ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Java EEアップグレード・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B55925-03
  ドキュメント・ライブラリへ
ライブラリ
製品リストへ
製品
目次
目次

戻る
戻る
 
 

A orion-web.xmlおよびorion-ejb-jar.xmlのアップグレード・リファレンス

この付録には、Oracle Application Server 10g アプリケーションをOracle WebLogic Serverに再デプロイできるよう準備する際のリファレンス情報が含まれています。

次の項を参照して、それぞれのOC4Jデプロイメント・ディスクリプタの要素のアップグレードに関する詳細を確認してください。


orion-web.xml

OC4J固有のアプリケーションレベルのWebディスクリプタであるorion-web.xmlは、WARファイルの/WEB-INFディレクトリに格納されて配布されます。このディスクリプタは、OC4J固有の設定を追加したり、web.xmlの設定を上書きするために使用します。

Oracle WebLogic Serverでは、同等のベンダー固有のデプロイメント・ディスクリプタはweblogic.xmlと呼ばれ、Webモジュールの/WEB-INFディレクトリ内にあります。

10g アプリケーションをOracle WebLogic Serverに再デプロイする場合は、Webモジュールで設定した特定のOC4J設定を、すべてweblogic.xmlファイル内の同等の設定でWebLogic Server用に変換する必要があります。詳細は、この付録に記載された、orion-web.xmlファイルの各要素に関する情報を参照してください。


<classpath>

OC4Jでの定義

Webアプリケーションのスコープ内またはスコープ外にあるコード・ソース(JARファイル、ZIPファイルなど)をOC4J Webアプリケーションが参照できるようにします。この場所にある有効なコード・ソースは、実行時にWebアプリケーションのクラスローダーに追加されます。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

次の2つのオプションがあります。

  • 参照されるJARファイルをWebアプリケーションのWEB-INF/libディレクトリにコピーします。

    または

  • クラスをJARファイルにパッケージし、そのJARファイルをOracle WebLogic Serverの共有ライブラリとしてデプロイします。このライブラリは、アプリケーションのweblogic-application.xmlデプロイメント・ディスクリプタの<library-ref>要素を介してアプリケーションから参照されます。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』の共有Java EEライブラリおよびオプション・パッケージの作成に関する項


<contextParamMappingFinding>

OC4Jでの定義

サーブレット・コンテキスト・パラメータ用に、web.xml内の対応する<context-param>要素によって指定された値を上書きします。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverには、直接対応するものがありません。ただし、任意のサーブレットまたはフィルタから、次のようにしてコンテキスト・パラメータを上書きすることは可能です。

getServletContext().getInitParameter("ContextParam")
詳細情報

"Webサイトjava.sun.comにある「Java 2 Platform, Enterprise Edition, v 1.3 API Specification」ServletConfig Javaサーブレット・インタフェース


<mimeMappings>

OC4Jでの定義

MIMEマッピングを含むファイルへのパスを定義します。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverには、直接対応するものがありません。ただし、web.xmlの対応する<mime-mapping>要素によって、<mimeMappings>要素に指定された値を上書きすることは可能です。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweb.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項


<virtual-directory>

OC4Jでの定義

静的コンテンツのための仮想ディレクトリ・マッピングを追加します。これは、UNIXシステムのシンボリック・リンクと概念的に類似した方法で機能します。

仮想ディレクトリを使用すると、WebアプリケーションのWARファイルに物理的に存在していなくても、ドキュメントの実際のルート・ディレクトリの内容をアプリケーションから利用できるようになります。たとえば、複数のWARファイルからエンタープライズ全体のエラー・ページにリンクするような場合に役立ちます。

対応するweblogic.xmlエントリ

<virtual-directory-mapping>

アップグレードのアドバイス

同等な<virtual-directory-mapping>エントリをweblogic.xmlに作成します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項


<access-mask>

OC4Jでの定義

アプリケーション用のオプションのアクセス・マスクを指定します。ホスト名またはホスト・ドメインを使用してクライアントをフィルタするか、またはIPアドレスおよびサブネットを使用してクライアントをフィルタするか、あるいはその両方を使用できます。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

使用可能な場合は、ネットワーク・ファイアウォールまたはアプリケーション・ロードバランサのいずれかに、同じフィルタを作成します。その他に、Oracle WebLogic Serverネットワーク接続フィルタを使用して、Oracle WebLogic Serverドメインにフィルタを設定することも検討してください。

ただし、Oracle WebLogic Serverネットワーク接続フィルタはドメイン全体のみに対して機能し、アプリケーションごとには設定できないことに十分注意してください。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverセキュリティのプログラミング』のネットワーク接続フィルタの使用に関する項


<servlet-chaining>

OC4Jでの定義

現在のサーブレットのレスポンスに特定のMIMEタイプが設定されているときにコールするサーブレットを指定します。

指定したサーブレットは、現在のサーブレットの後にコールされます。これは、特定の種類の出力をフィルタまたは変換するために使用します。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

同じ機能を実現する標準フィルタを作成します。OC4Jサーブレット・チェーンは旧式の専用メカニズムで、バージョン2.3のサーブレット仕様で導入された標準のサーブレット・フィルタリングとほぼ同じ機能を持ちます。

詳細情報

"Webサイトjava.sun.comの「The Essentials of Filters


<request-tracker>

OC4Jでの定義

リクエスト・トラッカとして使用するサーブレットを指定します。このサーブレットは、ブラウザからサーバーに送信されるリクエストごとに、対応するレスポンスがコミットされるのと同じタイミングで(レスポンスが実際に送信される直前に)起動されます。

リクエスト・トラッカは、情報のロギングに役立ちます。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

リクエスト・トラッカ・サーブレットの機能を持つ標準のサーブレット・リクエスト・リスナーを作成します。

OC4Jサーブレット・リクエスト・トラッカは旧式の専用メカニズムで、バージョン2.4のサーブレット仕様で導入された標準のリクエスト・リスナーとほぼ同じ機能を持ちます。

詳細情報

"Webサイトjava.sun.comの「Servlet Life Cycle


<session-tracking>

OC4Jでの定義

このアプリケーションのセッション・トラッキング設定を指定します。

セッション・トラッキングはCookieによって実現されるので、ブラウザでCookieを有効にしていることを前提とします。

対応するweblogic.xmlエントリ

<session-descriptor>

アップグレードのアドバイス

weblogic.xml<session-descriptor>要素を使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項


<session-tracker>

OC4Jでの定義

<session-tracking>のこのサブ要素は、セッション・トラッカとして使用するサーブレットを指定します。

セッション・トラッカは、セッションが作成されるとすぐに起動されます。具体的にはHTTPセッション・リスナー(javax.servlet.http.HttpSessionListenerインスタンスを実装するクラスのインスタンス)のsessionCreated()メソッドの起動と同時に起動されます。

セッション・トラッカは、情報のロギングなどに役立ちます。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

セッション・トラッカ・サーブレットの機能を持つ標準のHttpSessionListenerを作成します。

詳細情報

"Webサイトjava.sun.comの「Servlet Life Cycle


<resource-ref-mapping>

OC4Jでの定義

データソース、JMSキュー、メール・セッションなどの外部リソースのためのJNDIロケーションを宣言します。これは、リソースを宣言する、web.xmlファイル内の対応する<resource-ref>要素とともに使用します。

対応するweblogic.xmlエントリ

<resource-description>

アップグレードのアドバイス

weblogic.xml<resource-description>要素を使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項


<lookup-context>

OC4Jでの定義

この要素は、そのlocation属性によって、親の<resource-ref-mapping>要素でマップされたリソースのルックアップでデフォルトのコンテキストのかわりに使用されるオプションのJNDIコンテキストを指定します。

これは、サード・パーティのモジュール(サード・パーティのJMSサーバーなど)に接続する場合に役立ちます。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverでは、JNDI名のルックアップにデフォルトのモジュール・コンテキストを使用します。ただし、サード・パーティのJNDIモジュールがJMSサーバーで、関連するコネクション・ファクトリと宛先を使用することがその目的の場合は、WebLogic JMSを使用して、ローカルWebLogic Server JNDIツリー内のサード・パーティのJMSプロバイダを参照できます。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMSの構成と管理』のサード・パーティのJMSプロバイダにアクセスするための外部サーバー・リソースの構成に関する項


<resource-env-ref-mapping>

OC4Jでの定義

環境リソースのためのJNDIロケーションを宣言します。これは、リソースを宣言する、web.xmlファイル内の対応する<resource-env-ref>要素とともに使用します。

対応するweblogic.xmlエントリ

<resource-env-description>

アップグレードのアドバイス

weblogic.xml<resource-env-description>要素を使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項


<env-entry-mapping>

OC4Jでの定義

環境エントリ用に、web.xmlの対応する<env-entry>要素によって指定された値を上書きします。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverには、直接対応するものがありません。ただし、web.xmlの対応する<env-entry>要素に指定された値を上書きすることは可能です。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweb.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項


<ejb-ref-mapping>

OC4Jでの定義

EJBのためのJNDIロケーションを宣言します。これは、EJBを宣言する、web.xmlファイルの対応する<ejb-ref>または<ejb-local-ref>要素とともに使用します。

対応するweblogic.xmlエントリ

<ejb-reference-description>

アップグレードのアドバイス

weblogic.xml<ejb-reference-description>要素を使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項


<service-ref-mapping>

OC4Jでの定義

この要素は、Webサービスを宣言する、web.xmlファイルの<service-ref>要素とともに使用します。

対応するweblogic.xmlエントリ

<service-ref-description>

アップグレードのアドバイス

weblogic.xml<service-ref-description>要素を使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項


<expiration-setting>

OC4Jでの定義

所定の一連のリソースの有効期限、つまりブラウザでそのリソースが期限切れになるまでの時間を指定します。(ブラウザは、期限切れになったリソースが次に要求された際、そのリソースを再ロードします。)

これは、ドキュメントと同じ頻度では画像を再ロードしないなどのキャッシング・ポリシーに役立ちます。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

これは、特定のリクエストをキャッシュするようブラウザに要求してサーバーへのリクエストを減少させるという点で、OC4Jサーブレット・コンテナのパフォーマンス機能といえます。

Oracle WebLogic Serverには、同等の機能がありません。

詳細情報

なし。


<jazn-web-app>

OC4Jでの定義

OracleAS JAAS Providerおよびシングル・サインオン(SSO)のプロパティをサーブレット実行用に構成します。特定のセキュリティ対応の権限下でサーブレットを起動するには、これらの機能を適切に設定する必要があります。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverでは、セキュリティ・サブジェクトの伝播は同じドメイン内で自動的にサポートされます。

ただし、複数のドメイン間でIDを伝播する場合は、クロスドメイン・セキュリティまたはグローバル信頼が有効になっている必要があります。

詳細情報

『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverセキュリティについて』

Oracle WebLogic Server管理コンソールのオンライン・ヘルプの、ドメイン間のクロスドメイン・セキュリティの有効化に関する項


<security-role-mapping>

OC4Jでの定義

この要素は、指定するユーザーおよびグループまたは全ユーザーにセキュリティ・ロールをマップします。これでマップされるのは、web.xmlファイルの<security-role>要素によって指定されている名前と同じ名前のセキュリティ・ロールです。impliesAll属性または適切なサブ要素の組合せ(<group>または<user>、あるいはその両方)のいずれかを使用します。

対応するweblogic.xmlエントリ

<security-role-assignment>

アップグレードのアドバイス

weblogic.xml<security-role-assignment>要素を使用します。セキュリティ・ロール名は宛先のOracle WebLogic Serverドメインで作成する必要があります。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項


<web-app-class-loader>

この項では、orion-web.xmlデプロイメント・ディスクリプタのOC4J <web-app-class-loader>要素によってサポートされる属性について説明します。

search-local-classes-first

OC4Jでの定義

この属性をtrueに設定すると、システム・クラスの前にWARファイルのクラスが検索され、ロードされます。デフォルトでは、最初にシステム・クラスが検索され、ロードされます。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

アプリケーションのweblogic-application.xml<prefer-application-package>要素を追加することで、フィルタリング・クラスローダーを構成します。この要素には、アプリケーションから明示的にロードするパッケージをリストし、アプリケーション共有ライブラリを使用する方法か、アプリケーションのAPP-INF/libまたはWEB-INF/libディレクトリにJARファイルをバンドルする方法のいずれかによって、必要なバージョンのJARファイルをアプリケーションで確実に使用できるようになります。

OC4Jの場合とは異なり、WebLogic Serverのフィルタ済クラスがアプリケーションのクラスローダーで解決できない場合でも、Oracle WebLogic Serverによってそのクラスが親のクラスローダーからロードされることはありません。そのため、weblogic-application.xml<prefer-application-packages>要素内にリストされたパッケージ名が正しいことを必ず確認してください。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』のフィルタリング・クラスローダーの使用に関する項

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』の共有Java EEライブラリおよびオプション・パッケージの作成に関する項

include-war-manifest-class-path

OC4Jでの定義

この属性をfalseに設定すると、WARファイルからクラスを検索してロードするときに、(search-local-classes-firstの設定とは関係なく)WARファイルのマニフェストのClass-Path属性に指定されたクラスパスは無視されません。falseに設定しない場合は、WARファイルのマニフェストのクラスパスが含まれます。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

WebLogic Serverは、WARファイルのマニフェストで指定されたクラスパスを読み取りません。ただし、アプリケーションのWEB-INF/libディレクトリの一部としてクラスをバンドルすることは可能です。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Serverアプリケーションの開発』の共有Java EEライブラリおよびオプション・パッケージの作成に関する項

autojoin-session

OC4Jでの定義

ユーザーがアプリケーションにログインすると同時に、そのユーザーにセッションを割り当てるかどうかを指定します。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

WebLogic Serverでは、ユーザーがアプリケーションにログインすると同時に、そのユーザーにセッションが自動的に割り当てられます。OC4Jとは異なり、この動作はデプロイメント・ディスクリプタの要素で無効にすることはできません。

詳細情報

なし。

default-buffer-size

OC4Jでの定義

サーブレット・レスポンス用の出力バッファのデフォルトのサイズをバイト単位で指定します。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverには、この構成要素に直接対応するものはありません。ただし、任意のサーブレットからレスポンス・オブジェクトを使用して、setBufferSize()をコールすることは可能です。バッファ・サイズ・ディレクティブの<%@ page buffer%>をJSPページに含めることもできます。

詳細情報

なし。

default-charset

OC4Jでの定義

OC4J 10g リリース(10.1.3.1.0)では、この属性はJSPページおよびサーブレット・コンテナに対してデフォルトで使用するISOキャラクタ・セットを指定します。

一般に、JSP 2.0を使用する場合は、かわりに(JSP 2.0仕様に準拠し、web.xml<jsp-config>要素の下にある)標準の<page-encoding>機能を使用して、URLパターンに基づくキャラクタ・セットを指定することをお薦めします。

ただし、(特に複数のアプリケーションにわたって)多数のJSPページがある場合は、EARファイルで多くの変更を加える必要をなくすためにdefault-charsetが役立つ場合があります。

また、default-charsetを使用してベース・デフォルトを設定してから、<page-encoding>機能を使用して特定のURLパターンのデフォルトを上書きすることもできます。

対応するweblogic.xmlエントリ

jsp-descriptor/encoding

アップグレードのアドバイス

weblogic.xmljsp-descriptor/encoding構成を使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項

default-mime-type

OC4Jでの定義

setContentType()メソッドがサーブレット実装からコールされない状況での、サーブレット・レスポンスのデフォルトのコンテンツ・タイプを指定します。

default-mime-typeを指定しない場合、デフォルトのコンテンツ・タイプはありません。

対応するweblogic.xmlエントリ

container-descriptor /default-mime-type

アップグレードのアドバイス

weblogic.xmlcontainer-descriptor/default-mime-type構成を使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項

development

OC4Jでの定義

このOC4J固有のフラグは開発時に使用します。このフラグは、特定のディレクトリについて、サーブレット・ソース・ファイルが更新されているかどうかを確認するようOC4Jサーバーに指示します。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverで、javaソースの自動コンパイルは行われません。ただし、次の処理は可能です。

  • JSPファイルについて動的なクラスロードを有効にするには、weblogic.xmljsp-descriptor/page-check-secondsを構成します。

  • サーブレットについて動的なクラスロードを有効にするには、weblogic.xmlcontainer-descriptor/servlet-reload-check-secsを構成します。

開発モードでは、この両方のフラグがデフォルト値の1秒に設定されます。本番環境では、これらのフラグは無効であり、明示的に設定する必要があります。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項

directory-browsing

OC4Jでの定義

この属性は、URLが「/」で終わるときにディレクトリの参照を許可するかどうかを指定します。

対応するweblogic.xmlエントリ

container-descriptor /index-directory-enabled

アップグレードのアドバイス

weblogic.xmlcontainer-descriptor/index-directory-enabled構成を使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項

enable-jsp-dispatcher-shortcut

OC4Jでの定義

このOC4J固有のフラグは、パフォーマンス・チューニング用のフラグで、simple-jsp-mappingattribute属性のtrue設定とともに使用します。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverには、同等なものがありません。

詳細情報

なし。

file-modification-check-interval

OC4Jでの定義

HTMLファイルなどの静的ファイルをいつチェックして、タイムスタンプが変更されているかどうかと、そのためにファイル・システムから再ロードする必要があるかどうかを確認するかを指定します。

対応するweblogic.xmlエントリ

container-descriptor /index-directory-enabled

アップグレードのアドバイス

weblogic.xmlcontainer-descriptor/resource-reload-check-sec要素を使用します。

関連する次のweblogic.xml設定も検討してください。

  • JSPに同様の設定を使用するには、jsp-descriptor/page-check-secondsを使用します。

  • サーブレットに同様の設定を指定するには、container-descriptor/servlet-reload-check-secsを使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項

jsp-cache-directory

OC4Jでの定義

JSPトランスレータからの出力ファイルのベース・ディレクトリとして使用される、JSPのキャッシュ・ディレクトリを指定します。

対応するweblogic.xmlエントリ

jsp-descriptor/workingDir

アップグレードのアドバイス

weblogic.xml<jsp-descriptor>要素のworkingDir属性を使用します。

ただし、OC4Jのjsp-cache-directory構成とは異なり、このディレクトリはTLDには関係しません。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項

jsp-cache-tlds

OC4Jでの定義

永続TLDキャッシングがJSPページに対して有効かどうかを示します。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic ServerはTLDキャッシングをサポートしており、TLDキャッシングはデフォルトで有効になっているため、この構成はアップグレードの必要がありません。

OC4Jとは異なり、TLDキャッシングはデプロイメント・ディスクリプタの要素で無効にすることはできません。

詳細情報

なし。

jsp-print-null

OC4Jでの定義

このフラグを「false」に設定すると、JSPページからのNULL出力に対して、デフォルトの「NULL」文字列ではなく空の文字列が出力されます。

対応するweblogic.xmlエントリ

jsp-descriptor/print-nulls

アップグレードのアドバイス

weblogic.xml<jsp-descriptor>要素のprint-nulls属性を使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項

jsp-taglib-locations

OC4Jでの定義

JSPページで(jsp-cache-tlds属性によって)永続TLDキャッシングが有効になっている場合に、この属性を使用すると、既知の場所として使用する1つ以上のディレクトリをセミコロンで区切ったリストで指定できます。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic ServerはTLDキャッシングをサポートしており、TLDキャッシングはデフォルトで有効になっているため、この構成はアップグレードの必要がありません。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項

jsp-timeout

OC4Jでの定義

指定した時間が経過した後も要求がなければ、JSPページはメモリーから削除されます。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

この機能は、メモリーの効率的な使用が重要視されるアプリケーションに影響します。コールされる頻度が低いJSPページがある場合は、これによってリソースが解放されます。

この機能はアップグレードの必要がありません。

詳細情報

なし。

persistence-path

OC4Jでの定義

サーバーの再起動後またはアプリケーションの再デプロイ後も永続的に保持される、サーブレットのHttpSessionオブジェクトの格納場所を示します。

この機能を有効にするには、セッション・オブジェクトをシリアライズ可能にする(直接的または間接的にjava.io.Serializableインタフェースを実装する)か、またはリモート対応にする(直接的または間接的にjava.rmi.Remoteインタフェースを実装する)必要があります。

対応するweblogic.xmlエントリ
  • session-descriptor要素のpersistent-store-type属性

  • container-descriptor要素のsave-sesssions-enables属性

アップグレードのアドバイス

weblogic.xmlで、session-descriptor要素のpersistent-store-type属性をmemoryに設定し、container-descriptor要素のsave-sessions-enabled属性をtrueに設定します。

これによって、アプリケーションの再デプロイメント後やサーバーの再起動後も、セッションがディスクに確実にシリアライズされます。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項

schema-major-version

OC4Jでの定義

orion-web.xml XSDのメジャー・バージョン番号です。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverでは必要ありません。

詳細情報

なし。

schema-minor-version

OC4Jでの定義

orion-web.xml XSDのマイナー・バージョン番号です。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

なし。

詳細情報

なし。

servlet-webdir

OC4Jでの定義

OC4Jのシステム・プロパティのhttp.webdir.enableがtrueに設定されている場合は、この属性を使用して、スタンドアロンOC4Jでのクラス名によるサーブレットの起動を有効にします。

このシステム・プロパティを設定すると、スラッシュ(/)で始まるすべてのservlet-webdir設定によって、この機能が有効になるとともに、OC4Jにクラス名でサーブレットを起動させるために、コンテキスト・パスの後に挿入される特別なURL部分が指定されます。URL内のこのパス以降に記述されている部分は、すべてクラス名とみなされます(パッケージも含みます)。

この機能は、通常、開発時とテスト時にOC4Jスタンドアロン環境で使用します。これにはセキュリティ上の重大なリスクが伴うので、本番環境では使用しないでください。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

サーブレット仕様の標準サーブレットおよびサーブレット・マッピング宣言を構成して、weblogic.servlet.ServletServletを構成します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のサーブレットの作成と構成に関する項

simple-jsp-mapping

OC4Jでの定義

*.jspがoracle.jsp.runtimev2.JspServletフロントエンドJSPサーブレットのみにマップされている場合は、trueに設定します。

これは、アプリケーションに影響を与える任意のWebディスクリプタ(global-web-application.xmlweb.xmlおよびorion-web.xml)の<servlet>要素で指定されます。

この属性を有効にすると、JSPページのパフォーマンスが向上します。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

これはOC4J JSPコンテナのパフォーマンス・チューニング・フラグなので、WebLogic Serverでは不要です。

詳細情報

なし。

source-directory

OC4Jでの定義

development属性がtrueに設定されている場合は、source-directory設定で指定する場所で、自動コンパイルの対象となるサーブレット・ソース・ファイルが検索されます。

デフォルトの場所を使用する場合、OC4Jは、デプロイメント後にアプリケーションの/WEB-INFディレクトリの場所を追跡し続けます。修正されたソース・ファイルは、パッケージ名に基づいて、source-directoryディレクトリの任意の場所で検出されることに注意してください。

対応するweblogic.xmlエントリ
  • jsp-descriptor要素のpage-check-seconds属性

  • container-descriptor要素のservlet-reload-check-secs属性

アップグレードのアドバイス

WebLogic Serverで、javaソースの自動コンパイルは行われません。

  • JSPファイルについて動的なクラスロードを有効にするには、jsp-descriptor要素のpage-check-seconds属性を構成します。

  • サーブレットについて動的なクラスロードを有効にするには、container-descriptor要素のservlet-reload-check-secs属性を構成します。

開発モードでは、この両方のフラグがデフォルト値の1秒に設定されます。本番環境では、これらのフラグは無効であり、明示的に設定する必要があります。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Webアプリケーション、サーブレット、JSPの開発』のweblogic.xmlデプロイメント・ディスクリプタの要素に関する項

temporary-directory

OC4Jでの定義

これは、サーブレットおよびJSPページがスクラッチ・ファイル用に使用する一時ディレクトリのパスです。このパスは、絶対パスまたはデプロイメント・ディレクトリからの相対パスのいずれかで指定できます。

対応するweblogic.xmlエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

サーブレット仕様のjavax.servlet.context.tempdir属性を構成します。

サーブレットや他のクラスが情報の格納に使用できる一時作業ディレクトリを使用すると、アプリケーションが正しく動作しない場合があります。

詳細情報

"Webサイトjava.sun.comにある「Java 2 Platform, Enterprise Edition, v 1.3 API Specification」ServletContext Javaサーブレット・インタフェース


orion-ejb-jar.xml

OC4J固有のアプリケーションレベルのEJBディスクリプタであるorion-ejb.xmlは、WARファイルの/WEB-INFディレクトリに格納されて配布されます。このディスクリプタは、OC4J固有の設定を追加したり、ejb-jar.xmlの設定を上書きするために使用します。

Oracle WebLogic Serverでは、同等のベンダー固有のデプロイメント・ディスクリプタはweblogic-ejb-jar.xmlと呼ばれ、Webモジュールの/WEB-INFディレクトリ内にあります。

10g アプリケーションをOracle WebLogic Serverに再デプロイする場合は、EJBモジュールで設定した特定のOC4J設定を、すべてweblogic-ejb-jar.xmlファイル内の同等の設定でWebLogic Server用に変換する必要があります。詳細は、この付録に記載された、orion-ejb.xmlファイルの主要な要素および要素属性に関する情報を参照してください。


<session-deployment>

OC4Jでの定義

このJARファイル内でデプロイされたセッションBeanの追加のカスタマイズ済デプロイメント情報を提供します。この要素が存在するということは、セッションBeanのカスタマイズされたデプロイメント設定がアプリケーションに含まれていることを示します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ
  • stateless-session-descriptor

  • stateful-session-descriptor

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic ServerでのセッションBeanのカスタマイズは、stateless-session-descriptor要素およびstateful-session-descriptor要素を使用して行います。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のstateless-session-descriptorに関する項およびstateful-session-descriptorに関する項

copy-by-value

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性は、EJBコールにおけるすべての受信および送信パラメータをコピー(クローン作成)するかどうかを示します。アプリケーションを高速化するために、copy-by-valueセマンティクスを前提としないことが確実な場合は、この値をfalseに設定します。デフォルト値はtrueです。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

enable-call-by-reference

アップグレードのアドバイス

enable-call-by-reference要素を使用して、copy-by-valueセマンティクスをweblogic-ejb-jar.xmlで指定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のenable-call-by-referenceに関する項

idletime

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性は、各Beanのアイドル・タイムアウトを設定するために使用します。このタイムアウト時間が経過すると、非アクティブ化が行われます。この属性には、適切な秒数を設定します。デフォルトは300秒(5分)です。無効にするには、任意の負の数を指定します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

stateful-session-cache/idle-timeout-seconds

アップグレードのアドバイス

stateful-session-descriptorstateful-session-cache/idle-timeout-seconds要素を使用して、weblogic-ejb-jar.xmlでアイドル・タイムアウトを設定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のstateful-session-cacheに関する項

min-instances

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性は、インスタンス化またはプールされた状態で維持されるBean実装インスタンスの最小数です。デフォルトは0(ゼロ)です。この設定が有効なのは、ステートレス・セッションBeanのみです。

この要素が存在するということは、Beanのカスタマイズされたプーリング設定がアプリケーションに含まれていることを示します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

initial-beans-in-free-pool

アップグレードのアドバイス

initial-beans-in-free-pool要素を使用して、Beanプールの最小サイズをweblogic-ejb-jar.xmlで設定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のステートレス・セッションEJBのプーリングに関する項

max-instances

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性が存在するということは、Beanのカスタマイズされたプーリング設定がアプリケーションに含まれていることを示します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

max-beans-in-free-pool

アップグレードのアドバイス

max-beans-in-free-pool要素を使用して、Beanプールの最大サイズをweblogic-ejb-jar.xmlで設定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のステートレス・セッションEJBのプーリングに関する項

max-instances-threshold

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性は、非アクティブ化が行われるまでにメモリー内に存在できるBean数のmax-instances数に対する割合を設定するために使用します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

max-beans-in-cache

アップグレードのアドバイス

stateful-session-descriptorstateful-session-cache/max-beans-in-cache要素を使用して、weblogic-ejb-jar.xmlでアイドル・タイムアウトを設定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のstateful-session-cacheに関する項

max-tx-retries

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性は、システムレベルの障害によってロールバックされたトランザクションの再試行回数を指定します。デフォルトは0(ゼロ)です。

ステートフル・セッションBeanでは、RuntimeException、ErrorまたはRemoteExceptionがスローされてもOC4Jは再試行しません。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

retry-methods-on-a-rollback/retry-count

アップグレードのアドバイス

weblogic-ejb-jar.xmlのEJBモジュール内のすべてのBeanに対して再試行を有効にするには、retry-methods-on-rollback/retry-count要素を使用します。

ただし、OC4JとOracle WebLogic Serverとでは動作が異なることに注意してください。OC4JではEJBごとに再試行を指定し、WebLogic ServerではEJBモジュールごとに再試行を構成します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のretry-methods-on-rollbackに関する項

resource-check-interval

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性は、すべてのリソースをこの時間間隔でチェックするために使用します。この時点でいずれかのしきい値に達している場合は、非アクティブ化が行われます。デフォルトは180秒(3分)です。

無効にするには、任意の負の数を指定します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverではサポートされていません。

詳細情報

該当なし

passivate-count

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性は、いずれかのリソースしきい値に達した場合に非アクティブ化するBeanの数を定義するために使用します。

Beanの非アクティブ化は、最低使用頻度アルゴリズムを使用して実行されます。デフォルトは、max-instances属性の1/3です。この属性を無効にするには、カウントを0(ゼロ)または負の数に設定します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverではサポートされていません。

詳細情報

該当なし

persistence-filename

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性は、再起動のたびにセッションが保存されるファイルへのパスを定義するために使用します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

これは、Oracle WebLogic Serverでサポートされていません。ただし、Oracle WebLogic Serverのカスタム永続ストアを使用できる場合があります。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』の非アクティブ化Beanに対する永続ストア・ディレクトリの指定に関する項

pool-cache-timeout

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性は、プールにキャッシュされたステートレス・セッションを維持する期間を指定します。

ステートレス・セッションBeanの場合、pool-cache-timeoutを指定すると、pool-cache-timeoutの時間間隔で、プール内の対応するBeanタイプのBeanがすべて削除されます。0(ゼロ)または負の値を指定すると、pool-cache-timeoutが無効になり、Beanはプールから削除されません。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

idle-timeout-seconds

アップグレードのアドバイス

idle-timeout-seconds要素を使用して、Beanプールのタイムアウト値をweblogic-ejb-jar.xmlで設定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のステートレス・セッションEJBのプーリングに関する項

timeout

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性は、ステートフル・セッションBeanがプールのクリーンアップの対象となるまでに非アクティブ状態を継続できる最大秒数を設定するために使用します。値が0(ゼロ)または負の数の場合、すべてのタイムアウトが無効になります。

プール・クリーンアップ・ロジックは、30秒ごとに起動されます。プール・クリーンアップ・ロジックの実行中に、タイムアウト値を渡すことによって削除されるのは、タイムアウトしたセッションのみです。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

stateful-session-cache

アップグレードのアドバイス

stateful-session-descriptorstateful-session-cache/session-timeout-seconds要素を使用して、weblogic-ejb-jar.xmlでセッション・タイムアウトを設定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のstateful-session-cacheに関する項

transaction-timeout

OC4Jでの定義

<session-deployment>要素のこの属性は、このステートレスまたはステートフルのセッションBeanによって開始されたトランザクションがコミットまたはロールバックされるのをOC4Jが待機する最大秒数を示します。値が0(ゼロ)または負の数の場合、タイムアウトは無効になります。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

transaction-descriptor要素とそのtrans-timeout-seconds子要素

アップグレードのアドバイス

transaction-descriptor/trans-timeout-seconds要素および子要素を使用して、EJBのトランザクション・タイムアウト値をweblogic-ejb-jar.xmlで設定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のtransaction-descriptorに関する項


<ejb-ref-mapping>

OC4Jでの定義

この要素は、あらゆるEJB参照をJNDI名にマップします。

クライアントのロールで動作している1つのエンタープライズBean(ソース・エンタープライズBeanと呼ぶ)が別のエンタープライズBean(ターゲット・エンタープライズBeanと呼ぶ)にアクセスするには、その前にソース・エンタープライズBeanのデプロイメント・ディスクリプタでターゲット・エンタープライズBeanへのEJB参照を定義する必要があります。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

ejb-reference-description

アップグレードのアドバイス

weblogic-ejb-jar.xmlejb-reference-description要素を使用して、EJB参照のJNDIロケーション・マッピングを設定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のejb-reference-descriptionに関する項


<resource-ref-mapping>

OC4Jでの定義

この要素は、あらゆるEJB参照をJNDI名にマップします。

JDBCデータソース、JMSトピックまたはキュー、JavaMail、HTTP URLなどのサービスへの接続を提供するリソース・マネージャ・コネクション・ファクトリへの環境参照を定義できます。これらの参照は、OC4Jが提供する実際のリソース・マネージャ・コネクション・ファクトリに、OC4Jがデプロイメント時にバインドする論理名です。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

resource-description

アップグレードのアドバイス

weblogic-ejb-jar.xmlresource-description要素を使用して、リソース参照のJNDIロケーション・マッピングを設定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のresource-descriptionに関する項


<resource-env-ref-mapping>

OC4Jでの定義

<resource-env-ref-mapping>要素は、リソースの管理オブジェクトをマップするために使用されます。

たとえば、JMSを使用するためには、BeanはJMSファクトリ・オブジェクトと宛先オブジェクトの両方を取得する必要があります。これらのオブジェクトは、JNDIから同時に取得されます。<resource-ref>要素でJMSファクトリを宣言し、<resource-env-ref>要素を使用して宛先を宣言します。したがって、<resource-env-ref-mapping>要素は宛先オブジェクトをマップします。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

resource-env-description

アップグレードのアドバイス

weblogic-ejb-jar.xmlresource-env-description要素を使用して、リソース環境参照のJNDIロケーション・マッピングを設定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のresource-env-descriptionに関する項


<message-destination-ref-mapping>

OC4Jでの定義

<message-destination-ref-mapping>要素は、JMS 1.1を使用している場合にのみ使用します。

この要素を使用して、クライアント・デプロイメント・ディスクリプタのmessage-destination-ref-nameをOC4J環境で使用できる別の場所にマップします。これにより、メッセージのコンシューマとプロデューサを1つ以上の共通の論理的な宛先にリンクする手段が提供されます。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

message-destination-descriptor

アップグレードのアドバイス

weblogic-ejb-jar.xmlmessage-destination-descriptor要素を使用して、メッセージ宛先マッピングのJNDIロケーション・マッピングを設定します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のmessage-destination-descriptorに関する項


<session-type>Stateful</session-type>

OC4Jでの定義

session-type要素のこの値は、アプリケーションにステートフル・セッションBeanが含まれていることを示します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

stateful-session-cache/cache-type

アップグレードのアドバイス

ステートフル・セッションBeanを非アクティブ化するデフォルトの方法は、OC4JとWebLogic Serverで異なります。

WebLogic Serverの場合、デフォルトでは、NRU(Not Recently Used)の非アクティブ化モデルが使用され、リソースの限度に達したときにのみ非アクティブ化が行われます。OC4Jの場合は、Beanのアイドル・タイムアウトに達すると同時に非アクティブ化が行われるLRU(Least Recently Used)モデルに厳密に従います。

非アクティブ化を頻繁に行うセマンティクスが必要な場合は、weblogic-ejb-jar.xmlのstateful-session-descriptorでstateful-session-cache/cache-type要素をLRUに設定し、OC4Jセマンティクスを維持します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のステートフル・セッションEJBの非アクティブ化に関する項


<message-driven-deployment>

OC4Jでの定義

orion-ejb-jar.xmlのこのセクションでは、このJARファイル内でデプロイされたメッセージドリブンBeanの追加のデプロイメント情報を提供します。

この要素が存在するということは、メッセージドリブンBeanのカスタマイズされたデプロイメント設定がアプリケーションに含まれていることを示します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

message-driven-descriptor

アップグレードのアドバイス

weblogic-ejb-jar.xmlmessage-driven-descriptor要素を使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のmessage-driven-descriptorに関する項

connection-factory-location

OC4Jでの定義

<message-driven-deployment>要素のこの属性は、使用するコネクション・ファクトリのJNDIロケーションを定義するために使用します。JMSの宛先コネクション・ファクトリは、この属性で指定されます。構文は、java:comp/resource + リソース・プロバイダ名 + TopicConnectionFactoriesまたはQueueConnectionFactories + ユーザー定義名です。nnnConnectionFactoriesは、定義するファクトリのタイプを指定します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

connection-factory-jndi-name

アップグレードのアドバイス

weblogic-ejb-jar.xmlmessage-driven-descriptor要素のconnection-factory-jndi-nameを使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のmessage-driven-descriptorに関する項

dequeue-retry-count

OC4Jでの定義

<message-driven-deployment>要素のこの属性は、データベース・フェイルオーバーの発生後、リスナー・スレッドによって試行されるJMSセッションの再取得頻度を指定するために使用します。これは、MDB内のコンテナ管理トランザクションに対してのみ適用されます。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

dequeue-retry-countはMDBに対して指定し、宛先が停止していることをOC4Jが検出したときに、宛先に対するリスナー・スレッドの再起動を試行する回数を構成します。

Oracle WebLogic Serverには、直接対応するものがありません。この機能は、Oracle AQに対するフェイルオーバーのサポートを目的としており、Oracle WebLogic Serverでリソース・アダプタに固有な設定になります。

詳細情報

該当なし

dequeue-retry-interval

OC4Jでの定義

<message-driven-deployment>要素のこの属性は、再試行の間隔を指定するために使用します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

dequeue-retry-intervalはMDBに対して指定し、宛先が停止していることをOC4Jが検出したときに、宛先に対するリスナー・スレッドの再起動を試行する時間間隔を構成します。

Oracle WebLogic Serverには、直接対応するものがありません。この機能は、Oracle AQに対するフェイルオーバーのサポートを目的としており、Oracle WebLogic Serverでリソース・アダプタに固有な設定になります。

詳細情報

該当なし

destination-location

OC4Jでの定義

<message-driven-deployment>要素のこの属性は、使用する宛先(キューまたはトピック)のJNDIロケーションを定義するために使用します。

JMS宛先は、destination-location属性で指定されます。構文は、java:comp/resource + リソース・プロバイダ名 + トピックまたはキュー + 宛先名です。トピックまたはキューは、定義する宛先のタイプを指定します。宛先名は、データベースで定義された実際のキュー名またはトピック名です。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

destination-jndi-name

アップグレードのアドバイス

weblogic-ejb-jar.xmlmessage-driven-descriptordestination-jndi-name要素を使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のmessage-driven-descriptorに関する項

listener-threads

OC4Jでの定義

<message-driven-deployment>要素のこの属性は、複数のJMSメッセージを同時にコンシュームするために使用します。デフォルトは1スレッドです。トピックには、1スレッドのみを指定できます。キューには複数のスレッドを設定できます。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

max-beans-in-free-pool

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverでは、使用するリソース・アダプタに応じた様々な方法でスレッド管理を制御できます。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のステートフル・セッションBeanへの同時アクセスの構成に関する説明

max-delivery-count

OC4Jでの定義

<message-driven-deployment>要素のこの属性は、メッセージドリブンBeanのonMessageメソッドがエラーを戻した場合(確認応答操作の起動に失敗した場合、例外をスローした場合、またはその両方の場合)にOC4Jがこのメソッドにメッセージの即時再配信を試行する最大回数を設定するために使用します。

この回数の再配信が行われると、メッセージは配信不能とみなされ、メッセージ・サービス・プロバイダのポリシーに従って処理されます。たとえば、OEMS JMSはその例外キュー(jms/Oc4jJmsExceptionQueue)にメッセージを挿入します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

max-delivery-countはMDBに対して指定され、障害が発生したときに同じメッセージの配信を試行する最大回数を設定します。Oracle WebLogic Serverでは、このオプションをMDBごとに設定することはサポートされていません。

詳細情報

『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server JMSのプログラミング』

resource-adapter

OC4Jでの定義

<message-driven-deployment>要素のこの属性は、このMDBが使用するリソース・アダプタ・インスタンスの名前を定義するために使用します。このMDBがJ2CAメッセージ・サービス・プロバイダを使用している場合にのみ適用されます。リソース・アダプタにより受信されたメッセージでMDBをアクティブにするには、MDBとリソース・アダプタを接続する必要があります。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

resource-adapter-jndi-name

アップグレードのアドバイス

weblogic-ejb-jar.xmlmessage-destination-descriptor要素のresource-adapter-jndi-nameを使用します。

詳細情報

"『Oracle Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング』のmessage-driven-descriptorに関する項

subscription-name

OC4Jでの定義

<message-driven-deployment>要素のこの属性は、このメッセージドリブンBeanがサブスクライブするトピックの名前を定義するために使用します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

リソース・アダプタを使用し、そのリソース・アダプタがsubscription-nameプロパティをサポートしている場合は、ejb-jar.xmlactivation-config-property要素を使用してそのリソース・アダプタを指定する必要があります。Oracle WebLogic Serverでは、このプロパティをweblogic-ejb-jar.xmlで設定することはできません。

詳細情報

該当なし

wrapper-class

OC4Jでの定義

<message-driven-deployment>要素のこの属性を使用します。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ
アップグレードのアドバイス

dequeue-retry-countはMDBに対して指定し、宛先が停止していることをOC4Jが検出したときに、宛先に対するリスナー・スレッドの再起動を試行する回数を構成します。

Oracle WebLogic Serverには、直接対応するものがありません。この機能は、Oracle AQに対するフェイルオーバーのサポートを目的としており、Oracle WebLogic Serverでリソース・アダプタに固有な設定になります。

詳細情報

該当なし


<config-property>

OC4Jでの定義

<config-property>要素は、J2CAメッセージ・サービス・プロバイダを使用している場合にのみ使用します。この要素を使用して、J2CAリソース・アダプタ構成プロパティを設定します。J2CAメッセージ・サービス・プロバイダを使用するように構成されているMDBをOC4Jがデプロイする場合、OC4Jはリソース・アダプタにMDBのアクティブ化仕様を提供します。この仕様には、<config-property>要素で設定したプロパティが含まれます。

別の方法として、EJB 3.0のメッセージドリブンBeanでは、@MessageDrivenの属性configPropertyおよび@ActivationConfigアノテーションを使用して、J2CAリソース・アダプタ構成プロパティを設定できます。

orion-ejb-jar.xmlファイルの<config-property>構成を使用すると、@MessageDriven構成を上書きできます。

weblogic-ejb-jar.xmlでの同等なエントリ

なし。

アップグレードのアドバイス

Oracle WebLogic Serverでは、アクティブ化の構成プロパティをweblogic-ejb-jar.xmlで上書きすることはサポートされていません。これらの設定は、ejb-jar.xmlファイルにある通常のアクティブ化構成プロパティとマージする必要があります。

詳細情報

該当なし