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Oracle® Virtual Assembly Builderインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.6)
B66715-02
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3 Oracle Virtual Assembly Builderデプロイヤの構成

この章では、Oracle Virtual Assembly Builderデプロイヤドメイン拡張テンプレートを使用し、Oracle WebLogic Server構成ウィザードを実行して、新規ドメインを作成する方法を説明します。これによってOracle WebLogic Serverの新規ドメインが作成され、Oracle Virtual Assembly Builderデプロイヤ Webアプリケーションがデプロイされます。

この章には次の項が含まれます:

3.1 Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの起動

構成ウィザードは、WebLogic Server Oracleホーム内のcommon/binディレクトリにあります。

cd ORACLE_HOME/common/bin
./config.sh

新規WebLogicドメインを作成するには、第3.2項「デプロイヤによる新規ドメインの作成」の手順に従ってください。

3.2 デプロイヤによる新規ドメインの作成

構成ウィザードの起動後(第3.1項「Oracle Fusion Middleware構成ウィザードの起動」)、Oracle Virtual Assembly Builderデプロイヤを使用して構成されたドメインを作成します。

新規ドメインの作成を選択します。Oracle Virtual Assembly Builderデプロイヤで構成されたドメインを作成するには、「ドメイン・ソースの選択」画面で次を選択します。

Oracle BPM Suiteの構成ウィザード画面
config_wiz_2.gifの説明

この画面の詳細は、『Oracle Fusion Middleware構成ウィザードによるドメインの作成』のドメイン・ソースの選択に関する説明を参照してください。

ドメイン名およびドメインの場所を入力し、「次へ」をクリックします。

Oracle BPM Suiteの構成ウィザード画面
config_wiz_3.gifの説明

Oracle WebLogicの管理者ユーザー名とパスワードを入力します。パスワードは8文字以上の長さで、数字または特殊文字を1つ以上含む必要があります。「次へ」をクリックします。

Oracle BPM Suiteの構成ウィザード画面
config_wiz_4.gifの説明

Sun JDKの使用を選択します。「次へ」をクリックします。

Oracle BPM Suiteの構成ウィザード画面
config_wiz_5.gifの説明

管理サーバー(Oracle Virtual Assembly Builderデプロイヤに必要)の作成を選択します。必要に応じてその他のオプションの構成項目を選択します。

Oracle BPM Suiteの構成ウィザード画面
config_wiz_6.gifの説明

この後に示す手順に従います。ドメインが作成され、ドメインの場所および管理サーバーのURLが表示されます。

Oracle BPM Suiteの構成ウィザード画面
config_wiz_complete.gifの説明

次のサーバーが作成されます。

3.3 Oracle Virtual Assembly Builderデプロイヤの手動構成

Oracle WebLogic Serverドメインが作成された後で、Oracle Virtual Assembly Builderデプロイヤ用のURLを設定します。

  1. DOMAIN_HOME/bin/setOVABDomainEnv.shを編集します。

  2. "OVAB_WEBSERVER_URL"エントリのコメントを解除し、ホスト名とポートを、Oracle WebLogic Serverのホストとポートに置換します。

    ovab.webserver.urlプロパティは、Oracle VMによって使用されるベースURLを参照して、Oracle VMサーバー・ホスト上にアセンブリ・アーカイブ(OVAファイル)をダウンロードします。このURLは、Oracle VMサーバー・ホストからアクセス可能である必要があります。ポート7001は、WLSのデフォルトのセキュアでないアプリケーション・ポートです。セキュアなダウンロードを行うためにhttps://<ip/host>:7002を使用できます(7002はOracle WebLogic Serverにおけるデフォルトのセキュアなアプリケーション・ポートです)。

3.4 デプロイヤのセキュリティ構成

Oracle Virtual Assembly Builderによって、セキュリティ・ロールおよびグループが定義されます。埋込みLDAPの場合、製品のインストーラによって必要なロールおよびグループが設定されます。ドメイン作成の完了後に、Oracle WebLogic Serverコンソールを使用してユーザーを作成し、「クラウド管理」および「アプリケーション管理」グループに追加する必要があります。これらは、デプロイヤへの接続を作成する際に指定される必要があるユーザーです。「クラウド管理」グループに追加されるすべてのユーザーは、「アプリケーション管理」グループにも追加される必要があります。

Oracle Virtual Assembly Builderデプロイヤによって使用されるセキュリティ・モデルの理解および有効化に関する情報については、『Oracle Virtual Assembly Builderユーザーズ・ガイド』を参照してください。

外部LDAPサーバーを構成するには、ロールおよびグループを作成し、「クラウド管理」および「アプリケーション管理」グループにユーザーを追加します。

  1. 『Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverの保護』の手順を使用して、外部LDAP用のOracle WebLogic Serverを構成します。

  2. LDAPサーバーで、「クラウド管理」および「アプリケーション管理」のグループを作成します。『Oracle Virtual Assembly Builderユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  3. これらのグループに、LDAPサーバーで定義されたユーザーを追加します。

  4. ロール式Grp(GroupName|GroupName|GroupName)を使用して、グループをセキュリティ・ロールに含めます。

  5. 『Oracle Virtual Assembly Builderユーザーズ・ガイド』の手順を実行して、Oracle VMまたはOracle Exalogicのバックエンドのエンドポイントへの接続を定義し、必要に応じて資格証明を指定し、バックエンドにデプロイメント・ターゲットを追加します。