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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data IntegratorのためのSAP ABAP BWアダプタ・スタート・ガイド
11g リリース1 (11.1.1)
B72793-01
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6 統合インタフェースの作成と実行

この章では、統合インタフェースを作成して実行する方法を説明します。

内容は次のとおりです。

統合インタフェースの作成

ODIソースおよびターゲットのデータ・モデルの作成が完了したので、次に示すSAP BWデータ・ターゲットからデータを抽出するためのODIインタフェースを作成できます。

統合インタフェースを作成するには、次のステップを実行します。

インフォ・キューブの抽出

この項では、インフォ・キューブ0FIAP_C20データ・ターゲットを表すSAP BWソース・モデルからW_VENDR_BAL_DS Oracleターゲット・モデルにデータをロードするための統合インタフェースをODI内に作成する方法を説明します。

インタフェースの作成

インタフェースを作成するには:

  1. デザイナを開きます。

  2. 「プロジェクト」ツリー・ビューで「SAP BW Demo」プロジェクトを開きます。

  3. 「SAP_BW_DataTargets」フォルダを開きます。

  4. 「インタフェース」ノードを選択します。

  5. 右クリックして「インタフェースの挿入」を選択します。

  6. インタフェースの「定義」タブで、インタフェースの名前を「InfoCube_SAP_BW_VendorBal.W_VENDR_BAL_DS」と入力します。

  7. 「ダイアグラム」タブを選択します。

  8. 次に示す情報ウィンドウが表示された場合は、「OK」をクリックします。

    image034.jpgの説明が続きます
    図image034.jpgの説明

インタフェースのダイアグラムは次のように表示されます。

image036.jpgの説明が続きます
図image036.jpgの説明

ソースおよびターゲットのデータストアの定義

ソースおよびターゲットのデータストアを定義するには:

  1. 「モデル」ツリー・ビューで、「Oracle_Target」モデルの「W_VENDR_BAL_DS」データストアを選択します。

  2. このデータストアを「ターゲット・データストア」パネル(「ダイアグラム」タブの右の領域)までドラッグします。これで、このパネルは次のように表示されます。image038.jpgの説明が続きます
    図image038.jpgの説明

  3. 「モデル」ツリー・ビューで、「SAP BW Source」モデルの「0FIAP_C20 Vendor Balances」データストアを選択します。

  4. このデータストアを「ソース」ダイアグラム・パネル(「ダイアグラム」タブの左の領域)までドラッグします。

  5. 「自動マッピングを実行しますか。」というポップアップ・ウィンドウが表示された場合は、「いいえ」をクリックします。

  6. 「ソース」のダイアグラムは次のように表示されます。image039.jpgの説明が続きます
    図image039.jpgの説明

マッピングの作成

ターゲット・データストアのマッピングを作成するには:

  1. ターゲット・データストアの「0COMP_CODE」列を選択します。

  2. 「0FIAP_C20 Vendor Balances」ソース・データ・ターゲットの「IOPK_0FIAP_C201_0COMP_CODE_PK_COMP_CODE」列を「プロパティ」パネルの「実装」フィールドまでドラッグします。

  3. 「実行日」「ソース」に設定されていることを確認してください。マッピングは次のようになります。image041.jpgの説明が続きます
    図image041.jpgの説明

  4. この操作を繰り返して、次に示す単純マッピングを実行します。

    • W_VENDR_BAL_DS.OCREDITOR = 0FIAP_C20.IOPK_0FIAP_C202_0CREDITOR_PK_VENDOR

    • W_VENDR_BAL_DS.ORC ACCOUNT = 0FIAP_C20.IOPK_0FIAP_C202_0RC_ACCOUNT_PK_GL_ACCOUNT

    • W_VENDR_BAL_DS.TOTAL DEBIT POSTING = 0FIAP_C20.KF_0DEBIT

    • W_VENDR_BAL_DS.TOTAL CREDIT POSTING - 0FIAP_C20.KF_0DEBIT

    • W_VENDR_BAL_DS.CUMULATIVE BALANCE - 0FIAP_C20.KF_0BALANCE

インタフェース・フローの定義

インタフェース・フローを定義するには:

  1. 「フロー」タブを選択します。「フロー」のダイアグラムは次のように表示されます。

    image043.jpgの説明が続きます
    図image043.jpgの説明

  2. インフォ・キューブ0FIAP_C20データ・ターゲットが格納されているソース・セット「SS_0 (SAP_BW)」を選択します。このソース・セットが表すソース・データセットは、SAP BWデータ・ターゲットで構成されています。

  3. 「LKMの選択」ボックスで、「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」または「LKM SAP BW to SQL」を選択します。

  4. 「ターゲット/ステージング領域」ボックスを選択します。これは、ターゲットOracleデータベースを表し、このインタフェースのステージング領域としても使用されます。

  5. 「LKMの選択」で、「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」を選択します。

  6. 「IKMの選択」で、「IKM Oracle Incremental Update」を選択します。

  7. IKMのオプションを次のとおりに設定します。

    1. 「FLOW_CONTROL」オプションには「No」を選択します。

    2. その他のオプションはそのままにします。フローは次のようになります。

      image045.jpgの説明が続きます
      図image045.jpgの説明

  8. 「OK」をクリックしてインタフェースを保存して閉じます。

インフォ・オブジェクトの抽出

この項では、インフォ・オブジェクト0CREDITORデータ・ターゲットを表すSAP BWソース・モデルからW_ACCNT_VENDR_DS Oracleターゲット・モデルにデータをロードするための統合インタフェースをODI内に作成する方法を説明します。

インタフェースの作成

  1. デザイナを開きます。

  2. 「プロジェクト」ツリー・ビューで「SAP BW Demo」プロジェクトを開きます。

  3. 「SAP_BW_DataTargets」フォルダを開きます。

  4. 「インタフェース」ノードを選択します。

  5. 右クリックして「インタフェースの挿入」を選択します。

  6. インタフェースの「定義」タブで、インタフェースの名前を「InfoObject_SAP_BW_VendorAcc.W_ACCNT_VENDR_DS」と入力します。

  7. 「ダイアグラム」タブを選択します。

  8. 次に示す情報ウィンドウが表示された場合は、「OK」をクリックします。image034.jpgの説明が続きます
    図image034.jpgの説明

    インタフェースのダイアグラムは次のように表示されます。

    image046.jpgの説明が続きます
    図image046.jpgの説明

ソースおよびターゲットのデータストアの定義

ソースおよびターゲットのデータストアを定義するには:

  1. 「モデル」ツリー・ビューで、「Oracle_Target」モデルの「W_ACCNT_VENDR_DS」データストアを選択します。

  2. このデータストアを「ターゲット・データストア」パネル(「ダイアグラム」タブの右の領域)までドラッグします。これで、このパネルは次のように表示されます。image048.jpgの説明が続きます
    図image048.jpgの説明

  3. 「モデル」ツリー・ビューで、インフォ・オブジェクトのメイン表「0CREDITOR Vendor」データストアを「SAP BW Source」モデルから選択します。

  4. このデータストアを「ソース」ダイアグラム・パネル(「ダイアグラム」タブの左の領域)までドラッグします。

  5. 「自動マッピングを実行しますか。」というポップアップ・ウィンドウが表示された場合は、「いいえ」をクリックします。

  6. 同じ操作を、「SAP BW Source」モデルにあるインフォ・オブジェクト・テキスト表「TXT_0CREDITOR Texts: Char. Vendor」データストアに対して実行します。

    「ソース」のダイアグラムは次のように表示されます。image050.jpgの説明が続きます
    図image050.jpgの説明

インフォ・オブジェクトのメイン表とテキスト表の間の結合の定義

インタフェース内でインフォ・オブジェクトのメイン表とテキスト表のソース・データストア間の結合を作成するには:

  1. 「ソース」ダイアグラムでインフォ・オブジェクトのテキスト表「TXT_0CREDITOR Texts: Char. Vendor」をドラッグしたときに、インフォ・オブジェクトのメイン表データストア「0CREDITOR Vendor」のvendor列とインフォ・オブジェクトのテキスト表「TXT_0CREDITOR Texts: Char. Vendor」Vendor列に、自動的に結合が作成されます。これによって、最初の結合が次に示すように「vendor」キー識別子上に定義されます。

    image052.jpgの説明が続きます
    図image052.jpgの説明

  2. 次に示すように、「プロパティ」パネルで「順序付き結合」を選択し、この結合が「ソース」に対して実行されることを確認します。

    image054.jpgの説明が続きます
    図image054.jpgの説明

  3. メイン表0CREDITORの表番号がテキスト表TXT_0CREDITORの番号よりも小さいことを確認してください。1:n関係では、親表が結合の最初に指定されている必要があります。

  4. 結合タイプを左側外部結合に変更します(0CREDITORのすべての行と、TXT_0CREDITORにある一致する行)。

マッピングの作成

ターゲット・データストアのマッピングを作成するには:

  1. ターゲット・データストアの「0COMP_CODE」列を選択します。

  2. 「0FIAP_C20 Vendor Balances」ソース・データ・ターゲットの「IOPK_0FIAP_C201_0COMP_CODE_PK_COMP_CODE」列を「プロパティ」パネルの「実装」フィールドまでドラッグします。

  3. 「実行日」「ソース」に設定されていることを確認してください。マッピングは次のようになります。

    image056.jpgの説明が続きます
    図image056.jpgの説明

  4. この操作を繰り返して、次に示す単純マッピングを実行します。

    • W_ACCNT_VENDR_DS.PCOMPANY = 0CREDITOR.PCOMPANY

    • W_ACCNT_VENDR_DS.PHONE = 0CREDITOR.PHONE

    • W_ACCNT_VENDR_DS.PLANT = 0CREDITOR.PLANT

    • W_ACCNT_VENDR_DS.STREET = 0CREDITOR.STREET

    • W_ACCNT_VENDR_DS.MED_DESC = TXT_0CREDITOR.TXTMD

インタフェース・フローの定義

インタフェース・フローを定義するには:

  1. 「フロー」タブを選択します。「フロー」のダイアグラムは次のように表示されます。image058.jpgの説明が続きます
    図image058.jpgの説明

  2. インフォ・オブジェクトのメイン表0CREDITORとテキスト表TXT_0CREDITORの両方が格納されているソース・セット「SS_0 (SAP_BW)」を選択します。このソース・セットが表すソース・データセットは、インフォ・オブジェクトのメイン表とテキスト表を結合したSAP BWデータ・ターゲットで構成されています。

  3. 「LKMの選択」ボックスで、「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」または「LKM SAP BW to SQL」を選択します。

  4. 「ターゲット/ステージング領域」ボックスを選択します。これは、ターゲットOracleデータベースを表し、このインタフェースのステージング領域としても使用されます。

  5. 「IKMの選択」で、「IKM Oracle Incremental Update」を選択します。

  6. IKMのオプションを次のとおりに設定します。

    1. 「FLOW_CONTROL」オプションには「No」を選択します。

    2. その他のオプションはそのままにします。フローは次のようになります。image060.jpgの説明が続きます
      図image060.jpgの説明

  7. 「OK」をクリックしてインタフェースを保存して閉じます。

インフォ・オブジェクト階層の抽出

この項では、インフォ・オブジェクト0GL_ACCOUNTデータ・ターゲットの階層データを表すSAP BWソース・モデルからW_GL_ACCOUNT_HIER_DS Oracleターゲット・モデルにデータをロードするための統合インタフェースをODI内に作成する方法を説明します。

インタフェースの作成

  1. デザイナを開きます。

  2. 「プロジェクト」ツリー・ビューで「SAP BW Demo」プロジェクトを開きます。

  3. 「SAP_BW_DataTargets」フォルダを開きます。

  4. 「インタフェース」ノードを選択します。

  5. 右クリックして「インタフェースの挿入」を選択します。

  6. インタフェースの「定義」タブで、インタフェースの名前を「InfoObject_SAP_BW_GlAccount.W_GL_ACCOUNT_HIER_DS」と入力します。

  7. 「ダイアグラム」タブを選択します。

  8. 次に示す情報ウィンドウが表示された場合は、「OK」をクリックします。image034.jpgの説明が続きます
    図image034.jpgの説明

    インタフェースのダイアグラムは次のように表示されます。

    image061.jpgの説明が続きます
    図image061.jpgの説明

ソースおよびターゲットのデータストアの定義

ソースおよびターゲットのデータストアを定義するには:

  1. 「モデル」ツリー・ビューで、「Oracle_Target」モデルの「W_GL_ACCOUNT_DS」データストアを選択します。

  2. このデータストアを「ターゲット・データストア」パネル(「ダイアグラム」タブの右の領域)までドラッグします。これで、このパネルは次のように表示されます。

    image063.jpgの説明が続きます
    図image063.jpgの説明

  3. 「モデル」ツリー・ビューで、「SAP BW Source」モデルにあるインフォ・オブジェクトの階層表「HIER_0GL_ACCOUNT」データストアを選択します。

  4. このデータストアを「ソース」ダイアグラム・パネル(「ダイアグラム」タブの左の領域)までドラッグします。

  5. 「自動マッピングを実行しますか。」というポップアップ・ウィンドウが表示された場合は、「いいえ」をクリックします。

  6. RSHIENMソース列に対するフィルタ条件「HIER_0GL_ACCOUNT.RSHHIENM = 'ACI1'」を追加します。

    ACI1は、0GL_ACCOUNTに対して定義されている階層の名前です。定義済の階層のリストは、階層データストアを開いたときに表示されます。

    image065.jpgの説明が続きます
    図image065.jpgの説明

  7. フィルタ条件を追加した後は、「ソース」ダイアグラムは次のように表示されます。

    image067.gifの説明が続きます
    image067.gifの説明

マッピングの作成

ターゲット・データストアのマッピングを作成するには:

  1. ターゲット・データストアの「HIER_NAME」列を選択します。

  2. 「HIER_0GL_ACCOUNT」ソース・データ・ターゲットの「RSHIENM」列を「プロパティ」パネルの「実装」フィールドまでドラッグします。

  3. 「実行日」「ソース」に設定されていることを確認してください。マッピングは次のようになります。

    image068.jpgの説明が続きます
    図image068.jpgの説明

  4. この操作を繰り返して、次に示す単純マッピングを実行します。

    • W_GL_ACCOUNT_HIER_DS.NODEID = HIER_0GL_ACCOUNT.NODEID

    • W_GL_ACCOUNT_HIER_DS.INFOOBJECT_NAME = HIER_0GL_ACCOUNT.IOBJNM

    • W_GL_ACCOUNT_HIER_DS.NODENAME = HIER_0GL_ACCOUNT.NODENAME

    • W_GL_ACCOUNT_HIER_DS.TLEVEL = HIER_0GL_ACCOUNT.TLEVEL

    • W_GL_ACCOUNT_HIER_DS.PARENTID = HIER_0GL_ACCOUNT.PARENTID

    • W_GL_ACCOUNT_HIER_DS.CHILDID = HIER_0GL_ACCOUNT.CHILDID

    • W_GL_ACCOUNT_HIER_DS.NEXTID = HIER_0GL_ACCOUNT.NEXTID

インタフェース・フローの定義

インタフェース・フローを定義するには:

  1. 「フロー」タブを選択します。「フロー」ダイアグラムは次のように表示されます。

    image070.jpgの説明が続きます
    図image070.jpgの説明

  2. インフォ・オブジェクトのメイン表0CREDITORとテキスト表TXT_0CREDITORの両方が格納されているソース・セット「SS_0 (SAP_BW)」を選択します。このソース・セットが表すソース・データセットは、インフォ・オブジェクトのメイン表とテキスト表を結合したSAP BWデータ・ターゲットで構成されています。

  3. 「LKMの選択」ボックスで、「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」または「LKM SAP BW to SQL」を選択します。

  4. 「ターゲット/ステージング領域」ボックスを選択します。これは、ターゲットOracleデータベースを表し、このインタフェースのステージング領域としても使用されます。

  5. 「IKMの選択」で、「IKM Oracle Incremental Update」を選択します。

  6. IKMのオプションを次のとおりに設定します。

    1. 「FLOW_CONTROL」オプションには「No」を選択します。

    2. その他のオプションはそのままにします。

  7. 「OK」をクリックしてインタフェースを保存して閉じます。

インフォ・オブジェクト間隔階層の抽出

この項では、インフォ・オブジェクト、および間隔階層が格納されているインフォ・オブジェクト階層表からデータを抽出する方法を説明します。データはインフォ・オブジェクト0GL_ACCOUNTとインフォ・オブジェクト階層表HIER_0GL_ACCOUNTから抽出されます。

インタフェースの作成

  1. デザイナを開きます。

  2. 「プロジェクト」ツリー・ビューで「SAP BW Demo」プロジェクトを開きます。

  3. 「SAP_BW_DataTargets」フォルダを開きます。

  4. 「インタフェース」ノードを選択します。

  5. 右クリックして「インタフェースの挿入」を選択します。

  6. インタフェースの「定義」タブで、インタフェースの名前を「InfoObject_InfoObjectHierarchy_join.0GL_ACCOUNT」と入力します。

  7. 「ダイアグラム」タブを選択します。

ソースおよびターゲットのデータストアの定義

ソースおよびターゲットのデータストアを定義するには:

  1. 「モデル」ツリー・ビューで、Oracle_Target Model W_SD_DELIVERY_CUBE_SOLDTO「TARGET_INTERVAL_HIERARCHY」データストアを選択します。

  2. このデータストアを「ターゲット・データストア」パネル(「ダイアグラム」タブの右の領域)までドラッグします。これで、このパネルは次のように表示されます。

    HierachyInfoobject_html_m1671e86c.pngの説明が続きます
    図HierachyInfoobject_html_m1671e86c.pngの説明

  3. 「モデル」ツリー・ビューで、「SAP BW Source」モデルのインフォ・オブジェクト「0GL_ACCOUNT」を選択します。

  4. このデータストアを「ソース」ダイアグラム・パネル(「ダイアグラム」タブの左の領域)までドラッグします。

  5. 「自動マッピングを実行しますか。」というポップアップ・ウィンドウが表示された場合は、「いいえ」をクリックします。

  6. 同じ操作を、「SAP BW Source」モデルにあるインフォ・オブジェクト階層表「HIER_0GL_ACCOUNT」データストアに対して実行します。「ソース」のダイアグラムは次のように表示されます。

    HierachyInfoobject_html_m1544e8c9.pngの説明が続きます
    図HierachyInfoobject_html_m1544e8c9.pngの説明

ソース間の結合の定義(インフォ・オブジェクト・メイン表とインフォ・オブジェクト階層表)

インフォ・オブジェクトとインフォ・オブジェクト階層表の間の結合はODIによって自動的に追加されることがありますが、状況によっては、複数の結合が作成されることがあります。たとえば、同じインフォ・オブジェクトが2回以上、それぞれ異なる特性で参照されているときです。このような不要な結合を削除する必要があります。

ソース側フィルタをRSHIENMとVERSIONに適用します。

HierachyInfoobject_html_m712df372.pngの説明が続きます
図HierachyInfoobject_html_m712df372.pngの説明

HierachyInfoobject_html_m78db267b.pngの説明が続きます
図HierachyInfoobject_html_m78db267b.pngの説明

結合の追加: すべての結合はステージング領域で実行する必要があります。ソースではありません。

結合式は次のようになります。

HierachyInfoobject_html_287a41c0.pngの説明が続きます
図HierachyInfoobject_html_287a41c0.pngの説明

最終的な結合とフィルタのセットアップは、次のようになります。

HierachyInfoobject_html_9cc0776.pngの説明が続きます
図HierachyInfoobject_html_9cc0776.pngの説明

マッピングの作成

ターゲット・データストアのマッピングを作成するには:

  1. 「HIER_0GL_ACCOUNT Delivery service」ソース・データ・ターゲットの「HIER_0GL_ACCOUNT.NODEID」列を「プロパティ」パネルの「実装」フィールドまでドラッグします。

  2. 「実行日」が「ソース」に設定されていることを確認してください。マッピングは次のようになります。

    HierachyInfoobject_html_24993572.pngの説明が続きます
    図HierachyInfoobject_html_24993572.pngの説明

  3. この操作を繰り返して、次に示す単純マッピングを実行します。

    HierachyInfoobject_html_317ab3ac.pngの説明が続きます
    図HierachyInfoobject_html_317ab3ac.pngの説明

インタフェース・フローの定義

インタフェース・フローを定義するには:

  1. 「フロー」タブを選択し、すべてのODIソース・セットで「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」または「LKM SAP BW to SQL」が設定されていることを確認します。「フロー」のダイアグラムは次のように表示されます。

  2. すべてのODIソース・セットで「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」または「LKM SAP BW to SQL」が設定されていることを確認します。

    HierachyInfoobject_html_61501ab6.pngの説明が続きます
    図HierachyInfoobject_html_61501ab6.pngの説明

  3. ODIの「ターゲット/ステージング領域」で、「IKM SQL Control Append」が設定されていることを確認します。

    HierachyInfoobject_html_6da09fb8.pngの説明が続きます
    図HierachyInfoobject_html_6da09fb8.pngの説明

  4. インタフェースを実行します。データがターゲット・データストアに移入されていることを確認します。

ODS/DSOの抽出

この項では、ODS/DSO 0BBP_POデータ・ターゲットを表すSAP BWソース・モデルからW_PURCH_DS Oracleターゲット・モデルにデータをロードするための統合インタフェースをODI内に作成する方法を説明します。

インタフェースの作成

  1. デザイナを開きます。

  2. 「プロジェクト」ツリー・ビューで「SAP BW Demo」プロジェクトを開きます。

  3. 「SAP_BW_DataTargets」フォルダを開きます。

  4. 「インタフェース」ノードを選択します。

  5. 右クリックして「インタフェースの挿入」を選択します。

  6. インタフェースの「定義」タブで、インタフェースの名前を「ODS_SAP_BW_PurchOrdl.W_PURCH_DS」と入力します。

  7. 「ダイアグラム」タブを選択します。

  8. 次に示す情報ウィンドウが表示された場合は、「OK」をクリックします。

    image034.jpgの説明が続きます
    図image034.jpgの説明

    インタフェースのダイアグラムは次のように表示されます。

    image071.jpgの説明が続きます
    図image071.jpgの説明

ソースおよびターゲットのデータストアの定義

ソースおよびターゲットのデータストアを定義するには:

  1. 「モデル」ツリー・ビューで、「Oracle_Target」モデルの「W_PURCH_DS」データストアを選択します。

  2. このデータストアを「ターゲット・データストア」パネル(「ダイアグラム」タブの右の領域)までドラッグします。これで、このパネルは次のように表示されます。image073.jpgの説明が続きます
    図image073.jpgの説明

  3. 「モデル」ツリー・ビューで、「SAP BW Source」モデルの「0BBP_PO Purchase Order - Single Documents」データストアを選択します。

  4. このデータストアを「ソース」ダイアグラム・パネル(「ダイアグラム」タブの左の領域)までドラッグします。

  5. 「自動マッピングを実行しますか。」というポップアップ・ウィンドウが表示された場合は、「いいえ」をクリックします。

  6. 「ソース」のダイアグラムは次のように表示されます。

    image075.jpgの説明が続きます
    図image075.jpgの説明

マッピングの作成

ターゲット・データストアのマッピングを作成するには:

  1. ターゲット・データストアの「PO_GUIDE」列を選択します。

  2. 「0BBP_PO Purchase Order - Single Documents」ソース・データ・ターゲットの「BBP_POGUID」列を「プロパティ」パネルの「実装」フィールドまでドラッグします。

  3. 「実行日」「ソース」に設定されていることを確認してください。マッピングは次のようになります。image077.jpgの説明が続きます
    図image077.jpgの説明

  4. この操作を繰り返して、次に示す単純マッピングを実行します。

    • W_PURCH_DS.ORDER_ITEM_GUID = 0BBP_PO.BBP_POITGU

    • W_PURCH_DS.ACC_ASS_GUID = 0BBP_PO.BBP_ACGUID

    • W_PURCH_DS.GUIDE_CONTRCT = 0BBP_PO.BBP_CTGUID

    • W_PURCH_DS.ORDER_QUANT = 0BBP_PO.BBP_ASPQOU

    • W_PURCH_DS.NET_PRICE = 0BBP_PO.BBP_NETPRC

    • W_PURCH_DS.PRICE_UNIT = 0BBP_PO.BBP_PRCUNT

    • W_PURCH_DS.NO_OF_PURCH_ODR = 0BBP_PO.BBP_POCT

インタフェース・フローの定義

インタフェース・フローを定義するには:

  1. 「フロー」タブを選択します。「フロー」のダイアグラムは次のように表示されます。image079.jpgの説明が続きます
    図image079.jpgの説明

  2. ODS/DSO 0BBP_POデータ・ターゲットが格納されているソース・セット「SS_0 (SAP_BW)」を選択します。このソース・セットが表すソース・データセットは、SAP BWデータ・ターゲットで構成されています。

  3. 「LKMの選択」ボックスで、「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」または「LKM SAP BW to SQL」を選択します。

  4. 「ターゲット/ステージング領域」ボックスを選択します。これは、ターゲットOracleデータベースを表し、このインタフェースのステージング領域としても使用されます。

  5. 「IKMの選択」で、「IKM Oracle Incremental Update」を選択します。

  6. IKMのオプションを次のとおりに設定します。

    1. 「FLOW_CONTROL」オプションには「No」を選択します。

    2. その他のオプションはそのままにします。フローは次のようになります。

      image081.jpgの説明が続きます
      図image081.jpgの説明

  7. 「OK」をクリックしてインタフェースを保存して閉じます。

インフォ・キューブおよび関連インフォ・オブジェクトの抽出

この項では、インフォ・キューブ0FIAP_C20とインフォ・オブジェクト0CREDITORのデータ・ターゲット結合を表すSAP BWソース・モデルからW_VENDER_CUBE_OBJ_DS Oracleターゲット・モデルにデータをロードするための統合インタフェースをODI内に作成する方法を説明します。

インタフェースの作成

  1. デザイナを開きます。

  2. 「プロジェクト」ツリー・ビューで「SAP BW Demo」プロジェクトを開きます。

  3. 「SAP_BW_DataTargets」フォルダを開きます。

  4. 「インタフェース」ノードを選択します。

  5. 右クリックして「インタフェースの挿入」を選択します。

  6. インタフェースの「定義」タブで、インタフェースの名前を「InfoCube_InfoObject_join.W_VENDER_CUBE_OBJ_DS」と入力します。

  7. 「ダイアグラム」タブを選択します。

  8. 次に示す情報ウィンドウが表示された場合は、「OK」をクリックします。

    image034.jpgの説明が続きます
    図image034.jpgの説明

    インタフェースのダイアグラムは次のように表示されます。

    image082.jpgの説明が続きます
    図image082.jpgの説明

ソースおよびターゲットのデータストアの定義

ソースおよびターゲットのデータストアを定義するには:

  1. 「モデル」ツリー・ビューで、「Oracle_Target」モデルの「W_VENDER_CUBE_OBJ_DS」データストアを選択します。

  2. このデータストアを「ターゲット・データストア」パネル(「ダイアグラム」タブの右の領域)までドラッグします。これで、このパネルは次のように表示されます。

    image084.jpgの説明が続きます
    図image084.jpgの説明

  3. 「モデル」ツリー・ビューで、「SAP BW Source」モデルのインフォ・キューブ「0FIAP_C20 Vendor Balances」データストアを選択します。

  4. このデータストアを「ソース」ダイアグラム・パネル(「ダイアグラム」タブの左の領域)までドラッグします。

  5. 「自動マッピングを実行しますか。」というポップアップ・ウィンドウが表示された場合は、「いいえ」をクリックします。

  6. 同じ操作を、「SAP BW Source」モデルにあるインフォ・オブジェクトのメイン表「0CREDITOR Vendor」とテキスト表「TXT_0CREDITOR Texts: Char. Vendor」データストアに対して実行します。

「ソース」のダイアグラムは次のように表示されます。

image086.jpgの説明が続きます
図image086.jpgの説明

ソース間の結合の定義(インフォ・キューブとインフォ・オブジェクト)

同じインタフェースのソース・データストア間に結合を作成するには:

  1. 「ソース」のダイアグラムで、インフォ・キューブ「0FIAP_C20 Vendor Balances」データストアの「IOPK_0FIAP_C202_0CREDITOR_PK_VENDOR」列をインフォ・オブジェクトのメイン表「0CREDITOR Vendor」「VENDOR」列までドラッグします。これによって、最初の結合が次に示すように「Vendor」キー識別子上に定義されます。

    image088.jpgの説明が続きます
    図image088.jpgの説明

  2. 「プロパティ」パネルに、「0FIAP_C20.IOPK_0FIAP_C202_0CREDITOR_PK_VENDOR=0CREDITOR.VENDOR」という結合句が表示されます。

  3. 次に示すように、「プロパティ」パネルで「順序付き結合」を選択し、この結合が「ソース」に対して実行されることを確認します。

    image090.jpgの説明が続きます
    図image090.jpgの説明

  4. 0FIAP_C20の表番号が0CREDITORの番号よりも小さいことを確認します。1:n関係では、親データ・ターゲットが結合の最初に指定されている必要があります。

  5. 0FIAP_C200CREDITORとの結合を左側外部結合に変更します(0FIAP_C20のすべての行と、0CREDITORにある一致する行)。

  6. 0CREDITORTXT_0CREDITORとの結合を左側外部結合に変更します(0CREDITORのすべての行と、TXT_0CREDITORにある一致する行)。

マッピングの作成

ターゲット・データストアのマッピングを作成するには:

  1. ターゲット・データストアの「COMP_CODE」列を選択します。

  2. 「0FIAP_C20 Vendor Balances」ソース・データ・ターゲットの「IOPK_0FIAP_C201_0COMP_CODE_PK_COMP_CODE」列を「プロパティ」パネルの「実装」フィールドまでドラッグします。

  3. 「実行日」「ソース」に設定されていることを確認してください。マッピングは次のようになります。

    image091.jpgの説明が続きます
    図image091.jpgの説明

  4. この操作を繰り返して、次に示す単純マッピングを実行します。

    • W_VENDER_CUBE_OBJ_DS.VENDOR = 0FIAP_C20.IOPK_0FIAP_C202_0CREDITOR_PK_VENDOR

    • W_VENDER_CUBE_OBJ_DS.GL_ACCOUNT = 0FIAP_C20.IOPK_0FIAP_C202_0RC_ACCOUNT_PK_GL_ACCOUNT

    • W_VENDER_CUBE_OBJ_DS.SALES_FOR_PERIOD = 0FIAP_C20.KF_0SALES

    • W_VENDER_CUBE_OBJ_DS.CUM_BALANCE = 0FIAP_C20.KF_0BALANCE

    • W_VENDER_CUBE_OBJ_DS.PLANT = 0CREDITOR.PLANT

    • W_VENDER_CUBE_OBJ_DS.MEDIUM_DESC = TXT_0CREDITOR.TXTMD

インタフェース・フローの定義

インタフェース・フローを定義するには:

  1. 「フロー」タブを選択します。「フロー」のダイアグラムは次のように表示されます。

    image093.jpgの説明が続きます
    図image093.jpgの説明

  2. インフォ・キューブとインフォ・オブジェクトの両方の表が格納されているソース・セット「SS_0 (SAP_BW)」を選択します。このソース・セットが表すソース・データセットは、結合された2つのSAP BWデータ・ターゲットで構成されています。

  3. 「LKMの選択」ボックスで、「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」または「LKM SAP BW to SQL」を選択します。

  4. 「ターゲット/ステージング領域」ボックスを選択します。これは、ターゲットOracleデータベースを表し、このインタフェースのステージング領域としても使用されます。

  5. 「IKMの選択」で、「IKM Oracle Incremental Update」を選択します。

  6. IKMのオプションを次のとおりに設定します。

    1. 「FLOW_CONTROL」オプションには「No」を選択します。

    2. その他のオプションはそのままにします。フローは次のようになります。

      image095.jpgの説明が続きます
      図image095.jpgの説明

  7. 「OK」をクリックしてインタフェースを保存して閉じます。

インフォ・キューブの抽出(ナビゲーション属性あり)

この項では、SAPインフォ・キューブおよびそのナビゲーション属性からデータをロードするための統合インタフェースをODI内に作成する方法を説明します。データは、インフォ・キューブ0SD_C04とインフォ・オブジェクト0SOLD_TOから抽出されます。

インタフェースの作成

  1. デザイナを開きます。

  2. 「プロジェクト」ツリー・ビューで「SAP BW Demo」プロジェクトを開きます。

  3. 「SAP_BW_DataTargets」フォルダを開きます。

  4. 「インタフェース」ノードを選択します。

  5. 右クリックして「インタフェースの挿入」を選択します。

  6. インタフェースの「定義」タブで、インタフェースの名前を「InfoCube_InfoObject_Nav_join.0SD_C04」と入力します。

  7. 「ダイアグラム」タブを選択します。

ソースおよびターゲットのデータストアの定義

ソースおよびターゲットのデータストアを定義するには:

  1. 「モデル」ツリー・ビューで、Oracleターゲット・モデル「W_SD_DELIVERY_CUBE_SOLDTO」「0SD_C04」データストアを選択します。

  2. このデータストアを「ターゲット・データストア」パネル(「ダイアグラム」タブの右の領域)までドラッグします。次に示すパネルが表示されます。

    image097.jpgの説明が続きます
    図image097.jpgの説明

  3. 「モデル」ツリー・ビューで、「SAP BW Source」モデルのインフォ・キューブ「0SD_C04 Delivery service」データストアを選択します。

  4. このデータストアを「ソース」ダイアグラム・パネル(「ダイアグラム」タブの左の領域)までドラッグします。

  5. 「自動マッピングを実行しますか。」というポップアップ・ウィンドウが表示された場合は、「いいえ」をクリックします。

  6. 同じ操作を、「SAP BW Source」モデルにあるインフォ・オブジェクト・メイン表「0SOLD_TO Customer」データストアに対して実行します。

    「ソース」のダイアグラムは次のように表示されます。

    image099.jpgの説明が続きます
    図image099.jpgの説明

ソース間の結合の定義(インフォ・キューブとインフォ・オブジェクト)

インフォ・キューブとインフォ・オブジェクトの間の結合はODIによって自動的に追加されますが、状況によっては、複数の結合が作成されることがあります。たとえば、同じインフォ・オブジェクトが2回以上、それぞれ異なる特性で参照されているときです。このような不要な結合を削除する必要があります。

結合式を使用した最終的な結合セットアップは次のようになります。

image101.jpgの説明が続きます
図image101.jpgの説明

ナビゲーション属性を取り出すためのインフォ・オブジェクト結合はすべて、ステージング領域で実行する必要があります。ソースではありません。

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図image103.jpgの説明

マッピングの作成

ターゲット・データストアのマッピングを作成するには:

  1. 「0SD_C041 Delivery service」ソース・データ・ターゲットの「0SD_C04.IOPK_0SD_C041_0SOLD_TO_PK_CUSTOMER」列を「プロパティ」パネルの「実装」フィールドまでドラッグします。

  2. 「実行日」が「ソース」に設定されていることを確認してください。マッピングは次のようになります。

    image105.jpgの説明が続きます
    図image105.jpgの説明

  3. この操作を繰り返して、次に示す単純マッピングを実行します。

    image107.jpgの説明が続きます
    図image107.jpgの説明

インタフェース・フローの定義

インタフェース・フローを定義するには:

  1. 「フロー」タブを選択し、すべてのODIソース・セットで「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」が設定されていることを確認します。「フロー」のダイアグラムは次のように表示されます。

    image109.jpgの説明が続きます
    図image109.jpgの説明

  2. すべてのODIソース・セットで「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」または「LKM SAP BW to SQL」が設定されていることを確認します。


    注意:

    このインタフェースによって、いくつかのSAP ABAP抽出プログラムが生成されます。インフォ・キューブから表示属性とキー数値を取り出すものが1つと、ナビゲーション属性が格納されているインフォ・オブジェクトごとに1つです。


  3. ODIの「ターゲット/ステージング領域」で、「IKM SQL Control Append」が設定されていることを確認します。

    image111.jpgの説明が続きます
    図image111.jpgの説明

  4. インタフェースを実行します。インフォ・キューブとナビゲーション属性がターゲット・データストアに移入されていることを確認します。

オープン・ハブの抽出

この項では、オープン・ハブ宛先「ZOHD_SALE (/BIC/OHZOHD_SALE)」を表すSAP BWソース・モデルからW_OPENHUB_SALES_DS Oracleターゲット・モデルにデータをロードするための統合インタフェースをODI内に作成する方法を説明します。

インタフェースの作成

  1. デザイナを開きます。

  2. 「プロジェクト」ツリー・ビューで「SAP BW Demo」プロジェクトを開きます。

  3. 「SAP_BW_DataTargets」フォルダを開きます。

  4. 「インタフェース」ノードを選択します。

  5. 右クリックして「インタフェースの挿入」を選択します。

  6. インタフェースの「定義」タブで、インタフェースの名前を「OpenHub_Sales.W_OPENHUB_SALES_DS」と入力します。

  7. 「ダイアグラム」タブを選択します。

  8. 次に示す情報ウィンドウが表示された場合は、「OK」をクリックします。

    image034.jpgの説明が続きます
    図image034.jpgの説明

    インタフェースのダイアグラムは次のように表示されます。

    image112.jpgの説明が続きます
    図image112.jpgの説明

ソースおよびターゲットのデータストアの定義

ソースおよびターゲットのデータストアを定義するには:

  1. 「モデル」ツリー・ビューで、「Oracle_Target」モデルの「W_OPENHUB_SALES_DS」データストアを選択します。

  2. このデータストアを「ターゲット・データストア」パネル(「ダイアグラム」タブの右の領域)までドラッグします。これで、このパネルは次のように表示されます。

    image114.jpgの説明が続きます
    図image114.jpgの説明

  3. 「モデル」ツリー・ビューで、「SAP BW Source」モデルの「ZOHD_SALE」データストアを選択します。

  4. このデータストアを「ソース」ダイアグラム・パネル(「ダイアグラム」タブの左の領域)までドラッグします。

  5. 「自動マッピングを実行しますか。」というポップアップ・ウィンドウが表示された場合は、「いいえ」をクリックします。

  6. 「ソース」のダイアグラムは次のように表示されます。

    image116.jpgの説明が続きます
    図image116.jpgの説明

マッピングの作成

ターゲット・データストアのマッピングを作成するには:

  1. ターゲット・データストアの「OHREQUID」列を選択します。

  2. 「ZOHD_SALE」ソース・データ・ターゲットの「OHREQUID」列を「プロパティ」パネルの「実装」フィールドまでドラッグします。

  3. 「実行日」「ソース」に設定されていることを確認してください。マッピングは次のようになります。

    image118.jpgの説明が続きます
    図image118.jpgの説明

  4. この操作を繰り返して、次に示す単純マッピングを実行します。

    • W_OPENHUB_SALES_DS.DATA_PACKAGE = ZOHD_SALE.DATAPAKID

    • W_OPENHUB_SALES_DS.DATA_RECORD = ZOHD_SALE.RECORD

    • W_OPENHUB_SALES_DS.CUSTOMER = ZOHD_SALE.D_CUSTOMER

    • W_OPENHUB_SALES_DS.MATERIAL = ZOHD_SALE.D_MATERIAL

    • W_OPENHUB_SALES_DS.MATERIAL_PRICE = ZOHD_SALE.PRICE_MAT

    • W_OPENHUB_SALES_DS.CURRENCY = ZOHD_SALE.CURRENCY

    • W_OPENHUB_SALES_DS.QUANTITY = ZOHD_SALE./BIC/ZQTY

    • W_OPENHUB_SALES_DS.TOTAL_REVENUE = ZOHD_SALE./BIC/ZREV

インタフェース・フローの定義

インタフェース・フローを定義するには:

  1. 「フロー」タブを選択します。「フロー」のダイアグラムは次のように表示されます。

    image120.jpgの説明が続きます
    図image120.jpgの説明

  2. オープン・ハブ宛先表「ZOHD_SALE」が格納されているソース・セット「SS_0 (SAP_BW)」を選択します。このソース・セットが表すソース・データセットは、SAP BWオープン・ハブ表で構成されています。

  3. 「LKMの選択」ボックスで、「LKM SAP BW to Oracle (SQLLDR)」または「LKM SAP BW to SQL」を選択します。

  4. 「ターゲット/ステージング領域」ボックスを選択します。これは、ターゲットOracleデータベースを表し、このインタフェースのステージング領域としても使用されます。

  5. 「IKMの選択」で、「IKM Oracle Incremental Update」を選択します。

  6. IKMのオプションを次のとおりに設定します。

    1. 「FLOW_CONTROL」オプションには「No」を選択します。

    2. その他のオプションはそのままにします。フローは次のようになります。

      image122.jpgの説明が続きます
      図image122.jpgの説明

  7. 「OK」をクリックしてインタフェースを保存して閉じます。

統合インタフェースの実行

この項の内容は、次のとおりです。

インタフェースの実行

統合インタフェースを実行するには:

  1. 「プロジェクト」ツリー・ビューで「SAP Demo」プロジェクトを開きます。

  2. 「SAP_BW_DataTargets」フォルダを開きます。

  3. 「インタフェース」ノードを開きます。

  4. 「InfoCube_SAP_BW_VendorBal.W_VENDR_BAL_DS」インタフェースを選択します。

  5. 右クリックして「実行」を選択します。

  6. 表示された「実行」ウィンドウの「OK」をクリックします。

  7. 「セッションを開始しました」ウィンドウの「OK」をクリックします。

インタフェースを実行したときに行われる処理

最初に、Oracle Data IntegratorによってABAPプログラムが作成されます。このプログラムは、次の処理を実行します。

  1. SAP BWシステムでのデータ抽出を実行します。この例では、抽出はインフォ・キューブ・ソース・データ・ターゲットに対して実行され、結果セットが抽出ファイルとして返されます。

  2. 抽出ファイルをFTPデータ・サーバーにアップロードします。このFTPホストは、File Server for SAP ABAPという名前のファイル論理スキーマで指定されます。この論理スキーマは物理スキーマにマッピングされ、したがって指定のコンテキスト内のデータ・サーバーにマッピングされます。このデータ・サーバーには、そのFTPホストの接続情報が格納されています。

このABAPコードがOdiSapAbapExecuteツールを使用してアップロードされます。ABAPプログラムは、SAP_FUNCTION_GROUP_NAME LKMオプションで指定されたSAP機能グループにプッシュされます。このフェーズを省略するには、UPLOAD_ABAP_CODE LKMオプションを「No」に設定します。

このABAPコードは、OdiSapAbapExecuteツールでも実行されます。ABAPコードの実行が終了すると、抽出ファイルがFTPホスト内に作成されます。

Oracle Data Integratorエージェントは、この抽出ファイルをFTPホストからダウンロードすることも、直接アクセスすることもできます(IKMオプションで指定されたFTP_TRANSFER_METHODによって決まります)。

最後に、エージェントが抽出ファイルにアクセスしたときに、エージェントはSQL*LoaderまたはJDBC接続を使用してこのファイルをOracle/非Oracleステージング領域にロードします。統合プロセスの残りの部分は、Oracle/非Oracleエンジン内で実行されます。

インタフェース実行の確認

インタフェースの実行を確認するには:

  1. オペレータに接続します。

  2. オペレータで、「セッション・リスト」ツリー・ビューを選択します。

  3. このツリー・ビューの「すべての実行」ノードを開きます。

  4. 次に示すように、最後のセッションがこのリストの先頭に表示されます。

    image124.jpgの説明が続きます
    図image124.jpgの説明

  5. 「InfoCube_SAP_BW_VendorBal.W_VENDR_BAL_DS」ノードをダブルクリックすると、セッションの詳細と、処理された行の数が表示されます。

結果データの確認

結果データを確認するには:

  1. デザイナの「モデル」ビューで、「Oracle Target」モデルを開きます。

  2. 「W_VENDR_BAL_DS」データストアを選択し、右クリックして「データ」を選択すると、ターゲットのOracle表に統合されたデータが表示されます。

  3. 同じステップを、他のインタフェースに対して実行します。

    • InfoObject_SAP_BW_VendorAcc.W_ACCNT_VENDR_DS

    • ODS_SAP_BW_PurchOrdl.W_PURCH_DS

    • InfoCube_InfoObject_join.W_VENDER_CUBE_OBJ_DS

    • OpenHub_Sales.W_OPENHUB_SALES_DS