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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Contentの使用
11gリリース1 (11.1.1)
B72428-01
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14 ワークフローの使用

この章では、所属するワークフローに参加し、ワークフローを管理する方法について説明します。

この章では、次の項目について説明します。

14.1 ワークフローについて

ワークフローとは、コンテンツをシステムにリリースする前のレビューおよび承認のために、どのようにルーティングするかを定めたものです。ファイルのレビューが必要になると、レビューするユーザーに通知が電子メールで送信されます。ワークフローのタイプと使用については、第6章を参照してください。

14.2 ワークフローへのファイルの入力

基本ワークフローが開始すると、電子メール・メッセージがコントリビュータに送信され、コントリビュータは、ワークフローの最初のステップとして、指定されたファイルをチェックインする必要があります。

ファイルをチェックインして基本ワークフローを開始するには、次の手順で行います。

  1. 「ワークフロー開始の通知」メッセージを読みます。

  2. ワークフロー・コンテンツ・アイテム・ページで、「ワークフロー・コンテンツのレビュー」リンクをクリックします。

  3. 「アクション」列のコンテキスト・メニューから「チェックアウト」を選択します。

  4. チェックアウトの確認ページで、次のいずれかの方法を使用してシステムにコンテンツ・アイテムをチェックインします。

    • チェックアウトの確認ページがまだ表示されている場合は、「チェックイン」をクリックします。

    • ワークフロー・コンテンツ・アイテム・ページの「アクション」列のコンテキスト・メニューから「チェックイン」を選択します。

    • 「コンテンツ管理」トレイを開き、「アクティブなワークフロー」をクリックし、ワークフローの名前をクリックしてから、ワークフロー・コンテンツ・アイテム・ページの「アクション」列のコンテキスト・メニューから「チェックイン」を選択します。

  5. コンテンツ・チェックイン・フォームに入力します。

    • 「リビジョン編集の終了」チェック・ボックスを選択した場合、そのリビジョンは「編集」ステータスから「WWW生成」ステータスに移行し、ワークフロー内の次のステップに進みます。

    • 「リビジョン編集の終了」チェック・ボックスの選択を解除したままの場合、ファイルはチェックインされますが、「WWW生成」ステータスには移行せず「編集」ステータスのままになります。手順3に戻ってファイルをチェックアウトしてから、もう一度チェックインしてください。


      ヒント:

      チェックイン・プロセスで、ワークフローに含まれているドキュメントの変換に失敗した場合は、そのコンテンツ・アイテムが自動的に「編集」ステータスに設定されます。このような理由から、変換に対して有効であるドキュメントをワークフローに含めるようにしてください。


  6. 「チェックイン」をクリックし、ユーザーの資格証明を入力するよう求められたら入力します。

14.3 ワークフローでのリビジョンのレビュー

ワークフロー内の次のステップがレビュー・ステップのときは、レビューアに電子メール・メッセージが送信されます。適切な数のレビューアがリビジョンを承認すると、コンテンツ・アイテムはワークフロー内の次のステップに進みます。

ワークフロー内のファイルをレビューするには、次の手順で行います。

  1. 「ワークフロー・レビューの通知」メッセージを読みます。

  2. 「ワークフロー・アイテムのレビュー」リンクをクリックします。


    注意:

    レビューア・ステップの場合は、コンテンツ・アイテムを署名して承認承認、または却下することを選択できます。レビューア/コントリビュータ・ステップの場合は、コンテンツ・アイテムをチェックアウト承認または却下することを選択できます。


  3. ワークフロー・レビュー・ページで、次のいずれかを選択します。

    • 「ワークフロー・レビュー」パネルの右側の領域に表示されているファイルをレビューします。

    • 「Web表示可能」リンクをクリックすると、コンテンツのバージョンの1つがブラウザに表示されます。

    • 「ネイティブ・ファイル」リンクをクリックすると、ファイルのコピーを元のフォーマットで保存できます。

    • 「HTMLレンディション」リンクをクリックすると、ファイルがHTMLとしてブラウザに表示されます。

  4. レビューア/コントリビュータの権限を持つユーザーがファイルを編集する場合は、「ワークフロー・レビュー」パネルの「チェックアウト」リンクをクリックしてコンテンツ・アイテムを編集用にチェックアウトします。それ以外の場合は、手順12に進みます。

  5. チェックアウトの確認ページで、元のファイルのコピーを取って編集します。

  6. 次のいずれかの方法を使用して、コンテンツ・アイテムを再びシステムにチェックインします。

    • チェックアウトの確認ページがまだ表示されている場合は、「チェックイン」をクリックします。

    • ワークフロー・コンテンツ・アイテム・ページの「アクション」列のコンテキスト・メニューから「チェックイン」を選択します。

    • 「コンテンツ管理」トレイを開き、「アクティブなワークフロー」をクリックし、ワークフローの名前をクリックしてから、ワークフロー・コンテンツ・アイテム・ページの「アクション」列のコンテキスト・メニューから「チェックイン」を選択します。

  7. チェックアウト・コンテンツ・ページに入力します。

    • 「リビジョンの承認」チェック・ボックスを選択した場合、そのリビジョンは「編集」ステータスから「WWW生成」ステータスに移行し、必要な数のレビューアが承認するとワークフロー内の次のステップに進みます。手順8は不要です。

    • 「リビジョンの承認」チェック・ボックスの選択を解除したままの場合、リビジョンはチェックインされますが、「WWW生成」ステータスには移行せず「レビュー」ステータスのままになります。この場合は、リビジョンの承認または却下が必要です。

  8. 「チェックイン」をクリックします。

  9. リビジョンを却下するには、「ワークフロー・レビュー」パネルの「却下」リンクをクリックします。

  10. コンテンツ・アイテムの却下ページに、コンテンツ・アイテムを却下した理由について説明するメッセージを入力します。却下されたコンテンツ・アイテムは、コントリビューションが許可されているワークフロー・ステップのうち、最も後のものに戻されます。

  11. リビジョンを承認するには、「ワークフロー・レビュー」パネルの「承認」リンクまたは「署名と承認」リンクをクリックします。

  12. ワークフロー・コンテンツ・アイテムの署名ページの「署名と承認」をクリックする場合は、パスワードと追加のメタデータ値を指定して、「署名と承認」をクリックします。

  13. 確認ウィンドウで情報を確認し、「ウィンドウを閉じる」をクリックします。

14.4 却下されたリビジョンの操作

リビジョンが却下されたときは、最後のコントリビューション・ステップに割り当てられているユーザーに電子メール・メッセージが送信されます。

拒否されたファイルを編集するには、次の手順で行います。

  1. 「ワークフロー・コンテンツ・アイテム却下の通知」メッセージを読みます。

  2. 「ワークフロー・コンテンツのレビュー」リンクをクリックします。

  3. ワークフロー・コンテンツ・アイテム・ページで、「アクション」列のコンテキスト・メニューから「チェックアウト」を選択します。

  4. チェックアウトの確認ページで、元のファイルのコピーを取って編集します。

  5. 次のいずれかの方法を使用して、コンテンツ・アイテムを再びシステムにチェックインします。

    • チェックアウトの確認ページがまだ表示されている場合は、「チェックイン」をクリックします。

    • ワークフロー・コンテンツ・アイテム・ページの「アクション」列のコンテキスト・メニューから「チェックイン」を選択します。

    • 「コンテンツ管理」トレイを開き、「アクティブなワークフロー」をクリックし、ワークフローの名前をクリックしてから、ワークフロー・コンテンツ・アイテム・ページの「アクション」列のコンテキスト・メニューから「チェックイン」を選択します。

  6. チェックアウト・コンテンツ・ページに入力します。

    • 「リビジョン編集の終了」チェック・ボックスを選択した場合、そのファイルは「レビュー」ステータスから「WWW生成」ステータスに移行し、ワークフロー内の次のステップに進みます。

    • 「リビジョン編集の終了」チェック・ボックスの選択を解除したままの場合、ファイルはチェックインされますが、「WWW生成」ステータスには移行せず「レビュー」ステータスのままになります。この場合は、ファイルの承認が必要です。

  7. 「チェックイン」をクリックします。

14.5 ワークフロー情報の表示

ワークフロー内のコンテンツ・アイテムに関する情報を表示するには、様々な方法があります。ワークフロー・ページ間のリンクを使用して、次のタスクを実行できます。

14.5.1 アクティブなワークフローの一覧表示

システム内のアクティブ・ワークフローすべてのリストを表示するには、次の手順で行います。

  1. 「コンテンツ管理」トレイを開きます。

  2. 「アクティブなワークフロー」をクリックします。

    アクティブなワークフロー・ページが開きます。

14.5.2 自分のワークフローの一覧表示

ユーザーのアクションが必要なワークフローを一覧表示するには、次の手順を実行します。

  1. 「コンテンツ・サーバー」トレイを開きます。

  2. その後、「ワークフロー割当て」をクリックします。

  3. コンテンツ・アイテムをキュー内のワークフロー・ページから削除するには、「アクション」列のコンテキスト・メニューから「キューからの削除」を選択します。(コンテンツ・アイテムがワークフローから削除されることはありません。)

14.5.3 ワークフロー履歴とワークフロー・ステップに関する情報の表示

ワークフロー履歴とワークフロー・ステップに関する情報を表示するには、次の手順で行います。

  1. ワークフロー・コンテンツ・アイテム・ページまたはキュー内のワークフロー・ページを表示します。

  2. 「アクション」列のコンテキスト・メニューから「ワークフロー情報」を選択します。

    アイテムのワークフロー情報ページが表示されます。

14.5.4 コンテンツ情報の表示

ワークフロー内のリビジョンのコンテンツ情報を表示するには、次の手順を実行します。

  1. 「コンテンツ・サーバー」トレイを開きます。

  2. その後、「ワークフロー割当て」をクリックします。

  3. キュー内のワークフロー・ページで、「アクション」列のコンテキスト・メニューから「コンテンツ情報」を選択します。

    コンテンツ情報ページが開きます。