ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middlewareライセンス情報
11gリリース1(11.1.1)
B55933-17
  ドキュメント・ライブラリへ
ライブラリ
製品リストへ
製品
目次
目次

戻る
戻る
 
次へ
次へ
 

10 Oracle Identity and Access Management個別ライセンス製品

この章では、単独でライセンスされるOracle Identity and Access Management個別ライセンス製品について説明します。2012年8月9日現在、Oracle Identity and Access Management製品はバージョン11gR2(11.1.2)であることに注意してください。

次の項では、Oracle Application ServerまたはWebLogicのエディションとは別に、単独でライセンスを購入できるOracle Identity and Access Management製品および製品ファミリについて説明します。

ここで説明するオプション、パックまたは製品は、単独で購入したライセンスなしでは使用できない場合があります。これらのオプション、パックまたは製品が製品CDまたはダウンロードに含まれていたり、入手したドキュメントに説明がある場合でも、その使用には適切なライセンスの購入が必要です。

この章で説明している製品でOracle Databaseを使用する場合の重要なライセンス要件については、第10.14項「Oracle Databaseライセンス要件」を参照してください。

10.1 Oracle Identity Governance Suite

Oracle Identity Governance Suiteは、Oracle Application ServerまたはWebLogicのエディションとは別に、単独でライセンスを購入できます。次のものが含まれています。

次の使用制限付きライセンスは、Oracle Identity Governance Suiteのライセンスを単独で購入した場合に含まれます。

10.2 Oracle Entitlements Server

Oracle Entitlements Serverは、Oracle Application ServerまたはWebLogicのエディションとは別に、単独でライセンスを購入できます。Oracle Entitlements Serverを使用するには、Oracle Entitlements Server Security Moduleのライセンスが必要です。

10.2.1 使用制限付きライセンス

次の使用制限付きライセンスは、Oracle Entitlements Serverのライセンスを単独で購入した場合に含まれます。

  • 使用制限: Business Intelligence Publisherで次を発行または表示(あるいはその両方)する場合:

    • 出荷時のBI Publisherレポート。レイアウト変更は許可されています。

    • 出荷時または新規作成のBI Publisherレポートで、カスタマイズされていない既存のIdentity Managementスキーマからのデータにアクセスするために変更されるもの。

  • Oracle Entitlements Server専用ホストとしてのOracle Internet Application Server Enterprise EditionまたはWebLogic Enterprise Edition。 Javaランタイム環境とHTTPのサポートを提供するランタイム・コンポーネント、およびそれらのランタイム・コンポーネントの設定と管理に使用する構成コンポーネントと管理コンポーネントを含みます。

10.3 Oracle Entitlements Server Security Module

Oracle Entitlements Server Security Moduleは、Oracle Application ServerまたはWebLogicのエディションとは別に、単独でライセンスを購入できます。

Oracle Entitlements Server Security Moduleを使用するには、Oracle Entitlements ServerまたはOracle Access Management Suite Plus(Oracle Entitlements Serverを含みます)のライセンスを購入する必要があります。

10.4 Oracle Directory Services Plus

Oracle Directory Services Plusは、Oracle Application ServerまたはWebLogicのエディションとは別に、単独でライセンスを購入できます。次のものが含まれています。

* Oracle Directory Services Managerの使用を含みます。

10.4.1 使用制限付きライセンス

次の使用制限付きライセンスは、Oracle Directory Services Plusのライセンスを単独で購入した場合に含まれます。

  • Oracle Single Sign-Onは、Oracle Delegated Administration Servicesのみにアクセスするユーザーに対する認証サービスのために提供されています。

  • 使用制限: Business Intelligence Publisherで次を発行または表示(あるいはその両方)する場合:

    • 出荷時のBI Publisherレポート。レイアウト変更は許可されています。

    • 出荷時または新規作成のBI Publisherレポートで、カスタマイズされていない既存のIdentity Managementスキーマからのデータにアクセスするために変更されるもの。

  • Oracle Directory Services Plus専用ホストとしてのOracle Internet Application Server Enterprise EditionまたはWebLogic Enterprise Edition。 Javaランタイム環境とHTTPのサポートを提供するランタイム・コンポーネント、およびそれらのランタイム・コンポーネントの設定と管理に使用する構成コンポーネントと管理コンポーネントを含みます。

  • Oracle Database Standard Edition。このInfrastructureデータベースは、汎用のLDAPディレクトリとしてのOracle Internet Directoryの使用に関連するすべてのLDAPデータを格納するときにのみ使用できます。その他のデータをInfrastructureデータベースに格納するには、Oracle Database Standard Editionのフルユース・ライセンスが必要です。

10.5 Oracle Access Manager

Oracle Access Managerは、Oracle Application ServerまたはWebLogicのエディションとは別に、単独でライセンスを購入できます。

10.5.1 使用制限付きライセンス

次の使用制限付きライセンスは、Oracle Access Managerのライセンスを単独で購入した場合に含まれます。

  • 使用制限: Business Intelligence Publisherで次を発行または表示(あるいはその両方)する場合:

    • 出荷時のBI Publisherレポート。レイアウト変更は許可されています。

    • 出荷時または新規作成のBI Publisherレポートで、カスタマイズされていない既存のIdentity Managementスキーマからのデータにアクセスするために変更されるもの。

  • Oracle Access Manager専用ホストとしてのOracle Internet Application Server Enterprise EditionまたはWebLogic Enterprise Edition。 Javaランタイム環境とHTTPのサポートを提供するランタイム・コンポーネント、およびそれらのランタイム・コンポーネントの設定と管理に使用する構成コンポーネントと管理コンポーネントを含みます。

  • Oracle Identity Managerおよび関連するIdentity Manager LDAP Connectors(Microsoft AD、Novell eDirectory、Oracle Internet DirectoryおよびSun Java System Directory)は、次に固有のディレクトリにおけるユーザーの管理に限定されています。

    • セルフサービス登録

    • ユーザー・プロファイルのセルフサービス表示または変更(あるいはその両方)

    • セルフサービス・パスワード・リセット

    • ロスト・パスワード管理(チャレンジ質問の設定)

    • 初回ログイン時のパスワード・リセット

    • パスワード・ポリシーの強化(パスワードの強度、有効期限など)

    • パスワード失効通知

    • (属性レベルに至るまでの)管理機能の下位レベル管理者への委任管理による、システム内のユーザーの管理

  • Oracle Access Manager内でのユーザー・セッション、構成、ポリシー同期のためのOracle Coherence Enterprise Edition(Oracle Access Managerと同じJVM内での実行に限定)。異なるプロセッサでのOracle Coherence Enterprise Editionの実行などの他の使用方法には、フルユース・ライセンスが必要になります。

10.5.2 Oracle Access Managerクライアント

Oracle Access ManagerのライセンスによりAccess Manager WebGatesを制限なしで使用できます。Access Manager WebGatesは、ユーザーからのリソースのリクエストをインターセプトし、これらのリクエストを認証および認可のためにAccess Managerサーバーに転送するWebサーバー・プラグインです。このライセンスにより、アプリケーション・サーバーのAccess Manager認証プロバイダを制限なしで使用することもできます。

10.6 Oracle Identity Federation

Oracle Identity Federationは、Oracle Application ServerまたはWebLogicのエディションとは別に、単独でライセンスを購入できます。これにはOracle OpenSSO Fedletが含まれます。

10.6.1 使用制限付きライセンス

次の使用制限付きライセンスは、Oracle Identity Federationのライセンスを単独で購入した場合に含まれます。

  • 使用制限: Business Intelligence Publisherで次を発行または表示(あるいはその両方)する場合:

    • 出荷時のBI Publisherレポート。レイアウト変更は許可されています。

    • 出荷時または新規作成のBI Publisherレポートで、カスタマイズされていない既存のIdentity Managementスキーマからのデータにアクセスするために変更されるもの。

  • Oracle Identity Federation専用ホストとしてのOracle Internet Application Server Enterprise EditionまたはWebLogic Enterprise Edition。 Javaランタイム環境とHTTPのサポートを提供するランタイム・コンポーネント、およびそれらのランタイム・コンポーネントの設定と管理に使用する構成コンポーネントと管理コンポーネントを含みます。

10.7 Oracle Identity Manager

Oracle Identity Managerは、Oracle Application ServerまたはWebLogicのエディションとは別に、Identity Connector Serverを含めて単独でライセンスを購入できます。

10.7.1 使用制限付きライセンス

次の使用制限付きライセンスは、Oracle Identity Managerのライセンスを単独で購入した場合に含まれます。

  • 使用制限: Business Intelligence Publisherで次を発行または表示(あるいはその両方)する場合:

    • 出荷時のBI Publisherレポート。レイアウト変更は許可されています。

    • 出荷時または新規作成のBI Publisherレポートで、カスタマイズされていない既存のIdentity Managementスキーマからのデータにアクセスするために変更されるもの。

  • Oracle Identity Manager専用ホストとしてのOracle Internet Application Server Enterprise EditionまたはWebLogic Enterprise Edition。 Javaランタイム環境とHTTPのサポートを提供するランタイム・コンポーネント、およびそれらのランタイム・コンポーネントの設定と管理に使用する構成コンポーネントと管理コンポーネントを含みます。

  • Oracle Identity Manager専用の、承認ワークフローの作成、承認タスクの確認と承認、外部WebサービスおよびJavaコードの呼び出しと使用、エンドポイントのルーティングと選択の実行に対するBPEL Process Managerの使用制限付きライセンス。

  • 使用制限: Oracle Identity Manager製品には、Oracle Identity Managerの認可ポリシーの定義および管理のみに制限されたOracle Entitlements Server製品の使用が含まれています。

10.8 Oracle Identity Manager Connectors

Oracle Identity Manager Connectorsは、Oracle Application ServerまたはWebLogicのエディションとは別に、単独でライセンスを購入できます。Oracle Identity Manager ConnectorsにはOracle Identity Managerが必要です。

利用可能なIdentity Manager Connectorsは、次のとおりです。

10.9 Oracle Enterprise Single Sign-On Suite Plus

Oracle Enterprise Single Sign-On Suite Plus(ESSO Suite Plus)は、Oracle Application ServerまたはWebLogic Serverエディションとは別に、単独でライセンスを購入できます。ESSO Suite Plusには、次の統合コンポーネントが含まれています。

10.9.1 使用制限付きライセンス

次の使用制限付きライセンスは、Oracle Enterprise Single Sign-On Suite Plusのライセンスを単独で購入した場合に含まれます。

  • 使用制限: Business Intelligence Publisherで次を発行または表示(あるいはその両方)する場合:

    • 出荷時のBI Publisherレポート。レイアウト変更は許可されています。

    • 出荷時または新規作成のBI Publisherレポートで、カスタマイズされていない既存のIdentity Managementスキーマからのデータにアクセスするために変更されるもの。

10.10 Oracle Access Management Suite Plus

Oracle Access Management Suite Plusは、Oracle Application ServerまたはWebLogicのエディションとは別に、単独でライセンスを購入できます。次のものが含まれています。

10.10.1 使用制限付きライセンス

次の使用制限付きライセンスは、Oracle Access Management Suite Plusのライセンスを単独で購入した場合に含まれます。

  • 使用制限: Business Intelligence Publisherで次を発行または表示(あるいはその両方)する場合:

    • 出荷時のBI Publisherレポート。レイアウト変更は許可されています。

    • 出荷時または新規作成のBI Publisherレポートで、カスタマイズされていない既存のIdentity Managementスキーマからのデータにアクセスするために変更されるもの。

  • Access Management Suite Plus専用ホストとしてのOracle Internet Application Server Enterprise EditionまたはWebLogic Enterprise Edition。 Javaランタイム環境とHTTPのサポートを提供するランタイム・コンポーネント、およびそれらのランタイム・コンポーネントの設定と管理に使用する構成コンポーネントと管理コンポーネントを含みます。

  • Oracle Web Services Manager(OWSM)は、Access Management Suite Plusの一部として含まれています。ただし、Webサービスの保護が目的である場合、OWSMは、Access Management Suite Plus SKU内の他の製品の少なくとも1つとあわせて使用する必要があります。また、次の使用方法(1つまたは複数)があります。

    • 認証 - Oracle Web Services Managerは、認証のためOracle Access Managerとの統合を必要とします。

    • 認可 - Oracle Web Services Managerは、認可のためOracle Entitlements Serverとの統合を必要とします。

    • フェデレーション - Oracle Web Services Managerは、フェデレーションのためOracle Identity Federationとの統合を必要とします。

    • OpenSSOまたはOracle STSサーバーへのWS-Trustクライアントとして動作するOracle Web Services Managerエージェント

  • 使用制限: メッセージング用のUser Messaging Serviceは、Oracle Adaptive Access Managerのセキュリティ機能と関連付けられている必要があります。メッセージ配信は、SMS、電子メール、IM、ボイスなどのあらゆるフォーマットで、次の用途に使用可能です:

    • Oracle Adaptive Access Managerのワンタイム・パスワード認証の配信

    • トランザクション確認メッセージの配信

    • 管理者/調査者へのセキュリティ警告


注意:

含まれている製品(たとえばOracle Access Manager)に使用制限付きライセンスがある場合、Oracle Identity and Access Management Suite Plusのライセンスを単独で購入した場合も、その使用制限付きライセンスが適用されます。


10.11 Oracle API Gateway

Oracle API Gatewayは、Oracle Internet Application ServerまたはOracle WebLogic Serverのどのエディションとも関係なく単独でライセンスを購入できます。Oracle API Gatewayには、次のコンポーネントが含まれています。

Oracle API Gatewayには、Database Standard Edition、Database Enterprise Edition、SOA Suite for Oracle Middleware、Service Bus、Access Management Suite Plus、Access ManagerまたはEntitlements Serverのライセンスの前提条件があります。

10.12 Oracle Identity and Access Management Suite Plus

Oracle Identity and Access Management Suite Plusは、Oracle Application ServerまたはWebLogicのエディションとは別に、単独でライセンスを購入できます。次のものが含まれています。

10.12.1 使用制限付きライセンス

次の使用制限付きライセンスは、Oracle Identity and Access Management Suite Plusのライセンスを単独で購入した場合に含まれます。

  • 使用制限: Business Intelligence Publisherで次を発行または表示(あるいはその両方)する場合:

    • 出荷時のBI Publisherレポート。レイアウト変更は許可されています。

    • 出荷時または新規作成のBI Publisherレポートで、カスタマイズされていない既存のIdentity Managementスキーマからのデータにアクセスするために変更されるもの。

  • Identity and Access Management Suite専用ホストとしてのOracle Internet Application Server Enterprise EditionまたはWebLogic Enterprise Edition。 Javaランタイム環境とHTTPのサポートを提供するランタイム・コンポーネント、およびそれらのランタイム・コンポーネントの設定と管理に使用する構成コンポーネントと管理コンポーネントを含みます。

  • Oracle Database Standard Edition。このInfrastructureデータベースは、汎用のLDAPディレクトリとしてのOracle Internet Directoryの使用に関連するすべてのLDAPデータを格納するときにのみ使用できます。その他のデータをInfrastructureデータベースに格納するには、Oracle Database Standard Editionのフルユース・ライセンスが必要です。


注意:

含まれている製品(たとえばOracle Access Manager)に使用制限付きライセンスがある場合、Oracle Identity and Access Management Suite Plusのライセンスを単独で購入した場合も、その使用制限付きライセンスが適用されます。


10.13 Management Pack for Identity Management

Management Pack Plus for Identity Managementを使用すると、企業が様々なIdentity Managementコンポーネントの可用性、パフォーマンス、負荷およびセキュリティ・メトリックを事前に監視できます。このパックは、パフォーマンスと可用性の向上、および次の環境を含むIdentity Managementのデプロイメントの管理のコストと複雑さの低減に役立ちます。

Management Pack Plus for Identity Managementに関するライセンスの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Licensing Information』のIdentity Management Enterprise Managementに関する項を参照してください。このドキュメントは、http://www.oracle.com/technetwork/oem/grid-control/documentation/index.htmlの「Oracle Enterprise Manager Documentation」から入手できます。

10.14 Oracle Databaseライセンス要件

Oracle Application Server InfrastructureデータベースにOracle Repository Creation Utilityデータベース・スキーマ以外のデータを格納するには、そのOracle Database(Standard Edition、Standard Edition OneまたはEnterprise Edition)のフルユース・ライセンスが必要です。

10.14.1 Oracle Database Standard EditionまたはStandard Edition Oneのフルユース・ライセンス

Oracle DatabaseのStandard EditionまたはStandard Edition Oneのフルユース・ライセンスの購入が必要なデータの種類の例として、次のようなものがあります。

  • Oracle Content Management SDKのOracle Databaseに格納されるドキュメントまたはその他のオブジェクト

  • ポータル・リポジトリに格納されるドキュメントまたはすべてのタイプのコンテンツ

  • Oracle Integration B2B

  • BPEL Process Managerのすべてのプロセス・インスタンス・データ(Oracle Databaseをデハイドレーション・ストアとして使用するものも含む)

  • アプリケーションによって作成または更新される、その他すべてのカスタム・データ

10.14.2 Oracle Database Enterprise Editionのフルユース・ライセンス

次の2種類のデータでは、Oracle Database Enterprise Editionのフルユース・ライセンスの購入が必要です。

  • ホスティング用のデータベースのVPD機能を使用する、すべてのOracle Portal

  • データベース・レプリケーションが使用されるときのOracle Internet Directory LDAPディレクトリの使用に関連するすべてのLDAPデータ

10.14.3 Oracle Databaseのフルユース・ライセンスが不要な場合

次の場合、Oracle Internet Application Serverの購入時に、Oracle Databaseのフルユース・ライセンスの購入は不要です。

  • Oracle Web Cacheのみを使用している場合

  • Oracle以外のデータベースに対してのみOracle Business Intelligence Discovererを使用している場合

  • Oracle以外のデータベースに対してのみOracle Reports Servicesを使用している場合