この項の内容は次のとおりです。
ネイティブ・ドキュメントは多くのWebサイトに含まれています。通常ネイティブ・ドキュメントの多くは、ワード・プロセシング・ファイルやプレゼンテーションですが、ほぼすべてのタイプのドキュメントをネイティブ・ドキュメントとすることができます。
ネイティブ・ドキュメントは、Webサイトに配置される場合、HTMLの文字列に変換され、リージョン・テンプレートに挿入されます。
wcmDynamicConversionメソッドでは、Dynamic Converterを使用して、Webサイトで表示できるようにドキュメントをHTMLに変換します。
WCM_PLACEHOLDERサービスでネイティブ・ドキュメントを使用する場合、次のようにリージョン・テンプレートのwcmDynamicConversionタグで変換定義ファイルのdDocNameを指定する必要があります。
<!--$wcmDynamicConversion("rule1","dataFileDocName=myNativeDoc","pageNum=2", "conversionsDefinitionDocName=convDefDocName")--> <!--$wcmDynamicConversion("rule1","dataFileDocName=myNativeDoc","pageNum=2", "conversionsDefinitionDocName=convDefDocName", "conversionType="simple")-->
ドキュメントの変換は、プロパティ・ペインにリストされる必要があります。ネイティブ・ドキュメントが想定どおりに変換されない最も一般的な原因は、変換が適切にリストされていないことです。
デザイナで、変換定義はプロパティ・ペインの最初のセクションにあります。サイト階層でアイテムを選択します。変換が行われるには、変換がそこにリストされている必要があります。
ただし、wcmDynamicConversionが使用される場合、パネルの変換定義にリストされたアイテムは使用されません。wcmDynamicConversionタグでは、ルールを明示的に指定できます。動的変換をリージョン定義およびリージョン・テンプレートと関連付ける(明示的にコーディングするのではなく)場合、プロパティ・ペインで変換を指定する必要があります。wcmDynamicConversionを使用する場合、使用するルールを明示的に指定するため、これは必要ありません。プロパティ・ペインの変換定義にリストされた動的変換に指定されていないルールを使用することもできます。
詳細は、『Oracle WebCenter Content Site Studio Designerユーザーズ・ガイド』を参照してください。
一般的に、ネイティブ・ドキュメントはSite Studioで簡単に実装できます。Site Studioは、すべての変換ルールが1つの変換定義に含まれるよう構成されています。ルールごとに異なる変換ファイルを使用することは推奨されません。すべてのルールが1つの変換定義にリストされる必要があります。
定義は、Webサイトのプロパティ・ペインの「変換定義」プロパティにリストされる必要があります。変換定義がここにリストされていないことが、Webサイトでネイティブ・ドキュメントが想定どおりに表示されない最も一般的な原因です。これは、WCM_PLACEHOLDER Idocスクリプト拡張機能を使用して変換ルールを明示的に指定する場合でも同様です。