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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Data Synchronization Server管理者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B69393-02
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7 BDSSのセキュリティの構成

この章では、エンジンとコネクタ間にセキュリティを構成する方法について説明します。

この章の構成は、次のとおりです。

7.1 通信セキュリティの概要

コネクタ・インタフェースはWebサービスであるため、SSLなどのWebベースのセキュリティ・プロトコルを使用して、エンジンとコネクタ間の通信を保護できます。コネクタ実装は、コネクタ自体とその通信先のPIMサーバー間のセキュリティのみを担当します。

BDSSをインストールした後は、次のタスクを完了することで、構成を変更し、ハブとコネクタの両方で公開されるWebサービスを保護できます。

7.2 ハブで公開されるWebサービスの保護

統合WebLogic Serverで実行されているハブ・コンポーネントで公開されるWebサービスを保護するには、Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webサービスの保護を参照してください。


ヒント:

SSL用にBDSSを構成した後は、最初にBDSSをデプロイして、次にWebブラウザを開きます。コネクタ・ランタイム・ライブラリおよびハブ・コールバック・ライブラリWebサービスのHTTPS URLを入力し、保護リクエストが受け入れられることを確認します。


7.3 HTTPS用のBDSSの構成

SSLを使用するようにWebサービスを構成した後は、セキュアなプロトコル(HTTPS)およびセキュアなポートを反映するように、次の手順に従ってコネクタ・ランタイム・ライブラリ、ハブ・コールバックおよびExchange 2007コネクタを識別するURLを変更する必要があります。

  1. JConsole(またはMBeanに準拠するその他のアプリケーション)を起動してログインします。

  2. EngineSettings MBeanにナビゲートします。

    1. EngineEndPointURL属性を変更します。プロトコルにHTTPSを指定し、ポートに統合WebLogic Serverで使用されるSSLポートを設定します。次に例を示します。

      https://<system>:<secureport>/BDSSHubWebServices/EngineCallbackInterface?wsdl
      
    2. RuntimeLibraryURL属性を変更します。プロトコルにHTTPSを指定し、ポートに統合WebLogic Serverで使用されるSSLポートを設定します。次に例を示します。

      https://<system>:<secureport>/BDSSHubWebServices/ConnectorRuntimeInterface?wsdl 
      
  3. ServerDomainConfigMBeanにナビゲートします。

    1. showAllConnectorsForPim操作で、Exchange 2007をpimServerTypeパラメータ値として指定し、showAllConnectorsForPimをクリックします。

    2. PIMサーバー名とコネクタIDの値を書き留めます。

    3. updateConnectorForPim操作で、pimServerInstance値に、ステップ3bで取得したPIMサーバー名の値を指定します。connectorName値に、ステップ3bで取得したコネクタIDの値を指定します。URLに、Exchange 2007コネクタのHTTPS URLを入力します。


    注意:

    2人のExchangeユーザーを作成してコネクタ・ドメインの同期化をテストする場合も、これらのステップを実行しますが、Exchange 2007のかわりにBPEL TaskspimServerType属性の値として指定してください。