Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート 11gリリース1 (11.1.1) for Microsoft Windows (32-Bit) B55923-08 |
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この章では、Oracle WebCenter Content: Imagingに関連する問題について説明します。次のトピックが含まれています。
この項では、一般的な問題について説明します。次のトピックが含まれています。
37.1.9項「WebLogic Serverのリスニング・アドレスとAXFドライバのページURLは同じドメインを参照する必要がある」
37.1.11項「DefaultSecurityGroup MBeanを使用して初回のログイン時にセキュリティ・グループに管理者権限を割当て可能である」
37.1.15項「Content ServerのEnglish-USロケールが無効になっている場合、ドキュメントのアップロードまたは更新が失敗する」
37.1.16項「English-USロケールでContent Serverを起動しない場合、ドキュメント移動が失敗する」
Oracle Single Sign Onの使用時にImagingセッションが期限切れになると、WebLogic Serverによって内部サーバー・エラーが返されます。ページをリフレッシュすると、再認証のためにImagingのログイン・ページが表示され、新しいセッションを開始できます。
Oracle製品では、管理タスク用に10の標準言語、およびユーザー・タスク用に27の標準言語がサポートされています。そのため、ユーザー・タスク用にサポートされている言語を選択した場合、管理タスクを実行すると複数の言語がユーザー・インタフェースに表示されます。
検索結果表を使用して100を超えるドキュメントを削除しようとすると、Microsoft Internet Explorerで既知の問題が発生します。この場合、Internet Explorerによって404 Page Not Foundエラーが返され、ロックされる可能性があります。これは、Internet ExplorerのURL文字列が最大2083文字に制限されているためです。検索結果表を使用して100を超えるドキュメントを削除する必要がある場合は、最大65,000文字をサポートするMozilla Firefoxを使用できます。
現在、すべての時間情報はImagingサーバーのタイムゾーンに基づきます。つまり、Imagingシステムによって生成されるすべての日付メタデータ(ドキュメントの作成日、変更日または他の監査イベントなど)は、ユーザーのタイムゾーンではなく、Imagingサーバーのタイムゾーンで管理されます。そのため、タイムゾーンが午前0時をまたぐことで、一部のドキュメントの日付データ表示が予想と異なる可能性があります。
たとえば、Imagingサーバーのタイムゾーンがグリニッジ標準時(GMT)で、GMT+6タイムゾーンの1月10日午前2時(ローカル時間)にドキュメントが作成された場合、ユーザー・インタフェースに表示される作成日は1月9日午後8時です。これは、ドキュメントの作成日および変更日に基づくコンテンツの検索時に影響する可能性があります。
WebCenterを介してImagingドキュメントを表示した場合、ドキュメントはWebCenterでキャッシュされます。つまり、アノテーションを付ける前にドキュメントがWebCenterで表示された場合、アノテーションがない状態のドキュメントは、WebCenterのキャッシュがリフレッシュされるまでの間、表示可能になります。WebCenterでキャッシュされたドキュメントを編集しても、元のドキュメントはWebCenterのキャッシュからパージされないため、編集されたコンテンツは危険にさらされる可能性があります。ImagingとWebCenterを統合した場合に編集済コンテンツを保護するため、Imagingへアップロードする前のドキュメントの編集には、「アップロード」ページの「ビューア」を使用してください。
定義済アプリケーションから全文検索機能を削除し、「ドキュメントのコンテンツ」条件を検索から削除していない場合、そのアプリケーションに対する定義済検索でエラーが発生する可能性があります。既存のアプリケーションを変更して全文索引機能を削除する場合は、さらに、そのアプリケーションに対するすべての定義済検索からすべての「ドキュメントのコンテンツ」条件を削除してください。
OracleTextSearchを使用するためにImagingが構成されており、アプリケーションが全文索引用に定義されている場合、コンテンツ・サーバー・リポジトリの最大20のSDATAフィールドがImagingで定義されます。SDATAフィールドは、通常、テキストおよびメモ以外のフィールドで、Oracle Text Searchコンポーネントによって最適化済フィールドとして定義されますが、テキスト・フィールドを最適化済SDATAフィールドとして定義する基準がほかに存在する可能性があります。
アプリケーションの定義時に、Imagingによって、使用可能なSDATAフィールド数の問合せがリポジトリのDOCMETA表に対して実行され、この使用可能数より多い数のテキスト以外のフィールドをアプリケーション内で作成することは許可されません。ただし、コンテンツ・サーバー・リポジトリにインストールされた追加のコンポーネント(フォルダやディスカッションなど)によって、使用可能なSDATAフィールドの合計数が減少する可能性があります。他の構成によってDOCMETA表以外でSDATAが消費される可能性があるため、アプリケーションにフィールドを追加できても、コンテンツ・サーバーで検索索引を再構築しようとするとエラーが発生する可能性があります。その場合は、使用可能なSDATAフィールドで異なるContent Server接続を使用して、アプリケーションを再定義する必要があります。追加のContent Server接続が定義されていない場合は、追加のContent Serverをインストールして構成し、Imagingで新規の接続を作成できます。もしくは、検索索引を正常に再構築できる数までテキスト以外のフィールドを減らして元のコンテンツ・サーバー接続を使用すると、アプリケーションを再定義できます。
ImagingとOracle WebCenter Content: Recordsを統合する場合は、注意が必要です。レコード専用保存カテゴリを使用するよう構成されているImagingアプリケーションにドキュメントをアップロードしたときに、ドキュメントをアップロードしたユーザーがContent Serverリポジトリでのレコード表示権限を持たない場合、このユーザーには、Imaging検索でアップロードしたドキュメントが表示されません。カテゴリを保存する権限はRecordsで決定されます。ImagingとRecordsを統合する場合は、レコードを表示する権限が必要なすべてのユーザーに正しいセキュリティが設定されていること、すべてのImagingアプリケーションで保存カテゴリが正しく設定されていること、ユーザーがレコード専用保存カテゴリを使用した場合に何が起こるかを理解していることを確認してください。
ImagingでAXF機能を利用する場合、WebLogic Serverコンソールで構成されるリスニング・アドレス・ベース・ドメインが、AXFへのアクセスに使用されるURLでのドメイン指定と一致する必要があります。そうでない場合、コンテンツは正しくロードされず、ユーザーはAXFにアクセスできません。AXFでリスニング・アドレスを構成するには、次を実行します:
WebLogic Server管理コンソールにログインします。
ecm_domainの「環境」セクションで「サーバー」を選択します。「サーバーのサマリー」ページが表示され、「構成」タブがアクティブになります。
imaging_server<number>をクリックします。選択したImagingサーバーの「imaging_server<number>の設定」ページが表示され、「構成」および「全般」タブがアクティブになります。
「リスニング・アドレス」を優先URLに設定します。指定するリスニング・アドレスは、プロトコルを伴わないベース・ドメインであることが必要です。
注意: リスニング・アドレス・ベース・ドメインおよびAXFへのアクセスに使用するURLベース・ドメインは、同一にする必要があります。リスニング・アドレス設定に完全修飾ドメイン名を使用する場合は、ドメイン内であっても、アクセスURLにも完全修飾ドメイン名を使用する必要があります。たとえば、ベース・ドメインserver_name.domain.comをリスニング・アドレス構成設定で使用する場合、アクセスURLはhttp://server_name.domain.com:<port>/になります。 |
LinuxおよびNFS共有で入力エージェントが使用されている場合、他のNFSサービスに加えてNFSロック・サービスを起動する必要があります。NFSロック・サービスが実行されていない場合、入力エージェントはファイルをロックできず、ロックが無効であることを示すエラー・メッセージが表示されます。この場合、NFSロック・サービスが起動されるまで入力エージェントは機能しません。
DefaultSecurityGroup MBeanの機能が強化されました。アプリケーションの作成時にドキュメント・セキュリティ用のデフォルトのセキュリティ・グループとして使用できるだけでなく、この設定をセキュリティの初期化時に使用して特定のグループに完全な管理権限を割り当てることができます。Imagingセキュリティを初期化する前にDefaultSecurityGroup MBeanに値が指定されている場合、最初のユーザーがログインすると、ログインしたこのユーザーとともに、指定したグループにも完全な管理権限を割り当てられます。
入力定義ファイルをマッピングするときに、定義ファイル内にデータのない行が入力フィールド・マッピング・ページに存在する場合、このページにエラーが表示される可能性があります。この問題が発生した場合は、データが含まれる定義ファイル内の行を使用してフィールドをマップしてください。入力フィールド・マッピング・ページの「サンプル・データ」列内の「前の行を表示」および「次の行を表示」アイコンを使用すると、定義ファイル内の別の行に移動できます。
整数の小数表現を数値フィールドに取り込む場合、小数点が取り除かれます。たとえば、「1.0」は「1」として取り込まれます。整数ではない小数を取り込むと、値が丸められず、エラーが発生します。たとえば、「1.1」は数値フィールドに取り込まれず、エラーの原因となります。
小数値を小数フィールドに取り込む場合、表現値が同じであっても、アプリケーションに指定されている精度を小数値が超えないようにする必要があります。たとえば、アプリケーションに指定されている位取りが2である場合、「123.45」は正しく取り込まれますが、「123.450」の場合はエラーの原因となる可能性があります。これは、アプリケーションで許可されている小数点以下桁数を「123.450」が超えているためです。この動作は、Javaで使用可能な変換ルーチンと一致しています。
「進む」、「戻る」および「リフレッシュ」などのブラウザ・ナビゲーションを使用しても、ドキュメント内、ドキュメントのパネル内またはビューアで開いているドキュメント・タブ間でのナビゲーションは提供されません。かわりに、ブラウザではImagingビューア外のナビゲートが制御されます。ドキュメントを表示する際には、ビューア・ツールバーのナビゲーション・コントロールを使用して、ビューア内のすべてのナビゲーションを実行することをお薦めします。
Content ServerでEnglish-USロケールが有効になっている必要があります。Content ServerでEnglish-USロケールが無効になっていると、Imagingドキュメントのアップロードまたは更新が失敗します。アクティブ・ロケールとして設定する必要はありませんが、有効にする必要があります。
アクティブ・ロケールをEnglish-USに設定してContent Serverを初期起動する必要があります。そうしないと、アプリケーション間でのImagingドキュメントの移動に失敗します。起動したら、アクティブ・ロケールは変更でき、必要に応じてドキュメントを正常に移動できるようになります。
詳細モードでファイルを表示すると、一部のファイルはローカル・クライアント・コンピュータでキャッシュされます。クライアント・コンピュータで記憶域領域が懸念される場合は、クライアントの一時ディレクトリ内のキャッシュ済ファイルをすべて手動で削除します。
ImagingがOracleデータベースを使用している場合、ナビゲータ・ペインの「ツール」メニューで「ソリューション・エディタ」が有効になっています。ImagingがOracle以外のデータベースを使用している場合、ソリューション・エディタにはアクセスできません。
次のMBeansの構成は読取り専用で、『Oracle WebCenter Content Imaging管理者ガイド』のMBeanの構成に関する項には含まれていません。これはOracleによるJava Management Extension (JMX)標準の実装の一部であり、Enterprise ManagerシステムMBeanブラウザで表示はできますが変更はできません。
MBean | 説明 |
---|---|
ConfigMBean |
このMBeanがConfig MBeanであるかどうかを示します。 デフォルト: false |
eventProvider |
このMBeanがJSR-77によって定義されているイベント・プロバイダであることを示します。 デフォルト: true |
eventTypes |
このMBeanによって送信されるすべてのイベントのタイプ。 デフォルト: jmx.attribute.change |
objectName |
MBeanの固有のJMX名。 デフォルト: oracle.imaging:type=config |
ReadOnly |
trueの場合、このMBeanが読取り専用MBeanであることを示します。 デフォルト: false |
RestartNeeded |
再起動が必要かどうかを示します。 デフォルト: false |
stateManageable |
このMBeanがJSR-77によって定義されている状態管理機能を提供することを示します。 デフォルト: false |
statisticsProvider |
このMBeanがJSR-77によって定義されている統計プロバイダであることを示します。 デフォルト: false |
SystemMBean |
このMBeanがシステムMBeanであることを示します。 デフォルト: false |
この項では、ブラウザの互換性の問題について説明します。次のトピックが含まれています。
37.2.1項「IE: Internet ExplorerではExecuteSearchに対してASCII以外の文字がサポートされていない」
37.2.2項「Firefox: 詳細モードで「バージョン」および「ダウンロード」ダイアログ・ボックスがビューアの背後に表示される」
37.2.3項「Internet Explorer 9: ビューアに必要なJava SE Runtime Environmentをインストールするためのリンクの問題」
検索名にASCII以外の文字が使用されている場合、Microsoft Internet Explorerの検索URLツール(ExecuteSearch)は機能しません。検索名にASCII以外の文字を使用する必要がある場合は、Mozilla Firefoxバージョン3.5以上を使用して、次のパラメータを設定してください。
prefs.converted-to-utf8=true
network.standard-url.escape-utf8=true
network.standard-url.encode-utf8=true
network.standard-url.encode-query-utf8=true
Firefox 3.6および5.0以上がビューアの詳細モードでページ・アイテムのレイヤー順序を処理する方法に問題があります。このため、Firefoxを使用してドキュメントを表示するときに、ドキュメントが表示されるメイン・ページ・リージョンで「バージョン」および「ダウンロード」ダイアログ・ボックスが隠れてしまいます。この問題を回避するには、ダイアログ・ボックスにアクセスする前に隠れてしまったアイテムを表示できるように、「プロパティ」、「履歴」または「付箋」パネルをメイン・ページ・リージョンまで十分に拡張します。Microsoft Internet ExplorerまたはFirefox 3.5.xを使用している場合、この問題は発生しないため、回避策として、ビューアの拡張モードを使用する場合はこれらのブラウザを使用してドキュメントを表示できます。
ビューアでは、詳細モードでドキュメントを表示するためにJava SE Runtime Environment (JRE)プラグインをインストールする必要があります。JREがインストールされていない場合、初めて詳細モードで使用すると、ビューアからプラグインのインストールを要求されます。Internet Explorer 9を使用している場合、JREプラグインをインストールするためのリンクが機能しません。Internet Explorer 9を使用している場合、詳細モードでビューアを使用するには、JREプラグインを手動で入手およびインストールする必要があります。
この項では、アクセシビリティの問題について説明します。次のトピックが含まれています。
37.3.4項「Firefox: ビューアの詳細モードでのキーボード・ナビゲーション用に追加されたアプレットにスキップ・リンク」
37.3.5項「Internet Explorer 7: 「ドキュメントのアップロード」および「プリファレンス」ページでのフォーカスの問題」
フォーカスされているボタンをアクティブ化するためのキーボード・コマンドは、ビューアの基本モードと詳細モードで異なります。ビューアの基本モードでは、フォーカスされているボタンのアクティブ化には[Enter]キーを使用します。ビューアの詳細モードでは、フォーカスされているボタンのアクティブ化には[Space]キーを使用します。
付箋のコンテンツがドキュメントとともにダウンロードまたは印刷されません。また、RESTビューアを介して表示できません。付箋のコンテンツは、「付箋」パネルで付箋を拡大し、Webページを印刷することで、制限付きで印刷可能です。
Imagingユーザー・インタフェースでキーボード・ナビゲーションを使用した場合にページ上で最初にフォーカスされるリンクは、ページ最上部の「コンテンツにスキップ」リンクです。このリンクを選択して[Enter]を押すと、ページのコンテンツ領域にある最初の項目がフォーカスされます。たとえば、ホーム・ページの最初のコンテンツ・アイテムはヘルプ・リンクです。検索を実行してコンテンツ領域に結果が表示された場合、コンテンツにスキップ・リンクをクリックすると最初の検索タブに移動します。
ビューアの詳細モードでドキュメントを表示した場合、キーボードのフォーカスはビューア・ツールバーから開始されます。ただし、Firefoxでは、キーボードを使用してフォーカスをツールバーの外に移動した場合、要素間を移動して元の場所に戻りません。この問題を回避するには、ページ最上部のアプレットにスキップ・リンクを使用します。キーボードのフォーカスをビューアのツールバーに戻すには、[Tab]で「アプレットにスキップ」リンクに移動し、[Enter]を押します。
Internet Explorer 7を使用する場合、「ドキュメントのアップロード」ページ(「開く」、「ビューア」、「作成」、「リセット」、「閉じる」)または「プリファレンス」ページ(「適用」、「元に戻す」、「閉じる」)のすべてのコマンド・ボタンに、キーボードからフォーカスできないように見えます。アクティブになっているボタンが明示されませんが、フォーカスは実行されています。Internet Explorer 8では、この問題は発生しません。
スクリーン・リーダー・モードでインポートするファイルを選択すると、ファイルがロードされ、「次へ」ボタンが使用可能になりますが、インポートするファイルの名前が表示されません。
Internet Explorer 7では、キーボードを使用してカレンダから日付を選択する際に、日付を選択できません。この問題は、Firefox、SafariおよびInternet Explorerの後期バージョンでは発生しません。また、[Tab]を使用した場合に次のボタンがスキップされます。「前の月」、「前の年」、「月の増/減」、および「年の増/減」。キーボードで日付を選択するための別の方法として、数字キーを使用して手動で日付を入力できます。
「新規検索の作成」ウィザードでフィールドの入力が完了すると、キーボードのフォーカスがブラウザURLに移動するため、現在のページを編集するためにはバナーを[Tab]で移動してナビゲートする必要があります。
JAWSの実行中にアノテーション付きドキュメントを表示した場合、[Tab]でアノテーションに移動できますが、JAWSによって説明が読み上げられません。
キーボードを使用してカレンダ・コントロールから日付を選択すると、選択した日付が保持されません。回避策として、キーボードの数字キーを使用して日付フィールドに日付を入力します。
スクリーン・リーダー・モードを使用し、詳細ビューア・モードで最初にドキュメントを開いた場合、JAWSによって各ボタン名の後に[Insert][F1]ヘルプ・テキストというフレーズが誤って追加されます。
Microsoft Internet Explorerを使用し、「ユーザー・プリファレンス」ページで「スクリーン・リーダーを使用する」が有効化されている場合、「ナビゲーション」ペインの一部のパネルが表示されない可能性があります。ただし、パネル・タイトルのテキストは読み取られます。これは、パネル名が長すぎる場合に発生します。ユーザー・インタフェース言語によっては、この問題が1つ以上のパネルで発生します。非表示のパネルの上にあるパネルを拡大すると、非表示のパネルが表示されます。
ドキュメントの訂正箇所: 現時点ではドキュメントの問題はありません。