ターゲット・リソースの増分リコンシリエーションの実行

コネクタの生成およびインストール後に、ターゲット・リソースの増分リコンシリエーションを実行できます。

次に、ターゲット・リソースの増分リコンシリエーション実行のために実行するタスクを示します。

  1. ターゲット・システム(データベース)にはユーザーが必要です。
  2. コネクタを生成します。これには、DBATConfiguration.groovyファイルの構成と、DBATジェネレータの実行によるスキーマ検出およびコネクタ生成が含まれます。コネクタ生成の詳細は、「Database Application Tablesコネクタの生成」を参照してください。

    ノート:

    DBATConfiguration.groovyファイルの構成中に、changeLogColumnプロパティに値を指定したことを確認します。そうしないと、増分リコンシリエーションを実行するために使用されるスケジュール済ジョブが作成されません。
  3. 生成されたコネクタをインストールします。生成されたコネクタのインストールの詳細は、「DBATコネクタのインストールの概要」を参照してください。
  4. ターゲット・システムに、ITリソースを作成します。詳細は、ターゲット・システムのITリソースの構成を参照してください。
  5. ターゲット・システムに対応するフォームとアプリケーション・インスタンスを作成します。詳細は、次の各項を参照してください。
  6. RESOURCE Target Resource User Reconciliationスケジュール済ジョブを実行し、ターゲット・リソースの完全リコンシリエーションを実行して、ターゲット・システムのすべてのユーザー・レコードをOracle Identity Managerにフェッチします。リコンシリエーション実行の終わりに、ターゲット・システムのすべてのユーザー・レコードが、対応するOIMユーザーにリソースとしてリンクされます。

    このスケジュール済ジョブの詳細は、「ユーザー・レコードのリコンシリエーションのためのスケジュール済ジョブ」を参照してください。

  7. ターゲット・システムのユーザー・レコードへの変更を実行します。
  8. RESOURCE Target Incremental Resource User Reconciliationスケジュール済ジョブを実行し、増分リコンシリエーションを実行して、ターゲット・システムで最後のリコンシリエーションの実行以降に変更されたユーザー・レコードのみをフェッチします。このスケジュール済ジョブの詳細は、「増分リコンシリエーションのためのスケジュール済ジョブ」を参照してください。