ヘッダーをスキップ
Oracle® WebCenter Content Site Studioテクニカル・リファレンス・ガイド
11gリリース1 (11.1.1)
B72417-01
  目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

7 ネイティブ・ドキュメントと変換

この項の内容は次のとおりです。

7.1 ネイティブ・ドキュメントについて

ネイティブ・ドキュメントは多くのWebサイトに含まれています。通常ネイティブ・ドキュメントの多くは、ワード・プロセシング・ファイルやプレゼンテーションですが、ほぼすべてのタイプのドキュメントをネイティブ・ドキュメントとすることができます。

ネイティブ・ドキュメントは、Webサイトに配置される場合、HTMLの文字列に変換され、リージョン・テンプレートに挿入されます。

7.2 wcmDynamicConversion

wcmDynamicConversionメソッドでは、Dynamic Converterを使用して、Webサイトで表示できるようにドキュメントをHTMLに変換します。

WCM_PLACEHOLDERサービスでネイティブ・ドキュメントを使用する場合、次のようにリージョン・テンプレートのwcmDynamicConversionタグで変換定義ファイルのdDocNameを指定する必要があります。

<!--$wcmDynamicConversion("rule1","dataFileDocName=myNativeDoc","pageNum=2",
    "conversionsDefinitionDocName=convDefDocName")-->
<!--$wcmDynamicConversion("rule1","dataFileDocName=myNativeDoc","pageNum=2",
    "conversionsDefinitionDocName=convDefDocName", "conversionType="simple")-->

7.3 プロパティ・ペインでのドキュメントの変換

ドキュメントの変換は、プロパティ・ペインにリストされる必要があります。ネイティブ・ドキュメントが想定どおりに変換されない最も一般的な原因は、変換が適切にリストされていないことです。

デザイナで、変換定義はプロパティ・ペインの最初のセクションにあります。サイト階層でアイテムを選択します。変換が行われるには、変換がそこにリストされている必要があります。

ただし、wcmDynamicConversionが使用される場合、パネルの変換定義にリストされたアイテムは使用されません。wcmDynamicConversionタグでは、ルールを明示的に指定できます。動的変換をリージョン定義およびリージョン・テンプレートと関連付ける(明示的にコーディングするのではなく)場合、プロパティ・ペインで変換を指定する必要があります。wcmDynamicConversionを使用する場合、使用するルールを明示的に指定するため、これは必要ありません。プロパティ・ペインの変換定義にリストされた動的変換に指定されていないルールを使用することもできます。

詳細は、『Oracle WebCenter Content Site Studio Designerユーザーズ・ガイド』を参照してください。

7.4 ネイティブ・ドキュメントの使用時の一般的なエラー

一般的に、ネイティブ・ドキュメントはSite Studioで簡単に実装できます。Site Studioは、すべての変換ルールが1つの変換定義に含まれるよう構成されています。ルールごとに異なる変換ファイルを使用することは推奨されません。すべてのルールが1つの変換定義にリストされる必要があります。

定義は、Webサイトのプロパティ・ペインの「変換定義」プロパティにリストされる必要があります。変換定義がここにリストされていないことが、Webサイトでネイティブ・ドキュメントが想定どおりに表示されない最も一般的な原因です。これは、WCM_PLACEHOLDER Idocスクリプト拡張機能を使用して変換ルールを明示的に指定する場合でも同様です。