この章では、Oracle Enterprise Schedulerメタデータおよびジョブ・リクエストを発行するランタイム・サービスで、パラメータと値を定義する方法について説明します。特定のパラメータが、Oracle Enterprise Schedulerシステム・プロパティの値またはアプリケーション定義のプロパティの値を表すことがあります。
この章では、次の項目について説明します。
Oracle Enterprise Schedulerパラメータは次のように定義できます。
ジョブ定義、ジョブ・タイプまたはジョブ・セットに関連付けられているメタデータで。
ジョブ・リクエストの発行時に、リクエスト・パラメータで。リクエスト・パラメータでは、メタデータで指定されているパラメータをオーバーライドしたり、ジョブ・リクエストに関連付けられているメタデータで事前に定義されていないパラメータの値を指定できます(一定の制約が適用されます)。また、ジョブ・リクエストが発行された後に、新しいパラメータを追加したり、パラメータ値を更新することもできます(一定の制約が適用されます)。
Oracle Enterprise Schedulerシステム・プロパティは、Oracle Enterprise Schedulerによって予約された名前を持つパラメータです。一部のシステム・プロパティについては、ユーザーが値を指定しなかった場合の値が定義されているか、デフォルト値が提供されます。Oracle Enterprise Schedulerシステム・プロパティの詳細は、第7.4項「システム・プロパティの使用」を参照してください。
Oracle Enterprise Schedulerアプリケーション定義のプロパティおよびシステム・プロパティでは、大文字と小文字が区別されます。たとえば、アプリケーション定義のプロパティ名USER_PARA
およびuser_para
は、Oracle Enterprise Schedulerでは異なるパラメータを表します。
アプリケーション定義のプロパティを使用する場合、Oracle Enterprise Schedulerでは、Oracle Enterprise Scheduler定義のシステム・プロパティ用に、"SYS_"で始まる名前(大文字と小文字を区別しません)が予約されていることに注意してください。このため、"SYS_"で始まる名前(大文字と小文字を区別しません)を持つアプリケーション定義のプロパティは使用できません。
Oracle Enterprise Schedulerでは、ジョブ・リクエストを発行するときに、ジョブ・メタデータで指定されたパラメータとすべての発行パラメータを組み合せて、ランタイム・リクエスト・パラメータを作成します。ランタイム・パラメータはデータベース・ランタイム・ストアに保存され、リクエストの後続処理で使用されます。メタデータ・パラメータは、発行時におけるメタデータ・リポジトリでの定義に従い、ジョブ定義、ジョブ・タイプ、および該当する場合はジョブ・セットから取得されます。その後、リクエストが処理されるときに、メタデータに変更が加えられたり、使用されることは通常ありません。Oracle Enterprise Schedulerにより、ジョブ・メタデータまたは発行パラメータに関連付けられている名前と同じ名前を持つパラメータの競合が解決されます。
パラメータの競合は、次の場合に発生することがあります。
パラメータが異なる値で繰り返し定義される場合。たとえば、リクエストに関連付けられているジョブ・タイプとジョブ定義とで、SystemProperty.PRIORITY
プロパティが異なる値で設定される場合です。
パラメータが繰り返し定義され、少なくとも1つの定義でParameterInfo
readonly
フラグがtrue
に設定されて読取り専用として指定されている場合。
パラメータの競合を解決するために、Oracle Enterprise Schedulerでは次のいずれかの競合解決モデルおよび表7-1に示されているパラメータ値継承階層を使用します。
最後の定義優先: 同じパラメータが、すべてのケースでreadonly
フラグがfalse
に設定されて繰り返し定義されている場合に使用されます。最後の定義優先モデルでは、最上位レベル(最後の定義)が優先されるという優先順位ルールに従って競合が解決されます。たとえば、ジョブ・リクエスト・レベルで指定されたプロパティは、ジョブ定義レベルで指定された同じプロパティより優先されます。
最初の読取り専用定義優先: 同じパラメータが繰り返し定義され、少なくとも1つの定義が読取り専用である(ParameterInfo
readonly
フラグがtrue
に設定されている)場合に使用されます。最初の読取り専用定義優先モデルでは、表7-1に示されている優先順位ルールに従ってパラメータの競合が解決され、最下位レベルが優先されます。たとえば、ジョブ・タイプ定義レベルで指定された読取り専用パラメータは、ジョブ定義レベルで指定された同じプロパティよりも、それが読取り専用かどうかに関係なく優先されます。
表7-1 パラメータの優先順位レベル
オブジェクト | レベル |
---|---|
|
1 - 最下位レベル |
|
2 |
ジョブ・セット・ステップ |
3 |
|
4 |
ジョブ・リクエスト( |
5 - 最上位レベル |
図7-1に、様々なコンポーネントで定義されるパラメータによって採用される、優先順位の順序を示します。
ジョブ・リクエストの場合は、ジョブ・タイプによって定義されるパラメータの優先順位が最も高く、その次がジョブ定義で定義されるパラメータとなります。ジョブ・リクエストとともに発行されるパラメータが最も低い優先順位を取ります。ジョブ・セット・リクエストの場合は、ジョブ・セットによって定義されるパラメータの優先順位が最も高く、その次がジョブ・セットの子として実行されるジョブ・リクエストによって定義されるパラメータとなります。
ジョブ・セット・ステップ・パラメータがマテリアライズされるとき、ジョブ・セットで次のいずれかのシステム・プロパティが読取り専用として定義されており、かつ、それらのプロパティが最上位のジョブ・セット、つまり絶対親のジョブ・セットの定義内で定義されている場合は、ジョブ・セット・ステップ・レベルで設定された値が、ジョブ・セット値によってオーバーライドされます。これにより、特定のジョブ・セットのコンテキスト内で実行されるすべての定義、ジョブ定義またはジョブ・セット定義が、同じ値を使用して実行されるようになります。
PRIORITY
REQUEST_EXPIRATION
RETRIES。ステップ定義値が0より大きい場合のみ。
0の値はジョブを再起動できないことを意味する場合があるため、RETRIES
には例外があります。つまり、ステップがRETRIES = 0
と定義されている場合、これはオーバーライドされず、ステップがRETRIES > 0
と定義される場合には、ジョブ・セット値によってオーバーライドされます。
ジョブ・セット・ステップ・リクエストのプロパティのマテリアライズは、ジョブ・セットの処理中に、そのステップに到達したときに実行されます。ジョブ・ステップ・リクエストのプロパティは、次の順序でマテリアライズされます。
ジョブ・タイプおよびジョブ定義(ステップがジョブ定義の場合)またはジョブ・セット(ステップがジョブ・セットの場合)
ジョブ・セット・ステップ
親リクエスト・プロパティおよびシステム・プロパティ(親はステップの親ジョブ・セット)
有効範囲のあるリクエスト・プロパティ
図7-2に、ジョブ・セット・ステップのパラメータの優先順位を示します。
ジョブ・セットにジョブ・セットであるステップが含まれる場合、これはネストされたジョブ・セットです。ネストされたジョブ・セットには、表7-1に示されている優先順位が適用されます。ネストされたジョブ・セットに到達すると、Oracle Enterprise Schedulerにより親リクエストのパラメータが適用され、親リクエストのパラメータは同じ優先順位に従います。これにより、親リクエスト、ジョブ・セットおよびジョブ・セット・ステップのパラメータが、ネストされたジョブ・セットによって継承されます。
Oracle Enterprise Schedulerメタデータには、メタデータ・オブジェクトに関連付けることができるパラメータが含まれます。パラメータには、アプリケーション定義のプロパティと特定の定義(メタデータ・オブジェクト)のシステム・プロパティの両方を含めることができます。ParameterList
クラスのインスタンスによって、特定のジョブ定義、ジョブ・タイプまたはジョブ・セットのパラメータが宣言されます。特定のジョブ定義、ジョブ・タイプまたはジョブ・セット定義のパラメータを設定するには、ParameterList
オブジェクトをメタデータ・オブジェクトのsetParameters()
メソッドとともに使用するか、コンストラクタを使用してParameterList
を提供します。パラメータ・リストにパラメータ情報を提供するために、各ParameterList
オブジェクトには、パラメータを表すParameterInfo
オブジェクトが含まれています。各パラメータは、表7-2に示されているプロパティを使用して定義されます。
表7-2 ParameterInfoパラメータ・プロパティ
パラメータ・プロパティ | 説明 |
---|---|
Name |
パラメータ名を指定します。 |
Value |
パラメータ値を指定します。 |
Readonly |
このブール・フラグは各パラメータに設定できます。このフラグは、パラメータが読取り専用であるかどうかを示します。
読取り専用パラメータの値は、このパラメータが定義されているオブジェクト自体では変更できます。たとえば、このパラメータがジョブ・タイプ内で読取り専用パラメータとして定義されている場合、その値はジョブ・タイプ定義自体では変更できますが、そのジョブ・タイプを使用するジョブ定義やリクエスト発行パラメータで値をオーバーライドすることはできず、パラメータ値に指定された競合解決ルールが適用されます。詳細は、第7.1.2項「パラメータの競合解決方法およびパラメータのマテリアライズに関する必知事項」を参照してください。 |
Legacy |
GUIで使用される場合にパラメータを表示するかどうかを指定するブール値。 |
DataType |
値には、サポートされているいずれかの型(Boolean、Integer、Long、Stringおよび日付を |
ジョブ・リクエストのパラメータの優先順位に適した異なるレベルでパラメータを設定できます。たとえば、ジョブ・タイプ、ジョブ定義、ジョブ・セット、ジョブ・セット・ステップまたはリクエスト発行パラメータに適用されるパラメータを設定できます。優先順位ルールの詳細は、第7.1.2項「パラメータの競合解決方法およびパラメータのマテリアライズに関する必知事項」を参照してください。
例7-1に、ParameterList
を使用して、メタデータ・オブジェクトでパラメータとシステム・プロパティの値を設定するコードを示します。
例7-1 メタデータ・オブジェクトでのパラメータおよびシステム・プロパティの追加
String name = "JobDescription_name"; MetadataObjectId jobtype; . . . JobDefinition jd = new JobDefinition(name, jobtype); ParameterList parlist = new ParameterList(); parlist.add(SystemProperty.APPLICATION, "METADATA_UNITTEST_APP", false); parlist.add(SystemProperty.PRODUCT, "METADATA_UNITTEST_PROD", false); parlist.add(SystemProperty.CLASS_NAME, "oracle.as.scheduler.myself", false); parlist.add(SystemProperty.RETRIES, "2", false); parlist.add(SystemProperty.REQUEST_EXPIRATION, "60", false); parlist.add("MyProp", "Value", false); parlist.add("MyReadOnlyProp", "readyOnlyValue", true); jd.setParameters(parlist);
例7-1には、メタデータ・オブジェクトでパラメータを使用するための次の重要なステップが示されています。
パラメータを追加するメタデータ・オブジェクトを作成するには、メタデータ・サービス・ハンドルへの参照が必要です。
パラメータ情報を追加するには、ParameterList
add()
メソッドを使用する必要があります。
SystemProperty
をパラメータの名前として使用して、システム・プロパティの値を指定できます。
ParameterList
のパラメータ情報で定義した名前を使用して、アプリケーション定義のプロパティを指定できます。
ParameterList
で指定されたパラメータをメタデータ・オブジェクトに適用するには、メタデータ・オブジェクトのsetParameters()
メソッドを使用する必要があります。この場合、ジョブ定義のsetParameters()
メソッドを使用します。
RequestParameters
オブジェクトをsubmitRequest()
とともに指定して、ジョブ・リクエストを発行するときのパラメータを指定できます。リクエスト・パラメータでは、メタデータで指定されているパラメータをオーバーライドしたり、ジョブ・リクエストに関連付けられているメタデータで事前に定義されていないパラメータの値を指定できます(一定の制約が適用されます)。ランタイム・サービスのsetRequestParameter()
メソッドを使用して、リクエストが発行された後にリクエスト・パラメータを設定または変更することもできます(一定の制約が適用されます)。
submitRequest()
メソッドでは、メタデータ内にリクエスト・パラメータの定義が存在する場合に、各リクエスト・パラメータをその定義に対して検証します。このような検証には、メタデータで指定されたデータ型に対するパラメータのデータ型の検証、パラメータの読取り専用制約の検証などがあります。指定されたリクエスト・パラメータが対応するメタデータ内に存在しない場合、そのパラメータのデータ型は、パラメータ値にinstanceofを適用することによって決定されます。リクエスト・パラメータ値のデータ型は、ParameterInfo.DataType
で指定されている、サポートされているいずれかの型である必要があります。
リクエスト・パラメータの値がNULLであり、メタデータ内でプロパティが割り当てられていない場合は、submitRequest()
のコール時にデフォルトでSTRING
データ型に設定されます。Oracle Enterprise Schedulerにより、パラメータにnull値が割り当てられます。そのため、メタデータ内でパラメータを割り当てる必要はありません。
RuntimeService
setRequestParameter()
メソッドはupdateRequestParameter()
と似ており、事前に定義されていないリクエスト・パラメータをジョブにより実行中に設定できるようにします。
ジョブ・リクエストを発行するとき、RequestParameters
オブジェクトでパラメータを設定します。このパラメータは、Oracle Enterprise Schedulerシステム・プロパティまたはアプリケーション定義のプロパティを表すことがあります。RequestParameters
パラメータ値を使用して、メタデータで指定されているパラメータをオーバーライドするか、ジョブ・リクエストに関連付けられているメタデータで事前に定義されていないパラメータの値を指定できます。
例7-2に、RequestParameters
オブジェクトをadd()
メソッドとともに使用して、システム・プロパティ値を設定するコードを示します。
例7-2 PRIORITYシステム・プロパティとリクエスト・パラメータの使用
import oracle.as.scheduler.RequestParameters; import oracle.as.scheduler.MetadataObjectId; import oracle.as.scheduler.RuntimeService; import oracle.as.scheduler.RuntimeServiceHandle; import oracle.as.scheduler.SystemProperty; RuntimeService runtime; RuntimeServiceHandle rs_handle; MetadataObjectId jobSetId; int startsIn; long requestID = 0L; RequestParameters req_par = new RequestParameters(); req_par.add(SystemProperty.PRIORITY, new Integer(7)); Calendar start = Calendar.getInstance(); start.add(Calendar.SECOND, startsIn); requestID = runtime.submitRequest(rs_handle,"My job set", jobSetId, start, req_par); . . .
この例では、rs_handle
という名前でユーザーが作成したruntimeServiceHandle
があることを前提としています。
RequestParameters
オブジェクトは、リクエストのすべてのパラメータのコンテナです。一部のRequestParameters
メソッドでは、引数としてステップIDを使用します。このようなメソッドを使用すると、リクエストを発行するときにジョブ・セットのパラメータを指定でき、パラメータは、ジョブ・セット・リクエストに関連付けられている個別のステップに指定またはスコープできます。このようなメソッドでは、ステップID引数によって、特定のパラメータが適用される、ジョブ・セット内のステップが識別されます。ジョブ・セット以外のリクエストでは、ステップIDは適用されませんが、アプリケーションの要件に応じてパラメータを使用できます。
add()
などのRequestParameters
メソッド内でステップIDを指定する場合は、次の形式でステップIDを指定する必要があります。
id1.id2.id3...
ここでは、完全修飾ステップIDによって、ジョブ・セット階層(ツリー)内の一意のステップ(ノード)が示されます。
ジョブ・セット・リクエスト内のステップIDを持たないパラメータはグローバル・パラメータとして処理され、ジョブ・セット・リクエストのそれぞれのステップに適用されます。RequestParameters
のステップID引数により、共有パラメータがサポートされます。このパラメータは、ジョブ・セットと、ジョブ定義またはジョブ・タイプのいずれかの両方に適用できます。
Oracle Enterprise Schedulerにより、セパレータとしてコロンが使用されたstepId:name
という形式でステップIDが名前の前に付加され、一意の識別子が生成されます。
例7-3に、RequestParameters
オブジェクトをadd()
メソッドで指定されるステップIDとともに使用して、ジョブ・セット内のステップにシステム・プロパティ値を設定するコードを示します。
例7-3 CLASS_NAMEシステム・プロパティとジョブ・セット・リクエスト・パラメータの使用
import oracle.as.scheduler.RequestParameters; import oracle.as.scheduler.MetadataObjectId; import oracle.as.scheduler.RuntimeService; import oracle.as.scheduler.RuntimeServiceHandle; import oracle.as.scheduler.SystemProperty; RuntimeService runtime; RuntimeServiceHandle rs_handle; MetadataObjectId jobSetId; int startsIn; long requestID = 0L; RequestParameters req_par = new RequestParameters(); req_par.add(SystemProperty.PRIORITY, "stepId-1", new Integer(8)); req_par.add(SystemProperty.PRIORITY, "stepId-2.stepId-1", new Integer(6)); Calendar start = Calendar.getInstance(); start.add(Calendar.SECOND, startsIn); requestID = runtime.submitRequest(rs_handle,"My job set", jobSetId, start, req_par); . . .
この例では、rs_handle
という名前でユーザーが作成したruntimeServiceHandle
があることを前提としています。
Oracle Enterprise Schedulerでは、SystemProperty
クラスで、システムによって認識され使用されるパラメータ名を表します。システム・プロパティは、アプリケーション・メタデータ内でパラメータ名として指定したり、リクエストを発行するときにリクエスト・パラメータを使用して指定できます。Oracle Enterprise Schedulerでは、リクエストが発行されたとき、またはリクエストのライフ・サイクルにおけるいずれかの時点で、特定のシステム・プロパティを設定します。
表7-3に、oracle.as.scheduler.SystemProperty
で定義される、使用可能なシステム・プロパティのリストを示します。ほとんどのシステム・プロパティはすべてのジョブ・タイプで共通ですが、表7-3の説明に示されているように、特定のジョブ・タイプに固有のシステム・プロパティもあります。
パラメータを使用する場合、Oracle Enterprise Schedulerでは、Oracle Enterprise Scheduler定義のプロパティ用に、"SYS_"で始まるパラメータ名(大文字と小文字を区別しません)が予約されていることに注意してください。
表7-3 システム・プロパティ
名前 | 説明 |
---|---|
|
同じジョブ定義に対して複数の保留中のリクエストを許可するかどうかを指定します。このプロパティはジョブ・セット・ステップに対しては意味がありません。 型: |
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リクエストの処理に使用されるJava EEアプリケーションの論理名を指定します。このプロパティは、リクエスト送信時にOracle Enterprise Schedulerによって自動的に設定されます。 型: |
|
プロセッサが実行を開始した後に、非同期リクエストを待機する時間を分数で指定します。この期間が経過すると、リクエストはタイムアウトしたとみなされます。 型: |
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実行ビジネス・エラーを示すプロセス・ジョブ・リクエストのプロセス終了コードを指定します。このプロパティが指定されていない場合、プロセス終了コード4は実行ビジネス・エラーとして処理されます。 このプロパティはプロセス・ジョブ・タイプではオプションです。他のジョブ・タイプでは使用されません。 型: |
|
Javaジョブ・リクエストのJava実行可能ファイルを指定します。これは、 型: |
|
プロセス・ジョブ・リクエストに対して外部プログラムを起動するために使用されるコマンドラインを指定します。 このプロパティはプロセス・ジョブ・タイプで必須です。他のジョブ・タイプでは使用されません。 型: |
|
リクエストを処理するために使用される有効なアプリケーションになるJava EEアプリケーションの論理名を指定します。 型: |
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プロセス・ジョブ・リクエストの生成されたプロセスに対して設定する環境変数を指定します。プロパティ値は、設定される環境変数を表す名前/値ペア(name=value)のカンマ区切りリストである必要があります。 このプロパティはプロセス・ジョブ・タイプではオプションです。他のジョブ・タイプでは使用されません。 型: |
|
指定された実行時間が過去の時間である繰返しリクエストのインスタンスを生成するかどうかを指定します。インスタンスは、リクエストされた開始時間より前およびリクエストされた終了時間より後には生成されません。過去のインスタンスが生成されるようにするには、このプロパティをTRUEに設定して、リクエストされた開始時間をインスタンスの生成が開始される時間として指定する必要があります。NULLのリクエストされた開始時間はデフォルトで現在の時間に設定されます。 このプロパティの有効な値は次のとおりです。
このプロパティが指定されない場合は、デフォルトで 型: |
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非同期Javaジョブの外部部分の識別子を指定します。たとえば、非同期Javaジョブでは通常リモート・プロセスを起動してから、Oracle Enterprise Schedulerに制御を戻します。このプロパティは、リモート・プロセスを識別するために使用できます。このプロパティは、識別子が既知の場合に、非同期Javaジョブのジョブ実装により設定される必要があります。Oracle Enterprise Schedulerによって設定されることはありません。 型: |
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このリクエストがバインドされるOracle Enterprise Schedulerの分離グループの名前を指定します。このプロパティは、リクエスト送信時にOracle Enterprise Schedulerによって自動的に設定されます。 型: |
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リクエストに対する入力を指定します。シリアル・ジョブ・セットに対する入力は、最初のステップのみに対する入力として転送されます。パラレル・ジョブ・セットに対する入力は、すべてのパラレル・ステップに対する入力として転送されます。 Oracle Enterprise Schedulerでは、このプロパティの値に指定される形式はありません。 型: |
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リクエストに関連付けられるイベント・リスナー・クラスを指定します。これは、 型: |
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リクエストに関連付けられるロケールを指定します。 型: |
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リクエストからの出力を指定します。 シリアル・ジョブ・セットの出力は、最後のステップの 型: |
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後処理コールアウト・ハンドラ・クラスを指定します。これは、 型: |
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前処理コールアウト・ハンドラ・クラスを指定します。これは、 型: |
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リクエスト処理の優先度を指定します。優先度の範囲は[0..9]であり、0が最下位の優先度を、9が最上位の優先度を示します。 デフォルト: このプロパティが指定されない場合に使用されるシステムのデフォルト値は4です。 型: |
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SQLジョブ・リクエストに対してコールされるPL/SQLストアド・プロシージャの名前を指定します。ストアド・プロシージャは、schema.nameという形式で指定する必要があります。 このプロパティはSQLジョブ・タイプで必須です。他のジョブ・タイプでは使用されません。 型: |
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リクエストを発行したアプリケーション内で製品を指定します。 型: |
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プロセス・ジョブ・リクエストに対して標準出力およびエラー・ストリームがリダイレクトされるファイルを指定します。これは、リクエストが実行されたときに、生成されたプロセスに対して標準出力およびエラー・ストリームがリダイレクトされるログ・ファイルのフルパスを表します。 このプロパティはプロセス・ジョブ・タイプではオプションです。他のジョブ・タイプでは使用されません。 型: |
|
コールアウト・ハンドラ処理の遅延時間を指定します。これは、コールバック・ハンドラにより遅延がリクエストされた場合の、リクエスト処理の遅延時間を分数で表します。 デフォルト: このプロパティが指定されない場合に使用されるシステムのデフォルトは5です。 型: |
|
アプリケーション固有の、リクエストのためのラベルを指定します。ラベルはアプリケーションまたはシステム管理者によって定義され、管理者が独自の必要に応じてジョブ・リクエストをグループ化できるようにします。 型: |
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リクエストの有効期限を指定します。これは、リクエストの有効期限が切れる時間を、スケジュールされた実行時間からの分数で表します。有効期限値のゼロ(0)は、リクエストが有効期限切れにならないことを意味します。このプロパティが指定されない場合に使用されるシステムのデフォルト値は0です。 リクエストの有効期限は、実行を待機しているリクエストにのみ適用されます。リクエストが指定された有効期限より長く待機した場合、そのリクエストは実行されません。リクエストが実行を開始した後は、リクエストの有効期限は適用されません。 型: |
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リクエストが処理されるリクエスト・プロセッサ・ノードを指定します。これにより、リクエストにプロセッサ・アフィニティを指定できるようになります。このプロパティが指定されない場合、リクエストは使用可能なすべてのリクエスト・プロセッサ・ノードで実行できます。通常、このプロパティは指定しないでください。 リクエストに対してこのプロパティが指定された場合、リクエスト・プロセッサの作業割当て 型: |
|
失敗したリクエストの再試行制限を指定します。リクエストの実行が失敗した場合、リクエストが成功するまで、このプロパティにより指定された回数までリクエストが再試行されます。再試行制限がゼロ(0)の場合、失敗したリクエストは再試行されません。 デフォルト: このプロパティが指定されない場合に使用されるシステムのデフォルトは0です。 型: |
|
リクエストを実行するために使用する必要がある 型: |
|
ジョブ・セット・ステップの結果状態がその親ジョブ・セットの最終的な状態に影響するかどうかを指定します。ジョブ・セットの状態を決定するときにジョブ・セット・ステップの状態が考慮されるようにするには、 型: |
|
SQLジョブ・リクエストを実行するために使用されるOracle Enterprise Schedulerジョブに割り当てるOracle Enterprise Schedulerジョブ・クラスを指定します。ジョブ・リクエストに使用されるジョブが、特定のOracle Databaseリソース・コンシューマ・グループに関連付けられているか、データベース・サービスに対するアフィニティを持つ場合を除き、このプロパティを指定する必要はありません。 このプロパティが指定されない場合、デフォルトのOracle Enterprise Schedulerジョブ・クラスがSQLリクエストを実行するジョブに対して使用されます。このジョブ・クラスは、デフォルトのリソース・コンシューマ・グループに関連付けられます。これはデフォルト・サービスに属し、したがってサービス・アフィニティがなく、Oracle RAC環境では、ジョブはクラスタ内のどのデータベース・インスタンスでも実行される可能性があります。Oracle Enterprise Scheduler SQLジョブ・リクエストでこのデフォルト・ジョブ・クラスを使用するために必要な追加の権限または権限付与はありません。 このプロパティはSQLジョブ・タイプではオプションです。他のジョブ・タイプでは使用されません。 型: |
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発行された(絶対親)リクエストに対してJava EEアプリケーションの論理名を指定します。このプロパティは、リクエスト送信時にOracle Enterprise Schedulerによって自動的に設定されます。 型: |
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実行の成功を示すプロセス・ジョブ・リクエストのプロセス終了コードを指定します。このプロパティが指定されていない場合、プロセス終了コード0は実行の成功として処理されます。 このプロパティはプロセス・ジョブ・タイプではオプションです。他のジョブ・タイプでは使用されません。 型: |
|
リクエスト実行可能ファイルで使用入力ファイルや出力ファイルなどのファイルを保存できる、ファイル・システム内のベース・ディレクトリを指定します。 Oracle Enterprise Schedulerでは、リクエストによりファイルを保存できるファイル・ディレクトリを指定する構成パラメータがサポートされます。構成パラメータが現在設定されており、 型: |
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リクエストを実行するために使用されるユーザーの名前を指定します。ジョブ・メタデータで 型: |
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実行に関する警告を示すプロセス・ジョブ・リクエストのプロセス終了コードを指定します。このプロパティが指定されていない場合、プロセス終了コード3は実行に関する警告として処理されます。 このプロパティはプロセス・ジョブ・タイプではオプションです。他のジョブ・タイプでは使用されません。 型: |
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プロセス・ジョブ・リクエストの、生成されたプロセスのための作業ディレクトリを指定します。 このプロパティはプロセス・ジョブ・タイプではオプションです。他のジョブ・タイプでは使用されません。 型: |