController' INFO: HAECClusterwareAdapter/doHAStart() starting resource='EnterpriseController' on node='primary-system' INFO: HAECClusterwareAdapter/doHAStart()statusSB='CRS-2672: Attempting to start 'EnterpriseController' on 'primary-system' CRS-2676: Start of 'EnterpriseController' on 'primary-system' succeeded' INFO: HAECClusterwareAdapter/doHAStart() started resource='EnterpriseController' on node='primary-system' INFO: HAECClusterwareAdapter/doConfigurePrimary() Ops Center started on node='primary-system' ecadm: --- Enterprise Controller successfully configured HA primary node #
/opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm
コマンドをstatus
オプションとともに使用して、エンタープライズ・コントローラ・サービスのステータスをチェックします。次に例を示します。
# /opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm status online #
/opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm
コマンドをha-status -d
オプションとともに使用して、スタンバイ・エンタープライズ・コントローラのステータスをチェックします。次に例を示します。
# /opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm ha-status -d INFO: HAECClusterwareAdapter/doHAStatus() Status: # HAEC Cluster Info: Thu Sep 29 15:49:09 MDT 2011 haec.cluster.active.node=active haec.cluster.nodes=active haec.ec.public.nics=nge1 haec.ec.status=ONLINE <output omitted> haec.cluster.script=/var/opt/sun/xvm/ha/EnterpriseController haec.cluster.crsctl=/u01/app/11.2.0/grid/bin/crsctl # End of Cluster Info ecadm: --- Enterprise Controller ha-status command succeeded Status stored in file: /var/opt/sun/xvm/ha/HAECStatus #
「エンタープライズ・コントローラの構成」に進んで、アクティブ・エンタープライズ・コントローラを構成する手順に従います。
プライマリ・エンタープライズ・コントローラの構成が終了したら、スタンバイ・エンタープライズ・コントローラをスタンバイとして動作するように構成します。
スタンバイ・エンタープライズ・コントローラを構成する手順
/opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm
コマンドをha-configure-standby
サブコマンドおよび-p <password file>
サブコマンドとともに使用して、システムをスタンバイ・エンタープライズ・コントローラとして構成します。次に例を示します。
# /opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm ha-configure-standby -p /tmp/creds.props INFO: HAECClusterwareAdapter/doConfigureStandby() Stopping Ops Center ... INFO: HAECClusterwareAdapter/doConfigureStandby() Ops Center stopped INFO: remoteFileCopy() copied '/etc/passwd' from remoteHostname='primary-system' to local file='/tmp/activeNodepw' <output omitted> ecadm: --- Enterprise Controller successfully configured HA standby node
/opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm
コマンドをha-status -d
オプションとともに使用して、スタンバイ・エンタープライズ・コントローラのステータスをチェックします。次に例を示します。
# /opt/SUNWxvmoc/bin/ecadm ha-status -d INFO: HAECClusterwareAdapter/doHAStatus() Status: # HAEC Cluster Info: Thu Sep 29 15:49:09 MDT 2011 haec.cluster.active.node=primary haec.cluster.nodes=standby, primary haec.ec.public.nics=nge1 haec.ec.status=ONLINE <output omitted> haec.cluster.script=/var/opt/sun/xvm/ha/EnterpriseController haec.cluster.crsctl=/u01/app/11.2.0/grid/bin/crsctl # End of Cluster Info ecadm: --- Enterprise Controller ha-status command succeeded Status stored in file: /var/opt/sun/xvm/ha/HAECStatus #
エンタープライズ・コントローラのインストールが終了したら、構成を行います。構成プロセスでは、Oracle Enterprise Manager Ops Centerの動作方法を指定します。
次の作業が構成プロセスに含まれています。
エンタープライズ・コントローラ情報の指定
1つ以上のプロキシ・コントローラのデプロイ(このウィザードではオプション、ただしソフトウェアの使用前に実行する必要あり)
アセットの検出および管理(オプション)
エンタープライズ・コントローラの登録(オプション)
接続モードの選択とサービスの構成(このウィザードではオプション、ただしソフトウェアの使用前に実行する必要あり)
この手順ではプロキシ・コントローラのデプロイメント、アセットの検出、接続モードの選択、および登録を含む、エンタープライズ・コントローラの構成プロセス全般について説明します。
この項では3種類の構成を説明します。
単純なデプロイメント - 単純なデプロイメントでは、エンタープライズ・コントローラ・システム上の同配置されたプロキシ・コントローラを構成します。このデプロイメントは小規模な環境に有効です。
高度なデプロイメント - 高度なデプロイメントでは、リモート・システム上の1つ以上のプロキシ・コントローラをインストールおよび構成します。このデプロイメントはより規模の大きい環境に有効です。
プロキシ・コントローラをインストールしないデプロイ - このデプロイメントでは、プロキシ・コントローラをインストールまたは構成せずに、エンタープライズ・コントローラを構成します。この方法は、構成後にプロキシ・コントローラをインストールおよび構成する場合に有効です。Oracle Enterprise Manager Ops Centerが機能するためには、プロキシ・コントローラが少なくとも1つ必要です。
注意: エンタープライズ・コントローラをOracle Solaris 10上のゾーンにインストールした場合、同配置のプロキシ・コントローラは有効にできません。これは、OSプロビジョニングに必要なNFSサーバーがプロキシ・コントローラで必要とされるためです。個別のプロキシ・コントローラを1つ以上、インストールまたはデプロイする必要があります。同配置のプロキシ・コントローラは、エンタープライズ・コントローラがOracle Solaris 11のゾーンにインストールされている場合は問題なく有効にできます。 |
注意: エンタープライズ・コントローラとプロキシ・コントローラ間の認証を必要とするWebプロキシが存在する環境には、プロキシ・コントローラをインストールしないでください。このようなプロキシ・コントローラで管理されるシステムでは、多くのOS更新機能が使用不可になります。 |
単純なデプロイメントでは、エンタープライズ・コントローラ・システム上の同配置されたプロキシ・コントローラを構成します。
始める前に
非接続モードで操作を行う場合は、更新バンドルを取得します。
インターネットに接続しているシステムでhttps://updates.oracle.com/OCDoctor/harvester_bundle-latest.zip
をダウンロードします。
バンドルを解凍します。
インターネットに接続しているOracle SolarisまたはLinuxシステムでharvester
スクリプトを実行します。Oracle Datacenterへの接続が実行され、更新バンドルが作成されます。次に例を示します。
# ./harvester --user <MOS user name> --password-file <password file location> --kb-only Directory /export/home/public not found. This directory will be created. Setting up local directory structure at: /export/home/public Initialization: Downloading channels.xml Tue Jan 17 05:08:01 MST 2012 Clearing cookies to initialize new session. Distributions: Identifying and Downloading the Notifications and Seeker scripts Creating tarball... Tarball successfully created at /discon/standalone-0127.tar.gz Start time: Tue Jan 17 05:08:00 MST 2012 Completion time: Tue Jan 17 05:08:01 MST 2012 <output omitted>
生成されたバンドルをエンタープライズ・コントローラ・システムにコピーして戻します。
Oracle Solaris 11エンタープライズ・コントローラで非接続モードで操作を行う場合、エンタープライズ・コントローラにアクセス可能なIPSリポジトリを作成します。詳細は、http://docs.oracle.com/cd/E23824_01/index.htmlにあるOracle Solaris 11のドキュメントを参照してください。
接続モードで操作を行う場合、https://support.oracle.com/に移動し、有効な一連のMy Oracle Support (MOS)資格証明があることを確認するためにログインします。
単純なデプロイメントを使用してエンタープライズ・コントローラを構成する手順
ブラウザでhttps://<Enterprise Controller>:9443に移動します。
「Login」ページが表示されます。
システムのルート・ユーザー名およびパスワードを入力してOps Centerをソースとして選択し、「Login」をクリックします。
不一致の前提条件が構成で検出されると、「Prerequisite Checklist」ページが表示されます。「Prerequisite Checklist」が表示されない場合は、このステップをスキップします。
「Prerequisite Checklist」が表示される場合は、前提条件を確認します。必要に応じて構成を中止して、チェックリストで提示されるとおりにシステムへの変更を行います。「Next」をクリックします。
「Enterprise Controller Setup」ページが表示されます。
エンタープライズ・コントローラのセットアップ情報を入力して、「Next」をクリックします。構成情報には次の情報が含まれます。
Enterprise Controller name – マストヘッドに表示されるエンタープライズ・コントローラ名。
Administrative User – 管理ユーザーは「Enterprise Controller Admin」と「All Assets Admin」の各ロールを付与されます。他のユーザーが追加されるまで、Oracle Enterprise Manager Ops Centerで認識されるユーザーは管理ユーザーのみです。「Set the Currently Logged In User as Administrative User」を選択して現行ユーザーを管理ユーザーとするか、「Set the Following User as the Administrative User」を選択してユーザー名およびパスワードを入力し、そのユーザーを管理ユーザーとします。
Proxy Controller Setup – このオプションでは初期のプロキシ・コントローラ構成が設定されます。「Co-located Proxy Controller」を選択します。
ローカルのプロキシ・コントローラが構成中であることを示すポップアップが表示されます。「Close」をクリックしてポップアップを閉じて、「Next」をクリックします。
「Proxy Controller Status」ページが表示されます。
構成されたプロキシ・コントローラのステータスを参照し、インストールおよび構成したプロキシ・コントローラがオンラインであることを確認します。
(オプション)「Refresh」をクリックしてプロキシ・コントローラの一覧をリフレッシュします。
(オプション)「Check」をクリックしてホスト名またはIPアドレスを入力します。指定されたホストの接続性およびステータスがチェックされます。
「Next」をクリックします。
「Connection Mode」ページが表示されます。
接続モード・オプションを選択します。
Connected Mode – Oracle Enterprise Manager Ops CenterはOracleおよびその他のベンダーからパッチをダウンロードします。接続モードを使用するには、エンタープライズ・コントローラはインターネットに直接またはHTTPプロキシ経由でアクセスできる必要があります。
「Connected Mode」を選択すると、自動サービス・リクエスト(ASR)の有効化または無効化もできます。
Disconnected Mode – Oracle Enterprise Manager Ops Centerは自律的に動作し、パッチは手動でダウンロードしてエンタープライズ・コントローラに提供する必要があります。
「Next」をクリックします。
「Connected Mode」を選択した場合、「Connecting to My Oracle Support」ページが表示されます。自分のMy Oracle Support (MOS)ユーザー名およびパスワードを入力します。ユーザーには有効なMOSアカウントが必要です。エンタープライズ・コントローラでインターネットへの接続にHTTPプロキシが必要な場合、「Use HTTP Proxy」をチェックしてHTTPプロキシ情報を入力します。
Server – HTTPプロキシ・サーバー。
Port – HTTPプロキシ・サーバーへのアクセスに使用されるポート。
(オプション)Authorized user name – HTTPプロキシに認可ユーザーのみがアクセスできる場合は、認可ユーザー名が必要です。
(オプション)Password – HTTPプロキシに認可ユーザーのみがアクセスできる場合は、パスワードが必要です。
「Next」をクリックします。
自動サービス・リクエスト(ASR)を有効にした場合は、「Automated Service Request Contact」ページが表示されます。ASRのデフォルト連絡先情報を入力します。
First Name – ASR連絡先の名。
Last Name – ASR連絡先の姓。
Phone – ASR連絡先の電話番号。
Email – ASR連絡先の電子メール・アドレス。
Country – アセットが置かれている国。
Address 1 – アセットが置かれている住所。
Address 2(オプション) – アセットが置かれている住所の第2行。
City – アセットが置かれている市。
State/Province – アセットが置かれている都道府県。
Zip/Postal Code(オプション) – アセットが置かれている郵便番号。
Time Zone – アセットが置かれているタイムゾーン。
「Next」をクリックします。
「Create Software Libraries」ページが表示されます。Oracle Enterprise Manager Ops Centerではライブラリが作成されるか、指定した場所のNASライブラリに接続されます。エンタープライズ・コントローラに対して高可用性を使用している場合、これらのライブラリはローカルで作成しないでください。
各ライブラリの場所を入力します。
Software Library – このライブラリはファームウェア・イメージ、ISOおよびフラッシュ・アーカイブを格納します。
Oracle Solaris 11 Library – エンタープライズ・コントローラがOracle Solaris 11システムにインストールされている場合、Oracle Solaris 11ライブラリを作成、またはこのライブラリに接続できます。このライブラリはOracle Solaris 11のOSイメージを格納します。
Linux and Oracle Solaris 8-10 Library – このライブラリはLinuxおよびOracle Solaris 8-10のOSイメージを格納します。
「Next」をクリックします。
Oracle Solaris 11上を接続モードで構成中で、キーと証明書を構成していない場合は、「Oracle Solaris 11 Support Repository」ページが表示されます。キーおよび証明書ファイルの場所を指定して、「Next」をクリックします。キーおよび証明書ファイルがない場合、https://pkg-register.oracle.com/に移動し、MOS資格証明を使用してログインしてからファイルをダウンロードします。
非接続モードで構成中の場合、「Linux/Oracle Solaris 8-10 Software Bundle」ページが表示されます。この手順を開始する前に、ダウンロードした更新バンドルの場所を入力します。
Oracle Solaris 11にインストールしている場合、Oracle Solaris 11ローカル・リポジトリの場所を入力します。
「Next」をクリックします。
「Configure DHCP」ページが表示されます。OSプロビジョニングを実行するには、プロキシ・コントローラでDHCPを構成する必要があります。
プロキシ・コントローラのDHCPを構成するには、プロキシ・コントローラを選択してから、DHCPのタイプをドロップダウン・リストから選択します。インタフェースを1つ以上、選択したインタフェースのリストに追加してから「Configure DHCP」をクリックします。
「Summary」ページが表示されます。
「Finish」をクリックします。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerが構成され、UIにログインしている状態になります。
高度なデプロイメントでは、リモート・システム上の1つ以上のプロキシ・コントローラをインストールおよび構成します。
始める前に
非接続モードで操作を行う場合は、更新バンドルを取得します。
インターネットに接続しているシステムでhttps://updates.oracle.com/OCDoctor/harvester_bundle-latest.zip
をダウンロードします。
バンドルを解凍します。
インターネットに接続しているOracle SolarisまたはLinuxシステムでharvester
スクリプトを実行します。Oracle Datacenterへの接続が実行され、更新バンドルが作成されます。次に例を示します。
# ./harvester --user <MOS user name> --password-file <password file location> --kb-only Directory /export/home/public not found. This directory will be created. Setting up local directory structure at: /export/home/public Initialization: Downloading channels.xml Tue Jan 17 05:08:01 MST 2012 Clearing cookies to initialize new session. Distributions: Identifying and Downloading the Notifications and Seeker scripts Creating tarball... Tarball successfully created at /discon/standalone-0127.tar.gz Start time: Tue Jan 17 05:08:00 MST 2012 Completion time: Tue Jan 17 05:08:01 MST 2012 <output omitted>
生成されたバンドルをエンタープライズ・コントローラ・システムにコピーして戻します。
Oracle Solaris 11エンタープライズ・コントローラで非接続モードで操作を行う場合、エンタープライズ・コントローラにアクセス可能なIPSリポジトリを作成します。詳細は、http://docs.oracle.com/cd/E23824_01/index.htmlにあるOracle Solaris 11のドキュメントを参照してください。
接続モードで操作を行う場合、https://support.oracle.com/に移動し、有効な一連のMy Oracle Support (MOS)資格証明があることを確認するためにログインします。
高度なデプロイメントを使用してエンタープライズ・コントローラを構成する手順
ブラウザでhttps://<Enterprise Controller>:9443に移動します。
「Login」ページが表示されます。
システムのルート・ユーザー名およびパスワードを入力してOps Centerをソースとして選択し、「Login」をクリックします。
不一致の前提条件が構成で検出されると、「Prerequisite Checklist」ページが表示されます。「Prerequisite Checklist」が表示されない場合は、このステップをスキップします。
「Prerequisite Checklist」が表示される場合は、前提条件を確認します。必要に応じて構成を中止して、チェックリストで提示されるとおりにシステムへの変更を行います。「Next」をクリックします。
「Enterprise Controller Setup」ページが表示されます。
エンタープライズ・コントローラのセットアップ情報を入力して、「Next」をクリックします。構成情報には次の情報が含まれます。
Enterprise Controller name – マストヘッドに表示されるエンタープライズ・コントローラ名。
Administrative User – 管理ユーザーは「Enterprise Controller Admin」と「All Assets Admin」の各ロールを付与されます。他のユーザーが追加されるまで、Oracle Enterprise Manager Ops Centerで認識されるユーザーは管理ユーザーのみです。「Set the Currently Logged In User as Administrative User」を選択して現行ユーザーを管理ユーザーとするか、「Set the Following User as the Administrative User」を選択してユーザー名およびパスワードを入力し、そのユーザーを管理ユーザーとします。
Proxy Controller Setup – このオプションでは初期のプロキシ・コントローラ構成が設定されます。「Remote Proxy Controllers」を選択します。
「Remote Proxy Controllers」ページが表示されます。1つ以上のリモート・システムの資格証明を入力して、「Next」をクリックします。プロキシ・コントローラがこれらのシステムでインストールおよび構成されます。
Hostname or IP address – プロキシ・コントローラ・システムのホスト名またはIPアドレス。
SSH User name – システムへのログインに使用されるSSHユーザー名。ルートSSHアクセスがターゲット・システムで許可されている場合、ルート・ユーザー名およびパスワードを「SSH User」および「SSH Password」フィールドに入力します。
SSH Password – SSHユーザー名に関連付けられているパスワード。
Privileged User name – ログインに使用される特権ユーザー名。ルートSSHアクセスがターゲット・システムで許可されていない場合、ログイン・ユーザー名およびパスワードを「SSH User」および「SSH Password」フィールドに入力してから、ルート・ユーザー名およびパスワードを「Privileged Role」および「Role Password」フィールドに入力します。
Privileged Password – 特権ユーザー名に関連付けられているパスワード。(オプション)「Add」をクリックして別のプロキシ・コントローラのフィールドを追加してから、その資格証明を入力します。
「Proxy Controller Status」ページが表示されます。
構成されたプロキシ・コントローラのステータスを参照し、インストールおよび構成したプロキシ・コントローラがオンラインであることを確認します。
(オプション)「Refresh」をクリックしてプロキシ・コントローラの一覧をリフレッシュします。
(オプション)「Check」をクリックしてホスト名またはIPアドレスを入力します。指定されたホストの接続性およびステータスがチェックされます。
「Next」をクリックします。
「Connection Mode」ページが表示されます。
接続モード・オプションを選択します。
Connected Mode – Oracle Enterprise Manager Ops CenterはOracleおよびその他のベンダーからパッチをダウンロードします。接続モードを使用するには、エンタープライズ・コントローラはインターネットに直接またはHTTPプロキシ経由でアクセスできる必要があります。
「Connected Mode」を選択すると、自動サービス・リクエスト(ASR)の有効化または無効化もできます。
Disconnected Mode – Oracle Enterprise Manager Ops Centerは自律的に動作し、パッチは手動でダウンロードしてエンタープライズ・コントローラに提供する必要があります。
「Next」をクリックします。
「Connected Mode」を選択した場合、「Connecting to My Oracle Support」ページが表示されます。自分のMy Oracle Support (MOS)ユーザー名およびパスワードを入力します。ユーザーには有効なMOSアカウントが必要です。エンタープライズ・コントローラでインターネットへの接続にHTTPプロキシが必要な場合、「Use HTTP Proxy」をチェックしてHTTPプロキシ情報を入力します。
Server – HTTPプロキシ・サーバー。
Port – HTTPプロキシ・サーバーへのアクセスに使用されるポート。
(オプション)Authorized user name – HTTPプロキシに認可ユーザーのみがアクセスできる場合は、認可ユーザー名が必要です。
(オプション)Password – HTTPプロキシに認可ユーザーのみがアクセスできる場合は、パスワードが必要です。
「Next」をクリックします。
自動サービス・リクエスト(ASR)を有効にした場合は、「Automated Service Request Contact」ページが表示されます。ASRのデフォルト連絡先情報を入力します。
First Name – ASR連絡先の名。
Last Name – ASR連絡先の姓。
Phone – ASR連絡先の電話番号。
Email – ASR連絡先の電子メール・アドレス。
Country – アセットが置かれている国。
Address 1 – アセットが置かれている住所。
Address 2(オプション) – アセットが置かれている住所の第2行。
City – アセットが置かれている市。
State/Province – アセットが置かれている都道府県。
Zip/Postal Code(オプション) – アセットが置かれている郵便番号。
Time Zone – アセットが置かれているタイムゾーン。
「Next」をクリックします。
「Create Software Libraries」ページが表示されます。Oracle Enterprise Manager Ops Centerではライブラリが作成されるか、指定した場所のNASライブラリに接続されます。エンタープライズ・コントローラに対して高可用性を使用している場合、これらのライブラリはローカルで作成しないでください。
各ライブラリの場所を入力します。
Software Library – このライブラリはファームウェア・イメージ、ISOおよびフラッシュ・アーカイブを格納します。
Oracle Solaris 11 Library – エンタープライズ・コントローラがOracle Solaris 11システムにインストールされている場合、Oracle Solaris 11ライブラリを作成、またはこのライブラリに接続できます。このライブラリはOracle Solaris 11のOSイメージを格納します。
Linux and Oracle Solaris 8-10 Library – このライブラリはLinuxおよびOracle Solaris 8-10のOSイメージを格納します。
「Next」をクリックします。
Oracle Solaris 11上を接続モードで構成中で、キーと証明書を構成していない場合は、「Oracle Solaris 11 Support Repository」ページが表示されます。キーおよび証明書ファイルの場所を指定して、「Next」をクリックします。キーおよび証明書ファイルがない場合、https://pkg-register.oracle.com/に移動し、MOS資格証明を使用してログインしてからファイルをダウンロードします。
非接続モードで構成中の場合、「Linux/Oracle Solaris 8-10 Software Bundle」ページが表示されます。この手順を開始する前に、ダウンロードした更新バンドルの場所を入力します。
Oracle Solaris 11にインストールしている場合、Oracle Solaris 11ローカル・リポジトリの場所を入力します。
「Next」をクリックします。
「Configure DHCP」ページが表示されます。OSプロビジョニングを実行するには、プロキシ・コントローラでDHCPを構成する必要があります。
プロキシ・コントローラのDHCPを構成するには、プロキシ・コントローラを選択してから、DHCPのタイプをドロップダウン・リストから選択します。インタフェースを1つ以上、選択したインタフェースのリストに追加してから「Configure DHCP」をクリックします。
「Summary」ページが表示されます。
「Finish」をクリックします。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerが構成され、UIにログインしている状態になります。
この手順では、プロキシ・コントローラをインストールまたは構成せずにエンタープライズ・コントローラを構成します。1つ以上のプロキシ・コントローラをユーザー・インタフェースからプロビジョニングするか、1つ以上のプロキシ・コントローラを手動でインストールおよび構成することができます。ソフトウェアをアセットの管理に使用する前に、プロキシ・コントローラを少なくとも1つインストールおよび構成する必要があります。
始める前に
非接続モードで操作を行う場合は、更新バンドルを取得します。
インターネットに接続しているシステムでhttps://updates.oracle.com/OCDoctor/harvester_bundle-latest.zip
をダウンロードします。
バンドルを解凍します。
インターネットに接続しているOracle SolarisまたはLinuxシステムでharvester
スクリプトを実行します。Oracle Datacenterへの接続が実行され、更新バンドルが作成されます。次に例を示します。
# ./harvester --user <MOS user name> --password-file <password file location> --kb-only Directory /export/home/public not found. This directory will be created. Setting up local directory structure at: /export/home/public Initialization: Downloading channels.xml Tue Jan 17 05:08:01 MST 2012 Clearing cookies to initialize new session. Distributions: Identifying and Downloading the Notifications and Seeker scripts Creating tarball... Tarball successfully created at /discon/standalone-0127.tar.gz Start time: Tue Jan 17 05:08:00 MST 2012 Completion time: Tue Jan 17 05:08:01 MST 2012 <output omitted>
生成されたバンドルをエンタープライズ・コントローラ・システムにコピーして戻します。
Oracle Solaris 11エンタープライズ・コントローラで非接続モードで操作を行う場合、エンタープライズ・コントローラにアクセス可能なIPSリポジトリを作成します。詳細は、http://docs.oracle.com/cd/E23824_01/index.htmlにあるOracle Solaris 11のドキュメントを参照してください。
接続モードで操作を行う場合、https://support.oracle.com/に移動し、有効な一連のMy Oracle Support (MOS)資格証明があることを確認するためにログインします。
プロキシ・コントローラをインストールせずにエンタープライズ・コントローラを構成する手順
ブラウザでhttps://<Enterprise Controller>:9443に移動します。
「Login」ページが表示されます。
システムのルート・ユーザー名およびパスワードを入力してOps Centerをソースとして選択し、「Login」をクリックします。
不一致の前提条件が構成で検出されると、「Prerequisite Checklist」ページが表示されます。「Prerequisite Checklist」が表示されない場合は、このステップをスキップします。
「Prerequisite Checklist」が表示される場合は、前提条件を確認します。必要に応じて構成を中止して、チェックリストで提示されるとおりにシステムへの変更を行います。「Next」をクリックします。
「Enterprise Controller Setup」ページが表示されます。
エンタープライズ・コントローラのセットアップ情報を入力して、「Next」をクリックします。構成情報には次の情報が含まれます。
Enterprise Controller name – マストヘッドに表示されるエンタープライズ・コントローラ名。
Administrative User – 管理ユーザーは「Enterprise Controller Admin」と「All Assets Admin」の各ロールを付与されます。他のユーザーが追加されるまで、Oracle Enterprise Manager Ops Centerで認識されるユーザーは管理ユーザーのみです。「Set the Currently Logged In User as Administrative User」を選択して現行ユーザーを管理ユーザーとするか、「Set the Following User as the Administrative User」を選択してユーザー名およびパスワードを入力し、そのユーザーを管理ユーザーとします。
Proxy Controller Setup – このオプションでは初期のプロキシ・コントローラ構成が設定されます。「Manual Setup」を選択します。
「Connection Mode」ページが表示されます。
接続モード・オプションを選択します。
Connected Mode – Oracle Enterprise Manager Ops CenterはOracleおよびその他のベンダーからパッチをダウンロードします。接続モードを使用するには、エンタープライズ・コントローラはインターネットに直接またはHTTPプロキシ経由でアクセスできる必要があります。
「Connected Mode」を選択すると、自動サービス・リクエスト(ASR)の有効化または無効化もできます。
Disconnected Mode – Oracle Enterprise Manager Ops Centerは自律的に動作し、パッチは手動でダウンロードしてエンタープライズ・コントローラに提供する必要があります。
「Next」をクリックします。
「Connected Mode」を選択した場合、「Connecting to My Oracle Support」ページが表示されます。自分のMy Oracle Support (MOS)ユーザー名およびパスワードを入力します。ユーザーには有効なMOSアカウントが必要です。エンタープライズ・コントローラでインターネットへの接続にHTTPプロキシが必要な場合、「Use HTTP Proxy」をチェックしてHTTPプロキシ情報を入力します。
Server – HTTPプロキシ・サーバー。
Port – HTTPプロキシ・サーバーへのアクセスに使用されるポート。
(オプション)Authorized user name – HTTPプロキシに認可ユーザーのみがアクセスできる場合は、認可ユーザー名が必要です。
(オプション)Password – HTTPプロキシに認可ユーザーのみがアクセスできる場合は、パスワードが必要です。
「Next」をクリックします。
自動サービス・リクエスト(ASR)を有効にした場合は、「Automated Service Request Contact」ページが表示されます。ASRのデフォルト連絡先情報を入力します。
First Name – ASR連絡先の名。
Last Name – ASR連絡先の姓。
Phone – ASR連絡先の電話番号。
Email – ASR連絡先の電子メール・アドレス。
Country – アセットが置かれている国。
Address 1 – アセットが置かれている住所。
Address 2(オプション) – アセットが置かれている住所の第2行。
City – アセットが置かれている市。
State/Province – アセットが置かれている都道府県。
Zip/Postal Code(オプション) – アセットが置かれている郵便番号。
Time Zone – アセットが置かれているタイムゾーン。
「Next」をクリックします。
「Create Software Libraries」ページが表示されます。Oracle Enterprise Manager Ops Centerではライブラリが作成されるか、指定した場所のNASライブラリに接続されます。エンタープライズ・コントローラに対して高可用性を使用している場合、これらのライブラリはローカルで作成しないでください。
各ライブラリの場所を入力します。
Software Library – このライブラリはファームウェア・イメージ、ISOおよびフラッシュ・アーカイブを格納します。
Oracle Solaris 11 Library – エンタープライズ・コントローラがOracle Solaris 11システムにインストールされている場合、Oracle Solaris 11ライブラリを作成、またはこのライブラリに接続できます。このライブラリはOracle Solaris 11のOSイメージを格納します。
Linux and Oracle Solaris 8-10 Library – このライブラリはLinuxおよびOracle Solaris 8-10のOSイメージを格納します。
「Next」をクリックします。
Oracle Solaris 11上を接続モードで構成中で、キーと証明書を構成していない場合は、「Oracle Solaris 11 Support Repository」ページが表示されます。キーおよび証明書ファイルの場所を指定して、「Next」をクリックします。キーおよび証明書ファイルがない場合、https://pkg-register.oracle.com/に移動し、MOS資格証明を使用してログインしてからファイルをダウンロードします。
非接続モードで構成中の場合、「Linux/Oracle Solaris 8-10 Software Bundle」ページが表示されます。この手順を開始する前に、ダウンロードした更新バンドルの場所を入力します。
Oracle Solaris 11にインストールしている場合、Oracle Solaris 11ローカル・リポジトリの場所を入力します。
「Next」をクリックします。
「Configure DHCP」ページが表示されます。OSプロビジョニングを実行するには、プロキシ・コントローラでDHCPを構成する必要があります。
プロキシ・コントローラのDHCPを構成するには、プロキシ・コントローラを選択してから、DHCPのタイプをドロップダウン・リストから選択します。インタフェースを1つ以上、選択したインタフェースのリストに追加してから「Configure DHCP」をクリックします。
「Summary」ページが表示されます。
「Finish」をクリックします。
Oracle Enterprise Manager Ops Centerが構成され、UIにログインしている状態になります。
Proxy Deploymentウィザードを使用して、1つ以上のリモート・プロキシ・コントローラをデプロイおよび構成したり、同配置のプロキシ・コントローラを構成することができます。プロキシ・コントローラはいつでもデプロイできますが、Oracle Enterprise Manager Ops Centerにはプロキシ・コントローラが少なくとも1つ必要です。
このインストールではJava Runtime Environment (JRE) 1.6.0_31をインストール、またはそのバージョンにアップグレードします。これ以降のバージョンのJREは影響を受けません。
エンタープライズ・コントローラとプロキシ・コントローラ間の認証を必要とするWebプロキシが存在する環境には、プロキシ・コントローラをインストールしないでください。このようなプロキシ・コントローラで管理されるシステムでは、多くのOS更新機能が使用不可になります。
UIからプロキシ・コントローラをインストールするには、更新プロセス中にエンタープライズ・コントローラがSSH接続でポート22を使用してプロキシ・コントローラにアクセスできることが必要です。この接続は、プロキシ・コントローラ・バンドルの転送とプロキシ・コントローラ・システムでのコマンドの実行に使用されます。セキュリティ制約でこの接続が許可されない場合は、コマンドラインからプロキシ・コントローラをインストールします。
注意: プロキシ・コントローラはOracle Solaris 10ゾーンにインストールできません。これは、OSプロビジョニングに使用されるNFSサーバーがプロキシ・コントローラで必要とされるためです。ただし、Oracle Solaris 11ゾーンにはプロキシ・コントローラをインストールできます。 |
注意: Oracle VM Server for SPARCをプロビジョニングするには、プロビジョニングを実行するプロキシ・コントローラがOracle Solarisにインストールされている必要があります。 |
プロキシ・コントローラをデプロイする手順
Proxy Deploymentウィザードを使用して、1つ以上のリモート・プロキシ・コントローラをデプロイおよび構成できます。
「Navigation」ペインの「Administration」セクションでエンタープライズ・コントローラをクリックします。
「Actions」ペインで「Proxy Deployment Wizard」をクリックします。「Deployment Scenarios」ページが表示されます。
デプロイメント・シナリオ情報を確認して、「Next」をクリックします。「Deployment Scenarios」(続き)ページが表示されます。
デプロイメント・シナリオ情報を確認して、「Next」をクリックします。「Choose Deployment」ページが表示されます。
デプロイメント・オプションを選択します。
Simple Deployment – 同配置のプロキシ・コントローラを構成します。
Advanced Deployment – 1つ以上のプロキシ・コントローラをリモートでインストールおよび構成できます。「Next」をクリックします。
「Simple Deployment」を選択すると、ローカルのプロキシ・コントローラが構成中であることを示すポップアップが表示されます。「Close」をクリックしてポップアップを閉じます。
「Proxy Controllers」および「Remote Proxy Controllers」の各ページをスキップして「Proxy Controller Status」ページに進みます。
「Advanced Deployment」を選択すると、プロキシ・コントローラのデプロイメント・ステップが表示されます。次のステップに進みます。
「Advanced Deployment」を選択していると、「Proxy Controllers」ページが表示されます。オプションを選択します。
Deploy Automatically – リモートのプロキシ・コントローラをウィザードでデプロイできます。
Deploy Manually – プロキシ・コントローラを手動でインストールおよび構成できます。
「Advanced Deployment」を選択していると、「Remote Proxy Controllers」ページが表示されます。追加および削除アイコンをクリックして新規の各プロキシ・コントローラのエントリを作成してから、各リモート・システムの資格証明を入力します。プロキシ・コントローラがこれらのシステムでインストールおよび構成されます。
Hostname or IP address – ターゲット・システムのホスト名またはIPアドレス。
SSH User name – ルートSSHアクセスがターゲット・システムで許可されている場合、ルート・ユーザー名およびパスワードを「SSH User」および「SSH Password」フィールドに入力します。
SSH Password – SSHユーザー名に関連付けられているパスワード。
Privileged Role(オプション) – ルートSSHアクセスがターゲット・システムで許可されていない場合、ログイン・ユーザー名およびパスワードを「SSH User」および「SSH Password」フィールドに入力してから、ルート・ユーザー名およびパスワードを「Privileged Role」および「Role Password」フィールドに入力します。
Role Password(オプション) – ルート・ユーザー名を「Privileged Role」フィールドに入力した場合、ルート・パスワードを入力します。
Create Tunnel – プロキシ・コントローラへのトンネルを作成する場合はこのボックスをチェックします。
Port – プロキシ・コントローラでデフォルト以外のポートを使用する場合、ポート番号を入力します。
Maintenance Mode – プロキシ・コントローラをメンテナンス・モードで起動する場合はこのボックスをチェックします。
「Next」をクリックします。
「Proxy Controller Status」ページが表示されます。
構成されたプロキシ・コントローラのステータスを参照します。有効化またはプロビジョニングしたそれぞれのプロキシ・コントローラがオンラインである必要があります。
(オプション)「Refresh」をクリックしてプロキシ・コントローラの一覧をリフレッシュします。
(オプション)「Check」をクリックしてホスト名またはIPアドレスを入力します。指定されたホストの接続性およびステータスがチェックされます。
「Next」をクリックします。
「Summary」ページが表示されます。
「Finish」をクリックします。
この項では、インストールに推奨された仕様を満たすような、Oracle Solarisシステムにおけるプロキシ・コントローラ・ソフトウェアのインストールおよび構成に必要なステップを説明します。プロキシ・コントローラはいつでもインストールできますが、Oracle Enterprise Manager Ops Centerにはプロキシ・コントローラが少なくとも1つ必要です。この手順は、エンタープライズ・コントローラがインストールされているシステム以外のシステムで、プロキシ・コントローラをインストールおよび構成する場合のみ使用します。
このインストールではJava Runtime Environment (JRE) 1.6.0_31をインストール、またはそのバージョンにアップグレードします。これ以降のバージョンのJREは影響を受けません。
OC Doctorを使用すると、システムでインストールの準備ができていることが確認できます。OC Doctorの詳細は、http://java.net/projects/oc-doctor
を参照してください。
エンタープライズ・コントローラとプロキシ・コントローラ間の認証を必要とするWebプロキシが存在する環境には、プロキシ・コントローラをインストールしないでください。このようなプロキシ・コントローラで管理されるシステムでは、多くのOS更新機能が使用不可になります。
注意: プロキシ・コントローラはOracle Solaris 10ゾーンにインストールできません。ただし、Oracle Solaris 11ゾーンにはプロキシ・コントローラをインストールできます。 |
注意: Oracle VM Server for SPARCをプロビジョニングするには、プロビジョニングを実行するプロキシ・コントローラがOracle Solarisにインストールされている必要があります。 |
始める前に
プロキシ・コントローラのインストールに進む前に、OC Doctorや手動の手順を使用して、システムのリソースがシステム要件に一致していることを確認します。
プロキシ・コントローラをインストールする手順
システムに一時ディレクトリを作成してから、システムに該当するOracle Enterprise Manager Ops Centerアーカイブを、作成した一時ディレクトリに配信メディアからコピーまたは移動します。インストール・アーカイブでは700MBのディスク領域が使用されます。このプロキシ・コントローラを登録する対象のエンタープライズ・コントローラのインストールに使用されたアーカイブ・バージョンと、同じOracle Enterprise Manager Ops Centerアーカイブ・バージョンを使用する必要があります。次に例を示します。
# mkdir /var/tmp/OC # cp proxy-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.zip /var/tmp/OC
システム上のアーカイブが配置されているディレクトリに変更します。次に例を示します。
# cd /var/tmp/OC #
unzip
およびtar
コマンドを使用してアーカイブを解凍およびtar解除してから、一時ディレクトリの内容を一覧表示します。次のコマンド例では元の圧縮されたアーカイブ・ファイルが保持されているので、注意してください。アーカイブから解凍されたデータでは約1GBの追加領域が使用されます。次に例を示します。
# unzip proxy-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar.zip | tar xf - # ls xvmoc_full_bundle proxy-controller.Solaris.i386.12.1.0.2001.tar #
xvmoc_full_bundle
ディレクトリに変更し、install
スクリプトを-p
オプションを指定して実行します。各インストール・アーカイブには、対象のOSおよびプラットフォームに適したインストール・スクリプトのみが含まれます。-p
オプションによってインストール・スクリプトでは、プロキシ・コントローラ関連コンポーネントのみがインストールされます。次に例を示します。
# cd xvmoc_full_bundle # ./install -p
画面がクリアされ、インストールの進行とともに自動的に更新されるインストール・タスクの一覧が、インストール・スクリプトによって表示されます。次に例を示します。
Ops Center Proxy Controller Installer (version 12.1.0.2001 on SunOS) 1. Check for installation prerequisites. [Completed] 2. Install prerequisite packages. [Completed] 3. Install Expect. [Not Completed] 4. Install IPMI tool. [Not Completed] 5. Install Agent components. [Not Completed] 6. Install application packages. [Not Completed] 7. Install Core Channel components. [Not Completed] 8. Set Proxy database credentials. [Not Completed] 9. Install Proxy Controller components. [Not Completed] 10. Install UCE Http proxy. [Not Completed] 11. Install OS provisioning components. [Not Completed] 12. Initialize (but do not start) services. [Not Completed] Executing current step: Install Expect...
完了すると、インストール・スクリプトには、すべてのコンポーネントがインストールされ、プロキシ・コントローラの構成準備ができたことが示されます。
/opt/SUNWxvmoc/bin/proxyadm
コマンドを使用してプロキシ・コントローラ・サービスのステータスをチェックします。次に例を示します。
# /opt/SUNWxvmoc/bin/proxyadm status online #
プロキシ・コントローラのインストールが終了したら、エンタープライズ・コントローラとの接続のために構成する必要があります。この手順を使用して、プロキシ・コントローラをエンタープライズ・コントローラのために構成します。
必要とされるOracle Enterprise Manager Ops Center更新を判断する場合はOracle Supportにお問い合せください。プロキシ・コントローラをエンタープライズ・コントローラに登録する前に、必要な更新をすべてインストールします。
注意: 予備的な管理ユーザーをエンタープライズ・コントローラに対して指定した場合は、同じユーザー名を使用してプロキシ・コントローラをエンタープライズ・コントローラに登録します。それ以外の場合は、ルート・ユーザーを使用してプロキシ・コントローラをエンタープライズ・コントローラに登録します。 |
プロキシ・コントローラをエンタープライズ・コントローラに登録する手順
この手順で作成するパスワード・ファイルを保存するための一時ディレクトリ(例: /var/tmp/OC
)を作成します。
# mkdir -p /var/tmp/OC
/var/tmp/OC/mypasswd
という空のファイルを作成して、その権限モードを400に設定します。
# touch /var/tmp/OC/mypasswd # chmod 400 /var/tmp/OC/mypasswd
エンタープライズ・コントローラの管理者として指定したユーザーのパスワードを保存するように、/var/tmp/OC/mypasswd
ファイルを編集します。次のecho
コマンドはパスワードを/var/tmp/OC/mypasswd
ファイルに追加します。passwordを正しいパスワードに置き換えます。次に例を示します。
# echo 'password' > /var/tmp/OC/mypasswd
/opt/SUNWxvmoc/bin/proxyadm
コマンドをconfigure
サブコマンドとともに使用して、プロキシ・コントローラをエンタープライズ・コントローラに関連付けます。下のコマンド例では次のオプションを使用します。
-s – プロキシ・コントローラを登録する対象のエンタープライズ・コントローラのホスト名またはIPアドレスを指定します。
-u – エンタープライズ・コントローラの管理者として指定したユーザーを指定します。
-p – -uオプションで指定したユーザーのパスワードが含まれるファイルの絶対パス名を指定します。
-a – プロキシ・コントローラで使用するIPアドレスを指定します。このオプションは、特定のNICでエンタープライズ・コントローラによってプロキシ・コントローラを識別する場合に必要です。提示される証明書をすべて受諾します。同配置のプロキシ・コントローラの構成では証明書情報は表示されません。
次に例を示します。
# /opt/SUNWxvmoc/bin/proxyadm configure -s enterprise-controller.company -u droot -p /var/tmp/OC/mypasswd Certificate: Serial Number: 270256981 Version: 3 Issuer: CN=enterprise-controller_ca Subject: CN=enterprise-controller_agent Not valid before: Wed Jul 02 19:32:56 MDT 1969 Not valid after: Mon Apr 02 19:32:56 MDT 2029 Certificate: Serial Number: 1062961758 Version: 3 Issuer: CN=enterprise-controller_ca Subject: CN=enterprise-controller_ca Not valid before: Wed Jul 02 19:32:54 MDT 1969 Not valid after: Mon Apr 02 19:32:54 MDT 2029 Accept server's certificate? (y|n) y Connection registered successfully. #
エンタープライズ・コントローラに複数のアクティブなネットワーク・インタフェースがあるために同配置のプロキシ・コントローラを手動で構成している場合、プロキシ・コントローラで使用する特定のインタフェースを識別するために-a
オプションを使用します。使用するインタフェースに割り当てられているIPアドレスを指定します。次に例を示します。
# /opt/SUNWxvmoc/bin/proxyadm configure -s enterprise-controller.company -u droot -p /var/tmp/OC/mypasswd -a 172.20.25.18 (output omitted)
/opt/SUNWxvmoc/bin/proxyadm
コマンドをstart
サブコマンドおよび-w
オプションとともに使用して、プロキシ・コントローラ・サービスを起動します。次に例を示します。
# /opt/SUNWxvmoc/bin/proxyadm start -w proxyadm: Starting proxy with SMF... proxyadm: Proxy services have started #
このプロキシ・コントローラ構成に対して確立されている接続を確認するには、sc-console list-connections
コマンドを実行します。次に例を示します。
# sc-console list-connections scn-proxy https://enterprise-controller.company:443 urn:scn:clregid:18a0206a-a5c4-4c8c-90f2-d4eb1d2b623b:20090419213707452 #
sc-console list-connections
コマンドでは、エンタープライズ・コントローラで確立されている接続の一覧が示されます。同配置のプロキシ・コントローラを有効にしている場合は、ローカルホストの接続の一覧もコマンドで示されます。次に例を示します。
# sc-console list-connections scn-proxy https://enterprise-controller.company:443 urn:scn:clregid:6d0ec2ab-b868-46ab-8475-4a5d726dee69:20090419214450735 localhost https://localhost:443 urn:scn:clregid:a9f5243e-f46e-4b32-85ca-76e2c12c0707:20090403015601612 #
proxyadm
コマンドの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Ops Center機能リファレンス・ガイド』を参照してください。