この章では、Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。
この項では、構成に関する問題およびその回避策について説明します。内容は次のとおりです。
35.1.1項「解決されたOracle E-Business Suite Formsからカスタマイズされたパラメータを渡す際の管理対象のアタッチメントの問題」
35.1.2項「Siebelエンティティ識別子フィールド(xsiebel<entity>形式)は通常のメタデータ・フィールドとして扱わない」
Oracle E-Business Suite Forms構成では、ビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーに追加のメタデータの値を渡す手順が拡張されています。
Oracle Fusion Middleware Oracle Application Adapters for Oracle Enterprise Content Management管理者ガイドのビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーに追加のメタデータの値を渡す方法に関する項に記述されている手順を実行します。
Oracle E-Business Suite Formsの構成の手順3と4で、Oracle E-Business Suite FormsのAXF_COMMAND_PARAMETERS表およびAXF_MA_PARAMETERS表にアクセスして、拡張パラメータでコンテンツ・サーバーに渡すエントリを表に追加します。次に説明するAXF_MA_PARAMETERS表を使用して、追加パラメータに送信する情報を定義します。
表35-1 AXF_MA_PARAMETERS表の列の説明
列 | 説明 |
---|---|
PARAMETERID |
パラメータの一意のIDを定義します。 |
FNDID |
fndマップ表の一意のIDを定義します。AXF_FND_MAP表(Oracle E-Business Suite Forms)から取得します。 |
PARAMETERNAME |
渡すパラメータの名前。ここで:
|
DATASOURCENAME |
パラメータ値のデータソース。「データ」または「定数」を指定できます。 |
DATABLOCKNAME |
値がフェッチされたフォームのデータ・ブロック |
FIELDNAME |
値がフェッチされたフォーム内のフィールド名 |
CONSTANTVALUE |
Oracle E-Business Suiteインスタンスを一意に識別する値に設定する必要があります。 |
Siebel識別子メタデータ・フィールド(xsiebel<entity>という名前で、xsiebelContactおよびxsiebelAcct内)には、Siebelエンティティへの添付ファイルのリンクに使用されるSiebelエンティティ値が格納されます。これらは通常のメタデータ・フィールドとして格納されないので、検索されず、プロファイルを構成する管理者は通常のメタデータ・フィールドとしてこれを扱わないでください(デフォルトで、これらの識別子フィールドはWebCenter Contentでユーザーに表示されません。表示されていればユーザーはこのフィールドに検索値を入力できますが、一致するドキュメントはContent Serverの検索エンジンで見つかりません)。
ユーザーはSiebel識別子フィールドにカンマ区切りリストでエンティティ行IDを入力することで、ドキュメントをエンティティに添付できます。この場合、管理対象添付リストでは別個のデータベース表に値が格納されます。
Siebel Adapter Siebel SIFファイルは11.1.1.6のインストール後、次の場所にあります。
middleware
/Oracle_ECM1/ucm/Distribution/SiebelEcmIntegration