Oracle® Fusion Middleware WebGate for Oracle Access Managerのインストール 11gリリース1 (11.1.1.7.0) E48211-01 |
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この章では、Oracle HTTP Server 11g WebGate for Oracle Access Managerをインストールおよび構成する方法を説明します。WebGateの紹介およびWebGateのインストールの概要については、第1章を参照してください。
この章は、次の項で構成されています。
注意: Oracle HTTP Server 11g WebGate for Oracle Access Managerは、Oracle Identity and Access Managementコンポーネント間の統合を設定する必要があるOracle Identity and Access Management環境での使用が前提となっていません。 |
この項では次のトピックについて説明します:
Oracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成に関するドキュメントには、サポートされているインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDK、Oracle Identity and Access Management 11g Release 1 (11.1.1)に関連するサード・パーティ製品などの、Oracle Fusion Middlewareの動作保証情報が記載されています。
『Oracle Fusion Middleware Supported System Configurations』ドキュメントにアクセスするには、Oracle Technology Network (OTN) Webサイトで検索してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
インストーラは、次の場所にあるOracle Technology Network (OTN)からダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technology/software/products/middleware/htdocs/fmw_11_download.html
もしくは、最新のOracle Fusion Middleware 11gソフトウェアを次のWebサイトからダウンロードできます。
http://edelivery.oracle.com/
Oracle HTTP Server 11g (11.1.1.7.0)のインストールおよび構成については、『Oracle Fusion Middleware Oracle Web Tierインストレーション・ガイド』を参照してください。
注意: Oracle HTTP Serverをインストールおよび構成すると、Oracle HTTP Serverの作業インスタンスがインスタンス・ホームに構成されます。 |
Oracle Access Manager (OAM)のインストールについては、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイド』のOracle Identity and Access Management (11.1.1.7.0)のインストールおよび構成に関する項を参照してください。
新規または既存のWebLogic管理ドメインでのOracle Access Managerの構成については、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity and Access Managementインストレーション・ガイド』のOracle Access Managerの構成に関する項を参照してください。
さらに、Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager管理者ガイドのOAM 11gサーバーとWebGate間の通信の保護に関する項を参照してください。
Windows 2003またはWindows 2008 64ビット・オペレーティング・システムを使用している場合、Oracle HTTP Server 11g WebGate for Oracle Access ManagerをホストしているマシンにMicrosoft Visual C++ 2005ライブラリをインストールする必要があります。
これらのライブラリはMicrosoft Visual C++ 2005 SP1 Redistributable Package (x64)に含まれています。次のWebサイトからダウンロードできます。
さらに、Microsoft Visual C++ 2005 Service Pack 1 Redistributable Package MFC Security Updateをインストールします。これは、次のWebサイトからダウンロードできます。
この項では次のトピックについて説明します:
Oracle HTTP Server 11.1.1.7.0 WebGateソフトウェアの入手については、Oracle Fusion Middlewareのダウンロード、インストールおよび構成のReadMeを参照してください。
Oracle HTTP Server 11g WebGate for Oracle Access ManagerのインストーラはWebGate.zip
ファイルに含まれています。
インストール・ウィザードを起動するには、次の手順を実行します。
UNIXの場合
WebGate.zip
ファイルの内容をディレクトリに展開します。デフォルトでは、このディレクトリにはWebGate
という名前が付けられています。
WebGate
フォルダの下のDisk1
ディレクトリに移動します。
次のコマンドを実行します。
full_path_to_the_runInstaller_directory
./runInstaller -jreLoc
WebTier_Home
/jdk
Windowsの場合
WebGate.zip
ファイルの内容をディレクトリに展開します。デフォルトでは、このディレクトリにはWebGate
という名前が付けられています。
WebGate
フォルダの下のDisk1
ディレクトリに移動します。
次のコマンドを実行します。
full_path_to_the_setup.exe_directory
setup.exe -jreLoc
WebTier_Home
\jdk
注意: Oracle HTTP Serverをインストールすると、
|
インストーラが起動したら、「ようこそ」画面が表示されます。「Oracle HTTP Server 11g WebGateのインストール・フローおよび手順」でOracle HTTP Server 11g WebGate for Oracle Access Managerのインストールについて参照し、インストールを続行します。
Oracle HTTP Server 11g WebGate for Oracle Access Managerをインストールするには、表2-1の手順に従ってください。
インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプを参照してください。
表2-1 インストール・フロー
番号 | 画面 | 説明と必要なアクション |
---|---|---|
1 |
「ようこそ」画面 |
「次へ」をクリックして続行します。 |
2 |
「前提条件のチェック」画面 |
「次へ」をクリックして続行します。 |
3 |
「インストール場所の指定」画面 |
MiddlewareホームおよびOracleホームの場所を指定します。 ミドルウェア・ホームには、Oracle Web TierのOracleホームが含まれている必要があります。Oracle WebLogic ServerはOracle HTTP Server WebGateをインストールするための前提条件ではありません。ただし、Oracle Web TierのコンポーネントであるOracle HTTP Serverは、ミドルウェア・ホームのディレクトリ構造のみを必要とします。 これらのディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のOracle Fusion Middlewareの概念とディレクトリ構造の理解に関する項を参照してください。 「次へ」をクリックして続行します。 |
4 |
「インストール・サマリー」画面 |
この画面の情報を確認します。 「インストール」をクリックしてインストールを開始します。 |
5 |
「インストールの進行状況」画面 |
UNIXシステムにインストールする場合、 「次へ」をクリックして続行します。 |
6 |
「インストール完了」画面 |
「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
Oracle HTTP Server 11g WebGate for Oracle Access Managerをインストールした後、次の手順を実行する必要があります。
UNIXの場合
次のコマンドを実行して、WebGate_Home
/WebGate/ohs/tools/deployWebGate
ディレクトリに移動します。
cd
WebGate_Home
/WebGate/ohs/tools/deployWebGate
次のコマンドを実行し、エージェントの必要な部分をWebGate_Home
ディレクトリからWebGate_Instance
の場所にコピーします。
./deployWebGateInstance.sh -w
WebGate_Instance_Directory
-oh
WebGate_Oracle_Home
各項目の意味は次のとおりです。
WebGate_Oracle_Home
は、Oracle HTTP Server Webgateをインストールし、WebGateのOracleホームとして作成したディレクトリです。
例:
MW_HOME
/Oracle_OAMWebGate1
WebGate_Instance_Directory
は、WebGateインスタンス・ホームの場所で、Oracle HTTP Serverのインスタンス・ホームと同じです。
例:
MW_HOME
/Oracle_WT1/instances/instance1/config/OHS/ohs1
注意: Oracle HTTP Serverのインスタンス・ホームはOracle HTTP Serverの構成後に作成されます。この構成は、Oracle HTTP Server 11.1.1.2.0のインストール後、またはOracle HTTP Server 11.1.1.5.0のパッチ適用後に実行します。 |
次のコマンドを実行し、LD_LIBRARY_PATH
変数にOracle_Home_for_Oracle_HTTP_Server
/lib
が含まれるようにします。
export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:
Oracle_Home_for_Oracle_HTTP_Server
/lib
現在の作業ディレクトリから1つ上のディレクトリに移動します。
WebGate_Home
/WebGate/ohs/tools/setup/InstallTools
コマンドラインで次のコマンドを実行して、WebGate_Home
ディレクトリからWebgateインスタンスの場所にapache_WebGate.template
をコピーし(名前がWebGate.conf
に変更されます)、httpd.conf
ファイルを更新してWebGate.conf
の名前が含まれる1つの行を追加します。
./EditHttpConf -w
WebGate_Instance_Directory
[-oh
WebGate_Oracle_Home
] [-o
output_file
]
注意:
|
各項目の意味は次のとおりです。
WebGate_Oracle_Home
は、Oracle HTTP Server WebGate for Oracle Access Managerをインストールし、WebGateのOracleホームとして作成したディレクトリです。
例:
MW_HOME
/Oracle_OAMWebGate1
WebGate_Instance_Directory
は、WebGateインスタンス・ホームの場所で、Oracle HTTP Serverのインスタンス・ホームと同じです。
例:
MW_HOME
/Oracle_WT1/instances/instance1/config/OHS/ohs1
output_file
は、ツールによって使用される一時出力ファイルの名前です。
例:
Edithttpconf.log
Windowsの場合
WebGateのOracleホームの下にある次のディレクトリに移動します。
WebGate_Home
\WebGate\ohs\tools\deployWebGate
次のコマンドを実行し、エージェントの必要な部分をWebGate_Home
ディレクトリからWebGate_Instance
の場所にコピーします。
deployWebGateInstance.bat -w
WebGate_Instance_Directory
-oh
WebGate_Oracle_Home
各項目の意味は次のとおりです。
WebGate_Oracle_Home
は、Oracle HTTP Server WebGate for Oracle Access Managerをインストールし、WebGateのOracleホームとして作成したディレクトリです。
例:
MW_HOME
\Oracle_OAMWebGate1
WebGate_Instance_Directory
は、WebGateインスタンス・ホームの場所で、Oracle HTTP Serverのインスタンス・ホームと同じです。
例:
MW_HOME
\Oracle_WT1\instances\instance1\config\OHS\ohs1
注意: Oracle HTTP Serverのインスタンス・ホームはOracle HTTP Serverの構成後に作成されます。この構成は、Oracle HTTP Server 11.1.1.2.0のインストール後、またはOracle HTTP Server 11.1.1.7.0のパッチ適用後に実行します。 |
次のコマンドを実行し、LD_LIBRARY_PATH
変数にOracle_Home_for_Oracle_HTTP_Server
/lib
が含まれるようにします。
WebGate_Installation_Directory
\WebGate\ohs\lib
の場所およびOracle_Home_for_Oracle_HTTP_Server
\bin
の場所をPATH
環境変数で設定します。PATH
環境変数のエントリの一番最後にセミコロン(;)を追加し、その後このパスを追加します。
現在の作業ディレクトリから1つ上のディレクトリに移動します。
WebGate_Home
\WebGate\ohs\tools\EditHttpConf
次のコマンドを実行して、WebGate_Home
ディレクトリからWebgateインスタンスの場所にapache_WebGate.template
をコピーし(名前がWebGate.conf
に変更されます)、httpd.conf
ファイルを更新してWebGate.conf
の名前が含まれる1つの行を追加します。
EditHttpConf.exe -w
WebGate_Instance_Directory
[-oh
WebGate_Oracle_Home
] [-o
output_file
]
注意:
|
各項目の意味は次のとおりです。
WebGate_Oracle_Home
は、Oracle HTTP Server WebGate for Oracle Access Managerをインストールし、WebGateのOracleホームとして作成したディレクトリです。
例:
MW_HOME
\Oracle_OAMWebGate1
WebGate_Instance_Directory
は、WebGateインスタンス・ホームの場所で、Oracle HTTP Serverのインスタンス・ホームと同じです。
例:
MW_HOME
\Oracle_WT1\instances\instance1\config\OHS\ohs1
output_file
は、ツールによって使用される一時出力ファイルの名前です。
例:
Edithttpconf.log
Oracle HTTP Server 11g WebGate for Oracle Access Managerをインストールしてインストール後の手順を完了したら、installDATE-TIME_STAMP.out
ログ・ファイルを調べてインストールを検証できます。ログのデフォルトの場所は次のとおりです。
UNIXの場合
WebGate_Home
/oraInst.loc
Windowsの場合
C:\Program Files\Oracle\Inventory\logs
Oracle Access Manager向けに新規のOracle HTTP Server 11g WebGateエージェントを使用する前に、次のタスクを完了する必要があります。
Oracle Access Manager管理コンソールを使用すると、Oracle Access Managerに新規のWebGateエージェントを登録できます。詳細は、Oracle Security Token Serviceを伴うOracle Fusion Middleware Oracle Access Manager管理者ガイドのコンソールを使用したパートナ(エージェントおよびアプリケーション)の登録に関する項を参照してください。
もしくは、RREGコマンドライン・ツールを使用して、新規WebGateエージェントを登録できます。このツールは、インバンドとアウトオブバンドという2つのモードで実行するように使用できます。
この項の内容は、次のとおりです。
RREGツールを設定するには、次の手順を実行します。
UNIXの場合
Oracle Access Managerをインストールおよび構成した後、次のディレクトリに移動します。
Oracle_IDM2
/oam/server/rreg/client
RREG.tar.gz
ファイルを解凍します。
例:
gunzip RREG.tar.gz
tar -xvf RREG.tar
エージェントを登録するためのツールは次の場所にあります。
RREG_Home
/bin/oamreg.sh
注意:
|
Windowsの場合
Oracle Access Managerをインストールおよび構成した後、次の場所に移動します。
Oracle_IDM2
\oam\server\rreg\client
RREG.tar.zip
ファイルの内容を、選択した展開先に展開します。
エージェントを登録するためのツールは次の場所にあります。
RREG_Home
\bin\oamreg.bat
注意:
|
UNIXではoamreg.sh
スクリプト、Windowsではoamreg.bat
スクリプトにある、次の環境変数を設定します。
OAM_REG_HOME
この変数を、RREG.tar/rreg
の内容を展開したディレクトリへの絶対パスに設定します。
JDK_HOME
この変数を、JavaまたはJDKがインストールされているマシン上のディレクトリへの絶対パスに設定します。
RREG_Home
\input
ディレクトリ内(Windowsの場合)のOAM11GRequest.xml
ファイルで、agentName
などのエージェント・パラメータを更新する必要があります。UNIXでは、このファイルはRREG_Home
/input
ディレクトリ内にあります。
注意:
|
OAM11GRequest.xml
ファイルまたはOAM11GRequest_short.xml
ファイル内の次の必須パラメータの値を変更します。
serverAddress
OAM管理サーバーのホストとポートを指定します。
agentName
エージェントのカスタム名を指定します。
agentBaseUrl
Oracle HTTP Server 11g WebGateがインストールされているマシンのホストとポートを指定します。
preferredHost
Oracle HTTP Server 11g WebGateがインストールされているマシンのホストとポートを指定します。
security
インストールされているWebGateに基づいて、open
などのセキュリティ・モードを指定します。
primaryServerList
Server
コンテナ要素の下にある、Oracle Access Managerプロキシに対する管理対象サーバーのホストとポートを指定します。
このファイルは、変更後に保存して閉じます。
OAM11GRequest.xml
ファイルのWebGateパラメータを更新した後、RREGツールを一度実行すると、WebGateが必要とするファイルおよびアーティファクトは、次のディレクトリに生成されます。
UNIXの場合:
RREG_Home
/output/
agent_name
Windowsの場合:
RREG_Home
\output\
agent_name
注意: RREGは、クライアント・マシンとサーバーのいずれでも実行できます。サーバーで実行する場合、アーティファクトを元のクライアントに手動でコピーする必要があります。 |
次の手順を実行します。
OAM11GRequest.xml
ファイルを開きます。このファイルは、UNIXではRREG_Home
/input/
、WindowsではRREG_Home
\input
にあります。RREG_Home
は、RREG.tar.gz/rreg
の内容を展開したディレクトリです。
このXMLファイルを編集して、新規のOracle HTTP Server WebGate for Oracle Access Managerのパラメータを指定します。
次のコマンドを実行します。
UNIXの場合:
./
RREG_Home
/bin/oamreg.sh inband input/OAM11GRequest.xml
Windowsの場合:
RREG_Home
\bin\oamreg.bat inband input\OAM11GRequest.xml
サーバーにアクセスできないエンド・ユーザーの場合、更新したOAM11GRequest.xml
ファイルをシステム管理者に電子メールで送信し、アウトオブバンド・モードでRREGを実行してもらうことが可能です。生成されたAgentID
_Response.xml
ファイルをシステム管理者から受領し、このファイルに対してRREGを実行し、必要なWebGateファイルおよびアーティファクトを取得できます。
生成されたAgentID
_Response.xml
ファイルを管理者から受領した後、このファイルを手動でマシン上のinput
ディレクトリにコピーする必要があります。
UNIXの場合
次の手順を実行します。
サーバーにアクセスできないエンド・ユーザーの場合は、OAM11GRequest.xml
ファイルを開きます。このファイルは、RREG_Home
/input/
にあります。
RREG_Home
は、RREG.tar.gz/rreg
の内容を展開したディレクトリです。このXMLファイルを編集して、新規のOracle HTTP Server WebGate for Oracle Access Managerのパラメータを指定します。更新したファイルをシステム管理者に送信します。
管理者は、更新されたOAM11GRequest.xml
ファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home
/input/
ディレクトリにあります。
これは、エンド・ユーザーから受信したファイルです。管理者のRREG_Home
ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
./
RREG_Home
/bin/oamreg.sh outofband input/OAM11GRequest.xml
Agent_ID
_Response.xml
ファイルが管理者のマシンのoutput
ディレクトリ(RREG_Home
/output/
ディレクトリ)に生成されます。更新済のOAM11GRequest.xml
ファイルを最初に管理者に送信したエンド・ユーザーに、このファイルを送信します。
エンド・ユーザーは、生成されたAgent_ID
_Response.xml
ファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home
/input/
にあります。
これは、管理者から受信したファイルです。クライアントのRREGホーム・ディレクトリに移動し、コマンドラインで次のコマンドを実行します。
./
RREG_Home
/bin/oamreg.sh outofband input/
Agent_ID
_Response.xml
注意: Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager管理者ガイドのコンソールを使用したパートナ(エージェントおよびアプリケーション)の登録に関する項で説明されているように、Oracle Access Manager管理コンソールを使用してWebGateエージェントを登録すると、登録後に生成されたファイルおよびアーティファクトを、サーバー(Oracle Access Manager管理コンソールが実行されているマシン)からクライアント・マシンに手動でコピーする必要があります。ファイルおよびアーティファクトは |
Windowsの場合
次の手順を実行します。
サーバーにアクセスできないエンド・ユーザーの場合は、OAM11GRequest.xml
ファイルを開きます。このファイルは、RREG_Home
\input\
ディレクトリにあります。
RREG_Home
は、RREG.tar.gz/rreg
の内容を展開したディレクトリです。このXMLファイルを編集して、新規のOracle HTTP Server WebGate for Oracle Access Managerのパラメータを指定し、更新されたファイルをシステム管理者に送信します。
管理者は、更新されたOAM11GRequest.xml
ファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home
\input\
にあります。これは、エンド・ユーザーから受信したファイルです。管理者のRREG_Home
ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
RREG_Home
\bin\oamreg.bat outofband input\OAM11GRequest.xml
Agent_ID
_Response.xml
ファイルが管理者のマシンのRREG_Home\
output\
ディレクトリに生成されます。更新済のOAM11GRequest.xml
ファイルを最初に管理者に送信したエンド・ユーザーに、このファイルを送信します。
エンド・ユーザーは、生成されたAgent_ID
_Response.xml
ファイルをコピーします。このファイルは、RREG_Home
/input/
にあります。これは、管理者から受信したファイルです。クライアントのRREGホーム・ディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
RREG_Home
\bin\oamreg.bat outofband input\
Agent_ID
_Response.xml
注意: Oracle Fusion Middleware Oracle Access Manager管理者ガイドのコンソールを使用したパートナ(エージェントおよびアプリケーション)の登録に関する項で説明されているように、Oracle Access Manager管理コンソールを使用してWebGateエージェントを登録すると、登録後に生成されたファイルおよびアーティファクトを、サーバー(Oracle Access Manager管理コンソールが実行されているマシン)からクライアント・マシンに手動でコピーする必要があります。ファイルおよびアーティファクトは |
新規WebGateエージェントの登録に使用する方法またはモードに関係なく、次のファイルおよびアーティファクトがRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリに生成されます。
cwallet.sso
ObAccessClient.xml
SIMPLEモードの場合、RREGによって次のものが生成されます。
password.xml
。SSLで使用される秘密鍵を暗号化するための不明瞭化されたグローバル・パスフレーズが含まれます。このパスフレーズは、サーバーで使用されているパスフレーズと同じものを使用できます。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
CERTモードの場合、RREGによってpassword.xml
が生成されます。これには、SSLで使用される秘密鍵を暗号化するための不明瞭化されたグローバル・パスフレーズが含まれます。このパスフレーズは、サーバーで使用されているパスフレーズと異なるものを使用できます。
注意: RREGによって生成されたこれらのファイルを使用して証明書リクエストを生成し、サードパーティの認証局に署名を求めることができます。既存の証明書をインストールするには、既存の |
RREGがこれらのファイルおよびアーティファクトを生成した後、使用しているセキュリティ・モードに基づき、手動でこれらをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからWebGate_Instance_Home
ディレクトリにコピーする必要があります。
使用しているセキュリティ・モードに従って、次の操作を行います。
OPENモードの場合、次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからWebGate_Instance_Home
/WebGate/config
ディレクトリにコピーします。
ObAccessClient.xml
cwallet.sso
SIMPLEモードの場合、次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからWebGate_Instance_Home
/WebGate/config
ディレクトリにコピーします。
ObAccessClient.xml
cwallet.sso
password.xml
さらに、次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからWebGate_Instance_Home
/WebGate/config/simple
ディレクトリにコピーします。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
CERTモードの場合、次のファイルをRREG_Home
/output/
Agent_ID
ディレクトリからWebGate_Instance_Home
/WebGate/config
ディレクトリにコピーします。
ObAccessClient.xml
cwallet.sso
password.xml
新規証明書の生成
次の手順で、新規証明書を生成します。
WebGate_Home
/WebGate/ohs/tools/openssl
ディレクトリに移動します。
次のようにして、証明書リクエストを作成します。
./openssl req -utf8 -new -nodes -config openssl_silent_ohs11g.cnf -keyout aaa_key.pem -out aaa_req.pem -rand
WebGate_Home
/WebGate/ohs/config/random-seed
次のようにして、証明書を自己署名します。
./openssl ca -config openssl_silent_ohs11g.cnf -policy policy_anything -batch -out aaa_cert.pem -infiles aaa_req.pem
次の生成された証明書をWebGate_Instance_Home
/WebGate/config
ディレクトリにコピーします。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
simpleCA
ディレクトリ内のcacert.pem
注意:
|
既存の証明書の移行
既存の証明書(aaa_key.pem、aaa_cert.pem
およびaaa_chain.pem
)を移行する場合、aaa_key.pem
を暗号化する際に使用したものと同じパスフレーズを使用してください。同じパスフレーズをRREG登録処理中に入力する必要があります。同じパスフレーズを使用しないと、RREGによって生成されたpassword.xml
ファイルが、鍵の暗号化に使用されたパスフレーズと一致しません。
同じパスフレーズを入力したら、これらの証明書を次のようにコピーできます。
WebGate_Instance_Home
/WebGate/config
ディレクトリに移動します。
次の証明書をWebGate_Instance_Home
/WebGate/config
ディレクトリにコピーします。
aaa_key.pem
aaa_cert.pem
aaa_chain.pem
Oracle Process Manager and Notification Server (OPMN)コマンドライン・ツールを使用して、Oracle HTTP Serverインスタンスを起動または終了できます。インスタンスが実行中の場合、コマンドラインで次のコマンドを実行し、すべての実行中インスタンスを終了します。
Oracle_Home_for_Oracle_HTTP_Server
/opmn/bin/opmnctl stopall
Oracle HTTP Serverインスタンスを再起動するには、コマンドラインで次のコマンドを実行します。
Oracle_Home_for_Oracle_HTTP_Server
/opmn/bin/opmnctl start
Oracle_Home_for_Oracle_HTTP_Server
/opmn/bin/opmnctl startproc ias-component=
Oracle_HTTP_Server_Instance_Name
Oracle HTTP Server Webgate 11.1.1.5.0または11.1.1.6.0から11.1.1.7.0にアップグレードするには、この章で説明するすべての手順を完了します。ただし、「インストール場所の指定」画面(表2-1の手順3)では、Oracle HTTP Server 11g WebGate for OAM 11.1.1.5.0または11.1.1.6.0のインストール先と同じOracleホームを指定します。