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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B62263-04
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F ODI資格証明マップ名のカスタマイズ

Oracle Data Integrator Java EEエージェントおよびOracle Data Integratorコンソールは、資格証明マップを使用してユーザー名とパスワードを格納します。デフォルトの資格証明マップ名はoracle.odi.credmapです。状況によっては、ODIユーザーがODI Java EEエージェントおよびODIコンソールに対してデフォルトの資格証明マップ名を別の名前に変更する必要があることも稀にあります。

F.1 資格証明ストアに格納されるもの

ODIランタイムでは、ODI Java EEエージェントおよびODIコンソールに資格証明ストアが使用されます。

ほとんどの使用シナリオでは、ODIは資格証明マップ名oracle.odi.credmapを使用します。ただし、環境によっては、グローバル・レベルで資格証明マップ名が決められており、すべてのコンポーネントでその資格証明マップ名を使用する必要があります。たとえば、Oracle Fusion Middlewareアプリケーションでは、資格証明マップ名に標準のoracle.odi.credmapではなく、oracle.apps.securityが使用されます。この場合、資格証明マップ名を環境に合せてカスタマイズする必要があります。

F.2 資格証明マップ名の変更

Oracle Data Integratorテンプレートで指定された資格証明マップ名は、スクリプトupdateCredMapInEar.[sh|bat] (Oracle WebLogic Serverの場合)またはwas_updateCredMapInEar.[sh|bat] (IBM WebSphereの場合)を実行して変更できます。このスクリプトに-EARFILEパラメータを付けて実行すると、特定のEARファイルを修正してデフォルトの資格証明マップを更新できます。このスクリプトは、ODI Java EEエージェントEARを作成してデプロイする前、およびODIコンソールEARをWebLogicドメインにデプロイする前に実行する必要があります。このスクリプトの実行後、生成されるすべてのODI Java EEエージェントEAR内の資格証明マップが変更された名前になります。

Oracle WebLogic Serverの場合の使用方法:

updateCredMapInEar.sh -MAPNAME=credential_map_name -EARFILE=ear_file_to_update

IBM WebSphereの場合の使用方法:

was_updateCredMapInEar.sh -MAPNAME=credential_map_name -EARFILE=ear_file_to_update

各部分の説明:

指定しない場合は、ODI Java EEエージェント(oraclediagent.ear)およびODIコンソール(odiconsole.ear)のデフォルト・テンプレートの資格証明マップ名が修正されます。

次に、Oracle WebLogic Serverの場合のコマンド例を示します。

updateCredMapInEar.sh -MAPNAME=oracle.apps.security
updateCredMapInEar.sh -MAPNAME=oracle.apps.security -EARFILE=ODI_HOME/setup/manual/oracledi-agent/oraclediagent.ear

F.3 資格証明マップ作成用WLSTスクリプトの更新

テンプレートの資格証明マップ名を更新し、それからそのテンプレートをデプロイした場合は、デプロイされたアプリケーション用に作成された資格証明ストアのエントリで、この新しい資格証明マップ名が使用されていることを確認してください。資格証明ストアのエントリの作成に関する詳細は、第3.2.3項「資格証明ストアのエントリの追加」を参照してください。

createcredコマンドでmapパラメータに指定する値は、次の例に示すように、カスタマイズされた資格証明マップ名にする必要があります。

createCred(map="acme.security.credmap", key="SUPERVISOR", user="SUPERVISOR", password="supervisor1", desc="Key for Supervisor")