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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Activity Monitoringユーザーズ・ガイド
11gリリース1(11.1.1.7)
B61382-07
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1 Oracle Business Activity Monitoringの概要

この章では、Oracle Business Activity Monitoring (Oracle BAM)の概要と使用方法について説明します。Oracle BAMを構成するコンポーネントの一覧を記載するとともに、Oracle BAMサーバーやOracle BAM Webアプリケーション(アクティブ・ビューア、アクティブ・スタジオなど)のコンポーネントや、データ・フィードおよびアクティブ・データ・コンテンツを提供するコンポーネントの上位レベルでの説明を記載します。

この章では、次の項目について説明します。

1.1 Oracle BAMの概要

Oracle BAMは、次のフレームワークを提供します。

アクティブ・データ・アーキテクチャ。Oracle Business Activity Monitoringでは、プロセスのすべてのステップでリアルタイム・データをエンド・ユーザーに動的に移動するアクティブ・データ・アーキテクチャが提供されています。このソリューションでは、データの収集、変更が監視されるように設計されたルールの適用およびユーザーへのレポート内の情報の配信がアクティブに実行されます。

リアルタイム・レポート。データ変更が発生すると、現行データを含んだリアルタイム・レポートが配信されます。これは、Oracle BAMアクティブ・データ・キャッシュ内のデータとリアルタイム・トランザクション・フィードへの接続により可能になっています。

レポートでのアクティブな表現。レポートには、データが継続的に更新、フォーマットおよび表示されるアクティブなデータ表現が表示されます。データ変更があると、表示がリアルタイムで変化します。

インスタント・アラートアラートは、ルールおよびリアルタイムに発生するイベントに基づいて電子メールで配信されます。

ルールベースのアクティブ配信。イベントドリブン・ソリューションでは、ユーザーが主導的に情報を問い合せる必要はなく、情報に基づいてターゲット・ユーザーが検索されます。当初、レポートはデータ変更やイベントのトリガーに基づいてエンド・ユーザーに配信されるように設計されます。エンド・ユーザーには、クリックしなくても常に関連性があるレポートが提供されます。

高パフォーマンスでスケーラブルなアーキテクチャ。Oracle Business Activity Monitoringは、複雑なリアルタイムのエンタープライズ・データを大量に処理するように拡張可能です。Oracle BAMでは、Oracle Data Integratorを使用して適切なRAWデータが選択され、変換されてから、データ設計者が必要とする計算が実行されます。変換後のデータは、高速アクセスのためにそのまま使用できる状態でOracle BAMアクティブ・データ・キャッシュに配信されます。

Oracle BAMは、次のように複数のコンポーネントで構成されています。

1.2 リアルタイム・データ・ストリーミング

Oracle Business Activity Monitoringには、Oracle BAMサーバーをリアルタイム・ストリーミング・データで更新するためのメカニズムが4種類備えられています。

1.2.1 Oracle BAMアダプタ

Oracle BAMにはJCA準拠アダプタとしてOracle BAMアダプタが備えられており、J2EEアプリケーションはこのアダプタを使用してOracle BAMサーバーにデータを送信できます。これは最も高速なオプションで、密結合オプションでもあります。

このメカニズムは、Oracle BPEL Process Manager、およびFusion MiddlewareのOracle SOA Suiteに含まれる他のコンポーネントがOracle BAMサーバーと通信するために使用されます。Oracle BAMアダプタとOracle BAMサーバーとの通信に使用されるのは、Enterprise JavaBeans (EJB)(同じファームにデプロイされている場合)、ダイレクトJavaオブジェクト起動(同じコンテナにデプロイされている場合)、またはWebサービス(ファイアウォールが介在している場合)です。Oracle BAMアダプタはOracle WebLogic Serverコンソールで構成され、これらの接続プールを提供します。

Oracle BAMアダプタには、Oracle JDeveloperでのSOAコンポジット・アプリケーションの開発時にデータをSOAコンポジット・アプリケーションからOracle BAMサーバーに送信できるようにするメカニズムが3つあります。

  • Oracle BAMアダプタは、SOAコンポジット・アプリケーションにおいて参照バインディング・コンポーネントとして使用できます。

  • Oracle BAMアダプタは、BPELプロセス内でパートナ・リンクとしても使用でき、BPELプロセスの1ステップとしてデータをOracle BAMに送信します。

  • Oracle BAMセンサー・アクションは、BPELプロセスに組み込んで、イベント基準データをOracle BAMデータ・オブジェクトにパブリッシュできます。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteのための開発者ガイド』を参照してください。

1.2.2 ダイレクトJMSによる接続

エンタープライズ・メッセージ・ソース(EMS)はアプリケーションにより使用され、メッセージをOracle BAMデータ・オブジェクトに直接マッピングし、Java Message Service (JMS)によるOracle BAMサーバーへのダイレクトな接続を可能とします。Oracle BAMサーバーには、任意のJMSベースのメッセージ・キューやトピックから、データを直接読み込むことができます。このオプションにより、メッセージを問題なく交換できるようになります。

このオプションにより、XSLの基本的なトランスフォーメーション機能が有効になります。ただし、パフォーマンスを考慮してデータの正確なトランスフォーメーションを実行するには、Oracle Data Integratorなどの抽出、変換、ロード(ETL)ツールを使用することをお薦めします。

EMSの機能では、ETLのシナリオを想定しておらず、メッセージをOracle BAMサーバー上のデータ・オブジェクトに直接マッピングします。ただし、データ・オブジェクトをデータに挿入(更新、アップサートまたは削除)する前にXSLトランスフォーメーションを使用することは引き続き可能です。それぞれのEMSにより特定のJMSトピックまたはキューから情報が読み込まれ、Oracle BAMアクティブ・データ・キャッシュ内のデータ・オブジェクトに配信されます。Oracle BAMアーキテクトWebアプリケーションは、EMS定義の構成に使用します。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteのための開発者ガイド』を参照してください。

1.2.3 Oracle Data Integrator

Oracle Data Integratorは正確なデータ・トランスフォーメーションを行うためにOracle BAMとともに使用される抽出、ロード、変換(E-LT)ツールです。Oracle BAMサーバーはOracle Data Integratorテクノロジ(Oracle Data Integratorテクノロジの例としては、DB2、SQL Server)として実装されており、Oracle BAMにはOracle Data Integratorナレッジ・モジュールが備えられています。このモジュールにより、変更されたデータのキャプチャなど、様々な方法によるデータの読込みと書込みを支援するためのあらゆる操作をOracle Data IntegratorがOracle BAMサーバー上で実行できるようになります。

Oracle Data IntegratorとOracle BAMの統合の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteのための開発者ガイド』を参照してください。

1.2.4 Oracle BAM Webサービス

Oracle BAMでは、Oracle BAMデータ・オブジェクトを更新するためのWebサービスAPIが提供されています。この機能は、Webを介してのみOracle BAMサーバーにアクセスできるため、保証されたメッセージ交換を提供できないリモート・クライアントや、非Javaクライアントに最適です。

Oracle BAM Webサービスでは、データをリアルタイムのグラフやダッシュボードに使用できるようにOracle BAMサーバーにパブリッシュするアプリケーションを、ユーザーが作成できます。標準Webサービスと対話できるクライアントであれば、このAPIを使用してOracle BAMにデータをパブリッシュできます。Oracle BAM Webサービスのインタフェースを使用すると、BPEL Process ManagerやESBなどの他のコンポーネントとOracle BAMを統合できるため、SOAアプリケーション開発が容易になります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteのための開発者ガイド』を参照してください。

1.3 外部データ・ソース

リアルタイム・データ・ストリーミングのみでなく、外部データ・ソース(EDS)からOracle BAMデータ・オブジェクトにデータをロードすることもできます。EDSは、外部データベースへの接続です。EDS定義は、通常、頻繁に変更されないデータ・ソースや、Oracle BAMアクティブ・データ・キャッシュにロードするには大きすぎるデータ・ソースを指し示しています。EDS定義の構成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteのための開発者ガイド』を参照してください。

1.4 Oracle BAMサーバー

Oracle BAMサーバーはコンポーネントのコレクションであり、リアルタイム・データ・ソースからの受信データを処理したり、ユーザーへのアラート送信やアクションの開始のための条件を評価します。

Oracle BAMサーバーは次のコンポーネントで構成されます。

1.4.1 Oracle BAMアクティブ・データ・キャッシュ

Oracle BAMアクティブ・データ・キャッシュ(Oracle BAM ADC): リアルタイム・ソリューションで大量のデータを処理できるように設計および最適化されています。データをそのままでアクセスまたは配信できるようにするために、データのリアルタイム・ビューが保持されます。Oracle BAM ADCへのデータ・フィードは、ビジネス・データ・ソース(データ・ウェアハウス情報、トランザクション・フィードなど)とその他のエンタープライズ・ソースが組み合されたものです。Oracle BAMに統合されている様々なデータ・ストリーミング・テクノロジにより、この情報は、データ変更が発生すると、連続的なストリームでOracle BAM ADCに送信されます。

Oracle BAM ADCでは、データ・オブジェクト、ビューセットおよびアクティブ・ビューセットがホストされて実行されます。データ・オブジェクトに対するトランザクション(挿入、更新、削除およびアップサート)が受信され、これらのデータ・オブジェクトによって参照を介してリンクされている他のデータ・オブジェクトに通知されます。これらのデータ・オブジェクトを監視しているアクティブ・ビューセットに変更が通知され、アクティブ・データが生成されます。

1.4.2 Oracle BAMイベント・エンジン

Oracle BAMイベント・エンジン: 複雑なデータ条件の監視および指定したルールの実装を行います。ルールには、イベントに関連付けられている一連の条件およびアクションが含まれています。イベント・エンジンは、特定の条件に関してOracle BAM ADC内の情報を継続して監視し、関連付けられているルールに定義されている関連アクションを実行します。

イベント・エンジンは日付、時間またはデータ変更に基づいてイベントを追跡します。イベント・エンジンの設計コンセプトはサテライトです。このコンセプトには4つの異なるシステム(サテライト)があり、そこでイベント句を登録したり追跡します。

日付と時間のサテライトは両方ともスケジューラに基づいており、このOracle BAMダッシュボードのスナップショットを、毎朝8時に自分宛に電子メールで送信などのアラートに使用されます。

手動サテライトは、アラートを名前によって(Webサービス・コールを使用して)手動で起動するために使用されます。

データ・サテライト(実際には、Oracle BAM ADCのカーネルに存在するViewsetMonitorオブジェクト)は、データ・オブジェクトのデータへの特定の変更に基づいた、「MediaSalesデータ・オブジェクトでSUM(Sales)が10000より大きい場合に、このWebサービスをコール」や「このダッシュボードに変更があった場合に通知」などのアラートを追跡するために使用されます。

1.4.3 Oracle BAMレポート・キャッシュ

Oracle BAMレポート・キャッシュは、Oracle BAM ADCについてメモリー内のビューセットのスナップショットをメンテナンスする負荷を軽減します。Oracle BAMレポート・キャッシュは、Oracle BAM ADC内のビューセットとアクティブ・ビューセットをOracle BAMレポート・サーバーに対して(Oracle BAM Webアプリケーションのコンポーネント・セット内で)開きます。次に、スナップショット(チャンク単位)とアクティブ・データをキャッシュに入れてから、Oracle BAMレポート・サーバーに送信します。これにより、スナップショットへのランダム・アクセスと、インターネット接続の消失からのリカバリが可能になります。また、Oracle BAMレポート・キャッシュではOracle BAMレポート・サーバーをステートレスにでき、Oracle BAM ADCとともにビューセットの共有をサポートします。

1.5 Oracle BAM Webアプリケーション

Oracle BAM Webアプリケーションは、ダッシュボードとアラートの作成、データ・モデルの作成、レポートの表示およびユーザーの管理を行うためのユーザー・インタフェースです。

1.5.1 Oracle BAM開始ページ

「Oracle BAM開始ページ」ではログイン画面が表示され、Oracle BAMの各Webアプリケーション(アクティブ・ビューア、アクティブ・スタジオ、アーキテクト、アドミニストレータ)へのアクセスを提供します。詳細は、2.2項「Oracle BAM Webアプリケーションの開始」を参照してください

1.5.2 Oracle BAMアクティブ・ビューア

Oracle BAMアクティブ・ビューアは、レポート表示用のThinユーザー・インタフェースです。アクティブ・メッセンジャは、クライアント側の通知ソフトウェアです。新しい情報が使用可能になると、ユーザーは、その情報へのリンクが含まれている電子メールを受信します。ユーザーがそのリンクをクリックすると、Oracle BAMアクティブ・ビューアにレポートが表示されます。レポートの形式には、グラフ、リスト、KPI、クロス集計、スプレッドシートなどがあります。詳細は、2.4項「Oracle BAMアクティブ・ビューア・スタート・ガイド」を参照してください。

1.5.3 Oracle BAMアクティブ・スタジオ

Oracle BAMアクティブ・スタジオは、パワー・ユーザー用のThinユーザー・インタフェースです。パワー・ユーザーは、Oracle BAMアクティブ・スタジオを使用してレポートを作成および編集できます。レポートは他のユーザーと共有可能であり、ルールを作成してレポートのスケジュールおよび配信を指定できます。レポート・タイプには、グラフ、リスト、KPI、クロス集計、スプレッドシートなどがあります。詳細は、2.5項「Oracle BAMアクティブ・スタジオ・スタート・ガイド」を参照してください。

1.5.4 Oracle BAMアーキテクト

Oracle BAMアーキテクトは、データ設計者用のThinユーザー・インタフェースです。データ設計者は、Oracle BAMアーキテクトを使用して、Oracle BAM ADCでのデータ・オブジェクトの作成と管理、およびリアルタイム・メッセージ処理の管理を行うことができます。詳細は、2.6項「Oracle BAMアーキテクト・スタート・ガイド」を参照してください。

1.5.5 Oracle BAMアドミニストレータ

Oracle BAMアドミニストレータは、ユーザー管理を担当するシステム管理者のためのThinユーザー・インタフェースです(ユーザーとロールの作成は管理権限とは別のものであり、Oracle WebLogic Server管理コンソールで構成します)。システム管理者はOracle BAMアドミニストレータを使用して、ユーザー、オブジェクト所有権、セキュリティ・レベルの管理、ならびにユーザー・ディストリビューション・リストの構成を行います。詳細は、2.7項「Oracle BAMアドミニストレータ・スタート・ガイド」を参照してください。

1.5.6 Oracle BAMレポート・サーバー

Oracle BAMレポート・サーバーでは、Oracle BAM ADCから取得されたデータ・セットに、ブラウザに表示するためのレポート定義が適用されます。レポートの表示と印刷に関して情報のページングが管理されます。作成されたレポートはOracle BAM ADCに格納されるため、レポート作成がその都度繰り返されることはありません。ほとんどのレポート・ビューは、データ変更をリアルタイムでアクティブにライブで表示できるように設計されています。

1.6 Oracle BAMデータ・コントロール

ADF開発者はOracle BAMデータ・コントロールを使用して、リアルタイム・ビジネス・イベントに基づいて変化する動的ユーザー・インタフェースを含むアプリケーションをビルドできます。Oracle BAMデータ・コントロールは、Oracle BAMデータ・オブジェクトのデータをADFページのデータバインドUIコンポーネントにバインドするために使用されます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteのための開発者ガイド』を参照してください。

1.7 Oracle BAMの管理

Oracle BAMは2つのツール、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlとOracle BAMアドミニストレータを使用して、Oracle BAMコンポーネントやユーザーの管理、およびプロパティの構成を支援します。

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlは、デプロイしたOracle BAMサーバーとOracle BAM Webアプリケーション(1.4項「Oracle BAMサーバー」および1.5項「Oracle BAM Webアプリケーション」を参照)を管理するために使用可能なエンタープライズ管理ツールです。Fusion Middleware Controlは、パフォーマンス・メトリックの監視、ログへのアクセス、およびプロパティの設定のためのダッシュボードを提供します。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』を参照してください。

Oracle BAMアドミニストレータは、ユーザーの管理を行うシステム管理者用のThinユーザー・インタフェースです。システム管理者はOracle BAMアドミニストレータを使用して、ユーザーおよびセキュリティ・レベルの管理、ならびにユーザー・ディストリビューション・リストの管理を行います。詳細は、2.7項「Oracle BAMアドミニストレータ・スタート・ガイド」を参照してください。

1.8 ICommand

ICommandは、Oracle BAM ADC内の項目について様々な操作を行うための一連のコマンドが含まれるコマンドライン・ユーティリティ(およびWebサービス)です。ICommandを使用して、Oracle BAM ADCから項目のエクスポート、インポート、名前の変更、クリアおよび削除を実行できます。複数のコマンドを入力XMLファイルに含めるか、または単一のコマンドをコマンドラインに入力できます。情報メッセージおよびエラー・メッセージは、コマンド・ウィンドウまたはXMLファイルに出力できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteのための開発者ガイド』を参照してください。

1.9 関連ドキュメント

Oracle BAMについてのすべての情報がこのガイドに記載されているわけではありません。このガイドに記載されていないトピックについては、次のドキュメントを参照してください。

インストールの手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suiteインストレーション・ガイド』に記載されています。

アップグレードの手順は、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite、WebCenterおよびADFアップグレード・ガイド』に記載されています。

データ・オブジェクトの作成、データ・ストリーミング・テクノロジの構成、ADFでのOracle BAMデータ・コントロールの使用、SOAコンポジット・アプリケーション(BPELプロセスなど)でのOracle BAMアダプタの使用、アラートの作成、ICommandの使用など、データ管理に関するトピックは、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA Suite開発者ガイド』を参照してください。

管理のトピック、たとえば、プロパティ構成、ユーザー管理、Oracle Fusion Middleware ControlおよびOracle BAMアドミニストレータ・アプリケーションによるパフォーマンスとログの監視については、『Oracle Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Management Suite管理者ガイド』に記載されています。

テスト環境から本番環境への移行については、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。

Oracle BAMのパフォーマンス・チューニングに関する情報は、『Oracle Fusion Middlewareパフォーマンスおよびチューニング・ガイド』を参照してください。

高可用性の構成情報は、『Oracle Fusion Middleware高可用性ガイド』に記載されています。

1.10 サンプルとチュートリアル

Oracle BAMには、機能をデモンストレーションするためのサンプルのデータ・オブジェクトとダッシュボードが含まれます。サンプル・ファイルはOracle BAM Webアプリケーションとともにインストールされます。サンプルがシステムにインストールされていない場合、ファイル、インストール・スクリプトおよび説明はSOA_ORACLE_HOME/bam/samples/ディレクトリにあります。

サンプルに関する詳細は、2.8項「Oracle BAMサンプル・スタート・ガイド」を参照してください。

サンプル・ファイルを含むOracle BAMチュートリアルは、Oracle SOA SuiteサンプルのWebページでダウンロードできます。