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Oracle® Fusion Middleware SmartUpgradeユーザーズ・ガイド
11g リリース2 (11.1.2.1.0)
B61426-02
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A SmartUpgradeで生成される出力ディレクトリ

この付録では、SmartUpgradeを使用してアプリケーションをアップグレードする際に生成される出力ディレクトリについて説明します。

SmartUpgradeは、生成されたアーティファクトをデフォルトでディスク上の一連のディレクトリに保存します。Oracle JDeveloperを使用している場合、ディレクトリはプロジェクト・ディレクトリと相対的になります。コマンドライン・インタフェースを使用している場合、ディレクトリは、コマンドライン・インタフェースを実行しているディレクトリと相対的になります。

さらに具体的には次のようになります。

図A-1は、ディスク上の出力ファイルの編成を示しています。

表A-1は、生成される主要ディレクトリの説明と目的を示しています。

表A-2は、Webサービス・アーティファクト生成に固有の出力ディレクトリの説明です。

図A-1 生成されるアーティファクトの出力ディレクトリ

図A-1の説明が続きます
「図A-1 生成されるアーティファクトの出力ディレクトリ」の説明

表A-1 SmartUpgrade出力ディレクトリの概要

ディレクトリ 説明

final

SmartUpgradeツールの最終出力を表すアーカイブが含まれます。

(app_name_ear.dディレクトリの)ルート・ディレクトリの場合、SmartUpgrade生成アーティファクトがすべて含まれるアーカイブ一式を表します。

classes

アーティファクトのコンパイルと生成に使用されるクラス・ファイルが含まれます。

source

アーティファクトのコンパイルと生成に使用されるソース・ファイルが含まれます。

staging

アプリケーション全体をルート・ディレクトリ内のfinalディレクトリにアーカイブする前に、アプリケーションのサブコンポーネントのステージングに使用されるディレクトリです。

static

SmartUpgradeで生成されるデータ・ソース構成ファイルなどの静的アーティファクトが含まれます。


表A-2 Webサービスに固有の 出力ディレクトリの概要

ディレクトリ 説明 いつ作成または上書きされるか

final

アップグレードされた、デプロイ可能な最後のWebサービス・アプリケーションが含まれます。

アプリケーションは、パッケージ化されたエンタープライズ・アーカイブ・ファイルの形式でディスクに展開されます。

Webサービス・アーティファクトを生成するオプションでSmartUpgradeを実行するたびに上書きされ、再作成されます。

特に、SmartUpgradeの「レポート」コンテキスト・メニューの「再生成」オプションを使用してアーティファクトを再生成する場合や、コマンドライン引数を引き続き使用する場合に上書きされます。

explodedディレクトリとintermediateディレクトリの内容をマージすると再作成されます。

intermediate

デプロイ可能な最後のアプリケーション・アーカイブにまだパッケージ化されていない、アップグレード済のWebサービス・アーティファクトとglueコードが含まれます。

Webサービス・アーティファクトの中間情報のみが含まれます。

Webサービスの glueコードを生成するように構成されるSmartUpgradeを実行するたびに上書きされ、再作成されます。

glueコードの生成を省略するオプションを有効にすると、このディレクトリは上書きされません。その後、生成されたコードを手動でさらに変更できます。

exploded

元の入力アプリケーション・アーカイブが含まれます。これは現状のままディスクに展開され、変更はありません。

ソース・アップグレード・プランを生成するように構成されるSmartUpgradeを実行するたびに上書きされ、再作成されます。