Oracle Fusion Middleware Application Developerインストレーション・ガイド 11g リリース1(11.1.1.7.0) B55932-05 |
|
前 |
次 |
この章では、Oracle Application Developerのインストール方法について説明します。
この章は次の項で構成されています。
注意: この章では、Oracle Application Developer 11gリリース1 (11.1.1.7.0)ユーザーを対象に説明します。既存のOracle Application Developerインストールがある場合は、『Oracle Fusion Middlewareパッチ適用ガイド』の最新のOracle Fusion Middlewareパッチ・セットの適用に関する項を参照してください。 |
インストールを開始する前に、この項に記載する次の情報を確認してください。
インストールを実行する前に、システム要件および動作保証のドキュメントを読み、インストールする製品の最小インストール要件を環境が満たしていることを確認します。
Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様:
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-requirements-100147.html
このドキュメントには、ハードウェアとソフトウェアの要件、最小ディスク領域とメモリーの要件、および必要なシステム・ライブラリ、パッケージまたはパッチに関する情報が含まれます。
Oracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成:
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
このドキュメントには、サポートされるインストール・タイプ、プラットフォーム、オペレーティング・システム、データベース、JDKおよびサード・パーティ製品に関する情報が含まれます。
注意:
|
現在の環境で64ビットJava仮想マシン(JVM)を使用している場合、すべてのOracle Fusion Middlewareコンポーネントで64ビットJVMを使用していることを確認してください。32ビットJVMを使用するコンポーネントと64ビットJVMを使用するコンポーネントを混在させることはできません。
詳細は、Oracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件とサポートされているプラットフォームに関するドキュメントを参照してください。このドキュメントは、次のページから入手できます。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
使用しているOracle Fusion Middlewareコンポーネントが64ビットJVM環境で実行されている場合は、必ず64ビットJDKを使用してWebLogic Serverをインストールしてください。32ビットJVMサポートの場合は、使用プラットフォームの32ビットJVMサポート用に使用環境を構成する方法について、『Oracle Fusion Middlewareリリース・ノート』を参照してください。
サポートされているデータベースの最新情報は、次のURLを参照してください。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
Oracle Application Developerには、Oracle WSM Policy ManagerとOracle WSM-PM Extensionが含まれています。これらのコンポーネントでは、インストールの前に、データベースにMDS
スキーマが存在している必要があります。データベースにMDS
スキーマを作成するには、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行する必要があります。『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの作成に関する項の手順に従ってください。
Oracle Application Developerには、アプリケーション・サーバーが必要です。次のアプリケーション・サーバーがサポートされています。
Oracle WebLogic Server
IBM WebSphere
インストールに必要なバージョンを正確に特定するには、Oracle Fusion Middleware 11gR1のシステム要件とサポートされているプラットフォームに関するドキュメントを参照してください。このドキュメントは、次のOracle Fusion Middlewareでサポートされるシステム構成に関するページにあります。
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/ias/downloads/fusion-certification-100350.html
Oracle WebLogic Serverを使用している場合:
最新のOracle WebLogic Serverのインストール方法については、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』の製品の配布に関する項を参照してください。
インストールの手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のインストール・プログラムの実行に関する項を参照してください。
IBM WebSphereを使用している場合のインストールの詳細および重要情報については、Oracle Fusion Middlewareサード・パーティ・アプリケーション・サーバー・ガイドを参照してください。
インストーラを実行すると、Application Developerがシステムにインストールされます。製品がインストールされたら、Fusion Middleware構成ウィザードを使用してコンポーネントを構成する必要があります。
この項の内容は次のとおりです。
Application Developer 11.1.1.7.0ソフトウェアを入手するには、次の場所にあるOracle Fusion Middlewareのダウンロード、インストールおよび構成のReadMeを参照してください。
http://download.oracle.com/docs/cd/E23104_01/download_readme.htm
ダウンロード場所を選択して、アプリケーション開発ランタイムをダウンロードします。これは、.zip
アーカイブ・ファイルとしてシステムに保存されます。
アーカイブ・ファイルをダウンロードした後、インストールを実行するシステム上の任意のディレクトリにアーカイブ・ファイルを解凍します。
インストーラを実行するには、アーカイブ・ファイルを解凍したディレクトリに移動し、Disk1
ディレクトリに切り替えます。
UNIXの場合:
cd unpacked_archive_directory/Disk1 ./runInstaller -jreLoc JRE_LOCATION
Windowsの場合:
cd unpacked_archive_directory\Disk1 setup.exe -jreLoc JRE_LOCATION
インストーラには、システムのJava Runtime Environment (JRE)へのフルパスを指定する必要があります。Oracle WebLogic Serverをインストールしたときに、Middlewareホーム内のjdk160_29
ディレクトリにJREがインストールされています。この場所をJRE_LOCATION
として使用してインストーラを実行できます。
64ビット・プラットフォームのJREの場所は、Oracle WebLogic Serverのインストールで使用したJAVA_HOME
です。
-jreLoc
オプションを使用してJREの場所を指定していない場合、インストーラを起動する前にJREの場所を指定するように要求されます。たとえば、UNIXオペレーティング・システムの場合は次のようになります。
[> ./runInstaller Starting Oracle Universal Installer... Checking if CPU speed is above 300 MHz. Actual 2999 MHz Passed Checking Temp space: must be greater than 150 MB. Actual 66070 MB Passed Checking swap space: must be greater than 512 MB. Actual 4047 MB Passed Checking monitor: must be configured to display at least 256 colors. Actual 256 Passed Preparing to launch Oracle Universal Installer from /tmp/OraInstall2010-02-23_10-57-58AM. Please wait ... Please specify JRE/JDK location ( Ex. /home/jre ), <location>/bin/java should exist :
システム上のJREへのフルパスを指定して続行します。
注意: 32ビットJDKを使用して64ビットのUNIXまたはWindowsオペレーティング・システムにOracle Application Developerをインストールする場合、コマンド・ラインから |
ログ・ファイルは、UNIXの場合はOracle_Inventory_Location
/log
ディレクトリに、Windowsの場合はOracle_Inventory_Location
\logs
ディレクトリに書き込まれます。ログ・ファイルとその内容の詳細は、第D.2.1項を参照してください。
UNIXシステムにOracle Universal Installerを使用して最初にOracle製品をインストールする場合には、インベントリ・ディレクトリの場所を入力するように求められます。インストーラは、この場所にサブディレクトリをセットアップして、このシステムにインストールされる各Oracle製品のインベントリ・データを保管します。
表2-1の手順に従って、インベントリ・ディレクトリの情報を構成します。詳細なヘルプを参照するには、次の表内の画面名をクリックするか、GUIの「ヘルプ」ボタンをクリックしてください。
表2-1 インベントリ・ディレクトリおよびグループの画面
番号 | 画面 | 説明 |
---|---|---|
1 |
|
UNIXシステムでインストーラを起動するたびに、「インベントリ・ディレクトリの指定」が表示されます。 Oracleインベントリ・ディレクトリとそのディレクトリのグループ権限を指定します。グループは、Oracleインベントリ・ディレクトリへの書き込み権限を持っている必要があります。 「OK」をクリックします。 |
2 |
|
Oracleインベントリ・ディレクトリを指定すると、インベントリの場所の確認画面が表示されます。
「OK」をクリックします。 |
表2-2の手順に従って、Application Developerソフトウェアをインストールしてください。
インストール画面に関して詳細情報が必要な場合は、付録Aを参照するか、「ヘルプ」をクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。
表2-2 Application Developerのインストールのフロー
番号 | 画面 | 説明 | 必要になるアクション |
---|---|---|---|
1 |
|
インストーラが起動するたびに、「ようこそ」画面が表示されます。 |
「次へ」をクリックします。 |
2 |
|
「ソフトウェア更新のインストール」画面では、使用可能な更新を検索してダウンロードできます。
|
ソフトウェア更新を受信する方法を選択し、「次へ」をクリックします。 |
3 |
|
「前提条件のチェック」画面では、必要なシステム証明書、サービス・パックおよびメモリーがすべて揃っているかどうかを検証します。 なんらかの問題が発生すると、エラーまたは警告メッセージが表示されます。 |
エラーがあったら、問題を解決してから「再試行」をクリックするか、エラーを無視して「続行」をクリックします。 「次へ」をクリックします。 |
4 |
|
「インストール場所の指定」画面では、Oracle Weblogic ServerホームまたはIBM WebSphereホームの場所(Middlewareホームが作成された場所)を指定できます。 Oracle共通ホーム( |
Middlewareホームの場所を指定します。Oracle WebLogic Serverをアプリケーション・サーバーとして使用している場合は、Oracle WebLogic Serverをインストールしたときに作成された既存のMiddlewareホームを使用します。 IBM WebSphereをアプリケーション・サーバーとして使用している場合は、Middlewareホームとして使用するディレクトリを指定します。このディレクトリは、WebSphereインストールの場所とは無関係です。存在しないディレクトリの場所を指定すると、インストーラによってディレクトリが作成されます。 「次へ」をクリックします。 |
5 |
|
「アプリケーション・サーバー」画面では、インストールで使用するアプリケーション・サーバーを選択できます。 Oracle WebLogic ServerがすでにMiddlewareホームにインストールされている場合、WebSphereオプションは使用できません。Oracle WebLogic ServerがMiddlewareホームに存在しない場合、WebLogic Serverは使用できず、WebSphereが唯一のオプションになります。 |
システムにインストールされているサーバーを選択します。 「次へ」をクリックします。 |
6 |
|
「インストール・サマリー」画面には、システムにインストールするコンポーネントおよび製品の一覧が表示されます。 |
実行するインストールを確認します。 「インストール」をクリックします。 |
7 |
|
この画面には、インストールの進行状況が表示されます。 |
プロセスが100%完了したら、「次へ」をクリックします。 |
8 |
|
インストールが完了すると、「インストール完了」画面が表示されます。 |
「終了」をクリックして画面を閉じます。 |
インストールが完了したら、構成ウィザードを実行してOracle Application Developer製品用のドメインを構成できます。手順については第3章を参照してください。