Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Tierインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7.0) B55905-07 |
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この項では、インストール・タイプとして「ソフトウェアのインストール - 構成なし」を選択して(第2.4項)、Oracle Web Tierを構成せずにインストールする方法について説明します。後で構成ウィザードを実行して、Web Tierコンポーネントを手動で構成する必要があります。
この章では、次の項目について説明します。
インストーラを起動した後(第2.3項)、表4-1の手順に従ってOracle Web Tierをインストールします。
インストール画面に関して詳細な情報が必要な場合は、付録Aを参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプを参照してください。
表4-1 インストールのみオプションのインストール・フロー
構成ツールを実行して、Oracle Web Tier製品を構成します。
Web_Tier_ORACLE_HOME/bin/config.sh
Web_Tier_ORACLE_HOME\bin\config.bat
構成ツールを起動した後、表4-2の手順に従います。
表4-2 構成フロー
番号 | 画面 | 画面が表示されるタイミング | 説明と必須作業 |
---|---|---|---|
1 |
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常時 |
「次へ」をクリックして続行します。 |
2 |
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常時 |
構成するコンポーネントを選択します。 Web Tierを既存のFusion Middleware (EM) Controlに関連付ける場合は、「選択されたコンポーネントとWebLogicドメインの関連付け」を選択します。このオプションを選択する場合は、管理サーバーが稼働していることを確認してください。 「次へ」をクリックして続行します。 |
3 |
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「コンポーネントの構成」画面で「選択されたコンポーネントとWebLogicドメインの関連付け」が選択されている場合のみ |
Fusion Middleware (EM) Controlのホストである既存のWebLogicドメインの接続情報を指定します。 「次へ」をクリックして続行します。 |
4 |
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常時 |
Oracleインスタンスの場所とコンポーネントの名前を指定します。 「次へ」をクリックして続行します。 |
5 |
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「コンポーネントの構成」画面で「Oracle Web Cache」を選択した場合。 |
Oracleインスタンスの場所とコンポーネントの名前を指定します。 「次へ」をクリックして続行します。 |
6 |
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常時 |
ポートの構成を自動または手動で行うかを選択します。 注意 - 詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のポート番号に関する項を参照してください。 「次へ」をクリックして続行します。 |
7 |
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常時 |
セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取る場合は、次のようにします。
セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取らない場合は、次のようにします。
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8 |
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常時 |
画面の情報を検証します。 「構成」をクリックして構成を開始します。 |
9 |
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常時 |
「次へ」をクリックして続行します。 |
10 |
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常時 |
「保存」をクリックして構成情報をファイルに保存します。この情報には、後でアクセスするために必要になる可能性のあるポート番号、インストール・ディレクトリ、URLおよびコンポーネント名が含まれます。 構成情報を保存後、「終了」をクリックして画面を終了します。 |
構成が完了したら、インストール後の作業を実行します。第3.2項を参照してください。
インストールの成功を検証するには、次のタスクのうちのいくつかを実行します。
Oracleインベントリ・ディレクトリ内のlogs
ディレクトリにインストール・ログ・ファイルが存在するかを確認します。UNIXシステムで、Oracleインベントリ・ディレクトリの場所がわからない場合は、WebTier_ORACLE_HOME
/oraInst.loc
ファイルを参照すればわかります。Windowsシステムのインベントリ・ディレクトリのデフォルトの場所は、C:\Program Files\Oracle\Inventory\logs
です。
ドメイン・ホーム・ディレクトリ内のservers
ディレクトリにあるドメイン・サーバー・ログを確認します。たとえば、次のとおりです。
UNIXの場合
Web_Tier_ORACLE_HOME/user_projects/domains/domain_name/servers/server_name
Windowsの場合
Web_Tier_ORACLE_HOME\user_projects\domains\domain_name\servers\server_name
インスタンス・ホーム内のINSTANCE_HOME
/bin
ディレクトリ(UNIXの場合)またはINSTANCE_HOME
\bin
ディレクトリ(Windowsの場合)からopmnctl status
コマンドを実行します。たとえば、次のとおりです。
> ./opmnctl status Processes in Instance: instance2 ---------------------------------+--------------------+---------+--------- ias-component | process-type | pid | status ---------------------------------+--------------------+---------+--------- webcache1 | WebCache-admin | 24057 | Alive webcache1 | WebCache | 24056 | Alive ohs1 | OHS | 23890 | Alive
この情報には、このインストールで構成されたコンポーネントが示されます。「Alive」ステータスはコンポーネントが起動していて実行中であることを示します。
インスタンス・ホーム内のINSTANCE_HOME
/bin
ディレクトリ(UNIXの場合)またはINSTANCE_HOME
\bin
ディレクトリ(Windowsの場合)からopmnctl status -l
コマンドを実行して、コンポーネントが使用するポートのリストを取得します。たとえば、次のとおりです。
> ./opmnctl status -l ---------------------------------+--------------------+---------+----------+------------+----------+-----------+------ ias-component | process-type | pid | status | uid | memused | uptime | ports ---------------------------------+--------------------+---------+----------+------------+----------+-----------+------ webcache1 | WebCache-admin | 24057 | Alive | 1067146469 | 43712 | 14:43:29 | http_admin:7799 webcache1 | WebCache | 24056 | Alive | 1067146468 | 64072 | 14:43:29 | http_stat:7800,http_invalidation:7801,https_listen:7802,http_listen:7798 ohs1 | OHS | 23890 | Alive | 1067146467 | 50260 | 14:43:39 | https:9999,https:4447,http:7777
この表示のポート番号を使用して、ブラウザで適切なページを開きます。次の形式を使用します。
http://system_name:port_number
前述の情報に基づき、表4-3のURLを使用して、この構成から様々なページにアクセスします。