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Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1 (11.1.1) for Microsoft Windows (32-Bit)
B55923-08
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35 Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタ

この章では、Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタに関連する問題について説明します。次のトピックが含まれています。

35.1 構成の問題および回避策

この項では、構成に関する問題およびその回避策について説明します。次のトピックが含まれています。

35.1.1 Oracle E-Business Suite Formsからカスタマイズされたパラメータを渡す際の管理対象のアタッチメントの問題の解決

ビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーに追加のメタデータ値を渡す指示がOracle E-Business Suite Forms構成に対して拡張されました。

Oracle Fusion Middleware Oracle Application Adapters for Oracle Enterprise Content Management管理者ガイドのビジネス・アプリケーションからのコンテンツ・サーバーへの追加のメタデータ値の引渡しに関する項の指示に従います。

Oracle E-Business Suite Forms構成の手順3と4で、Oracle E-Business Suite FormsのAXF_COMMAND_PARAMETERS表およびAXF_MA_PARAMETERS表にアクセスし、追加パラメータをコンテンツ・サーバーに渡す表にエントリを追加します。次に説明するAXF_MA_PARAMETERS表を使用して、追加パラメータに送る情報を定義します。

35.1.1.1 AXF_MA_PARAMETERS表の説明

表35-1 AXF_MA_PARAMETERS表の列の説明

説明

PARAMETERID

パラメータの一意のIDを定義します。

FNDID

fnd map表の一意のIDを定義します。AXF_FND_MAP表から取得します(Oracle E-Business Suite Forms)。

PARAMETERNAME

渡すパラメータの名前。ここで:

  • application: AFObjects表で定義されているようなビジネス・アプリケーションを指定します。この名前と値のペアは、コンテンツ・サーバーのAF_GRANT_ACCESSサービスおよび添付フレームワーク検索に構成パラメータとして渡されます。

  • extraParamName: チェックインまたはスキャン・フォームでビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーにメタデータとして渡される追加パラメータ。

DATASOURCENAME

パラメータ値のデータソース。DataまたはConstantを指定できます。

DATABLOCKNAME

値のフェッチ元のフォームのデータ・ブロック

FIELDNAME

値のフェッチ元のフォームのフィールド名。

CONSTANTVALUE

Oracle E-Business Suiteインスタンスを一意に識別する値を設定する必要があります。


35.1.1.2 AXF_MA_PARAMETERS表の実装例

次のAXF_MA_PARAMETERSの例は、請求書入力フォームのAfGrantAccessコマンド用に構成したフィールドを示しています。

表35-2 AXF_MA_PARAMETERS表の例

PARAMETERID FNDID PARAMETERNAME DATASOURCENAME DATABLOCKNAME FIELDNAME CONSTANTVALUE

1

5

Company

CONSTANT

(null)

(null)

MyCompany


35.1.2 Siebelエンティティ識別子フィールド(xsiebel<entity>形式)は通常のメタデータ・フィールドとして扱わない

Siebel識別子メタデータ・フィールド(xsiebel<entity>という名前で、xsiebelContactおよびxsiebelAcct内)には、Siebelエンティティへの添付ファイルのリンクに使用されるSiebelエンティティ値が格納されます。これらは通常のメタデータ・フィールドとして格納されないので、検索されず、プロファイルを構成する管理者は通常のメタデータ・フィールドとしてこれを扱わないでください(デフォルトで、これらの識別子フィールドはWebCenter Contentでユーザーに表示されません。表示されていればユーザーはこのフィールドに検索値を入力できますが、一致するドキュメントはContent Serverの検索エンジンで見つかりません)。

ユーザーはSiebel識別子フィールドにカンマ区切りリストでエンティティ行IDを入力することで、ドキュメントをエンティティに添付できます。この場合、管理対象添付リストでは別個のデータベース表に値が格納されます。

35.1.3 Siebel Adapter Siebel SIFファイルの検索

Siebel Adapter Siebel SIFファイルは11.1.1.6のインストール後、次の場所にあります。

middleware/Oracle_ECM1/ucm/Distribution/SiebelEcmIntegration