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Oracle® Fusion Middleware WebLogic Scripting Toolコマンド・リファレンス
11gリリース1 (10.3.6)
B55569-05
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4 インフラストラクチャ・セキュリティ・カスタムWLSTコマンド

この章では、インフラストラクチャ・セキュリティ用のカスタムWLSTコマンド、およびそのコマンド構文、引数、コマンド例を詳細に説明します。

次の項では、Oracle Fusion Middleware Infrastructure SecurityカスタムWLSTコマンドについて説明します。次のトピックがあります。

Oracleプラットフォーム・セキュリティ・サービスの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Securityガイド』を参照してください。


注意:

インフラストラクチャ・セキュリティ・カスタムWLSTコマンドを使用するには、Oracle共通ホームからWLSTスクリプトを呼び出す必要があります。『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の「カスタムWLSTコマンドの使用」を参照してください。


WLSTセキュリティ・コマンドの概要

WLSTセキュリティ・コマンドは次のカテゴリに分かれています。

表4-1 WLSTコマンド・カテゴリ

コマンド・カテゴリ 説明

監査設定コマンド


監査ポリシーおよび監査リポジトリ設定を表示し管理します。

SSL設定コマンド


Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCache、Oracleインターネット・ディレクトリおよびOracle仮想ディレクトリ・コンポーネントのウォレット、JKSキー・ストアおよびSSL設定を表示し管理します。

Oracle ID連合コマンド


Oracle ID連合の設定を表示し管理します。

ディレクトリ統合プラットフォーム・コマンド


DIPツールの詳細については、「Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementユーザー・リファレンス」の「Directory Integration Platformツール」を参照してください。

セキュリティ・コマンド


ドメインおよび資格ドメイン・ストアを管理し、ドメイン・ポリシー・ストアを移動します。

Oracle Access Managerコマンド


認可プロバイダ、アイデンティティ・アサーション・プロバイダ、SSOプロバイダなど、OAM関連コンポーネントを管理します。


監査設定コマンド

表4-2に表示されているWLSTコマンドを使用して、監査ポリシーおよび監査リポジトリ設定を表示し管理します。

表4-2 WLST監査コマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

getNonJavaEEAuditMBeanName


Java EE以外のコンポーネントのmBean名を表示します。

オンライン

getAuditPolicy


監査ポリシー設定を表示します。

オンライン

setAuditPolicy


監査ポリシー設定を更新します。

オンライン

getAuditRepository


監査リポジトリ設定を表示します。

オンライン

setAuditRepository


監査リポジトリ設定を更新します。

オンライン

listAuditEvents


1つ またはすべてのコンポーネントの監査イベントを表示します。

オンライン

exportAuditConfig


コンポーネントの監査設定をエクスポートします。

オンライン

importAuditConfig


コンポーネントの監査設定をインポートします。

オンライン

createAuditDBView


データベースに監査定義ビューを作成します。

オンライン

listAuditComponents


監査可能なコンポーネントを一覧表示します。

オンライン

registerAudit


指定したコンポーネントの監査定義を監査ストアに登録します。

オンライン

deregisterAudit


指定したコンポーネントの監査定義を監査ストアから削除します。

オンライン


詳細は、『Oracle Fusion Middleware Securityガイド』を参照してください。

getNonJavaEEAuditMBeanName

Java EE以外のコンポーネントのmbean名を表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、インスタンス名、コンポーネント名、コンポーネントのタイプおよびコンポーネントの監査mbeanが実行しているOracle WebLogic Serverを指定したJava EE以外のコンポーネントのmbean名を表示します。mbeanは、Java EE以外のコンポーネントを管理するときに別の監査WLSTコマンドに対して必要なパラメータです。

構文

getNonJavaEEAuditMBeanName(instName, compName, compType, svrName)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、ohs、oid、ovdおよびWebCache。

svrName

Oracle WebLogic Serverの名前を指定します。


次の対話型コマンドは、Oracleインターネット・ディレクトリのmBean名を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> getNonJavaEEAuditMBeanName(instName='inst1', compName='oid1', compType='oid', svrName='AdminServer')

getAuditPolicy

監査ポリシー設定を表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、フィルタの事前設定、特定ユーザー、カスタム・イベント、ログ・ファイルの最大サイズおよびログ・ディレクトリの最大サイズを含む監査ポリシー設定を表示します。mbeanコンポーネントは、Oracleインターネット・ディレクトリおよびOracle仮想ディレクトリなどJava EE以外のコンポーネントに必要です。


注意:

getNonJavaEEAuditMBeanNameコマンドを使用して、Java EE以外のコンポーネントのMBean名を取得できます。


構文

getAuditPolicy([mbeanName, componentType])
引数 定義

mbeanName

Java EE以外のコンポーネントに対してコンポーネント監査MBeanの名前を指定します。

componentType

監査ストアに登録されている特定のコンポーネントの監査ポリシーを要求します。指定しない場合、jps-config.xml内の監査ポリシーが戻されます。


次のコマンドは、Java EEコンポーネントの監査設定を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> getAuditPolicy()
Location changed to domainRuntime tree. This is a read-only tree with DomainMBean as the root.
For more help, use help(domainRuntime)
 
FilterPreset:All
Max Log File Size:104857600
Max Log Dir Size:0

次のコマンドは、MBean CSAuditProxyMBeanの監査設定を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> getAuditPolicy(on='oracle.security.audit.test:type=CSAuditMBean,
name=CSAuditProxyMBean')

setAuditPolicy

監査ポリシーを更新するオンライン・コマンドを示します。

説明

監査ポリシー設定を行うオンライン・コマンドを示します。フィルタの事前設定、ユーザーの追加/削除およびカスタム・イベントの追加/削除を行うことができます。mbeanコンポーネントは、Oracleインターネット・ディレクトリおよびOracle仮想ディレクトリなどJava EE以外のコンポーネントに必要です。


注意:

getNonJavaEEAuditMBeanNameコマンドを使用して、Java EE以外のコンポーネントのMBean名を取得できます。


構文

setAuditPolicy([mbeanName],[filterPreset],[addSpecialUsers],
[removeSpecialUsers],[addCustomEvents],[removeCustomEvents], [componentType], [maxDirSize], [maxFileSize], [andCriteria], [orCriteria], [componentEventsFile])
引数 定義

mbeanName

Java EE以外のコンポーネントに対してコンポーネント監査MBeanの名前を指定します。

filterPreset

フィルタの変更する事前設定を指定します。

addSpecialUsers

追加する特定ユーザーを指定します。

removeSpecialUsers

削除する特定ユーザーを指定します。

addCustomEvents

追加するカスタム・イベントを指定します。

removeCustomEvents

削除するカスタム・イベントを指定します。

componentType

更新するコンポーネント定義タイプを指定します。指定しない場合、jps-config.xmlに定義されている監査設定が変更されます。

maxDirSize

ログ・ディレクトリの最大サイズを指定します。

maxFileSize

ログ・ファイルの最大サイズを指定します。

andCriteria

事前定義済のカスタム・フィルタ定義においてand条件を指定します。

orCriteria

事前定義済のカスタム・フィルタ定義においてor条件を指定します。

componentEventsFile

11gリリース1(11.1.1.6)のメタデータ・モデルのコンポーネント定義ファイルを指定します。11gリリース1(11.1.1.6)メタデータ・モデル・コンポーネントの監査ストア内の監査ポリシーを作成/更新する場合、フィルタの事前定義済レベルがCustomに設定されているときは、このパラメータが必要です。


次の対話型コマンドは、監査ポリシーをNoneレベルに設定し、ポリシーからuser1を削除するときに、user2およびuser3を追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> setAuditPolicy (filterPreset=
'None',addSpecialUsers='user2,user3',removeSpecialUsers='user1')

wls:/mydomain/serverConfig> getAuditPolicy();
Already in Domain Runtime Tree

FilterPreset:None
Special Users:user2,user3
Max Log File Size:104857600
Max Log Dir Size:0

次の対話型コマンドは、ポリシーからログアウト・イベントを削除するときに、ログイン・イベントを追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> setAuditPolicy(filterPreset=
'Custom',addCustomEvents='UserLogin',removeCustomEvents='UserLogout')
 

次の対話型コマンドは、監査ポリシーをLowレベルに設定します。

wls:/IDMDomain/domainRuntime> setAuditPolicy(filterPreset='Low');
Already in Domain Runtime Tree
Audit Policy Information updated successfully

wls:/IDMDomain/domainRuntime> getAuditPolicy();
Already in Domain Runtime Tree
FilterPreset:Low
Max Log File Size:104857600
Max Log Dir Size:0

次のコマンドは、カスタム・フィルタを設定して、CheckAuthorizationイベントを監査します。

wls:/IDMDomain/domainRuntime> setAuditPolicy(filterPreset='Custom', addCustomEvents='JPS:CheckAuthorization');
Already in Domain Runtime Tree
 
Audit Policy Information updated successfully
wls:/IDMDomain/domainRuntime> getAuditPolicy();
Already in Domain Runtime Tree
 
FilterPreset:Custom
Special Users:user1
Max Log File Size:104857600
Max Log Dir Size:0
Custom Events:JPS:CheckAuthorization

getAuditRepository

監査リポジトリ設定を表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、Java EEコンポーネントおよびアプリケーション(Oracleインターネット・ディレクトリなどその他のコンポーネントの場合は、リポジトリ設定は、opmn.xmlに存在しています)の監査リポジトリ設定を表示します。また、リポジトリはデータベース型の場合、データベース設定を表示します。

構文

getAuditRepository 

次のコマンドは、監査リポジトリ設定を表示します。

wls:/IDMDomain/domainRuntime> getAuditRepository()
Already in Domain Runtime Tree
 
Repository Type:File

setAuditRepository

監査リポジトリ設定を更新するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、Java EEコンポーネントおよびアプリケーション(Oracleインターネット・ディレクトリなどその他のコンポーネントの場合は、リポジトリが、opmn.xmlを編集して設定されます)の監査リポジトリ設定を設定します。

構文

setAuditRepository([switchToDB],[dataSourceName],[interval])
引数 定義

switchToDB

trueの場合、リポジトリをファイルからデータベースに切り替えます。

dataSourceName

データ・ソースの名前を指定します。

interval

監査ローダのキックオフ間隔を指定します。


次のコマンドは、ファイル・リポジトリからデータベース・リポジトリに切り替えます。

wls:/IDMDomain/domainRuntime> setAuditRepository(switchToDB='true');
Already in Domain Runtime Tree
 
Audit Repository Information updated
 
wls:/IDMDomain/domainRuntime> getAuditRepository();
Already in Domain Runtime Tree
 
JNDI Name:jdbc/AuditDB
Interval:15
Repository Type:DB

次の対話型のコマンドは、監査リポジトリを特定のデータベースに変更し、監査ローダ間隔を14秒に設定します。

wls:/mydomain/serverConfig> setAuditRepository(switchToDB='true',dataSourceName='jdbcAuditDB',interval='14')

listAuditEvents

コマンドの監査イベントを表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、コンポーネントの監査イベントおよび属性を表示します。Java EE以外のコンポーネントの場合は、コンポーネントmbean名をパラメータとして渡します。Oracle Platform Security Services (OPSS)などJava EEアプリケーションおよびサービスでは、mbeanパラメータは不要です。コンポーネントのタイプを除いて、すべてのコンポーネントに対して適用するすべての一般的な属性が表示されます。


注意:

getNonJavaEEAuditMBeanNameコマンドを使用して、Java EE以外のコンポーネントのMBean名を取得できます。


構文

listAuditEvents([mbeanName],[componentType])
引数 定義

mbeanName

コンポーネントMBeanの名前を指定します。

componentType

コンポーネント・タイプを指定します。リストに表示される情報は、そのコンポーネント・タイプのすべてのイベントに限定されます。


次のコマンドは、Oracleプラットフォーム・セキュリティ・サービス・コンポーネントの監査イベントを表示します。

wls:/IDMDomain/domainRuntime> listAuditEvents(componentType='JPS');
Already in Domain Runtime Tree
 
Common Attributes
ComponentType
Type of the component. For MAS integrated SystemComponents this is the componentType
InstanceId
Name of the MAS Instance, that this component belongs to
HostId
DNS hostname of originating host
HostNwaddr
IP or other network address of originating host
ModuleId
ID of the module that originated the message. Interpretation is unique within Component ID.
ProcessId
ID of the process that originated the message

次のコマンドは、Oracle HTTPサーバーの監査イベントを表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listAuditEvents(componentType='ohs')

次のコマンドは、すべての監査イベントを表示します。

wls:/IDMDomain/domainRuntime> listAuditEvents();
Already in Domain Runtime Tree
 
Components:
DIP
JPS
OIF
OWSM-AGENT
OWSM-PM-EJB
ReportsServer
WS-PolicyAttachment
WebCache
WebServices
Attributes applicable to all components:
ComponentType
InstanceId
HostId
HostNwaddr
ModuleId
ProcessId
OracleHome
HomeInstance
ECID
RID
...

exportAuditConfig

コンポーネントの監査設定をエクスポートするオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、監査設定をファイルにエクスポートします。Java EE以外のコンポーネントの場合は、コンポーネントmbean名をパラメータとして渡します。Oracle Platform Security Services (OPSS)などJava EEアプリケーションおよびサービスでは、mbeanパラメータは不要です。


注意:

getNonJavaEEAuditMBeanNameコマンドを使用して、Java EE以外のコンポーネントのMBean名を取得できます。


構文

exportAuditConfig([mbeanName],fileName, [componentType])
引数 定義

mbeanName

Java EE以外のコンポーネントのMBean名を指定します。

fileName

監査設定をエクスポートする必要があるパスおよびファイル名を指定します。

componentType

特定のコンポーネントのイベントのみをファイルにエクスポートすることを指定します。指定しない場合、jps-config.xml内の監査設定がエクスポートされます。


次の対話型のコマンドは、コンポーネントの監査設定をエクスポートします。

wls:/mydomain/serverConfig> exportAuditConfig(on='oracle.security.audit.test:type=CSAuditMBean,
name=CSAuditProxyMBean',fileName='/tmp/auditconfig')

次の対話型のコマンドは、Java EEコンポーネントの監査設定をエクスポートします。mBeanは指定されていません。

wls:/mydomain/serverConfig> exportAuditConfig(fileName='/tmp/auditconfig')

importAuditConfig

コンポーネントの監査設定をインポートするオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、外部ファイルから監査設定をインポートします。Java EE以外のコンポーネントの場合は、コンポーネントmbean名をパラメータとして渡します。Oracle Platform Security Services (OPSS)などJava EEアプリケーションおよびサービスでは、mbeanパラメータは不要です。


注意:

getNonJavaEEAuditMBeanNameコマンドを使用して、Java EE以外のコンポーネントのMBean名を取得できます。


構文

importAuditConfig([mbeanName],fileName, [componentType])
引数 定義

mbeanName

Java EE以外のコンポーネントのMBean名を指定します。

fileName

監査設定をインポートする必要があるパスおよびファイル名を指定します。

componentType

特定のコンポーネントのイベントのみをファイルからインポートすることを指定します。指定しない場合、jps-config.xml内の監査設定がインポートされます。


次の対話型のコマンドは、コンポーネントの監査設定をインポートします。

wls:/mydomain/serverConfig> importAuditConfig(on='oracle.security.audit.test:type=CSAuditMBean,
name='CSAuditProxyMBean',fileName='/tmp/auditconfig')

次の対話型のコマンドは、ファイルから監査設定をインポートします。mBeanは指定されていません。

wls:/mydomain/serverConfig> importAuditConfig(fileName='/tmp/auditconfig')

createAuditDBView

データベースで監査のビューを生成できるSQLスクリプトを作成します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネントの監査定義のデータベース・ビューを作成するために使用するSQLスクリプトを生成します。スクリプトは指定したファイルに書き込まれるとともに、コンソールに出力されます。

SQLスクリプトを実行すると、サイトの監査モデルに応じて次のように結果になります。

  • 11.1.1.6.0モデルを使用していて、コンポーネントが監査ストアに登録されている場合、スクリプトは、指定したコンポーネントのシステム・コンポーネント表(IAU_COMMON、IAU_USERSESSION、IAU_AUDITSERVICEおよびIAU_CUSTOM)を使用してビューを作成します。

  • 11.1.1.6.0より前のモデルを使用していて、コンポーネントは監査ストアに登録されていないが、イベント定義はcomponent_events.xmlファイル(oracle_common/modules/oracle.iau_11.1.1/components/<componentType>ディレクトリ内)にある場合、IAU_BASEおよびコンポーネント表を使用してビューが作成されます。

構文

createAuditDBView(fileName, componentType)
引数 定義

fileName

SQLスクリプトが書き込まれるパスとファイル名を指定します。

componentType

定義がビューの基礎となるコンポーネントです。


wls:/mydomain/serverConfig> 
createAuditDBView(fileName="/tmp/JPSAuditView.sql", componentType="JPS")

listAuditComponents

監査可能なコンポーネントを一覧表示します。

説明

このコマンドは、監査可能なコンポーネントのリストを作成します。11.1.1.6.0モデルおよび11.1.1.6.0より前のモデルを使用する監査ストアに登録されたコンポーネントを一覧表示します。

構文

listAuditComponents(fileName)
引数 定義

fileName

出力が書き込まれるパスとファイル名を指定します。


listAuditComponents(fileName = "/tmp/complist.txt")

registerAudit

指定したコンポーネントを監査ストアに登録します。

説明

指定したコンポーネントのイベント定義および変換コンテンツを監査ストアに追加します。11.1.1.6.0より前の監査XMLスキーマ定義を使用して登録しようとすると、11.1.1.6.0 XMLスキーマ定義にアップグレードされてから監査ストアに登録されます。

構文

registerAudit(xmlFile, [xlfFile], componentType, [mode=OVERWRITE|UPGRADE])
引数 定義

xmlFile

コンポーネント・イベント定義ファイルを指定します。

xlfFile

component xlf jarファイルを指定します。オプション。

componentType

登録するコンポーネントを指定します。

mode

OVERWRITEまたはUPGRADE。デフォルトはUPGRADEです。


wls:/mydomain/serverConfig>registerAudit(xmlFile="/tmp/comp.xml", 
xmlFile="/tmp/comp_xlf.jar", componentType="AuditApp", mode="UPGRADE")

deregisterAudit

指定したコンポーネントのイベント定義および変換コンテンツを監査ストアから削除します。

説明

指定したコンポーネントの既存のイベント定義および変換コンテンツまたはアプリケーションを監査ストアから削除します。

構文

deregisterAudit(componentType)
引数 定義

componentType

定義を削除するコンポーネントを指定します。


deregisterAudit(componentType="AuditApp")

SSL設定コマンド

表4-3に指定されているコマンドを使用して、Oracle Fusion MiddlewareコンポーネントのSSL設定を表示し管理します。

表4-3 SSL設定のWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

addCertificateRequest


Oracleウォレットで証明書署名用要求を生成します。

オンライン

addSelfSignedCertificate


Oracleウォレットに自己署名証明書を追加します。

オンライン

changeKeyStorePassword


JKSキー・ストアへのパスワードを変更します。

オンライン

changeWalletPassword


Oracleウォレットへのパスワードを変更します。

オンライン

configureSSL


コンポーネント・リスナーのSSL属性を設定します。

オンライン

createKeyStore


JKSキー・ストアを作成します。

オンライン

createWallet


Oracleウォレットを作成します。

オンライン

deleteKeyStore


JKSキー・ストアを削除します。

オンライン

deleteWallet


Oracleウォレットを削除します。

オンライン

exportKeyStore


JKSキー・ストアをファイルにエクスポートします。

オンライン

exportKeyStoreObject


オブジェクトをJKSキー・ストアからファイルにエクスポートします。

オンライン

exportWallet


Oracleウォレットをファイルにエクスポートします。

オンライン

exportWalletObject


オブジェクトをOracleウォレットからファイルにエクスポートします。

オンライン

generateKey


JKSキーストアにキー・ペアを生成します。

オンライン

getKeyStoreObject


JKSキー・ストアに存在する証明書またはその他のオブジェクトを表示します。

オンライン

getSSL


コンポーネント・リスナーのSSL属性を表示します。

オンライン

getWalletObject


Oracleウォレットに存在する証明書またはその他のオブジェクトを表示します。

オンライン

importKeyStore


JKSキー・ストアをファイルからインポートします。

オンライン

importKeyStoreObject


証明書またはその他のオブジェクトをファイルからJKSキー・ストアにインポートします。

オンライン

importWallet


Oracleウォレットをファイルからインポートします。

オンライン

importWalletObject


証明書またはその他のオブジェクトをファイルからOracleウォレットにインポートします。

オンライン

listKeyStoreObjects


JKSキー・ストア内のすべてのオブジェクトを指定します。

オンライン

listKeyStores


コンポーネントのインスタンスに対して設定したすべてのJKSキー・ストアを指定します。

オンライン

listWalletObjects


Oracleウォレット内のすべてのオブジェクトを指定します。

オンライン

listWallets


コンポーネントのインスタンスに対して設定したすべてのOracleウォレットを指定します。

オンライン

removeKeyStoreObject


コンポーネントのインスタンスのJKSキー・ストアから証明者またはその他のオブジェクトを削除します。

オンライン

removeWalletObject


コンポーネントのインスタンスのOracleウォレットから証明者またはその他のオブジェクトを削除します。

オンライン


詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』を参照してください。

addCertificateRequest

Oracleウォレットに証明書署名要求を生成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、コンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)に対してOracleウォレットにBase64暗号化されたPKCS#10フォーマットで証明書署名要求を生成します。承認された認証局(CA)によって証明書を署名するには、CAに証明書署名要求を送信します。

構文

addCertificateRequest(instName, compName, compType, walletName, password, DN, keySize)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ohs」、「oid」および「webcache」。

walletName

ウォレット・ファイルの名前を指定します。

password

ウォレットのパスワードを指定します。

DN

キー・ペア・エントリの識別された名前を指定します。

keySize

キーのサイズをビットの単位で指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1に対してwallet1にDNとしてcn=www.acme.comおよびキーのサイズとして1024を指定した証明書署名要求を生成します。

wls:/mydomain/serverConfig> addCertificateRequest('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1', 'password', 'cn=www.acme.com', '1024')

addSelfSignedCertificate

自己署名証明書を追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)に対してキー・ペアを作成し、Oracleウォレット内の自己署名証明書にラップします。RSAアルゴリズムに基づくキーのみ生成されます。

構文

addSelfSignedCertificate(instName, compName, compType, walletName, password, DN, keySize)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ohs」、「oid」および「webcache」。

walletName

ウォレット・ファイルの名前を指定します。

password

ウォレットのパスワードを指定します。

DN

キー・ペア・エントリの識別された名前を指定します。

keySize

キーのサイズをビットの単位で指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1に対してwallet1にDNとしてcn=www.acme.comおよびキーのサイズとして1024を指定した自己署名証明書を生成します。

wls:/mydomain/serverConfig> addSelfSignedCertificate('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1', 'password', 'cn=www.acme.com', '1024')

changeKeyStorePassword

キー・ストアのパスワードを変更するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、Oracle仮想ディレクトリ・インスタンスのJavaキー・ストア(JKS)のパスワードを変更します。

構文

changeKeyStorePassword(instName, compName, compType, keystoreName, currPassword, newPassword)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。

keystoreName

キー・ストアのファイル名を指定します。

currPassword

キー・ストアの現在のパスワードを指定します。

newPassword

キー・ストアの新しいパスワードを指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対してファイルkeys.jksのパスワードを変更します。

wls:/mydomain/serverConfig> changeKeyStorePassword('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks', 'currpassword', 'newpassword')

changeWalletPassword

Oracleウォレットのパスワードを変更するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)のOracleウォレットのパスワードを変更します。このコマンドは、パスワードが保護したウォレットに対してのみ適用されます。

構文

changeWalletPassword(instName, compName, compType, walletName,currPassword, newPassword)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「oid」、「ohs」および「webcache」。

walletName

ウォレットのファイル名を指定します。

currPassword

ウォレットの現在のパスワードを指定します。

newPassword

ウォレットの新しいパスワードを指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle HTTPサーバー・インスタンスohs1に対してwallet1のパスワードをcurrpasswordからnewpasswordに変更します。

wls:/mydomain/serverConfig> changeWalletPassword('inst1', 'ohs1', 'ohs','wallet1', 'currpassword', 'newpassword')

configureSSL

SSLの属性を設定するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、コンポーネント・リスナーのSSL属性を設定します。属性は、プロパティ・ファイル・フォーマット(name=value)で指定されています。プロパティ・ファイルを提供しない場合またはプロパティ・ファイルにSSLの属性 が含まれていない場合、デフォルトの属性値が使用されます。コンポーネントに特有のSSL属性のデフォルト値については、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の章「Oracle Fusion Middleware内のSSLの設定」を参照してください。

構文

configureSSL(instName, compName, compType, listener, filePath)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「oid」、「ovd」、「ohs」および「webcache」。

listener

SSLに対して設定するコンポーネント・リスナーの名前を示します。

filePath

設定するSSL属性を含むプロパティ・ファイルの絶対パスを指定します。


次のコマンドは、リスナーlistener1に対してアプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1のプロパティ・ファイル/tmp/ssl.propertiesに指定したSSLの属性を設定します。

wls:/mydomain/serverConfig> configureSSL('inst1', 'ovd1', 'ovd', 'listener1','/tmp/ssl.properties')

次のコマンドは、プロパティ・ファイルを指定せずにSSLの属性を設定します。ファイルは何も指定していないので、SSL属性のデフォルト値が使用されます。

wls:/mydomain/serverConfig> configureSSL('inst1', 'ovd1', 'ovd', 'listener2')

createKeyStore

JKSキー・ストアを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したOracle仮想ディレクトリ・インスタンスのJavaキー・ストア(JKS)を作成します。キー・ストア・ファイルの場所およびその他の情報については、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の章「キー・ストア、ウォレットおよび証明書の管理」を参照してください。

構文

createKeyStore(instName, compName, compType, keystoreName, password)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。

keystoreName

作成するキー・ストア・ファイルの名前を示します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1のパスワードとしてpasswordを指定したJKSファイルkeys.jksを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createKeyStore('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks', 'password')

createWallet

Oracleウォレットを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)のOracleウォレットを作成します。ウォレットは、パスワード保護したまたは自動ログイン・タイプ をとることができます。ウォレットの情報については、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』の章「キー・ストア、ウォレットおよび証明書の管理」を参照してください。

構文

createWallet(instName, compName, compType, walletName, password)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「oid」、「ohs」および「webcache」。

walletName

作成するウォレット・ファイルの名前を示します。

password

ウォレットのパスワードを指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle HTTPサーバー・インスタンスohs1に対してパスワードとしてpasswordを指定したwallet1という名前のウォレットを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createWallet('inst1', 'ohs1', 'ohs','wallet1', 'password')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle WebCacheインスタンスのwc1に対してwallet2という名前の自動ログイン・ウォレットを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createWallet('inst1', 'wc1', 'webcache','wallet2', '')

deleteKeyStore

キー・ストアを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したOracle仮想ディレクトリ・インスタンスのキー・ストアを削除します。

構文

deleteKeyStore(instName, compName, compType, keystoreName)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。

keystoreName

削除するキー・ストア・ファイルの名前を指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1のJKSファイルkeys.jksを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> deleteKeyStore('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks')

deleteWallet

Oracleウォレットを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)のOracleウォレットを削除します。

構文

deleteWallet(instName, compName, compType, walletName)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「oid」、「ohs」および「webcache」。

walletName

削除するウォレット・ファイルの名前を示します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle HTTPサーバー・インスタンスohs1に対してwallet1という名前のウォレットを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> deleteWallet('inst1', 'ohs1', 'ohs','wallet1')

exportKeyStore

キー・ストアをファイルにエクスポートするオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したディレクトリ内のファイルに指定したOracle仮想ディレクトリ・インスタンスに対して設定したキー・ストアをエクスポートします。エクスポートしたファイル名は、キー・ストア名と同じです。

構文

exportKeyStore(instName, compName, compType, keystoreName, password, path)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。

keystoreName

キー・ストア・ファイルの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

path

キー・ストアがエクスポートされているディレクトリの絶対パスを指定します。


次のコマンドは、/tmpの下にあるファイルkeys.jksにOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1のキー・ストアkeys.jksをエクスポートします。

wls:/mydomain/serverConfig> exportKeyStore('inst1', 'ovd1', 'ovd', 'keys.jks', 'password', '/tmp')

exportKeyStoreObject

キー・ストアからファイルにオブジェクトをエクスポートするオンライン・コマンドを示します。

説明

次のコマンドは、Javaキー・ストア(JKS)にある証明書署名要求、証明書/証明書チェーンまたは信頼された証明書を指定したOracle仮想ディレクトリ・インスタンスのファイルにエクスポートします。オブジェクトのエクスポート前に証明書署名要求が作成されます。エリアスは、エクスポートするオブジェクトを指定します。

構文

exportKeyStoreObject(instName, compName, compType, keystoreName, password, type, path, alias)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。

keystoreName

キー・ストア・ファイルの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

type

エクスポートするキー・ストア・オブジェクトのタイプを指定します。有効な値は、「CertificateRequest」、「Certificate」、「TrustedCertificate」および「TrustedChain」。

path

オブジェクトをbase64.txtという名前のファイルとしてエクスポートしたディレクトリの絶対パスを指定します。

alias

エクスポートするキー・ストア・オブジェクトのエリアスを指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対してkeys.jks内のエリアスmykeyによって指定したキー・ペアからの証明書署名用要求を生成し、エクスポートします。証明書署名用要求は、/tmpディレクトリの下にエクスポートされます。

wls:/mydomain/serverConfig> exportKeyStoreObject('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks', 'password', 'CertificateRequest', '/tmp','mykey')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対してkeys.jks内のエリアスmykeyによって指定した証明書または証明書チェーンをエクスポートします。証明書または証明書チェーンは、/tmpディレクトリの下にエクスポートされます。

wls:/mydomain/serverConfig> exportKeyStoreObject('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks', 'password', 'Certificate', '/tmp','mykey')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1ないのOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対してkeys.jks内のエリアスmykeyによって指定した信頼された証明書をエクスポートします。信頼された証明書は、/tmpディレクトリの下にエクスポートされます。

wls:/mydomain/serverConfig> exportKeyStoreObject('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks', 'password', 'TrustedCertificate', '/tmp','mykey')

exportWallet

Oracleウォレットをエクスポートするオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)に対して設定したOracleウォレットを提供したディレクトリの中にあるファイルにエクスポートします。エクスポートされたファイルは、自動ログインのウォレットの場合、ファイル「cwallet.sso」のみが作成されます。パスワードで保護されているウォレットの場合、ewallet.p12およびcwallet.ssoという2つのファイルが作成されます。

構文

exportWallet(instName, compName, compType, walletName,password, path)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「oid」、「ohs」および「webcache」。

walletName

ウォレット・ファイルの名前を指定します。

password

ウォレットのパスワードを指定します。

path

オブジェクトがエクスポートされているディレクトリの絶対パスを指定します。


次のコマンドは、Oracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1の自動ログイン・ウォレットwallet1/tmpの中にあるファイルcwallet.ssoにエクスポートします。

wls:/mydomain/serverConfig> exportWallet('inst1', 'oid1', 'oid', 'wallet1','','/tmp')

次のコマンドは、Oracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1のパスワード保護したウォレットwallet2/tmpの中にある2つのファイルewallet.p12およびcwallet.ssoにエクスポートします。

wls:/mydomain/serverConfig> exportWallet('inst1', 'oid1', 'oid', 'wallet2', 'password', '/tmp')

exportWalletObject

証明書またはその他のウォレット・オブジェクトをファイルにエクスポートするオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、Oracleウォレットにある証明書署名要求、証明書、証明書チェーンまたは信頼された証明書を指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)のファイルにエクスポートします。DNを使用してエクスポートするオブジェクトを指定します。

構文

exportWalletObject(instName, compName, compType, walletName, password, type, path, DN)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ohs」、「oid」および「webcache」。

walletName

ウォレット・ファイルの名前を指定します。

password

ウォレットのパスワードを指定します。

type

エクスポートするウォレット・オブジェクトのタイプを指定します。有効な値は、「CertificateRequest」、「Certificate」、「TrustedCertificate」または「TrustedChain」。

path

オブジェクト をbase64.txtという名前のファイルとしてエクスポートしたディレクトリの絶対パスを指定します。

DN

エクスポートするウォレット・オブジェクトの識別された名前を指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1に対してwallet1にDNとしてcn=www.acme.comを指定した証明書署名要求をエクスポートします。証明書署名用要求は、/tmpディレクトリの下にエクスポートされます。

wls:/mydomain/serverConfig> exportWalletObject('inst1', 'oid1', 
'oid','wallet1', 'password', 'CertificateRequest', '/tmp','cn=www.acme.com')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1に対してwallet1にDNとしてcn=www.acme.comを指定した証明書をエクスポートします。証明書または証明書チェーンは、/tmpディレクトリの下にエクスポートされます。

wls:/mydomain/serverConfig> exportWalletObject('inst1', 'oid1', 
'oid','wallet1', 'password', 'Certificate', '/tmp','cn=www.acme.com')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1に対してwallet1にDNとしてcn=www.acme.comを指定した信頼された証明書をエクスポートします。信頼された証明書は、/tmpディレクトリの下にエクスポートされます。

wls:/mydomain/serverConfig> exportWalletObject('inst1', 'oid1', 
'oid','wallet1', 'password', 'TrustedCertificate', '/tmp','cn=www.acme.com')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1に対してwallet1にDNとしてcn=www.acme.comを指定した証明書チェーンをエクスポートします。証明書または証明書チェーンは、/tmpディレクトリの下にエクスポートされます。

wls:/mydomain/serverConfig> exportWalletObject('inst1', 'oid1', 
'oid','wallet1', 'password', 'TrustedChain', '/tmp','cn=www.acme.com')

generateKey

Javaキー・ストアにキー・ペアを生成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、Oracle仮想ディレクトリのJavaキー・ストア(JKS)にキー・ペアを生成します。また、このコマンドは、キー・ペアを自己署名証明書にラップします。RSAアルゴリズムに基づくキーのみ生成されます。

構文

generateKey(instName, compName, compType, keystoreName, password, DN, keySize, alias, algorithm)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。

keystoreName

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

DN

キー・ペア・エントリの識別された名前を指定します。

keySize

キーのサイズをビットの単位で指定します。

alias

キー・ストア内のキー・ペア・エントリのエリアスを指定します。

algorithm

キーのアルゴリズムを指定します。有効な値は、「RSA」。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対してDNとしてcn=www.acme.com、キー・サイズとして1024、アルゴリズムとしてRSAおよびエリアスとしてmykeyを指定したキー・ペアをkeys.jksに生成します。

wls:/mydomain/serverConfig> generateKey('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks', 'password', 'cn=www.acme.com', '1024', 'mykey', 'RSA')

次のコマンドは、上記と同じですが、キー・アルゴリズムを明示的に指定しません。

wls:/mydomain/serverConfig> generateKey('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks', 'password', 'cn=www.acme.com', '1024', 'mykey')

getKeyStoreObject

キー・ストア・オブジェクトの詳細情報を表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、Oracle仮想ディレクトリに対してJavaキー・ストア(JKS)にある特定の証明書または信頼された証明書を表示します。キー・ストア・オブジェクトは、listKeyStoreObjectsコマンドによって指定したインデックス番号で指定されます。これには、DN、キーのサイズ、アルゴリズムおよびその他の情報を含む証明書の詳細情報が表示されます。

構文

getKeyStoreObject(instName, compName, compType, keystoreName, password, type, index)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。

keystoreName

キー・ストア・ファイルの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

type

表示するキー・ストア・オブジェクトのタイプを指定します。有効な値は、「Certificate」および「TrustedCertificate」。

index

listKeyStoreObjectsコマンドによって返されたキー・ストア・オブジェクトのインデックス番号を指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対してkeys.jks内のインデックス1で信頼証明書を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> getKeyStoreObject('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks', 'password', 'TrustedCertificate', '1')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対してkeys.jks内のインデックス1で証明書を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> getKeyStoreObject('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks', 'password', 'Certificate', '1')

getSSL

設定済SSL属性を表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネント・リスナーの設定済のSSL属性を表示します。Oracleインターネット・ディレクトリの場合に常にリスナー名としてsslport1を使用します。

構文

getSSL(instName, compName, compType, listener)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」、「oid」、「ohs」および「webcache」。

listener

コンポーネント・リスナーの名前を指定します。


次のコマンドは、リスナーsslport1に対してアプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1に対して設定したSSL属性を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> getSSL('inst1', 'oid1', 'oid', 'sslport1')

getWalletObject

Oracleウォレット内の証明書またはその他のオブジェクトに関する情報を表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)に対してOracleウォレットにある特定の証明書署名要求、証明書または信頼された証明書を表示します。ウォレット・オブジェクトは、listWalletObjectsコマンドによって指定したインデックス番号で指定されます。証明書または信頼された証明書に対して、DN、キーのサイズ、アルゴリズムおよびその他のデータを含む証明書の詳細情報を表示します。証明書署名要求に対して、サブジェクトDN、キーのサイズおよびアルゴリズムを表示します。

構文

getWalletObject(instName, compName, compType, walletName, password, type, index)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ohs」、「oid」および「webcache」。

walletName

ウォレット・ファイルの名前を指定します。

password

ウォレットのパスワードを指定します。

type

エクスポートするウォレット・オブジェクトのタイプを指定します。有効な値は、「CertificateRequest」、「Certificate」および「TrustedCertificate」。

index

listWalletObjectsコマンドによって返されたウォレット・オブジェクトのインデックス番号を指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1に対してwallet1にあるインデックス0でオブジェクトの証明書署名要求の詳細情報を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> getKeyStoreObject('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1','password', 'CertificateRequest', '0')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスのoid1に対してwallet1にあるインデックス0でオブジェクトの証明書の詳細情報を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> getKeyStoreObject('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1','password', 'Certificate', '0')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスのoid1に対してwallet1にあるインデックス0でオブジェクトの信頼性のある証明書の詳細情報を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> getKeyStoreObject('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1','password', 'TrustedCertificate', '0')

importKeyStore

ファイルからキー・ストアをインポートするオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、管理可能性のためにJavaキー・ストア(JKS)をファイルから指定したOracle仮想ディレクトリ・インスタンスにインポートします。コンポーネント・インスタンス名はユニークである必要があります。

構文

importKeyStore(instName, compName, compType, keystoreName, password, filePath)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。

keystoreName

インポートされているキー・ストアの名前を指定します。このコンポーネントに対してこの名前がユニークである必要があります。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

filePath

インポートするキー・ストア・ファイルの絶対パスを指定します。


次のコマンドは、Oracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1にキー・ストア/tmp/keys.jksfile.jksとしてインポートします。その後、キー・ストアがfile.jksの名前を使用して管理されます。

wls:/mydomain/serverConfig> importKeyStore('inst1', 'ovd1', 'ovd', 'file.jks',
'password', '/tmp/keys.jks')

importKeyStoreObject

オブジェクトをファイルからキー・ストアにインポートするオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、証明書、証明書チェーンまたは信頼された証明書にキー・ストアにユニークである必要がある指定したエリアスを割り当てることにより、Oracle仮想ディレクトリのJavaキー・ストア(JKS)にインポートします。証明書または証明書チェーンがインポートされている場合、エリアスは、対応するキー・ペアと一致する必要があります。

構文

importKeyStoreObject(instName, compName, compType, keystoreName, password, type, filePath, alias)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。

keystoreName

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

type

インポートするキー・ストア・オブジェクトのタイプを指定します。有効な値は、「Certificate」および「TrustedCertificate」。

filePath

キー・ストア・オブジェクトを含むファイルの絶対パスを指定します。

alias

インポートするキー・ストア・オブジェクトに割り当てるエリアスを指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対して、エリアスmykeyを使用してファイルcert.txtからの証明書または証明書チェーンをkeys.jksにインポートします。ファイルkeys.jksには、インポートする証明書内のパブリック・キーと一致するキー・ペアに対して、すでにエリアスmykeyを含まれている必要があります。

wls:/mydomain/serverConfig> > importKeyStoreObject('inst1', 'ovd1', 
'ovd','keys.jks', 'password', 'Certificate','/tmp/cert.txt', 'mykey')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対して、エリアスmykeyを使用してファイルtrust.txtからの信頼された証明書をkeys.jksにインポートします。

wls:/mydomain/serverConfig> importKeyStoreObject('inst1', 'ovd1', 
'ovd','keys.jks', 'password', 'TrustedCertificate','/tmp/trust.txt', 'mykey1')

importWallet

ファイルからOracleウォレットをインポートするオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、管理可能性のためにOracleウォレットをファイルから指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)にインポートします。インポートされているウォレットが、自動ログイン・ウォレットの場合、ファイル・パスは、cwallet.ssoを参照する必要があります。ウォレットが、パスワード保護されている場合、ファイル・パスは、ewallet.p12を参照する必要があります。ウォレット名は、コンポーネント・インスタンスに対してユニークである必要があります。

構文

importWallet(instName, compName, compType, walletName, password, filePath)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ohs」、「oid」および「webcache」。

walletName

インポートされているウォレットの名前を指定します。ウォレット名は、コンポーネント・インスタンスに対してユニークである必要があります。

password

ウォレットのパスワードを指定します。

filePath

インポートされているウォレット・ファイルの絶対パスを指定します。


次のコマンドは、自動ログイン・ウォレット・ファイル/tmp/cwallet.ssowallet1としてOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1にインポートします。その後、ウォレットがwallet1という名前で管理されます。自動ログイン・ウォレットなので、パスワードを指定しません。

wls:/mydomain/serverConfig> importWallet('inst1', 'oid1', 'oid', 'wallet1', '', '/tmp/cwallet.sso')

次のコマンドは、パスワード保護したウォレット/tmp/ewallet.p12wallet2としてOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1にインポートします。その後、ウォレットがwallet2という名前で管理されます。ウォレットのパスワードがパラメータとして渡されます。

wls:/mydomain/serverConfig> importWallet('inst1', 'oid1', 'oid', 'wallet2', 'password', '/tmp/ewallet.p12')

importWalletObject

Oracleウォレットに証明書またはその他のオブジェクトをインポートするオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheコンポーネントまたはOracleインターネット・ディレクトリ)に対して証明書、信頼された証明書または証明書チェーンをOracleウォレットにインポートします。証明書のインポート時、証明書署名要求の生成先ウォレット・ファイルを使用します。

構文

importWalletObject(instName, compName, compType, walletName, password, type, filePath)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ohs」、「oid」および「webcache」。

walletName

ウォレット・ファイルの名前を指定します。

password

ウォレットのパスワードを指定します。

type

インポートするウォレット・オブジェクトのタイプを指定します。有効な値は、「Certificate」、「TrustedCertificate」および「TrustedChain」。

filePath

ウォレット・オブジェクトを含むファイルの絶対パスを指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1に対して証明書チェーンをPKCS#7フォーマットを使用してファイルchain.txtからwallet1にインポートします。

wls:/mydomain/serverConfig> importWalletObject('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1', 'password', 'TrustedChain','/tmp/chain.txt')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1に対して証明書ファイルcert.txtからwallet1にインポートします。

wls:/mydomain/serverConfig> importWalletObject('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1', 
'password', 'Certificate','/tmp/cert.txt')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1に対して信頼された証明書ファイルtrust.txtからwallet1にインポートします。

wls:/mydomain/serverConfig> importWalletObject('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1', 'password', 'TrustedCertificate','/tmp/trust.txt')

listKeyStoreObjects

キー・ストアの内容を表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、Oracle仮想ディレクトリのJavaキー・ストア(JKS)にある証明書または信頼された証明書を表示します。

構文

listKeyStoreObjects(instName, compName, compType, keystoreName, password, type)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。

keystoreName

キー・ストア・ファイルの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

type

表示するキー・ストア・オブジェクトのタイプを指定します。有効な値は、「Certificate」および「TrustedCertificate」。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対して、keys.jksにあるすべての信頼された証明書を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listKeyStoreObjects('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks', 'password', 'TrustedCertificate')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対して、keys.jksにあるすべての証明書を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listKeyStoreObjects('inst1', 'ovd1', 'ovd','keys.jks', 'password', 'Certificate')

listKeyStores

コンポーネントのすべてのキー・ストアを表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したOracle仮想ディレクトリ・インスタンスに対して設定したすべてのJavaキー・ストア(JKS)を表示します。

構文

listKeyStores(instName, compName, compType)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1のすべてのキー・ストアを表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listKeyStores('inst1', 'ovd1', 'ovd')

listWalletObjects

Oracleウォレットにあるすべてのオブジェクトを表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)に対してOracleウォレットにあるすべての証明書署名要求、証明書または信頼された証明書を表示します。

構文

listWalletObjects(instName, compName, compType, walletName, password, type)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ohs」、「oid」および「webcache」。

walletName

ウォレット・ファイルの名前を指定します。

password

ウォレットのパスワードを指定します。

type

表示するウォレット・オブジェクトのタイプを指定します。有効な値は、「CertificateRequest」、「Certificate」および「TrustedCertificate」。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1のすべての証明書署名要求をwallet1に表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> > listWalletObjects('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1','password', 'CertificateRequest')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1のすべての証明書をwallet1に表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listWalletObjects('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1','password', 'Certificate')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1のすべての信頼された証明書をwallet1に表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listWalletObjects('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1','password', 'TrustedCertificate')

listWallets

コンポーネント・インスタンスに対して設定したすべてのウォレットを表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)に対して指定したすべてのウォレットを表示し、自動ログイン・ウォレットを識別します。

構文

listWallets(instName, compName, compType)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ohs」、「oid」および「webcache」。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1のすべてのウォレットをに表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listWallets('inst1', 'oid1', 'oid')

removeKeyStoreObject

キー・ストアからオブジェクトを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、Oracle仮想ディレクトリのJavaキー・ストア(JKS)から証明書要求、証明書、信頼された証明書またはすべての信頼された証明書を削除します。エリアスを使用して特定のオブジェクトを削除します。すべての信頼された証明書が削除されている場合は、エリアスを使用する必要はありません。

構文

removeKeyStoreObject(instName, compName, compType, keystoreName, password, type, alias)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ovd」。

keystoreName

キー・ストア・ファイルの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

type

削除するキー・ストア・オブジェクトのタイプを指定します。有効な値は、「Certificate」、「TrustedCertificate」または「TrustedAll」。

alias

削除するキー・ストア・オブジェクトのエリアスを指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対して、keys.jks内のエリアスmykeyによって指定された証明書または証明書チェーンを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeKeyStoreObject('inst1', 'ovd1', 
'ovd','keys.jks', 'password', 'Certificate','mykey')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対してkeys.jks内のエリアスmykeyによって指定した信頼された証明書を削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeKeyStoreObject('inst1', 'ovd1', 
'ovd','keys.jks', 'password', 'TrustedCertificate','mykey')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracle仮想ディレクトリ・インスタンスovd1に対して、keys.jksにあるすべての信頼された証明書を削除します。エリアスを使用する必要はないので、そのパラメータになしという値が渡されます。

wls:/mydomain/serverConfig> removeKeyStoreObject('inst1', 'ovd1', 
'ovd','keys.jks', 'password', 'TrustedAll',None)

removeWalletObject

Oracleウォレットから証明書またはその他のオブジェクトを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したコンポーネント・インスタンス(Oracle HTTPサーバー、Oracle WebCacheまたはOracleインターネット・ディレクトリ)に対してOracleウォレットから証明書署名要求、証明書またはすべての信頼された証明書を削除します。DNを使用して削除するオブジェクトを指定します。

構文

removeWalletObject(instName, compName, compType, walletName, password, type, DN)
引数 定義

instName

アプリケーション・サーバー・インスタンスの名前を指定します。

compName

コンポーネント・インスタンスの名前を指定します。

compType

コンポーネントのタイプを指定します。有効な値は、「ohs」、「oid」および「webcache」。

walletName

ウォレット・ファイルの名前を指定します。

password

ウォレットのパスワードを指定します。

type

削除するキー・ストア・オブジェクトのタイプを指定します。有効な値は、「CertificateRequest」、「Certificate」、「TrustedCertificate」または「TrustedAll」。

DN

削除するウォレット・オブジェクトの識別された名前を指定します。


次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1のすべての信頼された証明書をwallet1から削除します。DNを指定する必要はないので、DNパラメータにnull (Noneで指定される)を渡します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeWalletObject('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1', 'password', 'TrustedAll',None)

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1のDNとしてcn=www.acme.comを指定した証明書署名要求をwallet1から削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeWalletObject('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1', 'password', 'CertificateRequest','cn=www.acme.com')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1のDNとしてcn=www.acme.comを指定した証明書をwallet1から削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeWalletObject('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1', 'password', 'Certificate','cn=www.acme.com')

次のコマンドは、アプリケーション・サーバー・インスタンスinst1内のOracleインターネット・ディレクトリ・インスタンスoid1のDNとしてcn=www.acme.comを指定した信頼された証明書をwallet1から削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeWalletObject('inst1', 'oid1', 'oid','wallet1', 'password', 'TrustedCertificate','cn=www.acme.com')

Oracle ID連合コマンド

表4-4に指定されているWLSTコマンドを使用して、Oracle ID連合の設定を表示し管理します。

表4-4 Oracle ID連合のWLSTコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

addConfigListEntryInMap


マップに設定リスト・エントリを追加します。

オンライン

addConfigMapEntryInMap


マップに設定マップ・エントリを追加します。

オンライン

addConfigPropertyListEntry


設定プロパティ・リスト・エントリを追加します。

オンライン

addConfigPropertyMapEntry


マップに設定プロパティ・マップ・エントリを追加します。

オンライン

addCustomAuthnEngine


カスタム認証エンジンを追加します。

オンライン

addCustomSPEngine


カスタムSPエンジンを追加します。

オンライン

addFederationListEntryInMap


マップに連合リスト・エントリを追加します。

オンライン

addFederationMapEntryInMap


マップに連合 マップ・エントリを追加します。

オンライン

addFederationPropertyListEntry


連合プロパティ・リスト・エントリを追加します。

オンライン

addFederationPropertyMapEntry


連合プロパティ・マップ・エントリを追加します。

オンライン

deleteCustomAuthnEngine


カスタム認証エンジンを削除します。

オンライン

deleteCustomSPEngine


カスタムSPエンジンを削除します。

オンライン

deleteProviderFederation


連合からプロバイダを削除します。

オンライン

deleteUserFederation


連合からユーザーを削除します。

オンライン

changeMessageStore


メッセージ・ストアをメモリーまたはRDBMSに変更します。

オンライン

changePeerProviderDescription


ピア・プロバイダの説明を変更します。

オンライン

changeSessionStore


セッション・ストアをメモリーまたはRDBMSに変更します。

オンライン

createConfigPropertyList


設定プロパティ・リストを作成します。

オンライン

createConfigPropertyListInMap


マップに設定プロパティ・リストを作成します。

オンライン

createConfigPropertyMap


設定プロパティ・マップを作成します。

オンライン

createConfigPropertyMapInMap


マップにネストされた設定プロパティ・マップを作成します。

オンライン

createFederationPropertyList


連合プロパティ・リストを作成します。

オンライン

createFederationPropertyListInMap


マップに連合プロパティ・リストを作成します。

オンライン

createFederationPropertyMap


連合プロパティ・マップを作成します。

オンライン

createFederationPropertyMapInMap


マップにネストされた連合プロパティ・マップを作成します。

オンライン

createPeerProviderEntry


ピア・プロバイダ・エントリを作成します。

オンライン

getConfigListValueInMap


マップから設定リスト値を取得します。

オンライン

getConfigMapEntryInMap


マップから設定マップ値を取得します。

オンライン

getConfigProperty


設定プロパティ・エントリを取得します。

オンライン

getConfigPropertyList


設定プロパティ・リストを取得します。

オンライン

getConfigPropertyMapEntry


設定プロパティ・マップ・エントリを取得します。

オンライン

getFederationListValueInMap


マップから連合リスト値を取得します。

オンライン

getFederationMapEntryInMap


ネストされたマップから連合マップ・エントリを取得します。

オンライン

getFederationProperty


連合プロパティを取得します。

オンライン

getFederationPropertyList


連合プロパティ・リストを取得します。

オンライン

extractproviderprops


すべてのプロバイダ構成プロパティをテキスト・ファイルにエクスポートします。

スクリプト

setproviderprops


プロバイダのプロパティを入力テキスト・ファイルに基づいて設定します。

スクリプト

getFederationPropertyMapEntry


連合プロパティ・マップ・エントリを取得します。

オンライン

listCustomAuthnEngines


カスタム認証エンジンのリストを表示します。

オンライン

listCustomSPEngines


カスタムSPエンジンのリストを表示します。

オンライン

loadMetadata


ファイルからメタデータをロードします。

オンライン

oifStatus


管理対象サーバーでOracle Identity Federationの現在のステータスを表示します。

オンライン

removeConfigListInMap


マップ内の設定 リストを削除します。

オンライン

removeConfigMapEntryInMap


マップ内の設定 マップ・エントリを削除します。

オンライン

removeConfigMapInMap


ネストされた設定マップを削除します。

オンライン

removeConfigProperty


設定プロパティを削除します。

オンライン

removeConfigPropertyList


プロパティ・リストを削除します。

オンライン

removeConfigPropertyMap


プロパティ・マップを削除します。

オンライン

removeConfigPropertyMapEntry


プロパティ・マップ内のエントリを削除します。

オンライン

removeFederationListInMap


マップ内の連合 リストを削除します。

オンライン

removeFederationMapInMap


ネストされた連合マップを削除します。

オンライン

removeFederationMapEntryInMap


ネストされた連合マップ・エントリを削除します。

オンライン

removeFederationProperty


連合プロパティを削除します。

オンライン

removeFederationPropertyList


連合プロパティ・リストを削除します。

オンライン

removeFederationPropertyMap


連合プロパティ・マップを削除します。

オンライン

removeFederationPropertyMapEntry


連合プロパティ・マップ・エントリを削除します。

オンライン

removePeerProviderEntry


ピア・プロバイダ・エントリを削除します。

オンライン

setConfigProperty


設定プロパティを設定します。

オンライン

setCustomAuthnEngine


カスタム認証エンジンを定義します。

オンライン

setCustomSPEngine


カスタムSPエンジンを定義します。

オンライン

setFederationProperty


連合プロパティを設定します。

オンライン


詳細については、『Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Federation管理者ガイド』を参照してください。

addConfigListEntryInMap

マップにプロパティ値を追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xml内のマップ中にあるネストされたリストにプロパティ値を追加します。

構文

addConfigListEntryInMap(configName, mapname, listName, value, type)
引数 定義

configname

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapname

config.xmlに変更する必要があるマップへのプロパティの名前を指定します。

listname

リストの名前を指定します。

value

プロパティの値を指定します。

type

プロパティのタイプ(BOOLEANまたはSTRINGまたはLONG)を指定します。


このコマンドは、サーバー設定のマップ・リストにvalueAを追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> addConfigListEntryInMap('serverconfig','mymap','mylistA','valueA','string')

addConfigMapEntryInMap

マップにネストされたマップ・プロパティ・エントリを追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xml内のマップの中にネストされたマップにプロパティ名/値ペアを追加します。

構文

addConfigMapEntryInMap(configName, mapname, nestedMapName, propName, value, type)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapname

config.xmlに変更する必要があるプロパティ・マップの名前を指定します。

nestedMapName

変更するネストされたプロパティ・マップの名前を示します。

propName

リストの名前を指定します。

value

プロパティの値を指定します。

type

プロパティのタイプ(BOOLEANまたはSTRINGまたはLONG)を指定します。


以下のコマンドは、マップmymap中にあるnestedmapBにブール名/値のペアを追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> addConfigMapEntryInMap('serverconfig','mymap','nestedmapB','myvarB','true',
'boolean')

addConfigPropertyListEntry

config.xmlにリスト・プロパティ・エントリを追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xml内のリストにプロパティ値を追加します。

構文

addConfigPropertyListEntry(configName, listName, value, type)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

listName

config.xmlに追加する必要があるプロパティ・リストの名前を指定します。

value

新しいプロパティ・リスト値を指定します。入力した値がリストに追加されます。

type

プロパティのタイプ(BOOLEANまたはSTRINGまたはLONG)を指定します。


以下のコマンドは、mylistAにString値を追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> addConfigPropertyListEntry('serverconfig','mylistA','valueA','string')

addConfigPropertyMapEntry

config.xml内のマップにプロパティ名/値を追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xml内のマップにプロパティ名/値を追加します。

構文

addConfigPropertyMapEntry(configName, mapName, propName, value, type)
引数 定義

configname

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapname

config.xml内のプロパティ・マップの名前を指定します。

propName

プロパティ・マップの名前を指定します。

value

追加するプロパティ・マップ値を指定します。

type

プロパティのタイプ(BOOLEANまたはSTRINGまたはLONG)を指定します。


以下のコマンドは、String型のvalueAをマップに追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> addConfigPropertyMapEntry('serverconfig','mymapA','myvarA','valueA','string')

addCustomAuthnEngine

カスタム認証統合エンジンを追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlにカスタム認証統合エンジンを追加します。

構文

addCustomAuthnEngine(name, [enabled], [webContext], [authnRelativePath],  [logoutRelativePath], [logoutEnabled])
引数 定義

name

カスタム・エンジンの名前を指定します。

enabled

このフラグは、エンジンが有効である(true)か、または無効(false、デフォルト)であるかを示します。

webContext

エンジンのwebコンテキストを指定します。

authnRelativePath

エンジンの認証相対パスURLを指定します。

logoutRelativePath

エンジンのログアウト相対パスURLを指定します。

logoutEnabled

このフラグは、エンジンのログアウトを有効に設定する場合は、trueに設定します。それ以外の場合は、falseに設定します。


以下のコマンドは、testという名前のエンジンを定義し、有効に設定します。

wls:/mydomain/serverConfig> addCustomAuthnEngine('test','true')

addCustomSPEngine

カスタム・サービス・プロバイダ(SP)エンジンを追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlにカスタムSP統合エンジンを追加します。

構文

addCustomSPEngine(name, [enabled, [authnMech], [webContext], [authnRelativePath], [logoutRelativePath], [logoutEnabled])
引数 定義

name

カスタム・エンジンの名前を指定します。

enabled

このフラグは、エンジンが有効である(true)か、または無効(false)であるかを示します。

authnMech

エンジンの認証メカニズムを指定します。

webContext

エンジンのwebコンテキストを指定します。

authnRelativePath

エンジンの認証相対パスURLを指定します。

logoutRelativePath

エンジンのログアウト相対パスURLを指定します。

logoutEnabled

このフラグは、エンジンのログアウトを有効に設定する場合は、trueに設定します。それ以外の場合は、falseに設定します。


以下のコマンドは、エンジンを追加し、そのステータスを無効に設定します。

addCustomSPEngine('new engine','false','oracle:fed:authentication:unspecified','webcontext')

addFederationListEntryInMap

マップにプロパティ・エントリのリストを追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xml内のマップ中にあるネストされたリストにプロパティ値を追加します。

構文

addFederationListEntryInMap(providerID, mapname, listName, value, type)
引数 定義

providerID

プロバイダIDを指定します。

mapname

cot.xmlに変更する必要があるプロパティ・マップの名前を指定します。

listName

マップに追加する必要があるプロパティ・リストの名前を指定します。

value

追加するプロパティ・リスト値を指定します。入力した値がリストに追加されます。

type

プロパティのタイプ(BOOLEANまたはSTRINGまたはLONG)を指定します。


以下のコマンドは、mymapにブール・プロパティ・リストを追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> addFederationListEntryInMap('providerB','mymap','mylistB','true','boolean')

addFederationMapEntryInMap

マップにネストされたマップ・プロパティ・エントリを追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xml内のマップの中にネストされたマップにプロパティ名/値ペアを追加します。

構文

addFederationMapEntryInMap(providerID, mapname, nestedMapName, propName, value, type)
引数 定義

providerID

プロバイダIDを指定します。

mapname

cot.xmlに変更する必要があるプロパティ・マップの名前を指定します。

nestedMapName

変更するネストされたプロパティ・マップの名前を指定します。

propName

マップに更新する必要があるプロパティ・リストの名前を指定します。

value

追加するプロパティ値を指定します。入力した値がリストに追加されます。

type

プロパティのタイプ(BOOLEANまたはSTRINGまたはLONG)を指定します。


以下のコマンドは、ネストされたマップ内のmyvarAプロパティにString型の値を追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> addFederationMapEntryInMap('providerA','mymap','nestedmapA','myvarA','valueA',
'string')

addFederationPropertyListEntry

リスト・プロパティ・エントリを追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xml内のリストにプロパティ値を追加します。

構文

addFederationPropertyListEntry(providerID, listName, value, type)
引数 定義

providerID

プロバイダIDを指定します。

listName

更新するプロパティ・リストの名前を指定します。

value

追加するプロパティ・リスト値を指定します。入力した値がリストに追加されます。

type

プロパティのタイプ(BOOLEANまたはSTRINGまたはLONG)を指定します。


以下のコマンドは、指定したプロパティ・リストにString型の値を追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> addFederationPropertyListEntry('providerA','mylistA','valueA','string')

addFederationPropertyMapEntry

マップにプロパティ名/値エントリを追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xml内のマップにプロパティ名/値ペアを追加します。

構文

addFederationPropertyMapEntry(providerID, mapName, propName, value, type)
引数 定義

providerID

プロバイダIDを指定します。

mapName

cot.xmlに変更する必要があるプロパティ・マップの名前を指定します。

propName

マップに追加する必要があるプロパティ・リストの名前を指定します。

value

追加するプロパティ値を指定します。入力した値がリストに追加されます。

type

プロパティのタイプ(BOOLEANまたはSTRINGまたはLONG)を指定します。


以下のコマンドは、マップにブールのプロパティmyvarBを追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> addFederationPropertyMapEntry('providerA','mymapB','myvarB','true','boolean')

deleteCustomAuthnEngine

設定からカスタム認証統合エンジンを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからカスタム認証統合エンジンを削除します。config.xml内の既存のカスタム認証エンジンのエンジンIDを提供する必要があります。

構文

deleteCustomAuthnEngine(engineID)
引数 定義

engineID

削除する既存のエンジンのエンジンIDを指定します。


以下のコマンドは、id1234というIDの認証エンジンを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> deleteCustomAuthnEngine('id1234')

deleteCustomSPEngine

設定からカスタム・サービス・プロバイダ(SP)統合エンジンを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからカスタムSP統合エンジンを削除します。config.xml内の既存のカスタムSPエンジンのEngineIDを提供する必要があります。

構文

ddeleteCustomSPEngine(engineID)
引数 定義

engineID

削除する既存のエンジンのエンジンIDを指定します。


以下のコマンドは、id1234というIDのエンジンを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> deleteCustomSPEngine('id1234')

deleteProviderFederation

指定したプロバイダの連合を削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したプロバイダIDの連合を削除します。

構文

deleteProviderFederation(providerID)
引数 定義

providerID

連合を削除する必要があるピア・プロバイダのProviderIDを指定します。


以下のコマンドは、providerAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> deleteProviderFederation(providerA)

deleteUserFederation

指定したユーザーの連合を削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、指定したユーザーのリストの連合を削除します。

構文

deleteUserFederation([user1, ...])
引数 定義

user1

連合を削除するユーザーのカンマ区切りのリストを指定します。ユーザーが最低1つ指定する必要があります。


以下のコマンドは、3つのユーザーの連合を削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> deleteUserFederation(['userA','userB','userC'])

changeMessageStore

メモリーおよびRDBMSの間のメッセージ・ストアを変更するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、メッセージ・ストアをメモリーまたはRDBMSに変更します。

構文

changeMessageStore(type, [jndiname])
引数 定義

type

ストアのタイプ(RDBMSまたはメモリー)を指定します。デフォルトは、メモリーです。

jndiname

ストアに対して設定するjndi名を指定します。タイプは、RDBMSの場合、指定する必要があります。


以下のコマンドは、メッセージ・ストアをRDBMSに変更します。

wls:/mydomain/serverConfig> changeMessageStore('RDBMS','jdbc/mydb')

changePeerProviderDescription

ピア・プロバイダの説明を変更するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xml内のピア・プロバイダの説明を更新します。

構文

changePeerProviderDescription(providerID, description)
引数 定義

providerID

プロバイダIDを指定します。

description

プロバイダの説明を指定します。


以下のコマンドは、プロバイダの説明を更新します。

wls:/mydomain/serverConfig> changePeerProviderDescription('providerA','new description')

changeSessionStore

メモリーおよびRDBMSの間のセッション・ストアを変更するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、セッション・ストアをメモリーまたはRDBMSに変更します。

構文

changeSessionStore(type, [jndiname])
引数 定義

type

ストアのタイプ(RDBMSまたはメモリー)を指定します。デフォルトは、メモリーです。

jndiname

ストアに対して設定するjndi名を指定します。タイプは、RDBMSの場合、指定する必要があります。


以下のコマンドは、セッション・ストアをRDBMSに変更します。

wls:/mydomain/serverConfig> changeSessionStore('RDBMS','jdbc/mydb')

createConfigPropertyList

プロパティ・リストを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlにプロパティ・リストを作成します。

構文

createConfigPropertyList(configName, listName)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

listName

プロパティ・リスト名を指定します。


以下のコマンドは、プロパティ・リストmylistAを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createConfigPropertyList('serverconfig','mylistA')

createConfigPropertyListInMap

プロパティ・マップにネストされているプロパティ・リストを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlにプロパティ・マップにネストされているプロパティ・リストを作成します。

構文

createConfigPropertyListInMap(configName, mapName, listName)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapName

ネストされたリストを含むために既存のプロパティ・マップを指定します。

listName

プロパティ・リスト名を指定します。


以下のコマンドは、プロパティ・マップにネストされているプロパティ・リストmylistAを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createConfigPropertyListInMap('serverconfig','mymapA','mylistA')

createConfigPropertyMap

プロパティ・マップを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlにプロパティ・マップを作成します。

構文

createConfigPropertyMap(configName, mapName)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapName

作成するプロパティ・マップを指定します。


以下のコマンドは、プロパティ・マップmymapAを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createConfigPropertyMap('serverconfig','mymapA')

createConfigPropertyMapInMap

プロパティ・マップを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlにプロパティ・マップを作成します。

構文

createConfigPropertyMapInMap(configName, mapName, nestedMapName)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapName

既存のプロパティ・マップの名前を指定します。

nestedMapName

mapName内にネストして作成するプロパティ・マップの名前を指定します。


以下のコマンドは、ネストされたプロパティ・マップnestedmymapAを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createConfigPropertyMapInMap('serverconfig','mymapA','nestedmapA')

createFederationPropertyList

プロパティ・リストを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlにプロパティ・リストを作成します。

構文

createFederationPropertyList(providerID, listName)
引数 定義

providerID

プロバイダIDを指定します。

listName

プロパティ・リストの名前を指定します。


以下のコマンドは、プロパティ・リストmylistAを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createFederationPropertyList('providerA','mylistA')

createFederationPropertyListInMap

プロパティ・マップにネストされているプロパティ・リストを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlにプロパティ・マップにネストされているプロパティ・リストを作成します。

構文

createFederationPropertyListInMap(providerID, mapName, listName)
引数 定義

providerID

プロバイダIDを指定します。

mapName

ネストされたリストを含むために既存のプロパティ・マップを指定します。

listName

プロパティ・リストの名前を指定します。


以下のコマンドは、ネストされたプロパティ・リストmylistAを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createFederationPropertyListInMap('providerA','mymapA','mylistA')

createFederationPropertyMap

プロパティ・マップを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlにプロパティ・マップを作成します。

構文

createFederationPropertyMap(providerID, mapName)
引数 定義

providerID

プロバイダIDを指定します。

mapName

cot.xmlに追加する必要があるプロパティ・マップの名前を指定します。


以下のコマンドは、プロパティ・マップmymapAを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createFederationPropertyMap('providerA','mymapA')

createFederationPropertyMapInMap

ネストされたプロパティ・マップを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlに別のプロパティ・マップにネストされているプロパティ・マップを作成します。

構文

createFederationPropertyMapInMap(providerID, mapName, nestedMapName)
引数 定義

providerID

プロバイダIDを指定します。

mapName

既存のプロパティ・マップの名前を指定します。

nestedMapName

cot.xml内のmapNameにネストする必要があるプロパティ・マップの名前を指定します。


以下のコマンドは、ネストされたプロパティ・マップnestedmapAを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createFederationPropertyMapInMap('providerA','mymapA','nestedmapA')

createPeerProviderEntry

ピア・プロバイダ・プロパティ・マップ・エントリを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlにマップ・プロパティ・エントリとしてピア・プロバイダを作成します。

構文

createPeerProviderEntry(providerID, description, providerType, version)
引数 定義

providerID

作成するプロバイダIDを指定します。

description

これは、プロバイダIDの説明です。

providerType

作成するピア・プロバイダのプロバイダ・タイプを指定します。

version

作成するピア・プロバイダのバージョンを指定します。


以下のコマンドは、SAML 2.0サービス・プロバイダを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createPeerProviderEntry('providerA','idp test','SP','SAML2.0')

getConfigListValueInMap

マップにネストされているリストを返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlのマップにネストされているリストを返します。

構文

getConfigListValueInMap(configName, mapName, listName)
引数 定義

configName

アクセスする構成の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapName

プロパティ・マップの名前を指定します。

listName

マップから取得するリストの名前を指定します。


以下のコマンドは、mylistAを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> getConfigListValueInMap('serverConfig','mymapA','mylistA')

getConfigMapEntryInMap

マップにネストされたマップ・プロパティ・エントリを返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlのマップにネストされているマップ・プロパティ・エントリを返します。

構文

getConfigMapEntryInMap(configName, mapname, nestedMapName, propName)
引数 定義

configName

アクセスする構成の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapname

プロパティ・マップの名前を指定します。

nestedMapName

ネストされたプロパティ・マップの名前を指定します。

propName

ネストされたマップから取得するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、プロパティ・エントリmyvarAを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> getConfigMapEntryInMap('serverconfig','mymap','nestedmapA','myvarA')

getConfigProperty

プロパティの値を返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからプロパティの値を返します。

構文

getConfigProperty(configName, propName)
引数 定義

configName

アクセスする構成の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

propName

ネストされたマップから取得するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、プロパティmyvarAを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> getConfigProperty('serverconfig','myvarA')

getConfigPropertyList

プロパティのリストを返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからプロパティのリストを返します。

構文

getConfigPropertyList(configName, listName)
引数 定義

configName

設定の名前を指定します。

listName

config.xmlから取得する必要があるプロパティ・リストの名前を指定します。


以下のコマンドは、mylistAを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> getConfigPropertyList('serverconfig','mylistA')

getConfigPropertyMapEntry

マップからのプロパティ値を返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlのマップからのプロパティの値を返します。

構文

getConfigPropertyMapEntry(configName, mapName, propName)
引数 定義

configName

構成の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapName

プロパティ・マップの名前を指定します。

propName

config.xml内のマップから取得するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、プロパティpropAを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> getConfigPropertyMapEntry('serverconfig','mapA', 'propA')

getFederationListValueInMap

マップにネストされているリストの値を返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlのマップにネストされているリストの値を返します。

構文

getFederationListValueInMap(providerID, mapName, listName)
引数 定義

providerID

アクセスするピア・プロバイダの名前を指定します。

mapName

プロパティ・マップの名前を指定します。

listName

マップから取得するリストの名前を指定します。


以下のコマンドは、ネストされたリストmylistAを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> getFederationListValueInMap('providerA','mymapA','mylistA')

getFederationMapEntryInMap

マップにネストされたマップ・プロパティ・エントリを返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlのマップにネストされているマップ・プロパティ・エントリを返します。

構文

getFederationMapEntryInMap(providerID, mapname, nestedMapName, propName)
引数 定義

providerID

アクセスするピア・プロバイダの名前を指定します。

mapName

プロパティ・マップの名前を指定します。

nestedMapName

ネストされたプロパティ・マップの名前を指定します。

propName

ネストされたマップから取得するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、プロパティ・エントリmyvarAを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> getFederationMapEntryInMap('providerA','mymap','nestedmapA','myvarA')

getFederationProperty

プロパティの値を返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlからプロパティの値を返します。

構文

getFederationProperty(providerID, propName)
引数 定義

providerID

アクセスするピア・プロバイダの名前を指定します。

propName

cot.xmlから取得するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、プロパティmyvarAを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> getFederationProperty('providerA','myvarA')

getFederationPropertyList

プロパティのリストを返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlからプロパティ・リストを返します。

構文

getFederationPropertyList(providerID, listName)
引数 定義

providerID

アクセスするピア・プロバイダの名前を指定します。

listName

マップから取得するリストの名前を指定します。


以下のコマンドは、リストmylistAを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> getFederationPropertyList('providerA','mylistA')

extractproviderprops

プロバイダのプロパティをエクスポートするWLSTスクリプトです。

説明

指定されたプロバイダのすべての構成プロパティを抽出し、テキスト・ファイルにエクスポートするWLSTスクリプトです。このファイルは、後で別のプロバイダで同じプロパティを設定する際に使用できます。このコマンドは、WLSTコマンド・シェルからではなく、UNIXまたはWindowsのコマンド・シェル・プロンプトから実行してください。このスクリプトは、ORACLE_HOME/fed/scriptsに格納されています。

構文

extractproviderprops.py providerID filename
引数 定義

providerID

プロパティを抽出するプロバイダの名前を指定します。

filename

プロバイダのプロパティの抽出先となるテキスト・ファイルの名前を指定します。


スクリプトを実行すると、WebLogic管理者資格証明および接続URLを要求されます。後者には、管理サーバー・ポートではなく、管理対象サーバー・ポートを指定してください。

ファイル形式

抽出ファイルのファイル形式は次のとおりです。

TYPE:NAME:PROPNAME:PROPVALUE:PROPTYPE

次に例を示します。

X:X:sendattribute:false:boolean
MAP:attributelist/mailemail:datastore-attr:mail:string
LIST:sendattributefornameid:unspecified::string

setproviderprops

テキスト・ファイルからの値を使用してプロバイダのプロパティを設定するWLSTスクリプトです。

説明

テキスト・ファイルからの値を使用してプロバイダのプロパティを設定するWLSTスクリプトです。このコマンドは、WLSTコマンド・シェルからではなく、UNIXまたはWindowsのコマンド・シェル・プロンプトから実行してください。このスクリプトは、ORACLE_HOME/fed/scriptsに格納されています。

テキスト・ファイルは、extractproviderpropsコマンドによって生成されます。

構文

setproviderprops.py providerID filename
引数 定義

providerID

プロパティを更新するプロバイダの名前を指定します。

filename

プロパティを読み取る入力ファイルの名前を指定します。


スクリプトを実行すると、WebLogic管理者資格証明および接続URLを要求されます。後者には、管理サーバー・ポートではなく、管理対象サーバー・ポートを指定してください。

getFederationPropertyMapEntry

マップからのプロパティ値を返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlのマップからのプロパティの値を返します。

構文

getFederationPropertyMapEntry(providerID, mapName, propName)
引数 定義

providerID

アクセスするピア・プロバイダの名前を指定します。

mapName

プロパティ・マップの名前を指定します。

propName

ネストされたマップから取得するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、マップからプロパティpropAを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> getFederationPropertyMapEntry('providerA','mapA', 'propA')

listCustomAuthnEngines

カスタム認証統合エンジンのリストを返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからカスタム認証統合エンジンのリストを返します。

構文

listCustomAuthnEngines()

以下のコマンドは、すべてのSPエンジンのリストを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> listCustomAuthnEngines()

listCustomSPEngines

カスタムSP統合エンジンのリストを返すオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからカスタム・サービス・プロバイダ(SP)統合エンジンのリストを返します。

構文

listCustomSPEngines()

以下のコマンドは、すべてのSP統合エンジンのリストを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> listCustomSPEngines()

loadMetadata

入力ファイルからメタデータをロードするオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、メタデータを入力ファイルからcot.xmlにロードします。

構文

loadMetadata(metadatafile,description)
引数 定義

metadatafile

追加または更新するピア・プロバイダのメタデータ・ファイルを指定します。

description

これは、ロードするピア・プロバイダの簡単な説明です。


以下のコマンドは、ファイルmetadatafile.xmlからメタデータをロードします。

wls:/mydomain/serverConfig> loadMetadata('/home/metadatafile.xml','some description')

oifStatus

WLSTが接続されている管理対象サーバーのOracle Identity Federationアプリケーションの現在のステータスをレポートするオンライン・コマンド。

説明

このコマンドは、管理対象サーバーでOracle Identity Federationの現在のステータスを表示します。

構文

loifStatus('serverurl', 'configfile', 'keyfile')
引数 定義

serverurl

管理対象サーバーのURLを指定します。

configfile

これは、WLSTのstoreUserConfigコマンドを使用して作成された事前定義済のユーザー構成ファイルです。

keyfile

これは、WLSTのstoreUserConfigコマンドを使用して作成された事前定義済のキー・ファイルです。


次のコマンドでは引数が指定されません。WLSTからOracle WebLogic Serverユーザー名、パスワードおよび管理対象サーバーURLを要求された後、フェデレーション・サーバー・ステータスが表示されます。

wls:/mydomain/serverConfig> oifStatus()

次のコマンドでは、管理対象サーバーURLのみが指定されます。WLSTからOracle WebLogic Serverユーザー名およびパスワードが要求されます。

wls:/mydomain/serverConfig> oifStatus('', '', 't3://localhost:7499')

次のコマンドでは、WLSTがフェデレーション・サーバー・ステータスを表示するために必要なすべての引数が指定されます。

wls:/mydomain/serverConfig> oifStatus('configfileA', 'keyfileB', 't3://localhost:7499')

removeConfigListInMap

マップにネストされているリスト・プロパティを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからマップにネストされているリスト・プロパティを削除します。

構文

removeConfigListInMap(configName, mapName, listName)
引数 定義

configName

アクセスする構成の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapName

プロパティ・マップの名前を指定します。

listName

マップから削除するリストの名前を指定します。


以下のコマンドは、リスト・プロパティmylistAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeConfigListInMap('serverConfig','mymapA','mylistA')

removeConfigMapEntryInMap

マップにネストされているマップのプロパティを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからマップにネストされているマップ・プロパティ・エントリを削除します。

構文

removeConfigMapEntryInMap(configName, mapname, nestedMapName, propName)
引数 定義

configName

アクセスする構成の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapName

プロパティ・マップの名前を指定します。

nestedMapName

ネストされたプロパティ・マップの名前を指定します。

propName

ネストされたマップから削除するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、ネストされたプロパティmyvarAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeConfigMapEntryInMap('serverconfig','mymap','nestedmapA','myvarA')

removeConfigMapInMap

マップにネストされているマップのプロパティを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからマップにネストされているマップ・プロパティ・エントリを削除します。

構文

removeConfigMapEntryInMap(configName, mapName, nestedMapName, propName)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapName

プロパティ・マップの名前を指定します。

nestedMapName

ネストされたプロパティ・マップの名前を指定します。

propName

ネストされたマップから削除するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、ネストされたプロパティmyvarAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeConfigMapEntryInMap('serverconfig','mymap','nestedmapA','myvarA')

removeConfigProperty

設定プロパティを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからプロパティを削除します。

構文

removeConfigProperty(configName, propName)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

propName

削除するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、プロパティmyvarAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeConfigProperty('serverconfig','myvarA')

removeConfigPropertyList

設定プロパティ・リストを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからプロパティ・リストを削除します。

構文

removeConfigPropertyList(configName, listName)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

listName

削除するプロパティ・リストの名前を指定します。


以下のコマンドは、プロパティ・リストmylistAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeConfigPropertyList('serverconfig','mylistA')

removeConfigPropertyMap

プロパティ・マップを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlからプロパティ・マップを削除します。

構文

removeConfigPropertyMap(configName, mapName)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapName

削除するプロパティ・マップの名前を指定します。


以下のコマンドは、mapAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeConfigPropertyMap('serverconfig','mapA')

removeConfigPropertyMapEntry

マップからプロパティ値を削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xml内のマップからプロパティの値を削除します。

構文

removeConfigPropertyMapEntry(configName, mapName, propName)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

mapName

更新するプロパティ・マップの名前を指定します。

propName

マップから削除するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、プロパティpropAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeConfigPropertyMapEntry('serverconfig','mapA', 'propA')

removeFederationListInMap

マップ内のプロパティ・リストを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlのマップにあるプロパティ・リストを削除します。

構文

removeFederationListInMap(providerID, mapName, listName)
引数 定義

providerID

アクセスするピア・プロバイダの名前を指定します。

mapName

プロパティ・マップの名前を指定します。

listName

削除するプロパティ・リストの名前を指定します。


以下のコマンドは、mymapA内のmylistAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeFederationListInMap('providerA','mymapA','mylistA')

removeFederationMapInMap

マップ内のネストされたマップを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlのマップにネストされているプロパティ・マップを削除します。

構文

removeFederationMapInMap(providerID, mapname, nestedMapName)
引数 定義

providerID

アクセスするピア・プロバイダの名前を指定します。

mapName

ネストされたマップを含むプロパティ・マップの名前を指定します。

nestedMapName

削除するネストされたプロパティ・マップの名前を指定します。


以下のコマンドは、mymap内のnestedmapAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeFederationMapInMap('providerA','mymap','nestedmapA')

removeFederationMapEntryInMap

マップからネストされたマップ・プロパティ・エントリを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xml内のマップの中にネストされたマップからプロパティ名/値ペアを削除します。

構文

removeFederationMapEntryInMap(providerID, mapname, nestedMapName, propName)
引数 定義

providerID

アクセスするピア・プロバイダの名前を指定します。

mapName

ネストされたマップを含むプロパティ・マップの名前を指定します。

nestedMapName

ネストされたプロパティ・マップの名前を指定します。

propName

ネストされたマップから削除するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、マップ・プロパティ・エントリmyvarAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeFederationMapEntryInMap('providerA','mymap','nestedmapA','myvarA')

removeFederationProperty

プロパティの値を削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlからプロパティ・エントリを削除します。

構文

removeFederationProperty(providerID, propName)
引数 定義

providerID

更新するピア・プロバイダの名前を指定します。

propName

削除するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、プロバイダのプロパティmyvarAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeFederationProperty('providerA','myvarA')

removeFederationPropertyList

プロパティ・リスト・エントリを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlからプロパティ・リスト・エントリを削除します。

構文

removeFederationPropertyList(providerID, listName)
引数 定義

providerID

アクセスするピア・プロバイダの名前を指定します。

listName

削除するプロパティ・リストの名前を指定します。


以下のコマンドは、mylistAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeFederationPropertyList('providerA','mylistA')

removeFederationPropertyMap

プロパティ・マップを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlからプロパティ・マップを削除します。

構文

removeFederationPropertyMap(providerID, mapName)
引数 定義

providerID

アクセスするピア・プロバイダの名前を指定します。

mapName

削除するプロパティ・マップの名前を指定します。


以下のコマンドは、マップを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeFederationPropertyMap('providerA','mapA')

removeFederationPropertyMapEntry

マップからプロパティ値を削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xml内のマップからプロパティの値を削除します。

構文

removeFederationPropertyMapEntry(providerID, mapName, propName)
引数 定義

providerID

アクセスするピア・プロバイダの名前を指定します。

mapName

更新するプロパティ・マップの名前を指定します。

propName

マップから削除するプロパティの名前を指定します。


以下のコマンドは、マップからプロパティpropAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removeFederationPropertyMapEntry('providerA','mapA', 'propA')

removePeerProviderEntry

ピア・プロバイダ・エントリを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlからピア・プロバイダ・エントリを削除します。

構文

removePeerProviderEntry(providerID)
引数 定義

providerID

削除するピア・プロバイダの名前を指定します。


以下のコマンドは、providerAを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> removePeerProviderEntry('providerA')

setConfigProperty

config.xmlにプロパティの値を設定するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlにプロパティの値を追加または更新します。

構文

setConfigProperty(configname, propName, value, type)
引数 定義

configName

更新する設定の名前を指定します(idpsaml20、serverconfig、spsaml20など)。

propName

config.xmlに追加/更新する必要があるプロパティの名前を指定します。

value

プロパティの値を指定します。

type

プロパティのタイプ(BOOLEANまたはSTRINGまたはLONG)を指定します。


以下のコマンドは、プロパティmyvarAおよびその値をサーバー設定に設定します。

wls:/mydomain/serverConfig> setConfigProperty('serverconfig','myvarA','myvalA','string')

setCustomAuthnEngine

カスタム認証統合エンジンを更新するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlにカスタム認証統合エンジンを更新します。

構文

setCustomAuthnEngine(engineID, name, [enabled], [webContext], [authnRelativePath], [logoutRelativePath], [logoutEnabled])
引数 定義

engineID

既存のエンジンのエンジンIDを指定します。

name

カスタム・エンジンの名前を指定します。

enabled

このフラグは、エンジンが有効である(true)か、または無効(false)であるかを示します。

webContext

エンジンのwebコンテキストを指定します。

authnRelativePath

エンジンの認証相対パスURLを指定します。

logoutRelativePath

エンジンのログアウト相対パスURLを指定します。

logoutEnabled

このフラグは、エンジンのログアウトを有効に設定する場合は、trueに設定します。それ以外の場合は、falseに設定します。


以下のコマンドは、カスタム認証エンジンabcdefの設定を更新します。

wls:/mydomain/serverConfig> setCustomAuthnEngine('abcdef',
'custom one','false','oracle:fed:authentication:unspecified','webcontext')

setCustomSPEngine

カスタムSP統合エンジンを更新するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、config.xmlに既存のカスタムSP統合エンジンを更新します。

構文

setCustomSPEngine(engineID, name, [enabled, [authnMech], [webContext], [authnRelativePath], [logoutRelativePath], [logoutEnabled])
引数 定義

engineID

既存のカスタム・エンジンのエンジンIDを指定します。

name

カスタム・エンジンの名前を指定します。

enabled

このフラグは、エンジンが有効である(true)か、または無効(false)であるかを示します。

authnMech

エンジンの認証メカニズムを指定します。

webContext

エンジンのwebコンテキストを指定します。

authnRelativePath

エンジンの認証相対パスURLを指定します。

logoutRelativePath

エンジンのログアウト相対パスURLを指定します。

logoutEnabled

このフラグは、エンジンのログアウトを有効に設定する場合は、trueに設定します。それ以外の場合は、falseに設定します。


以下のコマンドは、IDとしてengineID2を付けたエンジンの名前を設定し、フラグを有効に設定します。

wls:/mydomain/serverConfig> setCustomSPEngine('engineid2','test','true')

setFederationProperty

プロパティの値を追加または更新するオンライン・コマンドを示します。

説明

このコマンドは、cot.xmlにプロパティ・エントリを追加するかまたは既存のエントリを更新します。

構文

setFederationProperty(providerID, propName, value, type)
引数 定義

providerID

更新するピア・プロバイダの名前を指定します。

propName

cot.xmlに追加/更新する必要があるプロパティの名前を指定します。

value

プロパティの値を指定します。

type

プロパティのタイプ(BOOLEANまたはSTRINGまたはLONG)を指定します。


以下のコマンドは、プロパティmyvarAを作成し、その値を設定します。

wls:/mydomain/serverConfig> setFederationProperty('providerA','myvarA','myvalA','string')

ディレクトリ統合プラットフォーム・コマンド

Directory Integration Platform (DIP)ツールの一部は、WLSTを内部的に使用しているので、WLSTコマンド・プロンプトから実行可能なまたはスクリプト内から使用するカスタムWLSTコマンドは存在しない。DIPツールの詳細については、「Oracle Fusion Middleware Oracle Identity Managementユーザー・リファレンス」の「Directory Integration Platformツール」を参照してください。

セキュリティ・コマンド

表4-5に示されているWLSTセキュリティ・コマンドを使用して、ドメイン・ポリシーまたは資格証明ストアの操作、ソース・リポジトリからターゲット・リポジトリへのポリシーおよび資格証明の移行、および(資格証明の)暗号化鍵のエクスポートとインポートを行います。

表4-5 WLSTセキュリティ・コマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

listSecurityStoreInfo


OPSSセキュリティ・ストアのタイプと場所、およびアクセスを許可されているユーザーを一覧表示します。

オフライン

listAppStripes


ポリシー・ストア内のアプリケーション・ストライプを一覧表示します。

オンライン

listCodeSourcePermissions


グローバル・ポリシーのソース・コードに割り当てられている権限を一覧表示します。

オンライン

createAppRole


新しいアプリケーション・ロールを作成します。

オンライン

deleteAppRole


アプリケーション・ロールを削除します。

オンライン

grantAppRole


ロールにプリンシパルを追加します。

オンライン

revokeAppRole


ロールからプリンシパルを削除します。

オンライン

listAppRoles


アプリケーション内のすべてのロールを表示します。

オンライン

listAppRolesMembers


アプリケーション・ロール内のすべてのメンバーを表示します。

オンライン

grantPermission


新しい特権を作成します。

オンライン

revokePermission


特権を削除します。

オンライン

listPermissions


プリンシパルに付与されたすべての特権を表示します。

オンライン

deleteAppPolicies


アプリケーション内のすべてのポリシーを削除します。

オンライン

migrateSecurityStore


ポリシーまたは資格をソース・リポジトリから対象リポジトリに移動します。

オフライン

updateCred


資格の属性の値を変更します。

オンライン

createCred


新しい資格を作成します。

オンライン

deleteCred


資格を削除します。

オンライン

modifyBootStrapCredential


ブート・ストラップ資格ストアを更新します。

オフライン

addBootStrapCredential


資格証明をブート・ストラップ資格証明ストアに追加します。

オフライン

exportEncryptionKey


ドメイン暗号化鍵をファイルewallet.p12にエクスポートします。

オフライン

importEncryptionKey


ファイルewallet.p12内の暗号化鍵をドメインにインポートします。

オフライン

restoreEncryptionKey


ドメイン暗号化鍵を、直近のインポートの前の状態にリストアします。

オフライン

rollOverEncryptionKey


新規の資格証明ストア暗号化鍵を作成します。

オフライン

reassociateSecurityStore


ポリシーおよび資格をLDAPリポジトリに再び関連付けます。

オンライン

upgradeSecurityStore


セキュリティ・データをリリース10.1.xに使用されたデータからリリース11に使用されたデータに更新します。

オフライン

createResourceType


新しいリソース・タイプを作成します。

オンライン

getResourceType


既存のリソース・タイプをフェッチします。

オンライン

deleteResourceType


既存のリソース・タイプを削除します。

オンライン

createResource


リソースを作成します。

オンライン

deleteResource


リソースを削除します。

オンライン

listResources


アプリケーション・ストライプ内のリソースを一覧表示します。

オンライン

listResourceActions


リソースのアクションを一覧表示します。

オンライン

createEntitlement


権限を作成します。

オンライン

getEntitlement


権限を一覧表示します。

オンライン

deleteEntitlement


権限を削除します。

オンライン

addResourceToEntitlement


権限にリソースを追加します。

オンライン

revokeResourceFromEntitlement


権限からリソースを削除します。

オンライン

listEntitlements


アプリケーション・ストライプ内の権限を一覧表示します。

オンライン

grantEntitlement


権限を作成します。

オンライン

revokeEntitlement


権限を削除します。

オンライン

listResourceTypes


アプリケーション・ストライプ内のリソース・タイプを一覧表示します。

オンライン

updateTrustServiceConfig


トラスト・ストアの構成を更新します。

オンライン


createAppRole

新しいアプリケーション・ロールを作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したアプリケーションおよびロール名のアプリケーション・ロールをドメイン・ポリシー・ストアに作成します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

createAppRole(appStripe, appRoleName)
引数 定義
appStripe 

アプリケーション・ストライプを指定します。

appRoleName 

ロール名を指定します。


次の呼出しは、アプリケーション・ストライプmyAppおよびロール名myRoleの新しいアプリケーション・ロールを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createAppRole(appStripe="myApp", appRoleName="myRole")

deleteAppRole

アプリケーション・ロールを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したアプリケーションおよびロール名のアプリケーション・ロールをドメイン・ポリシー・ストアから削除します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

createAppRole(appStripe, appRoleName)
引数 定義
appStripe 

アプリケーション・ストライプを指定します。

appRoleName 

ロール名を指定します。


次の呼出しは、アプリケーション・ストライプmyAppおよびロール名myRoleのロールを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> createAppRole(appStripe="myApp", appRoleName="myRole")

grantAppRole

ロールにプリンシパルを追加するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したアプリケーション・ストライプおよび名前のロールにプリンシパル(クラスまたは名前)を追加します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

grantAppRole(appStripe, appRoleName,principalClass, principalName)
引数 定義
appStripe 

アプリケーション・ストライプを指定します。

appRoleName 

ロール名を指定します。

principalClass 

クラスの完全修飾名を指定します。

principalName 

プリンシパルの名前を指定します。


次の呼出しは、アプリケーション・ストライプmyAppおよびロール名myRoleのロールにプリンシパルを追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> grantAppRole(appStripe="myApp",  
appRoleName="myRole",principalClass="com.example.xyzPrincipal",
principalName="myPrincipal")

revokeAppRole

ロールからプリンシパルを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したアプリケーション・ストライプおよび名前のロールからプリンシパル(クラスまたは名前)を削除します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

revokeAppRole(appStripe, appRoleName, principalClass, principalName)
引数 定義
appStripe 

アプリケーション・ストライプを指定します。

appRoleName 

ロール名を指定します。

principalClass 

クラスの完全修飾名を指定します。

principalName 

プリンシパルの名前を指定します。


次の呼出しは、アプリケーション・ストライプmyAppおよびロール名myRoleのロールからプリンシパルを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> revokeAppRole(appStripe="myApp", 
appRoleName="myRole",principalClass="com.example.xyzPrincipal", 
principalName="myPrincipal")

listAppRoles

アプリケーション内のすべてのロールを表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したアプリケーション・ストライプ内のすべてのロールを表示します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

listAppRoles(appStripe)
引数 定義
appStripe 

アプリケーション・ストライプを指定します。


次の呼出しは、アプリケーション・ストライプmyAppのすべてのロールを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> listAppRoles(appStripe="myApp")

listAppRolesMembers

ロール内のすべてのメンバーを表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したアプリケーション・ストライプおよびロール名のロール内のすべてのメンバーを表示します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

listAppRoleMembers(appStripe, appRoleName)
引数 定義
appStripe 

アプリケーション・ストライプを指定します。

appRoleName 

ロール名を指定します。


次の呼出しは、アプリケーション・ストライプmyAppおよびロール名myRoleのロール内のすべてのメンバーを返します。

wls:/mydomain/serverConfig> listAppRoleMembers(appStripe="myApp", appRoleName="myRole")

grantPermission

新しい特権を作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したコード・ベースおよびURLに対して新しい特権を作成します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

省略可能な引数は、角括弧で囲まれています。

grantPermission([appStripe,] [codeBaseURL,] [principalClass,] [principalName,]permClass, [permTarget,] [permActions])
引数 定義
appStripe 

アプリケーション・ストライプを指定します。指定しない場合、コマンドを使用してシステム・ポリシーが処理されます。

codeBaseURL 

特権のあるコードのURLを指定します。

principalClass 

クラス(被譲与者)の完全修飾名を指定します。

principalName 

被譲与者のプリンシパル名を指定します。

permClass 

permissionクラスの完全修飾名を指定します。

permTarget 

利用可能であれば、特権対象の名前を指定します。一部の特権には、この属性を含むことができない場合があります。

permActions 

付与されたアクションのカンマ区切りのリストを指定します。一部の特権には、この属性が含まれない可能性があり、利用可能なアクションは、permissionクラスによって異なります。


次の呼出しは、指定したデータでアプリケーションの新しい特権(アプリケーション・ストライプmyAppのアプリケーション)を作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> grantPermission(appStripe="myApp",  
principalClass="my.custom.Principal",  principalName="manager",
permClass="java.security.AllPermission")

次の呼出しは、指定したデータでシステムの新しい特権を作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> grantPermission(principalClass="my.custom.Principal", principalName="manager",   
permClass="java.io.FilePermission", permTarget="/tmp/fileName.ext", 
permTarget="/tmp/fileName.ext", permActions="read,write")

revokePermission

特権を削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したコード・ベースおよびURLの特権を削除します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

省略可能な引数は、角括弧で囲まれています。

revokePermission([appStripe,] [codeBaseURL,] [principalClass,] [principalName,]permClass, [permTarget,] [permActions])
引数 定義
appStripe 

アプリケーション・ストライプを指定します。指定しない場合、コマンドを使用してシステム・ポリシーが処理されます。

codeBaseURL 

特権のあるコードのURLを指定します。

principalClass 

クラス(被譲与者)の完全修飾名を指定します。

principalName 

被譲与者のプリンシパル名を指定します。

permClass 

permissionクラスの完全修飾名を指定します。

permTarget 

利用可能であれば、特権対象の名前を指定します。一部の特権には、この属性を含むことができない場合があります。

permActions 

付与されたアクションのカンマ区切りのリストを指定します。一部の特権には、この属性が含まれない可能性があり、利用可能なアクションは、permissionクラスによって異なります。


次の呼出しは、指定したデータのアプリケーション特権(アプリケーション・ストライプmyAppのアプリケーション)を削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> revokePermission(appStripe="myApp",  
principalClass="my.custom.Principal", principalName="manager", 
permClass="java.security.AllPermission")

次の呼出しは、システムの指定したデータの特権を削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> revokePermission(principalClass="my.custom.Principal", principalName="manager",  
permClass="java.io.FilePermission", permTarget="/tmp/fileName.ext", 
permActions="read,write")

listPermissions

指定したプリンシパルに付与したすべての特権を表示するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したプリンシパルに付与されたすべての特権を表示します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

省略可能な引数は、角括弧で囲まれています。

listPermissions([appStripe,] principalClass, principalName)
引数 定義
appStripe 

アプリケーション・ストライプを指定します。指定しない場合、コマンドを使用してシステム・ポリシーが処理されます。

principalClass 

クラス(被譲与者)の完全修飾名を指定します。

principalName 

被譲与者のプリンシパル名を指定します。


次の呼出しは、アプリケーションmyAppのポリシーによってプリンシパルに付与したすべての特権を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listPermissions(appStripe="myApp", principalClass="my.custom.Principal",principalName="manager")
                

次の呼出しは、システム・ポリシーによってプリンシパルに付与したすべての特権を表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listPermissions(principalClass="my.custom.Principal", principalName="manager")

deleteAppPolicies

指定したアプリケーション・ストライプのすべてのポリシーを削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したアプリケーション・ストライプのすべてのポリシーを削除します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

deleteAppPolicies(appStripe)
引数 定義
appStripe 

アプリケーション・ストライプを指定します。指定しない場合、コマンドを使用してシステム・ポリシーが処理されます。


次の呼出しは、アプリケーションmyAppのすべてのポリシーを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> deleteAppPolicies(appStripe="myApp")

migrateSecurityStore

ID、アプリケーション特定ポリシー、システム・ポリシー、特定資格フォルダまたはすべての資格を移動するオフライン・コマンドを示します。

説明

ID、アプリケーション特定ポリシーまたはシステム・ポリシーをソース・リポジトリから対象リポジトリに移動します。特定資格フォルダまたはすべての資格を移動します。

ソース・データおよび対象データの格納先リポジトリの種類は、コマンドに対して分かりやすく、ファイル・ベースおよびLDAPベース・リポジトリの任意の組合せを利用可能です(LDAPリポジトリが、OVDサーバーまたはOID LDAPサーバーのみ使用する必要があります)。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

コマンドの構文は、移動されているポリシーのスコープ(システム特定またはアプリケーション特定または両方)によって異なります。

省略可能な引数は、角括弧で囲まれています。

IDを移動するには、次の構文を使用します。

migrateSecurityStore(type="idStore", configFile, src, dst, [dstLdifFile])
                     

すべてのポリシー(すべてのアプリケーションのシステム特定およびアプリケーション特定ポリシー)を移動するには、次の構文を使用します。

migrateSecurityStore(type="policyStore", configFile, src, 
dst,[overWrite,][preserveAppRoleGuid])

システム・ポリシーだけ移動するには、次の構文を使用します。

migrateSecurityStore(type="globalPolicies", configFile, src, dst, [overWrite])

1つのアプリケーションのアプリケーション特定ポリシーだけ移動するには、次の構文を使用します。

migrateSecurityStore(type="appPolicies", configFile,src, dst, srcApp 
[,dstApp] [,overWrite] [,migrateIdStoreMapping][,preserveAppRoleGuid] [,mode])

すべての資格を移動するには、次の構文を使用します。

migrateSecurityStore(type="credStore", configFile, src, dst, [overWrite])

資格フォルダを1つだけ移動するには、次の構文を使用します。

migrateSecurityStore(type="folderCred", configFile,src, dst, [srcFolder,]
[dstFolde,] [srcConfigFile,] [overWrite])
引数 定義
type 

移動するポリシーのタイプを指定します。

IDを移動するには、idStoreに設定します。

すべてのポリシー(すべてのアプリケーションのシステム特定およびアプリケーション特定ポリシー)を移動するには、policyStoreに設定します。

システム・ポリシーだけを移動するには、globalPoliciesに設定します。

アプリケーション特定ポリシーだけを移動するには、appPoliciesに設定します。

すべての資格を移動するには、credStoreに設定します。

資格フォルダを1つだけ移動するには、folderCredに設定します。

configFile  

コマンドが実行しているディレクトリに対して設定ファイルjps-config.xmlの場所を指定します。渡された設定ファイルは、実際のドメインの設定ファイルである必要はありませんが、これらのファイルを組み合わせることだけで、移動するソース・リポジトリおよび宛先リポジトリを指定できます。

src 

ソースのストアが指定されている引数configFileに渡された設定ファイル内のjpsコンテキストの名前を指定します。

dst 

宛先のストアが指定されている引数configFileに渡された設定ファイル内の別のjpsコンテキストの名前を指定します。

srcApp 

ポリシーが移動されているソース・アプリケーションの名前を指定します。

dstApp 

ポリシーが書き込まれている対象アプリケーションの名前を指定します。指定しない場合、デフォルトは、ソース・アプリケーションの名前になります。

srcFolder 

資格の移動先フォルダの名前を指定します。この引数は省略可能です。指定しない場合、資格ストアにフォルダが1つのみ存在すると想定され、この引数のデフォルト値は、そのフォルダの名前になります。

dstFolder 

ソース資格の移動先フォルダを指定します。この引数は省略可能です。指定しない場合、デフォルトは、srcFolderに渡されたフォルダになります。

srcConfigFile 

代替の設定ファイルの場所を指定します。代替の設定ファイルは、configFileに渡されたファイルに資格が設定されていないなど特定の場合に使用されます。この引数は省略可能です。指定しない場合、デフォルトは、configFileに渡された値になります。指定する場合、configFileに渡された値が無視されます。

overWrite 

移動されている対象と一致するデータ内のデータをソース・データと上書きするか、ソース・データにマージするかを指定します。省略可能であり、デフォルトは、falseです。一致するデータを上書きする場合、true設定します。一致するデータをマージする場合、falseに設定します。

migrateIdStoreMapping 

アプリケーションのポリシーを移動するときにエンタープライズ・ポリシーの移動を行うか行わないかを指定します。省略可能であり、デフォルトは、trueです。アプリケーション・ポリシーの移動ときエンタープライズ・ポリシーの移動を行わない場合は、Falseに設定します。

dstLdifFile

LDIFファイルの作成先を指定します。宛先がLDAPベースIDストアの場合のみ必要です。LDIFファイルがLDAPサーバーにインポートされなく、使用しているLDAPサーバーに対して必要な属性を突き止めるためにこのファイルを変更した後、手動でインポートする必要があることに注意します。

preserveAppRoleGuid

ポリシーの移行でGUIDを保持するか再作成するかを指定します。省略可能であり、デフォルトはfalseです。GUIDを保持する場合はtrueに設定し、GUIDを再作成する場合はfalseに設定します。

mode

アプリケーション・ポリシーに重複するプリンシパルまたは権限が見つかった場合、移行を停止し、エラーを表示するかどうかを指定します。laxに設定すると、重複する項目が見つかっても移行は続行され、重複する項目のうち1つだけが移行されて、その旨を知らせる警告がログに記録されます。strictに設定すると、重複する項目が見つかった場合、移行は強制的に停止されます。指定しない場合、この値はデフォルトのstrictに設定されます。


渡される引数に対しては、次の要求があります。

  • ファイルjps-config.xmlが渡された場所に存在する必要があります。

  • ファイルjps-config.xmlには、渡されたjpsコンテキストが含まれる必要があります。

  • ソース・コンテキスト名および宛先コンテキスト名が異なる必要があります。コマンドは、これらの2つのコンテキストから移動に使用するソース・リポジトリおよび対象リポジトリの場所を決定します。

次の呼出しは、アプリケーションPolicyServlet1のファイル・ベース・ポリシーをアプリケーションPolicyServlet2のファイル・ベース・ポリシーに移行します。重複するプリンシパルまたは権限が見つかっても移行は停止されず、重複する項目のうち1つだけが移行されて、重複する項目が見つかったことを知らせる警告がログに記録されます。

wls:/mydomain/serverConfig> migrateSecurityStore(type="appPolicies",  
configFile="jps-congif.xml", src="default1", dst="context2",
srcApp="PolicyServlet1", dstApp="PolicyServlet2", overWrite="true", mode="lax")
                

上記の呼出しは、次のものを仮定しています。

  • コマンドが実行している(現在のディレクトリ)ディレクトリにファイルjps-config.xmlが存在している。

  • このファイルには、次の要素が含まれています。

<serviceInstance name="policystore1.xml" provider="some.provider">
  <property name="location" value="jazn-data1.xml"/>
</serviceInstance>
<serviceInstance name="policystore2.xml" provider="some.provider">
  <property name="location" value="jazn-data2.xml"/>
</serviceInstance>
...
<jpsContext name="default1">
  <serviceInstanceRef ref="policystore1.xml"/>
  ...
</jpsContext>
<jpsContext name="context2">
  <serviceInstanceRef ref="policystore2.xml"/>
  ...
</jpsContext>

移動に対して使用されている2つのアプリケーションのファイル・ベース・ポリシーは、ファイルjazn-data1.xmlおよびjazn-data2.xmlに定義されており、表示されなく、現在のディレクトリに存在されていると仮定されます。

次の呼出しは、ファイル・ベース資格の1つの場所から別の場所への移動を示してます。

wls:/mydomain/serverConfig> migrateSecurityStore(type="credStore", configFile="jps-congif.xml", src="default1", dst="context2")
                

上記の呼出しは、次のものを仮定しています。

  • コマンドが実行している(現在のディレクトリ)ディレクトリにファイルjps-config.xmlが存在している。

  • このファイルには、次の要素が含まれています。

<serviceInstance name="credstore1" provider="some.provider">
  <property name="location" value="./credstore1/cwallet.sso"/>
</serviceInstance>
<serviceInstance name="credstore2" provider="some.provider">
  <property name="location" value="./credstore2/cwallet.sso"/>
</serviceInstance>
...
<jpsContext name="default1">
  <serviceInstanceRef ref="credstore1"/>
  ...
</jpsContext>
<jpsContext name="context2">
  <serviceInstanceRef ref="credstore2"/>
  ...
</jpsContext>

このコマンドの詳細な構成例については、Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイドを参照してください。

updateCred

資格のタイプ、ユーザー名およびパスワードを変更するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したマップ名およびキー名の資格ストア内の資格のタイプ、ユーザー名、パスワード、URLおよびポート番号を変更します。このコマンドは、パスワード・タイプのみの資格にカプセル化されたデータを更新できます。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。このコマンドは、対話型モードでのみ実行します。

構文

省略可能な引数は、角括弧で囲まれています。

updateCred(map, key, user, password, [desc])
引数 定義
map 

マップ名(フォルダ)を指定します。

key 

キー名を指定します。

user 

資格ユーザー名を指定します。

password 

資格のパスワードを指定します。

desc 

資格を説明する文字列を指定します。


次の呼出しは、指定したデータでパスワード資格を更新します。

wls:/mydomain/serverConfig> updateCred(map="myMap", key="myKey", user="myUsr", 
password="myPassw", desc="updated passw cred to connect to app xyz")

createCred

ドメイン資格ストアに新しい資格を作成するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したマップ名、キー名、タイプ、ユーザー名およびパスワード、URLおよびポート番号のドメイン資格ストアに新しい資格を作成します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。このコマンドは、対話型モードでのみ実行します。

構文

省略可能な引数は、角括弧で囲まれています。

createCred(map, key, user, password, [desc])
引数 定義
map  

マップ名(フォルダ)を指定します。

key 

キー名を指定します。

user 

資格ユーザー名を指定します。

password 

資格のパスワードを指定します。

desc 

資格を説明する文字列を指定します。


次の呼出しは、指定したデータで新しいパスワード資格を作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createCred(map="myMap, key="myKey", user="myUsr", 
password="myPassw", desc="updated usr name and passw to connect to app xyz")

deleteCred

ドメイン資格ストア内の資格を削除するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したマップ名およびキー名の資格をドメイン資格ストアから削除します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

deleteCred(map,key)
引数 定義
map  

マップ名(フォルダ)を指定します。

key 

キー名を指定します。


次の呼出しは、マップ名myMapおよびキー名myKeyの資格を削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> deleteCred(map="myApp",key="myKey")

modifyBootStrapCredential

ブート・ストラップ資格ストアを更新するオフライン・コマンドを示します。

説明

指定したユーザー名およびパスワードでブート・ストラップ資格を更新します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

一般的に、次のシナリオの場合に使用されます。ドメイン・ポリシーおよび資格ストアはLDAPベースで、LDAPストア(LDAPサーバーに格納された)をアクセスする資格を変更した場合。その後、このコマンドを使用して、ブート・ストラップ資格ストアにこれらの変更を設定できます。

構文

modifyBootStrapCredential(jpsConfigFile, username, password)
引数 定義
jpsConfigFile  

コマンドが実行している場所に対してファイルjps-config.xmlの場所を指定します。

username

LDAPストア内のユーザーの識別名を指定します。

password

ユーザーのパスワードを指定します。


LDAPストアでは、識別された名cn=orcladminのユーザーのパスワードをwelcome1に変更しており、設定ファイルjps-config.xmlを現在のディレクトリに存在している場合、次の呼出しは、ブート・ストラップ資格ストア内のパスワードをwelcome1に変更します。

wls:/mydomain/serverConfig> modifyBootStrapCredential(jpsConfigFile='./jps-config.xml', username='cn=orcladmin', password='welcome1')

監査サービスに対する任意の出力を無視できます。

addBootStrapCredential

資格証明をブート・ストラップ資格証明ストアに追加するオフライン・コマンド。

説明

指定されたマップ、キー、ユーザー名およびユーザー・パスワードを持つパスワード資格証明を、JPS構成ファイルのデフォルトのJPSコンテキストで構成されたブートストラップ資格証明に追加します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

addBootStrapCredential(jpsConfigFile, map, key, username, password)
引数 定義
jpsConfigFile  

コマンドが実行している場所に対してファイルjps-config.xmlの場所を指定します。

map 

追加する資格証明のマップを指定します。

key 

追加する資格証明のキーを指定します。

username 

追加する資格証明のユーザーの名前を指定します。

password

追加する資格証明のユーザーのパスワードを指定します。


次の呼出しは、資格証明をブート・ストラップ資格証明ストアに追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> addBootStrapCredential(jpsConfigFile='./jps-config.xml', map='myMapName', key='myKeyName', username='myUser', password='myPassword')

exportEncryptionKey

ドメインのブートストラップ・ウォレットからファイルewallet.p12に暗号化鍵を抽出するオフライン・コマンド。

説明

ドメインの資格証明暗号化鍵をファイルewallet.p12に書き込みます。コマンドimportEncryptionKeyを使用してそのファイルからデータをインポートするには、このコマンドで渡されるパスワードを使用する必要があります。

構文

exportEncryptionKey(jpsConfigFile, keyFilePath, keyFilePassword)
引数 定義
jpsConfigFile  

コマンドが実行している場所に対してファイルjps-config.xmlの場所を指定します。

keyFilePath 

ファイルewallet.p12の作成先となるディレクトリを指定します。このファイルのコンテンツは暗号化されており、keyFilePasswordに渡される値によって保護されていることに注意してください。

keyFilePassword 

ファイルewallet.p12を保護するためのパスワードを指定します。このファイルをインポートする際は、これと同じパスワードを使用する必要があることに注意してください。


次の呼出しは、ディレクトリmyDirにファイルewallet.p12を書き込みます。

exportEncryptionKey(jpsConfigFile="pathName", keyFilePath="myDir" ,keyFilePassword="password")

importEncryptionKey

指定されたewallet.p12ファイルからドメインにキーをインポートするオフライン・コマンド。

説明

次の呼出しは、ファイルewallet.p12からドメインに暗号化鍵をインポートします。渡されるパスワードは、コマンドexportEncryptionKeyを使用してファイルを作成する際に使用されたものと同じである必要があります。

構文

importEncryptionKey(jpsConfigFile, keyFilePath, keyFilePassword)
引数 定義
jpsConfigFile  

コマンドが実行している場所に対してファイルjps-config.xmlの場所を指定します。

keyFilePath 

ewallet.p12の書込み先となるディレクトリを指定します。

keyFilePassword 

ファイルewallet.p12の生成時に使用されたパスワードを指定します。


importEncryptionKey(jpsConfigFile="pathName", keyFilePath="dirloc" ,keyFilePassword="password")

restoreEncryptionKey

ドメイン資格証明暗号化鍵をリストアするオフライン・コマンド。

説明

ドメイン・ブートストラップ・キーの状態を、importEncryptionKeyの実行前の状態にリストアします。

構文

restoreEncryptionKey(jpsConfigFile)
引数 定義
jpsConfigFile  

コマンドが実行している場所に対してファイルjps-config.xmlの場所を指定します。


restoreEncryptionKey(jpsConfigFile="pathName")

rollOverEncryptionKey

新規のドメイン資格証明暗号化鍵を作成するオフライン・コマンド。

説明

新規の資格証明暗号化鍵をドメイン・ウォレットに作成します。次の重要な点に注意してください。

  • ドメインの管理サーバーから実行する必要があります。このスクリプトの起動後にサーバーの再起動は必要ありません。

  • ドメインがセキュリティ・ストアにアクセスしている唯一のドメインである場合は、他に必要な操作はありません。

  • ただし、2つ以上のドメインがセキュリティ・ストアを共有している場合は、exportEncryptionKeyおよびimportEncryptionKeyスクリプトを使用して、スクリプトが実行されたドメインから新しく生成された鍵をエクスポートし、セキュリティ・ストアを共有しているその他のドメインそれぞれにインポートする必要があります。

  • WebSphereプラットフォームでのスクリプト名はOpss.rollOverEncryptionKeyです。

構文

rollOverEncryptionKey(jpsConfigFile)
引数 定義
jpsConfigFile  

コマンドが実行している場所に対してファイルjps-config.xmlの場所を指定します。


rollOverEncryptionKey(jpsConfigFile="pathName")

reassociateSecurityStore

ポリシーおよび資格ストアをLDAPリポジトリに移動するオンライン・コマンドを示します。

説明

指定したドメイン内のポリシー・ストアおよび資格ストアの両方を対象LDAPサーバー・リポジトリに移動します。LDAPサーバーの使用可能な種類は、OIDまたはOVDのみです。このコマンドでは、複数のドメインで共有するポリシー・ストアをセットアップすることも可能です(下記のオプションの引数joinを参照してください)。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。このコマンドは、対話型モードでのみ実行します。

構文

reassociateSecurityStore(domain, admin, password, ldapurl, servertype, jpsroot [, join] [,keyFilePath, keyFilePassword])
引数 定義
domain  

再関連付けが起こるドメイン名を指定します。

admin 

LDAPサーバー上の管理者のユーザー名を指定します。フォーマットは、cn=usrNameです。

password 

引数adminに対して指定したユーザーに関連付けられるパスワードを指定します。

ldapurl 

LDAPサーバーのURIを指定します。デフォルト・ポートを使用している場合は、フォーマットがldap//:host:portであり、保護したLDAPポートを使用している場合は、フォーマットがldaps://host:portです。保護したポートは、特にこの機能に対して設定する必要があり、デフォルト(保護以外)ポートと異なります。

servertype 

対象LDAPサーバーの種類を指定します。有効なタイプとしては、OIDまたはOVDのみがあります。

jpsroot 

すべてのデータが移動されている対象LDAPリポジトリ内のルート・ノードを指定します。フォーマットは、cn=nodeNameです。

join

このドメインで、他のドメイン内で指定されているポリシー・ストアを共有するかどうかを指定します。オプション。別のドメイン内の既存のポリシー・ストアを共有する場合はtrueに設定します。それ以外の場合はfalseに設定します。指定しない場合、この値はデフォルトのfalseに設定されます。この引数を使用することにより、複数のWebLogicドメインで同じ論理ポリシー・ストアをポイントすることができるようになります。

keyFilePath

ewallet.p12の書込み先となるディレクトリを指定します。

keyFilePassword

ファイルewallet.p12の生成時に使用されたパスワードを指定します。


次の呼出しは、ドメイン・ポリシーおよび資格をLDAP Oracleインターネット・ディレクトリ・サーバーに再び関連付けます。

wls:/mydomain/serverConfig> reassociateSecurityStore(domain="myDomain", 
admin="cn=adminName", password="myPass",ldapurl="ldap://myhost.example.com:3060", 
servertype="OID", jpsroot="cn=testNode")

ある他のドメイン(myDomainとは異なるドメインで、たとえばotherDomain)が、myDomain内のポリシー・ストアを共有するようにしたいとしましょう。この場合、次のようにコマンドを呼び出します。

wls:/mydomain/serverConfig> reassociateSecurityStore(domain="otherDomain", 
admin="cn=adminName", password="myPass", ldapurl="ldap://myhost.example.com:3060", 
servertype="OID", jpsroot="cn=testNode", join="true")

upgradeSecurityStore

リリース10.1.xセキュリティ・データをリリース11セキュリティ・データに移動するオフライン・コマンドを示します。

説明

リリース10.1.x 1で使用されたID、ポリシーおよび資格データをリリース11で使用可能なセキュリティ・データに移動します。このコマンドを別に呼び出して、各種類のデータが移動されます。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

構文は、更新されているデータのタイプによって異なります。

10.1.x XML IDデータを11 XML IDデータに更新するには、次の構文を使用します。

updateSecurityStore(type="xmlIdStore", jpsConfigFile, srcJaznDataFile, srcRealm, dst)

10.1.x XMLポリシー・データを11 XMLポリシー・データに更新するには、次の構文を使用します。

updateSecurityStore(type="xmlPolicyStore", jpsConfigFile, srcJaznDataFile, dst)

10.1.x OID LDAPベース・ポリシー・データを11 XMLポリシー・データに更新するには、次の構文を使用します。

updateSecurityStore(type="oidPolicyStore", jpsConfigFile, srcJaznDataFile, dst)

10.1.x XML資格データを11 XML資格データに更新するには、次の構文を使用します。

updateSecurityStore(type="xmlCredStore", jpsConfigFile, srcJaznDataFile, users,  dst)
引数 定義
type  

更新されているセキュリティ・データの種類を指定します。有効な値は、xmlIdStore、xmlPolicyStore、oidPolicyStoreおよびxmlCredStoreのみです。

jpsConfigFile 

コマンドが実行しているディレクトリに対して設定ファイルjps-config.xmlの場所を指定します。更新の対象ストアは、引数dstで指定したコンテキストから読み込まれます。

srcJaznDataFile 

コマンドが実行しているディレクトリに対して10.1.x jaznデータ・ファイルの場所を指定します。指定したタイプは、xmlIdStore、xmlPolicyStoreまたはxmlCredStoreの場合、この引数を使用する必要があります。

srcJaznConfigFile 

コマンドが実行しているディレクトリに対して10.1.x jazn設定ファイルの場所を指定します。指定したタイプは、oidPolicyStoreの場合、この引数を使用する必要があります。

srcRealm 

IDを移動する必要があるレルムの名前を指定します。指定したタイプは、xmlIdStoreの場合、この引数を使用する必要があります。

users 

realmName/userNameとしてフォーマットした各ユーザーのカンマ区切りのリストを指定します。指定したタイプは、xmlCredStoreの場合、この引数を使用する必要があります。

dst 

宛先ストアが設定されている引数jpsConfigFileに渡されたファイル内のjpsContextの名前を指定します。オプション。指定しない場合、デフォルトは、引数jpsConfigFileに渡されたファイル内のデフォルト・コンテキストになります。


次の呼出しは、10.1.3ファイル・ベースIDを11ファイル・ベースIDストアに移動します。

wls:/mydomain/serverConfig> upgradeSecurityStore(type="xmlIdStore",  
jpsConfigFile="jps-config.xml", srcJaznDataFile="jazn-data.xml",
srcRealm="jazn.com")

次の呼出しは、10.1.3 OIDベース・ポリシー・ストアを11ファイル・ベース・ポリシー・ストアに移動します。

wls:/mydomain/serverConfig> upgradeSecurityStore(type="oidPolicyStore", 
jpsConfigFile="jps-config.xml", srcJaznDataFile="jazn-data.xml",
dst="destinationContext)

createResourceType

指定されたアプリケーション・ストライプ内のドメイン・ポリシー・ストアに新しいリソース・タイプを作成するオンライン・コマンド。

説明

指定されたアプリケーション・ストライプ内のドメイン・ポリシー・ストアに、指定された名前、表示名、説明およびアクションを持つ新しいリソース・タイプ要素を作成します。オプションの引数は、角括弧で囲まれています。それ以外のすべての引数は必須です。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

省略可能な引数は、角括弧で囲まれています。

createResourceType(appStripe, resourceTypeName, displayName, description [, provider] [, matcher], actions [, delimeter])
引数 定義
appStripe  

リソース・タイプの挿入対象のアプリケーション・ストライプを指定します。

resourceTypeName 

挿入するリソース・タイプの名前を指定します。

displayName 

UIガジェットで使用されるリソース・タイプの名前を指定します。

description 

リソース・タイプの簡単な説明を指定します。

provider 

リソース・タイプのプロバイダを指定します。

matchere 

リソース・タイプのクラスを指定します。指定しない場合、この値はデフォルトのoracle.security.jps.ResourcePermissionに設定されます。

actions 

このリソース・タイプのインスタンスで許可されるアクションを指定します。

delimeter 

アクションのリストでデリミタとして使用する文字を指定します。指定しない場合、この値はデフォルトのカンマ(,)に設定されます。


次の呼出しは、ストライプmyApplication内に、アクションBWPrintおよびColorPrint(デリミタとしてセミコロンを使用します)を持つリソース・タイプを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createResourceType(appStripe="myApplication", 
resourceTypeName="resTypeName", displayName="displName", description="A resource
type", provider="Printer", matcher="com.printer.Printer",
actions="BWPrint;ColorPrint" [, delimeter=";"])

getResourceType

指定されたアプリケーション・ストライプ内のドメイン・ポリシー・ストアからリソース・タイプをフェッチするオンライン・コマンド。

説明

指定されたアプリケーション・ストライプ内のドメイン・ポリシー・ストアの、指定された名前を持つ<resource-type>エントリの関連パラメータを取得します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

getResourceType(appStripe, resourceTypeName)
引数 定義
appStripe  

リソース・タイプのフェッチ元となるアプリケーション・ストライプを指定します。

resourceTypeName 

フェッチするリソース・タイプの名前を指定します。


次の呼出しは、ストライプmyApplicationからリソース・タイプmyResTypeをフェッチします。

wls:/mydomain/serverConfig> getResourceType(appStripe="myApplication", resourceTypeName="myResType")

deleteResourceType

指定されたアプリケーション・ストライプ内のドメイン・ポリシー・ストアからリソース・タイプを削除するオンライン・コマンド。

説明

指定されたアプリケーション・ストライプ内のドメイン・ポリシー・ストアの、指定された名前を持つ<resource-type>エントリを削除します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

deleteResourceType(appStripe, resourceTypeName)
引数 定義
appStripe  

リソース・タイプの削除元となるアプリケーション・ストライプを指定します。

resourceTypeName 

削除するリソース・タイプの名前を指定します。


次の呼出しは、ストライプmyApplicationからリソース・タイプmyResTypeを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> deleteResourceType(appStripe="myApplication", resourceTypeName="myResType")

listSecurityStoreInfo

ドメイン・セキュリティ・ストアのタイプ、場所および管理ユーザーを一覧表示するオフライン・コマンド。

説明

スクリプトはオフライン・モードで実行され、OPSSセキュリティ・ストアのタイプ(ファイル、OIDまたはDB)、場所、およびアクセスを許可されているユーザー(通常はセキュリティ管理者)を出力します。

構文

listSecurityStoreInfo(domainConfig="configFilePath")
引数 定義
domainConfig  

OPSS構成ファイルjps-config.xmlへの完全絶対パスを指定します。渡されるディレクトリには、ファイルjps-config-jse.xmlも含まれている必要があります。


次の呼出しは、OPSSポリシー・ストアのタイプ、場所および管理ユーザーを戻します。

wls:/mydomain/serverConfig> listSecurityStoreInfo(domainConfig="/home/myConfigPathDirectory/config/fmwconfig")

listAppStripes

ポリシー・ストア内のアプリケーション・ストライプを一覧表示するオンラインまたはオフライン・コマンド。

説明

このスクリプトは、オフライン・モードまたはオンライン・モードで実行できます。オフライン・モードで実行する場合は、構成ファイルを渡す必要があります。渡された構成ファイルのデフォルト・コンテキストで構成によって参照されるポリシー・ストア内のアプリケーション・ストライプが一覧表示されます。デフォルトの構成には、アイデンティティ・ストアへのサービス・インスタンス参照があってはいけません。オンライン・モードで実行する場合は、構成ファイルを渡さないでください。接続しているドメインのポリシー・ストア内のストライプが一覧表示されます。いずれのモードでも、正規表現が渡されると、その正規表現に一致する名前を持つアプリケーション・ストライプが一覧表示されます。それ以外の場合は、すべてのアプリケーション・ストライプが一覧表示されます。

データベース・ベースのストアへの再関連付け後にこのコマンドをオフライン・モードで使用する場合は、Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイドのデータベース・ベースのストアへの再関連付け後のlistAppStripesの実行に関する項の説明に従って、再関連付けで生成された構成ファイルを手動で編集する必要があります

構文

listAppStripes([configFile="configFileName"] [, regularExpression="aRegExp"])
引数 定義
configFile  

OPSS構成ファイルへのパスを指定します。オプション。指定した場合、スクリプトはオフラインで実行されます。指定された構成ファイルのデフォルト・コンテキストに、アイデンティティ・ストアへのサービス・インスタンス参照があってはいけません。指定しない場合、スクリプトはオンラインで実行され、ポリシー・ストア内のアプリケーション・ストライプが一覧表示されます。

regularExpression 

正規表現を指定します。この正規表現に一致するストライプ名が戻されます。オプション。指定しない場合、すべての名前が一致します。サブストリングに一致させるには、文字*を使用します。


次の(オンライン)呼出しは、ポリシー・ストア内のアプリケーション・ストライプのリストを戻します。

wls:/mydomain/serverConfig> listAppStripes

次の(オフライン)呼出しは、指定された構成ファイルのデフォルト・コンテキストで参照されるポリシー・ストア内のアプリケーション・ストライプのリストを戻します。

wls:/mydomain/serverConfig> listAppStripes(configFile=" 
/home/myFile/jps-config.xml")

次の(オンライン)呼出しは、プレフィックスAppを含むアプリケーション・ストライプのリストを戻します。

wls:/mydomain/serverConfig> listAppStripes(regularExpression="App*")

listCodeSourcePermissions

グローバル・ポリシーのソース・コードに割り当てられている権限を一覧表示するオンライン・コマンド。

説明

このコマンドによって、グローバル・ポリシーのコードベース権限の一覧表示が可能になります。

構文

listCodeSourcePermissions([codeBase="codeUrl"])
引数 定義
codeBaseURL

権限受領者のコードベースURL名を指定します。


次の呼出しは、すべてのグローバル・ポリシーのコード・ソースに割り当てられたリスト権限を戻します。

wls:/mydomain/serverConfig> listCodeSourcePermissions(codeBaseURL="file:/tmp/lib/myJars.jar")

createResource

新しいリソースを作成するオンライン・コマンド。

説明

指定されたアプリケーション・ストライプ内に、指定されたタイプのリソースを作成します。渡されるリソース・タイプは、渡されるアプリケーション・ストライプ内に存在している必要があります。

構文

createResource(appStripe="appStripeName", name="resName", type="resTypeName" [,-displayName="dispName"] [,-description="descript"])
引数 定義
appStripe  

リソースの作成対象のアプリケーション・ストライプを指定します。

name  

作成するリソースの名前を指定します。

type  

作成するリソースのタイプを指定します。渡されるリソース・タイプは、このスクリプトの呼出し時点でアプリケーション・ストライプ内に存在している必要があります

displayName  

作成するリソースの表示名を指定します。オプション。

description  

作成するリソースの説明を指定します。オプション。


次の呼出しは、ストライプmyApplication内にリソースmyResourceを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createResource(appStripe="myApplication", name="myResource", type="myResType", displayName="myNewResource")

deleteResource

リソースを削除するオンライン・コマンド。

説明

アプリケーション・ストライプ内の権限からリソースおよびそのすべての参照を削除します。このコマンドは、カスケード削除を実行します。権限が1つのリソースのみを参照している場合は、その権限を削除し、それ以外の場合は、渡されたタイプのリソース・アクションを権限から削除します。

構文

deleteResource(appStripe="appStripeName", name="resName", type="resTypeName")
引数 定義
appStripe  

リソースの削除対象のアプリケーション・ストライプを指定します。

name  

削除するリソースの名前を指定します。

type  

削除するリソースのタイプを指定します。渡されるリソース・タイプは、このスクリプトの呼出し時点でアプリケーション・ストライプ内に存在している必要があります


次の呼出しは、ストライプmyApplication内のリソースmyResourceを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> deleteResource(appStripe="myApplication", name="myResource", type="myResType")

listResources

指定されたアプリケーション・ストライプ内のリソースを一覧表示するオンライン・コマンド。

説明

リソース・タイプを指定した場合、指定されたリソース・タイプのすべてのリソースが一覧表示されます。それ以外の場合は、すべてのタイプのすべてのリソースが一覧表示されます。

構文

listResources(appStripe="appStripeName" [,type="resTypeName"])
引数 定義
appStripe  

リソースの一覧表示対象のアプリケーション・ストライプを指定します。

type  

一覧表示するリソースのタイプを指定します。渡されるリソース・タイプは、このスクリプトの呼出し時点でアプリケーション・ストライプ内に存在している必要があります


次の呼出しは、ストライプmyApplication内のタイプmyResTypeのリソースをすべて一覧表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listResources(appStripe="myApplication", type="myResType")

listResourceActions

権限のリソースとアクションを一覧表示するオンライン・コマンド。

説明

アプリケーション・ストライプ内の権限のリソースとアクションを一覧表示します。

構文

listResourceActions(appStripe="appStripeName", permSetName="entitlementName")
引数 定義
appStripe  

権限が存在するアプリケーション・ストライプを指定します。

permSetName  

リソースとアクションを一覧表示する権限の名前を指定します。


次の呼出しは、ストライプmyApplication内の権限myEntitlementのリソースとアクションを一覧表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listResourceActions(appStripe="myApplication", permSetName="myEntitlement")

createEntitlement

新しい権限を作成するオンライン・コマンド。

説明

指定されたアプリケーション・ストライプに、1つのリソースとアクションのリストを持つ新しい権限を作成します。既存の権限にリソースを追加するにはaddResourceToEntitlementを使用し、既存の権限からリソースを削除するにはrevokeResourceFromEntitlementを使用します。

構文

createEntitlement(appStripe="appStripeName", name="entitlementName", resourceName="resName", actions="actionList" [,-displayName="dispName"] [,-description="descript"])
引数 定義
appStripe  

権限の作成対象のアプリケーション・ストライプを指定します。

name  

作成する権限の名前を指定します。

resourceName  

作成する権限の1つのリソース・メンバーの名前を指定します。

actions  

リソースresourceNameのアクションのカンマ区切りのリストを指定します。

displayName  

作成するリソースの表示名を指定します。オプション。

description  

作成する権限の説明を指定します。オプション。


次の呼出しは、ストライプmyApplication内にリソースmyResourceのみを持つ権限myEntitlementを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> createEntitlement(appStripe="myApplication", name="myEntitlement", resourceName="myResource", actions="read,write")

getEntitlement

権限を取得するオンライン・コマンド。

説明

アプリケーション・ストライプ内の権限の名前、表示名およびすべてのリソース(とそれらの権限)を戻します。

構文

getEntitlement(appStripe="appStripeName", name="entitlementName")
引数 定義
appStripe  

権限が存在するアプリケーション・ストライプを指定します。

name  

アクセスする権限の名前を指定します。


次の呼出しは、ストライプmyApplication内の権限myEntitlementの情報を戻します。

wls:/mydomain/serverConfig> getEntitlement(appStripe="myApplication", name="myEntitlement")

deleteEntitlement

権限を削除するオンライン・コマンド。

説明

指定されたアプリケーション・ストライプ内の権限を削除します。アプリケーション・ストライプ内の指定された権限へのすべての参照を削除することで、カスケード削除を実行します。

構文

deleteEntitlement(appStripe="appStripeName", name="entitlementName")
引数 定義
appStripe  

権限の削除対象のアプリケーション・ストライプを指定します。

name  

削除する権限の名前を指定します。


次の呼出しは、ストライプmyApplication内の権限myEntitlementを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> deleteEntitlement(appStripe="myApplication", name="myEntitlement")

addResourceToEntitlement

指定されたアクションを持つリソースを権限に追加するオンライン・コマンド。

説明

指定されたアプリケーション・ストライプ内の権限に、指定されたアクションを持つリソースを追加します。渡されるリソース・タイプは、渡されるアプリケーション・ストライプ内に存在している必要があります。

構文

addResourceToEntitlement(appStripe="appStripeName", name="entName", resourceName="resName",actions="actionList")
引数 定義
appStripe  

権限が存在するアプリケーション・ストライプを指定します。

name  

変更する権限の名前を指定します。

resourceName  

追加するリソースの名前を指定します。

resourceType  

追加するリソースのタイプを指定します。渡されるリソース・タイプは、このスクリプトの呼出し時点でアプリケーション・ストライプ内に存在している必要があります

actions  

追加されるリソースのアクションのカンマ区切りのリストを指定します。


次の呼出しは、アプリケーション・ストライプmyApplication内の権限myEntitlementにリソースmyResourceを追加します。

wls:/mydomain/serverConfig> addResourceToEntitlement(appStripe="myApplication", 
name="myEntitlement", resourceName="myResource", resourceType="myResType", 
actions="view,edit")

revokeResourceFromEntitlement

権限からリソースを削除するオンライン・コマンド。

説明

指定されたアプリケーション・ストライプ内の権限からリソースを削除します。

構文

revokeResourceFromEntitlement(appStripe="appStripeName", name="entName", resourceName="resName", resourceType="resTypeName", actions="actionList")
引数 定義
appStripe  

権限が存在するアプリケーション・ストライプを指定します。

name  

変更する権限の名前を指定します。

resourceName  

削除するリソースの名前を指定します。

resourceType  

削除するリソースのタイプを指定します。

actions  

削除するアクションのカンマ区切りのリストを指定します。


次の呼出しは、ストライプmyApplication内の権限myEntitlementからリソースmyResourceを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> revokeResourceFromEntitlement(appStripe="myApplication", name="myEntitlement", 
resourceName="myResource", resourceType="myResType", actions="view,edit")

listEntitlements

アプリケーション・ストライプ内の権限を一覧表示するオンライン・コマンド。

説明

アプリケーション・ストライプ内のすべての権限を一覧表示します。リソース名およびリソース・タイプを指定した場合、指定されたリソース名に一致する、指定されたタイプのリソースを持つ権限が一覧表示されます。それ以外の場合は、アプリケーション・ストライプ内のすべての権限が一覧表示されます。

構文

listEntitlements(appStripe="appStripeName" [,resourceTypeName="resTypeName", resourceName="resName"])
引数 定義
appStripe  

権限の一覧表示対象のアプリケーション・ストライプを指定します。

resourceTypeName  

一覧表示するリソースのタイプの名前を指定します。オプション。

resourceName  

一致させるリソースの名前を指定します。オプション。


次の呼出しは、ストライプmyApplication内のすべての権限を一覧表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listEntitlements(appStripe="myApplication")

次の呼出しは、リソース・タイプmyResType、およびリソース名がmyResNameに一致するリソースを含む、ストライプmyApplication内のすべての権限を一覧表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listEntitlements(appStripe="myApplication", resourceTypeName="myResType", resourceName="myResName") 

grantEntitlement

新しい権限を作成するオンライン・コマンド。

説明

指定されたアプリケーション・ストライプ内に、指定されたプリンシパルを持つ新しい権限を作成します。

構文

grantEntitlement(appStripe="appStripeName", principalClass="principalClass", principalName="principalName" ,-permSetName="entName")
引数 定義
appStripe  

権限の作成対象のアプリケーション・ストライプを指定します。

principalClass  

プリンシパルに関連付けられているクラスを指定します。

principalName  

権限が付与されるプリンシパルの名前を指定します。

permSetName  

作成する権限の名前を指定します。


次の呼出しは、ストライプmyApplication内に権限myEntitlementを作成します。

wls:/mydomain/serverConfig> grantEntitlement(appStripe="myApplication", 
principalClass="oracle.security.jps.service.policystore.ApplicationRole", 
principalName="myPrincipalName", permSetName="myEntitlement")

revokeEntitlement

権限を削除するオンライン・コマンド。

説明

権限を削除し、指定されたアプリケーション・ストライプ内のプリンシパルからその権限を取り消します。

構文

revokeEntitlement(appStripe="appStripeName", principalClass="principalClass", principalName="principalName" ,-permSetName="entName")
引数 定義
appStripe  

権限の削除対象のアプリケーション・ストライプを指定します。

principalClass  

プリンシパルに関連付けられているクラスを指定します。

principalName  

権限が取り消されるプリンシパルの名前を指定します。

permSetName  

削除する権限の名前を指定します。


次の呼出しは、ストライプmyApplication内の権限myEntitlementを削除します。

wls:/mydomain/serverConfig> revokeEntitlement(appStripe="myApplication", 
principalClass="oracle.security.jps.service.policystore.ApplicationRole", 
principalName="myPrincipalName", permSetName="myEntitlement")

listResourceTypes

リソース・タイプを一覧表示するオンライン・コマンド。

説明

指定されたアプリケーション・ストライプ内のすべてのリソース・タイプを一覧表示します。

構文

listResourceTypes(appStripe="appStripeName")
引数 定義
appStripe  

リソース・タイプが存在するアプリケーション・ストライプを指定します。


次の呼出しは、ストライプmyApplication内のすべてのリソース・タイプを一覧表示します。

wls:/mydomain/serverConfig> listResourceTypes(appStripe="myApplication")

updateTrustServiceConfig

ドメイン・トラスト・サービス構成値を更新するオンライン・コマンド。

説明

ファイルで渡された値でトラスト・サービス構成を更新します。

構文

updateTrustServiceConfig([providerName="<the proverde name>",] propsFile="<path to the property file>")
引数 定義
providerName  

トラスト・サービス・プロバイダ名を指定します。オプション。指定しない場合、この値はデフォルトのtrust.provider.embeddedに設定されます。

propsFile  

プロパティ・ファイルへのパスを指定します。必須。


次の呼出しは、プロパティ・ファイルmyPropsで指定された値でトラスト・サービス・ストアを更新します。

wls:/mydomain/serverConfig> updateTrustServiceConfig(propsFile="myProps")

プロパティ・ファイルのサンプルは次のとおりです。

trust.keystoreType=KSS
trust.keyStoreName=kss://<stripeName>/<keystoreName>
trust.trustStoreName=kss://<stripeName>/<truststoreName>
trust.aliasName=<aliasName>
trust.issuerName=<aliasName>

可能なタイプはKSSまたはJKSです。プロパティが空の文字列に設定されている場合、そのプロパティはトラスト・サービス構成から削除されます。

Oracle Access Managerコマンド

表4-6に示されているWLSTコマンドを使用して、認可プロバイダ、アイデンティティ・アサーション・プロバイダ、SSOプロバイダなど、Oracle Access Manager(OAM)関連コンポーネントの管理に加えて、メトリックおよびデプロイメント・トポロジの表示や、Oracle Access Managerサーバーとエージェントの構成の管理およびログ出力設定の管理を行います。

表4-6 WLST Oracle Access Managerコマンド

コマンド 説明 WLSTの使用状況

listOAMAuthnProviderParams


Oracle Access Manager認証プロバイダまたはアイデンティティ・アサーション・プロバイダに設定されているパラメータを一覧表示します。

オンライン

createOAMIdentityAsserter


新規のアイデンティティ・アサーション・プロバイダを作成します。

オンライン

updateOAMIdentityAsserter


既存のアイデンティティ・アサーション・プロバイダを更新します。

オンライン

createOAMAuthenticator


新規のオーセンティケータを作成します。

オンライン

deleteOAMAuthnProvider


既存の認証プロバイダを削除します。

オンライン

updateOAMAuthenticator


既存のオーセンティケータを更新します。

オンライン

addOAMSSOProvider


新規のSSOプロバイダを追加します。

オンライン

displayTopology


デプロイ済のOracle Access Managerサーバーの詳細を一覧表示します。

オンライン

オフライン

displayMetrics


Oracle Access Managerサーバーおよびドメインのパフォーマンス・メトリックを表示します。

オンライン

displayOamServer


Oracle Access Managerサーバー構成の詳細を表示します。

オンライン

オフライン

createOamServer


Oracle Access Managerサーバー構成のエントリを作成します。

オンライン

オフライン

editOamServer


Oracle Access Managerサーバー構成のエントリを編集します。

オンライン

オフライン

deleteOamServer


指定されたOracle Access Managerサーバー構成を削除します。

オンライン

オフライン

displayOssoAgent


OSSOエージェント構成の詳細を表示します。

オンライン

オフライン

editOssoAgent


OSSOエージェント構成の詳細を編集します。

オンライン

オフライン

deleteOssoAgent


指定されたOSSOエージェント構成を削除します。

オンライン

オフライン

displayWebgateAgent


Webゲート・エージェント構成の詳細を表示します。

オンライン

オフライン

editWebgateAgent


10g Webゲート・エージェントの登録の詳細を編集します。

オンライン

オフライン

deleteWebgateAgent


指定された10g Webゲート・エージェント構成を削除します。

オンライン

オフライン

changeLoggerSetting


ロガー設定を変更します。

オンライン

オフライン

changeConfigDataEncryptionKey


構成データ暗号化鍵を再生成し、データを再暗号化します。

オンライン

オフライン

displayUserIdentityStore


ユーザー・アイデンティティ・ストアの登録を表示します。

オンライン

オフライン

editUserIdentityStore


ユーザー・アイデンティティ・ストアの登録を編集します。

オンライン

オフライン

createUserIdentityStore


ユーザー・アイデンティティ・ストアの登録を作成します。

オンライン

オフライン

deleteUserIdentityStore


ユーザー・アイデンティティ・ストアの登録を削除します。

オンライン

オフライン

configRequestCacheType


SSOサーバー・リクエスト・キャッシュ・タイプを構成します。

オンライン

オフライン

displayRequestCacheType


SSOサーバー・リクエスト・キャッシュ・タイプ・エントリを表示します。

オンライン

オフライン

exportPolicy


Oracle Access Managerポリシー・データを、テスト(ソース)から中間Oracle Access Managerファイルにエクスポートします。

オンライン

importPolicy


Oracle Access Managerポリシー・データを、指定されたOracle Access Managerファイルからインポートします。

オンライン

importPolicyDelta


Oracle Access Managerポリシー変更を、指定されたOracle Access Managerファイルからインポートします。

オンライン

migratePartnersToProd


パートナを、ソースOracle Access Managerサーバーから指定されたターゲットOracle Access Managerサーバーに移行します。

オンライン

exportPartners


Oracle Access Managerパートナを、ソースから指定された中間Oracle Access Managerファイルにエクスポートします。

オンライン

importPartners


Oracle Access Managerパートナを、指定された中間Oracle Access Managerファイルからインポートします。

オンライン

configureOAAM


Oracle Access ManagerとOracle Adaptive Access Managerの基本的な統合を構成します。

オンライン

registerOIFDAPPartner


Oracle Identity FederationをDelegated Authentication Protocol(DAP)パートナとして登録します。

オンライン

オフライン

enableCoexistMode


共存モードを有効にします。

オンライン

disableCoexistMode


共存モードを無効にします。

オンライン

editGITOValues


GITO構成パラメータを編集します。

オンライン

オフライン

editWebgate11gAgent


11g Webゲートの登録を編集します。

オンライン

オフライン

deleteWebgate11gAgent


11g Webゲート・エージェントの登録を削除します。

オンライン

オフライン

displayWebgate11gAgent


11g Webゲート・エージェントの登録を表示します。

オンライン

オフライン

displayOAMMetrics


OAMサーバーのメトリックを表示します。

オンライン

オフライン

updateOIMHostPort


Oracle Access Managerとの統合時にOracle Identity Manager構成を更新します。

オンライン

オフライン

configureOIM


Oracle Access Managerとの統合時にOracle Identity Manager固有のエージェントの登録を作成します。

オンライン

updateOSSOResponseCookieConfig


OSSOプロキシ・レスポンスCookie設定を更新します。

オンライン

オフライン

deleteOSSOResponseCookieConfig


OSSOプロキシ・レスポンスCookie設定を削除します。

オンライン

オフライン

displaySimpleModeGlobalPassphrase


システム構成から簡易モードのグローバル・パスフレーズを平文で表示します。

オンライン

exportSelectedPartners


指定された中間OAMファイルに、選択されたOAMパートナをエクスポートします。

オンライン

migrateArtifacts


入力アーティファクト・ファイルに基づいてアーティファクトを移行します。

オンライン

registerThirdPartyTAPPartner


任意のサード・パーティをTrusted Authentication Protocol(TAP)パートナとして登録します。

オンライン


listOAMAuthnProviderParams

ドメインのオーセンティケータまたはアイデンティティ・アサーション・プロバイダで有効なパラメータの値を一覧表示するオンライン・コマンド。

説明

指定されたOracle Access Managerオーセンティケータまたはアイデンティティ・アサーション・プロバイダに設定されたパラメータの値を一覧表示します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

listOAMAuthnProviderParams(name)
引数 定義
name 

オーセンティケータまたはアイデンティティ・アサーション・プロバイダの名前を指定します。


次の呼出しは、myIdAsserterという名前のアサーション・プロバイダに設定されたパラメータおよび値を一覧表示します。

listOAMAuthnProviderParams(name="myIdAsserter")

createOAMIdentityAsserter

現在のドメインにOracle Access Managerアイデンティティ・アサーション・プロバイダを作成するオンライン・コマンド。

説明

現在のドメインに指定した名前のアイデンティティ・アサーション・プロバイダを作成します。このコマンドを実行する前に、現在のドメインにすでに構成されているOracle Access Managerアイデンティティ・アサーション・プロバイダがないことを確認してください。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

createOAMIdentityAsserter(name)
引数 定義
name 

新規のアイデンティティ・アサーション・プロバイダの名前を指定します。名前が指定されない場合は、デフォルトでOAMIdentityAsserterに設定されます。


次の呼出しは、OAMIdentityAsserterという名前の新規のアイデンティティ・アサーション・プロバイダを作成します。

createOAMIdentityAsserter(name="OAMIdentityAsserter")

updateOAMIdentityAsserter

現在のドメインのOracle Access Managerアイデンティティ・アサーション・プロバイダのパラメータ値を更新するオンライン・コマンド。

説明

ドメインのOracle Access Managerアイデンティティ・アサーション・プロバイダの指定されたパラメータの値を更新します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

updateOAMIdentityAsserter(name, paramNameValueList)
引数 定義
name 

パラメータ値を更新するOracle Access Managerアイデンティティ・アサーション・プロバイダの名前を指定します。

paramNameValueList

更新するパラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName="paramValue"

次のパラメータ名のみを更新できます。

  • accessGateName: オーセンティケータによって使用されるアクセス・ゲートの名前です。

  • accessGatePwd: オーセンティケータによって使用されるアクセス・ゲートへのパスワードです。

  • pAccessServer: プライマリ・アクセス・サーバーの名前です。値は、hostName:portNumberの形式にする必要があります。

  • sAccessServer: セカンダリ・アクセス・サーバーの名前です。値は、hostName:portNumberの形式にする必要があります。

  • transportSecurity: アクセス・ゲートとOAMアクセス・サーバーの間の通信モードです。

  • keystorePwd: ドメイン・キー・ストアにアクセスするためのパスワードです。

  • keystorePath: オーセンティケータとOAMアクセス・サーバーの間のSSL通信に使用するJKSキー・ストアの絶対パスです。

  • simpleModePassphrase: 簡易通信モードでアクセス・ゲートとOAM Access Serverが共有するパスワードです。

  • truststorePath: オーセンティケータとOAMアクセス・サーバーの間のSSL通信に使用するJKSトラスト・ストアの絶対パスです。

  • poolMaxConnections: OAMサーバー接続プールの接続の最大数です。

  • poolMinConnections: OAMサーバー接続プールの接続の最小数です。

  • ssoHeaderName: SSOヘッダー名です。

  • controlFlag: ドメイン内のすべてのオーセンティケータ間の依存性を設定するJAAS制御フラグです。使用できる値は、REQUIRED、SUFFICIENT、REQUISITEまたはOPTIONALのみです。

  • appDomain: アプリケーション・ドメインの名前です。


次の呼出しは、myIdAsserterという名前のOracle Access Managerアイデンティティ・アサーション・プロバイダのパラメータaccessGateName、accessGatePwdpAccessServerおよびssoHeaderNameを更新します。

updateOAMIdentityAsserter(name="myIdAsserter", 
accessGateName="OAM IAP AccessGate", accessGatePwd="welcome1", 
pAccessServer="myhost.domain.com:5543", ssoHeaderName="OAM_SSO_HEADER")

createOAMAuthenticator

現在のドメインにOracle Access Managerオーセンティケータを作成するオンライン・コマンド。

説明

現在のドメインに指定した名前のOracle Access Managerオーセンティケータを作成します。このコマンドを実行する前に、デフォルトのセキュリティ・ドメインにすでに構成されているOracle Access Managerオーセンティケータがないことを確認してください。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

createOAMAuthenticator(name)
引数 定義
name 

デフォルト・ドメインの新規の認証プロバイダの名前を指定します。名前が指定されない場合は、デフォルトでOAMAuthenticatorに設定されます。


次の呼出しは、OAMAuthenticatorという名前の新規の認証プロバイダを作成します。

createOAMAuthenticator(name="OAMAuthenticator")

deleteOAMAuthnProvider

現在のドメインからOAMオーセンティケータを削除するオンライン・コマンド。

説明

現在のドメインから指定した名前のOAMオーセンティケータを削除します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

deleteOAMAuthnProvider(name)
引数 定義
name 

削除する認証プロバイダの名前を指定します。


次の呼出しは、オーセンティケータmyAuthenticatorを削除します。

deleteOAMAuthnProvider(name="myAuthenticator")

updateOAMAuthenticator

現在のドメインのOracle Access Managerオーセンティケータのパラメータ値を更新するオンライン・コマンド。

説明

ドメインのOracle Access Managerオーセンティケータの指定されたパラメータの値を更新します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

updateOAMAuthenticator(name, paramNameValueList)
引数 定義
name 

パラメータ値を更新するOracle Access Managerオーセンティケータの名前を指定します。

paramNameValueList

更新するパラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName='paramValue'

次のパラメータ名のみを更新できます。

  • accessGateName: オーセンティケータによって使用されるアクセス・ゲートの名前です。

  • accessGatePwd: オーセンティケータによって使用されるアクセス・ゲートへのパスワードです。

  • pAccessServer: プライマリ・アクセス・サーバーの名前です。値は、hostName:portNumberの形式にする必要があります。

  • sAccessServer: セカンダリ・アクセス・サーバーの名前です。値は、hostName:portNumberの形式にする必要があります。

  • transportSecurity: アクセス・ゲートとOAMアクセス・サーバーの間の通信モード(オープン、簡易または証明書)です。

  • keystorePwd: ドメイン・キー・ストアにアクセスするためのパスワードです。

  • keystorePath: オーセンティケータとOAMアクセス・サーバーの間のSSL通信に使用するJKSキー・ストアの絶対パスです。

  • simpleModePassphrase: 簡易通信モードでアクセス・ゲートとOAM Access Serverが共有するパスワードです。

  • truststorePath: オーセンティケータとOAMアクセス・サーバーの間のSSL通信に使用するJKSトラスト・ストアの絶対パスです。

  • poolMaxConnections: OAMサーバー接続プールの接続の最大数です。

  • poolMinConnections: OAMサーバー接続プールの接続の最小数です。

  • useRetNameAsPrincipal: OAMオーセンティケータから取得したユーザー名を、サブジェクトでプリンシパルの名前として使用するかどうかを指定します。

  • controlFlag: ドメイン内のすべてのオーセンティケータ間の依存性を設定するJAAS制御フラグです。使用できる値は、REQUIRED、SUFFICIENT、REQUISITEまたはOPTIONALのみです。

  • appDomain: アプリケーション・ドメインの名前です。


次の呼出しは、myAuthenticatorという名前のOracle Access ManagerオーセンティケータのパラメータaccessGateName、accessGatePwdおよびpAccessServerを更新します。

updateOAMAuthenticator(name="myAuthenticator", 
accessGateName="OAM AP AccessGate", accessGatePwd="welcome1",
pAccessServer="myhost.domain.com:5543")

addOAMSSOProvider

指定されたログインURI、ログアウトURIおよび自動ログインURIを持つOracle Access Manager SSOプロバイダを追加するオンライン・コマンド。

説明

指定されたログインURI、ログアウトURIおよび自動ログインURIを持つSSOプロバイダを追加します。このコマンドは、必要なプロパティを持つOracle Access Manager SSOサービス・インスタンスを追加することにより、ドメインjps-config.xmlを変更します。エラーが発生した場合は、WLSTExceptionが返されます。

構文

addOAMSSOProvider(loginuri, logouturi, autologinuri, beginimpuri, endimpuri)
引数 定義
loginuri

必須。ログイン・ページのURIを指定し、SSO認証をトリガーします。

logouturi

オプション。ログアウト・ページのURIを指定し、サインオン・ユーザーをログアウトします。指定しない場合、デフォルトのlogouturi=NONEに設定されます。

""に設定して、ADFセキュリティがOPSSログアウト・サービスを呼び出すようにします。このサービスはクラスOAMSSOServiceImplの実装を使用して、Cookie ObSSOCookieをクリアします。

より一般的には、ユーザーをログアウトすることなくCookieをクリアする必要があるADFセキュアなWebアプリケーションでは、この設定を使用してください。

autologinuri

必須。自動ログイン・ページのURIを指定します。オプション。指定しない場合、この値はデフォルトのautologin=NONEに設定されます。

beginimpuri

オプション。偽装SSOセッションをトリガーするURIを指定します。

endimpuri

オプション。偽装SSOセッションを終了するURIを指定します。


次の呼出しは、渡されたURIを持つSSOプロバイダを追加します。上の表で説明するように、logouturi=""および偽装パラメータを設定することにより特殊な動作が暗示されます。

addOAMSSOProvider(loginuri="/${app.context}/adfAuthentication",
logouturi="/oamsso/logout.html",
beginimpuri="https://login.acme.com/impersonationInit.html"
endimpuri="https://login.acme.com/impersonationTerm.html")
autologin="/fooBar.cgi")

displayTopology

デプロイメント内のすべてのOAMサーバーに関する情報を表示するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

デプロイ済のOAMサーバーのトポロジを一覧表示します。このコマンドには引数はありません。

構文

displayTopology

次の呼出しは、前述のようにすべてのデプロイ済OAMサーバーの詳細を一覧表示します。

displayTopology

displayMetrics

OAMサーバーおよびドメインのパフォーマンス・メトリックを表示するオンライン・コマンド。

説明

ホスト、プロセス、サーバー名など、コレクタに固有のOAMサーバーおよびドメインのパフォーマンス・メトリックを表示します。このコマンドには引数はありません。

引数が何も指定されない場合は、すべてのサーバーとコレクタのすべての詳細が表示されます。

構文

displayMetrics()

次の呼出しは、前述のように指定されたコレクタに固有のすべてのメトリックを一覧表示します。

displayMetrics()

displayOamServer

OAMサーバー登録の詳細を表示するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

ホスト、ポート、登録名、OAMプロキシ・ポート、サーバーIDなどのOAMサーバー登録の詳細、およびオプションでOAMプロキシ共有シークレットを表示します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

displayOamServer(host,port)
引数 定義
host

必須。OAMサーバー・ホストの名前を指定します。

port

必須。OAMサーバー・ホストのリスニング・ポートを指定します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、前述のように指定されたコレクタに固有のすべてのメトリックを一覧表示します。

displayOamServer(host="my_host", port="15000", domainHome="domainHome1")

createOamServer

システム構成内にOAMサーバー・エントリを作成するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

ホスト、ポート、登録名、OAMプロキシ・ポート、サーバーIDなどのOAMサーバー登録、およびオプションでOAMプロキシ共有シークレットを作成します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

createOamServer(host,port, paramNameValueList)
引数 定義
host

必須。OAMサーバー・ホストの名前を指定します。

port

必須。OAMサーバー・ホストのリスニング・ポートを指定します。

domainHome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション

paramNameValueList

パラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName='paramValue'

必須:

  • configurationProfile: このインスタンス登録の名前で、OAM管理コンソールの「システム構成」タブの「サーバー・インスタンス」の下に表示されます。

  • oamProxyPort: このインスタンスのリスニング・ポートです。

  • oamProxyServerID: このサーバー・インスタンスのOAMプロキシの名前で、OAM管理コンソールのサーバー・インスタンスのOAMプロキシ・サブ・タブの下に表示されます。

  • siteName: インスタンスのsiteName/serverNameです。


次の呼出しは、リスニング・ポート15000your_hostの構成を作成します。管理コンソール内の構成エントリはoam_server1になります。次のように、OAMプロキシ・ポートは3004、OAMプロキシ・サーバーIDはAccessServerConfigProxyです。

createOamServer(host="my_host", port="15000", configurationProfile=
"oam_server1", oamProxyPort="3004", oamProxyServerID="ProxyID", 
siteName="siteName1",domainHome="domainHome1")

editOamServer

OAMサーバー登録の詳細を編集できるようにするオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

ホスト、ポート、登録名、OAMプロキシ・ポート、サーバーIDなどのOAMサーバーの登録、およびオプションでOAMプロキシ共有シークレットを編集します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

editOamServer(name, port, paramNameValueList)
引数 定義
name

必須。OAMサーバー・ホストの名前を指定します。

port

必須。OAMサーバー・ホストのポート番号を指定します。

domainHome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション

paramNameValueList

パラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName='paramValue'

必須:

  • configurationProfile: このインスタンス登録の名前で、OAM管理コンソールの「システム構成」タブの「サーバー・インスタンス」の下に表示されます。

  • oamProxyPort: このインスタンスのリスニング・ポートです。

  • oamProxyServerID: このサーバー・インスタンスのOAMプロキシの名前で、OAM管理コンソールのサーバー・インスタンスのOAMプロキシ・サブ・タブの下に表示されます。

  • siteName: インスタンスのsiteName/serverNameです。


任意のオプションの属性を使用して、現在の設定を変更できます。次の呼出しは、OAMプロキシ共有シークレットを構成エントリoam_server1に追加します。

editOamServer(name="oam_server1", port="15000",configurationProfile=
"oam_server1", oamProxyPort="3004",oamProxyServerID="Proxy1", 
siteName="siteName1",domainHome="domainHome1")

deleteOamServer

指定されたOAMサーバー登録を削除するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

OAMサーバー構成全体を削除します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

deleteOamServer(host,port)
引数 定義
host

必須。OAMサーバー・ホストの名前を指定します。

port

必須。OAMサーバー・ホストのリスニング・ポートを指定します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、リスニング・ポートが15000であるoam_server1OAMサーバーの登録を削除します。

deleteOamServer(host="oam_server1",port="15000",domainHome="domainHome1")

displayOssoAgent

OSSOエージェント構成の詳細を表示するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

OSSOエージェント登録の詳細を表示します。これはOAM管理コンソールにも表示されます。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

displayOssoAgent(agentName)
引数 定義
agentName

必須。OSSOエージェントの名前を指定します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、OSSOエージェントの登録情報を表示します。

displayOssoAgent(agentName="OSSOAgent1",domainHome="domainHome1")

editOssoAgent

OSSOエージェント登録を編集するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

サイト・トークン、成功URL、失敗URL、ホームURL、ログアウトURL、開始日、終了日、管理者ID、管理者情報など、OSSOエージェントの構成の詳細を変更します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

editOssoAgent(agentName,paramNameValueList)
引数 定義
agentName

必須。OSSOエージェントの名前を指定します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション

paramNameValueList

更新するパラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName='paramValue'

オプション:

  • siteToken: 認証の要求時にパートナが使用するアプリケーション・トークンです。

  • successUrl: 認証の成功時に使用するリダイレクトURLです。

  • failureUrl: 認証の失敗時に使用するリダイレクトURLです。

  • homeUrl: 認証後にホーム・ページで使用するリダイレクトURLです。

  • logoutUrl: ログアウト時に使用するリダイレクトURLです。サーバー上のグローバル・ログアウト・ページにユーザーをリダイレクトします。

  • startDate: アプリケーションへのログインがサーバーによって許可される最初の年月日です。

  • endDate: アプリケーションへのログインがサーバーによって許可される最後の年月日です。

  • adminId: このmod_ossoインスタンスの管理者ログインIDです。

  • adminInfo: このmod_ossoインスタンスの管理者詳細です。


次の呼出しは、OSSOAgent1の登録エントリ内の管理者IDおよび情報を変更します。

editOssoAgent(agentName="OSSOAgent1", siteToken="siteToken", 
successUrl="successUrl",failureUrl="failureUrl",homeUrl="homeUrl", 
logoutUrl="logoutUrl",startDate="2009-12-10", endDate="2012-12-30",  
adminId= 345", adminInfo="Agent11", domainHome="domainHome1") 

deleteOssoAgent

OSSOエージェント登録を削除するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

OSSOエージェント構成を削除します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

deleteOssoAgent(agentName)
引数 定義
agentName

必須。OSSOエージェントの名前を指定します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、OSSOAgent1という名前のOSSOエージェントを削除します。

deleteOssoAgent(agentName="OSSOAgent1", domainHome="domainHome1")

displayWebgateAgent

10g Webゲート登録を表示するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

すべての10g Webゲート登録の詳細を表示します。これはOAM管理コンソールにも表示されます。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

displayWebgateAgent(agentName)
引数 定義
agentName

必須。Webゲート・エージェントの名前を指定します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、my_WebGateの登録情報を表示します。

displayWebgateAgent(agentName=)"my_Webgate", domainHome="domainHome1")

editWebgateAgent

10g Webゲート登録を編集するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

10g Webゲート・エージェント登録の詳細を変更できます。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

editWebgateAgent(agentName,paramNameValueList)
引数 定義
agentName

必須。Webゲート・エージェントの名前を指定します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション

paramNameValueList

更新するパラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName='paramValue'

必須:

  • agentId: OAMエージェント(Webゲート)の名前です。

オプション:

  • accessClientPassword: このWebゲート・エージェントのオプションのパスワードです。

  • state: OAMエージェントが有効か無効かを示します。

  • preferredHost: ホスト識別子リストにホストの識別子が含まれていない場合に作成される可能性があるセキュリティ・ホールを防止します。仮想ホスティングでは、ホスト識別子機能を使用する必要があります。

  • aaaTimeOutThreshold: OAMランタイム・サーバーからのレスポンスを待機する秒数です。このパラメータが設定された場合、アプリケーションのTCP/IPタイムアウトとして、デフォルトのTCP/IPタイムアウトではなくこの値が使用されます。デフォルトは-1です(デフォルトのネットワークTCP/IPタイムアウトが使用されます)。

  • security: OAMランタイム・サーバーとの間のトランスポート・セキュリティのレベル(オープン、簡易または証明書)です。

  • primaryCookieDomain: acompany.comなど、OAMエージェントがデプロイされているWebサーバー・ドメインです。

  • maxConnections: このOAMエージェントがOAMサーバーで確立できる接続の最大数です。この数は、このエージェントに実際に関連付けられている接続の数と同じか、それを超える数である必要があります。デフォルトは1です。

  • maxCacheElements: キャッシュ内で維持される要素の数です。キャッシュ要素は、URLまたは認証スキームです。この設定の値は、これら両方のキャッシュ内の要素の最大合計カウントを意味します。デフォルトは10000です。

  • cacheTimeOut: キャッシュされた情報が使用も参照もされない場合に、その情報がOAMエージェント・キャッシュ内にとどまる時間です。デフォルトは1800(秒)です。

  • cookieSessionTime: ObSSOCookieが保持される時間です。デフォルトは3600(秒)*です。

  • maxSessionTime: ユーザーの認証セッションが、そのアクティビティに関係なく有効である最大時間(秒単位)です。この時間が経過すると、ユーザーは、再度認証を求められます。これは強制的なログアウトです。デフォルトは3600(秒)です。値0を指定すると、このタイムアウト設定は無効になります。

  • idleSessionTimeout: OAMエージェントで保護されているリソースにアクセスすることなく、ユーザーの認証セッションが有効である時間(秒単位)です。デフォルトは3600(秒)です。値0を指定すると、このタイムアウト設定は無効になります。

  • failoverThreshold: このOAMエージェントがセカンダリOAMサーバーへの接続を開く時点を表す数です。デフォルトは1です。


任意の設定またはすべての設定を変更できます。次の呼出しを使用して、エージェントID、状態、最大接続数、OAMサーバーのタイムアウト、プライマリCookieドメイン、キャッシュ・タイムアウト、Cookieセッション・タイムアウト、最大セッション・タイムアウト、アイドル・セッション・タイムアウトおよびフェイルオーバーしきい値など、Webゲート・エージェント登録の特定の情報を次のように変更します。

editWebgateAgent(agentName="my_WebGate", agentId="WebGate2", state=
"enabled", maxConnections="2", aaaTimeOutThreshold="2", 
primaryCookieDomain="adomain.com", cacheTimeOut="1200", 
cookieSessionTime=1500, maxSessionTime=1500, idleSessionTimeout=
"1500", failoverThreshold="25", domainHome="domainHome1")

deleteWebgateAgent

10g Webゲート登録を削除するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

10g Webゲート・エージェントの登録を削除します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

deleteWebgateAgent(agentName)
引数 定義
agentName

必須。Webゲート・エージェントの名前を指定します。

domainhome

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、my_WebGateという名前のWebゲート・エージェントを削除します。

deleteWebgateAgent(agentName="my_WebGate", domainHome="domainHome1")

changeLoggerSetting

ロガー・レベルを変更するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

1つ以上、またはすべてのロガーのレベルを変更します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

changeLoggerSetting (loggerName='', loggerLevel=''): 
引数 定義
loggerName

オプション。OAMロガー名を指定します。複数のOAMロガー名をカンマで区切って指定することも、ワイルドカード(*)を使用してすべてのOAMコレクタを指定する(デフォルト)ことも可能です。

loggerLevel

SEVERE、WARNING、INFO、CONFIG、FINE。


次の呼出しは、ロガー・レベルをSEVEREに変更します。

changeLoggerSetting(loggerName=" ", loggerLevel=SEVERE)

changeConfigDataEncryptionKey

構成データ暗号化鍵を再生成するオフライン・コマンド。

説明

構成データ暗号化鍵を再生成し、新しい鍵を使用して構成データを再暗号化して、アイデンティティ・ストアの属性情報を出力します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

changePasswordEncKey (oldpassword='', newPassword='')
引数 定義
oldPassword

必須。現在の暗号化鍵を取得するパスワードを指定します。

newPassword

必須。新規生成された暗号化鍵を保護するパスワードを定義します。


次の呼出しは、新旧のパスワードを変更し、鍵を再生成して、構成データを再暗号化します。

changePasswordEncKey(oldpassword="oldpassword", 
newPassword="newpassword")

displayUserIdentityStore

ユーザー・アイデンティティ・ストアの登録に関する情報を表示するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

Oracle Access Managerに登録されているユーザー・アイデンティティ・ストアの情報を表示します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

displayUserIdentityStore(name) 
引数 定義
name

必須。LDAPユーザー・アイデンティティ・ストアの名前を指定します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、ユーザー・アイデンティティ・ストアの登録の詳細を表示します。

displayUserIdentityStore(name="ID_store1", domainHome="domainHome1")

editUserIdentityStore

Oracle Access Managerのユーザー・アイデンティティ・ストアの属性を変更するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

Oracle Access Managerに登録されているユーザー・アイデンティティ・ストアの属性を1つ以上変更します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

editUserIdentityStore(name,paramNameValueList)
引数 定義
name

必須。LDAPユーザー・アイデンティティ・ストアの一意の名前を指定します(大文字と小文字のアルファベットおよび数字のみ)。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション

paramNameValueList

パラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName='paramValue'

createUserIdentityStoreにあるものに加えて、次の1つ以上のパラメータの名前-値ペアを追加して、OAMユーザー・アイデンティティ・ストア構成を変更します。

  • userFilterObjectClasses: ユーザー・フィルタ・オブジェクト・クラスのリスト(セミコロンで区切られたもの)です。

  • groupFilterObjectClasses: グループ・フィルタ・オブジェクト・クラスのリスト(セミコロンで区切られたもの)です。

  • referralPolicy: LDAP参照ポリシー(follow、ignore、throwのいずれか)です。

  • searchTimeLimit: LDAP検索操作の時間制限(秒単位)です。

  • minConnections: 接続プールの接続の最小数です。

  • maxConnections: 接続プールの接続の最大数です。

  • connectionWaitTimeout: プールから接続を取得するために待機する秒数です。

  • connectionRetryCount: アイデンティティ・ストアへの接続の確立を試行する回数です。

  • groupNameAttr: ユーザー・グループを検索するための属性の名前です。次に例を示します。

    ou=people,ou=myrealm,dc=base_domain
    
  • groupCacheEnabled: LDAPグループ・キャッシュを有効化するトグル(true/false)です。

  • groupCacheSize: LDAPグループ・キャッシュ内のエントリの数です。

  • groupCacheTTL: LDAPグループ・キャッシュ内の各エントリの合計存続時間です。


次の呼出しは、OAMのユーザー・アイデンティティ・ストアのLDAP URLを変更します。

editUserIdentityStore(name="identity_store_name", 
LDAP_url="ldap://localhost:7003", domainHome="domaonHome1")

createUserIdentityStore

Oracle Access Manager用のユーザー・アイデンティティ・ストアの登録を作成するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

Oracle Access Managerに登録する新しいユーザー・アイデンティティ・ストアのエントリを作成します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

createUserIdentityStore(name=,paramNameValueList)
引数 定義
name

必須。LDAPユーザー・アイデンティティ・ストアの一意の名前を指定します(大文字と小文字のアルファベットおよび数字のみ)。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション

paramNameValueList

パラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName='paramValue'

必須:

  • name: このユーザーIDストアの名前です。

  • principal: LDAP管理者のログインIDです。たとえば、cn=Adminです。

  • credential: プリンシパルのパスワードで、セキュリティ用に暗号化されています。

  • type: 作成されるLDAP IDストアのタイプです。

  • userAttr: ストアのユーザー属性です。

  • usersearchbase: 作成するLDAP IDストア内の、ユーザー・データが格納されるノードです。たとえば、cn=usersです。

  • groupSearchBase: 作成するLDAP IDストア内の、グループ・データが格納されるノードです。必須の属性です。たとえば、cn=groupsです。

  • ldapUrl: 作成するLDAP IDストアのLDAPホストのURL(ポート番号を含む)です。たとえば、ldap://localhost:7001です。

オプション:

  • roleSecAdmin: LDAP IDストアのすべての権限を持つ管理グループの名前です。

  • roleSysMonitor: 作成するLDAP IDストアの読取り専用権限を持つ管理グループの名前です。

  • roleSysManager: 作成するLDAP IDストアの日常的な操作権限を持つ管理グループの名前です。

  • ldapProvider: サポートされているLDAPプロバイダです。たとえば、OVDです。

  • isPrimary: プライマリ・ユーザー・アイデンティティ・ストアの指定です。ブール・フィールドです。

  • userIDProvider: 作成するストアのユーザー・アイデンティティ・プロバイダです。

  • domainHome: ドメイン・ホームの場所です。


次の呼出しは、Oracle Access Managerで使用するための新しいOracle Internet Directoryユーザー・アイデンティティ・ストア定義を作成します。

createUserIdentityStore(name="Name1",principal="Principal1", 
credential="Credential1", type="OID", userAttr="userAttr1", 
ldapProvider="ldapProvider", roleSecAdmin="roleSecAdmin1",
roleSysMonitor="roleSysMonitor", roleSysManager="roleSysManager", 
roleAppAdmin="roleAppAdmin", userSearchBase="cn=users, 
ldapUrl="ldapUrl", isPrimary="isPrimary", userIDProvider="userIDProvider",
groupSearchBase="cn=groups",domainHome="domainHome1")

deleteUserIdentityStore

Oracle Access Managerユーザー・アイデンティティ・ストアの登録を削除するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

Oracle Access Managerに登録されているユーザー・アイデンティティ・ストアを削除します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

deleteUserIdentityStore(name) 
引数 定義
name

必須。削除するLDAPユーザー・アイデンティティ・ストアの名前を指定します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、ユーザー・アイデンティティ・ストアの登録を削除します。

deleteUserIdentityStore(name="identity_store", domainHome="domainHome1")

configRequestCacheType

SSOサーバー・リクエスト・キャッシュ・タイプを構成するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

SSOサーバー・リクエスト・キャッシュ・タイプを構成します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

configRequestCacheType(type) 
引数 定義
type

必須。requestCacheTypeを指定します。

requestCacheType: リクエスト・キャッシュ・タイプの値(BASICまたはCOOKIE)です。


次の呼出しは、リクエスト・キャッシュ・タイプをCookieとして定義します。

configRequestCacheType(type="COOKIE") 

displayRequestCacheType

SSOサーバー・リクエスト・キャッシュ・タイプを表示するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

SSOサーバー・リクエスト・キャッシュ・タイプ・エントリを表示します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

displayRequestCacheType(domainHome)
引数 定義
type

必須。requestCacheTypeを指定します。

requestCacheType: リクエスト・キャッシュ・タイプの値(BASICまたはCOOKIE)です。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、リクエスト・キャッシュ・タイプを表示します。

displayRequestCacheType(domainHome="domainHome") 

exportPolicy

テスト(ソース)環境から指定された中間Oracle Access ManagerファイルにOAMポリシー・データをエクスポートするオンラインのみのコマンド。

説明

テスト(ソース)環境から中間Oracle Access ManagerファイルにOAMポリシー・データをエクスポートします。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

exportPolicy(pathTempOAMPolicyFile)
引数 定義
pathTempOAMPolicyFile 

必須。一時Oracle Access Managerファイルへのパスを指定します。


次の呼出しは、ポリシー・データをテスト(ソース)環境からエクスポートする際に使用する一時ファイルへのパスを指定します。

exportPolicy(pathTempOAMPolicyFile="oam_policy.xml") 

importPolicy

指定された中間Oracle Access ManagerファイルからOAMポリシー・データをインポートするオンラインのみのコマンド。

説明

指定された中間Oracle Access ManagerファイルからOAMポリシー・データをインポートします。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

importPolicy(pathTempOAMPolicyFile)
引数 定義

pathTempOAMPolicyFile

必須。一時OAMファイルへのパスを指定します。


次の呼出しは、ポリシー・データを本番(ターゲット)にインポートする際に使用する一時ファイルへのパスを指定します。

importPolicy(pathTempOAMPolicyFile="oam_policy.xml") 

importPolicyDelta

指定された中間Oracle Access ManagerファイルからOAMポリシー変更をインポートするオンラインのみのコマンド。

説明

指定された中間Oracle Access ManagerファイルからOAMポリシー変更をインポートします。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

importPolicyDelta(pathTempOAMPolicyFile)
引数 定義

pathTempOAMPolicyFile

必須。一時Oracle Access Managerファイルへのパスを指定します。


次の呼出しは、変更されたポリシー・データのみを本番(ターゲット)にインポートする際に使用する一時ファイルへのパスを指定します。

importPolicyDelta(pathTempOAMPolicyFile="oam_policy_delta.xml") 

migratePartnersToProd

現在の(ソース)OAMサーバーから指定された(ターゲット)OAMサーバーにパートナを移行するオンラインのみのコマンド。

説明

現在の(ソース)OAMサーバーから指定された(ターゲット)OAMサーバーにパートナを移行します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

migratePartnersToProd(prodServerHost,prodServerPort,prodServerAdminUser,prodServerAdminPwd)
引数 定義

prodServerHost

パートナの移行先となるターゲットOAMサーバーのホスト名。

prodServerPort

パートナの移行先となるターゲットOAMサーバーのポート。

prodServerAdminUser

パートナの移行先となるターゲットOAMサーバーの管理者。

prodServerAdminPwd

ターゲットOAMサーバーの管理者のパスワード。


次の呼出しは、必要な情報を指定します。

migratePartnersToProd(prodServerHost="host",prodServerPort="port", 
prodServerAdminUser="weblogic",prodServerAdminPwd="welcome")

exportPartners

Oracle Access Managerパートナを、ソースから指定された中間Oracle Access Managerファイルにエクスポートするオンラインのみのコマンド。

説明

Oracle Access Managerパートナを、ソースから指定された中間Oracle Access Managerファイルにエクスポートします。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

exportPartners(pathTempOAMPartnerFile)
引数 定義

pathTempOAMPartnerFile

必須。一時Oracle Access Managerパートナ・ファイルへのパスを指定します。


次の呼出しは、中間OAMパートナ・ファイルへのパスを指定します。

exportPartners(pathTempOAMPartnerFile="oam_partners.xml")

importPartners

指定された中間Oracle Access ManagerファイルからOracle Access Managerパートナをインポートするオンラインのみのコマンド。

説明

指定された中間Oracle Access ManagerファイルからOAMパートナをインポートします。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

importPartners(pathTempOAMPartnerFile)
引数 定義

pathTempOAMPartnerFile

必須。一時OAMパートナ・ファイルへのパスを指定します。


次の呼出しは、中間OAMパートナ・ファイルへのパスを指定します。

importPartners(pathTempOAMPartnerFile="oam_partners.xml")

configureOAAM

Oracle Access ManagerとOracle Adaptive Access Managerの基本的な統合を構成するオンラインのみのコマンド。

説明

OAMとOAAMの基本的な統合を構成します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

configureOAAM(dataSourceName,paramNameValueList)
引数 定義

dataSourceName

作成するデータソースの名前です。

paramNameValueList

パラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName='paramValue'

必須:

  • hostName: データベース・ホストの名前です。

  • port: データベース・ポートです。

  • sid: データベースSID(データベース識別子)です。

  • userName: OAAMスキーマ名です。

  • passWord: OAAMスキーマ・パスワードです。

オプション:

  • maxConnectionSize: 最大接続維持時間サイズです。

  • maxPoolSize: 接続プールの最大サイズです。

  • serverName: データソースのターゲット・サーバーです。


次の呼出しは、Oracle Access ManagerとOracle Adaptive Access Managerの基本的な統合を構成します。

configureOAAM(dataSourceName = "MyOAAMDS", hostName = "host.us.co.com", 
port = "1521", sid = "sid", userName = "username", passWord = "password", 
maxConnectionSize = None, maxPoolSize = None, serverName = "oam_server1")

registerOIFDAPPartner

Oracle Identity FederationをDelegated Authentication Protocol(DAP)パートナとして登録するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

Oracle Identity FederationをDelegated Authentication Protocol(DAP)パートナとして登録します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

registerOIFDAPPartner()
引数 定義

paramNameValueList

パラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName='paramValue'

必須:

新規のOAMユーザー・アイデンティティ・ストア構成を作成する、次のパラメータの名前-値ペアが含まれます。

  • keystoreLocation: キーストア・ファイル(OIFサーバーで生成されたもの)の場所です。

  • logoutURL: OIFサーバーのログアウトURLです。

オプション:

  • rolloverInterval: SASSOトークンの暗号化/復号化に使用するキーのロールオーバー間隔です。


次の呼出しは、すべてのパラメータの使用を示しています。

registerOIFDAPPartner(keystoreLocation="/scratch/keystore", 
logoutURL="http://<oifhost>:<oifport>/fed/user/sploosso?doneURL=http://<oamhost>: 
<oam port>/ngam/server/pages/logout.jsp", rolloverTime="526")

enableCoexistMode

共存モードを有効にするオンライン・コマンド。

説明

共存モードを有効にします。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

enableCoexistMode()

次の呼出しは、共存モードを有効にします。

enableCoexistMode

disableCoexistMode

共存モードを無効にするオンライン・コマンド。

説明

共存モードを無効にします。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

disableCoexistMode()

次の呼出しは、共存モードを有効にします。

disableCoexistMode

editGITOValues

GITO構成パラメータを編集するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

GITO構成パラメータを編集します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

editGITOValues(gitoEnabled, paramNameValueList)
引数 定義

gitoEnabled

true(またはfalse)。ユーザーによるGITO対応プロパティの設定を許可(または拒否)します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション

paramNameValueList

パラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName='paramValue'

必須:

新規のOAMユーザー・アイデンティティ・ストア構成を作成する、次のパラメータの名前-値ペアが含まれます。

  • gitoCookieDomain: GITO Cookieドメイン・エントリを設定します。

オプション:

  • gitoCookieName: GITO Cookie名を設定します。

  • gitoVersion: GITOバージョンを設定します。v1.0またはv3.0のいずれかのみ可能です。

  • gitoTimeout: GITOタイムアウト値を設定します。

  • gitoSecureCookieEnabled: true(またはfalse)。ユーザーによるGITO Cookie対応プロパティの設定を許可(または拒否)します。


次の呼出しは、GITO構成パラメータを編集します。

editGITOValues(gitoEnabled="true",gitoCookieDomain=".abc.com",gitoCookieName="ABC"
,gitoVersion="v1.0",gitoTimeout="20",gitoSecureCookieEnabled="false",domainHome="/
abc/def/ijk")\n

editWebgate11gAgent

11g Webゲート登録を編集するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

11g Webゲートの登録を編集します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

editWebgate11gAgent(agentname, paramNameValueList)
引数 定義

agentname

編集する登録済OAM 11g Webゲート・エージェントの名前です。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション

paramNameValueList

パラメータの名前-値ペアのカンマ区切りリストを指定します。各ペアの形式は次のとおりです。

paramName='paramValue'

オプション:

accessClientPassword: このWebゲートの一意のパスワードです。

state: エージェントが有効か無効かを指定します。

security: エージェントとOAMサーバー間の通信セキュリティのレベル(オープン、簡易、証明書)です。

aaaTimeOutThreshold: OAMサーバーからのレスポンスを待機する秒数です。

logOutUrls: ログアウト・ハンドラをトリガーするURLのリスト。ログアウト・ハンドラは、ObSSOCookieを削除します。

maxConnections: このOAMエージェントがOAMサーバーで確立できる接続の最大数です。

maxCacheElements: キャッシュ内で維持される要素の数です。

cacheTimeout: キャッシュされた情報が使用も参照もされない場合に、その情報がOAMエージェント・キャッシュ内にとどまる時間です。デフォルトは1800(秒)です。

logoutCallbackUrl: oam_logout_successへのURL。oam_logout_successは、コールバック中にCookieを消去します。デフォルトでは、これは、エージェントの登録時に指定されたエージェント・ベースURLに基づきます。次に例を示します。

http://<host>:<port>

maxSessionTime: ユーザーの認証セッションが、そのアクティビティに関係なく有効である最大時間(秒単位)です。

logoutRedirectUrl: 中央ログアウト・ページ(logout.html)へのURL(絶対パス)です。デフォルトでは、これは、デフォルト・ポート14200のOAM管理コンソールのホスト名に基づきます。

failoverThreshold: このOAMエージェントがセカンダリOAMサーバーへの接続を開く時点を表す数です。

tokenValidityPeriod: OAMエージェントで保護されているリソースにアクセスすることなく、ユーザーの認証セッションが有効である時間(秒単位)です。

logoutTargetUrlParamName: ログアウト時にOPSSアプリケーションからWebゲートに渡される問合せパラメータの名前です。


次の呼出しは、必須のパラメータとオプションのパラメータをすべて一覧表示します。

editWebgate11gAgent(agentName="WebgateAgent1", accessClientPasswd = "welcome1", 
state = "Enabled", preferredHost="141.144.168.148:2001", aaaTimeoutThreshold="10",
security = "open", logOutUrls = "http://<host>:<port>", maxConnections = "16" 
maxCacheElems = "10000" , cacheTimeout = "1800", logoutCallbackUrl = 
"http://<host>:<port>", maxSessionTime = "24", logoutRedirectUrl =  
"logoutRedirectUrl", failoverThreshold = "1", tokenValidityPeriod="aPeriod" 
logoutTargetUrlParamName = "logoutTargetUrl", domainHome="domainHome1")

deleteWebgate11gAgent

11g Webゲート登録を削除するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

11g Webゲート・エージェントの登録を削除します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

deleteWebgate11gAgent(agentName)
引数 定義
agentName

必須。11g Webゲート・エージェントの名前を指定します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、my_11gWebGateという名前の11g Webゲート・エージェントのエントリを削除します。

deleteWebgate11gAgent(agentName="my_11gWebGate", domainHome="domainHome1")

displayWebgate11gAgent

11g Webゲート・エージェントの登録を表示するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

11g Webゲート・エージェントの登録を表示します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

displayWebgate11gAgent(agentName)
引数 定義
agentName

必須。Webゲート・エージェントの名前を指定します。

domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、my_11gWebGateという名前のWebゲート・エージェントを表示します。

displayWebgate11gAgent(agentName="my_11gWebGate", domainHome="domainHome1")

displayOAMMetrics

OAMサーバーのメトリックを表示するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

OAMサーバーのメトリックを表示します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

displayOAMMetrics(domainHome)
引数 定義
domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション


次の呼出しは、OAMサーバーのメトリックを表示します。

displayOAMMetrics (domainHome=(domainHome1") 

updateOIMHostPort

Oracle Access Managerとの統合時にOracle Identity Manager構成を更新するオンラインのみのコマンド。

説明

システム構成内のOracle Identity Manager構成を更新します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

updateOIMHostPort(hostname, port, secureProtocol)
引数 定義

hostname

Oracle Identity Managerホストの名前。

port

Oracle Identity Managerホストのポート。

secureProtocol

trueまたはfalse。


次の呼出しは、このコマンドの使用例を示します。

updateOIMHostPort(hostName="OIM host", port="7777", secureProtocol="true") 

configureOIM

Oracle Access Managerとの統合時にOracle Identity Manager固有のエージェントの登録を作成するオンラインのみのコマンド。

説明

Oracle Access Managerとの統合時にOracle Identity Manager固有のエージェントの登録を作成します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

updateOIMHostPort(hostname, port, secureProtocol)
引数 定義

hostname

Oracle Identity Managerホストの名前。

port

Oracle Identity Manager管理対象サーバーのポート。

oimSecureProtocolEnabled

trueまたはfalse(HTTPまたはHTTPSのどちらであるかに応じて)。

oimAccessGatePwd

指定する場合は、オープン・モードのエージェント・パスワードになります

oimCookieDomain

Cookieが設定されるドメイン

oimWgId

エージェントの登録名。

oimWgVersion

可能な値は10gまたは11g。指定しない場合、デフォルトは10gです。


次の呼出しは、このコマンドの使用例を示します。

updateOIMHostPort(hostName="OIM host", port="7777", secureProtocol="true") 
configureOIM(oimHost="OIM host", oimPort="7777", oimSecureProtocolEnabled="true",
oimAccessGatePwd = "Access Gate Password", oimCookieDomain = "OIM Cookie Domain",
oimWgId="OIM Webgate ID", oimWgVersion="OIM Webgate Version")

updateOSSOResponseCookieConfig

OSSOプロキシ・レスポンスCookie設定を更新するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

OSSOプロキシ・レスポンスCookie設定を更新します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

updateOSSOResponseCookieConfig()
引数 定義
domainhome 

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション

cookieName

オプション。設定が更新されるCookieの名前。指定しない場合、グローバル設定が更新されます。

cookieMaxAge

Cookieの最大保持時間(分単位)。負の値の場合、セッションCookieが設定されます。

isSecureCookie

Cookieを保護する(SSLチャネルのみで送信する)かどうかを指定するブール・フラグ。

cookieDomain

Cookieのドメイン。


次の呼出しは、このコマンドの使用例を示します。

updateOSSOResponseCookieConfig(cookieName = "<cookieName>",
cookieMaxAge = "<cookie age in minutes>", isSecureCookie = "true | false",
cookieDomain="<domain of the cookie>", domainHome = "<wls_domain_home_path>")

deleteOSSOResponseCookieConfig

OSSOプロキシ・レスポンスCookie設定を削除するオンラインおよびオフライン・コマンド。

説明

OSSOプロキシ・レスポンスCookie設定を削除します。

このコマンドのスコープはインスタンスのみです。スコープは引数ではありません。

構文

deleteOSSOResponseCookieConfig()
引数 定義
domainhome

オフライン・モード: 必須

オンライン・モード: オプション

cookieName

必須。設定が削除されるCookieの名前。


次の呼出しは、このコマンドの使用例を示します。

deleteOSSOResponseCookieConfig(cookieName = "<cookieName>",
cookieDomain="<domain of the cookie>", domainHome = "<wls_domain_home_path>")

displaySimpleModeGlobalPassphrase

システム構成から簡易モードのグローバル・パスフレーズを平文で表示します。

説明

システム構成から簡易モードのグローバル・パスフレーズを平文で表示するオンラインのみのコマンド。

構文

displaySimpleModeGlobalPassphrase

このコマンドには引数はありません。

次の呼出しは、このコマンドの使用例を示します。

displaySimpleModeGlobalPassphrase

exportSelectedPartners

選択されたOAMパートナをエクスポートします。

説明

指定された中間OAMファイルに、選択されたOAMパートナをエクスポートします。

構文

exportSelectedPartners
引数 定義

pathTempOAMPartnerFile

移行されるパートナが含まれる一時ファイル

partnersNameList

移行されるパートナIDのカンマ区切りリスト


次の呼出しは、このコマンドの使用例を示します。

exportSelectedPartners (pathTempOAMPartnerFile="/exampleroot/parent/tempfile.extn"
partnersNameList="partner1,partner2"

migrateArtifacts

アーティファクトを移行します。

説明

入力アーティファクト・ファイルに基づいてアーティファクトを移行します。

構文

migrateArtifacts
引数 定義
path

アーティファクト・ファイルの場所が存在します

password 

元のアーティファクトの生成時に使用されたパスワード。

type 

InPlaceまたはOutOfPlace

isIncremental

trueまたはfalse。trueの場合、増分アップグレードが実行されます。


次の呼出しは、このコマンドの使用例を示します。

migrateArtifacts(path = "/exampleroot/parent/t", password = "password", type = 
"InPlace", isIncremental="false")

registerThirdPartyTAPPartner

任意のサード・パーティをTrusted Authentication Protocol(TAP)パートナとして登録します。

説明

任意のサード・パーティをTrusted Authentication Protocol(TAP)パートナとして登録します。

構文

registerThirdPartyTAPPartner
引数 定義
path

アーティファクト・ファイルの場所が存在します

password 

元のアーティファクトの生成時に使用されたパスワード。

partnerName 

パートナの名前。サード・パーティのパートナの識別に使用する任意の名前を指定できます。

keystoreLocation 

jceksファイルの場所。

password 

password

tapTokenVersion

Trusted Authentication Protocolのバージョン。

tapScheme

Trusted Authentication Protocol認証スキーム(TAPScheme、即時利用可能。)

tapRedirectUrl

サード・パーティ・アクセスURL。


registerThirdPartyTAPPartner (partnerName="ThirdPartyTAPPartner",keystoreLocation=
"/scratch/DAPKeyStore/mykeystore.jks",password="test",tapTokenVersion="v2.0",
tapScheme="TAPScheme",tapRedirectUrl="http://thirdpartyserverhost:port/
loginPage.jsp");

Oracle Security Token Service

表4-7では、Oracle Security Token Serviceで使用可能な、様々なタイプのWLSTコマンドについて説明します。

表4-7 WLSTのOracle Security Token Serviceコマンド・グループ

OSTSコマンド・タイプ 説明

パートナ・コマンド

パートナに関するタスクに関連するWLSTコマンド。

リライイング・パーティ・パートナ・マッピング・コマンド

リライイング・パーティ・パートナ・マッピングに対するWSプレフィックスは、WS-Trust RSTリクエストのAppliesToフィールドで指定されているサービスURLをリライイング・パーティ・タイプのパートナにマップするために使用されます。WSプレフィックス文字列として、サービスURLそのもの、またはサービスURLへの親パスを持つURLを指定できます。たとえば、マッピングで、WSプレフィックス(http://test.com/service)をリライイング・パーティ(RelyingPartyPartnerTest)にマップすると定義されている場合、次のサービスURLがそのリライイング・パーティにマップされます。http://test.com/service、http://test.com/service/calculatorService、http://test.com/service/shop/cart...

パートナ・プロファイル・コマンド

パートナ・プロファイルに関するタスクに関連するWLSTコマンド。

発行テンプレート・コマンド

発行テンプレートに関するタスクに関連するWLSTコマンド。

検証テンプレート・コマンド

検証テンプレートに関するタスクに関連するWLSTコマンド。


表4-8に示されているWLSTコマンドを使用して、Oracle Security Token Serviceを管理します。

表4-8 WLSTコマンドのOracle Security Token Service

コマンド 説明 WLSTの使用状況

パートナ・コマンド



getPartner


パートナおよび出力結果を取得します。

オンライン

getAllRequesterPartners


リクエスタ・パートナの名前を取得します。

オンライン

getAllRelyingPartyPartners


すべてのリライイング・パーティ・パートナの名前を取得します。

オンライン

getAllIssuingAuthorityPartners


すべての発行局パートナの名前を取得します。

オンライン

isPartnerPresent


OSTSを問い合せて、パートナがパートナ・ストア内に存在しているかどうかを判断します。

オンライン

createPartner


新しいパートナ・エントリを作成します。

オンライン

updatePartner


提供された情報に基づいて既存のパートナ・エントリを更新します。

オンライン

deletePartner


パートナ・エントリを削除します。

オンライン

getPartnerUsernameTokenUsername


パートナのユーザー名値を取得します。

オンライン

getPartnerUsernameTokenPassword


パートナのパスワード値を取得します。

オンライン

setPartnerUsernameTokenCredential


パートナ・エントリのユーザー名およびパスワード値を設定します。

オンライン

deletePartnerUsernameTokenCredential


パートナ・エントリからユーザー名およびパスワード値を削除します。

オンライン

getPartnerSigningCert


パートナのBase64エンコード署名証明書を取得します。

オンライン

getPartnerEncryptionCert


パートナのBase64エンコード暗号化証明書を取得します。

オンライン

setPartnerSigningCert


パートナ・エントリに署名証明書をアップロードします。

オンライン

setPartnerEncryptionCert


パートナ・エントリに暗号化証明書をアップロードします。

オンライン

deletePartnerSigningCert


パートナ・エントリから署名証明書を削除します。

オンライン

オフライン

deletePartnerEncryptionCert


パートナ・エントリから暗号化証明書を削除します。

オンライン

オフライン

getPartnerAllIdentityAttributes


トークンをリクエスタ・パートナにマップするために使用されるすべてのアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。

オンライン

オフライン

getPartnerIdentityAttribute


アイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。

オンライン

オフライン

setPartnerIdentityAttribute


リクエスタ・パートナのアイデンティティ・マッピング属性を設定します。

オンライン

オフライン

deletePartnerIdentityAttribute


リクエスタ・パートナのアイデンティティ・マッピング属性を削除します。

オンライン

オフライン

リライイング・パーティ・パートナ・マッピング・コマンド



getAllWSPrefixAndPartnerMappings


すべてのWSプレフィックスを取得して表示します。

オンライン

オフライン

getWSPrefixAndPartnerMapping


指定されたwsprefixパラメータにマップされているリライイング・パーティ・パートナを取得して表示します。

オンライン

オフライン

createWSPrefixAndPartnerMapping


リライイング・パートナへの新しいWSプレフィックス・マッピングを作成します。

オンライン

オフライン

deleteWSPrefixAndPartnerMapping


リライイング・パートナへの既存のWSプレフィックス・マッピングを削除します。

オンライン

オフライン

パートナ・プロファイル・コマンド



getAllPartnerProfiles


既存のすべてのパートナ・プロファイルの名前を取得します。

オンライン

getPartnerProfile


パートナ・プロファイル構成データを取得します。

オンライン

createRequesterPartnerProfile


デフォルトの構成データを使用して新しいリクエスタ・パートナ・プロファイルを作成します。

オンライン

createRelyingPartyPartnerProfile


デフォルトの構成データを使用して新しいリライイング・パーティ・パートナ・プロファイルを作成します。

オンライン

createIssuingAuthorityPartnerProfile


デフォルトの構成データを使用して新しい発行局パートナ・プロファイルを作成します。

オンライン

deletePartnerProfile


既存のパートナ・プロファイルを削除します。

オンライン

発行テンプレート・コマンド



getAllIssuanceTemplates


既存のすべての発行テンプレートの名前を取得します。

オンライン

オフライン

getIssuanceTemplate


特定の発行テンプレートの構成データを取得します。

オンライン

createIssuanceTemplate


デフォルトの構成データを使用して新しい発行テンプレートを作成します。

オンライン

deleteIssuanceTemplate


既存の発行テンプレートを削除します。

オンライン

オフライン

検証テンプレート・コマンド



getAllValidationTemplates


既存のすべての検証テンプレートの名前を取得します。

オンライン

オフライン

getValidationTemplate


特定の検証テンプレートの構成データを取得します。

オンライン

オフライン

createWSSValidationTemplate


デフォルトの構成データを使用して新しいWS-Security検証テンプレートを作成します。

オンライン

オフライン

createWSTrustValidationTemplate


デフォルトの構成データを使用して新しいWS-Trust検証テンプレートを作成します。

オンライン

オフライン

deleteValidationTemplate


既存の発行テンプレートを削除します。

オンライン

オフライン


getPartner

パートナ・エントリを取得し、そのパートナの構成を出力するオンライン・コマンド。

説明

パートナ・エントリを取得し、そのパートナの構成を出力します。

構文

getPartner(partnerId)
引数 定義
partnerId

partnerId(パートナのID)を指定します。


次の呼出しは、パートナ・エントリを取得し、customPartnerの構成を出力します。

getPartner(partnerId="customPartner")

getAllRequesterPartners

リクエスタ・タイプのパートナを取得するオンライン・コマンド。

説明

リクエスタ・タイプのパートナを取得します。

構文

getAllRequesterPartners()

次の呼出しは、リクエスタ・タイプのパートナを取得します。

getAllRequesterPartners()

getAllRelyingPartyPartners

リライイング・パーティ・パートナを取得するオンライン・コマンド。

説明

リライイング・パーティ・パートナを取得します。

構文

getAllRelyingPartyPartners()

次の呼出しは、リライイング・パーティ・パートナを取得します。

getAllRelyingPartyPartners()

getAllIssuingAuthorityPartners

発行局パートナを取得し、結果を出力するオンライン・コマンド。

説明

発行局パートナを取得し、結果を出力します。

構文

getAllIssuingAuthorityPartners()

次の呼出しは、発行局パートナを取得し、その結果を出力します。

getAllIssuingAuthorityPartners()

isPartnerPresent

OSTSを問い合せて、指定されたパートナがパートナ・ストア内に存在しているかどうかを判断するオンライン・コマンド。

説明

OSTSを問い合せて、指定されたパートナがパートナ・ストア内に存在しているかどうかを判断し、結果を出力します。

構文

isPartnerPresent(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。


次の呼出しは、OSTSを問い合せて、customPartnerがパートナ・ストア内に存在しているかどうかを判断し、結果を出力します。

isPartnerPresent(partnerId="customPartner")

createPartner

新しいパートナ・エントリを作成するオンライン・コマンド。

説明

提供された情報に基づいて新しいパートナ・エントリを作成します。操作の結果を示すメッセージを表示します。

構文

createPartner(partnerId, partnerType, partnerProfileId, description,
bIsTrusted)
引数 定義
partnerId

作成する新しいパートナのIDを指定します。

partnerType

パートナのタイプを指定します。値として、次のいずれかを指定できます。

  • リクエスタの場合は、STS_REQUESTER

  • リライイング・パーティの場合は、STS_RELYING_PARTY

  • 発行局の場合は、STS_ISSUING_AUTHORITY

partnerProfileId

このパートナに付加するプロファイルIDを指定します。これは、既存のパートナ・プロファイルを参照する必要があります。そのパートナ・プロファイルのタイプは、新しいパートナ・エントリのタイプに従う必要があります。

description

この新しいパートナ・エントリの説明(オプション)を指定します。

bIsTrusted

この新しいパートナを信頼するかどうかを示す値。値は次のいずれかです。

  • 信頼する場合は、true

  • 信頼しない場合は、false


次の呼出しは、STS_Requestorパートナ(customPartner, custom-partnerprofile、説明はcustom requester、信頼の値はtrue)を作成し、操作の結果を示すメッセージを表示します。

createPartner(partnerId="customPartner", partnerType="STS_REQUESTER",
partnerProfileId="custom-partnerprofile", description="custom requester",
bIsTrusted="true")

updatePartner

既存のパートナ・エントリを更新するオンライン・コマンド。

説明

提供された情報に基づいて既存のパートナ・エントリを更新します。操作の結果を示すメッセージを表示します。

構文

updatePartner(partnerId, partnerProfileId, description, bIsTrusted)
引数 定義
partnerId

更新する新しいパートナのIDを指定します。

partnerProfileId

パートナ・プロファイルIDを指定します。これは、既存のパートナ・プロファイルを参照する必要があります。そのパートナ・プロファイルのタイプは、新しいパートナ・エントリのタイプに従う必要があります。

description

この新しいパートナ・エントリの説明(オプション)を指定します。

bIsTrusted

この新しいパートナを信頼するかどうかを示す値。値は次のいずれかです。

  • 信頼する場合は、true

  • 信頼しない場合は、false


次の呼出しは、customPartnerを、新しいプロファイルID(x509-wss-validtemp)、説明(custom requester with new profile id)および信頼の値(false)で更新します。メッセージには、操作の結果が示されます。

updatePartner(partnerId="customPartner", partnerProfileId="x509-wss-validtemp",
description="custom requester with new profile id", bIsTrusted="false")

deletePartner

OSTSからパートナ・エントリを削除するオンライン・コマンド。

説明

OSTSから、partnerIdパラメータによって参照される既存のパートナ・エントリを削除し、操作の結果を出力します。

構文

deletePartner(partnerId)
引数 定義
partnerId

削除するパートナのIDを指定します。


次の呼出しは、OSTSから、partnerIdパラメータによって参照されるcustomPartnerパートナ・エントリを削除し、操作の結果を出力します。

deletePartner(partnerId="customPartner")

getPartnerUsernameTokenUsername

UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナのユーザー名値を取得するオンライン・コマンド。

説明

UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナのユーザー名値を取得し、値を表示します。

構文

getPartnerUsernameTokenUsername(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。


次の呼出しは、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、customPartnerパートナ・ユーザー名値を取得し、値を表示します。

getPartnerUsernameTokenUsername(partnerId="customPartner")

getPartnerUsernameTokenPassword

UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナのパスワード値を取得するオンライン・コマンド。

説明

UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナ・パスワード値を取得し、値を表示します。

構文

getPartnerUsernameTokenPassword(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。


次の呼出しは、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、customPartnerパートナ・パスワード値を取得し、値を表示します。

getPartnerUsernameTokenPassword(partnerId="customPartner")

setPartnerUsernameTokenCredential

UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナ・エントリのユーザー名およびパスワード値を設定するオンライン・コマンド。

説明

UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用される、パートナ・エントリのユーザー名およびパスワード値を設定します。操作の結果を表示します。

構文

setPartnerUsernameTokenCredential(partnerId, UTUsername, UTPassword)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

UTUsername

UNT資格証明検証またはマッピング操作に使用されるユーザー名値を指定します。

UTPassword

UNT資格証明検証またはマッピング操作に使用されるユーザー名値を指定します。


次の呼出しは、customPartnerパートナ・エントリのユーザー名およびパスワード値を設定し、操作の結果を表示します。

setPartnerUsernameTokenCredential(partnerId="customPartner", UTUsername="test", UTPassword="password")

deletePartnerUsernameTokenCredential

パートナ・エントリから、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用されるユーザー名およびパスワード値を削除し、操作の結果を表示するオンライン・コマンド。

説明

パートナ・エントリから、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用されるユーザー名およびパスワード値を削除し、操作の結果を表示します。

構文

deletePartnerUsernameTokenCredential(partnerId)
引数 定義
partnerId

削除するパートナのIDを指定します。


次の呼出しは、パートナ・エントリから、UNT資格証明パートナ検証またはマッピング操作に使用されるユーザー名およびパスワード値を削除し、操作の結果を表示します。

deletePartnerUsernameTokenCredential(partnerId="customPartner")

getPartnerSigningCert

partnerIdパラメータによって参照されるパートナのBase64エンコード署名証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示するオンライン・コマンド。

説明

partnerIdパラメータによって参照されるパートナのBase64エンコード署名証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示します。

構文

getPartnerSigningCert(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。


次の呼出しは、partnerIdパラメータによって参照されるパートナのBase64エンコード署名証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示します。

getPartnerSigningCert(partnerId="customPartner")

getPartnerEncryptionCert

Base64エンコード暗号化証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示するオンライン・コマンド。

説明

partnerIdパラメータによって参照されるパートナのBase64エンコード暗号化証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示します。

構文

getPartnerEncryptionCert(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。


次の呼出しは、partnerIdパラメータによって参照されるパートナのBase64エンコード暗号化証明書を取得し、その値をBase64エンコード文字列として表示します。

getPartnerEncryptionCert(partnerId="customPartner")

setPartnerSigningCert

提供された証明書を署名証明書としてパートナ・エントリにアップロードするオンライン・コマンド。操作の結果を表示します。

説明

提供された証明書を署名証明書として(partnerIdパラメータによって参照される)パートナ・エントリにアップロードします。サポートされている証明書の形式は、DERおよびPEMです。操作の結果を表示します。

構文

setPartnerSigningCert(partnerId, certFile)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

certFile

ローカル・ファイル・システム上の証明書の場所を指定します。サポートされている証明書の形式は、DERおよびPEMです。


次の呼出しは、提供された証明書を署名証明書としてパートナ・エントリcustomPartnerにアップロードします。操作の結果を表示します。

setPartnerSigningCert(partnerId="customPartner", certFile="/temp/signing_cert")

setPartnerEncryptionCert

提供された証明書を暗号化証明書としてパートナ・エントリにアップロードするオンライン・コマンド。操作の結果を表示します。

説明

提供された証明書を暗号化証明書として(partnerIdパラメータによって参照される)パートナ・エントリにアップロードします。操作の結果を表示します。

構文

setPartnerEncryptionCert(partnerId, certFile)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

certFile

ローカル・ファイル・システム上の証明書の場所を指定します。サポートされている証明書の形式は、DERおよびPEMです。


次の呼出しは、提供された証明書を署名証明書としてパートナ・エントリcustomPartnerにアップロードします。操作の結果を表示します。

setPartnerSigningCert(partnerId="customPartner", certFile="/temp/signing_cert")

deletePartnerSigningCert

パートナ・エントリから暗号化証明書を削除し、操作の結果を表示するオンライン・コマンド。

説明

partnerIdパラメータによって参照されるパートナ・エントリから暗号化証明書を削除し、操作の結果を表示します。

構文

deletePartnerSigningCert(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。


次の呼出しは、パートナ・エントリcustomPartnerから暗号化証明書を削除し、操作の結果を表示します。

deletePartnerSigningCert(partnerId="customPartner")

deletePartnerEncryptionCert

パートナ・エントリから署名証明書を削除し、操作の結果を表示するオンライン・コマンド。

説明

partnerIdパラメータによって参照されるパートナ・エントリから署名証明書を削除し、操作の結果を表示します。

構文

deletePartnerEncryptionCert(partnerId)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。


次の呼出しは、パートナ・エントリcustomPartnerから署名証明書を削除し、操作の結果を表示します。

deletePartnerEncryptionCert(partnerId="customPartner")

getPartnerAllIdentityAttributes

リクエスタ・パートナにトークンまたはバインディング・データ(SSLクライアント証明書またはHTTP Basicユーザー名)をマップするために使用されるすべてのアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示するオンライン・コマンド。

説明

リクエスタ・パートナにトークンまたはバインディング・データ(SSLクライアント証明書またはHTTP Basicユーザー名)をマップするために使用されるすべてのアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。

アイデンティティ・マッピング属性があるのは、リクエスタ・タイプのパートナのみです。

構文

getPartnerAllIdentityAttributes(partnerId)
引数 定義
partnerId

リクエスタ・パートナのIDを指定します。アイデンティティ・マッピング属性があるのは、リクエスタ・タイプのパートナのみです。


次の呼出しは、リクエスタ・パートナcustomPartnerにトークンまたはバインディング・データ(SSLクライアント証明書またはHTTP Basicユーザー名)をマップするために使用されるすべてのアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。

getPartnerAllIdentityAttributes(partnerId="customPartner")

getPartnerIdentityAttribute

リクエスタ・パートナにトークンまたはバインディング・データをマップするために使用されるアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示するオンライン・コマンド。

説明

リクエスタ・パートナにトークンまたはバインディング・データ(SSLクライアント証明書またはHTTP Basicユーザー名)をマップするために使用されるアイデンティティ・マッピング属性を取得して表示します。

アイデンティティ・マッピング属性があるのは、リクエスタ・タイプのパートナのみです。

構文

getPartnerIdentityAttribute(partnerId, identityAttributeName)
引数 定義
partnerId

リクエスタ・パートナのIDを指定します。

IdentityAttributeName

取得および表示するアイデンティティ・マッピング属性の名前を指定します。たとえば、httpbasicusernameです。


次の呼出しは、identityAttributeNameによって指定されたidentityAttributeとその値を取得して表示します。

getPartnerIdentityAttribute(partnerId="customPartner", identityAttributeName="httpbasicusername")

setPartnerIdentityAttribute

リクエスタ・パートナのアイデンティティ・マッピング属性を設定するオンライン・コマンド。

説明

partnerIdパラメータによって指定されたリクエスタ・タイプのパートナに対して、identityAttributeNameによって指定されたアイデンティティ・マッピング属性を設定します。それらのアイデンティティ・マッピング属性があるのは、リクエスタ・パートナのみです。操作の結果を表示します。

構文

setPartnerIdentityAttribute(partnerId, identityAttributeName, 
identityAttributeValue)
引数 定義
partnerId

リクエスタ・タイプのパートナのIDを指定します。

identityAttributeName

取得および表示するアイデンティティ・マッピング属性の名前を指定します。

identityAttributeValue

設定するアイデンティティ・マッピング属性の値を指定します。


次の呼出しは、partnerIdパラメータによって指定されたリクエスタ・タイプのリクエスタ・パートナに対して、identityAttributeNameによって指定されたアイデンティティ・マッピング属性を設定します。操作の結果を表示します。

setPartnerIdentityAttribute(partnerId="customPartner", 
identityAttributeName="httpbasicusername",identityAttributeValue="test")

deletePartnerIdentityAttribute

アイデンティティ・マッピング属性を削除するオンライン・コマンド。

説明

identityAttributeNameによって指定されたアイデンティティ・マッピング属性を削除します。

リクエスタ・パートナにトークンまたはバインディング・データ(SSLクライアント証明書またはHTTP Basicユーザー名)をマップするために使用されるアイデンティティ・マッピング属性。それらの属性があるのは、リクエスタ・パートナのみです。

構文

deletePartnerIdentityAttribute(partnerId, identityAttributeName)
引数 定義
partnerId

パートナのIDを指定します。

identityAttributeName

削除するアイデンティティ・マッピング属性の名前を指定します。


次の呼出しは、リクエスタ・パートナcustomPartnerに対して、identityAttributeNameによって指定されたアイデンティティ・マッピング属性を削除します。

deletePartnerIdentityAttribute(partnerId="customPartner", 
identityAttributeName="httpbasicusername")

getAllWSPrefixAndPartnerMappings

リライイング・パーティ・パートナ・マッピングに対するすべてのWSプレフィックスを取得して表示するオンライン・コマンド。

説明

リライイング・パーティ・パートナ・マッピングに対するすべてのWSプレフィックスを取得して表示します。

構文

getAllWSPrefixAndPartnerMappings() 

次の呼出しは、WSプレフィックスを取得して表示します。

getAllWSPrefixAndPartnerMappings() 

getWSPrefixAndPartnerMapping

指定されたwsprefixパラメータにマップされているリライイング・パーティ・パートナを取得して表示するオンライン・コマンド(そのWSプレフィックスに対するマッピングが存在する場合)。

説明

指定されたwsprefixパラメータにマップされているリライイング・パーティ・パートナを取得して表示します(そのWSプレフィックスに対するマッピングが存在する場合)。

構文

getWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix) 
引数 定義
wsprefix

取得および表示するWSプレフィックス・エントリを指定します。パスはオプションです。指定する場合は、次の形式である必要があります。

http_protocol://hostname_ip/path


次の呼出しは、指定されたwsprefixパラメータにマップされているリライイング・パーティ・パートナを取得して表示します(そのWSプレフィックスに対するマッピングが存在する場合)。

getWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix="http://host1.example.com/path")

createWSPrefixAndPartnerMapping

リライイング・パートナへの新しいWSプレフィックス・マッピングを作成するオンライン・コマンド。

説明

partneridパラメータによって参照されるリライイング・パートナへの新しいWSプレフィックス・マッピングを作成し、操作の結果を表示します。

構文

createWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix, partnerid, description)
引数 定義
wsprefix

取得および表示するWSプレフィックス・エントリを指定します。パスはオプションです。指定する場合は、次の形式である必要があります。

http_protocol://hostname_ip/path

partnerId

パートナのIDを指定します。

description

説明を指定します(オプション)。


次の呼出しは、partneridパラメータによって参照されるリライイング・パートナへの新しいWSプレフィックス・マッピングを作成し、操作の結果を表示します。

createWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix="http://host1.example.com/path",
partnerid="customRPpartner", description="some description")

deleteWSPrefixAndPartnerMapping

リライイング・パートナへのWSプレフィックスの既存のマッピングを削除するオンライン・コマンド。

説明

リライイング・パートナへのWSプレフィックスの既存のマッピングを削除し、操作の結果を表示します。

構文

deleteWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix)
引数 定義
wsprefix

取得および表示するWSプレフィックス・エントリを指定します。パスはオプションです。指定する場合は、次の形式である必要があります。

http_protocol://hostname_ip/path


次の呼出しは、リライイング・パートナへのWSプレフィックスの既存のマッピングを削除し、操作の結果を表示します。

deleteWSPrefixAndPartnerMapping(wsprefix="http://host1.example.com/path")

getAllPartnerProfiles

既存のすべてのパートナ・プロファイルの名前を取得し、それらを表示するオンライン・コマンド。

説明

既存のすべてのパートナ・プロファイルの名前を取得し、それらを表示します。

構文

getAllPartnerProfiles()

次の呼出しは、既存のすべてのパートナ・プロファイルの名前を取得し、それらを表示します。

getAllPartnerProfiles()

getPartnerProfile

特定のパートナ・プロファイルの構成データを取得し、そのプロファイルのコンテンツを表示するオンライン・コマンド。

説明

partnerProfileIdパラメータによって参照されるパートナ・プロファイルの構成データを取得し、そのプロファイルのコンテンツを表示します。

構文

getPartnerProfile(partnerProfileId)
引数 定義
partnerProfileId

パートナ・プロファイルの名前を指定します。


次の呼出しは、partnerProfileIdパラメータによって参照されるパートナ・プロファイルの構成データを取得し、そのプロファイルのコンテンツを表示します。

getPartnerProfile(partnerProfileId="custom-partnerprofile")

createRequesterPartnerProfile

デフォルトの構成データを使用して新しいリクエスタ・パートナ・プロファイルを作成するオンライン・コマンド。

説明

デフォルトの構成データを使用して新しいリクエスタ・パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。

表4-9では、このコマンドで作成されるデフォルト構成について説明します。

表4-9 デフォルト構成: createRequesterPartnerProfile

要素 説明
Return Error for Missing Claims

デフォルト: false

Allow Unmapped Claims

デフォルト: false

Token Type Configuration

「トークン・タイプ構成」表には、次のエントリが含まれます。WS-Trust検証テンプレートへのトークン・タイプのマッピングはありません。

  • 次の外部URIにマップされているSAML 1.1トークン・タイプ:

    http://docs.oasis-open.org/wss/oasis-wss-saml-
    token-profile-1.1#SAMLV1.1
    

    SAML 1.1トークン・タイプは、どのWS-Trust検証テンプレートにもマップされません。

  • 次の外部URIにマップされているSAML 2.0トークン・タイプ:

    http://docs.oasis-open.org/wss/oasis-wss-saml-
    token-profile-1.1#SAMLV2.0
    

    SAML 2.0トークン・タイプは、どのWS-Trust検証テンプレートにもマップされません。

  • 次の外部URIにマップされているユーザー名トークン・タイプ:

    http://docs.oasis-open.org/wss/2004/01/oasis-
    200401-wss-username-token-profile-1.0#UsernameToken
    

    ユーザー名トークン・タイプは、どのWS-Trust検証テンプレートにもマップされません。

注意: トークン・タイプ構成、および検証テンプレート・マッピングに対するトークン・タイプはいずれも空になります。

Attribute Name Mapping

デフォルト: Attribute Name Mapping表は、デフォルトでは空です。


構文

createRequesterPartnerProfile(partnerProfileId, defaultRelyingPartyPPID, 
description)
引数 定義
partnerProfileId

パートナ・プロファイルの名前を指定します。

defaultRelyingPartyPPID

RSTにAppliesToフィールドがない場合、またはAppliesToフィールドをリライイング・パーティ・パートナにマップできない場合に使用するリライイング・パーティ・パートナ・プロファイルを指定します。

description

このパートナ・プロファイルの説明(オプション)を指定します。


次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しいリクエスタ・パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。デフォルト・データの説明については、表4-9を参照してください。

createRequesterPartnerProfile(partnerProfileId="custom-partnerprofile",
defaultRelyingPartyPPID="rpPartnerProfileTest", description="custom
partner profile")

createRelyingPartyPartnerProfile

デフォルトの構成データを使用して新しいリライイング・パーティ・パートナ・プロファイルを作成するオンライン・コマンド。

説明

デフォルトの構成データを使用して新しいリライイング・パーティ・パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。

表4-10では、このコマンドで作成されるデフォルト構成について説明します。

表4-10 デフォルト構成: createRelyingPartyPartnerProfile

要素 説明

ポリシーのダウンロード

デフォルト: false

マップされていない要求を許可

デフォルト: false

トークン・タイプ構成

「トークン・タイプ構成」には、次のような単一のエントリが含まれます。

  • トークン・タイプが、defaultIssuanceTemplateIDによって参照される発行テンプレートのタイプに設定されている。

  • 発行テンプレートがdefaultIssuanceTemplateIDに設定されている。

注意: defaultIssuanceTemplateIDによって参照される発行テンプレートのトークン・タイプは、発行テンプレートにリンクされますが、他のトークン・タイプは、どの発行テンプレートにもリンクされません。

defaultIssuanceTemplateIDによって参照される発行テンプレートがカスタム・トークン・タイプの発行テンプレートである場合、表には、外部URIとしてカスタム・トークン・タイプにマップされ、かつdefaultIssuanceTemplateIDによって参照される発行テンプレートにマップされている、カスタム・トークン・タイプの1つのエントリのみが含まれます。

属性名マッピング

「属性名マッピング」表は、デフォルトでは空です。


構文

createRelyingPartyPartnerProfile(partnerProfileId, defaultIssuanceTemplateID, 
description)
引数 定義
partnerProfileId

パートナ・プロファイルの名前を指定します。

defaultIssuanceTemplateID

RSTにトークン・タイプが指定されてない場合に発行される、デフォルトの発行テンプレートおよびトークン・タイプを指定します。

description

このパートナ・プロファイルの説明(オプション)を指定します。


次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しいリライイング・パーティ・パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。

createRelyingPartyPartnerProfile(partnerProfileId="custom-partnerprofile",
defaultIssuanceTemplateID="saml11-issuance-template", description="custom partner profile")

createIssuingAuthorityPartnerProfile

デフォルトの構成データを使用して新しい発行局パートナ・プロファイルを作成するオンライン・コマンド。

説明

表4-11のデフォルトの構成データを使用して新しい発行局パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。

表4-11 デフォルト構成: createIssuingAuthorityPartnerProfile

要素 説明

サーバー・クロック・ドリフト

デフォルト: 600秒

トークン・マッピング

「トークン・マッピング」セクションは、次のように構成されます。

  • 簡易ユーザー・マッピングのオーバーライド: false

  • ユーザー名前IDマッピングのオーバーライド: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングのオーバーライド: false

  • 簡易パートナ・マッピングのオーバーライド: false

  • パートナ名前IDマッピングのオーバーライド: false

空のフィールド

  • 簡易ユーザー・マッピング

  • 属性ベース・ユーザー・マッピング

  • 簡易パートナ・マッピング

パートナ名前IDマッピング

パートナ名前IDマッピング表は、名前IDフォーマットとして次のエントリを使用してプロビジョニングされます。ただし、データストア列内にデータがない場合、defaultIssuanceTemplateIDによって参照される発行テンプレートは、トークン・タイプがSAML 1.1、SAML 2.0またはユーザー名である発行テンプレートです。

この表には、次のエントリが含まれます。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedName

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectName

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberos

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistent

ユーザー名前IDマッピング

ユーザー名前IDマッピング表は、名前IDフォーマットとして次のエントリを使用してプロビジョニングされます。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedName、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectName、データストア列で設定されているdn

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress、データストア列で設定されているmail

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberos、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistent、空のデータストア列

属性マッピング

「属性値マッピング」および「属性名マッピング」表は、デフォルトでは空です。


構文

createIssuingAuthorityPartnerProfile(partnerProfileId, description)
引数 定義
partnerProfileId

パートナ・プロファイルの名前を指定します。

description

このパートナ・プロファイルの説明(オプション)を指定します。


次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しい発行局パートナ・プロファイルを作成し、操作の結果を表示します。

createIssuingAuthorityPartnerProfile(partnerProfileId="custom-partnerprofile"
description="custom partner profile")

deletePartnerProfile

partnerProfileIdパラメータによって参照されるパートナ・プロファイルを削除するオンライン・コマンド。

説明

partnerProfileIdパラメータによって参照されるパートナ・プロファイルを削除し、操作の結果を表示します。

構文

deletePartnerProfile(partnerProfileId) 
引数 定義
partnerProfileId

削除するパートナ・プロファイルの名前を指定します。


次の呼出しは、partnerProfileIdパラメータによって参照されるパートナ・プロファイルを削除し、操作の結果を表示します。

deletePartnerProfile(partnerProfileId="custom-partnerprofile")

getAllIssuanceTemplates

既存のすべての発行テンプレートの名前を取得するオンライン・コマンド。

説明

既存のすべての発行テンプレートの名前を取得し、それらを表示します。

構文

getAllIssuanceTemplates 

次の呼出しは、既存のすべての発行テンプレートの名前を取得し、それらを表示します。

getAllIssuanceTemplates

getIssuanceTemplate

特定の発行テンプレートの構成データを取得するオンライン・コマンド。

説明

issuanceTemplateIdパラメータによって参照される発行テンプレートの構成データを取得し、そのテンプレートのコンテンツを表示します。

構文

getIssuanceTemplate(issuanceTemplateId) 
引数 定義
issuanceTemplateId

発行テンプレートの名前を指定します。


次の呼出しは、issuanceTemplateIdパラメータによって参照される発行テンプレートの構成データを取得し、そのテンプレートのコンテンツを表示します。

getIssuanceTemplate(issuanceTemplateId="custom-issuancetemp")

createIssuanceTemplate

デフォルトの構成データを使用して新しい発行テンプレートを作成するオンライン・コマンド。

説明

デフォルトの構成データを使用して新しい発行テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。

表4-12では、このコマンドのデフォルト構成について説明します。

表4-12 デフォルト構成: createIssuanceTemplate

トークン・タイプ 説明

ユーザー名

発行テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • 暗号化されたトークンの送信: false

  • 名前IDユーザー属性: uid

  • 名前IDユーザー属性ストア: ユーザー・ストア

  • パスワード属性: (空)

  • Nonceを含める: true

  • タイムスタンプを含める: true

SAML 1.1

または

SAML 2.0

発行テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • 暗号化されたトークンの送信: false

  • アサーション発行者: OAMホスト名

  • 名前IDフォーマット: 電子メール・アドレス

  • 名前IDユーザー属性: mail

  • 名前IDユーザー属性ストア: ユーザー・ストア

  • 名前ID修飾子: (空)

  • Authn文を含める: true

  • Attr文を含める: true

  • アサーションの署名: true

  • 署名に証明書を含める: true

  • 暗号化された名前IDの送信: false(SAML 2.0のみ)

  • デフォルト・サブジェクト確認メソッド: 送信者保証

  • HOK対称鍵の計算: true

  • HOK対称鍵生成アルゴリズム: http://www.w3.org/2001/04/xmlenc#aes128-cbc

空の表: 属性名マッピング、属性値マッピングおよび属性値フィルタ

カスタム・タイプ

発行テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • 暗号化されたトークンの送信: false


構文

createIssuanceTemplate(issuanceTemplateId, tokenType, signingKeyId, 
description) 
引数 定義
issuanceTemplateId

作成する発行テンプレートの名前を指定します。

tokenType

指定できる値は次のとおりです。

  • username: トークン・タイプがUsernameTokenであることを示します。

  • saml11: トークン・タイプがSAML 1.1アサーションであることを示します。

  • saml20: トークン・タイプがSAML 2.0アサーションであることを示します。

  • <other>: この場合、トークン・タイプは、カスタム・トークン・タイプであると想定され、<other>によって参照されます(<other>は値で置換します)。

signingKeyId

送信SAMLアサーションに署名するために使用されるキー・エントリ(STS一般設定のUIセクションで定義されています)を参照するkeyIDを指定します。トークン・タイプがsaml11またはsaml20である場合のみ必須です。

description

説明(オプション)。


次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しい発行テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。

createIssuanceTemplate(issuanceTemplateId="custom-issuancetemp", tokenType="saml20", signingKeyId="osts_signing", description="custom issuance template")

deleteIssuanceTemplate

issuanceTemplateIdパラメータによって参照される発行テンプレートを削除し、操作の結果を表示するオンライン・コマンド。

説明

issuanceTemplateIdパラメータによって参照される発行テンプレートを削除し、操作の結果を表示します。

構文

deleteIssuanceTemplate(issuanceTemplateId) 
引数 定義
issuanceTemplateId

削除する既存の発行テンプレートの名前を指定します。


次の呼出しは、issuanceTemplateIdパラメータによって参照される発行テンプレートを削除し、操作の結果を表示します。

deleteIssuanceTemplate(issuanceTemplateId="custom-issuancetemp")

getAllValidationTemplates

既存のすべての検証テンプレートの名前を取得するオンライン・コマンド。

説明

既存のすべての検証テンプレートの名前を取得し、それらを表示します。

構文

getAllValidationTemplates() 

次の呼出しは、既存のすべての検証テンプレートの名前を取得し、それらを表示します。

getAllValidationTemplates()

getValidationTemplate

特定の検証テンプレートの構成データを取得し、そのテンプレートのコンテンツを表示するオンライン・コマンド。

説明

validationTemplateIdパラメータによって参照される検証テンプレートの構成データを取得し、そのテンプレートのコンテンツを表示します。

構文

getValidationTemplate(validationTemplateId) 
引数 定義
validationTemplateId

既存の検証テンプレートの名前を指定します。


次の呼出しは、特定の検証テンプレートの構成データを取得し、そのテンプレートのコンテンツを表示します。

getValidationTemplate(validationTemplateId="custom-wss-validtemp")

createWSSValidationTemplate

デフォルトの構成データを使用して新しい検証テンプレートを作成するオンライン・コマンド。

説明

デフォルトの構成データを使用して新しい検証テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。

WSS検証テンプレートは、トークン・タイプに応じて表4-13の値を使用して作成されます。

表4-13 デフォルト構成: createWSSValidationTemplate

トークン・タイプ 説明

ユーザー名

検証テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • タイムスタンプの存続期間: 600秒

  • 資格証明検証の有効化: true

  • 検証ソース: パートナ

  • トークン・マッピング: トークンの宛先パートナのマップ

  • 簡易パートナ・マッピングの有効化: true

  • パートナ・データストア属性: username

SAML 1.1

または

SAML 2.0

検証テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • 認証タイムアウト: 3600秒

  • タイムスタンプの存続期間: 3600秒

「トークン・マッピング」セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先パートナのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: false

  • ユーザー名前IDマッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 簡易パートナ・マッピングの有効化: false

  • パートナ名前IDマッピングの有効化: false

空のフィールド: ユーザー・トークン属性、ユーザー・データストア属性および属性ベース・ユーザー・マッピング

さらに:

  • パートナ・トークン属性: NameID

  • パートナ・データストア属性: username

パートナ名前IDマッピング表は、名前IDフォーマットとして次のエントリを使用してプロビジョニングされますが、データストア列内のデータは使用されません。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedName

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectName

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberos

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistent

ユーザー名前IDマッピング表は、名前IDフォーマットとして次のエントリを使用してプロビジョニングされます。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedName、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectName、データストア列で設定されているdn

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress、データストア列で設定されているmail

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberos、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistent、空のデータストア列

X.509

「トークン・マッピング」セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先パートナのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 簡易パートナ・マッピングの有効化: true

空のフィールド: ユーザー・トークン属性、ユーザー・データストア属性および属性ベース・ユーザー・マッピング

さらに:

  • パートナ・トークン属性: DN

  • パートナ・データストア属性: sslclientcertdn

Kerberos

「トークン・マッピング」セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: true

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 簡易パートナ・マッピングの有効化: false

空のフィールド: パートナ・トークン属性、パートナ・データストア属性および属性ベース・ユーザー・マッピング

さらに:

  • ユーザー・トークン属性: TPE_KERBEROS_PRINCIPAL_FULL

  • ユーザー・データストア属性: mail


構文

createWSSValidationTemplate(templateId, tokenType,
defaultRequesterPPID, description)
引数 定義
templateId

作成する検証テンプレートの名前を指定します。

tokenType

検証テンプレートのトークン・タイプを指定します。指定できる値は次のとおりです。

  • username: トークン・タイプがUsernameTokenであることを示します。

  • saml11: トークン・タイプがSAML 1.1アサーションであることを示します。

  • saml20: トークン・タイプがSAML 2.0アサーションであることを示します。

  • x509: トークン・タイプがX.509証明書であることを示します。

  • kerberos: トークン・タイプがKerberosトークンであることを示します。

  • oam: トークン・タイプがOAMであることを示します。

defaultRequesterPPID

OSTSが着信メッセージをリクエスタにマップしないように構成されている場合に使用するリクエスタ・パートナ・プロファイルを指定します。

description

説明を指定します(オプション)。


次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しい検証テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。

createWSSValidationTemplate(templateId="custom-wss-validtemp", tokenType="custom",
defaultRequesterPPID="requesterPartnerProfileTest", description="custom validation 
template")

createWSTrustValidationTemplate

デフォルトの構成データを使用して新しいWS-Trust検証テンプレートを作成するオンライン・コマンド。

説明

デフォルトの構成データを使用して新しいWS-Trust検証テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。

WS-Trust検証テンプレートは、トークン・タイプに応じて表4-14の値を使用して作成されます。

表4-14 デフォルト構成: createWSTrustValidationTemplate

トークン・タイプ 説明

ユーザー名

WS-Trust検証テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • タイムスタンプの存続期間: 600秒

  • 資格証明検証の有効化: false

  • 検証ソース: ユーザー・ストア

  • トークン・マッピング: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: true

  • ユーザー・データストア属性: uid

SAML 1.1

または

SAML 2.0

WS-Trust検証テンプレートは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • 認証タイムアウト: 3600秒

  • タイムスタンプの存続期間: 3600秒

「トークン・マッピング」セクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: false

  • ユーザー名前IDマッピングの有効化: true

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

空のフィールド: ユーザー・データストア属性、属性ベース・ユーザー・マッピング

ユーザー名前IDマッピング表は、名前IDフォーマットとして次のエントリを使用してプロビジョニングされます。

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:WindowsDomainQualifiedName、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:X509SubjectName、データストア列で設定されているdn

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:emailAddress、データストア列で設定されているmail

  • urn:oasis:names:tc:SAML:1.1:nameid-format:unspecified、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:kerberos、空のデータストア列

  • urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:persistent、空のデータストア列

X.509

WS-Trustトークン・マッピングセクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: true

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 簡易パートナ・マッピングの有効化: true

  • ユーザー・トークン属性: CN

  • ユーザー・データストア属性: CN

  • 属性ベース・ユーザー・マッピング(空)

Kerberos

WS-Trustトークン・マッピングセクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: true

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピング(空)

  • ユーザー・トークン属性: TPE_KERBEROS_PRINCIPAL_FULL

  • ユーザー・データストア属性: mail

OAM

WS-Trustトークン・マッピングセクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: トークンの宛先ユーザーのマップ

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: true

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピング(空)

  • ユーザー・トークン属性: TPE_NAME_ID

  • ユーザー・データストア属性: uid

custom

WS-Trustトークン・マッピングセクションは、次のデフォルト値を使用して作成されます。

  • トークンのマップ: いずれの宛先にもマップしない

  • 簡易ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピングの有効化: false

  • 属性ベース・ユーザー・マッピング(空)

  • ユーザー・トークン属性: (空)

  • ユーザー・データストア属性: (空)


構文

createWSTrustValidationTemplate(templateId, tokenType, description)
引数 定義
templateId

作成するWS-Trust検証テンプレートの名前を指定します。

tokenType

WS-Trust検証テンプレートのトークン・タイプを指定します。指定できる値は次のとおりです。

  • username: トークン・タイプがUsernameTokenであることを示します。

  • saml11: トークン・タイプがSAML 1.1アサーションであることを示します。

  • saml20: トークン・タイプがSAML 2.0アサーションであることを示します。

  • x509: トークン・タイプがX.509証明書であることを示します。

  • kerberos: トークン・タイプがKerberosトークンであることを示します。

  • oam: トークン・タイプが(デフォルトでサポートされている)Oracle Access Managerトークンであることを示します。

  • <other>: この場合、トークン・タイプは、カスタム・トークン・タイプであると想定され、<other>によって参照されます(<other>は値で置換します)。

description

説明を指定します(オプション)。


次の呼出しは、デフォルトの構成データを使用して新しいWS-Trust検証テンプレートを作成し、操作の結果を表示します。

createWSTrustValidationTemplate(templateId="custom-wss-validtemp", 
tokenType="custom", description="custom validation template")

deleteValidationTemplate

検証テンプレートを削除するオンライン・コマンド。

説明

validationTemplateIdパラメータによって参照される検証テンプレートを削除し、操作の結果を表示します。

構文

deleteValidationTemplate(validationTemplateId)
引数 定義
validationTemplateId

削除する検証テンプレートの名前を指定します。


次の呼出しは、validationTemplateIdパラメータによって参照される検証テンプレートを削除し、操作の結果を表示します。

deleteValidationTemplate(validationTemplateId="custom-wss-validtemp") 

Oracleキーストア・サービス

この項では、OPSSキーストア・サービスで使用されるコマンドについて説明します。


注意:

キーストア・サービス・コマンドを使用するには、OPSSハンドルを取得する必要があります。詳細は、Oracle Fusion Middlewareセキュリティ・ガイドのキーストア・サービスでのキーと証明書の管理に関する項を参照してください。


表4-15では、キーストア・サービスを管理するために使用されるWLSTコマンドを示します。

表4-15 OPSSキーストア・サービス・コマンド

コマンド 説明

changeKeyPassword


キーのパスワードを変更します。

changeKeyStorePassword


キーストアのパスワードを変更します。

createKeyStore


キーストアを作成します。

deleteKeyStore


キーストアを削除します。

deleteKeyStoreEntry


キーストア内のエントリを削除します。

exportKeyStore


キーストアをファイルにエクスポートします。

exportKeyStoreCertificate


証明書をファイルにエクスポートします。

exportKeyStoreCertificateRequest


証明書リクエストをファイルにエクスポートします。

generateKeyPair


キー・ペアを生成します。

generateSecretKey


秘密鍵を生成します。

getKeyStoreCertificates


証明書または信頼できる証明書に関する情報を取得します。

getKeyStoreSecretKeyProperties


秘密鍵プロパティを取得します。

importKeyStore


ファイルからキーストアをインポートします。

importKeyStoreCertificate


証明書または他のオブジェクトをインポートします。

listExpiringCertificates


指定された期間内に期限切れとなる証明書を一覧表示します。

listKeyStoreAliases


キーストア内の別名を一覧表示します。

listKeyStores


ストライプ内のすべてのキーストアを一覧表示します。


changeKeyPassword

キーのパスワードを変更します。

説明

キーのパスワードを変更します。

構文

svc.changeKeyPassword(appStripe='stripe', name='keystore', password='password', 
alias='alias', currentkeypassword='currentkeypassword', 
newkeypassword='newkeypassword')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアを含むストライプの名前を指定します。

name

キーストアの名前を指定します。

password

キーストアのパスワードを指定します。

alias

パスワードを変更するキー・エントリの別名を指定します。

currentkeypassword

キーの現在のパスワードを指定します。

newkeypassword

キーの新しいパスワードを指定します。


この例では、キー・エントリorakeyのパスワードを変更します。

svc.changeKeyPassword(appStripe='system', name='keystore', password='password', 
alias='orakey', currentkeypassword='currentkeypassword', 
newkeypassword='newkeypassword')

changeKeyStorePassword

キーストアのパスワードを変更します。

説明

指定されたキーストアのパスワードを変更します。

構文

svc.changeKeyStorePassword(appStripe='stripe', name='keystore', currentpassword='currentpassword', newpassword='newpassword')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアを含むストライプの名前を指定します。

name

キーストアの名前を指定します。

currentpassword

キーストアの現在のパスワードを指定します。

newpassword

キーストアの新しいパスワードを指定します。


この例では、keystore2のパスワードを変更します。

svc.changeKeyStorePassword(appStripe='system', name='keystore2', 
currentpassword='currentpassword', newpassword='newpassword')

createKeyStore

このキーストア・サービス・コマンドは、新しいキーストアを作成します。

説明

指定されたアプリケーション・ストライプに新しいキーストアを作成します。

構文

svc.createKeyStore(appStripe='stripe', name='keystore', password='password',permission=true|false)
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが作成されるストライプの名前を指定します。

name

新しいキーストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

permission

キーストアが権限によってのみ保護される場合、このパラメータはtrueです。権限とパスワードの両方によって保護される場合はfalseです。


この例では、keystore1という名前のキーストアを作成します。

svc.createKeyStore(appStripe='system', name='keystore1', password='password', permission=true)

deleteKeyStore

指定されたキーストアを削除します。

説明

このキーストア・サービス・コマンドは、指定されたキーストアを削除します。

構文

svc.deleteKeyStore(appStripe='stripe', name='keystore', password='password')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

削除するキーストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。


この例では、keystore1という名前のキーストアを削除します。

svc.deleteKeyStore(appStripe='system', name='keystore1', password='password')

deleteKeyStoreEntry

キーストア・エントリを削除します。

説明

このコマンドは、キーストア内の指定されたエントリを削除します。

構文

svc.deleteKeyStoreEntry(appStripe='stripe', name='keystore', 
password='password', alias='alias', keypassword='keypassword')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

alias

削除するエントリの別名を指定します。

keypassword

削除するエントリのキー・パスワードを指定します。


この例では、別名orakeyで表されるキーストア・エントリを削除します。

svc.deleteKeyStoreEntry(appStripe='system', name='keystore2', password='password', alias='orakey', keypassword='keypassword')

exportKeyStore

キーストアをファイルにエクスポートします。

説明

指定されたファイルにキーストアをエクスポートします。

構文

svc.exportKeyStore(appStripe='stripe', name='keystore', password='password', 

aliases='comma-separated-aliases', keypasswords='comma-separated-keypasswords', type='keystore-type', filepath='absolute_file_path')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

aliases

エクスポートする別名のカンマ区切りのリスト。

keypasswords

別名に対応するキー・パスワードのカンマ区切りのリスト。

type

エクスポートされるキーストアのタイプ。有効な値は、JKSまたはJCEKSです。

filepath

キーストアのエクスポート先となるファイルの絶対パス。


この例では、指定されたキーストアから2つの別名をエクスポートします。

svc.exportKeyStore(appStripe='system', name='keystore2', 
password='password',aliases='orakey,seckey', 
keypasswords='keypassword1,keypassword2', 
type='JKS',filepath='/tmp/file.jks')

exportKeyStoreCertificate

証明書をエクスポートします。

説明

証明書、信頼できる証明書または証明書チェーンをエクスポートします。

構文

svc.exportKeyStoreCertificate(appStripe='stripe', name='keystore', 
password='password', alias='alias', keypassword='keypassword', 
type='entrytype',filepath='absolute_file_path')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

alias

エクスポートするエントリの別名を指定します。

keypassword

キー・パスワードを指定します。

type

エクスポートするキーストア・エントリのタイプを指定します。有効な値は、Certificate、TrustedCertificateまたはCertificateChainです。

filepath

証明書、信頼できる証明書または証明書チェーンのエクスポート先となるファイルの絶対パスを指定します。


この例では、別名orakeyに対応する証明書をエクスポートします。

svc.exportKeyStoreCertificate(appStripe='system', name='keystore2', 
password='password', alias='orakey', keypassword='keypassword', 
type='Certificate', filepath='/tmp/cert.txt')

exportKeyStoreCertificateRequest

証明書リクエストをエクスポートします。

説明

証明書リクエストを生成し、キーストアからエクスポートします。

構文

svc.exportKeyStoreCertificateRequest(appStripe='stripe', name='keystore', 
password='password', alias='alias', keypassword='keypassword', 
filepath='absolute_file_path')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

alias

エントリの別名を指定します。

keypassword

キー・パスワードを指定します。

filepath

証明書リクエストのエクスポート先となるファイルの絶対パスを指定します。


この例では、別名orakeyに対応する証明書リクエストをエクスポートします。

svc.exportKeyStoreCertificateRequest(appStripe='system', name='keystore2', 
password='password', alias='orakey', keypassword='keypassword', 
filepath='/tmp/certreq.txt')

generateKeyPair

キーストアにキー・ペアを生成します。

説明

キーストアにキー・ペアを生成し、デモCA署名証明書にラップします。

構文

svc.generateKeyPair(appStripe='stripe', name='keystore', password='password', 
dn='distinguishedname', keysize='keysize', alias='alias', 
keypassword='keypassword')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

dn

キー・ペアをラップする証明書の識別名を指定します。

keysize

キー・サイズを指定します。

alias

キー・ペア・エントリの別名を指定します。

keypassword

キー・パスワードを指定します。


この例では、keystore2にキー・ペアを生成します。

svc.generateKeyPair(appStripe='system', name='keystore2', password='password', dn='cn=www.oracle.com', keysize='1024', alias='orakey', keypassword='keypassword')

generateSecretKey

秘密鍵を生成します。

説明

キーストアに対称鍵を生成します。

構文

svc.generateSecretKey(appStripe='stripe', name='keystore', password='password', 
algorithm='algorithm', keysize='keysize', alias='alias', 
keypassword='keypassword')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

algorithm

対称鍵のアルゴリズムを指定します。

keysize

キー・サイズを指定します。

alias

キー・エントリの別名を指定します。

keypassword

キー・パスワードを指定します。


この例では、keystore2にキー・サイズ128のキー・ペアを生成します。

svc.generateSecretKey(appStripe='system', name='keystore2', password='password', 
algorithm='AES', keysize='128', alias='seckey', keypassword='keypassword')

getKeyStoreCertificates

キーストアから証明書を取得します。

説明

証明書または信頼できる証明書に関する情報を取得します。

構文

svc.getKeyStoreCertificates(appStripe='stripe', name='keystore', 
password='password', alias='alias', keypassword='keypassword')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

alias

表示する証明書、信頼できる証明書または証明書チェーンの別名を指定します。

keypassword

キー・パスワードを指定します。


この例では、keystore3に関連付けられている証明書を取得します。

svc.getKeyStoreCertificates(appStripe='system', name='keystore3', password='password', alias='orakey', keypassword='keypassword')

getKeyStoreSecretKeyProperties

秘密鍵のプロパティを取得します。

説明

アルゴリズムなどの秘密鍵のプロパティを取得します。

構文

svc.getKeyStoreSecretKeyProperties(appStripe='stripe', name='keystore', 
password='password', alias='alias', keypassword='keypassword')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

alias

プロパティを表示する秘密鍵の別名を指定します。

keypassword

秘密鍵のパスワードを指定します。


この例では、秘密鍵seckeyのプロパティを取得します。

svc.getKeyStoreSecretKeyProperties(appStripe='system', name='keystore3', 
password='password', alias='seckey', keypassword='keypassword')

importKeyStore

ファイルからキーストアをインポートします。

説明

システム・ファイルからキーストアをインポートします。

構文

svc.importKeyStore(appStripe='stripe', name='keystore', password='password', 
aliases='comma-separated-aliases', keypasswords='comma-separated-keypasswords', 
type='keystore-type', permission=true|false, filepath='absolute_file_path')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

aliases  

ファイルからインポートするエントリのカンマ区切りの別名を指定します。

keypasswords  

ファイル内のキーのカンマ区切りのパスワードを指定します。

type  

インポートされるキーストアのタイプを指定します。有効な値は、JKSまたはJCEKSです。

filepath 

インポートするキー・ストア・ファイルの絶対パスを指定します。

permission 

キーストアが権限によってのみ保護される場合はtrue、権限とパスワードの両方によって保護される場合はfalseを指定します。


この例では、keystore2にファイルをインポートします。

svc.importKeyStore(appStripe='system', name='keystore2', 
password='password',aliases='orakey,seckey', keypasswords='keypassword1, 
keypassword2', type='JKS', permission=true, filepath='/tmp/file.jks')

importKeyStoreCertificate

証明書または指定された他のオブジェクトをインポートします。

説明

証明書、信頼できる証明書または証明書チェーンをインポートします。

構文

svc.importKeyStoreCertificate(appStripe='stripe', name='keystore', 
password='password', alias='alias', keypassword='keypassword', 
type='entrytype',filepath='absolute_file_path')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

alias  

インポートするエントリの別名を指定します。

keypassword  

新たにインポートされるエントリのキー・パスワードを指定します。

type  

インポートするキーストア・エントリのタイプを指定します。有効な値は、Certificate、TrustedCertificateまたはCertificateChainです。

filepath  

証明書、信頼できる証明書または証明書チェーンのインポート元となるファイルの絶対パスを指定します。


この例では、keystore2に証明書をインポートします。

svc.importKeyStoreCertificate(appStripe='system', name='keystore2', 
password='password', alias='orakey', keypassword='keypassword', 
type='Certificate', filepath='/tmp/cert.txt')

listExpiringCertificates

期限切れになる証明書を一覧表示します。

説明

期限切れになる証明書を一覧表示し、オプションでそれらの期限を更新します。

構文

svc.listExpiringCertificates(days='days', autorenew=true|false)
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

days  

日数を指定します。リストには、指定された日数内に期限切れとなる証明書のみが含まれます。

autorenew  

期限切れとなる証明書を自動的に更新する場合はtrue、それらを一覧表示するのみの場合はfalseを指定します。


この例では、1年以内に期限切れとなる証明書を一覧表示し、それらの更新を要求します。

svc.listExpiringCertificates(days='365', autorenew=true)

listKeyStoreAliases

キーストア内の別名を一覧表示します。

説明

キーストア内の、指定されたエントリ・タイプの別名を一覧表示します。

構文

構文は次のとおりです。

svc.listKeyStoreAliases(appStripe='stripe', name='keystore', 
password='password', type='entrytype')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアが存在するストライプの名前を指定します。

name

キー・ストアの名前を指定します。

password

キー・ストアのパスワードを指定します。

type

別名を一覧表示するエントリのタイプを指定します。有効な値は、Certificate、TrustedCertificate、SecretKeyまたは*です。


この例では、keystore2内の秘密鍵を一覧表示します。

svc.listKeyStoreAliases(appStripe='system', name='keystore2', 
password='password', type='SecretKey')

listKeyStores

ストライプ内のすべてのキーストアを一覧表示します。

説明

指定されたストライプ内のすべてのキーストアを一覧表示します。

構文

svc.listKeyStores(appStripe='stripe')
引数 定義
svc

getOpssService()のコールによって取得されるサービス・コマンド・オブジェクトを指定します。

appStripe

キーストアを一覧表示するストライプの名前を指定します。


この例では、すべてのストライプ上のすべてのキーストアを一覧表示します。

svc.listKeyStores(appStripe='*')