Oracle® WebCenter Content Dynamic Converterテンプレート・エディタ・ガイド 11g リリース1(11.1.1) B66699-01 |
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この項では、次のトピックについて説明します。
テンプレートは書式設定指示のセットであり、ソース・ドキュメントに関連付けることができます。ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインする場合は、ドキュメントをデフォルトの変換テンプレートと関連付けるか、カスタマイズした新しいテンプレートを作成します。
使用可能なテンプレート・オプションは次のとおりです。
HTML変換テンプレート: 最新のテンプレート・タイプで、プラットフォーム間共通のエディタで構成されます。
クラシックHTML変換テンプレート: 以前はGUIテンプレートと呼ばれていました。GUIテンプレートからHTML変換テンプレートに直接移行する経路はありません。クラシックHTML変換テンプレートを選択する場合は、クラシックHTML変換レイアウトも選択します。
スクリプト・テンプレート: デフォルト設定で機能し、テキスト・エディタで編集できます。
ドキュメントに関連付けるテンプレート・タイプを選択し、テンプレートに名前を付けると、そのテンプレートを編集できるようになります。HTMLフォーマットに変換されるネイティブ・ドキュメントの外観をカスタマイズするためのテンプレート編集ユーティリティが2つあります。この2つのテンプレート・エディタは、作成するWebページのルック・アンド・フィールを制御するために使用します。
HTML Conversion Editorは、HTML変換テンプレートを編集するために使用します。
Classic HTML Conversion Editorは、クラシックHTML変換テンプレートおよびクラシックHTML変換レイアウトを編集するために使用します。
ソース・ドキュメントをWebページにするには、デフォルト設定を使用して変換を実行します。あるいは、テンプレートを作成してドキュメントに関連付けた後、2つのテンプレート・エディタ・オプションのいずれか1つを使用してテンプレートを編集します。
Classic HTML Conversion Editorには、使用可能なテンプレート設定を制御するためのグラフィカル・ユーザー・インタフェース(GUI)が備えられています。このエディタは、テンプレートの編集ページまたはテンプレートの選択ルール・ページで「テンプレートの編集」が最初にクリックされたときに、クライアント・マシンにダウンロードされます。このエディタはActiveXコントロールであり、Internet Explorer 4.0以上がインストールされているMicrosoft Windows上で実行される必要があります。
注意: Classic HTML Conversion Editorソフトウェアは、次の場所にインストールされます。C:¥Program Files¥Oracle¥Content Server¥ Template Editor¥11gR1 |
ソース・ドキュメントがWebページに変換されたときの外観を決定する手順のセットを作成するには、ドキュメントに関連付けられたテンプレートに対して作業を行います。一部の手順はテンプレート自体に適用されます。ほとんどは各テンプレートに存在する個々の要素に適用されます。
テンプレートを編集するためのオプションは次の4つです。
要素の設定: このオプションでは、要素を管理できます。新しい要素、ランク、スタイルまたはパターンを作成したり、作成するWebページや出力HTMLのヘッド部分にソース・ドキュメントに関する情報を含めるメタデータを作成できます。テンプレートに含まれる要素とランク(および作成する任意のスタイルやパターン)の間の関係を変更できます。詳細は、第2章「要素の設定」を参照してください。
書式設定: このオプションには、ソース・ドキュメントに含まれるテキストをフォーマットするためのオプションが多数用意されています。Webページを作成する場合、ほとんどの時間は文字および段落タブ・ダイアログ・ボックスでの作業、特にテンプレートに含まれる各要素のフォーマット作業に費やされます。カスケード・スタイルシート(CSS)がオンの場合は、この2つのタブ・ダイアログ・ボックスで追加のフォーマット・オプションが使用可能になります。詳細は、第3章「書式設定」を参照してください。
ナビゲーション: このオプションでは、Webページのページのリンクを設定します。リンクは、Webページ(ページ・ボタン・バーおよびページ・テキスト・バー・タブ・ダイアログ)または個々の要素(要素ボタン・バーおよび要素テキスト・バー・タブ・ダイアログ)のいずれかへのリンクになります。オプションのナビゲート・ボタンには、Webページの作成に使用されたソース・ドキュメントをそのネイティブ・フォーマットで開く機能が含まれます。詳細は、第4章「ナビゲーション」を参照してください。
グローバル: これらの設定は、一般的にWebページ全体に適用されます(たとえば、Webページの末尾にアドレスを挿入するなど)。「オプション」タブ・ダイアログ・ボックスには、テンプレートでCSSを使用するかどうかなど、テンプレートベースの設定もあります。詳細は、第5章「グローバル」を参照してください。
HTML Conversion Editorの主要目的は、HTML、GIF、JPEGおよびPNGのフォーマットを使用してソース・ファイルの忠実な表現を作成できるオプションを設定することです。HTML Conversion Editorを使用すると、出力の内容と構造に影響を与える多様なオプションを設定できます。
HTML Conversion EditorはJavaベースであるため、JREがインストールされている任意のブラウザ・インスタンスで実行できます。このエディタは、テンプレートの編集ページまたはテンプレートの選択ルール・ページで「テンプレートの編集」ボタンをクリックすると、クライアント・マシンにダウンロードされます。Firefoxなどの一部のブラウザでは、dc_hcmapedit.jnlpファイルの処理方法を確認するプロンプトが表示される場合があります。このファイルを正しく開くには、Java(TM) Web Start Launcher(デフォルト)を使用します。
HTML Conversion Editorのいくつかの長所を次に示します。
コンテンツ・サーバー内で起動すると、親ブラウザ・ウィンドウが他のページにナビゲートしてもHTML Conversion Editorは開いたままとなるため、テンプレートに加えた変更を保存できます。
HTML変換テンプレートは、XMLファイルとして生成されます。「ツール」メニュー・オプションを使用すると、エディタ・フロント・エンドで生成されるテンプレートXMLを表示できます。
HTML変換テンプレートには、複数のレイアウトを設定できます。1つのテンプレートでドキュメント・タイプごとに異なるレイアウト・タイプを提供できます。
ネイティブ・ドキュメントのメタデータとオプションのカスタム・プロパティを、変換したドキュメントのボディやメタタグに配置できます。
HTML Conversion Editorのナビゲーション要素は、Classic HTML Conversion Editorのデフォルトのナビゲーション要素と比較して大幅に改良されています。これらの要素を使用すると、ナビゲーションを特定のスタイルに直接リンクできます。
HTML Conversion Editorでは、外部のCSSファイルを設定できます。
HTML変換エディタを使用すると、テンプレートによるソース・ドキュメントの解釈方法、およびソース・ドキュメントからHTMLへの変換方法を幅広く制御できます。
テンプレートを編集するための4つの主要なHTML Conversion Editorページがあります。
ドキュメントの書式設定: このページには、変換されたファイルのフォーマットをファイル・タイプに応じてカスタマイズできるいくつかのタブが含まれています。詳細は、第6章「ドキュメントの書式設定」を参照してください。
ドキュメント・プロパティ: HTML Conversion Editorのこのセクションでは、ドキュメントのヘッダーや本文に配置する事前定義済またはカスタムのドキュメント・プロパティを指定できます。詳細は、第7章「ドキュメント・プロパティ」を参照してください。
生成済コンテンツ: 生成済コンテンツは、出力の特別なフォーマットを定義するテキスト要素と、ナビゲーション・リンクの自動生成に役立つナビゲーション要素の2種類の要素から構成されます。詳細は、第8章「生成済コンテンツ」を参照してください。
出力ページ: 出力ページ・セクションには、マークアップ・アイテム、テキストのフォーマット、ページ・レイアウト、ナビゲーション・レイアウトなどの、HTML出力を定義するためのオプションが含まれています。詳細は、第9章「出力ページ」を参照してください。