Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentでの開発 11gリリース1(11.1.1) B72427-01 |
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ホーム > Oracle WebCenter Contentによる開発 > JavaServer Pageとコンテンツ・サーバーの統合
この章では、Oracle WebCenter Content ServerとJavaServer Pages (JSP)の統合方法について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
JavaServer Pages (JSP)からコンテンツ・サーバーのコア機能にアクセスして、組込みのApache Jakarta Tomcat Serverを使用するJSPページ実行機能によってフォームおよびカスタム・ページを配信できます。
注意: コンテンツ・サーバーとともにSite Studio for External Applications (SSXA)を使用している場合は、コンテンツ・サーバーのJSP機能は有効にしないでください。コンテンツ・サーバーのJSP機能を有効にすると、SSXAテンプレートでの解析エラーが発生します。 |
JSP実行機能は、組込みのApache Jakarta Tomcat Servlet/JSP Serverを使用して、コンテンツ・サーバー内のコンテンツおよびコンテンツ管理機能にアクセスします。
Apache Jakarta Tomcat Serverは、その機能が有効になっている場合はコンテンツ・サーバーの内部で実行される、Java ServletおよびJavaServer Pagesの無償のオープンソース・サーバーです。Tomcat ServerをWebCenter Contentと統合することにより、コンテンツ配信のパフォーマンスが向上するという利点が得られます。
開発者は、JSP実行機能を使用して、標準のコンポーネント・アーキテクチャではなく、JavaServer Pagesを通じて、コンテンツ・サーバーのコンテンツ、ResultSets、パーソナライズおよびセキュリティ定義、事前定義変数および構成設定にアクセスし、それらを変更できます。サービスおよびIdocスクリプト機能は、コンテンツ・サーバーに実行可能コンテンツとして存在するJSPページから実行することも可能です。
重要: JSPページがOracle WebCenter Content Server上にJSP実行機能の一部として提供されている場合のみ、JSPページでIdocスクリプト機能を実行できます。別のJSPサーバー上で提供されているJSPページには、この機能がありません。その場合、JSPページをOracle WebCenter Content Serverにチェックインすることで、リビジョン・コントロールが可能になりますが、プレゼンテーション層(JSPサーバー)でIdocスクリプト機能を動的に実行することはできません。 |
JSPがサービスをコールする機能は、Tomcat 5.025サーバーをコンテンツ・サーバーのコア機能と統合することで提供されます。
Tomcatは、Java ServerおよびJavaServer Pagesの無償のオープンソース・サーバーです。バージョン5.025は、Servlet 2.4およびJSP 2.0仕様に準拠しています。
Tomcatをコンテンツ・サーバーに統合することの主な利点は、コンテンツ配信のパフォーマンスが向上することです。直接統合では、ソケットベースのインタフェースは必要なく、Oracle WebCenter Content Serverのコア機能がすべて使用可能になります。
Tomcatはコンテンツ・サーバーに組み込まれていますが、server.xmlを構成ファイルとして使用して、内部Tomcatエンジンをニーズに合うように変更できます。
JSPサポートを有効化して構成するには、次の手順を使用します。
コンテンツ・サーバーで、JSPページで使用する新しいセキュリティ・グループ(以降の手順ではjsp
と呼びます)を作成します。このセキュリティ・グループは、開発者に限定する必要があります。この手順は、必須ではありませんが、開発者の便宜のために実行することをお薦めします。JSPに対して有効にするすべてのセキュリティ・グループは、手順5で指定する必要があります。
「ユーザー管理」画面を表示します。
「セキュリティ」メニューで、「グループの権限」を選択します。
「グループの追加」をクリックします。
グループ名としてjsp
を入力し、説明を入力して、「OK」をクリックします。
管理者ロールおよび任意の開発者ロールに管理者権限を割り当てます。
管理者以外のすべてのロールに読取り権限を割り当てます。
「閉じる」をクリックします。
AIX、HP-UXまたはLinux s390上で実行している場合、Java 2 SDK(JSP統合で必要です)は、システムに自動的にインストールされることはなく、配布媒体でも提供されません。内部JSPエンジンをこれらのオペレーティング・システムのいずれかで実行するには、1.5 JDKがサーバーに存在しており、intradoc.cfgファイル内のCLASSPATH値がtools.jarファイルへのパスを含むように変更されている必要があります。たとえば、AIX上のデフォルトの1.5インストールの場合、このファイルは、/usr/java15/lib
に存在している必要があります。
次のオプションのいずれかをクリックします。
「管理サーバー」ページで、「一般構成」をクリックします。
システム・プロパティ・ユーティリティで、「サーバー」タブをクリックします。
JSPプロンプトを有効にします。
管理サーバーの場合、「Java Server Page(JSP)の有効化」をクリックします。
システム・プロパティの場合、「Java Server Page(JSP) の実行」をクリックします。
JSPに対して有効にするセキュリティ・グループを入力します(手順1で作成したセキュリティ・グループを含みます)。
設定を保存し、コンテンツ・サーバーを再起動します。