ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansのプログラミング
11gリリース1(10.3.6)
B61624-04
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次

前
 
次
 

A デプロイメント記述子スキーマおよびドキュメント・タイプ定義リファレンス

このリリースのWebLogic Serverでは、デプロイメント記述子はXMLスキーマ定義(XML Schema Definition : XSD)に基づいています。9.0より前のリリースのWebLogic Serverでは、デプロイメント記述子はドキュメント型定義(Document Type Definition : DTD)に基づいていました。下位互換性を保持するために、このリリースのWebLogic Serverは、XSDベースとDTDベースのデプロイメント記述子をサポートしています。このため、DTDベースのデプロイメント記述子を使用するアプリケーションも記述子を変更せずにデプロイできます。

以下の節では、このリリースのWebLogic ServerのEJB XSDベースのデプロイメント記述子とネームスペース宣言、および9.0より前リリースのWebLogic ServerのEJB DTDベースのデプロイメント記述子とDOCTYPEヘッダーについて説明します。

WebLogic Server EJBデプロイメント記述子の要素については、以下の節を参照してください。

EJB 1.1デプロイメント記述子の要素については、付録F「EJB 1.1ユーザーへの重要な情報」を参照してください。

XMLスキーマ定義とネームスペース宣言

デプロイメント記述子ファイルの内容と要素の配置は、適切なXSDに準拠している必要があります。

XSDデプロイメント記述子ファイルでは、ルート要素にネームスペース宣言が必要です。デプロイメント記述子ファイルのルート要素のネームスペース宣言は、その記述子のすべての要素に適用されます。ただし、特定の要素の中にルート・ネームスペース宣言をオーバーライドする別のネームスペース宣言が含まれている場合を除きます。


注意:

DDConverterを使用してDTDベースのデプロイメント記述子をXSDベースに変換する場合、適切なネームスペース宣言が記述子ファイルに自動的に書き込まれます。

XMLデプロイメント記述子ファイルには、ネームスペース宣言と共にスキーマのURLを常に書き込むことをお薦めします。スキーマURLを書き込まない場合、サード・パーティ・ツールで記述子ファイルを編集できない場合があります。

weblogic-ejb-jar.xmlのネームスペース宣言とスキーマの場所

WebLogic Serverのweblogic-ejb-jar.xmlファイルのネームスペース宣言とスキーマの場所を表す正確なテキストは次のとおりです。

<weblogic-ejb-jar xmlns="http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-ejb-jar" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-ejb-jar" http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-ejb-jar/1.2/weblogic-ejb-jar.xsd "> 
... 
</weblogic-ejb-jar>

weblogic-cmp-jar.xmlのネームスペース宣言とスキーマの場所

WebLogic Serverのweblogic-cmp-jar.xmlファイルのネームスペース宣言とスキーマの場所を表す正確なテキストは次のとおりです。

<weblogic-rdbms-jar xmlns="http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-rdbms-jar" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-rdbms-jar/1.2/weblogic-rdbms-jar.xsd"> 
... 
</weblogic-rdbms-jar>

ejb-jar.xmlのネームスペース宣言とスキーマの場所

Enterprise JavaBeans 2.1のejb-jar.xmlファイルのネームスペース宣言とスキーマの場所を表す正確なテキストは次のとおりです。

<ejb-jar xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/j2ee" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/j2ee http://java.sun.com/xml/ns/j2ee/ejb-jar_2_1.xsd"> 
... 
</ejb-jar>

ドキュメント・タイプ定義およびDOCTYPEヘッダー情報

旧リリースのWebLogic Serverでは、デプロイメント記述子ファイルの内容と要素の配置は、適切なDTDに準拠している必要がありました。

WebLogic Serverでは、XMLデプロイメント・ファイルのDOCTYPEヘッダーに埋めこまれたDTDの場所は無視され、かわりにサーバーと一緒にインストールされたDTDの場所が使用されます。ただし、DOCTYPEヘッダー情報には、パーサー・エラーを避けるために有効なURL構文を指定する必要があります。

XMLデプロイメント・ファイルの編集、作成時に、各デプロイメント・ファイルに対して正しいDOCTYPEヘッダーを指定することが重要です。特に、DOCTYPEヘッダー内部に不正なPUBLIC要素を使用すると、原因究明が困難なパーサー・エラーになることがあります。

このヘッダーは、デプロイメント記述子のドキュメント・タイプ定義(DTD)ファイルの場所およびバージョンを表します。このヘッダーは外部URLのjava.sun.comを参照していますが、WebLogic Serverには独自のDTDファイルが用意されているので、ホスト・サーバーがインターネットにアクセスする必要はありません。ただし、この要素のDTDのバージョンはデプロイメント記述子のバージョンの識別に使用されるので、<!DOCTYPE...>要素をweblogic-ejb-jar.xmlファイルおよびweblogic-cmp-jar.xmlファイルに含めて、外部URLを参照させる必要があります。

XMLの解析ツール(appcなど)でヘッダー情報が不正なXMLファイルを解析すると、次のようなエラー・メッセージが表示されることがあります。

SAXException: This document may not have the identifier `identifier_name'

identifier_nameには通常、PUBLIC要素内の不正な文字列が表示されます。

表A-1に、WebLogic Server固有のweblogic-ejb-jar.xmlファイルのPUBLIC要素の正確なテキストをWebLogic Serverのリリース別に示します。

表A-1 weblogic-ejb-jar.xmlのPUBLIC要素

WebLogic Serverのリリース XMLファイル PUBLIC要素の文字列

8.1.x

weblogic-ejb-jar.xml

'-//BEA Systems, Inc.//DTD WebLogic 8.1.0 EJB//EN' 'http://www.bea.com/servers/wls810/dtd/weblogic-ejb-jar.dtd'

7.0.x

weblogic-ejb-jar.xml

'-//BEA Systems, Inc.//DTD WebLogic 7.0.0 EJB//EN' 'http://www.bea.com/servers/wls700/dtd/weblogic-ejb-jar.dtd'

6.1.x

および

6.0.x

weblogic-ejb-jar.xml

'-//BEA Systems, Inc.//DTD WebLogic 6.0.0 EJB//EN' 'http://www.bea.com/servers/wls600/dtd/weblogic-ejb-jar.dtd'

5.1.0

weblogic-ejb-jar.xml

'-//BEA Systems, Inc.//DTD WebLogic 5.1.0 EJB//EN'

'http://www.bea.com/servers/wls510/dtd/weblogic-ejb-jar.dtd'


表A-2に、WebLogic Server固有のweblogic-cmp-jar.xmlファイルのPUBLIC要素の正確なテキストをWebLogic Serverのリリース別に示します。

表A-2 weblogic-cmp-jar.xmlのPUBLIC要素

WebLogic Serverのリリース XMLファイル PUBLIC要素の文字列

8.1.x

weblogic-cmp-jar.xml

'-// BEA Systems, Inc.//DTD WebLogic 8.1.0 EJB RDBMS Persistence//EN' 'http://www.bea.com/servers/wls810/dtd/weblogic-rdbms20-persistence-810.dtd'

7.0.x

weblogic-cmp-jar.xml

'-// BEA Systems, Inc.//DTD WebLogic 7.0.0 EJB RDBMS Persistence//EN' 'http://www.bea.com/servers/wls700/dtd/weblogic-rdbms20-persistence-700.dtd'

6.1.x

および

6.0.x

weblogic-cmp-jar.xml

'-// BEA Systems, Inc.//DTD WebLogic 6.0.0 EJB RDBMS Persistence//EN' 'http://www.bea.com/servers/wls600/dtd/weblogic-rdbms20-persistence-600.dtd'


weblogic-cmp-jar.xmlファイルの詳細は、付録A「weblogic-cmp-jar.xmlデプロイメント記述子のリファレンス」を参照してください。

表A-3に、Sun Microsystems固有のejb-jar.xmlファイルのPUBLIC要素の正確なテキストをEnterprise JavaBeansのバージョン別に示します。

表A-3 ejb-jar.xmlのPUBLIC要素

EJBバージョン XMLファイル PUBLIC要素の文字列

2.0

ejb-jar.xml

'-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Enterprise JavaBeans 2.0//EN'

'http://java.sun.com/dtd/ejb-jar_2_0.dtd'

1.1

ejb-jar.xml

'-//Sun Microsystems, Inc.//DTD Enterprise JavaBeans 1.1//EN'

'http://www.java.sun.com/j2ee/dtds/ejb-jar_1_1.dtd'