Oracle® Fusion Middleware Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1) B55909-05 |
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この章では、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererをインストールおよび構成する方法について説明します。
次のトピックを取り扱います:
Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererをインストールする前に、この項の内容を読み、必要に応じて記載されているタスクを実行してください。
システム環境がインストールの最小要件を満たしていることを確認するには、Oracle Technology Network (OTN)で入手できる次のドキュメントを参照してください。
Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様
このドキュメントには、ハードウェアとソフトウェアの要件、ディスク領域とメモリーの最小要件、データベース・スキーマの要件、および必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチに関する情報が記載されています。
DHCPサーバー、ネットワーク接続されていないコンピュータまたはマルチホーム・コンピュータにインストールする場合は、追加の構成手順が必要です。これらの手順は、システム要件に関するドキュメントにおける、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様についての項でも参照できます。
Windowsオペレーティング・システムにインストールし、第508条のアクセシビリティに対応するJava Access Bridgeをインストールおよび構成する場合は、このドキュメントのJava Access Bridgeのインストールと構成に関する項を参照してください。
Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成
このページには、現在および以前の製品リリースの動作保証に関するドキュメントが数多く掲載されています。Oracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件およびサポート対象プラットフォームに関するドキュメントには、サポートされている32ビットと64ビットのオペレーティング・システム、データベース、Webサーバー、LDAPサーバー、アダプタ、IPv6、JDKおよびサード・パーティ製品に関する動作保証の情報が記載されています。
Oracle Fusion Middleware相互運用および互換性ガイド
このドキュメントには、Oracle Fusion Middleware 11g製品をインストールまたは更新するときに生じる可能性がある互換性および相互運用性の問題が記載されています。
IBM AIXオペレーティング・システムにインストールする場合は、インストーラを起動する前に、root
ユーザーでDisk1
ディレクトリからrootpre.sh
スクリプトを実行する必要があります。rootpre.sh
スクリプトをシステムで1度だけ実行し、Oracle DatabaseまたはOracle Fusion Middlewareで必要な正しいカーネル拡張機能をロードしてください。
IBM AIX上でインストーラが起動すると、次のメッセージが表示されます。
Answer 'y' if root has run 'rootpre.sh' so you can proceed with Oracle installation. Answer 'n' to abort installation and then ask root to run 'rootpre.sh'. Has 'rootpre.sh' been run by root? [y/n] (n) Answer 'y', if root has run 'rootpre.sh' so that you can proceed with Oracle installation. Answer 'n', to abort installation and then ask root to run 'rootpre.sh'.
以前にrootpre.sh
を実行したことのあるシステムでこのメッセージをスキップするには、SKIP_ROOTPRE
環境変数をTRUE
に設定します。
Oracle Fusion Middleware 11gリリース1 (11.1.1)には、Oracle Web Agent (OWA)パッケージの新しいバージョンが含まれています。既存のパッケージは、Oracle Portal 11g リポジトリを初めてインストールするとき、または既存のOracle Portalリポジトリを11g に初めてアップグレードするときのいずれかで、新しいバージョンに更新されます。OWAの更新が開始されると、同じデータベースに存在する既存のOracle Portalスキーマのパッケージが無効化されます。OWAでは、更新の最後に、既存のデータベース・インスタンスにあるすべてのOracle Portalスキーマで、すべての無効なパッケージが再度有効化されます。
OWAのアップグレードの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Portal, Forms, Reports, and Discovererアップグレード・ガイド』のOracle Portalのアップグレード中のOracle Web Agent (OWA)パッケージの更新に関する説明を参照してください。
Oracle FormsとOracle Reportsを異なるサーバーにインストールする場合は、これら2つの製品が相互に正しく通信できるように、手動でいくつかの構成を実行する必要があります。
手動の構成手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド』の異なるインスタンスにインストールされたReportsとFormsの間の通信に関する説明を参照してください。
Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererは、Oracle WebLogic Serverがインストールされたときに作成されるMiddlewareホーム・ディレクトリにインストールする必要があります。
Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererは、他のOracle Fusion Middleware製品とは共有しない独自のMiddlewareホーム・ディレクトリにインストールすることをお薦めします。これは、『Oracle Fusion Middleware相互運用および互換性ガイド』のドメイン拡張時の相互運用性に関する説明に記載されているとおり、互換性のある製品で構成されるMiddlewareホームの内容が推奨されるためです。
また、第1章「インストールの推奨事項」で説明するインストールの考慮事項を確認してください。
他の製品とドメインを共有せず、Middlewareホーム内の製品のバージョンがすべて同じ場合は、必要に応じて、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererを別のOracle Fusion Middleware製品と同じMiddlewareホームにインストールできます。
詳細は、『Oracle Fusion Middleware相互運用および互換性ガイド』を参照してください。
具体的なニーズに応じて、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアを入手できる場所は複数あります。詳細は、「Oracle Fusion Middlewareダウンロード、インストール、構成のREADME」ページにある、特定のリリースのREADMEファイルを参照してください。
Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererをインストールするには、次を入手する必要があります。
Oracle Identity Managementを使用してOracle Portal, Forms, Reports and Discovererのインストールを保護する場合は、Oracle Identity Managementを入手します。
Oracle Portalには、Oracle Single Sign-Onを使用するOracle Internet Directoryがシステムに存在している必要があることに注意してください。
データベース・スキーマを作成するための最新バージョンのRepository Creation Utility。RCUの使用をサポートするデータベースも必要です。
Middlewareホームを作成するための最新バージョンのOracle WebLogic Server。
Oracle Portal, Forms, Reports and Discoverer 11gリリース1 (11.1.1.2.0)。
Oracle Portal, Forms, Reports and Discoverer 11gリリース1 (11.1.1.6.0)用のパッチ・セット・インストーラ。
ダウンロード場所の1つを選択して、必要なソフトウェアをダウンロードします。各ダウンロードは、.zip
アーカイブ・ファイルとしてシステムに保存されます。
アーカイブ・ファイルをダウンロードした後、インストールを実行するマシンの選択したディレクトリにアーカイブ・ファイルを解凍します。
Oracle PortalおよびOracle Discovererには、Oracle Databaseにデータベース・スキーマが必要です。これらのスキーマは、Repository Creation Utility (RCU)を使用して作成できます。
Oracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件およびサポート対象プラットフォームのドキュメントには、RCUおよびOracle Fusion Middlewareでの使用の動作が保証されているデータベースがリストされています。このドキュメントは、Oracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成に関するページにあります。
Oracle Databaseが適切に構成されていることを確認するには、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様ドキュメントのOracle DatabaseでのRCU要件に関する説明を参照してください。
データベースのインストールおよび構成が完了したら、RCUを実行してOracle PortalおよびOracle Discovererのスキーマを作成します。手順については、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの作成に関する説明を参照してください。
Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererでは、インストール中にMiddlewareホーム・ディレクトリを作成するOracle WebLogic Serverが必要です。詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』の「Oracle Fusion Middlewareの概念とディレクトリ構造の理解」を参照してください。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle ReportsをWindowsオペレーティング・システムにインストールする場合は、Middlewareホーム・ディレクトリへのパスの文字数が規定の範囲内であることを確認します。詳細は、F.3項「Oracle Reports用の環境変数の長さの確認(Windowsのみ)」を参照してください。
Oracle WebLogic Serverのインストール手順は、Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイドのインストール・プログラムのグラフィック・モードでの実行に関する説明を参照してください。Middlewareホーム・ディレクトリを作成するためにWebLogic Serverのインストールは完了している必要がありますが、WebLogic Serverドメインは、Oracle Forms and ReportsのインストーラでOracle Forms and Reports製品用に作成されるため、作成する必要はありません。
Windowsオペレーティング・システムにインストールする場合は、Oracle WebLogic Serverのインストール完了後に、2.4.3項「Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのインストール前のノード・マネージャの停止(Windowsのみ)」に目を通してください。
注意: 「インストーラのタイプ」画面の「カスタム」インストール・タイプを使用してWebLogic Serverをインストールすることを選択した場合、Oracle Discovererが正常に機能するためには次のコンポーネントがインストールされている必要があります。
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Oracle Portal, Forms, Reports and DiscovererをMicrosoft Windowsオペレーティング・システムにインストールする場合は、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererソフトウェアをインストールする前に、Oracle WebLogic Serverでインストールされたノード・マネージャ・ユーティリティが停止していることを確認する必要があります。
Oracle WebLogic Serverのノード・マネージャ・ユーティリティが停止していることを確認します。実行中の場合は、プロセスを中断します。
WebLogic_Home
\common\nodemanager
ディレクトリにnodemanager.properties
ファイルがあるかどうかを確認します。
nodemanager.properties
ファイルが存在しない場合は、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのインストールを続行します。
nodemanager.properties
ファイルが存在する場合は、そのファイルを開き、ListenPort
パラメータが含まれていて、値が設定されていることを確認します。ListenPort
パラメータが含まれていないか、設定されていない場合は、次のようにnodemanager.properties
ファイルを編集して、NODE_MANAGER_LISTEN_PORT
がノード・マネージャのリスニング対象となるポートを示すようにします(5556など)。
ListenPort=NODE_MANAGER_LISTEN_PORT
この項では、最新のOracle Portal, Forms, Reports and Discovererソフトウェアのインストールに関する情報および手順を説明します。次のトピックを取り扱います:
インストーラを実行するには、アーカイブ・ファイルを解凍したディレクトリに移動し、Disk1
ディレクトリに切り替えます。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
cd unpacked_archive_directory/Disk1
./runInstaller
Windowsオペレーティング・システムの場合:
cd unpacked_archive_directory\Disk1
setup.exe
PA-RISCプロセッサを使用しているHP-UXシステムにインストールする場合は、次のようにシステム上のJREの場所を指定する必要があります。
./runInstaller -jreLoc JRE_LOCATION
使用しているシステムでサポートされるJDKを確認するには、Oracle Fusion Middlewareの動作保証に関するドキュメントを参照してください。
http://www.oracle.com/technology/software/products/ias/files/fusion_certification.html
インストーラによって、Oracle_Inventory_Location
/log
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはOracle_Inventory_Location
\logs
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にログ・ファイルが書き込まれます。ログ・ファイルとその内容の詳細は、F.2.1項「インストール・ログ・ファイル」を参照してください。
UNIXオペレーティング・システムにインストールする場合で、Oracle Universal InstallerによるOracle製品のインストールをそのシステム上で初めて行う場合は、インベントリ・ディレクトリの場所を尋ねられます。これは、インストーラがサブディレクトリを設定し、このシステムにインストールされている各Oracle製品のインベントリ・データを保持する場所です。
表2-1の手順に従って、インベントリ・ディレクトリの情報を構成します。ヘルプを参照する場合は、次の表で画面の名前を選択するか、GUIで「ヘルプ」ボタンをクリックします。
表2-1 インベントリ・ディレクトリおよびグループの画面
画面 | 説明および必要な操作 |
---|---|
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Oracleインベントリ・ディレクトリとそのディレクトリのグループ権限を指定します。グループには、Oracleインベントリ・ディレクトリへの書込み権限を指定する必要があります。 |
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Oracle中央インベントリを使用しない場合は、oraInst.loc
というファイルを作成して、このoraInst.loc
ファイルに選択したインベントリ・ディレクトリのフル・パスを含めます。次に、インストーラを起動してoraInst.loc
ファイルを指定できます。たとえば、UNIXオペレーティング・システムでは、次のようにします。
./runInstaller -invPtrLoc location_of_oraInst.loc_file
Windowsオペレーティング・システムの場合:
setup.exe -invPtrLoc location_of_oraInst.loc_file
表2-2の手順に従って、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererをインストールします。
インストール画面のいずれかについて追加のヘルプが必要な場合は、付録A、「Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのインストールおよび構成画面」を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。
表2-2 「インストールのみ」オプションのインストールの流れ
画面 | 説明 |
---|---|
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このページからOracle Fusion Middlewareのインストーラが開始します。 |
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「ソフトウェアのインストール - 構成なし」を選択します。 |
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必要なすべての前提条件をシステムが満たしていることを確認します。 |
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次のインストール・ディレクトリを指定します。
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最新の製品情報とセキュリティ・アップデートの受信方法を選択します。 |
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この画面の情報を確認し、「インストール」をクリックしてインストールを開始します。 |
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この画面には、インストールの進行状況が表示されます。 UNIXオペレーティング・システムにインストールする場合、 |
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「保存」をクリックして、構成情報をファイルに保存します。この情報には、後でアクセスするときに必要となるポート番号、インストール・ディレクトリ、URLおよびコンポーネント名が含まれます。 構成情報を保存したら、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
インストールが完了した後、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererにパッチ・セット・インストーラを実行して、ソフトウェアを最新のバージョンに更新する必要があります。
手順については、Oracle Fusion Middleware Oracle Forms and Reportsパッチ適用ガイドの最新のOracle Fusion Middlewareパッチ・セットの適用に関する説明を参照してください。
ソフトウェアに最新バージョンへのパッチを適用した後(2.6項「Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererへのパッチの適用」)、コンポーネントを構成できます。
構成ツールを実行してWebLogicドメインを作成し、コンポーネントを構成します。
UNIXシステムの場合:
ORACLE_HOME/bin/config.sh
Windowsシステムの場合:
ORACLE_HOME\bin\config.bat
注意: Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのインストーラが実行中でないことを確認します。インストーラと構成ツールの同時実行はサポートされていません。 |
表2-3の手順に従って、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererを構成します。
インストール画面のいずれかについて追加のヘルプが必要な場合は、付録A、「Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのインストールおよび構成画面」を参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。
表2-3 構成ツール・フロー
画面 | この画面が表示されるタイミング | 説明および必要な操作 |
---|---|---|
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常時 |
このページからOracle Fusion Middlewareの構成ツールが開始します。 |
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常時 |
必要なすべての前提条件をシステムが満たしていることを確認します。 |
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常時 |
コンポーネントのドメインを構成する方法を選択します(新規ドメインを作成、既存ドメインを拡張またはクラスタを開きます)。 注意: WebLogicドメインを作成する場合は、Middlewareホーム内の 注意: ドメインを拡張する場合、拡張できるのは、最新バージョンへのパッチを適用済の、Oracle Portal, Forms, Reports and Discovererのインストーラで構成した既存ドメインのみです。 ドメインの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』のWebLogic Serverドメインに関する説明を参照してください。 |
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常時 |
最新の製品情報とセキュリティ・アップデートの受信方法を選択します。 |
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常時 |
次のインストール・ディレクトリを指定します。
ドメインまたはクラスタをリモート・マシンに拡張する場合、Middlewareホーム・ディレクトリおよびOracleホーム・ディレクトリの構造がすべてのマシンで同一であることを確認してください。 これらのディレクトリの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareインストレーション・プランニング・ガイド』の「Oracle Fusion Middlewareの概念とディレクトリ構造の理解」を参照してください。 |
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常時 |
構成するコンポーネントを選択します。 Oracle Forms BuilderおよびReports Builderは、Oracle Forms ServerおよびReports Serverのそれぞれがないとインストールできません。 Windowsオペレーティング・システムにOracle Discovererをインストールする場合は、ソフトウェアの構成後に、2.7.1項「Oracle Discovererの手動構成(Windowsのみ)」の手順に従ってください。 |
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常時 |
ポートの構成方法として、自動または手動を選択します。 注意 - 詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』でポート番号に関する説明を参照してください。 |
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「コンポーネントの構成」画面で「Oracle Reports」を選択した場合のみ。 |
Oracle Reports Serverの一部の機能は、ファイアウォールを介した情報の送受信をサポートします。これらの機能が適切に動作するためには、Oracle Reports Serverではこの画面のプロキシ情報が必要です。 |
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「ドメインの選択」画面で「ドメインの作成」または「ドメインの拡張」を選択した場合、および「コンポーネントの構成」画面で「Oracle Portal」または「Oracle Discoverer」を選択した場合のみ。 |
データベースへの接続文字列、PortalスキーマとDiscovererスキーマの名前およびパスワードを指定します。 |
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「ドメインの選択」画面で「ドメインの作成」または「ドメインの拡張」を選択した場合、および「コンポーネントの構成」画面で「Oracle Portal」を選択した場合のみ。 |
データベースへの接続文字列、ポートレット・スキーマの名前およびパスワードを指定します。 |
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毎回 |
LDAPサーバーの接続資格証明を指定します。 Oracle Portalの場合、この画面は必須です。Oracle Forms、ReportsおよびDiscovererの場合、LDAPサーバーの構成はオプションです。 |
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常時 |
この画面の情報を確認し、「インストール」をクリックしてインストールを開始します。 |
|
常時 |
この画面には、構成の進行状況が表示されます。 |
|
常時 |
「保存」をクリックして、構成情報をファイルに保存します。この情報には、後でアクセスするときに必要となるポート番号、インストール・ディレクトリ、URLおよびコンポーネント名が含まれます。 構成情報を保存したら、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。 |
「ソフトウェアのインストール - 構成なし」オプションと構成ツールを使用してOracle Discovererをインストールおよび構成する場合は、手動手順をいくつか実行して、Oracle Discoverer AdministratorとOracle Discoverer DesktopのWindowsレジストリ・エントリを作成する必要があります。次のjava
コマンドを実行して作成します。
java -classpath ORACLE_HOME\discoverer\lib\disco-config.jar; ORACLE_HOME\oui\jlib\OraInstaller.jar; ORACLE_HOME\opmn\lib\iasprovision.jar -Djava.library.path=ORACLE_HOME\oui\lib\win32 oracle.disco.install.config.DiscoUtil -oraclehome ORACLE_HOME -tnsadmin TNS_ADMIN_DIR
ORACLE_HOMEをOracle Portal, Forms, Reports and DiscovererのOracleホーム・ディレクトリのフルパスに置き換えます。
TNS_ADMIN_DIRをtnsnames.ora
ファイルが存在するディレクトリへのパスに置き換えます。このファイルがまだ存在しない場合は作成し、TNS_ADMIN_DIR変数のかわりにそのディレクトリを指定します。
Javaクラス・パスは、-classpath
パラメータで適切に設定する必要があります。
java.library.path
は、OraInstaller.dll
が含まれるディレクトリに対して設定する必要があります。
インストーラと構成ウィザードの実行が正常に終了したら、次の手順を任意に組み合せて実行し、インストールのステータスを確認できます。
Oracleインベントリ・ディレクトリ内のlogs
ディレクトリに、インストール・ログ・ファイルがあることを確認します。UNIXシステムで、Oracleインベントリ・ディレクトリの場所がわからない場合は、ORACLE_HOME
/oraInst.loc
ファイルで確認できます。Windowsシステムの場合、インベントリ・ディレクトリのデフォルトの場所は、C:\Program Files\Oracle\Inventory\logs
です。
インストール・ログ・ファイルの詳細は、F.2.1項「インストール・ログ・ファイル」を参照してください。
ドメイン・サーバー・ログを確認します。このファイルは、ドメイン・ホーム・ディレクトリ内のservers
ディレクトリにあります。たとえば、UNIXシステムでは次のようにします。
MW_HOME/user_projects/domains/domain_name/servers/server_name
Windowsシステムの場合:
MW_HOME\user_projects\domains\domain_name\servers\server_name
インスタンス・ホームの場所にあるINSTANCE_HOME
/bin
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはINSTANCE_HOME
\bin
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)から、opmnctl status
コマンドを実行します。次に示すのは、UNIXシステムでの出力例です。
> ./opmnctl status Processes in Instance: asinst_1 ---------------------------------+--------------------+---------+--------- ias-component | process-type | pid | status ---------------------------------+--------------------+---------+--------- emagent_asinst_1 | EMAGENT | 11849 | Alive wc1 | WebCache-admin | 11333 | Alive wc1 | WebCache | 11332 | Alive ohs1 | OHS | 11207 | Alive
この情報には、このインストールに構成されているコンポーネントが表示されます。ステータスAliveは、コンポーネントが稼働しているという意味です。
opmnctl status -l
コマンドを実行して、コンポーネントで使用されているポートのリストを取得することもできます。次に示すのは、UNIXシステムでの出力例です。
> ./opmnctl status -l Processes in Instance: asinst_1 ---------------------------------+--------------------+---------+----------+------------+----------+-----------+------ ias-component | process-type | pid | status | uid | memused | uptime | ports ---------------------------------+--------------------+---------+----------+------------+----------+-----------+------ emagent_asinst_1 | EMAGENT | 11849 | Alive | 1133259606 | 4204 | 0:09:38 | N/A wc1 | WebCache-admin | 11333 | Alive | 1133259605 | 43736 | 0:15:35 | http_admin:8091 wc1 | WebCache | 11332 | Alive | 1133259604 | 63940 | 0:15:35 | http_stat:8092,http_invalidation:8093,https_listen:8094,http_listen:8090 ohs1 | OHS | 11207 | Alive | 1133259603 | 50744 | 0:15:43 | https:8889,https:8890,http:8888
「インストール 完了」には、表2-4に示すように、インストールして構成した製品へのアクセスに使用できるURLが表示されます。
表2-4 Oracle Portal, Forms, Reports, and Discovererの製品URL
製品またはコンポーネント | URL |
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管理サーバー・コンソール |
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Enterprise Managerコンソール |
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Enterprise Managerエージェント |
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Oracle Portal |
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Oracle Forms |
|
Oracle Reports |
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Oracle Discoverer Viewer |
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