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Oracle® Fusion Middlewareリリース・ノート
11gリリース1 (11.1.1) for Linux x86
B55924-09
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34 Oracle Portal

この章では、Oracle Portalに関連する問題について説明します。内容は次のとおりです。

34.1 始める前に

このドキュメントに記載されている既知の問題および回避策に加え、My Oracle Supportノート834615.1(Oracle Fusion Middleware 11g Portal (11.1.1)サポート・ステータスおよびアラート)を確認することをお薦めします。この記事には、Oracle Portal 11gリリース1 (11.1.1)のリリース後に発見された既知の問題が含まれます。

34.2 一般的な問題および回避策

この項では、一般的な問題および回避策について説明します。内容は次のとおりです。

34.3 アップグレードの問題および回避策

この項では、アップグレードの問題および回避策について説明します。内容は次のとおりです。

34.3.1 Portal 10gのSSL環境からOracle Portal 11g リリース1 (11.1.1)へのアップグレード

SSL環境をOracle Portal 10gからOracle Portal 11gリリース1 (11.1.1)にアップグレードする場合、同じホスト名上にSSOとポータル中間層が存在すると、Oracle Portalにログインできなくなります。Internet Explorerでは、同じホスト名上において、SSLモードを使用する異なる2つのポート間でリダイレクトを繰り返すという問題が発生します。回避策として、Mozilla Firefoxを使用できます。

34.4 相互運用性の問題および回避策

この項では、相互運用性の問題および回避策について説明します。内容は次のとおりです。

34.4.1 Oracle Portal 11gリリース1 (11.1.1)とSecured Enterprise Search (SES) 10.1.8.3の相互運用性

この相互運用環境を使用するには、https://support.oracle.com/からパッチID 7685124をダウンロードしてインストールする必要があります。My Oracle Supportでノート816929.1を参照してください。

34.4.2 Oracle Portal 11gリリース1 (11.1.1)とSecured Enterprise Search (SES) 10.1.8.4の相互運用性

この相互運用シナリオを使用するには、https://support.oracle.com/からパッチID 7971335をダウンロードしてインストールする必要があります。

34.4.3 Oracle Portal 11gリリース1 (11.1.1)中間層をOracle Portal Repository 10gリリースと相互運用している場合のWebプロバイダの作成

Portal 11gリリース1 (11.1.1)では、11g中間層と10gポータル・リポジトリを組み合せて使用している場合、Webプロバイダを作成できません。

34.5 ユーザー・インタフェースの問題および回避策

この項では、Oracle Portalユーザー・インタフェースに関連する問題および回避策について説明します。内容は次のとおりです。

親またはテンプレートから権限を継承しているページにリスト・ビューを使用して権限を設定できない問題

リスト・ビューを使用して1つ以上のページに対するアクセス権を設定する場合、その権限は、親ページまたはテンプレートから権限を継承しているページには設定されません。この問題を回避するには、サブページの「アクセス」タブを使用して、目的のページの権限を個別に変更します。

34.6 エクスポートとインポートの問題および回避策

この項では、Oracle Portalでのエクスポートとインポートに関連する問題および回避策について説明します。この項の内容は次のとおりです。

34.6.1 エクスポートおよびインポートでサポートされないReportsサーバー・コンポーネント

トランスポート・セットにReportsサーバー・コンポーネントを含めると、それらはエクスポートおよびインポート時に削除されます。また、エクスポートおよびインポート用の任意のページ・グループでOracle Reportsアイテム・タイプを構成しないでください。構成すると、インポートされたページ・グループで(そのページ・グループの「構成」タブにある「コンテンツ・タイプおよびクラス」の「編集」リンクをクリックして)アイテム・タイプを構成しようとしたときに、次のエラーが表示されます。

Internal error (WWC-00006)
Unexpected error - User-Defined Exception (WWC-35000)
Unexpected error - ORA-01403: no data found (WWC-35000)

34.6.2 トランスポート・セットの保存

トランスポート・セットの転送の完了後、「マニフェストの表示」をクリックするとトランスポート・セットのマニフェストが表示されます。転送されたデータの事前チェックを実行する前に、必ずトランスポート・セットを保存してください。この手順により、マニフェストの変更が取得されます。

34.6.3 ページ・グループのインポート時のエラー

ページ・グループのインポートは、次のエラー・メッセージとともに失敗する可能性があります。

[Error:  (WWU-80338)] context = Schema Validation user = 
ORCLADMIN There were some inconsistencies found and hence import process is aborted.Check the debug log for further details.Fix those inconsistencies, by running schema validation in cleanup mode to proceed

この問題は、共有ポートレットを含むページ・グループを削除した後に発生することがあります。エクスポートまたはインポート・プロセスが円滑に実行されるように、クリーンアップ・モードでSVUを実行する必要があります。

34.7 ポートレットとプロバイダの問題および回避策

この項では、OmniPortlet、Webクリッピング、シンプル・パラメータ・フォーム、ページ・ポートレットおよびWSRPプロバイダに関連する問題および回避策について説明します。この項の内容は次のとおりです。

34.7.1 フェデレーテッド・ポータル・アダプタを使用してページ・ポートレットにアクセスする場合の問題

フェデレーテッド・ポータル・アダプタでは、独自のポータルにリモート・ポータル・ページを表示できます。ただし、2つのポータル・インスタンスで同じOracle Single Sign-Onサーバーを共有していない場合、リモート・ポータル・ページがパブリックであっても、そのリモート・ページをページ・ポートレットとして表示できません。ページ・ポートレットのかわりに、次の例に示すようなメッセージが表示されます。

Portlet 257,75057 responded with content-type text/plain when the client was requesting content-type text/html

この問題を回避するには、同じOracle Single Sign-Onサーバーを使用するように両方のポータル・インスタンスを構成します。

34.7.2 再デプロイ後のJPSポートレットのエラー

ポートレット・コンテナにポートレットを再デプロイすると、プロデューサとそのすべてのコンシューマ間に存在する既存のすべてのセッションが失われます。コンシューマが既存のプロデューサ・セッションを再利用しようとしても、再デプロイ後に最初にプロデューサに接続した時点で、次の例のようなエラー・メッセージが表示される可能性があります。

Error: Could not get markup. The cookie or session is invalid or there is a runtime exception.

プロデューサのセッションを再確立するには、ポータル・ページをリフレッシュします。新規ブラウザ・セッションでポートレットに再アクセスする場合は、新規プロデューサ・セッションが自動的に確立されるため、このエラー・メッセージは表示されません。

34.7.3 Oracle Portal Integration Solutions (Microsoft Exchange)のSSLサポート

Oracle Portal Integration Solutions (Microsoft Exchange)では、SSLはサポートされません。これは既知の制限です。

34.8 PDKの問題および回避策

Oracle Portal Developer Kit (PDK)リリース10.1.2は、PortalおよびWirelessのインストールに含まれます。PDK-JavaおよびPDK-PL/SQLのリリース・ノートは、次の中間層ORACLE_HOMEの場所にあります。

Oracle PDKの最新リリース

新機能、新規APIおよび追加ドキュメントを提供するOracle PDKの新規リリースが、定期的に公開されます。最新の機能をすべて利用するには、Oracle Technology Network (OTN)(http://www.oracle.com/technology/products/ias/portal/pdk.html)のPDKダウンロード・ページから最新のPDKをダウンロードしてください。

最新のOracle PDKリリースのリリース・ノートは、OTNのOracle Portalと、次のPDKダウンロードの場所にあります。

34.9 グローバリゼーション・サポートの問題および回避策

この項では、Oracle Portalでのグローバリゼーション・サポートに関連する問題および回避策について説明します。内容は次のとおりです。

34.9.1 BiDi言語で常に右から左の方向になるテキスト・エントリ

すべてのテキスト領域およびフィールドの方向は、右から左(RTL)です。ただし、一部のテキスト領域は、左から右(LTR)に機能させることができます。Internet Explorerユーザーは、左側の[Ctrl]および[Shift]キーを押すことでこれを変更できます。

34.9.2 Oracle PortalでのASCII以外の文字に関する制限事項

ASCII以外の文字を含むアイテムURLを一方のブラウザの場所またはアドレス・フィールドから別のブラウザにコピーして貼り付ける場合、ログイン資格証明がOracleAS Single Sign-Onを通じて認証されていないと、そのアイテムにアクセスできない可能性があります。

この問題を回避するには、アイテムにアクセスしてアイテムURLをコピーする前にポータルにログインしておきます。

34.9.3 ログ・ファイルのマルチバイト・キャラクタ

一部の環境では、ログ・ファイルのマルチバイト・キャラクタが破損する可能性があります。

たとえば、WLS_PORTAL管理対象サーバーをOracle WebLogic Server管理コンソールから起動すると、「ユーザー名」「パスワード」起動中などのマルチバイト・キャラクタが破損することがあります。

回避策:

  • Oracle WebLogic Server管理コンソールを使用してWLS_PORTAL起動パラメータの-Dfile.encoding=iso-8859-1-Dfile.encoding=utf8に変更します。

  • MW_HOME/user_projects/domains/DomainName/binにあるsetDomainEnv.shファイルで-Dfile.encoding=iso-8859-1-Dfile.encoding=utf8に変更します。

詳細は、ノート403179.1を参照してください。