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Oracle Fusion Middleware Oracle Process Manager and Notification Server管理者ガイド
11gリリース1(11.1.1.1.3)
B60985-01
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4 opmnctlコマンド

この章では、OPMNで管理するOracle Fusion Middlewareコンポーネントに対して使用できるopmnctlコマンドの概要について説明します。次のトピックで構成されています。

4.1 opmnctl

opmnctlは、Fusion Middleware Controlコンソールを除く、Oracleインスタンスのすべてのコンポーネントの起動および停止をサポートするツールです。opmnctlでは、コマンドラインからシステム・コンポーネントを集中的に制御および監視できます。

OPMNが他のOracleインスタンスを検出するように構成されている場合、opmnctlを使用して、複数のOracleインスタンスに対する制御コマンドや監視コマンドを同時に実行できます。

opmnctlスクリプトの場所に応じて、使用できるopmnctlコマンドが決定されます。

opmnctlコマンドは、次の2つのディレクトリに保存されています。


注意:

OPMNが管理するOracle Fusion Middlewareコンポーネントは、手動で起動および停止しないでください。システム・コンポーネントの起動および停止に、旧バージョンのOracle Fusion Middlewareのコマンドライン・スクリプトやユーティリティを使用しないでください。システム・コンポーネントを起動および停止するには、Fusion Middleware Controlコンソールとopmnctlコマンドライン・ユーティリティを使用します。


注意:

OPMNの起動は、Oracle Fusion Middlewareをインストールしたユーザーとして実行することをお薦めします。

4.1.1 opmnctlの構文

次のコマンドは、opmnctlコマンドの構文例です。

opmnctl [verbose] <command> [<options>]

表4-1opmnctlの構文の説明を示します。

表4-1 opmnctlの構文

構文 説明

verbose

可能な場合、詳細な実行メッセージを出力します。

command

opmnctlコマンドを指定します。コマンドの一覧は、例4-1を参照してください。

options

コマンドのオプションを指定します。コマンドのオプションの一覧は、第4.3.5.1.1項を参照してください。


4.2 opmnctlコマンドのクイック・リファレンス

例4-1opmnctlコマンドのクイック・リファレンスを示します。opmnctl helpコマンドを実行すると、同じ情報が出力されます。

例4-1 opmnctlコマンド

opmnctl help

usage: opmnctl [verbose] [<scope>] <command> [<options>]

verbose: print detailed execution message if available

Permitted <scope>/<command>/<options> combinations are:

scope     command    options
-------  ---------   ---------
          start                         - Start opmn
          startall                      - Start opmn & all managed processes
          stopall                       - Stop opmn & all managed processes
          shutdown                      - Shutdown opmn & all managed processes
[<scope>] startproc   [<attr>=<val> ..] - Start opmn managed processes
[<scope>] restartproc [<attr>=<val> ..] - Restart opmn managed processes
[<scope>] stopproc    [<attr>=<val> ..] - Stop opmn managed processes
[<scope>] reload                        - Trigger opmn to reread opmn.xml
[<scope>] status      [<options>]       - Get managed process status
[<scope>] metric      [<attr>=<val> ..] - Get DMS metrics for managed processes
[<scope>] dmsdump     [<dmsargs>]       - Get DMS metrics for opmn
[<scope>] debug       [<attr>=<val> ..] - Display opmn server debug information
[<scope>] set         [<attr>=<val> ..] - Set opmn log parameters
[<scope>] query       [<attr>=<val>]    - Query opmn log parameters
          launch      [<attr>=<val> ..] - Launch a configured target process
          phantom     [<attr>=<val> ..] - Register phantom processes
          ping        [<max-retry>]     - Ping local opmn
          validate    [<filename>]      - Validate the given opmn xml file
          help                          - Print brief usage description
          usage       [<command>]       - Print detailed usage description
          createinstance                - Create an Oracle Instance
          createcomponent               - Create a specified component
          deleteinstance                - Delete an instance and components
          deletecomponent               - Delete a specified component
          registerinstance              - Register with admin server
          unregisterinstance            - Unregister with admin server
          updateinstanceregistration    - Update instance registration
          updatecomponentregistration   - Update component registration

4.3 opmnctlコマンドの詳細説明

次の項では、例4-1の一覧に示したopmnctlコマンドについて詳しく説明します。opmnctlの各コマンドについては、次の項を参照してください。

4.3.1 コマンド定義

opmnctlには、OPMNで実行する操作をより詳細に定義できるコマンド定義があります。

この項では、opmnctlコマンドで使用できるコマンド定義について説明します。次の項で構成されています。

4.3.1.1 scope

scopeオプションは、opmnctlコマンドを適用するOracleインスタンスを指定します。Oracle Fusion Middlewareの旧バージョンとは異なり、このリリースでは、forceオプションは使用されず、下位互換性が保持されます。

4.3.1.2 属性

構文: <attribute>=<value>

opmnctlの属性を使用すると、特定のシステム・コンポーネントのプロセスを制御できます。

たとえば、次のコマンドを実行すると、Oracle Web Cacheに構成されたすべてのシステム・プロセスが起動します。

opmnctl startproc ias-component=webcache1

その他のopmnctlコマンドの例は、第5章を参照してください。

表4-2に、opmnctlコマンドで使用できる属性名と値の一覧を示します。

表4-2 opmnctlの属性名と値

属性名 属性値

ias-instance

opmn.xmlファイル内の<ias-instance>要素に指定したid属性と同じ値を指定します。

ias-component

opmn.xmlファイル内の<ias-component>要素に指定したid属性と同じ値を指定します。

process-type

opmn.xmlファイル内の<process-type>要素に指定したid属性と同じ値を指定します。

process-set

opmn.xmlファイル内の<process-set>要素に指定したid属性と同じ値を指定します。

mode

syncまたはasyncのいずれかの値を指定します。デフォルト値はsyncです。この場合、このリクエストは同期的に動作し、操作が完了するまで待機してから制御を戻します。"asyncを指定した場合、制御はすぐに戻りますが、OPMNは操作が完了するまでリクエストを実行します。

timeout

modeにsyncを指定した場合のみ、この属性を指定できます。値は秒単位で指定します。指定したタイムアウトが経過すると、OPMNはstartproc操作のリクエストを中断します。restartprocおよびstopproc操作のリクエストは引き続き実行されます。timeout属性は、各ias-instanceias-componentprocess-typeおよびprocess-set値に構成されたタイムアウト値よりも優先されます。

uniqueid

これは、OPMNによって起動後に割り当てられる値です。opmnctl restartprocおよびopmnctl stopprocコマンドを実行する場合に、この値を使用できます。

sequential

sequential属性の値がtrueの場合、リクエストのターゲットである各プロセスまたはアプリケーションは順番に(一度に1つずつ)実行されます。関係する管理対象プロセスの依存性のリクエスト順序も反映されます。

report

report属性の値がtrueの場合、OPMNは、リクエストの各部分が完了したときに(たとえば、プロセスが起動されるたびに)、その結果をレポートします。OPMNのデフォルトの動作では、リクエスト全体が完了するまで待機してから、すべての結果が一度に送信されます。


ias-instanceias-componentprocess-typeおよびprocess-setのターゲット属性は、階層的に指定できます。たとえば、特定のias-instance、そのias-instance内の1つのias-componentias-component内の1つのprocess-typeprocess-type内の1つのprocess-setのように指定できます。これらの属性は省略できます。省略した場合は、ワイルド・カードとして処理されます(たとえば、process-setを省略すると、指定したprocess-typeの下のすべてのprocess-setにリクエストが適用される)。

また、ターゲット属性は、1つの階層型のリスト(たとえば、ias-componentsのリスト)で指定することもできます。


注意:

Oracle Internet DirectoryがOPMNによって管理されていて、Oracle Internet Directoryの依存性(Oracle Internet Directoryの管理対象プロセスの依存性ではない)がリクエストの一部として出現し、リクエストが2つのOracle Internet Directoryプロセスを起動するリクエスト(opmnctl startallリクエストなど)である場合、Oracle Internet Directoryプロセスは、事前にopmn.xmlファイルで構成されていないかぎり起動 しません。あるいは、Oracle Internet Directoryの依存性の障害により、そのリクエストはタイムアウトになります。


関連項目:

OPMNコマンドラインの例は、第5章を参照してください。

4.3.1.3 verbose

構文: opmnctl verbose command

opmnctl verboseオプションを指定すると、実行中のコマンドに関する詳細情報を取得できます。

たとえば、次のコマンドは例4-2のような情報を出力します。

prompt> opmnctl verbose startproc ias-component=ohs1

例4-2 opmnctl verboseの出力

opmnctl startproc: starting opmn managed processes... 

HTTP/1.1 200 OK
Content-Length: 661
Content-Type: text/html
Response: 1 of 1 processes started.

<?xml version='1.0' encoding='WINDOWS-1252'?>
<response>
<opmn id="stapk08:6704" http-status="200" http-response="1 of 1 processes
 started.">
  <ias-instance id="instance1">
    <ias-component id="ohs1">
      <process-type id="OHS">
         <process-set id="OHS">
            <process id="1792746301" pid="5106" status="Alive" index="1"
             log="/scratch/lbottlem/product/11.1.1/as
             1/instances/instance1/diagnostics/logs/OHS/ohs1/console~OHS~1.log"
             operation="request" result="success">
            <msg code="0" text="">
          </msg>
         </process>
        </process-set>
       </process-type>
      </ias-component>
    </ias-instance>
   </opmn>
 </response>

4.3.2 サーバー制御コマンド

opmnctl start、startall、reload、stopallおよびshutdownコマンドを実行すると、OPMNサーバーを制御できます。

opmnctlのサーバー制御コマンドが正常に実行された場合、出力は生成されません。opmnctlコマンドの実行時にエラー・メッセージが出力された場合は、付録Bを参照してください。

4.3.2.1 Microsoft Windowsのサーバー制御コマンド

Microsoft Windowsオペレーティング・システムでは、OPMNがWindowsサービス(Oracle<OracleHomename>ProcessManager)としてインストールされており、コンピュータを再起動すると自動的に起動します。Microsoft Windowsサービスを使用したOPMNの起動や停止では、ローカルのOracleインスタンス上のすべてのシステム・コンポーネントが起動または停止されます。

システム・コンポーネントを起動および停止するには、Fusion Middleware Controlコンソールとopmnctlコマンドライン・ユーティリティを使用します。

4.3.2.2 opmnctl start

構文: opmnctl start

システム・プロセスを開始せずにローカルのOracleインスタンス用のOPMNサーバーを起動する場合は、このコマンドを実行します。


注意:

Microsoft Windowsでは、コンピュータを起動または再起動すると、OPMNが自動的に起動します。すべてのシステム・コンポーネント・プロセスも開始されます。


関連項目:

OPMNコマンドラインの例は、第5章を参照してください。

4.3.2.3 opmnctl startall

構文: opmnctl startall [timeout=<seconds>]

ローカルのOracleインスタンス用のOPMNおよびシステム・プロセスを起動する場合は、このコマンドを実行します。startallは、引数を指定しないstartコマンドおよびstartprocコマンドと同じです。startコマンドまたはstartprocコマンドの使用をお薦めします。

このコマンドは同期的に動作し、操作が完了するまで待機してから制御を戻します。リクエストのタイムアウトを設定する場合は、タイムアウト値を秒単位で指定します。

id-matching="true"が構成されているコンポーネントは起動されません。

さらに詳細な情報を取得するには、次のコマンドを入力します。

opmnctl usage startall

Microsoft Windowsでは、opmnctl startallを実行するかわりに、Windowsサービスのコントロール パネルでOracle<OracleHomename>ProcessManagerサービスを開始することもできます。Oracle<OracleHomename>ProcessManagerは、コンピュータを起動または再起動すると自動的に開始します。

4.3.2.4 opmnctl stopall

構文: opmnctl stopall

ローカルのOracleインスタンスに対してOPMNサーバーとシステム・プロセスをシャットダウンする場合は、opmnctl stopallコマンドを実行します。このリクエストは同期的に動作し、操作が完了するまで待機してから制御を戻します。

通常の動作では、OPMNサーバーをシャットダウンする必要はありません。OPMNサーバーをシャットダウンすると、再起動するまでOPMNに対するリモート・コマンドをOracleインスタンスで実行できません。

opmnctl stopallコマンドは、OPMNとコンピュータをシャットダウンする前にのみ実行してください。このリクエストは最初に、すべてのシステム・コンポーネントを正常に停止しようとします。正常に停止しないプロセスは、強制的に停止されます。すべての管理対象プロセスの停止後に、OPMNデーモン自体が停止されます。

opmnctl stopallコマンドは、緊急時にOPMNデーモンの速やかな停止が必要な場合にのみ使用してください。OPMNデーモンは、いったん起動したら、コンピュータの再起動が必要になったり、他の予期しない管理イベントが発生したりするまで、稼働状態にしておいてください。OPMNデーモンを停止することなく、すべてのシステム・コンポーネントを停止するには、引数を指定しないでopmnctl stopprocコマンドを実行します。システム・コンポーネントを再起動することなくOPMNデーモンを再起動するには、opmnctl reloadコマンドを実行します。opmnctl reloadコマンドの使用は、新しい構成でOPMNデーモンを再起動することのみが目的の場合に適しています。

すべてのシステム・プロセスを停止するには、opmnctl stopprocコマンドを実行してください。

OPMNに構成を再度読み込ませるには、opmnctl reloadコマンドを実行してください。

付加情報を取得するには、次のいずれかのコマンドを入力します。

opmnctl usage stopall

または

opmnctl usage shutdown

4.3.2.5 opmnctl shutdown

構文: opmnctl shutdown

ローカルのOracleインスタンスに対してOPMNサーバーとシステム・プロセスをシャットダウンする場合は、opmnctl shutdownコマンドを実行します。

opmnctl shutdownコマンドは、ローカルのOracleインスタンスに対してOPMNデーモンとシステム・コンポーネントを迅速に停止します。opmnctl shutdownコマンドは、opmnctl stopallコマンドと似ていますが、より短い待機時間でシステム・コンポーネントの強制終了を開始します。すべてのシステム・コンポーネントの停止後に、OPMNデーモン自体が停止されます。

opmnctl shutdownコマンドは、OPMNデーモンの停止が必要な場合にのみ実行してください。OPMNデーモンは、いったん起動したら、コンピュータの再起動が必要になったり、他の予期しない管理イベントが発生したりするまで、稼働状態にしておいてください。OPMNデーモンを停止することなく、すべてのシステム・コンポーネントを停止するには、引数を指定しないでopmnctl stopprocコマンドを実行します。システム・コンポーネントを再起動することなくOPMNデーモンを再起動するには、opmnctl reloadコマンドを実行します。opmnctl reloadコマンドの使用は、新しい構成でOPMNデーモンを再起動することが目的の場合に適しています。

Microsoft Windowsでは、opmnctl shutdownを実行するかわりに、「コントロール パネル」のWindowsサービスでOracle<OracleHomename>ProcessManagerサービスを停止することもできます。

すべてのシステム・コンポーネント・プロセスを停止するには、opmnctl stopprocコマンドを実行してください。

OPMNに構成を再度読み込ませるには、opmnctl reloadコマンドを実行してください。

付加情報を取得するには、次のいずれかのコマンドを入力します。

opmnctl usage stopall

または

opmnctl usage shutdown

4.3.2.6 opmnctl reload

構文: opmnctl reload

OPMNに、その構成ファイルを再度読み込ませるには、このコマンドを実行します。このコマンドは、OPMNが管理するシステム・プロセスを再起動せずにOPMNサーバーを再起動します。OracleインスタンスのOPMNサーバーが稼働している必要があります。


注意:

Microsoft Windowsでは、「コントロール パネル」のサービスでOracle<OracleHomename>ProcessManagerを選択して「再起動」を選択できます。ただし、サービスの再起動はopmnctl reloadの実行とは異なります。この操作は、opmnctl shutdownに続けてopmnctl startallを実行した場合と同じです。サービスの再起動では、OPMNと、OPMNが管理するすべてのプロセスが再起動されるため、opmnctl reloadを実行した場合より処理にはるかに時間がかかります。

さらに詳細な情報を取得するには、次のコマンドを入力します。

opmnctl usage reload

関連項目:

OPMNコマンドの定義は、第4.3.1項を参照してください。

4.3.3 プロセス制御コマンド

opmnctlのプロセス制御コマンドを実行すると、1つまたは複数のシステム・コンポーネントを起動、停止または再起動できます。システム・コンポーネントを<ias-component><process-set>または<process-type>レベルで制御できます。

この項では、opmnctlで実行できるプロセス制御コマンドについて説明します。プロセス制御コマンドには、次のものがあります。

opmnctlのプロセス制御コマンドが正常に実行された場合、出力は生成されません。opmnctlコマンドの実行時にエラー・メッセージが出力された場合は、付録Bを参照してください。

4.3.3.1 opmnctl startproc、opmnctl restartprocおよびopmnctl stopproc

構文: opmnctl startproc [<attr>=<value>...]

              opmnctl restartproc [<attr>=<value>...]

              opmnctl stopproc [<attr>=<value>...]

システム・プロセスを起動、再起動または停止する場合は、これらのコマンドを実行します。OracleインスタンスのOPMNサーバーが稼働している必要があります。

これらのコマンドでは属性を使用できます。startproc、stopprocおよびrestartprocの実行時に属性を指定しない場合、opmn.xmlファイルでid-matching="true"が指定されているコンポーネントを除く、すべてのシステム・プロセスが起動されます。

次の属性および値は、startproc、stopprocおよびrestartprocコマンドで使用できます。

  • ias-component、process-typeおよびprocess-set: これらの属性値は、opmn.xmlファイルで指定したid値と一致する必要があります。属性を指定しない場合、このコマンドはopmn.xmlファイルでid-matching="true"が構成されているプロセスを除く、すべてのシステム・コンポーネント・プロセスに適用されます。id-matching="true"が構成されているコンポーネントでこのコマンドを実行するには、ias-component引数を指定する必要があります。

  • mode: mode属性の値には syncまたはasyncを指定できます。デフォルト値はsyncです。modeの値にsyncを指定すると、opmnctlコマンドは同期的に動作し、コマンドの実行が完了するまで待機してから制御を戻してプロンプトを表示します。modeの値がsyncの場合のみ、タイムアウト要素を指定できます。値は秒単位で指定します。指定したタイムアウトが経過すると、startprocの操作は中断されますが、restartprocおよびstopprocの操作は中断されません。opmnctlコマンドのプロンプトは戻りますが、OPMNサーバーはopmnctl restartprocまたはstopprocコマンドのリクエストを操作が完了するまで実行します。

    modeの値にasyncを指定すると、すぐにプロンプトが表示されますが、OPMNサーバーはopmnctlコマンドのリクエストを操作が完了するまで実行します。

  • uniqueid: これは、OPMNによって起動後に割り当てられる値です。restartprocおよびstopprocコマンドを実行する場合に、この値を使用できます。この値を取得するには、次のコマンドを実行します。生成される出力のuid列に、システム・コンポーネントの一意の番号が表示されます。

    opmnctl status -l
    

OPMNが管理するいくつかのタイプのシステム・プロセスでは、一覧にない属性名が指定される場合もあります。各タイプのシステム・プロセスには、一意の属性名を指定する必要があります。

opmnctl startproc、restartprocまたはstopprocコマンドと属性を使用すると、Oracleインスタンス内の特定のプロセスを制御できます。opmnctl startproc、restartprocまたはstopprocコマンドは、<ias-component><process-type>および<process-set>レベルで実行できます。

次のコマンドを実行すると、<process-type>レベルでOracle Web Cacheが再起動します。

opmnctl restartproc ias-component=webcache1 process-type=WebCache

次のコマンドを実行すると、<ias-component>レベルでOracle HTTP Serverが停止します。

opmnctl stopproc ias-component=ohs1

付加情報を取得するには、次のいずれかのコマンドを入力します。

opmnctl usage startproc

または

opmnctl usage restartproc

または

opmnctl usage stopproc

関連項目:

  • OPMNコマンドの定義は、第4.3.1項を参照してください。

  • OPMNコマンドラインの例は、第5章を参照してください。


4.3.3.2 漸進的なリクエスト・レポート

startprocrestartprocまたはstopprocreport=true属性を使用すると、リクエストの各部分が完了するたびに、その部分についてOPMNにレポートさせることができます。たとえば、opmnctl startprocリクエストで4つのプロセスの開始を試みる場合、個々のプロセスの開始が完了すると、ただちにそのプロセスの開始結果がOPMNによってユーザーにレポートされます。

4.3.3.3 順次リクエスト

デフォルトでは、依存性によって特定の順序が指定されている場合を除き、OPMNリクエストはすべての対象プロセスに対して同時に実行されます。startprocrestartprocまたはstopprocコマンドで属性sequential=trueを指定した場合、OPMNは一度に1つのプロセスに対してのみリクエストを実行し、最初のプロセスでリクエストが完了するまで、次のプロセスではリクエストを実行しません。1つのプロセスでリクエストが完了すると、次のプロセスに進みます。

この場合も依存性は有効であり、リクエストに順番に組み込まれることに注意してください。

図4-1に示すように、デフォルトでは、OPMNはすべてのプロセスに対してジョブを並列に発行し、各プロセスでジョブが同時に実行されるようにします(依存性が有効な場合を除く)。次にコマンドの例を示します。

> opmnctl startproc 

図4-1 並列のプロセス

図4-1の説明が続きます。
「図4-1 並列のプロセス」の説明

sequential属性をtrueに設定した場合、OPMNは一度に1つのプロセスに対してのみリクエストを実行します(図4-2を参照)。

次にコマンドの例を示します。

% opmnctl startproc sequential=true

この場合、すべての管理対象のシステム・プロセスが順番に起動します。

図4-2 管理対象プロセスの順次リクエスト-1

図4-2の説明が続きます。
「図4-2 管理対象プロセスの順次リクエスト-1」の説明

OPMNは1つの管理対象プロセスを処理しています。その後、図4-3に示す次のプロセスに移ります。

図4-3に示すように、最初の管理対象プロセスに対してリクエストが完了すると、次の管理対象プロセスでリクエストが開始されます。

図4-3 管理対象プロセスの順次リクエスト-2

図4-3の説明が続きます。
「図4-3 管理対象プロセスの順次リクエスト-2」の説明

図4-4に示すように、対象となるすべての管理対象プロセスでリクエストが完了しました。

図4-4 管理対象プロセスの順次リクエスト-3

図4-4の説明が続きます。
「図4-4 管理対象プロセスの順次リクエスト-3」の説明

4.3.4 プロビジョニング・コマンド

opmnctlプロビジョニング・コマンドは、Oracleインスタンス内のプロビジョニング・システム・コンポーネントに対して使用されます。これらのコマンドを使用して、次の操作を実行します。

  • Oracleインスタンスまたはシステム・コンポーネントの作成と削除

  • Fusion Middleware Controlコンソールを使用して管理されるWebLogicドメインでのOracleインスタンスの登録と登録解除

  • WebLogicドメインでのOracleインスタンスの更新またはシステム・コンポーネントの登録の更新


注意:

opmnctlプロビジョニング・コマンドでは、次のネーミング規則を使用する必要があります。
  1. 名前の先頭は文字でなければなりません。名前には英数字、ハイフン(-)およびアンダースコア(_)のみを使用できます。

  2. 名前は30文字以内にする必要があります。

  3. 名前は4文字以上にする必要があります。


この項の項目は次のとおりです。

4.3.4.1 一般的な構文

opmnctlプロビジョニング・コマンドは、次の構文を使用して起動されます。

opmnctl  command  [-argName1  value1]  [-argName2  value2]  ...

次のプロビジョニング・コマンドがサポートされています。

  • createinstance

  • createcomponent

  • deleteinstance

  • deletecomponent

  • registerinstance

  • unregisterinstance

  • updateinstanceregistration

  • updatecomponentregistration

4.3.4.2 プロビジョニング・コマンドの代替構文

プロビジョニング・コマンドは、他のopmnctlコマンドで使用される次の構文によって起動することもできます。

opmnctl command [argName1=value1] [argName2=value2] ...

この代替構文は、属性形式(第4.3.1.2項を参照)に従い、小文字で指定された引数名を受け入れます。代替構文を使用すると、opmnctlコマンド内で統一化を図ることができます。

すべてのopmnctlプロビジョニング・コマンドで、入力時にどちらの構文も使用できます。

たとえば、次のコマンドは同等になります。

opmnctl createcomponent -componentType OHS -componentName ohs1
opmnctl createcomponent componenttype=OHS componentname=ohs1

同じコマンド内で両方の構文形式を組み合せることができます。

4.3.4.3 一般的な引数

コンポーネント関連のコマンドにのみ適用されるコンポーネント固有の引数を除いて、通常、次の引数がすべてのプロビジョニング・コマンドに適用されます。

4.3.4.3.1 管理サーバーの引数

管理サーバー(Adminserver)の引数は、opmnctlがOracle WebLogic Serverドメインの管理サーバーと通信する方法を表します。

管理サーバーの値は、後続のコマンドのデフォルト値としてOracleインスタンスに保存されています。opmnctlは、登録されていないOracleインスタンスに対して管理サーバーの値を使用したり要求したりしません。登録されていないインスタンスを作成するためのcreateinstanceコマンドの詳細は、第4.3.4.4.1項を参照してください。

管理サーバーの引数は次のとおりです。

  • -adminHost: Weblogic管理サーバー・ホスト。デフォルト値は、Oracleインスタンスに対して最後に成功したコマンド、またはローカル・ホストです。

  • -adminPort: Weblogic管理サーバー・ポート。デフォルト値は、Oracleインスタンスに対して最後に成功したコマンド、または7001です。

  • -adminProtocol: Weblogic管理サーバー・プロトコル。デフォルト値は、Oracleインスタンスに対して最後に成功したコマンド、または3です。

  • -adminUsername: Weblogic管理サーバー・ログイン・ユーザー名。デフォルト値は、Oracleインスタンスに対して最後に成功したコマンドです。成功したコマンドがない場合、ログイン・ユーザー名の入力を求めるプロンプトが表示されます。

  • -adminPasswordFile: 管理ユーザー(admin user)のパスワードが記載されたファイルの場所。デフォルト値は、Oracleインスタンスに対して最後に成功したコマンドです。成功したコマンドがない場合、管理ユーザーのパスワードの入力を求めるプロンプトが表示されます。

4.3.4.3.2 ロギングの引数

デフォルトでは、opmnctlは、ORACLE_INSTANCE/diagnostics/logs/OPMN/opmn/provision.logファイル内のプロビジョニング・エラーおよび例外の詳細を記録します。createinstanceコマンドを実行する際の特定のエラーでは、特にprovision.logファイルが作成されていない場合、例外の詳細がコンソールに表示されます。ログ・ファイルの場所は、-logFile引数を使用して指定できます。

  • -logFile: プロビジョニング・ログ・ファイルの場所。

  • -logLevel: プロビジョニング・ログのロギング・レベル。たとえば、INFOまたはFINERのように記述します。

4.3.4.3.3 Oracleインスタンスの引数

-oracleInstance引数および-instanceName引数は主に、createinstanceコマンドで使用されます。Oracleインスタンスを作成すると、ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctlディレクトリにデフォルトのOracleインスタンス・ホームが作成されます。Oracleインスタンスの名前は、自動的に決まります。

Oracleインスタンスの引数は次のとおりです。

  • -oracleInstance: Oracleインスタンスのルート・ディレクトリ。このディレクトリは、opmnctlコマンドがOracleインスタンス・ホームから実行されなかった場合にのみ必要です。

  • -instanceName: このコマンド・オプションは、Oracleインスタンスの作成時にOracleインスタンス名を割り当てたり、Oracleインスタンス名を後から検証する際に使用されます。

createinstanceコマンドは、instanceNameが直接入力されていない場合、-oracleInstanceの最後のディレクトリ名がOracleインスタンス名として使用されます。

4.3.4.3.4 コンポーネント固有の引数

単一コンポーネントを対象にしたコマンドは、コンポーネント・タイプ固有の引数を受け入れることができます。たとえば、-wcAdminPasswordFile引数は、Oracle Web Cacheコンポーネント作成時には受け入れられますが、OHSコンポーネント作成時には受け入れられません。

これらの引数は、構文的にはオプションですが、適切な構成のためには理解する必要があります。

これらの特定の引数およびその使用法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。

システム・コンポーネントに適用できる引数の一覧は、opmnctl usageコマンドの実行時にコンポーネント・タイプを入力すると表示されます。

次に例を示します。

opmnctl usage createcomponent -componentType OHS

4.3.4.4 コマンド

この項では、一連のcreateコマンドについて説明します。次の項で構成されています。

4.3.4.4.1 createinstance

createinstanceコマンドは、Oracleインスタンスを作成して登録します。次の引数が使用されます。

  • 管理サーバー

  • ロギング

  • Oracleインスタンス

  • -adminRegistration: 作成されたOracleインスタンスの登録ステータス。サポートされる値は、ON(登録済)およびOFF(未登録)です。デフォルト値はONです。

  • -opmnRemoteHost: OPMNのリモート・ホスト。デフォルト値は、コンピュータの正規ホスト名です。

  • -opmnLocalPort: OPMNのローカル・ポート値。デフォルト・ポート値は6700です(ポートが使用可能な場合)。

  • -opmnRemotePort: OPMNのリモート・ポート値。デフォルト・ポート値は6701です(ポートが使用可能な場合)。

次に例を示します。

opmnctl createinstance -oracleInstance /foo/bar/inst1 -adminHost myadminserver -adminPort 7001

または

opmnctl createinstance -oracleInstance /foo/bar/inst1 -adminRegistration OFF
4.3.4.4.2 createcomponent

createcomponentコマンドは、Oracleインスタンス内にコンポーネントを作成します。作成されたコンポーネントは、登録状態についてはOracleインスタンスと一致します。

createcomponentコマンドは、次の引数を使用します。

  • 管理サーバー

  • ロギング

  • Oracleインスタンス

  • コンポーネント固有の引数

  • -componentType: システム・コンポーネント・タイプ

  • -componentName: システム・コンポーネント名

次に例を示します。

opmnctl createcomponent -componentType OHS -componentName ohs1 -proxyPort 8888

それぞれのシステム・コンポーネントで、構成に使用できる別々の引数のセットが用意されている点に注意してください。上のコマンド例では、-proxyPortの使用はOHSコンポーネント固有です。コンポーネント固有の引数の詳細は、第4.3.4.3.4項を参照してください。

4.3.4.4.3 deleteinstance

deleteinstanceコマンドは、Oracleインスタンスを削除し、Oracleインスタンスと関連のシステム・コンポーネントの登録を解除します。Oracleインスタンスが正常に削除されると、デフォルトのprovision.logファイルを除く、すべてのOracleインスタンスのファイルが削除されます。

次に例を示します。

opmnctl deleteinstance

deleteinstanceコマンドは、次の引数を使用します。

  • 管理サーバー

  • ロギング

  • Oracleインスタンス

  • -force: -force引数は、Oracleインスタンス内の矛盾とは関係なく、強制的にopmnctl deleteinstanceコマンドを続行します。このコマンドは、値がtrueの場合のみ有効です。デフォルト値はfalseです。

    -forceオプションは、大半の検証前のチェックを回避することに注意してください。したがって、-forceオプションは注意して使用するようにお薦めします。「deleteinstanceの-forceオプション」に例を示します。

deleteinstanceの-forceオプション

deleteinstanceコマンドは、オプション-force trueがコマンドに含まれている場合、強制モードで動作します。このオプションを使用すると、Oracleインスタンスで検出された警告やエラーとは関係なく、opmnctlに操作を続行するように指示します。Oracleインスタンスが不適切かつ応答不能な状態である可能性があるため、Oracleインスタンスに関連付けられている適切な(-instanceName-adminHost-adminPortなどの)オプション値を明示的に入力し、正しい値が使用されていることを確認することをお薦めします。

クリーンアップ実行時、forceオプションを使用したdeleteinstanceコマンドにより、Oracleインスタンスの破損状態に応じた警告や例外が表示されます。これらの警告や例外は、検出された不一致に対する視覚的なフィードバックとして表示されるものであり、さらに修正処置が必要であることを必ずしも示しているわけではありません。

次に例を示します。

opmnctl deleteinstance -force true -instanceName instance1 -adminHost myadminserver -adminPort 7001

または

opmnctl deleteinstance -force true -instanceName instance1
4.3.4.4.4 deletecomponent

deletecomponentコマンドは、システム・コンポーネントを削除します。

deletecomponentコマンドは、次の引数を使用します。

  • 管理サーバー

  • ロギング

  • Oracleインスタンス

  • -componentName: システム・コンポーネント名

次に例を示します。

opmnctl deletecomponent -componentName ohs1
4.3.4.4.5 registerinstance

registerinstanceコマンドは、Oracleインスタンスを登録済の状態に切替え、管理サーバーの値を更新します。

registerinstanceコマンドは、次の引数を使用します。

  • 管理サーバー

  • ロギング

  • Oracleインスタンス

次に例を示します。

opmnctl registerinstance -adminHost myhostname -adminPort 8000
4.3.4.4.6 unregisterinstance

unregisterinstanceコマンドは、Oracleインスタンスを未登録状態に切替え、管理サーバーの値を更新します。

次に例を示します。

opmnctl unregisterinstance

unregisterinstanceコマンドは、次の引数を使用します。

  • 管理サーバー

  • ロギング

  • Oracleインスタンス

  • -force: Oracleインスタンス内の矛盾とは関係なく、opmnctlunregisterinstanceコマンドに続行するように指示します。このオプションは、値がtrueの場合のみ有効です。デフォルト値はfalseです。

    -forceオプションは、大半の検証前のチェックを回避することに注意してください。したがって、-forceオプションは注意して使用するようにお薦めします。「unregisterinstanceの-forceオプション」に例を示します。

unregisterinstanceの-forceオプション

unregisterinstanceコマンドは、オプション-force trueが含まれている場合、強制モードで動作できます。

このオプションは、Oracleインスタンスを登録解除するようにopmnctlのunregisterinstanceに指示しますが、変更の範囲を管理サーバーに限定します。つまり、評価したりOracleインスタンスとやり取りしたりせず(オプションでprovision.logファイルに書き込む場合を除いて)、Oracleインスタンス名を管理サーバーから登録解除します。

このモードにより、簡単に登録の関連付けを解除できます。たとえば、このコマンドを登録されている運用Oracleインスタンスの名前で実行すると、管理サーバーとOracleインスタンスが同期しなくなります。その後、管理サーバーがOracleインスタンスや関連のシステム・コンポーネントを一覧表示しなくなります。ただし、この例では、Oracleインスタンスはこの時点でも登録済として構成されていますが、大半のプロビジョニング・コマンドは失敗します。したがって、-forceオプションは注意して使用するようにお薦めします。

次に例を示します。

opmnctl unregisterinstance -force true -instanceName instance1 -adminHost myadminserver -adminPort 7001
4.3.4.4.7 updateinstanceregistration

updateinstanceregistrationコマンドは、管理サーバーに登録された、Oracleインスタンスの情報を更新します。特に、updateinstanceregistrationコマンドは、登録されたOPMNリモート・ポート、OPMNリモート・ホストおよびOPMNウォレットを現在のOPMN設定から更新します。

updateinstanceregistrationコマンドは、次の引数を使用します。

  • 管理サーバー

  • ロギング

  • Oracleインスタンス

次に例を示します。

opmnctl updateinstanceregistration
4.3.4.4.8 updatecomponentregistration

updatecomponentregistrationコマンドは、管理サーバーに登録された、サブジェクト・システム・コンポーネントの設定を更新します。これらの設定には、コンポーネント・プロキシ・ポート、コンポーネント・プロキシ・ウォレット、コンポーネントmbeanプロパティおよびFusion Middleware Controlコンソールのコンポーネント・プロパティ、さらにコンポーネントのタイプに固有のその他の値が含まれています。

updatecomponentregistrationコマンドは、次の引数を使用します。

  • 管理サーバー

  • ロギング

  • Oracleインスタンス

  • コンポーネント固有の引数

  • -componentName: システム・コンポーネント名

次に例を示します。

opmnctl updatecomponentregistration -componentName ohs1 -proxyPort 8889 ....

4.3.5 ステータス・コマンド

opmnctl statusコマンドを実行すると、システム・コンポーネント・プロセスのステータスを確認できます。

この項では、opmnctlコマンドで使用できるコマンド・オプションについて説明します。次の項で構成されています。


関連項目:

  • 属性の詳細は、第4.3.1.2項を参照してください。

  • opmnctlのstatusコマンドのオプションの詳細は、第4.3.5.1.1章を参照してください。

  • opmnctl status -portコマンドの詳細は、第4.3.5.1.2項を参照してください。


4.3.5.1 opmnctl status

構文: opmnctl status [<options>]

statusコマンドを使用すると、OPMNが管理するシステム・プロセスに関する情報を取得できます。

出力はテキストの表で表示されます。表の各行が1つのシステム・プロセスを表します。

次のようにステータス・コマンドをカスタマイズできます。

  • 各システム・プロセスについて表示される情報を変更する。

  • 出力から表のヘッダーを削除する。

  • フィールド区切り値を変更する。

  • レコード区切り値を変更する。

  • 各列の幅を変更する。

  • 各列のデータの位置揃えを変更する。

opmnctl usage statusコマンドを実行すると、ステータス・コマンドの使用方法の詳細を取得できます。

例4-3「opmctl statusの出力」に、ドメインyourcompany.comのホストcomp1AppSrv1インスタンスに対してopmnctl statusコマンドを実行した場合の出力を示します。

例4-3 opmctl statusの出力

opmnctl status

Processes in Instance: Instance1
-------------------------+-----------------+--------+---------
Monitor                  | MONITOR         |   6720 | Alive
webcache1                | WebCache-admin  |    N/A | Down
webcache1                | WebCache        |    N/A | Down
ohs1                     | OHS             |   5106 | Alive
4.3.5.1.1 opmnctlのステータス・コマンドのオプション

<options>パラメータには、次のオプションを指定できます。

  • -l: uniqueid uid)値と他の特定のプロセス・パラメータ情報を取得する場合は、このオプションを使用します。

    opmnctl status -l
    

    たとえば、このコマンドは例4-4に示す情報を出力します(読みやすくするため、一部の列は省略している)。

    例4-4 opmnctl status -lの出力

    Processes in Instance: instance1
    --------------------+---------------+---------+---------+------------+----------+-----------+------
    ias-component       | process-type  |     pid | status  |        uid |  memused |   uptime  | ports
    ------------------------------------+---------+---------+------------+----------+-----------|------
    webcache1           | WebCache-admin|    1544 | Alive   | 1133202830 |   44216  |   0:04:39 | http_
    admin:7779
    webcache1           | WebCache      |    1545 | Alive   | 1133202829 |   64056  |   0:04:39 | http_
    stat:7780,http_invalidation:7781,https_listen:7782,http_listen:7778
    ohs1                | OHS           |    1543 | Alive   | 1133202828 |   348664 |   0:04:39 | https
    :8889,https:4443,http:8888
    

    uidの情報を基に、個々のOracle Fusion Middlewareプロセスを停止または再起動できます。

    たとえば、次のコマンドを実行すると、OHS process-typeが停止します。

    opmnctl stopproc uniqueid=1792746301
    
  • -fsep <string>: opmnctl statusの出力にフィールド区切り値を割り当てる場合は、このオプションを使用します。デフォルト値は|です。

  • -rsep <string>: opmnctl statusの出力にレコード区切り値を割り当てる場合は、このオプションを使用します。デフォルト値は\nです。

  • -noheaders: opmnctl statusコマンドを実行した後にヘッダーを表示しない場合は、このオプションを使用します。

  • -fmt <fmtlist>: 次の書式で指定する1つ以上の統計識別子を連結した単一の文字列です。<statname>[<width>{<justification>]。デフォルト値は%cmp18%prt18%pid5R%sta8です。

    表4-3に、<fmtlist>オプションで使用する書式指定文字列の構文を示します。

表4-3 書式指定文字列の構文

書式指定文字列の構文 説明

<statname>

次のいずれかを指定します。

  • clu: システム・ファーム名

  • ins: Oracleインスタンス名

  • cmp: システム・コンポーネントID

  • prt: process-type ID

  • prs: process-set ID

  • idx: process-set内のプロセスの索引

  • pid: オペレーティング・システムのプロセスID

  • uid: OPMN uniqueid

  • typ: このプロセスの種類の名前

  • sta: プロセスのステータス

  • stm: 開始時間(ミリ秒)

  • utm: 稼働時間(ミリ秒)

  • cpu: CPU時間(ミリ秒)

  • mem: 使用メモリー(KB)

  • por: ポートのリスト

  • fpr: 詳細なポートのリスト

<width>

フィールドのサイズを指定します。出力がこの値より短い場合は、指定した<justification>に従ってパディングが行われます。出力がこの値より長い場合は省略され、末尾に「〜」が表示されます。

デフォルト値: 各データの幅

<justification>

フィールドの行揃えを指定します。出力がフィールド幅より短い場合に出力位置を揃えることができます。LRまたはC(左揃え、右揃えまたは中央揃え)を指定します。

デフォルト値: L


たとえば、次のコマンドは例4-5に示す出力を表示します。

prompt> opmnctl status -noheaders -fsep @ -fmt %cmp%prt%pid%sta

例4-5 opmnctl status -noheadersの出力

webcache1@WebCache-admin@1544@Alive
webcache1@WebCache@1545@Alive
ohs1@OHS@1543@Alive

関連項目:

コマンドの定義は、第4.3.1項を参照してください。

さらに詳細な情報を取得するには、次のコマンドを入力します。

opmnctl usage status
4.3.5.1.2 opmnctl status -port

opmnctl status -portコマンドでは、OPMNデーモンへの接続に使用されるリクエスト接続文字列を表示できます。たとえば、次のコマンドを実行します。

opmnctl status -port

次の文字列が表示されます。

123.your_company.com:6200

opmnctl status -portコマンドを使用すると、opmn.xmlファイルでリクエスト・アクセス・ポートを確認する必要がなくなるため便利です。

4.3.5.2 opmnctl metric

opmnctl metricコマンドを使用すると、システム・コンポーネント・プロセスのDMS統計を出力できます。opmnctlメトリックには、次のコマンドと引数の構造があります。

opmnctl metric op=<op> [<identifier>=<value>] dmsarg=<dmsargs>]

opmnctlメトリック・コマンドは、次のコマンド引数を使用します。

  • op=<op>: <op>listまたはqueryのいずれかになる操作を指定します。

    list操作では、その他の引数は使用されません。ターゲットOPMNは、DMSメトリックがメトリック・リクエストを介して使用できる管理対象のシステム・プロセスのリストを返します。

    query操作では、<identifier>=<value>引数によって修飾された管理対象のプロセスのメトリック・ツリーが返されます(すべての使用可能なプロセスは、識別子の引数が指定されていないことが前提となっています)。

  • local=<bool>: trueに設定すると、このオプションではコマンドがローカルのOracleインスタンス内で動作するように限定されます。これは、OPMNが他のOracleインスタンスを検出するように構成されている場合に有用です。

  • <identifer>=<value>: どの管理対象のプロセスがDMSメトリックを問い合せるかを指定します。複数の識別子を指定でき、各識別子は、アドレス・プロパティ(リストを含む)を持つ管理対象のプロセスと一致させます。

    5つの標準的なプロパティは、次のとおりです。

    • PROCESS_UID=<uid>: <uid>はターゲット・プロセスの一意のIDです。この値は、メトリックlist操作、opmnctl statusコマンド、またはOPMN DMSメトリックを表示する際に使用される任意の類似した方法で取得されます。

    • PROCESS_UID=0: このプロパティは、常にOPMN自身を指定します。

    • INSTANCE_UID=<instance>@<uid>: <instance>はターゲットOracleインスタンスのOracleインスタンス名で、<uid>はOracleインスタンスのターゲット・プロセスに対する一意のIDです。この識別子は、<instance>がローカルのOracleインスタンス名であるか、ファーム内のすべてのOPMNサーバーが相互接続するように構成されている場合にのみ有効です。

    • COMPONENT_NAME=<component-name>: <component-name>は、opmn.xmlファイルにおける<ias-component>のidの値です。COMPONENT_NAME=opmnは、常にOPMN自身を指定します。

    • COMPONENT_TYPE=<component-type>: <component-type>は、opmn.xmlファイルにおける<ias-component>のタイプの値です。それが定義されていない場合、<process-type>要素のidの値です。COMPONENT_TYPE=OPMNは、常にOPMN自身を指定します。

  • dmsarg=<dmsargs>: メトリックの問合せにDMS固有のオプションを指定します。<dmsargs>は単一の引数で、これにはDMS層に対する複数のオプションが含まれます。各オプションは<attr>=<value>形式で、&で区切られています。

    たとえば、format=raw、format=xml&name=/ProcessInfoのように記述します。

    メトリック・オプションの詳細は、Oracle Fusion Middlewareパフォーマンス・ガイドを参照してください。

4.3.5.3 opmnctl dmsdump

構文: opmnctl dmsdump [<attr>=<value>[&<attr>=<val>...]]

opmnctl dmsdumpコマンドを使用すると、OPMNのOracle Dynamic Monitoring Service(DMS)統計を出力できます。特定のシステム・コンポーネントに対するプロセス制御操作の出力を取得できます。属性を指定しない場合は、システム・コンポーネントに対するすべてのシステム・コンポーネント・プロセスのパフォーマンス・データが出力されます。

DMSでは、1つのパフォーマンス・メトリック、複数のパフォーマンス・メトリックまたはすべてのパフォーマンス・メトリックを監視できます。オプションを使用すると、リクエストしたメトリックをレポートするレポート間隔を指定できます。

複数の<attr>=<value>ペアは、&で区切る必要があります。たとえば、次のopmnctlコマンドを実行します。

opmnctl dmsdump "table=opmn_ons&format=xml"

この場合、ONSに対して収集された統計セットが出力されます。出力には、ONSがリスニングするポートと、ONSが処理した通知数が含まれます。出力は、テキストではなく.xml形式です。テキスト形式で出力を参照する場合は、コマンドラインで&format=xmlを指定しないでください。

DMSパフォーマンス・メトリックの属性と値の詳細は、Oracle Fusion Middlewareパフォーマンス・ガイドを参照してください。

4.3.5.4 opmnctl ping

構文: opmnctl ping [<max_retry>]

opmnctl pingコマンドでは、ローカルのOPMNサーバーに接続してサーバーの操作を検証できます。<max_retry>には、最大再試行回数を指定します。<max_retry>を指定すると、コマンドが正常に終了するか<max_retry>で指定した回数に達するまで、1秒ごとにローカルのOPMNに対してpingが実行されます。

たとえば、次のコマンドを実行します。

opmnctl ping 10

この場合、pingコマンドが正常に終了するまで、OPMNにpingが10回実行されます。

4.3.5.5 opmnctl set

構文: opmnctl set [<attr>=<value> ...]

opmnctl setコマンドでは、OPMNのロギング構成を設定できます。

属性名は、属性値とともに指定する必要があります。このコマンドでは、OPMNに必要な次の属性名を指定する必要があります。

  • target: targetの値には、standard.logを表すlog、またはdebug.logを表すdebugを指定します。標準ログは、デフォルトですべての考えられるログ・メッセージが含まれるように構成されているため、その設定を変更しないことをお薦めします。OPMNのトラブルシューティングの詳細は、付録Bを参照してください。


    注意:

    debug.logファイルの使用は、Oracleサポート・サービスに問い合せた後にのみ有効化してください。Oracleサポート・サービスでは、debug.logファイルを使用して、OPMNの問題のデバッグおよび診断を実行します。debug.logファイル内のメッセージは通常、ユーザーに簡単に理解できるものではありません。

  • comp: OPMNの内部コンポーネントおよびサブコンポーネントを指定します。

4.3.5.5.1 comp属性

comp属性の値には、onsまたはpmのいずれかを指定します。また、この属性値として、ons属性またはpm属性の特定のサブコンポーネント・セットを指定することもできます。

compの次の値は、OPMNの内部コンポーネントおよびサブコンポーネントを表します。

  • internal: OPMNの共通内部情報を表します。

  • ons: OPMNのONSコンポーネント情報を表します。

  • pm: OPMNのPMコンポーネント情報を表します。

onsコンポーネントとpmコンポーネントはどちらもサブコンポーネントで構成されます。これらのサブコンポーネントは、構文component[subcomponents](componentはonsまたはpm)を使用して指定できます。onsとpmを両方とも指定する場合は、opmn.xmlファイル内でそれぞれをセミコロンで区切る必要があります。サブコンポーネントを複数指定する場合は、それぞれのサブコンポーネントをカンマで区切ります。

表4-4 ONSコンポーネントのコード

ONS要素 定義

all

すべてのサブコンポーネント

local

ローカル情報

listener

リスナー情報

discover

検出(サーバーまたはマルチキャスト)情報

servers

ファームに接続されていて現在稼働中のリモート・サーバー

topology

現在のファーム全体のサーバー接続トポロジ

server

リモート・サーバー接続情報

client

クライアント接続情報

connect

全般的な接続情報

subscribe

クライアント・サブスクリプション情報

message

通知の受信および処理情報

deliver

通知配信情報

special

特殊な通知処理

internal

内部リソース情報

secure

SSL操作情報

workers

ワーカー・スレッド


表4-5 PMコンポーネントのコード

PM要素 定義

all

すべてのサブコンポーネント

requests

HTTP(ユーザー)リクエスト

remote

リモートHTTPリクエスト

scheduler

スケジューラ・スレッドおよびリソース情報

monitor

モニター・スレッド情報

workers

ワーカー・スレッド

process

管理対象プロセス

depend

依存性処理

rmd

RMDディレクティブ

fos

サービス・フェイルオーバー情報

internal

内部リソース

schedjobs

周期的にスケジューリングされるジョブ

procjobs

プロセスごとにスケジューリングされるジョブ

fos

サービス・フェイルオーバー処理

dms

DMS処理

modules

process module情報。出力が得られるのは、modLog()(デバッグ・ログの場合はmodDebug)関数をコールするモジュールのみです。modules(module-id)を使用すると、特定のモジュールまたはそのリストを指定できます。複数のmodule-idを指定する場合は、表示するそれぞれのmodule-idをコロンで区切って、modules (module1-id:module2-id)のように指定します。構成され、有効になっているモジュールと一致しないmodule-idは処理されません。


onsおよびpmの各サブコンポーネントには、先頭に否定文字「!」を付けることができます。これにより、そのサブコンポーネントの選択が解除されます。allと指定した後に、特定のサブコンポーネントを否定することによって、そのサブコンポーネントを表示対象から簡単に除外できます。

コンポーネントおよびサブコンポーネントは、検出される順序に従って設定または否定されます。たとえば、次のように指定します。

ons[all,!topology]

この場合、topologyを除く、onsのすべてのサブコンポーネントが設定されます。

ons[!topology,all]

この場合、topologyを含む、onsのすべてのサブコンポーネントが設定されます。

4.3.5.6 opmnctl query

構文: opmnctl query [<attr>=<value> ...]

opmnctl queryコマンドでは、OPMNのロギング構成の問合せを実行できます。

属性名targetは、属性値とともに指定する必要があります。targetの値には、opmn.logファイルを表すlogまたはopmn.dbgファイルを表すdebugのいずれかを指定します。詳細は、第B.2.1項「OPMNログ・ファイル」を参照してください。

4.3.6 ヘルプ・コマンド

opmnctl helpコマンドを使用すると、OPMNに関する追加情報を取得できます。

この項では、opmnctlコマンドで使用できるヘルプ・コマンド・オプションについて説明します。次の項で構成されています。

4.3.6.1 opmnctl help

構文: opmnctl help

opmnctlコマンドの構文に関する簡単な説明を出力する場合は、このコマンドを使用します。

例4-6に、opmnctl helpコマンドの出力を示します。

例4-6 opmnctl helpの出力

opmnctl help

usage: opmnctl [verbose] [<scope>] <command> [<options>]

verbose: print detailed execution message if available

Permitted <scope>/<command>/<options> combinations are:

  scope      command      options
_________   __________   __________
            start                         - Start opmn
            startall                      - Start opmn & all managed processes
            stopall                       - Stop opmn & all managed processes
            shutdown                      - Shutdown opmn & all managed processes
[<scope>]   startproc   [<attr>=<val>..]  - Start system managed processes
[<scope>]   restartproc [<attr>=<val>..]  - Restart managed processes
[<scope>]   stopproc    [<attr>=<val>..]  - Stop managed processes
[<scope>]   reload                        - Trigger opmn to reread opmn.xml
[<scope>]   status      [<options>]       - Get managed process status
[<scope>]   dmsdump     [<attr>=<val>&..] - Get DMS stats
[<scope>}   set         [<attr>=<val> ..] - Set opmn log parameters
[<scope>]   query       [<attr>=<val> ..] - Query opmn log parameters
            launch      [<attr>=<val> ..] - Launch a configured target process
            phantom     [<attr>=<val> ..] - Register phantom processes
            ping        [<max_retry>]     - Ping local opmn
            validate    [<filename>]      - Validate the given xml file
            config      [<options>]       - Modify the opmn xml file
            help                          - Print brief usage description
            usage       [<command>]       - Print detailed usage description
            createinstance                - Create an Oracle Instance
            createcomponent               - Create a specified component
            deleteinstance                - Delete an instance and components
            deletecomponent               - Delete a specified component
            registerinstance              - Register with admin server
            unregisterinstance            - Unregister with admin server
            updateinstanceregistration    - Update instance registration
            updatecomponentregistration   - Update component registration

4.3.6.2 opmnctl usage

構文: opmnctl usage [<command>]

usageコマンドを実行すると、任意の指定されたopmnctlコマンドのヘルプが表示されます。引数のないopmnctl usageコマンドでは、opmnctl helpと同じ情報が表示されます。

次のいずれかのコマンドを指定できます。

  • start

  • startall

  • startproc

  • stopall

  • stopproc

  • restartproc

  • reload

  • shutdown

  • ping

  • status

  • metric

  • dmsdump

  • debug

  • set

  • query

  • launch

  • phantom

  • ping

  • validate

  • help

  • usage

  • createinstance

  • createcomponent

  • deleteinstance

  • deletecomponent

  • registerinstance

  • unregisterinstance

  • updateinstanceregistration

  • updatecomponentregistration

  • help

たとえば、次のコマンドを入力すると、例4-7に示す出力が表示されます。

opmnctl usage stopall

例4-7 opmnctl usage stopallの出力

opmnctl stopall [sequential=true] [report=true]
Stop opmn daemon and managed processes for local Oracle instance.

This request first tries to stop all managed processes gracefully.
Processes which will not stop gracefully will be forcefully shutdown.  After
stopping all managed processes, the opmn daemon will shutdown itself.

This request should only be performed when it is necessary to stop the opmn
daemon.  Once started, the opmn daemon should remain up until it is necessary to
restart the computer or some other rare administrative event occurs.

To stop all managed processes without stopping the opmn daemon, consider
using the stopproc command without any target arguments.

If the value of the sequential attribute is "true", each process will be stopped
upon sequentially (one at a time).

If the value of the report attribute is "true", opmn will report the results of
the attempt to stop each processes as it completes.
The default behavior is for opmn to wait until the entire request has completed
before sending all of the results at once.

To restart the opmn daemon without restarting any managed processes, consider
using the reload command.  The reload command is the appropriate command to
use when the only goal is to restart the opmn daemon with a new configuration.

This request operates synchronously and will wait for the operation to complete
before returning.

4.3.6.3 opmnctl validate

構文: opmnctl validate [<filename>]

opmnctl validateコマンドを実行すると、opmn.xmlファイルのXML構文が検証されます。ORACLE_INSTANCE/bin/opmnctlを使用する場合は、デフォルトのORACLE_INSTANCE/config/OPMN/opmn/opmn.xmlが検証されます。<filename>は、相対パスと絶対パスのどちらでも指定できます。