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Oracle® Fusion Middleware Oracle Service Busインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B61431-05
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D インストールのトラブルシューティング

この付録では、Oracle Service Busのインストール時に発生する可能性のある一般的な問題の解決策について説明します。内容は次のとおりです。

D.1 全般的なトラブルシューティングのヒント

インストール中にエラーが発生した場合は、次のように対処します。

D.2 インストールおよび構成ログ・ファイル

この項では、Oracle Service BusインストーラとOracle Fusion Middleware構成ウィザードの実行中に作成されるログ・ファイルについて説明します。ログ・ファイルには、インストールまたは構成において発生する問題のトラブルシューティングに役立つ情報が含まれます。

D.2.1 インストール・ログ・ファイル

インストーラは、ログ・ファイルをOracle_Inventory_Location/log(UNIXオペレーティング・システム)またはOracle_Inventory_Location\logs(Windowsオペレーティング・システム)ディレクトリに書き込みます。UNIXシステムでOracle Inventoryディレクトリの場所がわからない場合は、OSB_ORACLE_HOME/oraInst.locファイルで確認できます。Windowsシステムでのインベントリ・ディレクトリのデフォルトの場所はC:\Program Files\Oracle\Inventory\logsです。

次のインストール・ログ・ファイルがログ・ディレクトリに書き込まれます。

  • installdate-time-stamp.log

    これは、メインのログ・ファイルです。

  • installdate-time-stamp.out

    このログ・ファイルには、インストール時の出力ストリームとエラー・ストリームが含まれます。

  • installActionsdate-time-stamp.log

    このファイルはインストーラGUIで内部情報を追跡するために使用されます。

  • installProfiledate-time-stamp.log

    このログ・ファイルには、全体的な統計(インストールにかかった時間や、構成、メモリーおよびCPUの詳細など)が含まれます。

  • oraInstalldate-time-stamp.log

    このログ・ファイルには、コピー・セッションの出力ストリームが含まれます。

-printtimeパラメータを指定してインストーラを起動すると、timeTakendate-time-stamp.logおよびtimedate-time-stamp.logファイルが同じディレクトリに作成されます。

  • timeTakendate-time-stamp.log

    このファイルには、画面間の移動にかかった時間の情報が含まれます(GUIインストールの場合のみ)。

  • timedate-time-stamp.log

    このファイルには、コピー・セッションに関する時間情報が含まれます。

-printmemoryパラメータを指定してインストーラを起動すると、memorydate-time-stamp.logファイルが作成されます。このファイルには、コピー・セッションにおけるメモリー使用率の情報が含まれます。

D.2.2 構成ログ・ファイル

構成セッションのログ・ファイルを作成するには、次に示すように-logオプションを指定して構成ウィザードを起動します。

UNIXオペレーティング・システム:

./config.sh -log=log_filename -log_priority=log_level

Windowsオペレーティング・システム:

config.cmd -log=log_filename -log_priority=log_level

-logおよび-log_priorityオプションに関する詳細は、表D-1を参照してください。

表D-1 構成ウィザードのログ・ファイル・オプション

パラメータ 説明

-log

ログ・ファイルの格納場所を指定します。

log_filenameに絶対パスを指定すると、その場所にログ・ファイルが作成されます。パスを指定せずに、ファイル名のみを指定すると、ログ・ファイルはMW_HOME/logs (UNIXオペレーティング・システム)またはMW_HOME\logs (Windowsオペレーティング・システム)ディレクトリに作成されます。

-logと指定できるその他の値は次のとおりです。

  • stdout

    これは、エラー・メッセージを標準出力ストリームに書き込みます。

  • stderr

    これは、エラー・メッセージを標準エラー・ストリームに書き込みます。

  • disable

    これは、デフォルト・ロギングを無効にします。そのため、MW_HOME/logs (UNIXオペレーティング・システム)またはMW_HOME\logs (Windowsオペレーティング・システム)にログが生成されなくなります。

-log_priority

記録されるログの詳細レベルを指定します。

次に、受入れ可能な値のリストを、最も詳細なものから順に示します:

  • debug

  • info

  • warning

  • error

  • fatal


D.3 追加情報

この付録の情報で問題が解決できない場合は、http://support.oracle.comにあるMy Oracle Support(旧MetaLink)で詳細情報を検索してください。

問題の解決策が見つからない場合は、サービス・リクエストをオープンしてください。