Oracle® Fusion Middleware Oracle Directory Server Enterprise Editionインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7.0) B72437-01 |
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Webベースのインタフェースを使用してサーバー・インスタンスへのアクセスと管理を行うには、Directory Server Enterprise Editionソフトウェアとともに提供されているDSCC WARファイルを、サポートされているいずれかのアプリケーション・サーバーにデプロイする必要があります。
この付録では、アプリケーション・サーバーが満たす必要がある最小要件について説明し、DSCC WARファイルをアプリケーション・サーバーにデプロイする基本的な手順について説明します。これらの手順は、特定のアプリケーション・サーバーにWARファイルをデプロイするために実行可能なすべての方法を説明することを意図したものではありません。特定のアプリケーション・サーバーの詳細は、各アプリケーション・サーバーのドキュメントを参照してください。
この付録の内容は次のとおりです。
サポートされているハードウェアとソフトウェアの詳細は、ODSEEの動作保証マトリックス(http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html)を参照してください。
また、アプリケーション・サーバーは次の要件に従っている必要があります。
すべてのJava権限がDSCCアプリケーションに付与されている必要があります。
デフォルトでは、サポートされているすべてのアプリケーション・サーバーはこれらの権限をDSCCアプリケーションに付与します。
アプリケーション・サーバーのタグ・プーリング機能を無効にする必要があります。
タグ・プーリングは、サポートされているすべてのアプリケーション・サーバーでデフォルトで無効になります(Tomcatを除く)。
次の手順では、各アプリケーション・サーバーでのデプロイメント手順について説明します。
注意: 次の項で示す、コンソールへの接続に使用される |
アプリケーション・サーバー・インスタンスを作成します。次のコマンドを実行します。
$ mkdir glassfish-domain-path $ cd app-server-install-path/bin $ asadmin --user admin create-domain --domaindir glassfish-domain-path --adminport 3737 dscc7
アプリケーション・サーバー・インスタンスにWARファイルをデプロイします。
$ asadmin --user admin start-domain --domaindir glassfish-domain-path dscc7 $ cp install-path/var/dscc7.war glassfish-domain-path/dscc7/autodeploy
アプリケーション・サーバー・インスタンスの作成と構成、およびWARファイルのデプロイの詳細は、GlassFishのオンライン・ヘルプを参照してください。
GlassFish JVMオプション設定で、次のプロパティがtrue
に設定されていることを確認します。
-Djava.awt.headless=true
DSCCを開きます。
アプリケーション・サーバーの構成に応じて、http://
hostname
:8080/dscc7
またはhttps://
hostname
:8181/dscc7
を使用します。
「ディレクトリ・サービス・マネージャ・ログイン」ページが表示されます。
次の例では、Solaris 10システムでDSCCをTomcatにインストールする方法を示します。
Tomcatをインストールします。
Tomcatのインストールとインスタンスの作成の詳細は、Tomcatのドキュメントを参照してください。
タグ・プーリングを無効にします。
DSCCが適切に動作するには、タグ・プーリングを無効にする必要があります。タグ・プーリングを無効にするには、$CATALINA_HOME/conf/web.xml
構成ファイルでenablePooling
パラメータをfalse
に設定します。次に例を示します。
... <servlet> <servlet-name>jsp</servlet-name> <servlet-class>org.apache.jasper.servlet.JspServlet</servlet-class> <init-param> <param-name>fork</param-name> <param-value>false</param-value> </init-param> <init-param> <param-name>xpoweredBy</param-name> <param-value>false</param-value> </init-param> <init-param> <param-name>enablePooling</param-name> <param-value>false</param-value> </init-param> <load-on-startup>3</load-on-startup> </servlet> ...
レプリケーション・トポロジのレンダリングを有効にします。
$ export CATALINA_OPTS="-Djava.awt.headless=true"
${CATALINA_HOME}/conf/tomcat-users.xml
ファイルに、Tomcatの管理者ロールを持つユーザーを追加します。次に例を示します。
<role rolename="manager"/> <user username="admin" password="admin" roles="manager"/>
Tomcatを再起動します。
起動スクリプト(Solarisのstartup.sh
、Windowsのtomcat5.exe
またはtomcat6.exe
)を実行する適切な権限があることを確認します。
次のコマンドを入力します。
$ ${CATALINA_HOME}/bin/shutdown.sh $ ${CATALINA_HOME}/bin/startup.sh
ブラウザを使用してTomcatの管理ページを開きます。
http://
hostname:8080
のURLにアクセスします
「Tomcat Manager」>「Administration」タブをクリックします。前の手順4で定義した管理ユーザーとしてログインします。
DSCC WARファイルをデプロイします。
アクセスできるファイル・システムにDSCC WARファイルをコピーします。
Tomcatの「Administration」タブで、「Deploy」タブをクリックします。
ファイル・システムを参照し、「WAR File to Deploy」でDSCC WARを検索して選択し、「Deploy」をクリックします。
接続するTomcatのデプロイ済アプリケーションのリストで、/dscc7
を選択します。
「ディレクトリ・サービス・マネージャ・ログイン」ページが表示されます。
次の例では、Solaris 10システムでDSCCをOracle WebLogic Serverにインストールする方法を示します。
注意: この例は、Oracle WebLogic Serverの管理に関する基本的な知識を前提としており、Oracle WebLogic Serverのドキュメントにかわるものではありません。ドメイン、管理サーバーおよび管理対象サーバーの概念については、『Oracle Fusion Middlewareコンセプト・ガイド』の重要な概念に関する説明を参照してください。 |
http://localhost:7001/console
を使用して、WebLogicコンソールを参照します。
「ドメイン構造」パネルでbase_domain/Deployments
に移動します。
「ロックして編集」をクリックします。
「インストール」をクリックします。
「ファイルをアップロード」をクリックします。
「デプロイメント・アーカイブ」
でinstall-path
/var/dscc7.war
を選択して「次へ」をクリックします。
dscc7.war
を選択して「次へ」をクリックします。
「このデプロイメントをアプリケーションとしてインストールする」を選択し、「次へ」をクリックします。
デプロイメントの「名前」を指定し、デフォルトの「オプション設定」のままにして「終了」をクリックします。
左上角の「変更のアクティブ化」をクリックします。
dscc7
のデプロイメントはactive
状態である必要があります。
http://
hostname
:
port
/dscc7
を使用して、DSCCに接続します。
Oracle WebLogic Serverのデフォルトのポート番号は7001
です。
Oracle Directory Service Control Centerの認証ページが表示されます。
次の例では、Solaris 10システムでDSCCをOracle iPlanet Web Serverにインストールする方法を示します。Sun Java System Web Server 7.0+でも同じ手順を使用できます。
注意: Oracle iPlanet Web Serverを |
https://hostname:8989
を使用して、Oracle iPlanet Web Serverコンソールを参照します。
「共通タスク」タブの「仮想サーバー・タスク」セクションで、「Webアプリケーションの追加」をクリックします。
「Webアプリケーションの追加」フォームで、次の値を指定して「OK」をクリックします。
Webアプリケーションの場所: install-path
/var/dscc7.war
URI: /dscc7
サーバー側でHTMLを有効にします。
仮想サーバーの「コンテンツの処理」タブをクリックします。
「解析するHTML/SSI」セクションで、「新規」をクリックして「OK」をクリックします。
メイン・ウィンドウで右上角にある「デプロイメント保留中」リンクをクリックして、ウィザードに従ってデプロイメントを完了します。
仮想サーバーのmagnus.conf
ファイルを編集します。
# vi install-path/https-virtual-server/config/magnus.conf
次の行を追加します。
type=magnus-internal/parsed-html exts=shtml
「構成」タブで「リフレッシュ」ボタンをクリックします。
右上角の「インスタンス構成変更済」をクリックし、「virtual-serverから構成をプルしてデプロイする」をクリックして「OK」をクリックします。
サーバー側HTMLの有効化の詳細は、Oracle iPlanet Web Server 7.0.9開発者ガイドのサーバー側HTMLの有効化に関する説明を参照してください。
「構成」タブで、作成した構成を選択して「起動」をクリックします。
Oracle iPlanet Web Server JVMオプション設定で、次のプロパティがtrueに設定されていることを確認します。
-Djava.awt.headless=true
http://
hostname
:8080/dscc7
を使用して、DSCCに接続します。
「ディレクトリ・サービス・マネージャ・ログイン」ページが表示されます。