Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spaces用チュートリアル 11g リリース1 (11.1.1.7.0) B55931-04 |
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El Pijuは、環境に優しい住居の設計と建築に加えて、建築サービスも提供します。Servicesサブスペースに、これらを説明する2つのページを作成します。その前に、新しいページの移入に使用するコンテンツをアップロードする必要があります。
ここでは、ページにコンテンツを移入する3つの方法として、最初にリッチ・テキスト・エディタを使用して.txt
ドキュメントで作業する非常に簡単な例を、次にコンテンツ・プレゼンタを使用して単純なHTMLファイルを表示する簡単な例を、最後にコンテンツ・プレゼンタを使用して3つのタブ付きページを構築する方法を説明します。
ページを作成し、El Pijuの建築サービスに関する事前提供済のテキストを追加し、リッチ・テキスト・エディタを使用してテキスト・スタイルを変更します。
「Construction」ページを作成するには、次の手順を実行します。
Admin Linksを開いてServices Adminをクリックし、「ページ」タブを選択します。
「ページの作成」をクリックします。
「ページの作成」ダイアログが表示されます。
「ページ名」フィールドに、Construction
と入力します。
「ページ・スタイル」が「空白」であることを確認して、「作成」をクリックします。「アクション」アイコンをクリックし、表示されるポップアップ・メニューから「ページの編集」を選択します。
ページが編集モードで表示されます(図6-1を参照)。
「コンテンツの追加」をクリックします。
「リソース・カタログ」が表示されます。
「Web開発」の隣にある「オープン」をクリックします。
「テキスト」の隣にある「追加」をクリックし、「閉じる」をクリックします。
ページは図6-2のようになります。
事前提供済のコンテンツをWebCenter Portal管理者が格納した場所からconstruction.txt
ファイルを開きます。
テキストをコピーしてSpacesに戻ります。
右側で「テキストの編集」をクリックします。
「テキスト」ボックスの下で「テキストをここに入力してください」を選択し、construction.txt
ファイルからコピーしたテキストを貼り付けます。
リッチ・テキスト・エディタで提供される編集ツールを使用して、テキストの拡大、色の変更およびフォントの変更を行います。終了したら、「編集完了」をクリックします。
「保存」→「閉じる」の順にクリックします。
ナビゲーション・モデルの上部とツリーの両方で、Servicesノードに新しいページが追加されたことを確認します(図6-3を参照)。
単純なページを作成し、リッチ・テキスト・エディタを使用してスタイルおよび色を編集したプレーン・テキストを追加しました。次に、コンテンツおよびグラフィックをServicesサブスペースにアップロードし、それらを使用して新しいページを作成します。
ここでは、この後で作成する新しいページ「Green Building」用のコンテンツをアップロードします。
Admin Linksを開いてServices Adminをクリックし、「コンテンツ」タブを選択します。
「ドキュメント」をクリックします。
Servicesサブスペースのルート・ディレクトリが表示されます。
「アップロード」をクリックします。
「ファイルを選択します」をクリックし、ドキュメントgrbuilding_image1.jpg
、grbuilding_image2.jpg
、grbuilding_image3.jpg
およびgreenbuilding.htm
を参照します。「アップロード」をクリックします。
アップロードされたファイルの名前が「ドキュメント」ページに表示されます(図6-4を参照)。
次に、ここでアップロードしたコンテンツを使用して「Green Building」ページを構築します。
ここでは、コンテンツ・プレゼンタの機能を使用して「Green Building」ページを設計します。コンテンツ・プレゼンタを使用すると、Oracle WebCenter ContentのSite Studioファイル、1つのコンテンツ・アイテム、複数のコンテンツ・アイテムまたはコンテンツへの問合せを選択するか、あるいはWebCenter PortalのPersonalization Conductorシナリオの結果に基づいてコンテンツを選択してから、Spacesアプリケーションのページにコンテンツをレンダリングするテンプレートを選択できます。これらの項目すべてについて理解している必要はありません。
引き続き「コンテンツ」タブで作業します。
「ページ」タブをクリックします。
「ページの作成」をクリックします。
「ページ名」フィールドに、Green Building
と入力します。
「ページ・スタイル」セクションで「右を狭く」オプションを選択し、「作成」をクリックします。
「アクション」アイコンをクリックし、表示されるポップアップ・メニューから「ページの編集」を選択します。「Green Building」ページが編集モードで表示されます。
左側の領域で、「コンテンツの追加」をクリックします。
「リソース・カタログ」が表示されます。
「コンテンツ管理」の隣にある「オープン」をクリックします。
「スペース・ドキュメント」の隣にある「オープン」をクリックします。
ヒント: 手順6および手順7をスキップして、直接「スペース・ドキュメント」を検索できます。 |
「スペース・ドキュメント」を使用すると、現行のスペースにアップロード済のすべてのドキュメントにアクセスできます。
greenbuilding.htmの隣にある「追加」をクリックします。ポップアップ・メニューから「コンテンツ・プレゼンタ」を選択して、「閉じる」をクリックします。
greenbuilding.htm
ファイルのテキストが左側の領域に表示されます(図6-6を参照)。
右側の領域で、「コンテンツの追加」をクリックします。
「リソース・カタログ」が表示されます。
grbuilding_image1.jpgの隣にある「追加」をクリックし、ポップアップ・メニューから「コンテンツ・プレゼンタ」を選択します。
手順10を繰り返してgrbuilding_image2.jpgおよびgrbuilding_image3.jpgを追加した後、「閉じる」をクリックします。
領域の右側には3つのイメージが追加され、左側にはコンテンツが表示されます。「Green Building」ページは図6-8のようになります。
ページ・テンプレートに囲まれたコンテンツの外観を確認します。
「保存」→「閉じる」の順にクリックします。
これで、「Green Building」ページは、ServicesメニューとServicesツリーの両方のナビゲーションからアクセス可能になりました(図6-9を参照)。
ページの準備ができました。このページは、コンテンツ・プレゼンタのタスク・フローを使用して作成したため、実行時に編集できます。これがエンド・ユーザーに与える影響を簡単に確認します。
ここでは、ユーザーがこのページをインラインで編集する適切な権限を持っていると仮定して、その編集方法を確認します。エンド・ユーザーは、コンテンツ・プレゼンタを使用することで、実行時の編集を簡単に行えます。
「Green Building」ページが表示された状態で、[Ctrl]と[Shift]を押しながら[C]を押します。
コンテンツを含む各領域が、ハッシュされた境界線で青色にアウトラインされます。
テキストを含む領域で、「このドキュメントを表示および管理します」アイコンをクリックします。
「編集」ダイアログが表示されます。
「編集」をクリックします。
最初の文にイタリック体を使用するなど、テキストに変更を加えます(図6-10を参照)。
実行時にSpacesで直接コンテンツを編集していますが、これもコンテキスト内編集と呼ばれるコンテンツ・プレゼンタの機能の1つであり、これによってユーザーはオンライン・コンテンツを管理できるようになります。
実行時に、ユーザーは、手順3: 「ドキュメント」ページの有効化でドキュメント・ページを有効にした際に理解した機能を使用できます。ドキュメントの新しいバージョンのアップロード、編集目的での現行のバージョンのチェックアウト、「表示」メニューを使用したダウンロード・リンクのコピーなどを実行できます。
「保存して閉じる」をクリックします。
[Ctl]と[Shift]を押しながら[C]を押して、ハッシュされた境界線を消します。
ここでは、この後で作成する新しいページ「Key Decisions」にコンテンツをアップロードします。
Admin Linksを開いてAdvice Adminをクリックし、「コンテンツ」タブを選択します。
「ドキュメント」をクリックします。
ルート・ディレクトリが表示されます。
「アップロード」をクリックします。
「ファイルを選択します」をクリックし、ドキュメントComparing Earthbag and Adobe.htm
、Making Wheat Paste.htm
およびarticle.htm
を参照して選択します。
「アップロード」をクリックします。
ここでは、Adviceサブスペースに3つのタブ付きのページを作成します。再びコンテンツ・プレゼンタによるタスク・フローを使用しますが、今回は拡張機能を使用するため、利用可能なオプションからコンテンツ・プレゼンタの事前構成済フォーマットおよびテンプレートを選択してコンテンツを追加できます。
「Advice - 設定」ページで作業します。
「ページ」タブを選択します。
「ページの作成」をクリックします。
「ページ名」フィールドに、Key Decisions
と入力します。
「ページ・スタイル」が「空白」であることを確認して、「作成」をクリックします。使用可能なページのリストにページが表示されます。
「アクション」アイコンをクリックし、表示されるポップアップ・メニューから「ページの編集」を選択します。「Key Decisions」ページが編集モードで表示されます。
「コンテンツの追加」をクリックします。
「リソース・カタログ」が表示されます。
「コンテンツ管理」の隣にある「オープン」をクリックします。
「コンテンツ・プレゼンタ」の隣にある「追加」をクリックし、「閉じる」をクリックします。
「コンテンツ・プレゼンタ」タスク・フローが追加されます。特定のフォーマットに3つのコンテンツを表示するために、最初に、コンテンツではなくコンテンツ・プレゼンタを選択します。「Green Building」ページを作成した際は、表示する3つのファイルに関連性がなかったため、一度に1つずつファイルを追加しました。
右側で、1つ目のレンチ・アイコンをクリックします(図6-12を参照)。
コンテンツ・プレゼンタの「構成」ウィザードが表示されます(図6-13を参照)。
「コンテンツ」タブで、「コンテンツ・ソース」ドロップダウン・リストから「アイテムのリスト」を選択します。
「表示するアイテムの選択」で、「追加」をクリックします。
「1つ以上のコンテンツ・アイテムを選択」ダイアログが表示されます。
手順5: Adviceサブスペースへのコンテンツのアップロードでアップロードした3つのファイルをハイライト表示し、「選択」をクリックします。
「テンプレート」タブで、「テンプレート」ドロップダウン・リストから「タブ・ビュー」を選択し、「保存」をクリックします。
ページを保存して閉じます。画面は図6-14のようになります。
各タブをクリックすると記事が表示されます。
ページの様々な設計方法を使用して、サブスペースに3つのページを作成しました。最初に、リッチ・テキスト・エディタによる単純なレイアウトを使用して、「Construction」を作成しました。「Green Building」では、「右を狭く」レイアウトを選択し、コンテンツ・プレゼンタを使用してコンテンツを表示しました。また、コンテンツ・プレゼンタの実行時の編集機能を使用して、実行時に「Green Building」ページを編集しました。最後に、3つの記事を追加してコンテンツ・プレゼンタの事前構成済テンプレートを適用し、3つのタブ付きの「Key Decisions」ページを設計しました。コンテンツ・プレゼンタは強力なツールであり、考えられるほぼすべてのコンテンツ・シナリオを実現できます。コンテンツ・プレゼンタを使用して実現可能な内容の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイドを参照してください。