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Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1 (11.1.1) for Linux x86
B55924-09
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35 Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタ

この章では、Oracle WebCenterアプリケーション・アダプタに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

35.1 構成の問題および回避策

この項では、構成に関する問題およびその回避策について説明します。内容は次のとおりです。

35.1.1 解決されたOracle E-Business Suite Formsからカスタマイズされたパラメータを渡す際の管理対象のアタッチメントの問題

Oracle E-Business Suite Forms構成では、ビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーに追加のメタデータの値を渡す手順が拡張されています。

Oracle Fusion Middleware Oracle Application Adapters for Oracle Enterprise Content Management管理者ガイドのビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーに追加のメタデータの値を渡す方法に関する項に記述されている手順を実行します。

Oracle E-Business Suite Formsの構成の手順3と4で、Oracle E-Business Suite FormsのAXF_COMMAND_PARAMETERS表およびAXF_MA_PARAMETERS表にアクセスして、拡張パラメータでコンテンツ・サーバーに渡すエントリを表に追加します。次に説明するAXF_MA_PARAMETERS表を使用して、追加パラメータに送信する情報を定義します。

35.1.1.1 AXF_MA_PARAMETERS表の説明

表35-1 AXF_MA_PARAMETERS表の列の説明

説明

PARAMETERID

パラメータの一意のIDを定義します。

FNDID

fndマップ表の一意のIDを定義します。AXF_FND_MAP表(Oracle E-Business Suite Forms)から取得します。

PARAMETERNAME

渡すパラメータの名前。ここで:

  • application: AFObjects表で定義されているビジネス・アプリケーションを指定します。この名前/値のペアは、構成パラメータとしてコンテンツ・サーバーAF_GRANT_ACCESSサービスおよびアタッチメント・フレームワーク検索に渡されます。

  • 追加のParamName: チェックインまたはスキャン・フォームでビジネス・アプリケーションからコンテンツ・サーバーにメタデータとして渡される追加のパラメータ。

DATASOURCENAME

パラメータ値のデータソース。「データ」または「定数」を指定できます。

DATABLOCKNAME

値がフェッチされたフォームのデータ・ブロック

FIELDNAME

値がフェッチされたフォーム内のフィールド名

CONSTANTVALUE

Oracle E-Business Suiteインスタンスを一意に識別する値に設定する必要があります。


35.1.1.2 AXF_MA_PARAMETERS表の例の実装

請求書入力フォームのAfGrantAccessコマンドで構成された表示フィールドに従うAXF_MA_PARAMETERSの例。

表35-2 AXF_MA_PARAMETERS表の例

PARAMETERID FNDID PARAMETERNAME DATASOURCENAME DATABLOCKNAME FIELDNAME CONSTANTVALUE

1

5

Company

CONSTANT

(null)

(null)

MyCompany


35.1.2 Siebelエンティティ識別子フィールド(xsiebel<entity>形式)は通常のメタデータ・フィールドとして扱わない

Siebel識別子メタデータ・フィールド(xsiebel<entity>という名前で、xsiebelContactおよびxsiebelAcct内)には、Siebelエンティティへの添付ファイルのリンクに使用されるSiebelエンティティ値が格納されます。これらは通常のメタデータ・フィールドとして格納されないので、検索されず、プロファイルを構成する管理者は通常のメタデータ・フィールドとしてこれを扱わないでください(デフォルトで、これらの識別子フィールドはWebCenter Contentでユーザーに表示されません。表示されていればユーザーはこのフィールドに検索値を入力できますが、一致するドキュメントはContent Serverの検索エンジンで見つかりません)。

ユーザーはSiebel識別子フィールドにカンマ区切りリストでエンティティ行IDを入力することで、ドキュメントをエンティティに添付できます。この場合、管理対象添付リストでは別個のデータベース表に値が格納されます。

35.1.3 Siebel Adapter Siebel SIFファイルの検索

Siebel Adapter Siebel SIFファイルは11.1.1.6のインストール後、次の場所にあります。

middleware/Oracle_ECM1/ucm/Distribution/SiebelEcmIntegration