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Oracle® Fusion Middleware Forms Servicesデプロイメント・ガイド
11g リリース1(11.1.1)
B61388-04
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B Java Plug-inの構成

この項では、オラクル社のJava Plug-inをWebブラウザ・プラグインとして使用する方法について説明します。Oracle Java Plug-inを使用すると、ユーザーがMozilla FirefoxまたはInternet Explorerを使用してOracle Formsアプリケーションを実行できるようになります。これにより、クライアントで特定のJava仮想マシン(JVM)を使用するように指定する機能が得られます。詳細は、http://www.oracle.com/technology/products/forms/index.htmlにあるSun社のJava Plug-inの使用というホワイト・ペーパーを参照してください。

B.1 サポートされる構成

Oracleでは、Java Plug-inをサポートしています。詳細は、Java Plug-inのドキュメント(http://java.sun.com/products/plugin/reference/docs/index.html)を参照してください。

B.2 LEGACY_LIFECYCLEの動作と構成の要件

JDK 1.4.1以降、Java Plug-inはLEGACY_LIFECYCLEアプレット・パラメータをサポートしています。このパラメータをtrueに設定すると、ユーザーが別のページに移動しても実行アプレットが破棄されなくなります。また、次の場合を除き、ユーザーが元のページに戻ると、実行していたアプレットが再開されます。

B.2.1 構成の要件

特定の構成でLEGACY_LIFECYCLE機能を使用するには、該当する構成セクション(formsweb.cfgなど)にLEGACY_LIFECYCLE=trueパラメータを追加します。

または、Formsアプリケーションの起動に使用されるURLでlegacy_lifecycle=trueを指定することもできます。この手法は、主にアプリケーション開発の際に役立ちます。

さらに、(legacy_lifecycle=trueを指定する)Formsアプリケーションを起動するブラウザで、JavaScriptが有効になっている必要があります。

HTMLファイルも特定のガイドラインに準拠している必要があります。製品に含まれているベースHTMLファイルは、必要なガイドラインに準拠しています。ただし、独自のベースHTMLファイルを作成するユーザーは、次のガイドラインに準拠してファイルを作成する必要があります。

  1. ベースHTMLファイルのCOMMENTノード(ID: forms_plugin_info.)で、serverURL属性をserverURL変数の値(serverURL="%serverURL%")に定義する必要があります。

  2. ベースHTMLファイルでserverURLアプレット・パラメータを定義し、その値をappletServerURL変数の値に指定する必要があります(Forms 11gより前のリリースでは、この値はserverURL変数の値に設定されていました)。このためには、次のように指定します。

    <PARAM NAME="serverURL" VALUE="%appletServerURL%">

    および

    serverURL="%appletServerURL%"

    この指定は、ユーザーが作成したベースHTMLファイルのOBJECT定義とEMBEDコメントで行います。appletServerURL変数を構成ファイルでは設定しないでください(設定しても、その値は無視されます)。この値はFormsで自動的に計算されます。構成ファイルまたは初期URLでlegacy_lifecycle=trueを設定しておけば、appletServerURL変数は"?"となり、これによってFormsはCOMMENTノードのserverURL属性を参照します(前述の説明を参照)。それ以外の場合、appletServerURLはserverURL変数の値となります。

  3. ベースHTMLファイルでlegacy_lifecycleアプレット・パラメータを定義する必要がありますが、その値をハードコードしないようにします。この値は、legacy_lifecycle変数の値と一致している必要があります。これは、Forms 11gでは、この変数はappletServerURL変数の値にも影響を与えるためです(前述の説明を参照)。このためには、次のように指定します。

    <PARAM NAME="legacy_lifecycle" VALUE="%legacy_lifecycle%">

    および

    legacy_lifecycle="%legacy_lifecycle%"

    この指定は、ユーザーが作成したベースHTMLファイルのOBJECT定義とEMBEDコメントで行います。