Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B63029-04 |
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この章では、Oracle Business Intelligenceを複数の環境間で移動させる方法について説明します。Oracle Business Intelligenceを新しい環境に移動したり、テスト環境から本番環境に移動したりできます。このような移動について次に説明します。
既存のOracle BIシステムを元のインストール場所とは別の場所で再作成することによって、Oracle Business Intelligenceを新しい環境に移動(移行)できます。この場合の目標は、別のハードウェアで同一のデプロイメントを再作成することです。
新しい環境への移動理由として、次のような状況が考えられます。
より強力なハードウェアにシステム全体を移動する場合
別のオペレーティング・システムに移動する場合
別の物理的な場所に移動する場合
システムをアップグレードした後に移動を行うことがあります。(アップグレードおよび関連タスクの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceアップグレード・ガイドを参照してください。)
テスト環境から本番環境への移動では、次の作業を行います。
テスト環境でのアプリケーションの開発およびテストと、その後の同じオペレーティング・システムの本番環境へのテスト・アプリケーション(および必要に応じてテスト・データ)のロールアウト。この他、単一コンピュータ環境から複数コンピュータ環境への移動も行われる場合があります。
リポジトリの移動。(リポジトリの移動の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド』のマルチユーザー開発環境でのリポジトリ・ライフサイクルの管理に関する項を参照してください。)
注意: 簡易インストール・タイプを使用してOracle Business Intelligenceをインストールした場合、テスト環境から本番環境には移動できません。 |
新しい環境への移動およびテスト環境から本番環境への移動の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のターゲット環境へのOracle Business Intelligenceの移動に関する項を参照してください。
さらに、Oracle Business Intelligenceでは、サーバー全体の移行もサポートしており、障害発生時にWebLogic Serverインスタンスを別の物理コンピュータに手動または自動で移行できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverクラスタの使用』のサーバー全体の移行に関する項、および『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceエンタープライズ・デプロイメント・ガイド』のエンタープライズ・デプロイメントでのサーバー移行の構成に関する項を参照してください。