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Oracle® Fusion Middleware Oracle Service Bus管理者ガイド
11gリリース1 (11.1.1.7)
B61436-07
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35 Oracle Service Busサーバーの起動

この章では、Oracle Service Busサーバーの様々な起動方法について説明します。

この章には、次の項があります。

この章に含まれていないサーバーの起動の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のサーバーの起動と停止に関する説明を参照してください。

35.1項「開発環境でのDerbyの起動」

デフォルトのApache Derbyデータベースを使用しているOracle Service Bus開発サーバーを起動する際に、説明する必要のある特定の問題があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Service Bus管理者ガイド』の「Derbyを使用した複数の開発サーバーの実行」を参照してください。

35.2 Oracle Service Bus管理サーバーの起動

この項では、Oracle Service Bus管理サーバーを起動する様々なオプションについて説明します。

35.2.1 コマンドラインからの管理サーバーの起動

Oracle Service Busドメインのルートから、startWebLogic.cmdまたはstartWebLogic.shstartWebLogicコマンドを実行します。

コマンド・ウィンドウが表示され、Oracle WebLogic Serverに関するステータス情報が示されます。

本番モードでサーバーを起動した場合、サーバーの起動に有効なユーザー名とパスワードを入力する必要があります。

35.2.2 Windows上での管理サーバーの起動

この項では、Windowsシステム上でOracle Service Bus管理サーバーを起動する方法について説明します。

35.2.2.1 Windowsのスタート・メニューからの管理サーバーの起動

Windowsのスタート・メニューから、「スタート」「すべてのプログラム」「Oracle WebLogic」「ユーザー・プロジェクト」「domain_name」「Oracle Service Busドメイン用のサーバーを起動」を選択します。

domain_nameは、Oracle Service Busドメインを作成したときに指定した名前を表します。

MW_HOME/user_projectsはデフォルトのドメインの場所です。

35.2.2.2 Windowsサービスとしての管理サーバーの起動

この項では、Oracle Service BusドメインをWindowsサービスとして起動するための環境の構成方法について説明します。管理サーバーをWindowsサービスとして起動すると、システムが再起動した後にサーバーが起動します。

この手順ではWindowsレジストリの変更が必要になるため、続行する前に、Windowsレジストリをバックアップする必要があります。


注意:

また、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のWLSTとノード・マネージャを使用した管理サーバーの起動に関する説明に従って、ノード・マネージャを使用してOracle Service Bus管理サーバーをWindowsサービスとして起動することもできます。


  1. 『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のWebLogic ServerインスタンスのWindowsサービスとしての設定に関する説明に従って、WL_HOME\server\bin\installSvc.cmdスクリプトを実行することによって、Oracle Service BusドメインをWindowsサービスとして起動するように設定します。

  2. 必要な環境変数をWindowsレジストリに追加します。続行する前に、作成したWindowsサービスの名前を確認する必要があります。通常、サービス名は「beasvc [DOMAIN_NAME]_[SERVER_NAME]」です。

    1. Windowsレジストリをバックアップします。

    2. Windows regeditユーティリティを実行します。Windowsで、「スタート」「ファイル名を指定して実行」を選択します。「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックスでregeditと入力し、「OK」をクリックします。

    3. Windowsサービスの次のレジストリ・キーを検索します。

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\ControlSet001\services\beasvc [DOMAIN_NAME]_[SERVER_NAME]

    4. Environmentという名前の新しい複数行文字列値を作成します。

    5. 次のエントリを追加することによって、新しい環境値を編集します。

      ALSB_HOME=C:\oracle11g\Oracle_OSB1
      

      ここで、C:\oracle11gはOracle Fusion Middlewareのインストールのルートです。

    6. Windows XP 32ビットの場合のみ: コマンド・ウィンドウで、一時ファイルの作成場所にディレクトリを変更し、次のコマンドを実行します: set > env.txt

      env.txtファイルを開き、そのコンテンツ全体をコピーして、ALSB_HOMEエントリの下に作成したEnvironmentレジストリ値に貼り付けます。

    7. 複数行文字列値のダイアログ・ボックスで「OK」をクリックして、Windowsレジストリ・エディタを閉じます。

  3. サービスを開始する前に、必ずOracle Service Busドメインで使用されている任意のデータベースを起動してください。

35.2.3 ノード・マネージャを使用したサーバーの起動

『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』のWLSTとノード・マネージャを使用した管理サーバーの起動に関する説明を参照してください。

35.3 Oracle Service Bus管理対象サーバーの起動

次の構文を使用して、個別のコマンド・ウィンドウからそれぞれのOracle Service Bus管理対象サーバーを起動します。

DOMAIN_HOME/bin/startManagedWebLogic.sh(.cmd) osb_server http://administration_server_host:administration_server_port -Dweblogic.management.username=user_name -Dweblogic.management.password=password

説明:

起動する必要のある管理対象サーバーの名前がわからない場合は、次のいずれかを行います。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverサーバーの起動と停止の管理』の「サーバーの起動と停止」を参照してください。

35.4 サーバーの起動の確認

サーバーが正常に起動すると、コンソール・ウィンドウに次のメッセージが出力されます。

<Server started in RUNNING mode>