Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorインストレーション・ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7.0) B62263-04 |
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この付録では、Oracle Data Integrator製品をシステムから削除する方法について説明します。
ソフトウェアを削除する際には、必ずこの章に記載する指示に従ってください。ソフトウェアを手動で削除しようとすると、後でソフトウェアを再インストールしようとしたときに問題が発生する場合があります。この章に記載する手順に従えば、ソフトウェアは確実に正しく削除されます。詳細は、第4.4項「再インストール」を参照してください。
この章では、次の項目について説明します。
この項では、Oracle Data Integratorソフトウェアを削除する前に実行する必要があるタスクについて説明します。
この章では、次の項目について説明します。
Oracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントを削除する前に、すべてのサーバーとプロセスを停止する必要があります。
Oracle Fusion Middlewareの起動および停止の詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のOracle Fusion Middlewareの起動と停止に関する項を参照してください。
スタンドアロン・エージェントを停止するには、このエージェントのJavaプロセスを停止します。agentstop
コマンドを使用してリモートで停止することもできます。
スタンドアロン・エージェントを停止するには:
Oracle Data IntegratorエージェントのODI_HOME
/oracledi/agent/bin
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはODI_HOME
\oracledi\agent\bin
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動します。
次のコマンドを入力してエージェントを停止します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./agentstop.sh
Windowsオペレーティング・システムの場合:
agentstop.bat
OPMNを使用したエージェントの停止の詳細は、付録G「スタンドアロン・エージェントのOPMN構成」を参照してください。
注意: セキュリティ上の理由により、コマンドラインからのエージェントの停止は、エージェントのプロセスを起動したのと同じマシンでのみ実行できます。リモート・エージェントは停止できません。 |
AgentStopコマンド・パラメータ
表4-1に、エージェントを停止するコマンドの各種パラメータを示します。パラメータの前には"-"の文字が置かれ、使用できる値の前には"="の文字が置かれています。コマンドを入力する際には、オペレーティング・システム固有のデリミタの構文を考慮してください。
表4-1 AgentStopコマンドのパラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
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停止するスタンドアロン・エージェントのURL。 http://host:port/oraclediagent |
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このパラメータが指定された場合、名前が指定されている物理エージェントは停止します。このエージェントはローカル・エージェントまたはリモート・エージェントであり、マスター・リポジトリで宣言される必要があります。 |
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このパラメータを |
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このパラメータは、IMMEDIATEが |
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行し、Oracle Data Integratorのマスターおよび作業リポジトリをデータベースから削除します。手順は、『Oracle Fusion Middleware Repository Creation Utilityユーザーズ・ガイド』のスキーマの削除に関する項を参照してください。
リポジトリを手動でインストールした場合は、データベース・ツールを使用して、リポジトリを格納するスキーマを削除します。詳細は、使用しているデータベースの管理マニュアルを参照してください。
この項では、Oracle Data Integratorコンポーネントの削除に関する情報と手順について説明します。Oracle Data Integratorのアンインストーラを実行すると、アンインストーラを起動したOracleホーム(このガイドではODI_HOME
と呼ばれます)の下がすべて削除されます。システム・コンポーネントが削除されるOracleホームを使用していないことを確認してください。
この項では、次のトピックについて説明します。
Oracle Data Integratorアンインストーラを起動するには、ODI_HOME
/oui/bin
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはODI_HOME
\oui\bin
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に移動し、アンインストーラを起動します。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./runInstaller.sh -deinstall
Windowsオペレーティング・システムの場合:
setup.exe -deinstall
Windowsオペレーティング・システムの場合は、「スタート」メニューから「プログラム」→「Oracle Home - ODI_HOME」→「アンインストール」を選択してアンインストーラを起動することもできます。
注意: アンインストーラの実行後にWindowsオペレーティング・システムを再起動する必要があります。これを行わないと、結果として不完全な削除になる場合があります。 |
表4-2の指示に従って、ODI_HOME
を削除します。
アンインストーラの起動後、表4-2の手順に従ってODI_HOME
を削除します。
表4-2 Oracle Data Integratorホームの削除
画面 | 説明および必要なアクション |
---|---|
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1つ以上のOracle Fusion Middlewareソフトウェア・コンポーネントのアンインストールの開始時、この画面が表示されます。 |
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アンインストールするOracleホームを確認します。 「削除」をクリックして続行します。 「警告」画面で、アンインストーラによってソフトウェアの他にOracleホーム・ディレクトリも削除するかどうかを選択します。 ソフトウェアとOracleホームを削除する場合は「はい」を、ソフトウェアのみを削除する場合は「いいえ」を、前の画面に戻る場合は「取消」をクリックします。 「いいえ」を選択した場合、Oracleホーム・ディレクトリを手動で削除する手順は、第4.2.4項「Oracleホーム・ディレクトリの手動削除」を参照してください。 |
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この画面には、削除の進行状況と状態が表示されます。 |
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この画面は、完了したアンインストールのサマリーを示します。 「終了」をクリックして画面を終了します。 |
この項では、Middlewareホームのoracle_common
ディレクトリの削除方法について説明します。このディレクトリには、他のOracleホーム・ディレクトリと同様に、MW_HOME
/oracle_common/oui/bin
ディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME
\oracle_common\oui\bin
ディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に固有のアンインストーラが存在します。
アンインストーラでは、システム上のJava Runtime Environment (JRE)の場所を求められます。Oracle WebLogic Serverをインストールしたときに、システムにJREがインストールされています。この場所(JREディレクトリの場所)を使用してインストーラを起動できます。JREのデフォルトの場所は、MW_HOME
/jdk160_
version
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはMW_HOME
\jdk160_
version
(Windowsオペレーティング・システムの場合)です。ここで、MW_HOME
はMiddlewareホーム・ディレクトリです。
64ビット・プラットフォームのJREの場所は、Oracle WebLogic Serverのインストールで使用したJAVA_HOME
です。
UNIXオペレーティング・システムの場合:
./runInstaller -deinstall -jreLoc [JRE_LOCATION]
Windowsオペレーティング・システムの場合:
setup.exe -deinstall -jreLoc [JRE_LOCATION]
JRE_LOCATION
には絶対パスを指定する必要があります。相対パスは機能しません。
アンインストーラの起動後は、表4-2の手順に従ってOracle共通ホームを削除します。
アンインストール時に警告画面で「いいえ」を選択した場合、Oracleホーム・ディレクトリおよびすべてのサブディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、ODIのOracleホーム・ディレクトリがUNIXオペレーティング・システム上の/home/Oracle/Middleware/Oracle_ODI1
である場合、次のようにします。
> cd /home/Oracle/Middleware > rm -rf Oracle_ODI1
Windowsオペレーティング・システムでは、ODIのOracleホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware\Oracle_ODI1
である場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle\Middleware
ディレクトリに移動し、Oracle_ODI1
フォルダを右クリックして「削除」を選択します。
同じ手順を使用して、Oracle共通ホーム(oracle_common
)ディレクトリを手動で削除できます。
またWindowsオペレーティング・システムでは、プログラム・グループもStart Menu\Programs
フォルダから手動で削除する必要があります。たとえば、次のグループをC:\Documents and Settings\All Users\Start Menu\Programs
から削除します(実際のシステムでのフォルダ名とプログラム・グループ名はこれとは異なる場合があります)。
Oracle Fusion Middleware 11.1.1.n.n
Oracle Data Integrator 11g - Home1
Oracle WebLogic
注意: すべてのプログラムを削除し終わったら、正しく消去されるようにコンピュータを再起動する必要があります。 |
Oracle Data Integratorソフトウェアを削除した後、システムからアプリケーション・サーバーを削除できます。その前に、アプリケーション・サーバーを使用する他の製品が存在しないことを確認してください。そのような製品は、アプリケーション・サーバーを削除すると、機能しなくなります。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle WebLogic Serverを削除する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverインストレーション・ガイド』のソフトウェアのアンインストールに関する項を参照してください。
Oracle WebLogic Serverの削除後、Oracle Fusion Middlewareのホーム・ディレクトリを手動で削除する必要があります。たとえば、UNIXオペレーティング・システムでOracle Fusion Middlewareのホーム・ディレクトリが/home/Oracle/Middleware
の場合は、次のようにします。
> cd /home/Oracle > rm -rf Middleware
Windowsオペレーティング・システムでは、ミドルウェア・ホーム・ディレクトリがC:\Oracle\Middleware
の場合、ファイル・マネージャ・ウィンドウを使用してC:\Oracle directory
に移動し、Oracle Fusion Middlewareフォルダを右クリックして「削除」を選択します。
システムからIBM WebSphereを削除する方法の詳細は、IBM WebSphereのドキュメントを参照してください。
インストーラでは、Oracleインスタンスがすでに含まれるディレクトリにOracle Data Integratorを再インストールすることはできません。Oracle Data Integratorを以前と同じディレクトリに再インストールするには、次の手順に従ってください。
Oracle Data IntegratorのすべてのコンポーネントをODI_HOME
ディレクトリから削除するには、第4.2項「Oracle Data Integratorの削除」の手順に従います。
第2章「Oracle Data Integratorのインストール」の手順に従って、ソフトウェアを再インストールします。