ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7)
B56238-08
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

39 直接バインディング起動APIの使用

この章では、直接バインディング起動APIおよびSOAコンポジット・アプリケーションの起動方法について説明します。ここでは、インバウンド直接バインディング・サービスの作成方法、アウトバウンド直接バインディング参照の作成方法および直接バインディングを起動するJava 2 Platform Standard Edition (J2SE)クライアントのアイデンティティの設定方法について説明します。直接バインディング起動APIの使用のサンプルについても示します。

この章は次の項で構成されています。

39.1 直接バインディングの概要

通常、コンポジットの起動にはSOAP over HTTPを使用します。このためには、Webサービス・バインディングを使用してコンポジットのSOAPサービスを作成する必要があります。これに対して、直接バインディングを使用すると、より緊密な統合を作成できます。Javaクライアントは、直接バインディングを使用してコンポジット・サービスを直接起動できるため、Webサービス・バインディングで必要なXMLへの中間変換が不要になります。

直接バインディングでは、次の2種類の起動スタイルがあります。

直接バインディングは、interface句、およびcallbackInterface句(オプション)を提供するinterface.wsdlに関連付けられている必要があります。また、コンポジットには、関連するWSDLがインポートされている必要があります。

サービス・バインディング・コンポーネントは、直接バインディングを通知するWSDLの変更済バージョンも公開します。

39.1.1 直接サービス・バインディング・コンポーネント

例39-1に、直接サービス・バインディング・コンポーネントを使用するサンプル構成を示します。

例39-1 直接サービス・バインディング・コンポーネント

<service name="direct2">
      <interface.wsdl
interface="http://xmlns.oracle.com/asyncNonConvDocLit#wsdl.interface(asyncNonConvD
ocLit)"
callbackInterface="http://xmlns.oracle.com/asyncNonConvDocLit#wsdl.interface(async
NonConvDocLitCallback)" xmlns:ns="http://xmlns.oracle.com/sca/1.0"/>
      <binding.direct/>
</service>

39.1.2 直接参照バインディング・コンポーネント

直接参照バインディング・コンポーネントでは、ユーザー指定のSOAインボーカに接続するために次の情報が必要です。

  • プロパティ

    エンド・サービスのDirectConnectionを定義する一連のプロパティ。

  • ConnectionFactoryクラス名

    ConnectionFactoryクラスはoracle.soa.api.invocation.DirectConnectFactoryインタフェースを実装する必要があります。

  • 外部サービスで使用されるアドレス

    このアドレス値は、バインディング・コンポーネントでは処理されませんが、起動時にサービスBeanに渡されます。

  • AddressingVersion(オプション)

    デフォルトで使用されるアドレッシング・バージョンは2005/08です。

  • useSSLForCallback

    コールバックJNDI接続にSecure Socket Layer (SSL)を使用します。このフラグをtrueに設定すると、WS-アドレスreplyToヘッダーは、サービスにSSL JNDIポートでのコールバックを指示します。

例39-2に、サンプル構成を示します。

例39-2 サンプル構成

<reference name="HelloReference" ui:wsdlLocation="HelloService.wsdl">
  <interface.wsdl
 interface="http://hello.demo.oracle/#wsdl.interface(HelloInterface)"/>
  <binding.direct connection-factory="oracle.soa.api.JNDIDirectConnectionFactory"
   addressingVersion="http://www.w3.org/2005/08/addressing"
   address="soadirect://syncOut"
   useSSLForCallback="false">
  <property
 name="oracle.soa.api.invocation.direct.bean">MyDirectTestServiceBean#directEjb.Tes
tInvoker</property>
  <property
 name="java.naming.factory.initial">weblogic.jndi.WLInitialContextFactory</property
>
 <property name="java.naming.provider.url">t3://@host:@port</property>
 </binding.direct>
</reference>

直接バインディング・コンポーネントでは、同期および非同期の両方の起動パターンがサポートされています。図39-1で同期起動パターンのサンプルを、図39-2で非同期起動パターンのサンプルを説明します。

図39-1 同期起動パターンのサンプル

同期のサンプル
「図39-1 同期起動パターンのサンプル」の説明

図39-2 非同期起動パターンのサンプル

非同期のサンプル
「図39-2 非同期起動パターンのサンプル」の説明

39.2 直接バインディング起動APIの概要

次に、直接バインディング起動APIで使用する各種パッケージを示します。

39.2.1 同期直接バインディング起動

直接バインディングでは、例39-5に示すメソッドを使用した同期直接起動もサポートされています。

例39-5 同期直接起動

<T> Message<T> request(String operationName, Message<T> message)
 throws InvocationException, FaultException

39.2.2 非同期直接バインディング起動

非同期起動は、メッセージ・インスタンスに設定されているWS-Addressingヘッダーに依存します。すべてのヘッダーはWS-Addressing仕様に準拠している必要があります。

直接バインディング起動APIを使用すると、クライアントはWS-AddressingのReplyTo SOAPヘッダーを指定し、宛先と通信してレスポンスを受信できます。


注意:

サポートされているアドレッシング・バージョンは次のとおりです。


例39-6に、非同期起動に使用されるWS-Addressingヘッダーの例を示します。

例39-6 WS-Addressingヘッダー

<wsa:MessageID>D6202742-D9D9-4023-8167-EF0AB81042EC</wsa:MessageID>
   <wsa:ReplyTo xmlns:wsa="http://www.w3.org/2005/08/addressing">
     <wsa:Address>sb://testserver:9001/callback</wsa:Address>
      <wsa:ReferenceParameters>
        <soa:callback xmlns:soa="http://xmlns.oracle.com/soa/direct"
           connection-factory="mytest.MyDirectionConnectionFactory">
        <soa:property name="oracle.soa.api.invocation.direct.bean"
           value="myTest.MyDirectConnectionBean"/>
        <soa:property name="java.naming.provider.url" value="t3://test:8001"/>
        <soa:property name="java.naming.factory.initial"
           value="weblogic.jndi.WLInitialContextFactory"/>
        </soa:callback>
      </wsa:ReferenceParameters>
   </wsa:ReplyTo>

注意:

コールバックとそのプロパティ要素は、SOA直接ネームスペースを使用して正しく修飾する必要があります。


直接バインディング・コンポーネントは、メッセージ・インスタンスに設定されたAddressingヘッダーの解析を担当します。この例には、wsa:MessageIDおよびwsa:ReplyToの2つのヘッダーがあります。サービス・バインディング・コンポーネントでは、内部SOAコンポーネントに対して次のプロパティが使用可能になります。

  • tracking.conversationId = D6202742-D9D9-4023-8167-EF0AB81042E

  • replyToAddress = sb://testserver:9001/callback

  • replyToReferenceParameter: element of WSA:ReferenceParameters

39.2.3 SOA直接アドレス構文

直接バインディング起動APIで使用するサービス・パスは、SOA直接アドレス・パターンに従います。

  • soadirect:/CompositeDN/serviceName(CompositeDNはコンポジット識別名)

SOA直接アドレスでは、CompositeDNの形式は次のとおりです。

domainName/compositeName[!compositeVersion[*label]]

39.2.4 SOAトランザクション伝播

直接バインディングでは、SOAトランザクション伝播機能がサポートされています。この機能は、次の2つの方法でクライアントから起動できます。

  • クライアントからJavaトランザクションを開始し、すべてのデータベース操作を実行した後にコミットします。データベース操作は、クライアント側からの正常なコミットの後にコミットする必要があります。

  • クライアント側からJavaトランザクションを開始します。SOAコンポジットで操作中にフォルトがスローされた場合は、クライアント側からトランザクションをロールバックします。これで、すべてのデータベース操作がロールバックされます。

39.3 起動APIを使用したOracle JDeveloperでのSOAコンポジット・アプリケーションの起動

図39-3に示すように、Oracle JDeveloperの「直接バインディング」コンポーネントでは、RMIでのSOAとのSOAメッセージ交換がサポートされています。

図39-3 「直接バインディング」オプション

「直接バインディング」オプション
「図39-3 「直接バインディング」オプション」の説明

Oracle JDeveloperでは、Oracle Service Busまたは別のSOAコンポジットのいずれかを起動する直接サービス・バインディングと直接参照バインディングの作成がサポートされています。


注意:

クライアントが直接バインディングを使用してコンポジット・サービスを起動するには、そのクラスパスにsoa-infra-mgmt.jaroracle-soa-client-api.jarの両方が含まれている必要があります。


直接バインディング起動APIの詳細は、第39.2項「直接バインディング起動APIの概要」を参照してください。

39.3.1 インバウンド直接バインディング・サービスの作成方法

SOAコンポジット・アプリケーションは、Oracle JDeveloperの「直接バインディング」オプションを使用して起動できます。

インバウンド直接バインディング・サービスを作成する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle JDeveloperを開きます。

  2. 「コンポーネント・パレット」から「SOA」を選択します。

  3. 「サービス・アダプタ」リストから、「直接バインディング」コンポーネントを「公開されたサービス」スイムレーンにドラッグします。「直接バインディングの作成」ダイアログが表示されます。

  4. 表39-1に記載されている詳細を入力します。

    表39-1 「直接バインディング・サービス」ダイアログのフィールドと値

    フィールド

    名前

    名前を入力します。

    タイプ

    リストから「サービス」を選択します。

    参照ターゲット

    このサービスを「公開されたサービス」スイムレーンで定義する場合、このフィールドは無効になります。

    WSDL URL

    WSDLファイルのURLの場所。既存のWSDLがある場合は、「既存のWSDLを検索します。」オプションをクリックします。それ以外の場合は、「スキーマからWSDLを生成します。」をクリックします。

    ポート・タイプ

    WSDLファイルのポート・タイプ。リストからポート・タイプを選択する必要があります。

    コールバック・ポート・タイプ

    非同期プロセスのコールバック・ポート・タイプ。

    コールバックに対するSSLの使用

    コールバックに対してSSLを使用する場合に選択します。

    アドレス

    WSDLが具体的で少なくとも1つの直接バインディングがある場合、このフィールドは自動的に移入されます。

    プロバイダURL

    WSDLが具体的で少なくとも1つの直接バインディングがある場合、このフィールドは自動的に移入されます。

    ローカルJNDIプロバイダの使用

    ローカルJNDIプロバイダを使用する場合に選択します。

    WSDLとその依存アーティファクトをプロジェクトにコピー。

    このチェック・ボックスの選択を解除します。このチェック・ボックスを選択した場合は、WSDLファイルをローカルでコピーすると、リモートWSDLの更新時に同期の問題が発生する可能性があります。


    完了すると、図39-4に示すように、「直接バインディングの作成」ダイアログが表示されます。

    図39-4 「直接バインディングの作成」ダイアログ

    「直接バインディングの作成」ダイアログ
    「図39-4 「直接バインディングの作成」ダイアログ」の説明

  5. 「OK」をクリックします。

    図39-5に示すように、直接バインディング・サービスがSOAコンポジット・エディタに表示されます。丸囲みの1本の矢印は、同期する一方向の直接バインディング・コンポーネントであることを示します。

    図39-5 直接バインディング・サービス

    直接バインディング・サービス
    「図39-5 直接バインディング・サービス」の説明

39.3.2 アウトバウンド直接バインディング参照の作成方法

Oracle JDeveloperの「直接バインディング」オプションを使用してアウトバウンド直接バインディング参照を作成し、コンポジット・アプリケーションまたはOracle Service Busを起動できます。


注意:

Oracle SOA SuiteとOracle Service Busが異なるドメインにある場合、それらのドメイン間の信頼を有効化する必要があります。


アウトバウンド直接バインディング参照を作成する手順は、次のとおりです。

  1. Oracle JDeveloperを開きます。

  2. 「コンポーネント・パレット」から「SOA」を選択します。

  3. 「サービス・アダプタ」リストから、「直接バインディング」コンポーネントを「外部参照」スイムレーンにドラッグします。「直接バインディングの作成」ダイアログが表示されます。

  4. 表39-2に記載されている詳細を入力します。

    表39-2 「直接バインディング・サービス」ダイアログのフィールドと値

    フィールド

    名前

    名前を入力します。

    タイプ

    リストから「参照」を選択します。

    参照ターゲット

    直接バインディング・サービスの実行先となる参照ターゲットを選択します。

    • Oracle SOAコンポジット: SOAコンポジット・アプリケーションを参照ターゲットとして直接バインディングを作成します。

    • Oracle Service Bus: Oracle Service Busを参照ターゲットとして直接バインディングを作成します。

    WSDL URL

    WSDLファイルのURLの場所。既存のWSDLがある場合は、「既存のWSDLを検索します。」オプションをクリックします。

    ポート・タイプ

    WSDLファイルのポート・タイプ。リストからポート・タイプを選択する必要があります。

    コールバック・ポート・タイプ

    非同期プロセスのコールバック・ポート・タイプ。

    コールバックに対するSSLの使用

    コールバックに対してSSLを使用する場合に選択します。

    アドレス

    具体的なWSDL URLとポート・タイプを選択した場合、このフィールドは自動的に移入されます。ただし、具体的でないWSDLが指定されている場合、このフィールドは手動で入力する必要があります。

    プロバイダURL

    具体的なWSDL URLとポート・タイプを選択した場合、このフィールドは自動的に移入されます。ただし、具体的でないWSDLが指定されている場合、このフィールドは手動で入力する必要があります。

    ローカルJNDIプロバイダの使用

    ローカルJNDIプロバイダを使用する場合に選択します。

    WSDLとその依存アーティファクトをプロジェクトにコピー。

    このチェック・ボックスの選択を解除します。このチェック・ボックスを選択した場合は、WSDLファイルをローカルでコピーすると、リモートWSDLの更新時に同期の問題が発生する可能性があります。


    完了すると、図39-6に示すように、「直接バインディングの作成」ダイアログが表示されます。Oracle SOA SuiteのサービスをOracle Service Busで使用する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Service Bus開発者ガイド』の「Oracle SOA Suiteのトランスポート(SOA-DIRECT)」の章を参照してください。

    図39-6 「直接バインディングの作成」ダイアログ

    「直接バインディングの作成」ダイアログ
    「図39-6 「直接バインディングの作成」ダイアログ」の説明

  5. 「OK」をクリックします。

    図39-7に示すように、直接バインディング参照がデザイナに表示されます。丸囲みの1本の矢印は、同期する一方向の直接バインディング参照コンポーネントであることを示します。

    図39-7 直接バインディング参照

    直接バインディング参照
    「図39-7 直接バインディング参照」の説明

39.3.3 直接バインディングを起動するJ2SEクライアントのアイデンティティの設定方法

例39-7に示すように、直接バインディングの起動中にJ2SEクライアントでアイデンティティを設定できます。

例39-7 直接バインディングを起動するJ2SEクライアントのアイデンティティの設定

public static void main(String[] args) throws Exception {
    String operation = "process";

    // This is the request message XML
    String ns = "http://xmlns.oracle.com/DirectBinding_jws/EchoBPEL/BPELProcess1";
    String payloadXML = "<ns1:process xmlns:ns1=\"" + ns + "\">\n" +
                        "  <ns1:input>wew</ns1:input>\n" +
                        "</ns1:process>"; 

    String serviceAddress = "soadirect:/default/EchoBPEL!1.0/DService1";

    // Specify the direct binding connection properties
    Map<String, Object> props = new HashMap<String, Object>();
    props.put(Context.INITIAL_CONTEXT_FACTORY, "weblogic.jndi.WLInitialContextFactory");
    props.put(Context.PROVIDER_URL, "t3://" + hostname + ':' + portname);
    props.put(Context.SECURITY_PRINCIPAL,username);
    props.put(Context.SECURITY_CREDENTIALS, password);

    // Create the direct binding connection, using those context properties
    DirectConnectionFactory factory = JNDIDirectConnectionFactory.newInstance();

    try {
       DirectConnection dc = factory.createConnection(serviceAddress, props);

        // Parse the XML request message
        DocumentBuilderFactory dbf = DocumentBuilderFactory.newInstance();
        Document doc =
          dbf.newDocumentBuilder().parse(new InputSource(new StringReader(payloadXML)));

        // Prepare the payload for inclusion in the Message object
        Map<String, Element> payload = new HashMap<String, Element>();
        payload.put("payload", doc.getDocumentElement());

        Message<Element> request = XMLMessageFactory.getInstance().createMessage(payload);

        Message<Element> response = dc.request(operation, request);
    } finally {
        dc.close();
    }
}

39.3.4 同一のサーバー名/ドメイン名を持つホスト上でのSOAコンポジットの呼出しに関する注意事項

あるSOAコンポジット・アプリケーションが、異なるホスト上の別のSOAコンポジット・アプリケーションを直接バインディングを介して呼び出し、両コンポジットが同一のサーバー名/ドメイン名を持つホスト上にある場合、呼出しが失敗します。

これは、Oracle WebLogic Serverトランザクション・サブシステムでは、トランザクション管理が正常に機能するためにドメイン名およびサーバー名が異なっている必要があるためです。トランザクション・サブシステムは、これらの名前を使用してトランザクションに関連するサーバーの場所をトラッキングします。呼出し時に2つのサーバーが同一の名前を持つ場合、トランザクション・サブシステムは間違って2つのサーバーを混同してしまいます。

別個のサーバー名およびドメイン名を持つホストを使用するようにしてください。

39.4 直接バインディング起動APIの使用例

例39-8から例39-10に、このAPIの使用例を示します。この項では、接続パラメータを設定し、直接バインディングによってSOAコンポジット・アプリケーションを起動する方法、および直接バインディング起動を起動するようにメッセージ・オブジェクトを変更する方法を示します。

例39-8 接続パラメータの使用

// The JNDIDirectConnectionFactory can be used to establish SOA instance
// connections for exchanging messages over the direct binding.
DirectConnectionFactory dcFactory = JNDIDirectConnectionFactory.newInstance();

// Connections are created based on the configuration, which is a map of standard
// naming properties, which will be used for the underlying connection lookup.
Map<String, Object> properties = new HashMap<String, Object>();
properties.put(Context.INITIAL_CONTEXT_FACTORY, jndi.WLInitialContextFactory");
properties.put(Context.PROVIDER_URL, "t3://HOST:PORT");
properties.put(Context.SECURITY_PRINCIPAL, USERNAME); 
propertie.put(Context.SECURITY_CREDENTIALS, PASSWORD);
DirectConnection conn =
    dcFactory.createConnection("soadirect:/default/MyComposite!1.0/MyService",
                               properties);

例39-9 メッセージの使用

// Messages are created using the MessageFactory
// Message objects are subsequently modified to be used for an invocation.
Message<Element> request = XMLMessageFactory.getInstance().createMessage();

// Define a Map of WSDL part names to matching XML Element objects
Map<String, Element> partData;

Payload<Element> payload = PayloadFactory.createXMLPayload(partData);
request.setPayload(payload);

// One-way invocation
conn.post("onewayoperation", request);

// Request-reply invocation
Message<Element> response = conn.request("requestreplyoperation", request);

例39-10 LocatorFactoryおよびDirectConnectionの作成の使用

Hashtable jndiProps = new Hashtable();
jndiProps.put(Context.PROVIDER_URL, "t3://" + HOST + ':' + PORT);
jndiProps.put(Context.INITIAL_CONTEXT_FACTORY,
              "weblogic.jndi.WLInitialContextFactory");
jndiProps.put(Context.SECURITY_PRINCIPAL,USERNAME); 
jndiProps.put(Context.SECURITY_CREDENTIALS, PASSWORD);
Locator locator = LocatorFactory.createLocator(jndiProps);
CompositeDN compositedn = new CompositeDN(domainName, compositename, version);
String serviceName = "HelloEntry";
DirectConnection conn = locator.createDirectConnection(compositedn, serviceName);