この章では、フォルダについて説明し、ドキュメントの整理と検索支援のためにOracle WebCenter Contentでフォルダがどのように使用されるか説明します。
この章は次の項で構成されています:
Oracle WebCenter Contentでは、フォルダはドキュメントを整理するために使用されます。フォルダを使用してコンテンツを整理すれば、次のような利点があります。
フォルダ構造を参照してコンテンツをすばやく見つけることができます。
問合せフォルダを作成して、関連したコンテンツを検索条件によって整理できます。
「コンテンツの参照」トレイを展開すると、いくつかのフォルダ・オプションが使用可能になります。これらを表5-1に示します。コントリビューション・フォルダ・オプションが有効になっている場合は、仮想フォルダを作成してコンテンツの整理に役立てることができます。
表5-1 フォルダ・オプション
名前 | 説明 |
---|---|
ライブラリ・フォルダ |
ライブラリ・フォルダは、従来の意味での整理用フォルダではありません。かわりにこれらのフォルダは、システム管理者によってあらかじめ定義されたWebページを参照します。 |
コントリビューション・フォルダ |
コントリビューション・フォルダは、コンテンツを整理する仮想フォルダです。これらのフォルダはデフォルトでは使用できず、システム管理者が有効にする必要があります。 |
問合せフォルダ |
問合せフォルダは、保存された検索とよく似た動作をする仮想フォルダで、フォルダにアクセスするたびにそのフォルダに関連した問合せが開始されます。問合せフォルダのコンテンツは、問合せから返されたコンテンツ・アイテムです。問合せフォルダのコンテンツは、リポジトリのコンテンツの変更に伴って動的に変更される場合があります。 |
セキュリティは、ライブラリとフォルダのレベルで設定することも、ドキュメント・レベルで設定することもできます。セキュリティは、独立して設定されないかぎり、フォルダを含むライブラリから継承されます。
注意: アクセス権限を持っていないライブラリまたはフォルダに含まれるフォルダに対して、権限が設定されている可能性があります。この場合は、参照ではなく検索によってフォルダを見つけることができます。参照の権限がないので、そのフォルダを含んでいるライブラリまたはフォルダを参照することはできません。フォルダが見つかったら、ドキュメントをすばやく見つけるために、そのフォルダにお気に入りのマークを付けるか、アクセス権を持っているフォルダにショートカットを作成することができます。 |