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Oracle Fusion Middleware Webサービスのためのセキュリティおよび管理者ガイド
11g リリース1(11.1.1.7)
B56247-06
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5 Webサービス・アプリケーションのデプロイ

この章の内容は次のとおりです。

概要

Webサービスを使用すると、異なる方法で関連付けられたアプリケーションをデプロイおよびアンデプロイできます。Webサービスに関連付けられたアプリケーションをデプロイする際には、次のガイドラインに従ってください。


注意:

WebLogic Webサービスのデプロイに使用できるのは、Oracle WebLogic管理コンソールのみです。


この章では、Webサービス・アプリケーションをデプロイする基本的な手順の概要を説明します。アプリケーションのデプロイの詳細は、『Oracle Fusion Middleware管理者ガイド』のアプリケーションのデプロイに関する項を参照してください。特に、次の項に注意してください。

Webサービス・アプリケーションのデプロイ

次に、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してWebサービス・アプリケーションをデプロイする基本的な手順の概要を示します。

Webサービス・アプリケーションをデプロイする手順

  1. ナビゲーション・ペインから、「WebLogicドメイン」を開きます。

  2. Webサービスをデプロイするドメインを開き、デプロイ先のサーバーのインスタンスを選択します。

  3. Fusion Middleware Controlを使用して、「WebLogicサーバー」をクリックします。

  4. 「アプリケーションのデプロイ」を選択し、「デプロイ」を選択します。

    図5-1に示すように、デプロイ・プロセスの最初の画面が表示されます。

    図5-1 「アーカイブの選択」ページ

    図5-1の説明が続きます
    「図5-1 「アーカイブの選択」ページ」の説明

  5. 次に示す「アーカイブまたは展開済ディレクトリ」オプションのいずれか1つをクリックします。

    • アーカイブはこのWebブラウザが稼働しているマシンに存在します。

    • アーカイブまたは展開済ディレクトリはEnterprise Managerが稼働しているサーバーに存在します。

  6. デプロイ・プランは、特定の環境にデプロイするアプリケーションの構成に使用するXMLファイルです。デプロイするWebサービス・アプリケーションのデプロイ・プランがない場合、アプリケーションをデプロイすると作成されます。

    次に示す「デプロイ・プラン」オプションのいずれか1つをクリックします。

    • 新規デプロイ・プランを自動的に作成します。

    • デプロイ・プランはローカル・ホストに存在します。

    • デプロイ・プランはEnterprise Managerが稼働しているサーバーに存在します。

  7. 「次へ」をクリックします。

  8. 「ターゲットの選択」ページで、このアプリケーションをデプロイするターゲット(WebLogicサーバーまたはクラスタ)を選択し、「次へ」をクリックします。

    図5-2 「ターゲットの選択」ページ

    図5-2の説明が続きます
    「図5-2 「ターゲットの選択」ページ」の説明

  9. 「アプリケーション属性」ページで、このWebサービス・アプリケーションの属性を入力し、「次へ」をクリックします。必須属性は「アプリケーション名」のみです。

    ただし、後から、アンデプロイせずにこのWebサービス・アプリケーションを再デプロイできるようにする場合は、バージョン番号も割り当てる必要があります。

    コンテキスト・ルートはWebモジュールのURIです。Webサービスを含む各WebモジュールまたはEJBモジュールには、コンテキスト・ルートがあります。

    図5-3 「アプリケーション属性」ページ

    図5-3の説明が続きます
    「図5-3 「アプリケーション属性」ページ」の説明

  10. 図5-4に示すように、「デプロイ設定」ページで、このWebサービス・アプリケーションのデプロイ設定を編集します。

    図5-4 「デプロイ設定」ページ

    図5-4の説明が続きます
    「図5-4 「デプロイ設定」ページ」の説明

  11. ローカル・システムにデプロイ・プランのコピーを保存するには、「デプロイ・プランの保存」をクリックします。

  12. デプロイ・プランを編集し、可能な場合に拡張デプロイ・オプションを追加するには、「デプロイ・プランの編集」をクリックします。その場合には、図5-5に示すように、「デプロイ・プランの編集」画面が表示されます。デプロイ・プランへの変更を行ったら、「適用」をクリックして変更を有効にします。

    図5-5 デプロイ・プランの編集

    図5-5の説明が続きます
    「図5-5 デプロイ・プランの編集」の説明

  13. 「デプロイ設定」ページで、「デプロイ」をクリックします。成功すると、「正常にデプロイされました」画面が表示されます。

Webサービス・アプリケーションのアンデプロイ

Webサービスのアンデプロイまたは再デプロイの手順は、他のアプリケーションの場合の手順と同じです。

Webサービス・アプリケーションをアンデプロイする手順

  1. ナビゲーション・ペインで、「アプリケーションのデプロイ」を開き、アンデプロイするアプリケーションを選択します。

    「アプリケーションのデプロイ」が表示されます。

  2. Fusion Middleware Controlを使用して、「アプリケーションのデプロイ」をクリックします。

  3. 「アプリケーションのデプロイ」メニューから、「アプリケーションのデプロイ」「アンデプロイ」を選択します。

    アンデプロイの確認ページが表示されます。

  4. 「アンデプロイ」をクリックします。

    処理メッセージが表示されます。

  5. 操作が完了したら、「閉じる」をクリックします。

Webサービス・アプリケーションの再デプロイ

Webサービス・アプリケーションを再デプロイすると、実行中のアプリケーションが自動的に停止されて再起動されます。

次のような場合にアプリケーションを再デプロイします。

アプリケーションを再デプロイしたら、元のアーカイブ・ファイルまたは展開済ディレクトリを再デプロイすることも、元のアーカイブ・ファイルのかわりに新しいアーカイブ・ファイルを指定することもできます。また、アプリケーションに関連付けられているデプロイ・プランを変更することも可能です。


注意:

バージョンなしでデプロイされたアプリケーションは、再デプロイできません。バージョニングされていないアプリケーションを再デプロイするには、アプリケーションをアンデプロイしてからデプロイする必要があります。


Webサービス・アプリケーションを再デプロイする手順

新しいバージョンを使用してアプリケーションを再デプロイする必要があるということと、現在のバージョンにオプションでリタイア・ポリシーを設定できるという2点を除き、Webサービス・アプリケーションを再デプロイする手順は、最初にアプリケーションをデプロイする際に必要な手順(「Webサービス・アプリケーションのデプロイ」を参照)と同じです。図5-6に示すように、このどちらのアクションも、再デプロイ・プロセスの手順3で実行します。

図5-6 再デプロイ中におけるアプリケーション属性の設定

図5-6の説明が続きます
「図5-6 再デプロイ中におけるアプリケーション属性の設定」の説明