Oracle Business Intelligenceクイック・インストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B63035-04(原本部品番号:E16518-05)
2013年2月
このガイドでは、単一コンピュータ上のOracle Business Intelligence製品のインストール、構成およびアンインストールについて説明します。Oracle Business Intelligence製品には、Oracle Business Intelligence Enterprise Edition、Oracle Business Intelligence Publisher、Oracle Real-Time DecisionsおよびOracle Essbaseがあります。
この章では、次の項目について説明します。
このガイドでは、「簡易インストール」タイプの使用による、単一コンピュータでのOracle Business Intelligenceのインストール、構成およびアンインストールについて説明します。「簡易インストール」タイプでは、最小限の手順数のデフォルト設定でOracle Business Intelligence製品がインストールされます。
注意: 「簡易インストール」タイプは、スタンドアロンの、シングル・ユーザーのデプロイメント(デモ目的、評価目的または開発目的など)に非常に適しています。スケールアウトおよびコンポーネントの追加はできません。また、「簡易インストール」タイプでインストールしたOracle Business Intelligenceのインスタンスでは構成アシスタントを使用できません。 |
Oracle Business Intelligenceインストール・メディアには、それらのインストール、構成および実行に必要なすべてのテクノロジを備えた次の製品が含まれています。
Oracle BI EE(アンサー、ダッシュボード、デリバー、リポジトリ管理ツール、BIジョブ・マネージャ、BIカタログ・マネージャ、Oracle BI Add-in for Microsoft Office、Oracle BI PublisherおよびOracle BI Composer)
注意: Oracle BI Add-in for Microsoft Officeではなく、Smart Viewをダウンロードしてインストールすることをお薦めします。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイド』のBIデスクトップ・ツールのダウンロードに関する項を参照してください。 |
Oracle BI Publisher
Oracle Real-Time Decisions
Oracle Essbase Suite
Oracle Business IntelligenceのOracle Essbaseの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』のOracle Business IntelligenceでEssbaseと関連コンポーネントを使用する際の概要に関する項を参照してください。
次のいずれかの製品の組合せをインストールできます。
Oracle Real-Time DecisionsまたはOracle BI Publisher
Oracle Real-Time DecisionsおよびOracle BI Publisher
Oracle BI EEおよびOracle BI Publisher
Oracle BI EE、Oracle BI PublisherおよびOracle Real-Time DecisionsまたはOracle Essbase Suite
Oracle BI EE、Oracle BI Publisher、Oracle Real-Time DecisionsおよびOracle Essbase Suite
Oracle BI EEにはOracle BI Publisherが同梱されていることに注意してください。そのため、Oracle BI EEのインストールを選択した場合、Oracle BI Publisherは常に自動的に選択されることになります。Oracle Essbase Suiteをインストールした場合、Oracle BI EEとOracle BI Publisherをインストールする必要があることにも注意してください。
Oracle Business Intelligence 11gインストーラは、すべてのランタイム・コンポーネント、およびインストールを選択した製品のためのインフラストラクチャを作成します。Oracle Business Intelligence 11g インストーラを実行した後、インストールした製品では、単一のWebLogicドメインにある同一のOracle Fusion Middlewareインフラストラクチャを共有します。
WebLogicドメインでの使用を意図したOracle Business Intelligence製品は、すべて同時にインストールして構成する必要があります。ある時点で一部の製品をインストールして、後日同じWebLogicドメインに残りの製品をインストールすることはできません。たとえば、Oracle BI EEのインストールおよび構成は選択するがOracle Real-Time Decisionsについては選択しない場合、後でOracle Real-Time DecisionsをWebLogicドメインに追加できません。同様に、Oracle Business Intelligence 11g製品を収めたWebLogicドメインを、他のOracle Fusion Middleware製品を収めることができるように後で拡張することもできません。
「簡易インストール」タイプを選択すると、インストーラは、すべてのコンポーネントについてデフォルト構成設定を使用します。
構成を実行するには、インストーラでのOracle Business Intelligenceのインストール先となるフォルダを指定します。指定したフォルダは、ミドルウェア・ホームとなります。フォルダが存在しない場合は、インストーラによってそれが作成されます。既存のフォルダを選択する場合、フォルダは空である必要があります。
ミドルウェア・ホームの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』を参照してください。
システム要件と動作保証情報については、Oracle Technology Network (OTN)で入手できる次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middlewareのシステム要件、前提条件および仕様:
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
このドキュメントには、ハードウェアとソフトウェアの要件、最小ディスク領域とメモリーの要件、および必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチに関する情報が含まれます。
Oracle Fusion Middleware動作保証
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
このドキュメントには、サポートされるインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサード・パーティ製品に関する情報が含まれます。
ご使用のプラットフォームに応じた『Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート』の「Oracle Business Intelligence」の章
http://www.oracle.com/technetwork/indexes/documentation/index.html
Oracle Business Intelligenceコンポーネントをインストールする前に、まず次のタスクを実行する必要があります。
Oracle Business Intelligenceのインストールには、データベースが使用可能である必要があります。データベースが起動および実行されている必要がありますが、コンポーネントのインストール先と同じコンピュータ上である必要はありません。また、データベースは、Oracle Business Intelligenceで必要となるスキーマの作成に使用される、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)と互換性がある必要があります。
注意: RCUは、Linuxオペレーティング・システムとWindowsオペレーティング・システム上でのみ使用できます。Linux RCUとWindows RCUのどちらを使用しても、サポートされているデータベースにスキーマを作成できます。 |
サポート対象のデータベースの最新情報は、次のURLでOracle Fusion Middlewareの動作要件に関するドキュメントを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
データベースをインストールしたら、システム要件と仕様に関するドキュメントのリポジトリ作成ユーティリティの要件に関する項を参照して、データベースが正しく構成されていることを確認してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
RCUは、RCU固有のインストレーションCD-ROMのbin
ディレクトリ内、またはOracle Technology Network (OTN)上のZIPファイル内で入手可能です。
インストールするOracle Business Intelligenceバージョンで、すべてのサポートされているプラットフォームをクリックします。ページを下へスクロールして、必須追加ソフトウェアセクションでリポジトリ作成ユーティリティを探します。.zipファイルをダウンロードしたら、選択したディレクトリにその内容を解凍します。このディレクトリをRCU_HOME
ディレクトリと呼びます。
注意: Windowsシステムでは、RCU .zipファイルは、名前に空白が含まれていないディレクトリに解凍してください。 |
RCUは、32ビットのLinuxプラットフォームとWindowsプラットフォーム上でのみ使用できます。Linux RCUとWindows RCUのどちらを使用しても、サポートされている任意のデータベース・プラットフォーム上にスキーマを作成できます。
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を起動するには:
次のいずれかを実行します。
RCU CD-ROMがある場合は、コンピュータにCD-ROMを挿入し、bin
ディレクトリにアクセスします。
RCUの.zipファイルをダウンロードして展開している場合は、RCU_HOME
内のbin
ディレクトリにアクセスします。
オペレーティング・システムに応じて、次のコマンドのいずれかを実行します。
UNIX:
./rcu
Windows:
rcu.bat
引き続き、次のいずれかのタスクを実行します。
Oracle Business Intelligenceのインストールを準備している場合は、RCUを使用して必要なスキーマを作成します。第3.4項「Oracle Business Intelligenceのスキーマの作成」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceをアンインストールしている場合は、RCUを使用してスキーマを削除します。第5.5項「Oracle Business Intelligenceスキーマの削除」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceをインストールするには、事前に特定のスキーマがデータベースに存在している必要があります。リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行して、データベースにスキーマを作成する必要があります。
Oracle Business IntelligenceスキーマをMicrosoft SQL ServerまたはIBM DB2データベースに作成している場合は、まず、システム要件と仕様のドキュメントの適切な項で重要な情報に目を通してください。Microsoft SQL Serverデータベースでのインストールの場合は、Microsoft SQL ServerデータベースでのOracle Business Intelligenceスキーマの作成に関する項を参照してください。IBM DB2データベースでのインストールの場合は、IBM DB2データベースのRCU前提条件に関する項を参照してください。
システム要件と仕様のドキュメントは、次の場所にあります。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
RCUを使用してOracle Business Intelligenceスキーマを作成するには:
RCUを起動します。第3.3項「リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の起動」を参照してください。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「リポジトリの作成」画面
「作成」を選択します。
「次へ」をクリックします。
「データベース接続の詳細」画面
Oracleデータベースを使用している場合は、次の情報を指定します。
ホスト名: データベースが存在するコンピュータの名前をhost
.
domain
.com
の形式で指定します。Oracle RACデータベースの場合は、ノード名の1つまたは仮想IP名をホスト名として指定します。
ポート: データベースのリスナーのポート番号を指定します。Oracleデータベースのデフォルトのポート番号は1521です。
データベース名: データベースのサービス名を指定します。通常、サービス名はグローバル・データベース名と同じです。
使用しているデータベースのサービス名が不明な場合は、データベースの初期化パラメータ・ファイルのSERVICE_NAMES
パラメータから取得できます。この初期化パラメータ・ファイルにSERVICE_NAMES
パラメータがない場合、サービス名は、DB_NAME
とDB_DOMAIN
パラメータで指定されているグローバル・データベース名と同じです。
Oracle RACデータベースの場合は、このフィールドにいずれかのノードのサービス名を指定します。例: sales.foobar.com.example
。
ユーザー名: DBAまたはSYSDBA権限を持つユーザーの名前を指定します。SYSDBA権限を持つデフォルトのユーザー名はSYS
です。
パスワード: DBA権限またはSYSDBA権限があるユーザーのパスワードを指定します。
ロール: ドロップダウン・リストからデータベース・ユーザーのロールを選択します。SYS
ユーザーには、SYSDBAロールが必要です。
Microsoft SQL Serverデータベースを使用している場合は、次の資格証明を指定します。
Unicodeのサポート: ドロップダウン・リストから「はい」または「いいえ」を選択します。
サーバー名: ホスト名、IPアドレス、またはデータベースが実行されているサーバーの完全なサーバー名をhost\serverの形式で入力します。
ポート: データベースのリスナーのポート番号を指定します。
データベース名: データベースの名前を指定します。
ユーザー名: DBAまたはSYSDBA権限を持つユーザーの名前を指定します。
パスワード: DBA権限またはSYSDBA権限があるユーザーのパスワードを指定します。
IBM DB2データベースを使用している場合は、次の資格証明を指定します。
サーバー名: ホスト名、IPアドレス、またはデータベースが実行されているサーバーの完全なサーバー名をhost\serverの形式で入力します。
ポート: データベースのリスナーのポート番号を指定します。
データベース名: データベースの名前を指定します。
ユーザー名: DB所有者権限があるユーザーの名前を指定します。
パスワード: DB所有者権限があるユーザーのパスワードを指定します。
「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「データベース接続の詳細」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。
前提条件チェックでエラーがないと判断されたら、「OK」をクリックして画面を終了します。
「コンポーネントの選択」画面
画面の最上部付近にある「接頭辞の新規作成」を選択します。他のユーザーとデータベース・インスタンスを共有していない場合、デフォルト接頭辞であるDEV
を使用できます。他のOracle Fusion Middlewareユーザーとデータベースを共有している場合、詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。
「Business Intelligence」チェック・ボックスを選択します。これにより、Oracle Business Intelligenceで必要となるメタデータ・サービス(MDS)スキーマおよびビジネス・インテリジェンス・プラットフォーム・スキーマが自動で選択されます。
注意:
|
「次へ」をクリックします。「前提条件チェック」画面が表示されます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「コンポーネントの選択」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。
前提条件チェックでエラーがないと判断されたら、「OK」をクリックして画面を終了します。
「スキーマ・パスワード」画面
画面の上部で、「すべてのスキーマに同じパスワードを使用」を選択します。
「パスワード」フィールドに、スキーマにアクセスするためのパスワードを入力します。「パスワードの確認」フィールドにもう一度パスワードを入力します。
注意: この画面のスキーマのパスワードを記憶するか記録しておきます。それらは、後のインストール・プロセスで必要になります。 |
「次へ」をクリックします。
「表領域のマップ」画面
「次へ」をクリックします。表領域の作成中画面が開きます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「表領域のマップ」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。
表領域がエラーなしで作成されたら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。
「サマリー」画面
「作成」をクリックします。「作成」画面が開きます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「サマリー」画面に表示されます。エラーを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。
スキーマがエラーなしで作成されたら、「OK」をクリックしてこの画面を閉じます。
「完了サマリー」画面
「閉じる」をクリックします。
リポジトリ作成ユーティリティの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』を参照してください。
Oracle Business Intelligence 11g インストーラは、次のソースから入手できます。
Oracle Business Intelligence 11gインストールDVD
Oracle Technology Network(OTN)
次のリンクのOTNからOracle Business Intelligenceの.zipファイルをダウンロードします。
インストールするOracle Business Intelligenceバージョンで、すべてのサポートされているプラットフォームをクリックします。ご使用のオペレーティング・システム用のすべてのディスク(.zipファイル)をダウンロードします。
Oracle Software Delivery Cloud
次のリンクのOracle Software Delivery Cloud WebサイトからOracle Business Intelligence 11gインストーラをダウンロードします。
OTNまたはOracle Software Delivery Cloudから.zipファイルをダウンロードした場合は、任意のディレクトリに内容を展開します。ここでは、このディレクトリをbi_installer_loc
と表記します。
注意: Windowsシステムでは、.zipファイルは、名前に空白が含まれていないディレクトリに解凍してください。 |
この項では、Oracle Business Intelligence 11gインストーラを使用してOracle Business Intelligence製品をWindows、LinuxおよびUNIXオペレーティング・システムにインストールする方法を説明します。Oracle Business Intelligence製品には、Oracle BI EE、Oracle BI Publisher、Oracle EssbaseおよびOracle Real-Time Decisionsがあります。Oracle Business Intelligence 11gインストーラは、選択したOracle Business Intelligence製品をインストールし、それらを自動で構成します。
Oracle Business Intelligenceおよび関連コンポーネントをインストールする前に、次のことを行います。
使用しているプラットフォーム向けのOracle Fusion Middlewareリリース・ノートでOracle Business Intelligenceの章を確認し、Oracle Business Intelligenceとその記述されている機能の間の違い、および現行リリースに当てはまるその他の問題を必ず理解しておいてください。
第1項「インストールの概要」を確認し、Oracle Business Intelligenceのインストールに関連するオプションおよび機能を必ず理解しておいてください。
第2項「システム要件と動作保証情報」を確認し、環境が最小要件を満たしていることを確認してください。
Oracle Business Intelligence 11gインストーラの実行前にデータベースをインストールし、インストール中はデータベースを動作させておきます。
RCUを実行し、Oracle Business Intelligenceで必要となるスキーマをインストールします。第3項「インストールの準備」を参照してください。
ソフトウェアをインストールするために必要な管理者権限を持っていることを確認します。たとえば、Windows 7またはWindows 2008を実行しているコンピュータでは、「管理者として実行」を有効にしてOracle Business Intelligenceをインストールします。
Dynamic Host Configuration Protocol (DHCP)を使用するコンピュータへのOracle Business Intelligenceのインストールを計画している場合は、Oracle Business Intelligenceをインストールする前に、追加の構成タスクを実行する必要があります。『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のDHCPホストでのインストールに関する項を参照してください。
Enterprise Performance ManagementおよびOracle Business Intelligenceは、同じMW_HOMEにインストールできないことに注意してください。
Oracle Business Intelligence 10gがインストールされているコンピュータへのOracle Business Intelligence 11gのインストールを計画している場合は、Oracle Business Intelligence 11gをインストールする前に、Oracle Business Intelligence 10gインスタンスをシャットダウンしてください。Oracle Business Intelligence 10gからOracle Business Intelligence 11gにアップグレードする場合の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceアップグレード・ガイド』を参照してください。
Microsoft Windowsを実行しているコンピュータにOracle Business Intelligence 11gをインストールする場合は、環境変数_JAVA_OPTIONS
が設定されていないことを確認してください。_JAVA_OPTIONS
が設定されているかどうかを確認するには、次のいずれかの操作を行います。
コマンド・プロンプトを開き、C:\プロンプトに移動し、次のコマンドを入力します。
set _JAVA_OPTIONS
"環境変数_JAVA_OPTIONSが定義されていません"というメッセージが出力される場合、この環境変数は設定されていません。
デスクトップ上の「マイ コンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」を選択して、「システムのプロパティ」ダイアログを開きます。「詳細設定」タブをクリックし、「環境変数」をクリックします。「環境変数」ダイアログの「ユーザー環境変数」リスト・ボックスおよび「システム環境変数」リスト・ボックスに_JAVA_OPTIONS
環境変数があるかどうか確認します。いずれのリスト・ボックスにも_JAVA_OPTIONS
環境変数がない場合、この環境変数は設定されていません。
_JAVA_OPTIONS
環境変数が設定されていることが判明した場合、またはこれに関連した質問がある場合は、システム管理者に問い合せてください。
セキュリティを目的としたデータベースの強化は行わないようにします。強化されたデータベースへのOracle Business Intelligenceのインストールはサポートされていません。
Oracle Business Intelligence 11gインストーラを起動するには、コマンド・ウィンドウを開き、オペレーティング・システムに基づいて次のコマンドを実行します。
UNIX:
cd
bi_installer_loc
/Disk1
./runInstaller.sh
注意: rootユーザーではOracle Business Intelligence 11g インストーラを実行できません。 |
Windows:
cd
bi_installer_loc
\Disk1
setup.exe
Oracle Business Intelligenceをインストールするには:
Oracle Business Intelligence 11g インストーラを起動します。第4.2項「Oracle Business Intelligence 11gインストーラの起動」を参照してください。「ようこそ」画面が開きます。
ようこそ
「次へ」をクリックします。
「ソフトウェア更新のインストール」画面で、次のオプションのいずれかを選択します。
ソフトウェアの更新のスキップ
ソフトウェア更新のダウンロードとインストールは省略してもかまいません。
My Oracle Supportで更新を検索
My Oracle Supportアカウントを所有している場合は、アカウント名とパスワードを指定することによって、適用可能なソフトウェア更新をMy Oracle Supportからインストーラが自動的にダウンロードします。
資格証明を入力したら、「接続のテスト」をクリックして接続をテストできます。
インストーラがMy Oracle Supportにアクセスするようにプロキシ・サーバーを構成する必要がある場合は、「プロキシ設定」をクリックします。「プロキシ設定」画面で、次の設定値を入力します。
プロキシ・サーバー
プロキシ・ポート
プロキシ・ユーザー名(プロキシ・サーバーで認証が不要な場合は空のままにします)
パスワード(プロキシ・サーバーで認証が不要な場合は空のままにします)
ローカル・ディレクトリで更新を検索
ローカルで使用可能なソフトウェア更新がある場合、このオプションを使用して場所を指定できます。「ローカル・ディレクトリ」フィールドに、ソフトウェア更新が含まれているディレクトリの場所を入力するか、または「参照」をクリックしてディレクトリを選択します。
続行するには、「次へ」をクリックします。
前提条件チェック
Oracle Business Intelligence 11gインストーラは、コンピュータがOracle Business Intelligenceの前提条件を満たしていることを確認します。満たしていない場合は、エラー・メッセージが表示されます。
エラー・メッセージが表示された場合は、そのエラーを修正し、「再試行」をクリックして再度前提条件のチェックを実行します(推奨)。前提条件のチェックがエラーが発生せずに完了するまで、この処理を繰り返します。
前提条件のエラーを修正する際にインストール・プロセスを停止するには、「中止」をクリックします。
エラー・メッセージや警告メッセージを無視してインストールを続ける場合は、「続行」をクリックします(これはお薦めできません)。
注意: 前提条件のチェック時にエラー・メッセージまたは警告メッセージの原因となった問題を解決せずに続行すると、インストールが正常に動作しなくなる可能性があります。 |
前提条件チェックでエラーがないと判断されたら、「次へ」をクリックします。
インストール・タイプの選択
デフォルトでは、「簡易インストール」タイプが選択されます。
「次へ」をクリックします。
インストール場所の指定
Oracle Business Intelligenceをインストールするディレクトリを指定するか、「参照」をクリックしてそのディレクトリに移動します。
既存のディレクトリを指定する場合、そのディレクトリは空である必要があります。新規ディレクトリを指定する場合は、インストーラによってそれが作成されます。
Oracle Business Intelligence 11g インストーラは、このディレクトリをMiddlewareホームに指定します。また、Oracle Business Intelligence 11g インストーラは、この場所にOracleホーム、インスタンス・ホーム、WebLogicホームおよびドメイン・ホームを作成します。
ディレクトリを指定したら、「次へ」をクリックします。
管理者詳細
システム管理者のユーザー名およびパスワードを指定します。
「次へ」をクリックします。
コンポーネントの構成
デフォルトでは、すべてのコンポーネントが構成されます。すべての項目が選択された状態のまま「次へ」をクリックします。
BIPLATFORMスキーマ画面で、RCUを使用してデータベースに作成したBIPLATFORMスキーマのデータベース・タイプ、接続文字列、およびユーザー名とパスワードを指定します。
「接続文字列」は、データベース・タイプに基づいて次の形式のいずれかに従う必要があります。
データベース・タイプ | 書式 | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
Oracleデータベース |
host:port:service_name |
hostは、データベースをホストするコンピュータの完全修飾名です。 portは、データベースが通信で使用するポート番号です。 service_nameは、データベースに割り当てられているサービス名または別名です。 |
|
Oracle RAC使用のOracle Database |
host1:port1:instance1^host2:port2:instance2[@service_name] |
hostnは、データベースをホストするコンピュータの完全修飾名です。 portnは、データベースが通信で使用するポート番号です。 instancenは、データベース・インスタンスの名前です。 service_nameは、データベースに割り当てられているサービス名または別名です(オプション)。 |
|
IBM DB2 |
host:port:db_name |
hostは、データベースをホストするコンピュータの完全修飾名です。 portは、データベースが通信で使用するポート番号です。 db_nameは、データベースの名前です。 |
|
Microsoft SQL Server |
host:port:[instance_name]:db_name |
hostは、データベースをホストするコンピュータの完全修飾名です。 portは、データベースが通信で使用するポート番号です。 instance_nameは、データベース・インスタンスの名前です(オプション)。これを省略すると、指定されたホストのデフォルトの名前のインスタンスが使用されます。 db_nameは、データベースの名前です。 |
|
「次へ」をクリックします。
MDSスキーマ画面で、RCUを使用してデータベースに作成したMDSスキーマのデータベース・タイプ、接続文字列、およびユーザー名とパスワードを指定します。
「接続文字列」は、データベース・タイプに基づいて次の形式のいずれかに従う必要があります。
データベース・タイプ | 書式 | 説明 | 例 |
---|---|---|---|
Oracleデータベース |
host:port:service_name |
hostは、データベースをホストするコンピュータの完全修飾名です。 portは、データベースが通信で使用するポート番号です。 service_nameは、データベースに割り当てられているサービス名または別名です。 |
|
Oracle RAC使用のOracle Database |
host1:port1:instance1^host2:port2:instance2[@service_name] |
hostnは、データベースをホストするコンピュータの完全修飾名です。 portnは、データベースが通信で使用するポート番号です。 instancenは、データベース・インスタンスの名前です。 service_nameは、データベースに割り当てられているサービス名または別名です(オプション)。 |
|
IBM DB2 |
host:port:db_name |
hostは、データベースをホストするコンピュータの完全修飾名です。 portは、データベースが通信で使用するポート番号です。 db_nameは、データベースの名前です。 |
|
Microsoft SQL Server |
host:port:[instance_name]:db_name |
hostは、データベースをホストするコンピュータの完全修飾名です。 portは、データベースが通信で使用するポート番号です。 instance_nameは、データベース・インスタンスの名前です(オプション)。これを省略すると、指定されたホストのデフォルトの名前のインスタンスが使用されます。 db_nameは、データベースの名前です。 |
|
「次へ」をクリックします。
セキュリティ・アップデートの指定
My Oracle Supportの電子メール・アドレスおよびパスワードを指定します(オプション)。
「次へ」をクリックします。
インストール・サマリー
この画面には、このインストールの設定が表示されます。
「インストール」をクリックしてインストールを開始します。
「インストールの進行状況」画面
この画面が表示されている間に行うアクションはありません。
注意: インストールの進行に応じて、WebLogic Serverコマンド・ウィンドウが一時的に表示されることがあります。このコマンド・ウィンドウの表示は正常な動作であり、自動的に閉じるので、このウィンドウは無視してください。 |
インストールが完了したら「次へ」をクリックします。
「構成の進行状況」画面
構成タスクが失敗すると、エラー・メッセージが表示されます。問題を解決して「再試行」をクリックしてください(推奨)。特定のエラーまたは警告の詳細は、インストール・ログ・ファイルを参照してください。これは通常\Inventory\logs
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システム)または/oraInventory/logs
ディレクトリ(LinuxおよびUNIXオペレーティング・システム)に作成されます。
サポート対象オペレーティング・システムでのこれらのディレクトリのデフォルトの場所は、次のとおりです。
UNIX:
USER_HOME
/oraInventory/logs/
Windows:
C:\\Program Files\Oracle\Inventory\logs\
問題を解決せずに次のタスクを続行するには、「続行」をクリックします(非推奨)。インストールおよび構成プロセスをすべて終了するには、「中止」をクリックします。
構成でエラーまたは警告がないと判断された場合は、「次へ」をクリックします。
「インストール完了」画面
ポート番号およびURLを記録しておきます。
「終了」をクリックします。
システムからOracle Business Intelligenceをアンインストールするには、次のことを行います。
Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトの起動
システム・コンポーネントの停止
Oracle Business Intelligenceインスタンスのアンインストール
WebLogicドメインでのJava Enterprise Edition (JEE)コンポーネントの停止
データベースからのOracle Business Intelligenceスキーマの削除
Oracleホームのアンインストール
Oracle共通ホームのアンインストール
Oracle WebLogic Serverのアンインストール
Oracle Business Intelligenceドメインの削除
Oracleホームの削除(必要な場合)
ミドルウェア・ホームの削除
Oracle Business Intelligenceをアンインストールする場合は、必ずこの項で説明する手順を使用してください。ソフトウェアを手動でアンインストールすると、後でソフトウェアを再インストールする際に問題が発生する可能性があります。この項の手順に従うことで、ソフトウェアを正しくアンインストールできます。
この項で説明されているアンインストール・プロセスは、Oracle Business Intelligenceが「簡易インストール」タイプでインストールされていることを前提としています。Oracle Business Intelligenceを「エンタープライズ・インストール」または「ソフトウェアのみインストール」タイプでインストールした場合は、かわりに『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceインストレーション・ガイド』の第5章「Oracle Business Intelligenceのアンインストール」を参照してください。
ORACLE_HOME
/oui/bin
(LinuxおよびUNIXオペレーティング・システム上)またはORACLE_HOME
\oui\bin
(Windowsオペレーティング・システム上)ディレクトリに移動します。次のいずれかの方法を使用して、アンインストール・スクリプトを起動します。
UNIX:
./runInstaller -deinstall
Windows:
setup.exe -deinstall
Windowsオペレーティング・システムでは、「スタート」メニューからもアンインストール・スクリプトを起動できます。「スタート」をクリックし、「プログラム」→「Oracle Business Intelligence」を選択し、「アンインストール」をクリックします。
Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)コマンドライン・ツールを使用して、Oracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを停止します(opmnctl stopall
コマンドを使用します)。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』でOPMNコマンドラインを使用してシステム・コンポーネントの起動、停止、再起動およびステータス表示を行う方法に関する項を参照してください。
次に、Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールします。第5.3項「Oracle Business Intelligenceインスタンスのアンインストール」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールするには、Oracleホームにあるアンインストール・スクリプトを使用します。
Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトを使用すると、これが起動されたOracleホーム内のソフトウェアが削除されます。この手順では、WebLogicドメインが削除されることはありません。
Oracle Business Intelligenceインスタンスをアンインストールするには:
Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトを起動します。第5.1項「Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。「ようこそ」画面が開きます。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「アンインストール・タイプの選択」画面
WebLogicドメインで管理されているASInstanceのアンインストールをクリックします。
「次へ」をクリックして続行します。
「Weblogicドメインの詳細の指定」画面
次の情報を指定します。
ドメインのホスト名
ドメインのポート番号
システム管理者アカウントのユーザー名
システム管理者アカウントのパスワード
「次へ」をクリックして続行します。
「管理対象インスタンスの選択」画面
アンインストールするOracle Business Intelligenceインスタンスをクリックします。
「次へ」をクリックして続行します。
「アンインストール・サマリー」画面
アンインストール設定を確認します。
Deinstallをクリックし、アンインストールを開始します。
「アンインストールの進行状況」画面
この画面には、削除の進行状況とステータスが表示されます。操作は必要ありません。アンインストールが完了すると、インストーラは自動的に次の画面に進みます。
「アンインストール完了」画面
「終了」をクリックします。
進行する前に、オペレーティング・システムのinstances
ディレクトリに移動することで、アンインストール・スクリプトによって完全にOracle Business Intelligenceインスタンスが削除されたことを確認します。
UNIX:
MW_HOME
/instances/
Windows:
MW_HOME
\instances\
アンインストールしたインスタンスがこのディレクトリに存在しない場合は、アンインストール・スクリプトでインスタンスが完全に削除されています。
インスタンスがまだ存在する場合、インスタンスのOPMNにナビゲートし、opmnctl stopall
コマンドを実行します。こうすることにより、このインスタンスのすべてのOPMN制御コンポーネントが停止します。OPMNの場所は、次のようにオペレーティング・システムによって異なります。
UNIX:
MW_HOME
/instances/
instance_name
/bin/
Windows:
MW_HOME
\instances\
instance_name
\bin\
次に、WebLogicドメインにあるJava Enterprise Edition (JEE)コンポーネントを停止します。第5.4項「Java Enterprise Edition (JEE)コンポーネントの停止」を参照してください。
Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用して、WebLogicドメイン内のJava Enterprise Edition (JEE)コンポーネントを停止します。『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionシステム管理者ガイド』の第4章「Oracle Business Intelligenceの起動と停止」のFusion Middleware Controlを使用したOracle Business Intelligence SystemコンポーネントとJavaコンポーネントの起動と停止に関する項を参照してください。
次に、Oracle Business Intelligenceスキーマを削除します。第5.5項「Oracle Business Intelligenceスキーマの削除」を参照してください。
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行し、データベースからOracle Business Intelligenceスキーマを削除します。
Oracle Business Intelligenceスキーマを削除するには:
RCUを起動します。第3.3項「リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の起動」を参照してください。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「リポジトリの作成」画面
「削除」を選択します。
「次へ」をクリックします。
「データベース接続の詳細」画面
データベースに接続するための資格証明を指定します。これらは、インストール・プロセスでOracle Business Intelligenceスキーマを作成した際にこの画面で指定した資格証明と同じです。詳細は、第3.4項「Oracle Business Intelligenceのスキーマの作成」を参照してください。
バックグラウンドに「データベース接続の詳細」画面を伴い「前提条件チェック」画面が開きます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「データベース接続の詳細」画面に表示されます。エラー・メッセージの原因となった問題を修正し、「次へ」をもう一度クリックします。
前提条件チェックでエラーがないと判断されたら、「OK」をクリックして画面を終了します。
「次へ」をクリックします。
「コンポーネントの選択」画面
削除する接頭辞とスキーマをリポジトリから選択します。
「次へ」をクリックします。バックグラウンドに「コンポーネントの選択」画面を伴い「前提条件チェック」画面が開きます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「コンポーネントの選択」画面に表示されます。エラー・メッセージを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。
前提条件チェックでエラーがないと判断されたら、「OK」をクリックして画面を終了します。
「次へ」をクリックします。
「サマリー」画面
「削除」をクリックします。「削除」画面が開きます。エラーが発生した場合は、エラーに関する詳細が「サマリー」画面に表示されます。エラー・メッセージを修正し、「次へ」をもう一度クリックします。
エラーなしでスキーマが削除された後、「OK」をクリックして画面を終了します。
「次へ」をクリックします。
「完了サマリー」画面
「閉じる」をクリックします。
次に、Oracleホームをアンインストールします。第5.6項「Oracleホームのアンインストール」を参照してください。
Oracleホームをアンインストールするには、OracleホームにあるOracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトを使用します。
Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトによって、その起動元であるOracleホームの削除が試行されます。この手順では、作成したWebLogicドメインが削除されることはありませんが、この手順の完了後に、このOracleホームに関連付けられたWebLogicドメインが使用できなくなります。
Oracleホームをアンインストールする前に、OPMNで制御されたすべてのコンポーネントおよびJEEコンポーネントを含む、すべてのOracle Business Intelligenceプロセスおよびサーバーを停止します。第5.4項「Java Enterprise Edition (JEE)コンポーネントの停止」を参照してください。
Oracleホームをアンインストールするには:
Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトを再起動します。第5.1項「Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトの起動」を参照してください。「ようこそ」画面が開きます。
「ようこそ」画面
「次へ」をクリックします。
「アンインストール・タイプの選択」画面
Oracleホームのアンインストールをクリックします。
「次へ」をクリックして続行します。
Oracleホームのアンインストール画面
削除対象のOracleホームが正しいことを確認します。
「削除」をクリックして続行します。
「アンインストールの進行状況」画面
この画面には、削除の進行状況とステータスが表示されます。処理は必要ありません。アンインストールが完了すると、インストーラは自動的に次の画面に進みます。
「アンインストール完了」画面
「終了」をクリックします。
次に、Oracle共通ホームをアンインストールします。第5.7項「Oracle共通ホームのアンインストール」を参照してください。
この項では、Oracle共通ホーム(oracle_common
ディレクトリ)のアンインストール方法を説明します。このディレクトリには、固有のアンインストール・スクリプトが含まれています。
MW_HOME
/oracle_common/oui/bin
(LinuxおよびUNIXオペレーティング・システム)またはMW_HOME
\oracle_common\oui\bin
(Windowsオペレーティング・システム)ディレクトリに移動します。次のいずれかの方法を使用して、アンインストール・スクリプトを起動します。
UNIX:
./runInstaller -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION
Windows:
setup.exe -deinstall -jreLoc JRE_LOCATION
JRE_LOCATION
への絶対パスを指定する必要があります。相対パスは機能しません。ミドルウェア・ホーム内のOracle Business Intelligence 11gインストーラで作成されたJDKディレクトリを指定することで、この要件を満たすことができます。
アンインストール・スクリプトの起動後に、手順に従ってOracle共通ホームをアンインストールします。これらの手順は、Oracleホームをアンインストールするため手順と同様です。第5.6項「Oracleホームのアンインストール」を参照してください。
Windowsオペレーティング・システム上でアンインストールしている場合は、Oracle共通ホームのアンインストール後、コンピュータを再起動します。その後、Oracle WebLogic Serverをアンインストールすることでアンインストール・プロセスを続行します。第5.8項「Oracle WebLogic Serverのアンインストール」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceのアンインストール後、Oracle WebLogic Serverをアンインストールできます。Oracle WebLogic Serverのアンインストールには、Oracle WebLogic Serverインスタンスのアンインストール、およびOracle WebLogic Serverホーム・ディレクトリの削除が含まれます。『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の第7章「ソフトウェアのアンインストール」を参照してください。
次に、Oracle Business Intelligenceドメインを削除します。第5.9項「Oracle Business Intelligenceドメインの削除」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceドメインは、手動またはOracle WebLogic Server管理コンソールを使用して削除できます。この項では、手動で削除する方法について説明します。Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用して削除する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。
Oracle Business Intelligenceドメインを手動で削除するには:
オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかを実行します。
UNIXでは、次のコマンドを実行します。
> cd
MW_HOME
/user_projects/domains
> rm -rf bifoundation_domain
Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・マネージャのウィンドウを開き、MW_HOME
\user_projects\domainsディレクトリにナビゲートしてbifoundation_domainフォルダを右クリックし、「削除」をクリックします。
スケールアウトしたインストールをアンインストールする場合、追加のドメイン・ディレクトリ(bifoundation_domain)がMW_HOME
/user_projects/applicationsディレクトリに存在します。前述の方法でこのディレクトリを削除することをお薦めします。
次に、Oracleホームを削除します(アンインストール・スクリプトによって削除されなかった場合)。第5.10項「Oracleホームの削除」を参照してください。
Oracle Business Intelligenceアンインストール・スクリプトによってOracleホーム・ディレクトリが削除されたことを確認します。削除されていない場合は、Oracleホームおよびそのすべてのサブディレクトリを手動で削除します。
Oracleホームを手動で削除するには、オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかを実行します。
UNIXオペレーティング・システムでは、次のコマンドを実行します。
cd
MW_HOME
rm -rf
ORACLE_HOME
Windowsオペレーティング・システムでは、ファイル・マネージャ・ウィンドウを開き、ミドルウェア・ホームに移動し、ORACLE_HOME
ディレクトリを右クリックして「削除」をクリックします。
次に、ミドルウェア・ホームを削除します。第5.11項「ミドルウェア・ホームの削除」を参照してください。
Middlewareホームを手動で削除するには、オペレーティング・システムに応じて、次のいずれかを実行します。
UNIXオペレーティング・システムでは、次のコマンドを実行します。
cd
MW_HOME_Parent_Dir
rm -rf
MW_HOME
Windowsオペレーション・システムでファイル・マネージャ・ウィンドウを開き、ミドルウェア・ホームの親ディレクトリに移動し、MW_HOME
を右クリックして「削除」をクリックします。
これで、アンインストール・プロセスの手順は終了です。
関連するOracle Business Intelligenceドキュメントの一覧については、Oracle Business Intelligenceドキュメント・ライブラリを参照してください。
さらに、Oracle Business Intelligence関連オンライン・トレーニング・リソースについては、Oracle Learning Libraryにアクセスしてください。
Oracle製品サポートをご購入いただいた場合、Oracleサポート・サービスにお問い合せいただけます。Oracleサポート・サービスには、電話相談、バージョン・アップデートおよびサービスへのアクセスが含まれます。電話サポートは、24時間365日いつでも利用することができます。アメリカ国内の場合は、製品サポート(+1-800-223-1711)までお問い合せください。
お電話の際には、CSI (CPUサポートID)番号を用意しておいてください。CSI番号はOracleサポート・サービスに対する鍵となるため、控えておいてください。CSI番号は、注文の処理時にOracle Storeから電子メール・アラートで送信されます。CSI番号が不明な場合、アメリカ国内では、詳細な注文情報を確認できる当社のオンラインOrder Trackerにアクセスすると、CSI番号を調べることができます。Oracle Storeに移動し、上部ナビゲーション・バーの上にあるOrder Trackerをクリックしてください。
アメリカ国外のOracleサポート・サービス拠点については、それぞれの国のサポート・センターにサポートへのアクセス方法をお問い合せください。各国の地域のサポート・センターを調べるには、サポートWebセンター(http://www.oracle.com/support
)にアクセスしてください。
サポートWebセンターでは、Oracleサポート・サービスに関する次のような情報を検索できます。
連絡先情報
電子サービスへのアクセス手順
有用なWebサイト
サポート・リソース
Oracleサポート・ポートフォリオ
Oracleサポート・サービス・ニュース
オラクル製品サポートを購入した場合、My Oracle Support(旧OracleMetaLink。Oracleサポート・サービスのプレミアWebサポート)に24時間アクセスできます。My Oracle Supportでは、インストール支援、製品マニュアル、およびテクニカル・ソリューション・ナレッジ・ベースにアクセスできます。
Oracle製品に関する質問をすると、オラクル社のテクニカル・サポート・アナリストや他のOracleユーザーから回答を得ることができるテクニカル・フォーラムがあります。質問および回答は、すべてのユーザー向けに投稿されたまま残ります。
My Oracle Supportオプションには次のものがあります。
テクニカル・アシスタンス・リクエスト(TAR)へのアクセス
パッチのダウンロード
バグ・データベースへの問合せによるアクセス
製品ライフサイクルに関する情報
My Oracle Support(http://metalink.oracle.com
)にアクセスできます。
現在サポートされているライセンスがない場合、Oracle Store(http://shop.oracle.com
)からOracle製品の最新バージョンを購入できます。
現在サポートされているライセンスを所有している場合は、My Oracle SupportのiTAR機能を使用して、バージョン更新の送付に関する緊急でないリクエストを発行できます。iTARタイプをU.S. Client Relations/Non-Technical Requestとしてログに記録する必要があります。
アメリカ国内の場合は、Client Relationsに電話してバージョン更新の送付を申請できます。バージョンの更新を依頼する場合は、次の情報をClient Relationsアナリストに提供してください。
CSI番号
連絡先情報
プラットフォーム
製品名
送付先住所
製品バージョン番号
アメリカ国外の場合は、それぞれの地域のOracleサポート・センターに連絡してください。
オンサイト・サポート、OracleGOLD、リモート・サービスおよびアップグレード・パッケージを含むプレミアム・サービスの詳細は、サポートWebセンター(http://www.oracle.com/support
)にアクセスしてください。
アメリカ国内の場合は、+1-800-833-3536のSupport Salesの担当者にお問い合せいただくことも可能です。
その他の情報に簡単にアクセスするには、表1を参照してください。
表1 追加情報およびリソースへのリンク
お客様の要望 | お問合せ先情報またはWebサイト |
---|---|
開発者向け技術リソースへのアクセス |
|
インストールに関するドキュメントへのアクセス |
|
技術サポートに関する情報へのアクセス |
|
アメリカ国外における最寄りのOracleサポート・センターの検索 |
|
アメリカ国内におけるクライアント関係のお問合せ |
1-800-223-1711 |
アメリカ国内の販売代理店へのお問合せ |
1-800-ORACLE-1 |
アメリカ国内の技術サポートへのTTYアクセスの検索 |
1-800-446-2398 |
オラクル社のアクセシビリティへの取組みの詳細は、Oracle Accessibility ProgramのWebサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc
を参照してください。
Oracleサポートへのアクセス
Oracleカスタマは、My Oracle Supportから電子サポートにアクセスできます。詳細は、http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info
またはhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs
(聴覚障害者向け)を参照してください。
Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceクイック・インストレーション・ガイド, 11g リリース1(11.1.1)
B63035-04
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