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Oracle® Fusion Middleware Oracle Directory Server Enterprise Editionリリース・ノート
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B72435-01
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はじめに

『Oracle Fusion Middleware Oracle Directory Server Enterprise Editionリリース・ノート』は、Oracle Directory Server Enterprise Edition 11g リリース1 (11.1.1.7.0)で使用可能な最新情報を示しています。

ここでは、次の内容を説明します。

対象読者

このマニュアルは、Oracle Directory Server Enterprise Edition 11g リリース1 (11.1.1.7.0)をデプロイする管理者およびユーザーを対象としています。

Oracle Directory Server Enterprise Editionのドキュメント・セット

このドキュメント・セットでは、Oracle Directory Server Enterprise Editionを使用してディレクトリ・サービスを評価、設計、デプロイおよび管理する方法について説明します。また、Directory Server Enterprise Edition用クライアント・アプリケーションの開発方法についても説明します。Oracle Fusion Middleware Directory Server Enterprise Editionのドキュメント・セットは、http://docs.oracle.com/cd/E29127_01/index.htmから入手できます。

次の表に、Directory Server Enterprise Editionのドキュメント・セットを構成するドキュメントのリストを示します。

ドキュメント・タイトル 内容

Oracle Directory Server Enterprise Edition
リリース・ノート

既知の問題点を含め、Directory Server Enterprise Editionについての最新情報を提供しています。

Oracle Directory Server Enterprise Edition
評価ガイド

このリリースの重要な機能を紹介します。これらの機能の仕組みや提供される利点を、単独システムに実装可能なデプロイメントのコンテキストに沿って示しています。

Oracle Directory Server Enterprise Edition
デプロイメント・プランニング・ガイド

Directory Server Enterprise Editionをベースとする、可用性と拡張性に優れたディレクトリ・サービスを計画および設計する方法について説明しています。デプロイメントの計画および設計の基本的な概念および原則を提示します。ソリューションのライフ・サイクルについて検討し、Directory Server Enterprise Editionベースのソリューションを計画するために使用する概略レベルのサンプルおよび戦略を提供します。

Oracle Directory Server Enterprise Edition
インストレーション・ガイド

Directory Server Enterprise Editionソフトウェアのインストール方法について説明しています。インストール済ソフトウェアの構成方法および構成済ソフトウェアの検証方法を示します。

Oracle Directory Server Enterprise Edition
アップグレードおよび移行ガイド

バージョン11.1.1.3, 7.xおよび6のインストールをアップグレードする手順およびバージョン5.2インストールを移行する手順を示しています。

Oracle Directory Server Enterprise Edition
管理者ガイド

Directory Server Enterprise Editionをコマンドラインから管理する手順を示しています。

Directory Service Control Center(DSCC)を使用してDirectory Server Enterprise Editionを管理する際のヒントおよび手順については、DSCCのオンライン・ヘルプを参照してください。

Oracle Directory Server Enterprise Edition
リファレンス

Directory Server Enterprise Editionの技術および概念の基礎を紹介します。コンポーネント、アーキテクチャ、プロセス、および機能について説明しています。

Oracle Directory Server Enterprise Edition
Manページ・リファレンス

Directory Server Enterprise Editionを通じて利用可能なコマンドライン・ツール、スキーマ・オブジェクトおよびその他の公開インタフェースについて説明しています。このドキュメントの個別の項を、オンライン・マニュアル・ページとしてインストールできます。

Oracle Directory Server Enterprise Edition
開発者ガイド

Directory Server Enterprise Editionの一部として提供されるツールおよびAPIを利用して、ディレクトリ・クライアント・アプリケーションを開発する方法を示しています。

Oracle Directory Server Enterprise Edition
トラブルシューティング・ガイド

様々なツールを使用して問題の範囲を特定し、データを収集し、問題部分のトラブルシューティングを行う手順について説明しています。

Identity Synchronization for Windows 6.0
リリース・ノート

Identity Synchronization for Windows 6.0 SP1のインストール、移行およびアップグレードのための最新情報を示しています。

Identity Synchronization for Windows 6.0
デプロイメント・プランニング・ガイド

Identity Synchronization for Windowsの計画とデプロイメントに関する一般的なガイドラインやベスト・プラクティスを示しています。

Identity Synchronization for Windows 6.0
インストレーションおよび構成ガイド

Identity Synchronization for Windowsをインストールおよび構成する方法を説明しています。


Directory Server Enterprise Editionの概要については、次の図に示すドキュメントを記載順に確認してください。

docmap.pngの説明が続きます
docmap.pngの説明

関連ドキュメント

SLAMD分散負荷生成エンジンは、ネットワークベースのアプリケーションのパフォーマンスについて負荷テストを実行し、解析するために設計されたJavaアプリケーションです。このアプリケーションは、LDAPディレクトリ・サーバーのパフォーマンスについてベンチマークを実行し、分析するためにSun Microsystems, Inc.によって開発されました。SLAMDは、OSI認定オープン・ソース・ライセンスであるSun Public Licenseに基づいて、オープン・ソース・アプリケーションとして使用できます。SLAMDについては、http://www.slamd.com/を参照してください。SLAMDは、java.netプロジェクトでも提供されています。https://slamd.dev.java.net/を参照してください。

Java Naming and Directory Interface(JNDI)は、LDAPやDSML v2によるJavaアプリケーションからDirectory Serverへのアクセスに対応しています。JNDIの詳細は、http://www.oracle.com/technetwork/java/jndi/index.htmlを参照してください。JNDI Tutorialには、詳しい説明とJNDIの使用例が記載されています。このチュートリアルは、http://download.oracle.com/javase/jndi/tutorial/にあります。

Identity Synchronization for WindowsはMessage Queueを制限されたライセンスで使用します。メッセージ・キューに関するドキュメントは、http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.htmlから入手可能です。

Identity Synchronization for WindowsはMicrosoft Windowsのパスワード・ポリシーを扱います。

再配布可能ファイル

Directory Server Enterprise Editionのファイルは、再頒布できません。

デフォルト・パスとコマンドの場所

この項では、このドキュメントで使用するデフォルトのパスについて説明し、様々なオペレーティング・システムおよびデプロイメント・タイプでのコマンドの場所を示します。

デフォルト・パス

次の表では、このドキュメントで使用するデフォルトのパスについて説明します。インストールされるファイルの詳細は、『Oracle Directory Server Enterprise Editionリファレンス』の第1章「Directory Server Enterprise Editionのファイル・リファレンス」を参照してください。

プレースホルダ 説明 デフォルト値

install-path

Directory Server Enterprise Editionソフトウェアのベース・インストール・ディレクトリを表します。

unzipを使用してzipディストリビューションからインストールする場合、install-pathは、current-directory/dsee7になります。

instance-path

Directory ServerまたはDirectory Proxy Serverのインスタンスのフルパスを表します。

このドキュメントでは、Directory Serverには/local/dsInst/、Directory Proxy Serverには/local/dps/を使用します。

デフォルト・パスはありません。インスタンス・パスは、常にローカル・ファイル・システム上に存在するようにします。

Solarisシステムでは、/varディレクトリをお薦めします。

serverroot

Identity Synchronization for Windowsのインストール先の親ディレクトリを表します。

インストールごとに異なります。Directory ServerおよびDirectory Proxy Serverでは、serverrootの概念が存在しなくなったことに注意してください。

isw-hostname

Identity Synchronization for Windowsインスタンスのディレクトリを表します。

インストールごとに異なります。

/path/to/cert8.db

Identity Synchronization for Windowsにおけるクライアントの証明書データベースのデフォルト・パスおよびファイル名を表します。

current-working-dir/cert8.db

serverroot/isw-hostname/linebreaklogs/

システム・マネージャ、各コネクタ、およびセントラル・ロガーのログ・ファイルをIdentity Synchronization for Windowsがローカルに保存する場所のデフォルト・パスを表します。

インストールごとに異なります。

serverroot/isw-hostname/linebreaklogs/central/

Identity Synchronization for Windowsセントラル・ログ・ファイルのデフォルト・パスを表します。

インストールごとに異なります。


コマンドの場所

この項の次の表は、Directory Server Enterprise Editionのドキュメントで使用されるコマンドの場所を示しています。各コマンドの詳細は、関連するマニュアル・ページを参照してください。『Oracle Directory Server Enterprise Editionリファレンス』のDirectory Server Enterprise Editionのソフトウェア・レイアウトに関する項も参照してください。

コマンド Zipディストリビューション

certutil

install-path/bin/certutil

dpadm

install-path/bin/dpadm

dpconf

install-path/bin/dpconf

dsadm

install-path/bin/dsadm

dsccagent

install-path/bin/agent

dsccmon

install-path/bin/dsccmon

dsccreg

install-path/bin/dsccreg

dsccsetup

install-path/bin/dsccsetup

dsconf

install-path/bin/dsconf

dsmig

install-path/bin/dsmig

dsutil

install-path/bin/dsutil

entrycmp

install-path/bin/entrycmp

fildif

install-path/bin/fildif

idsktune

解凍したzipディストリビューションのroot

insync

install-path/bin/insync

ldapmodify

install-path/dsrk/bin/ldapmodify

ldapsearch

install-path/dsrk/bin/ldapsearch

repldisc

install-path/bin/repldisc


表記規則

次の表に、このドキュメントで使用する表記規則を示します。

書体 意味

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力を示します。

.loginファイルを編集します。

すべてのファイルをリストするにはls aを使用します。

machine_name% you have mail.

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。

machine_name% su

Password:

aabbcc123

プレースホルダ: 実際の名前または値で置き換えます。

ファイルを削除するコマンドはrm filenameです。

AaBbCc123

書名、新規用語および強調する用語を示します。

『ユーザーズ・ガイド』の第6章を参照してください。

キャッシュとは、ローカルに格納されるコピーです。

このファイルは保存しないでください。

注意: 強調する一部の項目は、オンラインで太字で表示されます。


コマンド例でのシェル・プロンプト

次の表に、Oracle Solaris OSに含まれるシェルのデフォルトのUNIXシステム・プロンプトとスーパーユーザー・プロンプトを示します。コマンド例に表示されるデフォルトのシステム・プロンプトは、Oracle Solarisのリリースによって異なることに注意してください。

シェル プロンプト

Bashシェル、KornシェルおよびBourneシェル

$


Bashシェル、KornシェルおよびBourneシェル(スーパーユーザーの場合)

#


Cシェル

machine_name%

Cシェル(スーパーユーザーの場合)

machine_name#


記号の表記規則

次の表では、このドキュメントで使用される記号について説明します。

記号 説明 意味

[ ]

省略可能な引数やコマンドオプションが含まれます。

ls [-l]

-lオプションは省略可能です。

{ | }

必須のコマンドオプションの選択肢を囲みます。

-d {y|n}

-dオプションでは、ynのどちらかの引数を使用する必要があります。

${ }

編集参照を示します。

${com.sun.javaRoot}

com.sun.javaRoot変数の値を参照します。

-

同時に押すキーを連結します。

Control-A

[Ctrl]キーと[A]キーを同時に押します。

+


連続して押すキーを連結します。

Ctrl+A+N

[Ctrl]キーを押し、放してから以後のキーを続けて押します。

>

グラフィカル・ユーザー・インタフェースで選択するメニュー項目を示します。

「ファイル」 > 「新規」 > 「テンプレート」

「ファイル」メニューから「新規」を選択します。「新規」サブメニューから「テンプレート」を選択します。


ドキュメント、サポートおよびトレーニング

次のWebサイトでは、追加の情報が提供されています。

Oracleソフトウェア・リソース

Oracle Technology Network (http://www.oracle.com/technetwork/index.html)では、Oracleソフトウェアに関連するリソースを提供しています。

ドキュメントのアクセシビリティについて

Oracleのアクセシビリティについての詳細情報は、Oracle Accessibility ProgramのWeb サイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

Oracle Supportへのアクセス

Oracleサポート・サービスでは、My Oracle Supportを通して電子支援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info) か、聴覚に障害のあるお客様は (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。