ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middlewareライセンス情報
11gリリース1(11.1.1)
B55933-17
  ドキュメント・ライブラリへ
ライブラリ
製品リストへ
製品
目次
目次

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

6 データ統合テクノロジ

この章では、データ統合製品のライセンスについて説明します。内容は次のとおりです。

6.1 Oracle Data Integrator Enterprise Edition

Oracle Data Integrator Enterprise Editionは、異種データ環境でのスケーラブルなデータ統合を可能にするための包括的なソフトウェア・パッケージです。Oracle Data Integrator Enterprise Editionは、Oracle WebLogic Serverのすべてのエディション、Oracle Business Intelligence Server Enterprise Edition、またはOracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionとは別に、単独でライセンスされます。したがって、Oracle Data Integrator Enterprise Editionで高可用性を利用するには、Oracle WebLogic ServerまたはOracle Coherenceの適切なエディションの個別ライセンスが必要です。

Oracle Data Integrator Enterprise Editionには、次のコンポーネントが含まれています。

Oracle Warehouse Builder Enterprise ETLはOracle Database ETLの機能を拡張するもので、次の機能が含まれています。

Warehouse Builder機能の詳細は、Oracle Database 11.2ドキュメント・ライブラリのData WarehousingおよびBusiness Intelligenceに関するドキュメントを参照してください。

6.1.1 使用制限付きライセンス

Oracle Data Integrator Enterprise Editionには、Oracle Data Integrator Web Consoleを実行するために使用に制限されたOracle WebLogic Server Standard Editionの使用制限付きライセンスが含まれます。他のすべての用途にはフルユース・ライセンスが必要です。

6.2 Oracle Data Integration Suite

Oracle Data Integration Suiteは、異種データ環境でのスケーラブルで高度にアクセス可能なデータ統合を可能にするための包括的なソフトウェア・バンドルです。Oracle Data Integration Suiteは、Oracle Internet Application Serverのすべてのエディションとは別に、単独でライセンスを購入できます。

Oracle Data Integration Suiteには、次のものが含まれます。

6.2.1 使用制限付きライセンス

Oracle Data Integration Suiteには、次のコンポーネントの使用制限付きライセンスが含まれます。

  • Oracle WebLogic Suite: Oracle Data Integration Suite専用のホストとして含まれており、これには、Javaランタイム環境を提供するランタイム・コンポーネント、およびそれらのランタイム・コンポーネントの設定および管理に使用する構成コンポーネントおよび管理コンポーネントが含まれます。

  • Oracle BPEL Process Manager: Oracle Data IntegratorまたはHyperion Data Relationship Management(あるいはその両方)とともにエンドポイントとして使用するために含まれています。

  • Oracle Service Bus: Oracle Data IntegratorまたはHyperion Data Relationship Management(あるいはその両方)とともにエンドポイントとして使用するために含まれています。

6.3 Oracle Enterprise Data Quality

Oracle Enterprise Data Qualityは、ブロードベースのデータ品質プラットフォームです。次の製品が含まれます。

6.3.1 Oracle Enterprise Data Quality Profiling for Oracle Data Integrator

Oracle Enterprise Data Quality Profiling for Oracle Data Integratorを使用することで、ビジネス・ユーザーは、対話形式での調査および検出によって、データの品質、完全性、有用性を評価できます。これを使用して、データに適用する適切なデータ品質ルールを決定できます。

6.3.2 Oracle Enterprise Data Quality Batch Processing for Oracle Data Integrator

Oracle Enterprise Data Quality Batch Processing for Oracle Data Integratorは、データの解析、標準化、マッチング、マージ、重複除去、ハウスホールディングおよび名前とアドレスのクレンジング、そして他のデータ・ドメインに対する広範な適用を可能にする、包括的なデータ品質プラットフォームです。

6.3.3 Oracle Enterprise Data Quality Address Verification Server for Oracle Data Integrator

Oracle Enterprise Data Quality Address Verification Server for Oracle Data Integratorは、アドレスをクレンジングおよび標準化し、有効な郵便アドレスであるかどうかを判別するために参照データに照らしあわせて検証します。

6.4 Oracle Application Adapters for Data Integration

Oracle Application Adapters for Data Integrationは、様々なERPソフトウェア・アプリケーションからメタデータのリバース・エンジニアリングおよびバルク・データの抽出を行うための、特定のソフトウェア・コンポーネントを提供します。個々のApplication Adapter for Data Integrationはそれぞれ単独でライセンスされますが、Oracle Data Integrator Enterprise EditionおよびData Integratorコンポーネントとともに使用する必要があります。

Application Adapters for Data Integrationは、PeopleSoft、JD Edwards、E-Business Suite、SiebelおよびSAPアプリケーションに使用できます。各Application Adapter for Data Integrationは、個別にライセンスされます。

6.5 Oracle Application Adapters for Warehouse Builder

Oracle Application Adapters for Warehouse Builderは、様々なERPソフトウェア・アプリケーションからメタデータのリバース・エンジニアリングおよびバルク・データの抽出を行うための、特定のソフトウェア・コネクタを提供します。個々のApplication Adapter for Warehouse Builderはそれぞれ単独でライセンスされます。ドキュメント化されたAPIを使って顧客がWarehouse Builder用の独自のアプリケーション・アダプタを構築する場合を含め、Application Adapters for Warehouse Builderの使用には、必ずOracle Data Integrator Enterprise Editionのライセンスが必要になります。

Application Adapters for Warehouse Builderは、PeopleSoft、SAP、SiebelおよびE-Business Suiteに使用できます。

6.6 Oracle GoldenGate

Oracle GoldenGateは、待機時間をごくわずかに抑えながら大量のトランザクション・データをデータベース間で移動する、ログベースかつリアルタイムのチェンジ・データ・キャプチャ(CDC)・ソフトウェア・プラットフォームであり、論理データ・レプリケーションを可能にします。標準の環境は、取得、ポンプおよび配信を行うプロセスで構成されます。各プロセスは、ほとんどの一般的なオペレーティング・システムで実行できます。データのすべてまたは一部のレプリケートが可能であり、どのプロセスにおいても、異機種環境のデータだけでなく、異なるデータベース・スキーマのデータも操作できます。

Oracle GoldenGate製品は、別のサードパーティ・データベースからOracleデータベースへ、またはOracleデータベースから別のサードパーティ・データベースへの異機種間レプリケーションを実現するために、Oracle GoldenGate for Non Oracle Databaseと併用できます。

Oracle GoldenGateのライセンスには、Oracleデータベースからデータベース・トランザクションを取得し、Oracleデータベースにデータベース・トランザクションを配信する権限が含まれています。Oracle Active Data GuardのFull UseライセンスとXStreamのFull Useライセンスも含まれています。Oracle GoldenGateの取得機能と配信機能はOracle Databaseのどのエディションでも動作しますが、Active Data GuardとXStreamにはOracle Database Enterprise Editionが必要ですので注意してください。

Oracle GoldenGateをOracleからOracleへの環境で使用する場合、次のコンポーネントが組み込まれます。

Oracle Active Data GuardおよびXStreamの機能の詳細は、Oracle Database 11.2ドキュメント・ライブラリの高可用性に関するドキュメントを参照してください。

6.7 Oracle GoldenGate for Non Oracle Database

Oracle GoldenGateは、待機時間をごくわずかに抑えながら大量のトランザクション・データをデータベース間で移動する、ログベースかつリアルタイムのチェンジ・データ・キャプチャ(CDC)・ソフトウェア・プラットフォームであり、論理データ・レプリケーションを可能にします。標準の環境は、取得、ポンプおよび配信を行うプロセスで構成されます。各プロセスは、ほとんどの一般的なオペレーティング・システムで実行できます。データのすべてまたは一部のレプリケートが可能であり、どのプロセスにおいても、異機種環境のデータだけでなく、異なるデータベース・スキーマのデータも操作できます。

Oracle GoldenGate for Non Oracle Database製品は、異機種間レプリケーションを実現するために、OracleデータベースをサポートするOracle GoldenGateと併用できます。たとえば、Oracle GoldenGate for Non Oracle Databaseを使用してサードパーティ・データベースから取得し、Oracle GoldenGateを使用してOracleデータベースに配信するなど、異なる種類のデータベースを自由に組み合せることが可能です。

Oracle GoldenGate for Non Oracle Databaseのライセンスには、サポートされる非Oracleオープン・システム・データベースからデータベース・トランザクションを取得し、サポートされる非Oracleオープン・システム・データベースにデータベース・トランザクションを配信する権限が含まれています。

6.7.1 データベース・プラットフォームの可用性

Oracle GoldenGate for Non Oracle Database 11g リリース1は現在、次のデータベース・プラットフォームで使用できます。詳しい動作保証マトリックスは、Oracleサポート・サービスから入手可能です。

  • Windows、UNIXおよびLinuxのIBM DB2データベース・プラットフォーム

  • Microsoft SQL Server 2005、2008

  • Windows、UNIXおよびLinuxのSybase

  • Windows、UNIXおよびLinuxのTeradata

  • Windows、UNIXおよびLinuxのMySQL

  • WindowsおよびLinuxのTimesTen(配信専用)

6.8 Oracle GoldenGate for Mainframe

Oracle GoldenGateは、HP NonStopデータベース(Enscribe、SQL/MXおよびSQL/MP)およびDB2(z/OS上で動作)で動作するログベースのリアルタイム・チェンジ・データ・キャプチャ(CDC)ソフトウェア・プラットフォームであり、同種および異種データベース環境間で大量のトランザクション・データをレプリケートします。データ全体または一部をレプリケートでき、異種環境のみでなく異なるデータベース・スキーマのデータも操作できます。

Oracle GoldenGate for Mainframe製品を、Oracle DatabaseをサポートするOracle GoldenGate、Oracle GoldenGate for Non Oracle DatabaseまたはOracle GoldenGate for Teradata Replication Services(あるいはそのすべて)と組み合せて使用することで、異機種間レプリケーションを実現できます。たとえば、Oracle GoldenGate for Non Oracle Databaseを使用してサード・パーティ・データベースからキャプチャし、Oracle GoldenGateを使用してOracleデータベースに配信することができ、その他の異種の組合せでも可能です。

Oracle GoldenGate for Mainframeのライセンスには、サポートされているメインフレーム・プラットフォームとの間でデータベース・トランザクションをキャプチャおよび配信する機能が含まれます。

6.8.1 SyncFile

Oracle GoldenGate for Mainframeが、Guardianオペレーティング・システム上で動作する製品に対してHP NonStop環境で使用されている場合(EnscribeおよびSQL/MP)、SyncFileが含まれます。

SyncFileは、データベース以外のファイルの複製を管理するコンポーネントです。たとえば、サイズが小さく頻繁に変更される構成ファイルを複製できます。これは、頻繁なデータ変更が行われる(ただし構成ファイルの変更は稀である)可能性があるセカンダリ・システムの保守に使用されます。

6.8.2 データベース・プラットフォームの可用性

Oracle GoldenGate for Mainframe 11g リリース1は、現在次のデータベース・プラットフォームで使用できます。詳細な動作保証マトリックスはOracleサポートから入手できます。

  • z/OSのIBM DB2データベース・プラットフォーム

  • IBM DB2 for iデータベース・プラットフォーム(ODBCを使用したWindowsからの配信専用)

6.9 Oracle GoldenGate for Teradata Replication Services

Oracle GoldenGateは、ログベースのリアルタイム・チェンジ・データ・キャプチャ(CDC)ソフトウェア・プラットフォームであり、データベース間において非常に短い待機時間で大量のトランザクション・データを移動し、論理データのレプリケーションを可能にします。標準的な環境では、キャプチャ、ポンプおよび配信プロセスが含まれます。各プロセスは、ほとんどの一般的なオペレーティング・システムで実行できます。データ全体または一部のレプリケートが可能であり、異種環境のみでなく異なるデータベース・スキーマについてもこれらのプロセス内でデータを操作できます。

Oracle GoldenGate for Teradata Replication Services製品を、Oracle DatabaseをサポートするOracle GoldenGate、Oracle GoldenGate for MainframeまたはOracle GoldenGate for Teradata Replication Services(あるいはそのすべて)と組み合せて使用することで、異機種間レプリケーションを実現できます。たとえば、Oracle GoldenGate for Teradata Replication Servicesを使用してTeradataデータベースからキャプチャし、Oracle GoldenGateを使用してOracleデータベースに配信することができ、その他の異種の組合せでも可能です。Oracle GoldenGate for Teradata Replication Servicesでは、TeradataソースとTeradataターゲットの間における同機種間レプリケーションも可能です。

Oracle GoldenGate for Teradata Replication Servicesのライセンスには、Teradataデータベースとの間でデータベース・トランザクションをキャプチャおよび配信する機能が含まれます。

6.10 Oracle GoldenGate Application Adapters

Oracle GoldenGate Application Adapter for Base24の一部として、次のコンポーネントがまとめてライセンス付与されます。

Oracle GoldenGate Application Adapter for JMS and Flat Fileの一部として、次のコンポーネントがまとめてライセンス付与されます。

6.10.1 個別にライセンス付与されるアダプタ

Oracle GoldenGate Logger for Enscribeは個別にライセンス付与されます。このアダプタは、監査対象でないEnscribeプラットフォーム上の変更をキャプチャするためのメカニズムを提供します。ログ出力には、Oracle GoldenGateアプリケーションをユーザーのNonStopアプリケーションにバインドするGGSLIB(インターセプト・ライブラリ)が必要です。Enscribe操作(WRITEなど)が実行されると、GGSLIBはこれをインターセプトし、レコードをログ出力に送信します。ログ出力によりレコードが汎用書式のログ証跡に書き込まれ、これは他のログベース・ソースと同様に処理できます。

Oracle GoldenGate用の次の各アプリケーション・アダプタも個別にライセンス付与される必要があります。

  • Oracle GoldenGate for Application Adapter for Base24

  • Oracle GoldenGate Application Adapter for JMS and Flat File

  • Oracle GoldenGate Application Adapter for Logger for Enscribe

6.11 Management Pack for Oracle GoldenGate

Management Pack for Oracle GoldenGateは、サーバーベースの製品であり、ユーザーのインフラストラクチャ全体に実装されたOracle GoldenGateプロセスについての集中的な設計、構成、管理、監視およびレポート作成を行うための、直感的なグラフィカル・インタフェースを特徴としています。この製品に含まれるOracle GoldenGate Directorにより、組織はOracle GoldenGateのデプロイメントを容易に監視および管理できます。

6.11.1 使用制限付きライセンス

Management Pack for Oracle GoldenGateのライセンスを取得する場合、Oracle WebLogic Server Standard Editionの使用制限付きライセンスが含まれます。使用制限付きライセンスでは、Management Pack for Oracle GoldenGateの一部として配布されるJava Enterprise Edition(Java EE)またはJavaアプリケーション・ロジックをホスティングする目的にのみ、Oracle WebLogic Server Standard Editionを使用できます。

6.12 Oracle GoldenGate Veridata

Oracle GoldenGate Veridataは、継続中のビジネス・プロセスを中断せずにデータベース間のデータ不一致を識別し報告する、高速データ比較ソリューションです。Oracle GoldenGate Veridataを使用することで、企業は各種ビジネス・アプリケーション間の大量のデータを確実に監査および検証し、信頼できるデータ同期を維持できます。

6.13 Oracle Data Service Integrator

Oracle Data Service Integratorでは、次のことを実行できます。

Oracle Data Service Integratorは、データ改訂によるファイングレイン・セキュリティを提供し、Oracle Service Bus製品からネイティブにアクセスできます。

Oracle Data Service Integratorは、スタンドアロン製品として単独でライセンスされます。

6.13.1 使用制限付きライセンス

Oracle Data Service Integratorには、Oracle Data Service Integrator専用のホストとしてOracle WebLogic Server Enterprise Editionの使用制限付きライセンスが含まれており、そこには、Javaランタイム環境およびHTTPのサポートを提供するランタイム・コンポーネント、およびそれらのランタイム・コンポーネントの設定および管理に使用する構成コンポーネントおよび管理コンポーネントが含まれます。