ヘッダーをスキップ
Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド
11g リリース1 (11.1.1.7.0)
B72084-02
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

B コンポーザ・コンポーネントのプロパティおよびファイル

この付録では、コンポーザ固有のタグ、構成ファイル、およびスタイルのプロパティに関する参照情報について説明します。この情報は、第19章「コンポーザを使用したページ実行時編集の有効化」および第20章「コンポーザを使用した実行時編集機能の拡張」で説明されたタスクの実行に利用できます。

この付録には次の項が含まれます:

B.1 コンポーザ・コンポーネントのプロパティ

この項は、すべてのコンポーザ・タグのクイック・リファレンスです。コンポーザ・コンポーネントをページに追加するとき、デフォルト値が特定の属性に割り当てられます。これらのデフォルト値を変更して、JDeveloperの残りの属性の値を定義することができます。

ページへのコンポーザ・コンポーネントの追加の詳細は、第19.1項「コンポーザ・コンポーネントを使用した編集可能ページの設計」を参照してください。


注意:

JDeveloperのプロパティ・インスペクタは、カスタマイズ属性のカテゴリの下に、拡張メタデータ属性をいくつか表示します。これらのプロパティは、追加のメタデータ情報の指定に使用できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』の拡張メタデータ・プロパティに関する項を参照してください。


この項には次のサブセクションが含まれます:

B.1.1 Page Customizable

Page Customizableコンポーネントを使用して、実行時にページ編集を有効化します。Page Customizableコンポーネントは、ページのカスタマイズ可能部分を示し、実行時は「編集」モードでコンポーザのツールバーを表示します。コンポーネントをPage Customizableコンポーネントで囲むと、実行時にアプリケーション・ページでコンポーザが有効化され、ユーザーはコンポーネントのカスタマイズと編集を実行できます。

大型のアプリケーションで、複数のページの実行時ページ編集を有効化する必要がある場合は、ページ・テンプレートの階層の最上部のいずれかの場所にPage Customizableコンポーネントを組み込むことができます。このようにすることで、このテンプレートを使用して作成されるすべてのページが実行時に編集可能になります。

ジオメトリ管理

表示モード: Panel Stretch LayoutコンポーネントやPanel Splitterコンポーネントなど、子をストレッチする親レイアウト・コンポーネントによってPage Customizableコンポーネントをストレッチできます。Page Customizableコンポーネントがストレッチされると、今度はその子コンポーネントをストレッチして、使用可能なスペースを埋めます。ただし、Page Customizableコンポーネントがストレッチされていない場合、そのサイズは子コンポーネントによって決定されます。

編集モード: Page Customizableコンポーネントは、子コンポーネントをストレッチして、使用可能なスペースを埋めます。

属性

表B-1は、Page Customizableコンポーネントの属性を示しています。

表B-1 Page Customizableコンポーネントの属性

属性 タイプ ELのサポート 説明

共通属性




id

String

いいえ

コンポーネントの識別子。識別子はHTMLで許容されている構文のサブセットに従う必要があります。

  • 長さがゼロの文字列にすることはできません。

  • 最初の文字はASCII文字(A-Z a-z)またはアンダースコア(_)である必要があります。

  • 後続の文字は、ASCII文字または数字(A-Z a-z 0-9)、アンダースコア(_)、ダッシュ(-)である必要があります。

rendered

Boolean

はい

コンポーネントがレンダリングされるかどうかを指定します。falseに設定した場合、このコンポーネントに対する出力はありません(コンポーネントはレンダリングされず、クライアントで表示することができません)。

デフォルト値はtrueです。

外観属性




sourceViewPosition

String

はい

コンポーネントをツリー構造で表示する「ソース」ビュー・ペインの位置。有効な値はbottomendstartおよびtopです。デフォルト値はtopです。

また、コンポーザ・ツールバーの「表示」メニューの「ソースの位置」サブメニューは、この属性を実行時に設定するオプションを提供します。詳細は、第17.5項「ページ編集モードのソース・ビューでの編集機能」を参照してください。

sourceViewSize

String

はい

「ソース」ビュー・ペインのピクセル単位の高さと幅。

sourceViewPositiontopまたはbottomに設定されている場合は、これを使用して高さを指定し、sourceViewPositionが、startまたはendに設定されている場合は幅を指定します。

sourceViewPositionのデフォルトはtopであるため、ペインにはデフォルトの高さ200ピクセルが設定されています。

また、ユーザーは「ソース」ビュー・ペインのエッジにあるサイズ変更ハンドラを使用しても、実行時にペインの高さと幅を変更できます。

toolbarLayout

String

はい

コンポーザ・ツールバーに表示される要素。この属性には要素の空白区切りリストを指定できます。

コンポーネントが認識する組込み文字列は、messagestretchstatusindicatornewlinemenuaddonpanelsstretchhelpおよびbuttonです。

この属性の使用の詳細は、第20.10項「コンポーザのツールバーのカスタマイズ」を参照してください。

view

String

はい

コンポーザでページを開く際のデフォルト・ビュー。

使用可能なオプションは、designおよびsourceです。デフォルト値はdesignです。

詳細は、第21.7項「デフォルトで「ソース」ビューに表示するアプリケーション・ページの構成」を参照してください。

designViews

String

いいえ

コンポーザの「デザイン」ビューでユーザーが利用できるビュー。この属性には要素の空白区切りリストを指定できます。

選択可能なオプションは、selectadd-contentおよびallです。デフォルト値はadd-contentです。

この設定は、adf-config.xmlのグローバル設定<pe:enable-design-views>をオーバーライドします。

詳細は、第20.11項「「デザイン」ビューの直接選択の有効化」を参照してください。

スタイル属性




styleClass

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、JSPXページやスキニングCSSファイルなどで定義できます。

inlineStyle

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル。これは、基本的なスタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが目的のDOM要素に反映されない場合は、スキンを作成して、::label::icon-styleなどの特定のDOM要素を対象にしたスキニング・キーを使用する必要があります。

拡張属性




binding

oracle.adf.view.page.editor.component.PageCustomizable

ELのみをサポート

Bean上にコンポーネント・インスタンスを格納するEL参照。この参照は、Backing Beanからコンポーネントへのプログラムによるアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をBacking Beanに移すために使用できます。

sourceViewNodeAction

String

はい

コンポーザの「ソース」ビューでコンポーネント・ナビゲータ内のタスク・フローに対するカスタム・アクションを表示する場合にコールされるJPSXファイルの名前。

sourceViewNodeAction属性は、JSPXファイルの名前、またはJSPXファイル名として評価されるEL値を取ることができます。

この属性の使用の詳細は、第21.4項「コンポーネント・ナビゲータ内のタスク・フローに表示されるカスタム・アクションの有効化」を参照してください。

allowLabel

Boolean

はい

カスタマイズ・マネージャでラベル作成を有効化する必要があるかどうかを指定します。allowLabeltrueに設定されていると、コンポーザ・ツールバーに「保存してラベル付け」ボタンが表示されます。詳細は、17.4.14項「アプリケーションのカスタマイズの管理」を参照してください。

この属性は、アプリケーションでサンドボックスのサポートを構成した場合のみ関係します。

catalog

String

はい

アプリケーション・ページでデフォルトとして使用されるリソース・カタログ。カタログ定義ファイル名を指定します。

複数のリソース・カタログの使用の詳細は、第15章「リソース・カタログの作成と管理」を参照してください。

allowEL

Boolean

いいえ

ELがアプリケーション・ページで実行できるかどうかを指定します。デフォルトはtrueです。

この設定は、adf-config.xmlの<pe:allow-el>設定をオーバーライドします。

詳細は、第20.4.2項「式言語の保護方法」を参照してください。

protectEL

Boolean

いいえ

フォーム要素のELが読取り専用かどうかを指定します。デフォルトはfalseです。

この設定は、adf-config.xmlの<pe:protect-el>設定をオーバーライドします。

詳細は、第20.4.2項「式言語の保護方法」を参照してください。


サポートされているファセット

Page Customizableコンポーネントは、editorファセットを提供し、このファセットには、Page Editor Panelコンポーネントが事前移入されています。確実にコンポーザを正しく機能させるには、editorファセットにPage Editor Panelコンポーネントが含まれている必要があります。

B.1.2 Change Mode LinkおよびChange Mode Button

Change Mode ButtonChange Mode Linkは、実行時におけるページの編集モードへの切替えの有効化に使用します。

Change Mode LinkコンポーネントとChange Mode Buttonコンポーネントは、共通の属性セットを共有します。表B-2は、Change Mode LinkおよびChange Mode Buttonコンポーネントの属性を示しています。

表B-2 Change Mode LinkまたはChange Mode Buttonコンポーネントの属性

属性 タイプ ELをサポートしているかどうか 説明

共通属性




id

String

はい

コンポーネントの識別子。識別子はHTMLで許容されている構文のサブセットに従う必要があります。

  • 長さがゼロの文字列にすることはできません。

  • 最初の文字はASCII文字(A-Z a-z)またはアンダースコア(_)である必要があります。

  • 後続の文字は、ASCII文字または数字(A-Z a-z 0-9)、アンダースコア(_)、ダッシュ(-)である必要があります。

rendered

Boolean

はい

コンポーネントがレンダリングされるかどうかを指定します。falseに設定した場合、このコンポーネントに対する出力はありません(コンポーネントはレンダリングされず、クライアントで表示することができません)。

デフォルト値はtrueです。

保護されたアプリケーションで、特定の基準に従って選択したユーザーのみに対して「編集」リンクまたはボタンを有効化するには、rendered属性でEL値を指定します。

注意: 保護されたアプリケーションでは、すべてのユーザーの権限を確認して、権限のあるユーザーのみに「編集」リンクまたはボタンを有効化することをお薦めします。認証されていないユーザーが偶然ページの編集モードに入った場合でも、コンポーネント・プロパティの変更が可能です。

動作属性




immediate

Boolean

はい

このコンポーネントによってイベントが生成された場合に、クライアント側またはサーバー側のデータ検証をスキップする必要があるかどうかを指定します。immediatetrueの場合、アプリケーション起動フェーズまで待つのではなく、リクエスト処理ライフサイクルのリクエスト値適用フェーズの際にJavaServer Faces実装によって提供されるデフォルトのActionListenerをはじめ、コマンドのアクションおよびActionListenerが実行されます。検証はプロセス・バリデータで(リクエスト値適用後、アプリケーションの起動前)実行されるため、immediatetrueに設定すると検証がスキップされます。

拡張属性




binding

oracle.adf.view.page.editor.component.ChangeModeLink

または

oracle.adf.view.page.editor.component.ChangeModeButton

ELのみをサポート

Beanにコンポーネント・インスタンスを格納するEL参照。この参照は、Backing Beanからコンポーネントへのプログラムによるアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をBacking Beanに移すために使用できます。


Change Mode LinkまたはChange Mode Buttonコンポーネントを使用しない場合は、独自のボタンまたはリンクのコンポーネントを追加し、ChangeModeLinkまたはChangeModeButton APIを使用してページ・モードの切替えを可能にできます。

アプリケーション・ページでの実行時編集の無効化

ページの実行時編集を無効にするには、ユーザーの編集権限を取り消すか、ページからChange Mode LinkコンポーネントまたはChange Mode Buttonコンポーネントを削除して、ユーザーがページ内の編集モードにナビゲートできないようにします。

B.1.3 Layout Customizableコンポーネント

Layout Customizableコンポーネントは、事前定義されたレイアウトを子コンポーネントに適用します。これは、エンド・ユーザーが事前定義されたいくつかの方法で子コンポーネントをレイアウトできるようにするためのコンテナ・コンポーネントです。Layout Customizableコンポーネントは、実行時のページ・レイアウトの変更の有効化のみに使用します。コンポーネントをレイアウトするコンテナ・コンポーネントのみが必要で、実行時のレイアウトの変更の有効化は不要な場合は、Panel Stretch LayoutおよびPanel Group LayoutなどのADF Facesレイアウト・コンポーネントの使用をお薦めします。Layout Customizableはページに対して1つだけ指定することをお薦めします。

Layout Customizableコンポーネントには、デフォルトで直接の子Panel CustomizableコンポーネントとPanel Customizableコンポーネントを備えた2つのファセットが含まれており、ユーザーは実行時にこれらの内部にコンテンツを追加できます。ただし、Layout Customizableコンポーネントとそのファセットの内部では任意のコンポーネントを追加できます。3つのPanel Customizableコンポーネントのコンテンツは、事前定義されたレイアウトを使用してそれぞれの方法で配置できます。詳細は、「事前定義されたレイアウト・タイプ」を参照してください。

表B-3は、Layout Customizableコンポーネントの属性を示しています。

表B-3 Layout Customizableコンポーネントの属性

属性 タイプ ELをサポートしているかどうか 説明

共通属性




id

String

いいえ

コンポーネントの識別子。識別子はHTMLで許容されている構文のサブセットに従う必要があります。

  • 長さがゼロの文字列にすることはできません。

  • 最初の文字はASCII文字(A-Z a-z)またはアンダースコア(_)である必要があります。

  • 後続の文字は、ASCII文字または数字(A-Z a-z 0-9)、アンダースコア(_)、ダッシュ(-)である必要があります。

rendered

Boolean

はい

コンポーネントがレンダリングされるかどうかを指定します。falseに設定した場合、このコンポーネントに対する出力はありません(コンポーネントはレンダリングされず、クライアントで表示することができません)。

デフォルト値はtrueです。

コンポーネントのレンダリングは、「コンポーネントの表示」および「コンポーネントの非表示」オプションを使用して実行時に定義することもできます。

type

String

はい

ページに使用されるレイアウトを指定します。事前定義済の8つのレイアウトのリストから選択できます。詳細は、表B-5を参照してください。

デフォルト値はthreeColumnです。

Layout Customizableコンポーネントでカスタマイズ制限を定義できます。具体的に言うと、type属性に制限を課すると、レイアウト変更オプションが無効として表示され、ユーザーはこれらを使用してページ・レイアウトを変更できなくなります。詳細は、第23章「コンポーザ・コンポーネントのデフォルトのセキュリティ動作の変更」を参照してください。

外観属性




text

String

はい

「レイアウトの変更」メニューに表示するテキストを指定します。

text属性を指定して、Layout Customizableコンポーネントに説明ラベルを設定し、実行時にコンポーネントがページに明確に表示されるようにします。

例:

text="Change Layout"

accessKey

Char

はい

このボタンに素早くアクセスするために使用する文字。アクセシビリティ上の理由により、この機能はスクリーン・リーダー・モードではサポートされません。

出力の同一ページ上の複数の入力フィールドで同じアクセス・キーが表示される場合、ユーザー・エージェントのレンダリングは、同じキーでアクセスされる要素間で循環します。同じアクセス・キーが指定された2つのリンクの処理に関して、ユーザー・エージェントには一貫性がないため、循環動作はユーザー・エージェントの提供内容によって異なる点に注意してください。

この属性は、「ニーモニック」と呼ばれることもあります。

この属性で指定された文字は、このボタン・インスタンスのText属性に存在している必要があります。存在していない場合、ユーザーにaccessKeyの存在を示すものが何も表示されません。テキストとニーモニックの両方をまとめて指定するには、textAndAccessKeyの使用が最も簡単で便利です。

accessKeyは、ブラウザ固有およびプラットフォーム固有の修飾子キーによってトリガーされることに注意してください。ブラウザ固有の意味が存在することもあります。たとえば、Internet Explorer 7.0では、[Alt]キーを押しながら<accessKey>を押すとフォーカスが設定されます。一部のオペレーティング・システムのFirefox 2.0は、[Alt]キーと[Shift]キーを押しながら<accessKey>を押すとフォーカスが設定されます。その他のオペレーティング・システムのFirefox 2.0は、[Ctrl]キーを押しながら<accessKey>を押すとフォーカスが設定されます。accessKeyの処理については使用するブラウザのドキュメントを参照してください。

showIcon

Boolean

はい

デフォルトの「レイアウトの変更」アイコンを表示するかどうかを指定します。

デフォルト値はtrueです。

showLayoutChanger

Boolean

はい

デフォルトの「レイアウトの変更」アイコンまたはテキストを表示する必要があるかどうかを指定します。

デフォルト値はtrueです。

trueに設定した場合、レイアウト変更の実行時動作は次のようになります。

  • 表示モードで表示されます。編集モードで表示されます。

    編集モードでは、showLayoutChanger属性の値がfalseの場合も常に表示されます。

  • Layout CustomizableコンポーネントにセキュリティまたはMDS制限がある場合は、表示モードまたは編集モードにレイアウト変更は表示されません。

showTypes

String

はい

レイアウト変更に表示する必要がある事前定義レイアウトの名前を指定します。この属性を使用して、ユーザーに表示されるレイアウト・オプションが制御されます。レイアウト・タイプの空白区切りリストを指定できます。デフォルトでは、ユーザーが「レイアウトの変更」アイコンまたはリンクをクリックすると8つのレイアウトのすべてが表示されます。

shortDesc

String

はい

コンポーネントの短い説明。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。

スタイル属性




styleClass

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、JSPXページやスキニングCSSファイルなどで定義できます。

inlineStyle

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル。これは、基本的なスタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが目的のDOM要素に反映されない場合は、スキンを作成して、::label::icon-styleなどの特定のDOM要素を対象にしたスキニング・キーを使用する必要があります。

動作属性




binding

oracle.adf.view.page.editor.component.LayoutCustomizable

ELのみをサポート

Beanにコンポーネント・インスタンスを格納するEL参照。この参照は、Backing Beanからコンポーネントへのプログラムによるアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をBacking Beanに移すために使用できます。

例:

binding="#{yourManagedBean.Binding}"

サポートされているファセット

表B-4は、Layout Customizableコンポーネントに用意されたファセットを示しています。

表B-4 Layout Customizableコンポーネントのファセット

名前 説明

contentA

Panel Customizableコンポーネントが事前に移入されます。このPanel Customizableには、表B-5に示されるレイアウトの領域Aでレンダリングされるコンテンツが格納されます。

contentB

Panel Customizableコンポーネントが事前に移入されます。このPanel Customizableには、表B-5に示されるレイアウトの領域Bでレンダリングされるコンテンツが格納されます。

facetSeparator

各ファセット間で1回レンダリングされるコンテンツ。

separator

その他の子のそれぞれの間で1回レンダリングされるコンテンツ。


事前定義されたレイアウト・タイプ

ページにLayout Customizableコンポーネントを追加するとき、3つの子Panel Cutsomizableコンポーネントがデフォルトで追加されます。1つの直接の子と、2つのファセットの2つのPanel Customizableです。ただし、子Panel Customizableコンポーネントと選択した任意のコンテナ・コンポーネントを置き換えることができます。レイアウト・タイプを選択するとき、これらのPanel Customizableのコンポーネントは、選択されたレイアウト・タイプに従って配置されます。

表B-5は、設計時にページまたはページの領域に適用可能な8つのレイアウトを示しています。コンポーネントのレイアウト方法をわかりやすく説明するため、次のように想定します。

  • contentAファセットの子Panel CustomizableAとします。

  • contentBファセットの子Panel CustomizableBとします。

  • Layout Customizableの直接の子であるプライマリのPanel CustomizableCとします。

表B-5 Layout CustomizableのType属性の値

レイアウト・タイプ コンテンツの配置を示すイメージ

oneColumn

oneColumn

注意: oneColumnレイアウトの場合、ABは子コンポーネントが含まれる場合のみレンダリングされます。

threeColumn

threeColumn

threeColumnNarrow

threeColumnNarrow

twoColumn

twoColumn

twoColumnBottom

twoColumnBottom

twoColumnNarrowLeft

twoColumnNarrowLeft

twoColumnNarrowRight

twoColumnNarrowRight

twoColumnTop

twoColumnTop

B.1.4 Panel Customizableコンポーネント

Panel Customizableコンポーネントは、実行時にカスタマイズ可能なページ・コンテンツのコンテナとして使用されます。実行時にリソース・カタログを使用して、Panel Customizableコンポーネント内にコンテンツを追加できます。Panel Customizable内に子Show Detail Frameコンポーネントを追加すると、Show Detail Frameコンポーネントによってページ上のコンポーネントを配置または削除する、実行時のカスタマイズ・オプションが提供されます。

このコンポーネントは、子コンポーネントで実行時カスタマイズを行う場合にのみ使用します。コンポーネントの配置にのみコンテナが必要である場合は、Panel Group LayoutなどのADF Facesコンテナを使用することをお薦めします。

ジオメトリ管理

Panel Customizableコンポーネントは、Panel Stretch LayoutコンポーネントやPanel Splitterコンポーネントなど、子をストレッチする親レイアウト・コンポーネントによってストレッチできます。Panel Customizableコンポーネントのlayout属性をstretchに設定すると、Panel Customizableのサイズまで子コンポーネントをストレッチできます。

表B-6は、Panel Customizableコンポーネントの属性を示しています。

表B-6 Panel Customizableコンポーネントの属性

属性 タイプ ELをサポートしているかどうか 説明

共通属性




id

String

いいえ

コンポーネントの識別子。識別子はHTMLで許容されている構文のサブセットに従う必要があります。

  • 長さがゼロの文字列にすることはできません。

  • 最初の文字はASCII文字(A-Z a-z)またはアンダースコア(_)である必要があります。

  • 後続の文字は、ASCII文字または数字(A-Z a-z 0-9)、アンダースコア(_)、ダッシュ(-)である必要があります。

rendered

Boolean

はい

コンポーネントがレンダリングされるかどうかを指定します。falseに設定した場合、このコンポーネントに対する出力はありません(コンポーネントはレンダリングされず、クライアントで表示することができません)。

デフォルト値はtrueです。

コンポーネントのレンダリングは、「コンポーネントの表示」および「コンポーネントの非表示」オプションを使用して実行時に定義することもできます。

halign

String

はい

子コンポーネントの水平方向の位置合せを指定します。

子コンポーネントの水平方向の位置合せは、Panel Customizableコンポーネントに水平または垂直のレイアウトが存在する場合のみ設定できます。

使用可能な値はcenterendleftrightおよびstartです。デフォルト値はstartです。

valign

String

はい

子コンポーネントの垂直方向の位置合せを指定します。

子コンポーネントの垂直方向の位置合せは、Panel Customizableコンポーネントに水平のレイアウトが存在する場合のみ設定できます。

使用可能な値はbaselinebottommiddleおよびtopです。デフォルト値はtopです。

shortDesc

String

はい

このコンポーネントの簡単な説明を指定します。このテキストは、ユーザー・エージェント間で共通的にツールチップ・ヘルプ・テキストの表示に使用され、このときにツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では、長いツールチップが切り捨てられます。

レイアウト

String

はい

Panel Customizableの子に必須のレイアウト方法を指定します。

使用可能なオプションはhorizontalverticalscrollstretchおよびautoです。デフォルト値はverticalです。

layout属性の値に従って、子コンポーネントは次のようにレイアウトされます。

  • verticalを選択した場合、子コンポーネントは縦並びに表示され、レイアウト内で上下に移動できます。

  • horizontalを選択した場合、子コンポーネントは横並びに表示され、レイアウト内で左右に移動できます。

  • scrollを選択した場合、子コンポーネントは縦並びに表示され、コンテンツのオーバーフロー時はスクロールバーが表示されます。

  • stretchを選択した場合、最初の子コンポーネントがストレッチされ、Panel Customizableコンポーネント内の使用可能なスペースが埋められます。後続の子コンポーネントは無視されます。ただし、これらがページから削除されることはありません。

    layoutstretchに設定した場合、選択したコンポーネントの隣にある新規Panel Customizableコンポーネントの追加のための「追加」アイコンは使用可能になりません。

  • autoを選択した場合、Panel Customizableがその親によってストレッチされている場合のみ、子コンポーネントがストレッチされます。ストレッチされていない場合は、コンテンツがスクロールします。

スタイル属性




styleClass

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、JSPXページやスキニングCSSファイルなどで定義できます。

inlineStyle

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル。これは、基本的なスタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyle属性のCSSプロパティが作用させたいDOM要素に作用しない場合は、スキンを作成して、::label::icon-styleなどのように特定のDOM要素を対象にするスキニング・キーを使用する必要があります。

動作属性




allowAction

Boolean

はい

子コンポーネントの追加、Show Detail Frameコンポーネント内およびこれを起点とするドラッグとドロップ、および実行時の子コンポーネントの再配置をこのコンポーネントに許可するかどうかを決定します。また、一連の「ボックスを追加」アイコン(コンポーネントの隣へのBoxコンポーネントの追加をユーザーに許可する)をコンポーネント上でレンダリングする必要があるかどうかも決定します。

使用可能な値は、noneおよびallです。デフォルト値はallです。

注意: この属性は、アプリケーションのadf-config.xmlファイルでコンポーネントのセキュリティを定義する際にも設定できます。詳細は、第23.5項「Panel CustomizableおよびShow Detailコンポーネント・アクションでのアクション・レベルの制限の適用」を参照してください。

showEditAction

Boolean

はい

編集モードの「デザイン」ビューで、Panel Customizableヘッダー上の「編集」アイコンをレンダリングして、実行時にユーザーがコンポーネントのプロパティを編集できるようにします。使用可能な値はtrueおよびfalseです。デフォルト値はtrueです。

これは、コンポーザ対応ページにおいて(つまり、Panel CustomizableコンポーネントがPage Customizableコンポーネント内にネストされている場合)のみ関係します。

showSplitAction

Boolean

はい

編集モードのページの「デザイン」ビューのPanel Customizableヘッダー上で一連の「ボックスを追加」アイコンをレンダリングして、ユーザーが選択したコンポーネントの上、下、左または右にBoxコンポーネントを追加できるようにします。使用可能な値はtrueおよびfalseです。デフォルト値はtrueです。

これは、コンポーザ対応ページにおいて(つまり、Panel CustomizableコンポーネントがPage Customizableコンポーネント内にネストされている場合)のみ関係します。ただし、ルートPanel Customizableコンポーネントでは「ボックスを追加」アイコンが表示されません。

この属性のデフォルト値はtrueですが、ストレッチされたコンポーネントでは「ボックスを追加」アイコンが表示されません。

showTabAction

Boolean

はい

編集モードのページの「デザイン」ビューのPanel Customizableヘッダー上で一連の「タブ・セットまたはタブの追加」アイコンをレンダリングして、ユーザーがページにタブを追加できるようにします。使用可能な値はtrueおよびfalseです。デフォルト値はfalseです。

これは、コンポーザ対応ページにおいて(つまり、Panel CustomizableコンポーネントがPage Customizableコンポーネント内にネストされている場合)のみ関係します。

拡張属性




binding

oracle.adf.view.page.editor.component.PanelCustomizable

ELのみをサポート

Beanにコンポーネント・インスタンスを格納するEL参照。この参照は、Backing Beanからコンポーネントへのプログラムによるアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をBacking Beanに移すために使用できます。


サポートされているファセット

Panel Customizableコンポーネントは、separatorファセットをサポートします。このファセットを使用すると各子コンポーネント間で1回、コンテンツをレンダリングできます。

Panel Customizableコンポーネント上の編集オプションの無効化

実行時にページの編集モードに切り替えた場合、「デザイン」ビューでPanel CustomizableコンポーネントおよびBoxコンポーネントのすべてに「編集」アイコンがあることがわかります。「デザイン」ビューで特定のPanel CustomizableまたはBoxコンポーネントのプロパティ編集を無効にするには、設計時にコンポーネントのshowEditAction属性をfalseに設定する必要があります。これで、コンポーネントの「デザイン」ビューで「編集」アイコンが表示されなくなります。ただし、ユーザーは「ソース」ビューでこのようなコンポーネントを選択して、そのプロパティを編集できます。

B.1.5 Show Detail Frameコンポーネント

子コンポーネントの移動、最小化、リストア、削除などの実行時のカスタマイズを可能にするには、Panel Customizableコンポーネント内にShow Detail Frameコンポーネントを追加します。Show Detail Frameは、Panel Customizableコンポーネント内に追加された場合のみ移動できます。

ジオメトリ管理

Show Detail Frameコンポーネントは、Panel Customizableコンポーネントなど、子をストレッチする親レイアウト・コンポーネントによってストレッチできます。

Show Detail Frameコンポーネントは、子コンポーネントをストレッチして使用可能な高さと幅を埋めます。Show Detail Frameコンポーネント内に追加する子コンポーネントは1つのみにすることをお薦めします。ただし、複数の子コンポーネントが存在する場合は、最初の子コンポーネントがShow Detail Frameのコンテンツ領域の高さと幅にストレッチされ、後続の子コンポーネントは無視されます。

Show Detail Frameの右下隅にあるサイズ変更ハンドラを使用すると、コンポーネントの垂直方向のサイズを変更できます。変更すると、その親がShow Detail Frameをストレッチすることはできません。

表B-7は、Show Detail Frameコンポーネントの属性を示しています。

表B-7 Show Detail Frameコンポーネントの属性

属性 タイプ ELをサポートしているかどうか 説明

共通属性




id

String

いいえ

コンポーネントの識別子。識別子はHTMLで許容されている構文のサブセットに従う必要があります。

  • 長さがゼロの文字列にすることはできません。

  • 最初の文字はASCII文字(A-Z a-z)またはアンダースコア(_)である必要があります。

  • 後続の文字は、ASCII文字または数字(A-Z a-z 0-9)、アンダースコア(_)、ダッシュ(-)である必要があります。

rendered

Boolean

はい

コンポーネントがレンダリングされるかどうかを指定します。falseに設定した場合、このコンポーネントに対する出力はありません(コンポーネントはレンダリングされず、クライアントで表示することができません)。

デフォルト値はtrueです。

コンポーネントのレンダリングは、「コンポーネントの表示」および「コンポーネントの非表示」オプションを使用して実行時に定義することもできます。

text

String

はい

Show Detail Frameコンポーネントのタイトル。

このテキストのスタイルは、headerStyle属性を使用して変更できます。

icon

String

はい

Show Detail Frameコンポーネントのヘッダーにアイコンを追加することにした場合は、これで使用するイメージのURIを指定します。

例:

icon="http://source-pc/images/accessability.gif"

注意: ドキュメント・ルートに格納されているイメージには、フルパスは必要ありません。例:

icon="detail.gif"

外観属性




shortDesc

String

はい

コンポーネントの短い説明。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。

background

String

はい

スキンCSSとともに機能し、このShow Detail Frameインスタンスに対して別のルック・アンド・フィールを適用する手段を提供します。

使用可能な値はlightmediumdarkおよびcoreDefaultです。デフォルト値はmediumです。

coreDefault値はmediumと同様ですが、さらにコンテナの境界線を丸め、シャドウをレンダリングします。この場合の背景は、ADF Faces panelBoxコンポーネントと同様になります。

displayHeader

Boolean

はい

Show Detail Frameのヘッダーが表示されるかどうかを指定します。

デフォルト値はtrueです。

displayHeaderfalseに設定する選択をして、コンポーネントの一部のアクションを公開した場合は、マウスをコンポーネント領域に移動するとツールバーが表示されます。ツールバーには、選択可能なオプションのメニューを表示するドロップダウン・アイコンが含まれます。このツールバーは、コンポーネントで使用可能なアクションが存在する場合に編集モードでのみ表示されます。

displayShadow

Boolean

はい

Show Detail Frameコンポーネントでシャドウをキャストするかどうかを指定します。

デフォルト値はfalseです。

expansionMode

String

はい

Show Detail Frameのデフォルトの状態。

使用可能な値は、minimizedおよびnormalです。デフォルトの表示モードはnormalです。

アクション属性




displayActions

String

はい

シードされた相互作用を表示する時点を指定します。

使用可能なオプションは、onHoverおよびalwaysです。デフォルトはalwaysです。

inheritGlobalActions

Boolean

はい

この属性は子カスタム・アクション・コンポーネントを追加した場合に有意で、custom actionのグローバルaction値でローカル値をオーバーライドする必要があるかどうかを指定します。

デフォルト値はfalseです。

グローバル・カスタム・アクションの詳細は、第21.3.2.2項「グローバル・レベルでのカスタム・アクションの定義」を参照してください。

showMoveAction

String

はい

コンポーネントに「移動」アクションが利用可能かどうかを指定します。

選択可能な値は次のとおりです。

  • menu - 「移動」アクションは「アクション」メニューに表示されます。

  • none - ユーザーは、ヘッダーをクリックし、ドラッグ・アンド・ドロップで、コンポーネントを移動できます。

  • disabled - コンポーネントを移動できません。

デフォルト値はmenuです。

注意: 無効オプションは、ビュー・モードでのみ適用されます。

showRemoveAction

String

はい

Show Detail Frameヘッダーで「削除」アイコンをレンダリングします。このアイコンをクリックすると、ページからコンポーネントが削除されます。

使用可能な値はchromeおよびnoneです。デフォルト値はnoneです。

注意: ページ編集モードでは、他の制限が適用されていないかぎり、この設定に関係なく「削除」アイコンが表示されます。

showResizer

String

はい

Show Detail Frameの右下隅にサイズ変更ハンドルを表示するかどうかを指定します。サイズ変更時は、Show Detail Frameの高さのみを変更できます。

使用可能な値は、neverおよびalwaysです。デフォルト値はalwaysです。

showMinimizeAction

String

はい

ヘッダーに最小化アクションを表示するかどうかを指定します。

使用可能な値はchromeおよびnoneです。デフォルトはchromeです。

showEditAction

Boolean

はい

編集モードの「デザイン」ビューで、Show Detail Frameヘッダー上の「編集」アイコンをレンダリングして、実行時にコンポーネントのプロパティを編集できるようにします。デフォルト値はtrueです。

これは、コンポーザ対応ページにおいて(つまり、Show Detail FrameコンポーネントがPage Customizableコンポーネント内にネストされている場合)のみ関係します。

スタイル属性




contentStyle

String

はい

Show Detail Frameコンテンツ領域に適用するCSSスタイル。CSSリリース2.0以上に準拠するスタイルを手動で入力します。

この属性のCSSスタイルは、一般的にShow Detail Frameの高さおよび背景色の定義に使用されます。たとえば、height:200px; background-color:green;のように指定します。

注意: Show Detail Frameコンポーネントが水平のレイアウトでPanel Customizableコンポーネント内にネストされている場合は、Show Detail Frameコンポーネントの幅を指定して、確実にページ表示モードでレンダリングされるようにする必要があります。

styleClass

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、JSPXページやスキニングCSSファイルなどで定義できます。

inlineStyle

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル。これは、基本的なスタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが目的のDOM要素に反映されない場合は、スキンを作成して、::label::icon-styleなどの特定のDOM要素を対象にしたスキニング・キーを使用する必要があります。

headerStyle

String

はい

ヘッダーに表示されるShow Detail Frameタイトルに適用するCSSスタイル。CSSリリース2.0以上に準拠するスタイルを手動で入力します。

この属性のCSSスタイルは、一般的にタイトル・テキストのフォント、サイズおよび色の定義に使用されます。

動作属性




partialTriggers

String

はい

部分更新をトリガーするコンポーネントのID。このコンポーネントは、トリガー・コンポーネント上でリスニングします。トリガー・コンポーネントがなんらかの更新を発生させるイベントを受信した場合、このコンポーネントも更新されることをリクエストします。識別子はソース・コンポーネント(このコンポーネント)に対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります。コンポーネントがネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用するとページのルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、コンポーネントのネーミング・コンテナ(または、コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのネーミング・コンテナ(コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体も含まれる)から出てそこから検索を開始します。

disclosureListener

javax.el.MethodExpression

はい

開示リスナーへのメソッド参照。

ユーザーがShow Detail Frameコンポーネントを開いたとき、または閉じたときに開示イベントが起動されます。

stretchContent

String

はい

Show Detail Frameが子コンポーネントをストレッチするかどうかを指定します。

使用可能なオプションは、truefalseおよびautoです。デフォルト値はtrueです。

stretchContent属性を使用して、ストレッチ対応の子コンポーネントをストレッチできます。たとえば、Panel Form LayoutPanel CustomizableShow Detail Itemは、ストレッチに対応する機能を備えています。

trueを選択した場合、子コンポーネントがShow Detail Frameのコンテンツ領域の高さと幅までストレッチされます。

Show Detail Frameのデフォルトの高さは200pxです。Show Detail Frameの高さはContentStyle属性を使用して定義されます。

autoを選択した場合、Show Detail Frameをストレッチするコンポーネント内でこれがラップされている場合のみ、子コンポーネントがストレッチされます。これ以外の場合、stretchContentfalseに設定されます。

拡張属性




binding

oracle.adf.view.page.editor.component.ShowDetailFrame

ELのみをサポート

Beanにコンポーネント・インスタンスを格納するEL参照。この参照は、Backing Beanからコンポーネントへのプログラムによるアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をBacking Beanに移すために使用できます。

attributeChangeListener

javax.el.MethodExpression

はい

属性変更リスナーへのメソッド参照。属性変更イベントは、プログラムによるプロパティへの変更の場合は配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしでレンダラがプロパティを変更したときにのみ配信されます。属性変更イベントの例としては、クライアント側のサイズ変更をサポートする列の幅などがあります。

selectChild

String

はい

実行時選択とカスタマイズが子コンポーネントで有効化されるかどうかを指定します。これは、コンポーザ対応ページにおいて(つまり、Show Detail FrameコンポーネントがPage Customizableコンポーネント内にネストされている場合)のみ関係します。

デフォルト値はyesです。ただし、Show Detail Frameコンポーネントの子としてタスク・フローを追加した場合は、この属性のデフォルトがnoになります。

yesを選択すると、実行時に子コンポーネントを選択してカスタマイズできます。

その他の属性




helpTopicID

String

はい

コンポーネントからカスタム・ヘルプ・トピックへのリンクに使用されるヘルプ・トピックIDを指定します。

Show Detail Frameコンポーネント・インスタンスからヘルプ・トピックをリンクするには、アプリケーション・ディレクトリに直接保存されたHTMLファイル、またはJARファイルの構成部分であるヘルプ・トピックにリンクすることができます。


サポートされているファセット

表B-8は、Show Detail Frameコンポーネントで使用可能なファセットを示しています。

表B-8 Show Detail Frameのファセット

名前 説明

titleBarAction

アクションをShow Detail Frameコンポーネントのタイトルと関連付ける必要がある場合に使用します。ファセットによって指定されたコンポーネントは、Show Detail Frametext属性のかわりにレンダリングされます。

additionalActions

Show Detail Frameヘッダーで使用可能な「アクション」メニューにいくつかのアクションが追加される場合に使用されます。追加アクションが確実にメニュー上の他のアクションと同様に表示されるようにするため、このファセット内にネストされたCommand Menu Itemコンポーネントとともに、Command Menu ItemコンポーネントまたはGroupコンポーネントを使用します。


Show Detail Frameプロパティとともに表示する子コンポーネント・プロパティ

実行時にページの編集モードに切り替えた場合、「デザイン」ビューで編集可能なすべてのShow Detail Frameコンポーネントに「編集」アイコンがあることがわかります。このアイコンをクリックすると、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログが起動され、ユーザーはShow Detail Frameのプロパティを編集できます。「コンポーネント・プロパティ」ダイアログでShow Detail Frameのプロパティと子コンポーネントのプロパティを表示する必要がある場合は、カスタム属性sdf_selection_ruleを使用できます。

JDeveloperでは、Show Detail Frameコンポーネントを右クリックし、「cust:showDetailFrameの中に挿入」「JSF Core」そして「属性」を選択します。「属性を挿入」ダイアログでは、名前としてsdf_selection_ruleを、値としてsdf_for_edit_mode_onlyを指定します。「ソース」モードでは、この属性は次の例のように表示されます。

<cust:showDetailFrame text="showDetailFrame 1" id="sdf1">
  <f:attribute name="sdf_selection_rule" value="sdf_for_edit_mode_only"/>
</cust:showDetailFrame>

Show Detail Frameコンポーネント上の編集オプションの無効化

実行時にページの編集モードに切り替えた場合、「デザイン」ビューで編集可能なすべてのShow Detail Frameコンポーネントに「編集」アイコンがあることがわかります。「デザイン」ビューで特定のShow Detail FrameまたはMovable Boxコンポーネントのプロパティ編集を無効にするには、設計時にコンポーネントのshowEditAction属性をfalseに設定することで実行できます。これで、実行時にページの編集モードに移動したときにコンポーネントに「編集」アイコンが表示されなくなります。ただし、ユーザーは「ソース」ビューでこのようなコンポーネントを選択して、そのプロパティを編集できます。

B.1.6 Custom Action

Custom Actionコンポーネントは、Show Detail Frameコンポーネント内にリージョンが含まれている場合に、タスク・フローでのナビゲーション・フローのトリガーに使用します。タスク・フローのADFcの結果に対応するカスタム・アクションを定義できます。実行時にこれらのカスタム・アクションは、アイコン、メニュー・オプション、またはその両方としてShow Detail Frameヘッダーに表示されます。Custom Actionは、常にShow Detail Frameの子コンポーネントとして定義する必要があり、Show Detail Frameの子コンポーネントとしてタスク・フローも含まれている場合のみ有益です。

Custom Actionコンポーネントは、タスク・フローに存在するADFcの結果と同じ数だけ追加できます。対応するADFcの結果なしでCustom Action属性を追加した場合、またはaction属性値が、タスク・フローによって現在表示されているビューで定義されたADFcの結果と一致しない場合、そのアクションは実行時に表示されません。


注意:

Show Detail Frameコンポーネントのカスタム・アクションは、グローバル・レベルで定義することもできます。詳細は、第21.3.2項「タスク・フローを囲んでいるShow Detail Frameでカスタム・アクションを有効にする方法」を参照してください。


表B-9は、Custom Actionコンポーネントの属性を示しています。

表B-9 Custom Actionコンポーネントの属性

属性 タイプ ELをサポートしているかどうか 説明

共通属性




id

String

いいえ

コンポーネントの識別子。識別子はHTMLで許容されている構文のサブセットに従う必要があります。

  • 長さがゼロの文字列にすることはできません。

  • 最初の文字はASCII文字(A-Z a-z)またはアンダースコア(_)である必要があります。

  • 後続の文字は、ASCII文字または数字(A-Z a-z 0-9)、アンダースコア(_)、ダッシュ(-)である必要があります。

action

String

はい

タスク・フローに定義されているアクション結果を指定します。この属性の値は、タスク・フロー定義ファイルの関連するADFcの結果と一致している必要があります。

rendered

Boolean

はい

コンポーネントがレンダリングされるかどうかを指定します。falseに設定した場合、このコンポーネントに対する出力はありません(コンポーネントはレンダリングされず、クライアントで表示することができません)。

デフォルト値はtrueです。

コンポーネントのレンダリングは、「コンポーネントの表示」および「コンポーネントの非表示」オプションを使用して実行時に定義することもできます。

text

String

はい

メニュー項目リンクのテキストを表します。

メニュー項目リンクとしてレンダリングされるカスタム・アクションに適用可能です。

外観属性




icon

String

はい

ツールバー・リンクとしてレンダリングされるカスタム・アクションで、クロムにレンダリングされるアイコンを指定します。メニュー項目リンクとしてレンダリングされるCustom Actionの場合は、メニュー項目テキストに対して表示されるアイコンになります。この属性は次の各タイプのURIをサポートします。

  • absolute - イメージへの絶対パス。例: "http://oracleimg.com/admin/images/ocom/hp/oralogo_small.gif"

  • relative - ソース・ページに対して相対的な位置のパス。例 - "bullet.jpg"

  • context relative - Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを基準にした相対パス。例 - "/images/error.png"

  • server relative - アプリケーション名別のWebサーバーを基準にした相対パス。例 - "//adf-richclient-demo-context-root/images/error.png"

アイコンではイメージに代替テキストを使用できないため、アクセス可能な製品を作成するには、アイコンの使用を装飾を目的とする場合にかぎる必要があります。

shortDesc

String

はい

コンポーネントの短い説明を提供します。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。

これは、ツールバー・アイコンとしてレンダリングされるカスタム・アクションにのみ適用できます。

location

String

はい

Custom Actionをツールバー・アイコンまたはメニュー項目リンクとしてレンダリングするかどうかを指定します。

使用可能な値は、chromemenu、またはbothです。デフォルト値はchromeです。

その他の属性




actionComponent

String

はい

アクション・イベントでキューに入れる必要があるコマンド・コンポーネントのIDを指定します。actionComponent属性が指定された場合、Show Detail Frameコンポーネントは、このコンポーネントのアクション・イベントをキューに入れます。

詳細は、第21.3.2.3項「別個のブラウザ・ウィンドウにタスク・フロー・ビューを表示するカスタム・アクションの構成」を参照してください。


B.1.7 Show Property

Show Propertyコンポーネントは、実行時のカスタム・プロパティでの属性またはパラメータの表示に使用します。実行時にユーザーに表示する属性またはパラメータのそれぞれにShow Propertyコンポーネントを1つ使用します。

Show Propertyコンポーネントの詳細は、第20.3.6項「カスタム・プロパティ・パネルでのプロパティおよびパラメータの表示方法」を参照してください。

表B-10は、Show Propertyコンポーネントの新しい属性を示しています。

表B-10 Show Propertyコンポーネントの属性

属性 タイプ ELをサポートしているかどうか 説明

共通属性:




id

String

いいえ

コンポーネントの識別子。識別子はHTMLで許容されている構文のサブセットに従う必要があります。

  • 長さがゼロの文字列にすることはできません。

  • 最初の文字はASCII文字(A-Z a-z)またはアンダースコア(_)である必要があります。

  • 後続の文字は、ASCII文字または数字(A-Z a-z 0-9)、アンダースコア(_)、ダッシュ(-)である必要があります。

rendered

Boolean

はい

コンポーネントがレンダリングされるかどうかを指定します。falseに設定した場合、このコンポーネントに対する出力はありません(コンポーネントはレンダリングされず、クライアントで表示することができません)。

デフォルト値はtrueです。

コンポーネントのレンダリングは、「コンポーネントの表示」および「コンポーネントの非表示」オプションを使用して実行時に定義することもできます。

attributeType

String

はい

プロパティ・タイプを指定します。サポートされる値は、textcboxdatelovです。

value

String

はい

プロパティの現在値を指定します。valueのELバインディングが、getterありでsetterなしのBeanプロパティを指定し、またこれが編集可能コンポーネントである場合、そのコンポーネントは読取り専用モードでレンダリングされます。

label

String

はい

コンポーネントのラベルを指定します。ラベルをコントロールの上に表示する場合は、panelFormLayoutを使用します。

データ属性:




selectItem



attributeTypelovに設定されている場合に表示される値のリストを指定します。この属性は値のリストを動的に返すEL値を取得します。

外観属性:




columns

Int

はい

表示される文字数によって指定されるテキスト・コントロールのサイズを指定します。列数はブラウザのデフォルトのフォント・サイズを基準にして推定されます。

rows

Int

はい

表示される文字数によって指定されるテキスト・コントロールの高さを指定します。デフォルト値は1で、1行の入力フィールドが生成されます。行数はブラウザのデフォルトのフォント・サイズを基準にして推定されます。

shortDesc

String

はい

コンポーネントの短い説明を提供します。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。

これは、ツールバー・アイコンとしてレンダリングされるカスタム・アクションにのみ適用できます。

simple

Boolean

はい

コンポーネントがラベルのサポートを提供するかどうかを制御するブール値です。trueに設定すると、コンポーネントではラベルが表示されません(label、labelAndAccessKey、accessKey、showRequired、helpファセットが無視される場合があります)。また単純なレイアウト・プリミティブが使用されない場合もあります。ユース・ケースとしては、表やfor-eachなど、ラベルが不要な場所で、繰返し可能な要素でコンポーネントが使用される場合などが考えられます。

unselectedLabel



null値を表すオプション、つまり何も選択されていない場合のラベルを指定します。unselectedLabelが設定されておらず、コンポーネントに選択値がない場合は、空白文字列のオプションが選択ボックスの最初のオプションとしてラベルと値としてレンダリングされます(すでに定義された空白オプションがない場合)。オプションが正常に選択され、unselectedLabelが設定されていない場合、空白オプションはレンダリングされません。

動作属性:




required

Boolean

はい

非null、非空白値を入力する必要があるかどうかを指定します。falseにすると、値がnullまたは空白の場合にバリデータは実行されません。

autoSubmit

Boolean

はい

フォーム要素でTRUEに設定すると、該当するアクション(クリック、テキスト変更など)が実行されたときにコンポーネントから自動送信を行う属性を指定します。autoSubmitは部分送信であるため、このコンポーネントをポイントするpartialTriggersが指定された他のコンポーネントも送信および再レンダリングされます。

disabled

Boolean

はい

プロパティを無効として表示するかどうかを指定します。これは、MDS制限がプロパティに適用されている場合など、プロパティを無効として表示する必要があると指定されたモデルを持つイテレータ内にShow Propertyコンポーネントが存在する場合に便利です。

valueChangeListener

javax.faces.el.MethodBinding

ELのみ

値変更リスナーに対するメソッド参照を指定します。

拡張属性:




binding

oracle.adf.view.rich.component.fragment.UIXDeclarativeComponent

ELのみをサポート

Bean内にコンポーネント・インスタンスを格納するEL参照を指定します。この参照は、Backing Beanからコンポーネントへのプログラムによるアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をBacking Beanに移すために使用できます。

clientComponent

Boolean

はい

クライアント側コンポーネントが生成されるかどうかを指定します。このフラグを設定してもしなくてもコンポーネントは生成されますが、クライアントJavascriptがコンポーネント・オブジェクトを必要とする場合、コンポーネントの存在を保証するにはtrueに設定する必要があります。現在デフォルトで生成されるクライアント・コンポーネント・オブジェクトは、将来は存在しない可能性があります。このフラグを設定することがコンポーネントの存在を保証する唯一の方法であり、クライアントは暗黙的な動作に依存できません。ただし、このフラグの設定にはパフォーマンス・コストが伴うため、絶対に必要でないかぎり、クライアントではクライアント・コンポーネントを有効にすることを避ける必要があります。

componentId



コンポーザのプロパティ・パネルでShow Propertyタグを使用する場合、componentIdは、プロパティをレンダリングする必要があるコンポーネントのIDを指定します。

showELBuilder

Boolean

はい

プロパティのELビルダーを表示するかどうかを指定します。

showResourceEditor

Boolean

はい

プロパティのリソース・文字列エディタを表示するかどうかを指定します。ただし、このオプションはアプリケーションでリソース文字列編集を構成し、プロパティの型がStringの場合のみ有効化されます。詳細は、第21.12項「実行時リソース文字列編集の構成」を参照してください。

taskFlowId

String

はい

タスク・フロー・パラメータの表示にShow Propertyが使用される場合は、taskFlowIdでタスク・フローのIDが指定されます。

taskFlowParam

String

はい

タスク・フロー・パラメータの表示にShow Propertyが使用される場合は、taskFlowParamで入力フィールドを表示する必要があるタスク・フロー・パラメータが指定されます。

validator

String

はい

バリデータ・メソッドに対するメソッド参照を指定します。


サポートされているファセット

Show Propertyコンポーネントは、customLinkファセットをサポートし、そのファセットはCommamd Menu Itemを含むために使用することができます。このファセットで指定されたCommand Menu Itemは、リソース文字列エディタおよびELビルダーと一緒にプロパティ・フィールドの隣のドロップダウンリストのカスタム・リンクとして表示されます。

B.2 コンポーザ固有のファイルと構成

この項では、コンポーザ機能を拡張するために変更することができる様々なファイルについて説明します。コンポーザ拡張ファイル(pe_ext.xml)のようないくつかのファイルは、コンポーザのみに関連していますが、他のファイルは、コンポーザ固有の構成のエントリを取ることができるADFの構成ファイルです。

この項の内容は、次のとおりです。

B.2.1 pe_ext.xml

pe_ext.xmlファイルを作成しこのファイルに要素を追加することで、新しいコンポーザ・アドオンおよびカスタム・プロパティ・パネルの登録、パネルの選択的なレンダリングし、イベント・ハンドラの登録、プロパティ・フィルタの定義を実行できます。デフォルトでは、ページにOracleコンポーネントを追加する際にこのファイルを使用できません。このファイルをPortalプロジェクトのMETA-INFディレクトリに作成することができます(たとえば、APPLICATION_HOME\Portal\src\META-INFディレクトリ)。この項では、コンポーザ拡張ファイル・スキーマの各種要素について、また、スキーマ要素の使用が可能な状況を説明します。


注意:

自身のpe_ext.xmlファイルと共有ライブラリを使用するアプリケーションでは、実行の順序を定義するためにpe-extensionタグ内でsequence要素を使用します。デフォルトの設定を定めるためにsequence="first"を使用し、最後のファイルをロードし、以前ロードしたファイルによって定義された設定をオーバーライドするためにsequence="last"を使用します。


この項には次のサブセクションが含まれます:

B.2.1.1 addon-config

addon-config要素を使用して、新しいコンポーザ・アドオンおよびカスタム・プロパティ・パネルのエントリを組み込みます。たとえば、アプリケーションに関する情報を表示するパネルを起動するAboutボタンを新たにページに追加するには、まず情報を含むタスク・フローを作成して、その後このタスク・フローをpe_ext.xmlファイルに登録します。addon-config要素内で宣言されるコンポーザ・アドオンは、adf-config.xmlファイルで構成されますが、addon-config要素で宣言されるカスタム・プロパティ・パネルは拡張ファイル自体のproperty-panels要素内で構成されます。

adf-config.xmlでのアドオンの構成の詳細は、B.2.2.2項「addon-panels」を参照してください。property-panels要素を使用したカスタム・プロパティ・パネルの構成の詳細は、第B.2.1.2項「property-panels」を参照してください。

addon-config要素は、pe-extensionタグ内に挿入します。XMLファイルに追加できるaddon-config要素は1つのみです。addon-config要素内にpanels要素を指定してアドオンを定義できます。

panels

panels要素は、コンポーザへの新しいアドオンやプロパティ・パネルの登録に使用します。panels要素はaddon-config要素内に追加します。1つの拡張ファイルで設定できるpanels要素は1 つのみで、カスタム・パネルのすべてをこの要素内で定義する必要があります。

panel

panel要素を使用して、ユーザーに表示する個別のアドオンおよびプロパティ・パネルを定義します。panels要素には、コンポーザに表示するアドオンまたはプロパティ・パネルを定義する個別のpanel要素を必要な数だけ挿入できます。表示するアドオンまたはプロパティ・パネルのすべてに1つずつpanel要素を作成する必要があります。

表B-11は、panel要素の属性を示しています。

表B-11 panel要素の属性

属性 説明

name

adf-config.xmlで新しいアドオンを、またはproperty-panelsセクションでプロパティ・パネルを参照する際に使用される識別子。これは、アプリケーション内で一意である必要があります。

title

コンポーザでタスク・フローの起動に使用されるボタンに表示されるタイトル。このプロパティにELを使用すると、ローカライズされたタイトルを表示できます。

カスタム・プロパティ・パネルの場合は、このパネルの新しいタブに表示されるタイトルです。

icon

ボタンのタイトルの横に表示されるアイコン。これはオプションです。

taskflow-id

アドオンまたはプロパティ・パネルを定義するタスク・フローのID。

help-topic-id

アドオンまたはプロパティ・パネルからカスタム・ヘルプ・トピックにリンクするヘルプ・トピックID。これはオプションです。


panel要素をファイルから削除すると、そのアドオンまたはプロパティ・パネルはページに表示されません。

次の例は、addon-configpanelsおよびpanel要素の使用方法を示しています。

  <addon-config>
    <panels>
      <panel name="oracle.fod.custom.panel" title="About FOD"
             icon="adf/webcenter/images/about.gif"
             taskflow-id="/WEB-INF/about-fod.xml#about-fod"   
      /> 
    </panels>
  </addon-config>

アドオンの詳細は、第20.2項「コンポーザのアドオンの作成」を参照してください。

必要に応じて個別のアドオン・パネルにイベントハンドラを登録するには、次の例に示すようにpanel要素内にevent-handlers要素を追加できます。

<event-handlers>
  <event-handler event="close">
    oracle.fod.custom.TaskFlowEventHandler
  </event-handler>
</event-handlers>

XMLコードは、汎用イベント・ハンドラの場合と同じです。詳細は、第B.2.1.4項「event-handlers」を参照してください。

B.2.1.2 property-panels

property-panels要素を使用して、カスタム・プロパティ・パネルを登録します。addon-config要素内にproperty-panels要素を追加します。カスタム・プロパティ・パネルの詳細は、第20.3項「カスタム・プロパティ・パネルの作成」を参照してください。拡張ファイルには、property-panels要素を1つのみ持つことができます。

property-panel

property-panel要素は、コンポーザの特定のコンポーネントに表示されるカスタム・プロパティ・パネルの定義に使用します。property-panels要素には、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログにタブとして表示するカスタム・プロパティ・パネルを定義する個別のproperty-panel要素を必要な数だけ挿入できます。カスタム・プロパティ・パネルを登録するコンポーネントまたはタスク・フローを指定するには、それぞれcomponent要素またはtaskflow-id要素をproperty-panel内に追加する必要があります。

表B-12は、property-panel要素の属性を示しています。

表B-12 property-panel要素の属性

属性 説明

name

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログに表示するカスタム・プロパティ・パネルの識別子。

rendered

このパネルを「コンポーネント・プロパティ」ダイアログでユーザーに表示するかどうかを示します。ここではEL値を取得できます。


コンポーネント

component要素を使用して、カスタム・プロパティ・パネルを登録するコンポーネントの完全修飾クラス名を指定します。1つのproperty-panel要素で指定できるcomponent要素は1つのみです。

taskflow-id

taskflow-id要素を使用して、カスタム・プロパティ・パネルを登録するタスク・フローの名前を指定します。1つのproperty-panel要素で指定できるtaskflow-id要素は1つのみです。

panel

panel要素は、コンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログまたは「ページ・プロパティ」ダイアログにタブとして表示されるカスタム・プロパティ・パネルの指定に使用します。1つのproperty-panel要素で、panel要素を必要な数だけ指定できます。表B-13は、panel要素の属性を示しています。

表B-13 panel要素の属性

属性 説明

name

addon-configセクションでのパネルの宣言に使用する名前。

rendered

カスタム・プロパティ・パネルがレンダリングされるかどうかを指定します。

parameter

実装タスク・フローに渡されるパラメータ。

ELのみを取得し、Map<String, String>を返す必要があります。


panel要素がファイルから削除されると、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログにプロパティ・パネルが表示されなくなります。

次の例は、Command Buttonコンポーネントにカスタム・プロパティ・パネルを登録する方法を示しています。

<property-panels>
  <property-panel name="cmdbtn">
    <component>oracle.rich.CommandButton</component>
    <panel name="prop.panel.cmdbtn"/>
  </property-panel>
</property-panels>

次の例は、タスク・フローにカスタム・プロパティ・パネルを登録する方法を示しています。

<property-panels>
  <property-panel name="dashboard">
    <taskflow-id>/WEB-INF/dashboard-taskflow#prop-panel</taskflow-id>
    <panel name="dashboard.prop-panel" />
  </property-panel>
</property-panels>

B.2.1.3 lov-config

lov-config要素は、タスク・フロー・パラメータのカスタム値リストまたはピッカーの登録に使用します。lov-config要素は、pe-extensionタグの直下に追加します。1つの拡張ファイルで指定できるlov-config要素は1つのみです。この要素内では、LOV使用を登録するタスク・フローのそれぞれにtask-flow-definition要素を追加できます。LOVを提供する各パラメータにinput-parameter-definitionを追加します。次の例に示すように、enumeration要素を使用して、パラメータのLOVオプションをリストします。

<lov-config>
  <task-flow-definition taskflow-id="/WEB-INF/employee-details.xml#employee-details">
    <input-parameter-definition>
      <name>Designation</name>
        <enumeration>
          <item>
            <name>Accounts Manager</name>
            <value>Accounts Manager</value>
            <description>Accounts Manager</description>
          </item>
          <item>
            <name>Accounts Assistant</name>
            <value>Accounts Assistant</value>
            <description>Accounts Assistant</description>
          </item>
          <item>
            <name>Payroll Executive</name>
            <value>Payroll Executive</value>
            <description>Payroll Executive</description>
          </item>
          <item>
            <name>Senior Manager</name>
            <value>Senior Manager</value>
            <description>Senior Manager</description>
          </item>
        </enumeration>
    </input-parameter-definition>
  </task-flow-definition></lov-config>

詳細は、第20.5項「タスク・フローのパラメータのカスタムLOVまたはピッカーの構成」を参照してください。

B.2.1.4 event-handlers

event-handlers要素は、コンポーザによって生成されたイベントのハンドラの登録に使用します。event-handlers要素は、pe-extensionタグの直下に追加します。pe-extensionで指定できるevent-handlers要素は1つのみです。

また、特定のコンポーザ・アドオン・パネルでは、addon-configセクションにあるpanel要素内にevent-handlers要素を追加して、イベントハンドラを登録することもできます。詳細は、第B.2.1.1項「addon-config」を参照してください。

event-handler

event-handler要素を使用して、コンポーザにイベント・ハンドラを登録します。event-handlersでは、event-handler要素を必要な数だけ作成して、保存、クローズ、削除、追加および選択イベントのハンドラを登録できます。たとえば、JavaクラスSaveHandlerprocessSaveメソッドを実装してSaveイベントが呼び出されたときに特定のアクションを実行する場合は、次のようにpe_ext.xmlファイルにevent-handlerエントリを追加することでその実装をコンポーザに登録できます。

<event-handlers>
  <event-handler event="save">view.SaveHandler</event-handler>   
</event-handlers>

イベント・ハンドラの構成の詳細は、第20.6項「コンポーザUIイベントのイベント・ハンドラの構成」を参照してください。

B.2.1.5 drop-handlers

drop-handlers要素は、リソース・カタログからページへのコンポーネントの追加を処理するドロップ・ハンドラの登録に使用します。drop-handlers要素は、pe-extensionタグの直下に追加します。1つの拡張ファイルで指定できるdrop-handlers要素は1つのみです。

drop-handler

drop-handler要素を使用して、コンポーザにドロップ・ハンドラを登録します。drop-handlersでは、drop-handler要素を必要な数だけ作成して、アプリケーションで作成したドロップ・ハンドラを登録できます。たとえば、XMLコンポーネントのページへの追加を処理するドロップ・ハンドラTestDropHandlerを作成した場合、次のようにpe_ext.xmlファイルにdrop-handlerエントリを追加することで、その実装をコンポーザに登録できます。

<drop-handlers>
  <drop-handler>test.TestDropHandler</drop-handler>
</drop-handlers>

詳細は、第20.7項「リソース・カタログのドロップ・ハンドラの構成」を参照してください。

B.2.1.6 filter-config

filter-config要素は、実行時に編集可能なコンポーネントのプロパティ・フィルタの定義に使用します。「コンポーネント・プロパティ」ダイアログは、選択したコンポーネントに対して編集可能なプロパティを表示します。すべてのプロパティを編集に公開するわけではない場合は、特定のプロパティをフィルタ処理してそれらを「コンポーネント・プロパティ」ダイアログに表示されないようにすることができます。グローバル・レベルのフィルタを指定して、すべてのコンポーネントで共通の属性をフィルタ処理することも、タグ・レベルのフィルタを定義して、特定のコンポーネントのみでプロパティをフィルタ処理することもできます。

filter-config要素は、pe-extensionタグの直下に追加します。1つの拡張ファイルで指定できるfilter-config要素は1つのみです。

プロパティ・フィルタの詳細は、第20.8項「プロパティ・フィルタの定義」を参照してください。

global-attribute-filter

global-attribute-filter要素を使用して、すべてのコンポーネント間で特定のプロパティをフィルタ処理します。拡張ファイルで指定できるglobal-attribute-filter要素は1つのみです。この要素には、複数のライブラリからのコンポーネントのプロパティ・フィルタを定義するattribute要素を必要な数だけ含めることができます。

taglib-filter

taglib-filter要素を使用して、特定のライブラリ内のコンポーネントのプロパティ・フィルタを定義します。複数のtaglib-filter要素を組み込むと、複数のライブラリ内のコンポーネントのプロパティをフィルタ処理できます。この要素内ではライブラリに属するすべてのコンポーネントにtag要素を組み込むことができます。

表B-14は、taglib-filter要素で使用できる属性を示しています。

表B-14 tag要素の属性

属性 説明

namespace

フィルタ対象のプロパティが存在するコンポーネントを含むタグ・ライブラリのネームスペース。


tag

tagは、フィルタ対象のプロパティが存在するコンポーネントの指定に使用されます。taglib-filter要素内には、複数のtag要素を組み込むことができます。この要素内では、フィルタ対象にするすべてのプロパティにattribute要素を組み込むことができます。

表B-15は、tag要素で使用できる属性を示しています。

表B-15 tag要素の属性

属性 説明

name

など、フィルタ対象のプロパティが存在するコンポーネントの名前。commandButtonportletなど。


attribute

attribute要素は、すべてのコンポーネントまたは指定したコンポーネントのみでフィルタ処理するプロパティの指定に使用します。グローバル・レベル・フィルタを定義するには、global-attribute-filter内にattribute要素を組み込む必要があります。特定のコンポーネントのプロパティ・フィルタを定義するには、taglib-filter内にattribute要素を組み込む必要があります。

表B-16は、attribute要素で使用できる属性を示しています。

表B-16 attribute要素の属性

属性 説明

name

フィルタ対象のプロパティの名前。

filtered

プロパティをフィルタ処理するかどうかを指定します。値はtrueまたはfalseのいずれかです。特定のビューでプロパティをフィルタするには、view属性を使用します。

label

UIのプロパティのラベル。ローカライズされた文字列を取得、またはビューに応じて異なるラベルを表示するには、ELを使用します。

view

(オプション)このプロパティを表示/非表示するビュー。designまたはsourceの値を取ります。


次の例では、グローバルおよびコンポーネント・レベルのプロパティ・フィルタを定義する方法を示しています。

<filter-config>
   <global-attribute-filter>
    <attribute name="readOnly" filtered="false" label="Read Only"/>
    <attribute name="required" filtered="false" label="Mandatory"/>
    <attribute name="shortDesc" filtered="false" label="#{composerBundle.PNL_TB_SHORTDESC}"/>
  </global-attribute-filter>
 
  <taglib-filter namespace="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/rich">
    <tag name="goLink">
      <attribute name="accessKey" view="design"/>
      <attribute name="targetFrame" filtered="false" view="source"/>
      <attribute name="destination" filtered="false" label="#{pageEditorPanelBean.layoutView ?  'Where do you want to surf?' : 'Destination'}"/>
    </tag>
    <tag name="inputText">
      <attribute name="all" view="design"/>
      <attribute name="label" label="Field Name" filtered="false" />
      <attribute name="readOnly" filtered="false" />
      <attribute name="required" filtered="false" />
      <attribute name="rendered" filtered="false" />
      <attribute name="wrap" filtered="false" />
    </tag>
  </taglib-filter>
</filter-config>

B.2.1.7 elbuilder-config

elbuilder-config要素は、式ビルダーのカスタム値の構成に使用します。式ビルダーは、コンポーザの「コンポーネント・プロパティ」から起動され、ユーザーによるコンポーネント・プロパティのEL値の指定を可能にします。ユーザーは、事前定義された値セットからの選択、またはテキスト・ボックスへのEL値の入力を実行できます。式ビルダーをカスタマイズすると、より多くのオプションをユーザーに提示できます。詳細は、第20.4項「式ビルダーの拡張」を参照してください。

elbuilder-config要素は、pe-extensionタグの直下に追加します。1つの拡張ファイルで指定できるelbuilder-config要素は1つのみです。

selector

次の例に示すように、selector要素を使用して、カスタム・オプションを定義して組み込みます。

<elbuilder-config>
  <!-- define selector -->
  <selector id="CustomELParameter">
    view.CustomELParameter
  </selector>
    
  <!-- include selector -->
  <selectors>
    <selector id="CustomELParameter"/>
  </selectors>
</elbuilder-config>

selectors要素内には、複数のselector要素を組み込むことができます。

B.2.1.8 selection-config

selection-config要素を使用すると、特定のコンポーネントの直接選択を有効または無効にしたり、関連する操作を定義できます。コンポーネントを選択可能にするためには、このタグ内で操作を定義する必要があります。詳細は、第20.11項「「デザイン」ビューの直接選択の有効化」を参照してください。

<selection-config>タグ内で、<global-filter>および<selection-taglib-filter>を使用しするネームスペースとタグによって選択をグローバルに構成することができます。

selection

selectionタグを使用すると、特定のビューに関連する直接選択の操作を有効または無効にすることができます。現行のリリースでは、直接選択のオプションは「デザイン」ビューでのみ有効/無効にできます。

operation

利用可能な操作は、各特定コンポーネントの下の<operation>タグ内で定義されています。次の要素は、操作の定義に使用されます。

  • name: 実行される操作を定義します。(標準操作またはカスタム操作を使用します。)

  • label (オプション): ポップアップ・ウィンドウ内のタブ・ラベルとして操作名をオーバーライドします。

  • filtered: ポップアップ・ウィンドウの操作を含むようにfalseに設定します。

<selection-config>
  <global-filter>
    <selection view="design" enabled="false"/>
  </global-filter>

  <selection-taglib-filter 
namespace="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/customizable"> <tag name="showDetailFrame"> <selection view="design" enabled="true"/> <operation name="oracle.adf.pageeditor.pane.sdfprop" label="SDF Change Property" filtered="false"/> </tag> </selection-taglib-filter> </selection-config>

B.2.1.9 pe_ext.xmlファイルのサンプル

例B-1は、様々な要素を使用してコンポーザの機能を拡張するpe_ext.xmlファイルのサンプルを示しています。

例B-1 pe_ext.xmlのサンプル

<pe-extension xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/extension">

<addon-config>
<!-- Composer add-on panels configuration -->
  <panels>
    <panel name="oracle.fod.custom.panel" title="About FOD"
           icon="adf/webcenter/images/about.gif"
           taskflow-id="/WEB-INF/about-fod.xml#about-fod"/> 
  </panels>

<!-- Composer property panels configuration -->
  <property-panels>
    <property-panel name="cmdbtn">
      <component>oracle.rich.CommandButton</component>
      <panel name="prop.panel.cmdbtn" />
    </property-panel>
  </property-panels>
</addon-config>

<Save event handler configuration -->
  <event-handlers>
    <event-handler event="save">view.SaveHandler</event-handler>   
  </event-handlers>

<!-- Test drop handler configuration -->
  <drop-handlers>
    <drop-handler>test.TestDropHandler</drop-handler>
  </drop-handlers>

<!-- Property filter configuration. Properties defined here are not displayed in Composer. -->
  <filter-config>  
    <global-attribute-filter> 
      <attribute name="accessKey" />
      <attribute name="attributeChangeListener" />
      <attribute name="autoSubmit" />
      <attribute name="binding" />
    </global-attribute-filter>
    <taglib-filter namespace="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/rich"> 
      <tag name="commandButton">
        <attribute name="text" />
        <attribute name="icon" />
      </tag> 
  </filter-config>
</pe-extension>

B.2.2 adf-config.xml

adf-config.xmlファイルは、通常はデプロイ時に決定されて実行時に変更されることが多いアプリケーション・レベルの設定を指定します。このファイルは、アプリケーションの作成時に作成されて、「アプリケーション・リソース」パネルのDescriptorsの下のADF META-INFフォルダに配置されます。次の例では、Frameworkアプリケーションの作成時に作成される最小限のadf-config.xmlファイルを示しています。

<?xml version="1.0" encoding="windows-1252" ?>
<adf-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/config"
            xmlns:adf="http://xmlns.oracle.com/adf/config/properties">
  <adf:adf-properties-child xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/config/properties">
    <adf-property name="adfAppUID" value="Application4-2138"/>
  </adf:adf-properties-child>
</adf-config>

Page Customizableコンポーネントをページに追加すると、特定の必須構成がadf-config.xmlファイルに追加されます。

新しいアドオンやカスタム・プロパティ・パネルの登録、選択的なアドオンのレンダリング、カスタマイズ・レイヤーの作成、コンポーザ・サンドボックスの有効/無効、カスタム・リソース・カタログの作成、「ソース」ビューを無効にするといったタスクを実行するときに、adf-config.xmlファイルを更新する必要があります。次の項では、コンポーザに固有な構成に使用される様々なadf-config.xml要素を説明します。

この項には次のサブセクションが含まれます:

B.2.2.1 page-editor-config

<pe:page-editor-config>要素を使用して、アドオン・パネルの登録、サンドボックスの構成、リソース文字列エディタの構成などのコンポーザ固有の構成を組み込みます。<pe:page-editor-config>要素は、次の例に示すようにadf-configタグ内に追加します。

<adf-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/config"
            xmlns:adf="http://xmlns.oracle.com/adf/config/properties"
            xmlns:mdsC="http://xmlns.oracle.com/adf/mds/config">
. . . 
  <pe:page-editor-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/config">
    . . . 
  </pe:page-editor-config>
</adf-config>

B.2.2.2 addon-panels

<pe:addon-panels>要素を使用して、カスタムのアドオンやプロパティ・パネルをコンポーザに登録します。<pe:addon-panels>要素は、<pe:page-editor-config>内に挿入します。ファイル内には<pe:addon-panels>要素を1つだけ指定できますが、<pe:addon-panels>内には、カスタム・パネルを登録するための<pe:addon-panel>要素をいくつでも指定できます。コンポーザのアドオンとプロパティ・パネルの詳細は、第20.2項「コンポーザのアドオンの作成」および第20.3項「カスタム・プロパティ・パネルの作成」を参照してください。

addon-panel

<pe:addon-panel>要素を使用して、アドオンをadf-config.xmlファイル内で登録します。<pe:addon-panel>要素は、<pe:addon-panels>要素内にのみ配置する必要があります。カスタム・パネルを登録するための任意の数の<pe:addon-panel>要素を指定できます。次の例では、これらの要素を使用して新しいアドオンを登録する方法を示しています。

<pe:page-editor-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/config">
  <pe:addon-panels>
    <!-- Page Properties add-on -->
    <pe:addon-panel name="oracle.adf.pageeditor.addonpanels.page-settings" />
    
    <!-- Page Reset add-on -->
    <pe:addon-panel name="oracle.adf.pageeditor.addonpanels.page-reset" />
  
    <pe:addon-panel name="oracle.fod.custom.panel" />
  
  </pe:addon-panels>
  . . . 
</pe:page-editor-config>

<pe:addon-panel>要素は、rendered属性もサポートしています。この属性では、EL値を指定でき、パネルをコンポーザで表示する必要があるかどうかを指定します。

カスタム・アドオンの登録時には、デフォルト・アドオンのエントリも含める必要があります。デフォルト・アドオンが登録されていない場合は、カスタム・アドオンのみがコンポーザで使用可能になります。

<pe:addon-panel>要素は、次のパラメータをサポートしています。

  • rendered: 該当アドオンを表示する必要があるかどうかを指定します。rendered属性には、truefalseまたはEL値を指定できます。この属性を使用して、特定の基準に基づいて条件付きでアドオンを表示します。

  • parameters: パラメータをアドオン・タスク・フローに宣言的に渡すために使用します。parameters属性には、次の例に示すようにEL値を指定できます。

    <pe:addon-panels>
      <pe:addon-panel name="oracle.adf.pageeditor.addonpanels.customization-manager" parameters="#{AppUtilBean.customizationManagerParams}"/>
        . . .
    </pe:addon-panels>
    

    ここでAppUtilBeanは、パラメータをアドオン・タスク・フローに渡すためのロジックを提供します。

B.2.2.3 sandbox-namespaces

<pe:sandbox-namespaces>要素を使用して、実行時にサンドボックスの作成を有効にする対象となるすべてのメタデータのネームスペースを登録します。サンドボックス作成の有効化の詳細は、第22.2.1項「コンポーザのサンドボックスの作成を有効にする方法」を参照してください。

<pe:sandbox-namespaces>要素は、<pe:page-editor-config>要素内に挿入します。次の例では、sandbox-namespaces要素の使用方法を示しています。

<pe:page-editor-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/config">
  . . . 
  <pe:sandbox-namespaces>
    <pe:namespace path="/pages"/>
    <pe:namespace path="/pageDefs"/>
  </pe:sandbox-namespaces>
</pe:page-editor-config>

B.2.2.4 session-options-factory

アプリケーションでカスタマイズ・レイヤーを作成する際は、<pe:session-options-factory>要素を使用して、ComposerSessionOptionsFactoryの実装をコンポーザに登録します。このクラスには、指定された基準に基づいてカスタマイズ内容を様々なレイヤーに保存するためのロジックが含まれています。詳細は、第22.3項「カスタマイズ・レイヤーの表示モードおよび編集モードへの追加: 例」を参照してください。

次の例では、AppsSessionOptionsFactoryImplという名前のクラスを登録する方法を示しています。

<pe:page-editor-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/config">
  . . . 
  <pe:session-options-factory>view.AppsSessionOptionsFactoryImpl</pe:session-options-factory>
</pe:page-editor-config>

B.2.2.5 enable-design-views

コンポーザの直接選択を有効にするには、最初に選択ビューを有効にする必要があります。直接選択機能の詳細は、第20.11項「「デザイン」ビューの直接選択の有効化」を参照してください。利用可能なビューを定義するためには、<pe:page-editor-config>タグ内の<pe:enable-design-views>タグを追加します。有効な値は、次のとおりです。

  • select: 直接選択ビューを唯一のビューにします。

  • add-content (デフォルト): レガシー・ビューを唯一のビューにします。

  • all: ビューを切り替えるためのトグル・ボタンを表示します。

デフォルトでは、ビューを切り替えるためのホット・キーは、[Ctrl]キーおよび[Shift]キーを押しながら[S]キーを押します。ホット・キーを変更または無効にするには、<pe:page-editor-config>タグ内の<pe:component-view-switch-key>タグを追加します。例:

<pe:component-view-switch-key>
  <pe:enabled>true</pe:enabled>
  <pe:key-sequence>ctrl shift l</pe:key-sequence>
</pe:component-view-switch-key>

B.2.2.6 allow-elとprotect-el

ELを無効にしたり、既存のELを上書きから保護するためにコンポーザを構成することができます。ELがアプリケーション・ページで実行できるかどうかを定義するために<pe:allow-el>を使用します。デフォルトはtrueです。フォーム要素のELを編集できるかどうかを定義するために<pe:protect-el>を使用します。デフォルトはfalseです。詳細は、第20.4.2項「式言語の保護方法」を参照してください。

次の例では、ELを無効にします。

<pe:page-editor-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/config">
  . . . 
  <pe:allow-el>false</pe:allow-el>
</pe:page-editor-config>

B.2.2.7 rcv-config

<rcv-config>要素を使用して、カスタム・リソース・カタログをコンポーザに登録したり、複数のリソース・カタログを使用する際にResourceCatalogSelectorの実装を登録したりします。

デフォルトのリソース・カタログのかわりにカスタム・リソース・カタログをユーザーに表示するには、まず必要なコンテンツが含まれたカタログ定義ファイルを作成してから、このカタログ定義をコンポーザの拡張ファイルとadf-config.xmlファイル内で登録する必要があります。そうすることで、ユーザーがページ上の「コンテンツの追加」ボタンをクリックすると、カスタム・リソース・カタログが表示されるようになります。詳細は、第15.2項「カスタム・リソース・カタログの作成」を参照してください。

<rcv-config>要素は、adf-configタグ内に挿入します。次の例では、<rcv-config>要素を使用してusers-catalogという名前のカスタム・カタログを登録する方法を示しています。

<adf-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/config"
            xmlns:adf="http://xmlns.oracle.com/adf/config/properties"
            xmlns:mdsC="http://xmlns.oracle.com/adf/mds/config">
  . . . 
  <rcv-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/rcs/viewer/adf-config">
    <default-catalog catalog-name="users-catalog"/>
  </rcv-config>
</adf-config>

コンポーザを使用して複数のリソース・カタログを構成して、指定された基準に応じてユーザーごとに異なるカタログを表示することもできます。複数のリソース・カタログを構成する際は、<rcv-config>要素と<catalog-selector>要素を使用して、リソース・カタログを選択するためのロジックが含まれたResourceCatalogSelectorの実装を登録します。

次の例では、<rcv-config>要素を使用してCatalogSelectorという名前のResourceCatalogSelectorの実装を登録する方法を示しています。

<adf-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/config"
            xmlns:adf="http://xmlns.oracle.com/adf/config/properties"
            xmlns:mdsC="http://xmlns.oracle.com/adf/mds/config">
  . . . 
  <rcv-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/rcs/viewer/adf-config">
    <catalog-selector class-name="webcenter.CatalogSelector"/>
    <default-catalog catalog-name="default-catalog"/>
  </rcv-config>
</adf-config>

B.2.2.8 customizableComponentsSecurity

<customizableComponentsSecurity>要素を使用して、Show Detail Frameアクションの制限を適用します。<customizableComponentsSecurity>要素は、adf-configタグ内に挿入します。

<customizableComponentsSecurity>要素内には、<enableSecurity><actionsCategory><actions>および<custom-actions>という要素を指定できます。

enableSecurity

<enableSecurity>要素を使用して、Show Detail Frameアクションのセキュリティ継承動作を指定変更します。この要素には、trueまたはfalseという値を指定できます。trueに設定した場合は、ユーザーがコンポーネントを変更できるかどうかは、まずページ権限に基づいて決定され、次に、そのタイプの権限に対して指定されている現在のアクション・セットに応じて調整されます。falseに設定した場合は、ユーザーはすべてのアクションを選択可能になります。adf-config.xmlで構成されたアクションとユーザーのページ権限は無視されます。

actionsCategory

<actionsCategory>要素を使用して、一連のShow Detail Frameアクションの制限を同時に適用します。<actionsCategory>要素内には、サポートされているカテゴリの<actionCategory>要素を指定できます。アクション・カテゴリの詳細は、第23.5.2項「アクション・カテゴリ・レベルでのセキュリティの定義」を参照してください。

次の例では、actionsCategoryの使用方法を示しています。

<adf-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/config"
            xmlns:adf="http://xmlns.oracle.com/adf/config/properties"
            xmlns:mdsC="http://xmlns.oracle.com/adf/mds/config">
  . . . 
  <cust:customizableComponentsSecurity 
xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/customizable/config">
    <cust:enableSecurity value="true"/>

    <cust:actionsCategory>
      <cust:actionCategory name="personalizeActionsCategory" value="false"/>
      <cust:actionCategory name="editActionsCategory" value="true"/>
    </cust:actionsCategory>

    <cust:actions>
      . . . 
    </cust:actions>

  </cust:customizableComponentsSecurity>
</adf-config>

アクション

<actions>要素を使用して、個別のアクションの制限を適用します。各actions要素内には、すべてのサポートされているアクションの<action>要素を指定できます。

次の例では、<actions>の使用方法を示しています。

<adf-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/config"
            xmlns:adf="http://xmlns.oracle.com/adf/config/properties"
            xmlns:mdsC="http://xmlns.oracle.com/adf/mds/config">
  . . . 
  <cust:customizableComponentsSecurity 
xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/customizable/config">
    <cust:enableSecurity value="true"/>

    <cust:actionsCategory>
      . . . 
    </cust:actionsCategory>

    <cust:actions>
      <cust:action name="showMinimizeAction" value="true"/> 
      <cust:action name="showMoveAction" value="false"/> 
    </cust:actions>

  </cust:customizableComponentsSecurity>
<adf-config>

アクション・レベルの制限の適用の詳細は、第23.5項「Panel CustomizableおよびShow Detailコンポーネント・アクションでのアクション・レベルの制限の適用」を参照してください。

custom-actions

<custom-actions>要素を使用して、他のShow Detail Frameアクションとともに表示するカスタム・アクションを定義します。customizableComponentsSecurityセクション内には、1つの<custom-actions>要素のみを追加する必要があります。この要素内には、個別のカスタム・アクションを定義するための任意の数の<custom-action>要素を追加できます。


注意:

別の方法として、<customizableComponentsSecurity>セクション内ではなく<adf-config-child>要素内に<custom-actions>要素を追加することもできます。


カスタム・アクションの詳細は、第21.3.2項「タスク・フローを囲んでいるShow Detail Frameでカスタム・アクションを有効にする方法」を参照してください。

B.2.2.9 mds-config

コンポーネントに対するタイプ・レベルのアプリケーション・カスタマイズ制限を定義する際は、<mds-config>要素を使用して、特定のコンポーネントに適用される制限を記述している独立したXMLファイルを登録します。タイプ・レベルの制限の詳細は、第23.1.1項「タイプ・レベルのカスタマイズ・ポリシーの定義方法」を参照してください。

<mds-config>要素は、<adf-config>タグ内に挿入します。<mds-config>要素は、次のように追加できます。

<mds-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/mds/config">
  <type-config>
    <standalone-definitions>
      <file>Directory_Name/standalone.xml</file>
    </standalone-definitions>
  </type-config>
</mds-config>

B.2.2.10 resource-string-editor

<pe:resource-string-editor>要素を使用して、アプリケーション内でリソース文字列の編集を可能にします。<pe:resource-string-editor>要素は、次の例に示すように<pe:page-editor-config>セクション内に挿入します。

<pe:page-editor-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/config">
  . . . 
  <pe:resource-string-editor>
    <pe:enabled>true</pe:enabled>
  </pe:resource-string-editor>
</pe:page-editor-config>

詳細は、第21.12項「実行時リソース文字列編集の構成」を参照してください。

B.2.2.11 enable-source-view

<pe:enable-source-view>要素を使用して、コンポーザ内で「ソース」ビューを有効または無効にします。<pe:enable-source-view>要素は、<pe:page-editor-config>セクション内に挿入します。「ソース」ビューは、デフォルトではコンポーザ内で有効になっています。「ソース」ビューを無効にするには、次の例に示すように<pe:enable-source-view>falseに設定します。

<pe:page-editor-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/config">
  . . . 
  <pe:enable-source-view>false</pe:enable-source-view>
</pe:page-editor-config>

詳細は、第21.8項「アプリケーションの「ソース」ビュー・メニューの無効化」を参照してください。

B.2.2.12 enable-zoom

<pe:enable-zoom>要素を使用して、コンポーザ内でタスク・フローをズーム・インする機能を有効または無効にします。<pe:enable-zoom>要素は、<pe:page-editor-config>セクション内の<pe:source-view>タグ内に挿入します。タスク・フローのズームは、デフォルトではコンポーザ内で有効になっています。この機能を無効にするには、次の例に示すように<pe:enable-zoom>falseに設定します。

<pe:page-editor-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/config">
  . . . 
  <pe:source-view>
    <pe:enable-zoom>false</pe:enable-zoom>
  </pe:source-view>
</pe:page-editor-config>

詳細は、第21.9項「タスク・フローのズーム機能の無効化」参照してください。

B.2.2.13 persistent-change-manager

この要素を使用して、コンポーザで加えた変更を永続化するために使用する変更マネージャを構成します。<persistent-change-manager>要素は、<adf-faces-config>セクション内に挿入します。アプリケーションのカスタマイズ内容をMDSに永続化するには、次のように<persistent-change-manager>MDSDocumentChangeManagerに設定する必要があります。

<adf-faces-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/config">
  <persistent-change-manager>
    <persistent-change-manager-class>oracle.adf.view.rich.change.MDSDocumentChangeManager</persistent-change-manager-class>
  </persistent-change-manager>
. . . 
</adf-faces-config>

コンポーザ内の変更の永続性の詳細は、第21.11項「永続性変更マネージャの構成」を参照してください。

<persistent-change-manager要素の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』を参照してください。

B.2.2.14 taglib-config

<taglib-config>要素を使用して、デフォルトで永続化される必要のあるコンポーネント・タグを指定します。この要素が有効になるのは、adf-config.xmlファイルで<persistent-change-manager>を使用して変更の永続性を定義している場合のみです。

コンポーザ・コンポーネントをページに追加すると、adf-config.xmlファイルには、永続化される必要のあるタグと属性のリストが含まれた<taglib-config>要素が移入されます。このデフォルトのリストにさらに要素や属性を追加できます。

この要素の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Application Development Framework Fusion開発者ガイド』を参照してください。

<taglib-config>要素は、<adf-faces-config>セクション内に挿入します。<taglib-config>要素は、次の例のような内容になります。

<adf-faces-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/config">
  . . . 
  <taglib-config>
    <taglib uri="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/customizable">
      <tag name="showDetailFrame">
        <persist-operations>all</persist-operations>
        <attribute name="expansionMode">
          <persist-changes>true</persist-changes>
        </attribute>
        <attribute name="contentStyle">
          <persist-changes>true</persist-changes>
        </attribute>
      </tag>
      <tag name="panelCustomizable">
        <persist-operations>all</persist-operations>
      </tag>
    </taglib>
  </taglib-config>
</adf-faces-config>

詳細は、第21.11項「永続性変更マネージャの構成」を参照してください。

B.2.2.15 security-config

この要素を使用して、コンポーザ固有のセキュリティ構成を指定変更します(特に、アプリケーション・レベルのチェックによってデフォルトのセキュリティ・ポリシーを指定変更する場合)。<pe:security-config>要素は、<pe:page-editor-config>セクション内に挿入します。security-config要素内には、<pe:security-policies><pe:security-policy><pe:policy-class>および<pe:task-flow-security>という要素を指定できます。

security-policies

この要素を使用して、コンポーザ向けのすべてのセキュリティ・ポリシーとポリシー指定変更を含めます。<pe:security-policies>要素は、<pe:page-editor-config>セクションに1つのみ指定できます。

security-policy

この要素を使用して、既存のポリシーを指定変更します。指定変更するポリシーごとに、1つの<pe:security-policy>要素を追加します。

<pe:security-policy>要素はname属性とoverride属性をサポートしており、nameを使用して、カスタム・ポリシーの登録対象となる名前を指定して、overrideを使用して、指定変更するデフォルト・ポリシーの名前を指定します。

policy-class

この要素を使用して、カスタム・セキュリティ・ポリシーの名前を指定します。

task-flow-security

この要素をcheck-permission属性と組み合せて使用して、コンポーザがタスク・フローの権限の有無を確認できるようにします。これにより、適切な権限を持つユーザーのみがそのタスク・フローを実行時に編集またはカスタマイズすることを許可されます。

詳細は、第23.6項「タスク・フローのセキュリティの実装」を参照してください。

B.2.2.16 サンプルadf-config.xmlファイル

例B-2では、コンポーザ固有の構成が含まれたサンプルadf-config.xmlファイルを示しています。

例B-2 コンポーザ固有の構成が含まれたサンプルadf-config.xmlファイル

<?xml version="1.0" encoding="windows-1252" ?>
<adf-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/config"
            xmlns:adf="http://xmlns.oracle.com/adf/config/properties"
            xmlns:mdsC="http://xmlns.oracle.com/adf/mds/config">
  <adf:adf-properties-child xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/config/properties">
    <adf-property name="adfAppUID" value="configfilesapp-7198"/>
  </adf:adf-properties-child>

  <mdsC:adf-mds-config version="11.1.1.000">
    <mds-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/mds/config">
      <persistence-config>
        <metadata-namespaces>
          <namespace path="/oracle/adf/rc/metadata"
                     metadata-store-usage="WebCenterFileMetadataStore"/>
          <namespace path="/persdef/"
                     metadata-store-usage="WebCenterFileMetadataStore"/>

          <!-- Namespace definitions for Composer sandbox -->
          <!-- Your jspx customizations alone go here -->  
          <namespace path="/pages" metadata-store-usage="WebCenterFileMetadataStore">
            <namespace-restriction type="CUSTOMIZATIONS"/>
          </namespace>
          <!-- Your pagedef customizations alone go here -->
          <namespace path="/pageDefs" metadata-store-usage="WebCenterFileMetadataStore">
            <namespace-restriction type="CUSTOMIZATIONS"/>
          </namespace>
        </metadata-namespaces>
        <metadata-store-usages>
          <metadata-store-usage id="WebCenterFileMetadataStore"
                                default-cust-store="true">
            <metadata-store class-name="oracle.mds.dt.persistence.stores.file.SrcControlFileMetadataStore">
              <property name="metadata-path" value="../../mds"/>
            </metadata-store>
          </metadata-store-usage>
        </metadata-store-usages>
      </persistence-config>
      <cust-config>
        <match>
          <customization-class name="oracle.adf.share.config.SiteCC"/>
        </match>
      </cust-config>
      <cache-config>
        <max-size-kb>100000</max-size-kb>
      </cache-config>

      <!-- Registration of a standalone XML file used for type-level customization policies -->
      <type-config>
        <standalone-definitions>
          <file>Directory_Name/standalone.xml</file>
        </standalone-definitions>
      </type-config>
    </mds-config>
  </mdsC:adf-mds-config>

  <pe:page-editor-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/pageeditor/config">

    <!-- Composer add-on panel configuration -->
    <pe:addon-panels>
      <pe:addon-panel name="oracle.adf.pageeditor.addonpanels.page-settings" />
      <pe:addon-panel name="oracle.adf.pageeditor.addonpanels.page-reset" />
      <pe:addon-panel name="oracle.fod.custom.panel" />
    </pe:addon-panels>

    <!-- Composer sandbox configuration -->
    <pe:sandbox-namespaces>
      <pe:namespace path="/pages"/>
      <pe:namespace path="/pageDefs"/>
    </pe:sandbox-namespaces>

    <!-- ComposerSessionOptionsFactory class registration for implementing customization layers -->
     <pe:session-options-factory>view.AppsSessionOptionsFactoryImpl</pe:session-options-factory>

    <!-- Resource string editor configuration -->
    <pe:resource-string-editor>
      <pe:enabled>true</pe:enabled>
    </pe:resource-string-editor>

    <!-- Switch to enable or disable Composer Source view -->
    <pe:enable-source-view>false</pe:enable-source-view>

  </pe:page-editor-config>

  <!-- Multiple Resource Catalog configuration -->
  <rcv-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/rcs/viewer/adf-config">
    <catalog-selector class-name="webcenter.CatalogSelector"/>
    <default-catalog catalog-name="users-catalog"/>
  </rcv-config>

  <!-- Composer and WebCenter Portal Customizable Components actions security configuration -->
  <cust:customizableComponentsSecurity xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/customizable/config">
    <cust:enableSecurity value="true"/>
    <cust:actionsCategory>
      <cust:actionCategory name="personalizeActionsCategory" value="false"/>
      <cust:actionCategory name="editActionsCategory" value="true"/>
    </cust:actionsCategory>
    <cust:actions>
      <cust:action name="showMinimizeAction" value="true"/> 
      <cust:action name="showMoveAction" value="false"/> 
    </cust:actions>
  </cust:customizableComponentsSecurity>

  <adf-faces-config xmlns="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/config">

    <!-- Composer persistence change manager configuration -->
      <persistent-change-manager>
        <persistent-change-manager-class>oracle.adf.view.rich.change.MDSDocumentChangeManager</persistent-change-manager-class>
      </persistent-change-manager>

    <!-- Composer default persistence configuration -->
    <taglib-config>
      <taglib uri="http://xmlns.oracle.com/adf/faces/customizable">
        <tag name="showDetailFrame">
          <persist-operations>all</persist-operations>
          <attribute name="expansionMode">
            <persist-changes>true</persist-changes>
          </attribute>
          <attribute name="contentStyle">
            <persist-changes>true</persist-changes>
          </attribute>
        </tag>
        <tag name="panelCustomizable">
          <persist-operations>all</persist-operations>
        </tag>
      </taglib>
    </taglib-config>
  </adf-faces-config>
</adf-config>

B.2.3 adf-settings.xml

adf-settings.xmlファイルは、プロジェクト・レベルとライブラリ・レベルの一般的な設定を格納しているだけでなく、タスク・フローに対するカスタム・アクションを定義するためにも使用できます。この項では、adf-settings.xml内のコンポーザ固有の構成について説明します。

B.2.3.1 custComps-config

custComps-config要素を使用して、アプリケーションで使用されるタスク・フローに対するカスタム・アクションを定義します。実行時に、アプリケーションのadf-config.xmlファイルとadf-settings.xmlファイル内のカスタム・アクション構成が取得されて、適切なアクションがタスク・フロー周囲のShow Detail Frameコンポーネントに表示されます。詳細は、第21.3項「タスク・フローでのカスタム・アクションの有効化」を参照してください。

custComps-config要素は、adf-settingsタグ内に挿入します。custComps-config要素内には、customActions要素を指定できます。

customActions

adf-settings.xmlファイルでcustomActions要素を使用して、タスク・フローに表示するアクションを定義します。ここで定義されたカスタム・アクションは、他のアクションとともに周囲のShow Detail Frameコンポーネントに表示されます。1つのcustomActions要素のみをcustComps-configセクション内に追加する必要があります。customActions要素内には、次の例に示すように、個別のカスタム・アクションを定義するための任意の数のcustomAction要素を追加できます。

  <customActions>
   <customAction action="next" location="chrome"
                 rendered="true"
                 icon="/adf/webcenter/editheader_ena.png"
                 text="Next"
                  taskFlowId="/WEB-INF/task-flow-definition.xml#task-flow-definition"
                 shortDesc="next"/>
    <customAction action="prev" location="chrome"
                 rendered="true"
                 icon="/adf/webcenter/editheader_ena.png"
                 text="Previous"
 taskFlowId="/WEB-INF/task-flow-definition.xml#task-flow-definition"
                 shortDesc="prev"/>
  </customActions>

B.2.4 web.xmlの更新

web.xmlファイルは、Webアプリケーションに関する詳細情報が含まれたJava EE標準ディスクリプタです。Page Customizableコンポーネントをページに追加すると、Application_Root\Project_Name\public_html\WEB-INFディレクトリ内のweb.xmlファイルが更新されて、他の設定の間で変更永続性が有効になります。

複数のカスタマイズ・レイヤーを使用するアプリケーションを作成する際や、コンポーザのサンドボックスを有効にする際は、web.xmlをさらに更新する必要があります。以降の項では、web.xml内のコンポーザ固有の構成について説明します。

B.2.4.1 CHANGE_PERSISTENCEコンテキスト・パラメータ

アプリケーションのweb.xmlファイル内のCHANGE_PERSISTENCEコンテキスト・パラメータは、アプリケーションのカスタマイズ内容がどのように永続化されるのかを指定します。コンポーザ対応ページ内の変更内容をMDS内で永続化できるようにするには、次の例に示すようにCHANGE_PERSISTENCEコンテキスト・パラメータをComposerChangeManagerに設定する必要があります。

<context-param>
  <param-name>org.apache.myfaces.trinidad.CHANGE_PERSISTENCE</param-name>
  <param-value>oracle.adf.view.page.editor.change.ComposerChangeManager</param-value>
</context-param>

このコンテキスト・パラメータは、MDSへの永続化を保証するために使用されるChangeManagerクラスを登録します。Page Customizableコンポーネントを新しいFrameworkアプリケーション内のページに追加すると、この構成は自動的に実行されます。ただし、既存のADFアプリケーション内では、このコンテキスト・パラメータは他の値に設定される可能性があります(sessionoracle.adf.view.rich.change.FilteredPersistenceChangeManagerなど)。したがって、このようなアプリケーションにコンポーザ・コンポーネントを追加する際は、CHANGE_PERSISTENCEパラメータがComposerChangeManagerに設定されていることを確認する必要があります。

詳細は、第21.11項「永続性変更マネージャの構成」を参照してください。

B.2.4.2 WebCenterComposerFilter

web.xmlファイル内でWebCenterComposerFilterを使用して、すべてのHTTPリクエストについてコンポーザのComposerSessionOptionsFactoryをOracle ADFに登録します。そうすることで、そのリクエストはComposerSessionOptionsFactoryの実装に応じて処理されるようになります。このフィルタは、次の例に示すように定義できます。

<filter-mapping>
<filter-name>WebCenterComposerFilter</filter-name>
  <url-pattern>/faces/*</url-pattern>
  <dispatcher>FORWARD</dispatcher>
  <dispatcher>REQUEST</dispatcher>
</filter-mapping>

次のタスクを実行する際は、WebCenterComposerFilterを使用する必要があります。

B.3 コンポーザのデフォルト・アドオンとプロパティ・パネル

この項では、コンポーザでデフォルトで使用できるアドオンとプロパティ・パネルを紹介します。

B.3.1 デフォルトのアドオン

この項では、コンポーザで使用可能なアドオンを列挙して、adf-config.xmlファイル内でこれらのアドオンが登録されている対象の名前を示します。これらの名前は、アプリケーションでアドオンの表示を有効または無効にするために必要になるため、これらの名前を知っておくと役に立ちます。

  • ページ・プロパティ

    ページ・プロパティを編集するため、およびページ・パラメータを作成するために使用します。

    このアドオンは、adf-config.xmlファイル内でoracle.adf.pageeditor.addonpanels.page-settingsという名前に登録されています。

  • ページのリセット

    ページのカスタマイズ内容をリセットするために使用します。

    このアドオンは、adf-config.xmlファイル内でoracle.adf.pageeditor.addonpanels.page-resetという名前に登録されています。

  • カスタマイズ・マネージャ

    ページやタスク・フローに加えられたカスタマイズ内容を管理するために使用します。

    このアドオンは、adf-config.xmlファイル内でoracle.adf.pageeditor.addonpanels.customization-managerという名前に登録されています。

「ページ・プロパティ」アドオンと「ページのリセット」アドオンは、デフォルトで表示されます。アプリケーション内でカスタム・アドオンを作成する場合は、それらのアドオンをadf-config.xmlで登録する一方で、デフォルト・アドオンのエントリも含める必要があります。これらのエントリがないと、デフォルト・アドオンはコンポーザに表示されません。アドオンの詳細は、第20.2項「コンポーザのアドオンの作成」を参照してください。

B.3.2 デフォルトのプロパティ・パネル

この項では、「コンポーネント・プロパティ」ダイアログと「ページ・プロパティ」ダイアログでデフォルトで使用可能なプロパティ・パネルを列挙して、pe_ext.xmlファイル内でこれらのパネルが登録されている対象の名前を示します。これらの名前が役に立つのは、デフォルト・パネルをカスタム・プロパティ・パネルに指定変更する場合や、一部またはすべてのデフォルト・パネルを非表示にする場合です。コンポーザの「デザイン」ビューで表示するための特定パネルを有効にできます。詳細は、第20.11項「「デザイン」ビューの直接選択の有効化」を参照してください。

プロパティ・パネルの作成の詳細は、第20.3項「カスタム・プロパティ・パネルの作成」を参照してください。

  • 表示オプション

    コンポーネントの表示関連の動作を設定するために使用します。このパネルは、すべてのプロパティの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログに表示されます。

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.adf.pageeditor.pane.generic-property-inspectorという名前によって参照されます。

  • 表示オプション(Show Detail Frame)

    Show Detail Frameコンポーネントの表示関連の動作を設定するために使用します。このパネルは、Show Detail Frameコンポーネントのみの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログに表示されます。

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.adf.pageeditor.pane.sdfpropという名前によって参照されます。

  • タブ

    Panel CustomizableコンポーネントやBoxコンポーネント上のタブの順序や表示プロパティを設定するために使用します。このパネルは、Panel TabbedコンポーネントやPanel Customizableコンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログに表示されます。このパネルがPanel Customizableコンポーネントについて表示されるのは、このコンポーネント上にタブがある場合のみです。

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.adf.pageeditor.pane.panel-tabbedという名前によって参照されます。

  • スタイル

    コンポーネント・インスタンスの外観を設定するために使用します。このパネルは、すべてのプロパティの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログに表示されます。

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.adf.pageeditor.pane.inline-style-editorという名前によって参照されます。

  • コンテンツ・スタイル

    コンポーネント・インスタンス内のコンテンツの外観を設定するために使用します。このパネルは、すべてのプロパティの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログに表示されます。

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.adf.pageeditor.pane.content-style-editorという名前によって参照されます。

  • イベント

    コンテキスト・イベントをアクション・ハンドラと関連付けて、そのイベントがプロデューサでトリガーされたときに、プロデューサ・コンポーネントからコンシューマ・コンポーネントに値を渡すことを可能にするために使用します。このパネルは、すべてのコンポーネントの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログに表示されます。

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.adf.pageeditor.pane.eventsという名前によって参照されます。

  • リージョン・パラメータ

    タスク・フロー・リージョンのパラメータを設定するために使用します。このパネルは、タスク・フロー・リージョンのみの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログに表示されます。

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.adf.pageeditor.pane.region-paramという名前によって参照されます。

  • ポートレット・パラメータ

    ポートレットのパラメータを設定するために使用します。このパネルは、ポートレットのみの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログに表示されます。

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.adf.pageeditor.pane.portlet-paramという名前によって参照されます。

  • レイアウト・カスタマイズ

    一連の事前定義済レイアウトから選択することで、ページ・コンポーネントのレイアウトを設定するために使用します。このパネルは、Layout Customizableコンポーネントのみの「コンポーネント・プロパティ」ダイアログに表示されます。

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.adf.pageeditor.pane.layout-cust-propという名前によって参照されます。

  • 子コンポーネント

    Panel Customizableコンポーネント内の子コンポーネントを再配置したり表示または非表示にしたりするために使用します。このパネルは、Panel Customizableコンポーネントのみについて表示されます

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.adf.pageeditor.pane.child-navigatorという名前によって参照されます。

  • ページ・パラメータ

    ページ上のコンポーネントに関連付けることができるページ・パラメータを設定するために使用します。このパネルは、「ページ・プロパティ」ダイアログに表示されます。

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.webcenter.page.pane.page-paramという名前によって参照されます。

  • ページ・セキュリティ

    ページの権限を設定するために使用します。このパネルは、保護されたアプリケーション・ページの「ページ・プロパティ」ダイアログに表示されます。

    pe_ext.xmlファイル内では、このパネルはoracle.webcenter.page.pane.page-secという名前によって参照されます。

B.4 コンポーザ・コンポーネント・スタイル固有のプロパティ

この項では、コンポーザ・コンポーネントに関連付けられたスタイル・セレクタについて説明している一連の表を掲載しています。また、backgroundプロパティを使用して、これらのコンポーネントの3つのスキン定義済外観から1つを選択する方法も説明します。

この項には次のサブセクションが含まれます:

B.4.1 コンポーザ・コンポーネントのスタイル・セレクタ

スタイル・セレクタを使用して、要素を指定してその要素のスタイルを定義することで、要素の外観を記述します。

この項には次のサブセクションが含まれます:

B.4.1.1 グローバル・スタイル・セレクタ

グローバル・スタイル・セレクタは、アプリケーション内の複数のコンポーネントのスタイルを定義する場合に使用します。表B-17では、コンポーザ・コンポーネントに関連するグローバル・スタイル・セレクタを列挙して説明しています。

表B-17 グローバル・スタイル・セレクタ

スタイル・セレクタ 説明
.ComposerDark:alias

darkの色スキームを使用して、コンポーザ内のツールバーやヘッダーなどのデフォルト色を指定します。

.ComposerLight:alias

lightの色スキームを使用して、コンポーザ内のツールバーやヘッダーなどのデフォルト色を指定します。

.ComposerBackground

コンポーザのダイアログの色スキームを指定します(「コンポーネント・プロパティ」ダイアログや「ページ・プロパティ」ダイアログなど)。

.ComposerBorder

コンポーザのダイアログの境界線や幅などを指定します(「コンポーネント・プロパティ」ダイアログや「ページ・プロパティ」ダイアログなど)。

.PEClickableImageAnchor:alias

表のセル内にクリック可能アイコンを表示するための別名。

インライン・モードの表示をサポートしているクリック可能なイメージを表示するために必要なCSSプロパティを指定します。たとえば、Show Detail Frameヘッダー上のすべてのアクション・アイコンの共通プロパティとしてこの別名を指定できます。デフォルトでは、この別名は、IEとFirefoxの両方についてインライン背景イメージを表示する必要のある、16x16イメージを使用するスタイル・セレクタに含まれています。カスタマイズするには、この別名をお使いのセレクタに含めて、そのプロパティを指定変更します。たとえば、異なる高さと幅のイメージのファイル・サイズや右側パディングを変更したり、ブロック・モードで表示するためにheight属性とwidth属性を使用してdisplay: blockを設定したりできます。

.ChildPanelFacetWarning

「コンポーネント・プロパティ」ダイアログで子ナビゲータに表示される警告メッセージのスタイルを指定します。


B.4.1.2 コンポーザ・ステータス・インジケータのスタイル・セレクタ

表B-18のスタイル・セレクタを使用して、コンポーザ・ツールバーにあるステータス・インジケータ・コンポーネントのスキンを設定します。

表B-18 ステータス・インジケータのスタイル・セレクタ

スタイル・セレクタ 説明
af|statusIndicator.ComposerStatus

ステータス・インジケータ・コンポーネントのスタイルを指定します。これを使用して、ステータス・インジケータの固定高さを指定できます。

af|statusIndicator.ComposerStatus::idle-icon

アイドル状態を表すアイコンを指定します。このアイコンは通常、サーバーとの通信が行われていないことを示す非アニメーション・アイコンです。

af|statusIndicator.ComposerStatus::processing-icon

処理状態を表すアイコンを指定します。このアイコンは通常、サーバーとの通信が行われていることを示すアニメーション・アイコンです。

af|statusIndicator.ComposerStatus::connecting-icon

アクティブ・データ・サービスが接続プロセスの最中であるときに表示されるアイコンを指定します。このアイコンは通常、アニメーション・アイコンです。

af|statusIndicator.ComposerStatus::connected-icon

アクティブ・データ・サービスが接続状態であるときに表示されるアイコンを指定します。このアイコンは通常は非アニメーション・アイコンであり、アイドル状態のアイコンと同じである場合があります。

af|statusIndicator.ComposerStatus::reconnecting-icon

アクティブ・データ・サービスの接続が切断されて再接続を試行中に表示されるアイコンを指定します。このアイコンは通常、アニメーション・アイコンです。

af|statusIndicator.ComposerStatus::disconnected-icon

アクティブ・データ・サービスが切断状態であるときに表示されるアイコンを指定します。このアイコンは通常、ユーザーが操作しないかぎりさらなる再接続の試行が行われないことを示すための非アニメーション・アイコンです。


B.4.1.3 Page Customizableのスタイル・セレクタ

表B-19のスタイル・セレクタを使用して、Page Customizableコンポーネントのスキンを設定します。

表B-19 Page Customizableのスタイル・セレクタ

スタイル・セレクタ 説明
af|pageCustomizable

親コンポーネントによってストレッチされていないときのPage Customizableコンポーネントのデフォルト・サイズを指定します。

af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox

編集モードで表示されるダーク・グレーのメイン・ツールバーのスタイルを指定します。このツールバーには、編集中のページと各種のボタンに関するメッセージが含まれています。

af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|panelGroupLayout.ComposerConcurrency

複数のユーザーが同じカスタマイズ・レイヤーで同じページを同時に編集しているときに、メイン・コンポーザ・ツールバーの下に表示される同時ツールバーのスタイルを指定します。

af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|toolbar
af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|toolbar::separator
af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|toolbox::body
af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|toolbox::body af|toolbox::row
af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|toolbox::body af|toolbox::last-row
af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|toolbox::body af|toolbox::row af|toolbox::leading-cell

ツールバー内の各種領域のスタイルを指定します。

af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|commandToolbarButton::text
af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|commandToolbarButton:hover
af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|commandToolbarButton:depressed

コンポーザ・ツールバーのボタンのスタイルを指定します(「ページ・プロパティ」や「ページのリセット」など)。

af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|menuBar::body
af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|menuBar::body:rtl

ツールバー上の「表示」メニューの本体のスタイルを指定します。

af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|menuBar af|menu::bar-item-text

「表示」メニューのテキストのスタイルを指定します。

af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|menuBar af|menu::bar-item:highlighted

マウスでポイントされたときの「表示」メニューのスタイルを指定します。

af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|menuBar af|menu::bar-item:depressed

クリックされたときの「表示」メニューのスタイルを指定します。

af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|menuBar af|menu::bar-item-open-icon-style

「表示」メニューに表示されるドロップダウン・アイコンのスタイルを指定します。

af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|menuBar af|menu:depressed af|menu::bar-item-open-icon-style

「表示」メニューのドロップダウン・アイコンがクリックされたときの、このアイコンのスタイルを指定します。

af|pageCustomizable af|toolbox.ComposerToolbox af|menuBar af|menu:highlighted af|menu::bar-item-open-icon-style

マウスでポイントされたときのドロップダウン・アイコンのスタイルを指定します。

af|pageCustomizable af|toolbar.SourceView

コンポーザの「ソース」ビュー内のツールバーのスタイルを指定します。

af|pageCustomizable af|toolbar.SourceView af|menuBar

「ソース」ビュー内のメニューバーのスタイルを指定します。

af|dialog.ComposerDialog::content-start
af|dialog.ComposerDialog::content-start:rtl
af|dialog.ComposerDialog::content
af|dialog.ComposerDialog::content:rtl
af|dialog.ComposerDialog::content-end

コンポーザ・ツールバー・ボタンを使用して起動するダイアログのスタイルを指定します。利用できるエイリアスは:rtlで、コンポーネントが右から左にレンダリングする必要がある場合に使用することができます。

af|pageCustomizable af|breadCrumbs.ComposerBreadcrumbs
af|pageCustomizable af|breadCrumbs.ComposerBreadcrumbsHidden:step

コンポーザのブレッドクラムのスタイルを指定します。

af|pageCustomizable:edit af|panelGroupLayout.ComposerSplitHorz
af|pageCustomizable:edit af|panelGroupLayout.ComposerSplitVert

水平方向または垂直方向に分割されたPanel Customizableコンポーネントのスタイルを指定します。通常はこれらのセレクタを使用して、水平方向の分割の場合は高さを指定し、垂直方向の分割の場合は幅を指定します。

af|pageCustomizable:edit, af|pageCustomizable:stretched

編集モードのPage Customizableコンポーネントのスタイルを指定します。

このセレクタを使用すると、編集モードでPage Customizableコンポーネントが常にストレッチされます。表示モードでは、このコンポーネントはフローされている場合はフローし、ストレッチされている場合はストレッチします。

af|pageCustomizable:printable

印刷可能モードのPage Customizableのスタイルを指定します。Page Customizableの高さと幅を抑制します。

af|pageCustomizable af|panelGroupLayout.ComposerCutComp af|tree::node-stamp-text

カットされたコンポーネントの周囲の点線境界線のスタイルを指定します。


B.4.1.4 Layout Customizableのスタイル・セレクタ

表B-20のスタイル・セレクタを使用して、Layout Customizableコンポーネントのスキンを設定します。

表B-20 Layout Customizableのスタイル・セレクタ

スタイル・セレクタ 説明
af|layoutCustomizable::menu:edit

編集モードの「レイアウトの変更」ボタンのスタイルを指定します。

af|layoutCustomizable::menu:edit af|commandImageLink::text
af|layoutCustomizable::menu:edit af|commandImageLink::text:hover

編集モードの「レイアウトの変更」ボタンのテキストのスタイルを指定します。

af|layoutCustomizable.AFStretchWidth

コンポーネントを水平方向にストレッチできる幅を指定します。


B.4.1.5 Panel Customizableのスタイル・セレクタ

表B-21のスタイル・セレクタを使用して、Panel Customizableコンポーネントのスキンを設定します。


注意:

表B-21の一部のスタイル・セレクタでは、lightmediumおよびdarkという3つの色スキームから選択できます。これらを使用して、CSS内に3つの固有の外観を定義し、Oracle JDeveloperのプロパティ・インスペクタのbackgroundプロパティを介して、使用するいずれかの外観を指定できます。コンポーネント・インスタンスのbackgroundプロパティに指定された値に応じて、スキンは、関連するスタイルを適用します。


表B-21 Panel Customizableのスタイル・セレクタ

スタイル・セレクタ 説明
af|panelCustomizable

コンポーネントのルート要素のスタイルを指定します。

af|panelCustomizable.PEStretched

ストレッチされたときのこのコンポーネントのスタイルを指定します。

af|panelCustomizable:edit

編集モードのコンテナのスタイルを指定します。

af|panelCustomizable:edit:drop-target

このコンポーネントとは別のコンポーネントをページにドラッグして、ドロップ先としてこのコンポーネントをマウスでポイントしたときの、このコンポーネントのスタイルを指定します。

af|panelCustomizable::edit-mode-content-style

「編集」アイコンと「削除」アイコンが配置された領域のスタイルを指定します。

af|panelCustomizable::add-icon-style
af|panelCustomizable::add-icon-style:active
af|panelCustomizable::add-icon-style:hover
af|panelCustomizable::add-icon-style:rtl

このコンポーネント上の「コンテンツの追加」ボタンのスタイルを指定します。

af|panelCustomizable::edit-icon-style
af|panelCustomizable::edit-icon-style:active
af|panelCustomizable::edit-icon-style:hover

このコンポーネント上の「編集」アイコンのスタイルを指定します。

af|panelCustomizable::delete-icon-style
af|panelCustomizable::delete-icon-style:active
af|panelCustomizable::delete-icon-style:hover

このコンポーネント上の「削除」アイコンのスタイルを指定します。

.PanelCustomizableDropProxy

このコンポーネントとは別のコンポーネントをページにドラッグして、ドロップ先としてこのコンポーネントをマウスでポイントしたときの、このコンポーネント内のプレースホルダー領域のスタイルを指定します。

af|panelCustomizable:edit:inline-selected
.p_AFActiveInlineEditableContainer af|panelCustomizable:edit:hover-target

Panel Customizableコンポーネント内のインライン編集可能サブツリー内のコンポーネントのスタイルを指定します。

af|panelCustomizable::add-icon-link
af|panelCustomizable::add-icon-link:active
af|panelCustomizable::add-icon-link:hover

Panel Customizableコンポーネント内の「追加」アイコンのスタイルを指定します。

af|panelCustomizable::addtab-icon-style
af|panelCustomizable::addtab-icon-style:active
af|panelCustomizable::addtab-icon-style:hover

Panel Customizableコンポーネント内の「タブの追加」アイコンのスタイルを指定します。

af|panelCustomizable::split-up-icon-style
af|panelCustomizable::split-up-icon-style:active
af|panelCustomizable::split-up-icon-style:hover
af|panelCustomizable::split-down-icon-style
af|panelCustomizable::split-down-icon-style:active
af|panelCustomizable::split-down-icon-style:hover
af|panelCustomizable::split-left-icon-style
af|panelCustomizable::split-left-icon-style:active
af|panelCustomizable::split-left-icon-style:hover
af|panelCustomizable::split-right-icon-style
af|panelCustomizable::split-right-icon-style:active
af|panelCustomizable::split-right-icon-style:hover

Panel Customizableコンポーネントを水平方向または垂直方向に分割するために使用できる、このコンポーネント上のアイコンのスタイルを指定します。

.PanelCustomizableDropProxy

Panel Customizableコンポーネント内にドラッグ・アンド・ドロップされている最中のコンポーネントのスタイルを指定します。


B.4.1.6 Show Detail Frameのスタイル・セレクタ

表B-22のスタイル・セレクタを使用して、ポートレットおよびShow Detail Frameコンポーネントのスキンを設定します。

Frameworkアプリケーションでは、各ポートレットはポートレット・クロムとともに表示されます(詳細は第57.2項「ポートレットの構造」を参照)。ポートレット・クロムは、Show Detail Frameコンポーネントと同じクロム・レンダリング・メカニズムを共有します。したがって、Show Detail Frameに適用されるスタイル・セレクタおよびアイコン・セレクタはポートレット・クロムにも適用されます。つまり、Show Detail Frameコンポーネントのスタイルを定義するだけでなく、Show Detail Frameスタイル・セレクタおよびアイコン・セレクタを使用して、ポートレットのスタイルを定義します。


注意:

表B-22の一部のShow Detail Frameスタイル・セレクタでは、lightmediumdarkおよびcore:defaultという色スキーム・オプションが用意されています。これらのオプションを使用して、CSS内の4種類の外観を定義できるとともに、これらのうち使用する外観をJDeveloperプロパティ・インスペクタのbackgroundプロパティを通じて指定できます。コンポーネント・インスタンスのbackgroundプロパティに指定された値に応じて、スキンは、関連するスタイルを適用します。


表B-22 Show Detail Frameのスタイル・セレクタ

スタイル・セレクタ 説明
af|showDetailFrame

コンポーネントのルート要素のスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::container:light
af|showDetailFrame::container:medium
af|showDetailFrame::container:dark
af|showDetailFrame::container:core:default

このコンポーネント内のコンテンツが含まれた要素のスタイルを指定します。

af|showDetailFrame.p_AFStretched

このコンポーネントがストレッチされているときのルート要素のスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::content
af|showDetailFrame::content:light
af|showDetailFrame::content:medium
af|showDetailFrame::content:dark
af|showDetailFrame::content:core:default

このコンポーネントのコンテンツ・リージョン向けに表示するためのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::header
af|showDetailFrame::header:light
af|showDetailFrame::header:medium
af|showDetailFrame::header:dark
af|showDetailFrame::header:core:default

ヘッダー要素のスタイルを指定します。この要素は、ヘッダー・テキスト、アイコンおよびアクションのリージョンを囲みます。

af|showDetailFrame::header-center
af|showDetailFrame::header-center:light
af|showDetailFrame::header-center:medium
af|showDetailFrame::header-center:dark
af|showDetailFrame::header-center:core:default

アイコン、タイトルおよび「アクション」メニューが含まれたコンポーネント・ヘッダー上のリージョンのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::header-start
af|showDetailFrame::header-start:rtl
af|showDetailFrame::header-start:light
af|showDetailFrame::header-start:light:rtl
af|showDetailFrame::header-start:medium
af|showDetailFrame::header-start:medium:rtl
af|showDetailFrame::header-start:dark
af|showDetailFrame::header-start:dark:rtl
af|showDetailFrame::header-start:core:default
af|showDetailFrame::header-start:core:default:rtl

ヘッダーの開始時に小さいキャップ状の領域のスタイルを指定します。利用できるエイリアスは:rtlで、コンポーネントが右から左にレンダリングする必要がある場合に使用することができます。

af|showDetailFrame::header-end
af|showDetailFrame::header-end:rtl
af|showDetailFrame::header-end:light
af|showDetailFrame::header-end:light:rtl
af|showDetailFrame::header-end:medium
af|showDetailFrame::header-end:medium:rtl
af|showDetailFrame::header-end:dark
af|showDetailFrame::header-end:dark:rtl
af|showDetailFrame::header-end:core:default
af|showDetailFrame::header-end:core:default:rtl

ヘッダーの終了時に小さいキャップ状の領域のスタイルを指定します。利用できるエイリアスは:rtlで、コンポーネントが右から左にレンダリングする必要がある場合に使用することができます。

af|showDetailFrame::footer-start
af|showDetailFrame::footer-start:rtl 
af|showDetailFrame::footer-start:light
af|showDetailFrame::footer-start:light:rtl 
af|showDetailFrame::footer-start:medium
af|showDetailFrame::footer-start:medium:rtl 
af|showDetailFrame::footer-start:dark
af|showDetailFrame::footer-start:dark:rtl 
af|showDetailFrame::footer-start:core:default
af|showDetailFrame::footer-start:core:default:rtl

フッターの開始時に小さいキャップ状の領域のスタイルを指定します。利用できるエイリアスは:rtlで、コンポーネントが右から左にレンダリングする必要がある場合に使用することができます。

af|showDetailFrame::footer-center 
af|showDetailFrame::footer-center:light
af|showDetailFrame::footer-center:medium
af|showDetailFrame::footer-center:dark
af|showDetailFrame::footer-center:core:default

Show Detail Frameコンポーネントのフッター要素の中央リージョンのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::footer-end
af|showDetailFrame::footer-end:rtl 
af|showDetailFrame::footer-end:light
af|showDetailFrame::footer-end:light:rtl 
af|showDetailFrame::footer-end:medium
af|showDetailFrame::footer-end:medium:rtl 
af|showDetailFrame::footer-end:dark
af|showDetailFrame::footer-end:dark:rtl 
af|showDetailFrame::footer-end:core:default
af|showDetailFrame::footer-end:core:default:rtl

フッターの終了時に小さいキャップ状の領域のスタイルを指定します。利用できるエイリアスは:rtlで、コンポーネントが右から左にレンダリングする必要がある場合に使用することができます。

af|showDetailFrame::shadowbox
af|showDetailFrame::shadowbox:rtl
af|showDetailFrame::shadowbox_div1
af|showDetailFrame::shadowbox_div1:rtl
af|showDetailFrame::shadowbox_div2
af|showDetailFrame::shadowbox_div2:rtl

Show Detail Frameコンポーネントによって生じた影のスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::toolbar
af|showDetailFrame::toolbar:rtl

Show Detail Frameコンポーネント上のフローティング・ツールバーのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::icon-style

当該コンポーネントでicon属性が設定されている場合は、Show Detail Frameヘッダー上のアイコンのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::header-text
af|showDetailFrame::header-text:rtl

コンポーネント・ヘッダー上で利用可能なタイトルのスタイルを指定します。利用できるエイリアスは:rtlで、コンポーネントが右から左にレンダリングする必要がある場合に使用することができます。

af|showDetailFrame::header-actions

コンポーネント・ヘッダー上の「アクション」メニューや「削除」などのアイコンのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::toolbar-container
af|showDetailFrame::toolbar-container:light
af|showDetailFrame::toolbar-container:medium
af|showDetailFrame::toolbar-container:dark
af|showDetailFrame::toolbar-container:core:default

フローティング・ツールバーのコンテナ要素のスタイルを指定します。使用可能な別名は、:light:mediumおよび:darkです。

af|showDetailFrame::collapse-icon-style
af|showDetailFrame::collapse-icon-style:active
af|showDetailFrame::collapse-icon-style:hover
af|showDetailFrame::collapse-icon-style.PEDisplayNone

コンポーネント・ヘッダー上の「縮小」アイコンのスタイルを指定します。使用可能な別名は:active:hoverであり、これらを使用して、クリックされたときやマウスでポイントされたときの「縮小」アイコンのスタイルを指定できます。

PEDisplayNoneを使用して、「縮小」アイコンを非表示にできます。

af|showDetailFrame::disclose-icon-style
af|showDetailFrame::disclose-icon-style:active
af|showDetailFrame::disclose-icon-style:hover
af|showDetailFrame::disclose-icon-style.PEDisplayNone

コンポーネント・ヘッダー上の「公開」アイコンのスタイルを指定します。

PEDisplayNoneを使用して、「公開」アイコンを非表示にできます。

af|showDetailFrame::actionmenu-icon-style
af|showDetailFrame::actionmenu-icon-style:active
af|showDetailFrame::actionmenu-icon-style:hover

アクション・メニュー・アイコンのスタイルを指定します。このスタイルには、指定変更できる背景イメージがあります。

af|showDetailFrame::remove-icon-style
af|showDetailFrame::remove-icon-style:active
af|showDetailFrame::remove-icon-style:hover

「削除」アイコンのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::edit-icon-style
af|showDetailFrame::edit-icon-style:active
af|showDetailFrame::edit-icon-style:hover

「編集」アイコンのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::preview-icon-style
af|showDetailFrame::preview-icon-style:active
af|showDetailFrame::preview-icon-style:hover

「プレビュー」アイコンのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::edit-mode-content-style
af|showDetailFrame::edit-mode-content-style:light

「編集」アイコンと「削除」アイコンが配置された領域のスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::edit-mode-edit-icon-style
af|showDetailFrame::edit-mode-edit-icon-style:active
af|showDetailFrame::edit-mode-edit-icon-style:hover

編集モードのコンポーネント・ヘッダー上の「編集」アイコンのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::edit-mode-remove-icon-style
af|showDetailFrame::edit-mode-remove-icon-style:active
af|showDetailFrame::edit-mode-remove-icon-style:hover

編集モードのコンポーネント・ヘッダー上の「削除」アイコンのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::edit-text-link
af|showDetailFrame::edit-text-link:rtl
af|showDetailFrame::edit-text-link:hover

このコンポーネントにRich Text Editorコンポーネントが子コンポーネントとして含まれている場合に、編集モードの「テキストの編集」リンクのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::resize
af|showDetailFrame::resize:rtl

このコンポーネント上のサイズ変更ハンドラのスタイルを指定します。使用可能な別名は:rtlであり、これはコンポーネントが右から左に表示される必要がある場合に使用できます。

af|showDetailFrame::content.PEWrapsRTE > af|richTextEditor af|toolbox > af|toolbox::body,
af|showDetailFrame::content.PEWrapsRTE > af|richTextEditor af|toolbox > af|toolbox::body > af|toolbox::row,
af|showDetailFrame::content.PEWrapsRTE > af|richTextEditor af|toolbox > af|toolbox::body > af|toolbox::last-row,
af|showDetailFrame::content.PEWrapsRTE > af|richTextEditor af|richTextEditor::content-input-container
af|showDetailFrame::content.PEWrapsRTE > af|richTextEditor af|richTextEditor::content-input,
af|showDetailFrame::content.PEWrapsRTE > af|richTextEditor af|richTextEditor::content-input-container
af|showDetailFrame::content:medium.PEWrapsRTE
af|showDetailFrame::content:light.PEWrapsRTE
af|showDetailFrame::content.PEWrapsRTE > af|richTextEditor af|toolbox

ネストされたRich Text Editorコンポーネントの周囲と内部の領域のスタイルを指定します。たとえば、Rich Text Editorコンポーネントの背景色を編集モードで透明にしたり、コンポーネントの周囲に境界線を表示したりできます。

af|showDetailFrame::content.PEStretched

Show Detail Frameコンポーネントのコンテンツがストレッチされるときの、その高さを指定します。

af|showDetailFrame::content.PEStretched:printable

印刷可能モードでShow Detail Frameのコンテンツの高さが制限されることを防止します。

af|showDetailFrame::dynamic-help-icon-container
af|showDetailFrame::dynamic-help-icon-container:rtl

コンポーネント・ヘッダー上のヘルプ・アイコン・コンテナのスタイルを指定します。

af|showDetailFrame::dynamic-help-icon-style
af|showDetailFrame::dynamic-help-icon-style:active
af|showDetailFrame::dynamic-help-icon-style:hover

コンポーネント・ヘッダー上の「ヘルプ」アイコンのスタイルを指定します。

.PEShowDetailFrameAnimIcon

このコンポーネント上でビジー・ステータスを表示するために使用されるアニメーション・アイコンを指定します(このコンポーネントを展開したときなど)。

.PEIconAndTextInHeading:alias
.PEIconAndTextInHeading:alias:rtl

コンポーネント・ヘッダー内のテキスト付きアイコンを表示するためのスタイルを指定します。


B.4.2 スタイル属性

表B-23では、JDeveloperプロパティ・インスペクタを通じてWebCenter Portalのカスタマイズ可能コンポーネントとコンポーザ・コンポーネントで使用できるスタイル属性のクイック・リファレンス情報を提供しています。ポートレットもこれらのスタイル属性を使用することに注意してください。

スタイル・プロパティの詳細は、次の場所にあるCSS仕様に関するページを参照してください:

http://www.w3.org/TR/CSS21/

表B-23 コンポーザおよびWebCenter Portalのカスタマイズ可能コンポーネントのスタイル属性

属性 説明

background-color

コンポーネントの背景色。色のリストから選択するか、「編集」アイコンをクリックしてカラー・パレットから選択します。

background-image

コンポーネントの背景に表示されるイメージ。親コンポーネントから継承するか、イメージを表示しないように選択します。あるいは、「編集」アイコンをクリックしてイメージを選択します。

background-repeat

背景イメージを繰り返すかどうか、およびその方法を指定します。次のうちから選択します。

  • <none>: イメージを繰り返しません。

  • no-repeat: イメージを繰り返しません。

  • repeat: コンテナがいっぱいになるまでイメージを繰り返します。

  • repeat-x: イメージを垂直方向ではなく水平方向に繰り返します。

  • repeat-y: イメージを水平方向ではなく垂直方向に繰り返します。

  • inherit: この設定を親コンポーネントから継承します。

border-color

コンポーネントを囲む境界線の色。色のリストから選択するか、「編集」アイコンをクリックしてカラー・パレットから選択します。

border-style

コンポーネントの周りに描く境界線のスタイル。次のうちから選択します。

  • <none>: 境界線にスタイルを適用しません。

  • none: 境界線を表示しません(ポートレットの境界線を非表示にするにはContentStyleプロパティでborder-style:noneを使用します。この属性をInlineStyleと組み合せて使用した場合は、ポートレットの境界線は非表示になりません。)

  • hidden: 境界線を非表示にします。

  • dotted: 境界線を点線として表示します。

  • double: 境界線を二重線として表示します。

  • groove: 境界線を溝線として表示します。

  • ridge: 境界線を稜線として表示します。

  • inset: 境界線を沈み線として表示します。

  • outset: 境界線を浮き線として表示します。

  • dashed: 境界線を破線として表示します。

  • solid: 境界線を直線として表示します。

  • inherit: 親コンポーネントから境界線スタイルを継承します。

border-width

コンポーネント境界線の濃さ。thickmediumまたはthinを選択して境界線の太さを指定するか、またはinheritを選択して親コンポーネントから境界線の幅を継承します。あるいは、「編集」アイコンをクリックして、必要な測定単位で濃さを定義します。

color

コンポーネント・テキストの色。リストから選択するか、「編集」アイコンをクリックしてカラー・パレットから選択します。

font-family

コンポーネント・テキストのフォント・ファミリ(Arial、Helvetica、sans-serifなど)。この値は手動で入力してください。

font-size

コンポーネント・テキストのサイズ。次のうちから選択します。

  • Choose Length: 必要な測定単位でfont-sizeの絶対値を指定します。

  • Choose Percentage: ブラウザ用に指定された標準テキスト・サイズを基準にしたパーセンテージ値としてフォント・サイズを指定します。

  • inherit: 親コンポーネントからフォント・サイズを継承します。

  • large: 親コンポーネントに関連付けられたフォントよりも次に大きいサイズを選択します。

  • larger: 親コンポーネントと関連付けられたフォントよりも大きいフォント・サイズに拡大します(largerlargeよりも大きいサイズです)。

  • medium: フォント・サイズを、親コンポーネントのデフォルトのフォント・サイズに設定します。

  • small: フォント・サイズを、親コンポーネントのデフォルトのフォント・サイズよりも小さく設定します。

  • smaller: フォント・サイズを、親コンポーネントのデフォルトのフォント・サイズよりも小さく設定します(smallerのほうがsmallよりも小さくなります)。

font-style

コンポーネント・テキストのフォント・スタイル。次のうちから選択します。

  • <none>: フォントにスタイルを適用しません。

  • normal: フォントはイタリックになりません。

  • italic: フォントはイタリックです。

  • oblique: フォント・ファミリに標準のイタリック・メンバーがない場合でも、フォントはイタリックのように傾斜します。

  • inherit: 親コンポーネントからフォント・スタイルを継承します。

font-weight

コンポーネント・テキストの太さ。次のうちから選択します。

  • <none>: コンポーネント・テキストのウェイト(太さ)を指定しません。

  • normal: 親コンポーネントのデフォルト・フォント・ウェイトと同じウェイトを適用します。

  • bold: コンポーネント・テキストを太字に設定します。

  • bolder: コンポーネント・テキストをboldより濃く設定します。

  • light: コンポーネント・テキストをnormalより薄く設定します。

  • lighter: コンポーネント・テキストをlightより薄く設定します。

  • 100–900: テキストの濃さの値を指定します。100は最も薄く、900が最も濃くなります。400が通常のウェイトで、700が太字になります。

  • inherit: 親コンポーネントから濃さを継承します。

height

間隔は、連続したテキストの行の間に適用します(leadingとしても知られています)。次のいずれかを選択して、高さを指定します。

  • Choose Length: 必要な測定単位で絶対値を指定します。

  • Choose Percentage: 親コンポーネントに設定されている値に対するパーセンテージとして値を指定します。

  • auto: 行の高さを自動的に設定します。通常、フォント・サイズよりも2ポイント大きくなります。

  • inherit: 行の高さを親コンポーネントから継承します。

list-style-image

リスト・アイテムのインジケータとして使用するイメージ。list-style-typeを定義せずに、イメージを指定します。次のうちから選択します。

  • inherit: 親コンポーネントからリスト・スタイル・イメージを継承します。

  • none: リスト・アイテムのインジケータとしてイメージを使用しません。

または、「編集」アイコンをクリックして、イメージを選択します。

list-style-type

リストのアイテムに使用するインジケータのタイプ。list-style-imageを介してイメージを指定しない場合、これを使用します。

リストに表示された多数のスタイルから選択します。この中には、ブラウザのデフォルト・スタイルを使用することを示す<none>、親コンポーネントからlist-style-typeを継承することを示すinheritなどがあります。

margin

コンポーネント・テキストの周囲のスペースの境界線。次のうちから選択します。

  • Choose Length: すべてのマージンに絶対値を指定します。

  • Choose Percentage: 親コンポーネントのマージンに対するパーセンテージとして値を設定します。

  • inherit: 親コンポーネントからマージン値を継承します。

  • auto: ブラウザのデフォルトに従って、値を自動的に設定します。

padding

コンポーネントとそのマージンの間、またはコンポーネントとその境界線の間(境界線がある場合)の領域の大きさ。次のうちから選択します。

  • Choose Length: 必要な測定単位で絶対値を指定します。

  • Choose Percentage: 親コンポーネントに設定されているパディングに対するパーセンテージとして値を指定します。

  • inherit: 親コンポーネントから値を継承します。

text-align

コンポーネント・テキストの水平方向の位置合せ。次のうちから選択します。

  • <none>: ブラウザのデフォルトを使用します。

  • left

  • right

  • center

  • justify: すべての行が左右の同じポイントで始まって同じポイントで終わるように、テキストの位置を揃えます。

  • auto: 値を左または右で自動的に適用します。

  • inherit: 親コンポーネントから文字位置を継承します。

text-decoration

コンポーネント・テキストに適用する装飾値。次のうちから選択します。

  • <none>: ハイパーリンクにブラウザのデフォルトを使用します。それ以外の場合、テキストを装飾しません。

  • none: 装飾なし(ハイパーリンクの下線もなし)。

  • underline: すべてのコンポーネント・テキストに下線を引きます。

  • overline: すべてのコンポーネント・テキストに上線を引きます。

  • line-through: すべてのコンポーネント・テキストの真ん中に線を引きます。

  • blink: コンポーネント・テキストを点滅させます。

  • inherit: 親コンポーネントからテキスト装飾を継承します。

vertical-align

コンポーネント・テキストの垂直方向の位置合せ。次のうちから選択します。

  • Choose Length: 必要な測定単位で絶対値を指定します。

  • Choose Percentage: 親コンポーネントに設定されている値に対するパーセンテージとして値を指定します。

  • inherit: 親コンポーネントから値を継承します。

  • baseline: テキスト行のベースライン上にテキストを配置します。

  • middle: テキスト行の中央にテキストを配置します。

  • text-bottom: テキスト行の最下部(ベースラインより下)にテキストを配置します。

  • text-top: テキスト行の最上部(ベースラインより上)にテキストを配置します。

  • sub: テキストをサブスクリプトとして設定します。

  • super: テキストをスーパースクリプトとして設定します。

width

テキストの間隔。次のいずれかを選択して、幅を指定します。

  • Choose Length: 必要な測定単位で絶対値を指定します。

  • Choose Percentage: 親コンポーネントに設定されている値に対するパーセンテージとして値を指定します。

  • auto: 行の高さを自動的に設定します。通常、フォント・サイズよりも2ポイント大きくなります。

  • inherit: 行の高さを親コンポーネントから継承します。


B.5 カスタマイズ可能コンポーネント(HTML)のプロパティ

カスタマイズ可能コンポーネント(HTML)は、10.1.3.2.0リリースのカスタマイズ可能コンポーネントと機能的に類似しており、10.1.3.2.0リリースの移行済アプリケーション・ページにさらにカスタマイズ可能コンポーネントを追加するために使用できます。これらのカスタマイズ可能コンポーネントは、JDeveloperのカスタマイズ可能コンポーネント(HTML)タグ・ライブラリから使用できます。カスタマイズ可能コンポーネントをページに追加すると、特定の属性にデフォルト値が割り当てられて、残りの属性の値を必要に応じて設定できます。

カスタマイズ可能コンポーネントを使用すると、ユーザーはページ上の任意のコンポーネントを実行時に最小化または最大化したり、表示または非表示にしたり、移動したりできます。


注意:

カスタマイズ可能コンポーネント(HTML)ライブラリは、リリース10.1.3.2.0で作成されたアプリケーションをサポートするためにのみ使用できます。これらのコンポーネントを新しいアプリケーションに追加することはサポートされていません。

可能なかぎり、既存のアプリケーション内のカスタマイズ可能コンポーネント(HTML)を、それらに対応するリッチ版(コンポーザ・タグ・ライブラリ内のもの)に置き換えることをお薦めします。


B.5.1 Panel Customizable (HTML)コンポーネント

Panel Customizable (HTML)コンポーネントは、実行時にカスタマイズできるページ・コンテンツのコンテナとして使用します。Panel Customizable (HTML)内に追加されたコンポーネントは、最大化、最小化または再配置できます。

このコンポーネントは、子コンポーネントで実行時カスタマイズを行う場合にのみ使用します。コンテナによって設計時にコンポーネントを再配置することのみを希望する場合は、Panel Group LayoutのようなADF Facesコンテナを使用することをお薦めします。

表B-24では、Panel Customizable (HTML)コンポーネントの属性を説明しています。

表B-24 Panel Customizable (HTML)コンポーネントの属性

属性 タイプ ELをサポートしているかどうか 説明

共通属性




id

String

いいえ

コンポーネントの識別子。識別子はHTMLで許容されている構文のサブセットに従う必要があります。

  • 長さがゼロの文字列にすることはできません。

  • 最初の文字はASCII文字(A-Z a-z)またはアンダースコア(_)である必要があります。

  • 後続の文字は、ASCII文字または数字(A-Z a-z 0-9)、アンダースコア(_)、ダッシュ(-)である必要があります。

rendered

Boolean

はい

コンポーネントがレンダリングされるかどうかを指定します。falseに設定した場合、このコンポーネントに対する出力はありません(コンポーネントはレンダリングされず、クライアントで表示することができません)。

デフォルト値はtrueです。

レイアウト

値リスト

horizontal/vertical

はい

Panel Customizable (HTML)の子のレイアウト形態を指定します。

デフォルト値はverticalです。

layout属性の値に応じて、子コンポーネントは次のようなレイアウトで配置されます。

verticalを選択した場合、子コンポーネントは縦並びに表示され、レイアウト内で上下に移動できます。

horizontalを選択した場合、子コンポーネントは横並びに表示され、レイアウト内で左右に移動できます。

スタイル属性




styleClass

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、JSPXページやスキニングCSSファイルなどで定義できます。

inlineStyle

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル。これは、基本的なスタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが目的のDOM要素に反映されない場合は、スキンを作成して、::label::icon-styleなどの特定のDOM要素を対象にしたスキニング・キーを使用する必要があります。

拡張属性




binding

String

はい

Beanにコンポーネント・インスタンスを格納するEL参照。この参照は、Backing Beanからコンポーネントへのプログラムによるアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をBacking Beanに移すために使用できます。

例:

binding="#{yourManagedBean.Binding}"

B.5.2 Show Detail Frame (HTML)コンポーネント

Show Detail Frame (HTML)コンポーネントをPanel Customizable (HTML)コンポーネント内に追加すると、ユーザーは子コンポーネントの最大化、最小化、移動、復元、削除などのカスタマイズを実行できるようになります。これらのカスタマイズを実行できるのは、Show Detail Frame (HTML)コンポーネントをPanel Customizable (HTML)コンポーネント内に追加した場合のみです。

表B-25では、Show Detail Frame (HTML)コンポーネントの属性を説明しています。

表B-25 Show Detail Frame (HTML)コンポーネントの属性

属性 タイプ ELをサポートしているかどうか 説明

共通属性




id

String

いいえ

コンポーネントの識別子。識別子はHTMLで許容されている構文のサブセットに従う必要があります。

  • 長さがゼロの文字列にすることはできません。

  • 最初の文字はASCII文字(A-Z a-z)またはアンダースコア(_)である必要があります。

  • 後続の文字は、ASCII文字または数字(A-Z a-z 0-9)、アンダースコア(_)、ダッシュ(-)である必要があります。

rendered

Boolean

はい

コンポーネントがレンダリングされるかどうかを指定します。falseに設定した場合、このコンポーネントに対する出力はありません(コンポーネントはレンダリングされず、クライアントで表示することができません)。

デフォルト値はtrueです。

text

String

はい

Show Detail Frame (HTML)コンポーネントのタイトル。

icon

String

はい

Show Detail Frameコンポーネントのヘッダーにアイコンを追加する場合は、この属性は使用するイメージのURIを指定します。

例:

icon="http://source-pc/images/accessability.gif"

注意: ドキュメント・ルートに格納されているイメージには、フルパスは必要ありません。例:

icon="detail.gif"

外観属性




shortDesc

String

はい

コンポーネントの短い説明。このテキストは、通常、ツールチップ・ヘルプ・テキストを表示するためにユーザー・エージェントによって使用されます。この場合、ツールチップの動作はユーザー・エージェントによって制御されます。たとえば、Firefox 2では長いツールチップは切り捨てられます。フォーム・コンポーネントの場合、shortDescはノート・ウィンドウに表示されます。

background

値リスト

light/medium/dark

はい

スキンCSSと連係して、このShow Detail Frame (HTML)インスタンスの異なるルック・アンド・フィールを適用する手段を提供します。

デフォルト値はmediumです。

displayHeader

Boolean

はい

Show Detail Frame (HTML)のヘッダーを表示するかどうかを指定します。

デフォルト値はtrueです。

displayHeaderfalseに設定して、このコンポーネントの一部のアクションを公開した場合は、マウスをコンポーネント領域に移動するとツールバーが表示されます。ツールバーには、選択可能なオプションのメニューを表示するドロップダウン・アイコンが含まれます。このツールバーは、コンポーネント上に選択可能なアクションがある場合にのみ表示されます。

また、ツールバー表示はisSeededInteractionAvailable属性の影響も受けます。isSeededInteractionAvailableのデフォルト値はfalseなので、ツールバーは表示されません。ツールバーを表示するには、isSeededInteractionAvailabletrueに設定します。

expansionMode

値リスト

maximized/minimized/normal

はい

Show Detail Frame (HTML)のデフォルト状態。

デフォルトの表示モードはnormalです。

アクション属性




showMoveAction

値リスト

menu/none

はい

「アクション」メニューに「移動」アクションを表示するかどうかを指定します。

デフォルト値はmenuです。

showMinimizeAction

値リスト

chrome/none

はい

ヘッダーに最小化アクションを表示するかどうかを指定します。

デフォルトはchromeです。

showMaximizeAction

値リスト

menu/none

はい

ヘッダーに最小化アクションを表示するかどうかを指定します。

デフォルト値はmenuです。

スタイル属性




contentStyle

String

はい

Show Detail Frame (HTML)コンテンツ領域に適用するCSSスタイル。CSSリリース2.0以上に準拠するスタイルを手動で入力します。

styleClass

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル・クラス。スタイル・クラスは、JSPXページやスキニングCSSファイルなどで定義できます。

inlineStyle

String

はい

このコンポーネントで使用するCSSスタイル。これは、基本的なスタイルの変更用です。inlineStyleは、コンポーネントのルートDOM要素に適用されるCSSスタイルのセットです。inlineStyleのCSSプロパティが目的のDOM要素に反映されない場合は、スキンを作成して、::label::icon-styleなどの特定のDOM要素を対象にしたスキニング・キーを使用する必要があります。

動作属性




partialTriggers

String

はい

部分更新をトリガーするコンポーネントのID。このコンポーネントは、トリガー・コンポーネント上でリスニングします。トリガー・コンポーネントがなんらかの更新を発生させるイベントを受信した場合、このコンポーネントも更新されることをリクエストします。識別子はソース・コンポーネント(このコンポーネント)に対して相対的であり、NamingContainerで構成されている必要があります。コンポーネントがネーミング・コンテナ内にある場合、単一のコロンを使用するとページのルートから検索を開始でき、複数のコロンを使用するとNamingContainerを上方向に移動できます。たとえば、::を前に置くと、コンポーネントのネーミング・コンテナ(または、コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体)から出てそこから検索を開始します。:::を前に置くと、2つのネーミング・コンテナ(コンポーネントがネーミング・コンテナである場合にはそのコンポーネント自体も含まれる)から出てそこから検索を開始します。

disclosureListener

javax.el.MethodExpression

はい

開示リスナーへのメソッド参照。

開示状態が変更されると、開示イベントが起動されます。

拡張属性




binding

String

はい

Beanにコンポーネント・インスタンスを格納するEL参照。この参照は、Backing Beanからコンポーネントへのプログラムによるアクセスを提供するため、またはコンポーネントの作成をBacking Beanに移すために使用できます。

例:

binding="#{yourManagedBean.Binding}"

attributeChangeListener

javax.el.MethodExpression

はい

属性変更リスナーへのメソッド参照。属性変更イベントは、プログラムによるプロパティへの変更の場合は配信されません。アプリケーションの特定のリクエストなしでレンダラがプロパティを変更したときにのみ配信されます。属性変更イベントの例としては、クライアント側のサイズ変更をサポートした列の幅などがあります。


これらの属性を設定するときに選択可能な「式ビルダー」オプションを使用すると、コンポーネント・インスタンスをマネージドBeanプロパティにバインドできます。

Show Detail Frameのファセット

Show Detail Frame (HTML)のファセットを使用して、Show Detail Frame (HTML)コンポーネントのカスタム・アクションを定義して表示できます。表B-26では、Show Detail Frame (HTML)コンポーネントでサポートされているカスタム・アクションを表示することを可能にするファセットについて説明しています。

表B-26 Show Detail Frame (HTML)のファセット

ファセット 説明

titleBarAction

アクションをShow Detail Frame (HTML)コンポーネントのタイトルと関連付ける場合に使用します。

additionalActions

Show Detail Frame (HTML)のヘッダーで使用可能なアクションのリストにアクションを追加する場合に使用されます。


JDeveloperの「構造」ウィンドウには、Show Detail Frame (HTML)コンポーネントで使用できるすべてのファセットが表示されます。ただし、UIコンポーネントが含まれているファセットのみがアクティブ化された状態で表示されます。

B.5.3 カスタマイズ可能コンポーネント(HTML)のスタイル・セレクタ

この項の表では、WebCenter Portalのカスタマイズ可能コンポーネントのスキンを設定するために使用できるスタイル・セレクタについて説明しています。

この項には次のサブセクションが含まれます:

B.5.3.1 Panel Customizable (HTML)のスタイル・セレクタ

表B-27のスタイル・セレクタを使用して、Panel Customizable (HTML)コンポーネントのスキンを設定します。Panel Customizableコンポーネントに関連するアイコン・セレクタについては、第B.5.3.4項「アイコン・セレクタ」を参照してください。

表B-27 Panel Customizable (HTML)のスタイル・セレクタ

スタイル・セレクタ 説明
afh|panelCustomizable::no-header-content

コンポーネント・ヘッダーが無効になっているときに4つのコンポーネント境界線すべてに対してレンダリングされるスタイルを指定します。


B.5.3.2 Show Detail Frame (HTML)のスタイル・セレクタ

表B-28のスタイル・セレクタを使用して、Show Detail Frame (HTML)コンポーネントのスキンを設定します。


注意:

Show Detail Frameコンポーネントのスタイルを定義するだけでなく、Show Detail Frameのスタイル・セレクタおよびアイコン・セレクタを使用して、ポートレットのスタイルを定義します。


表B-28 Show Detail Frame (HTML)のスタイル・セレクタ

スタイル・セレクタ 説明
afh|showDetailFrame::header-top-border-light
afh|showDetailFrame::header-top-border-medium
afh|showDetailFrame::header-top-border-dark

コンポーネント・ヘッダーの上下の境界線のスタイルと、ヘッダーの背景色を指定します。

afh|showDetailFrame::container

コンポーネントのコンテナのスタイルを指定します。

afh|showDetailFrame::header-light
afh|showDetailFrame::header-medium
afh|showDetailFrame::header-dark

コンポーネントのヘッダーのテキストのスタイルを指定します。ヘッダーは通常、タイトルと、メニューや他のアクション・タイプへのリンクが含まれる、色付きのバナーです。

af|showDetailFrame::header-top-border-[light,medium,dark]スタイル要素を使用して、ヘッダーの背景色を定義します。アイコン・セレクタを使用して、コンポーネント・ヘッダー内で使用するアイコンと、ヘッダーの左側および右側の形状を指定します。

afh|showDetailFrame::content-light
afh|showDetailFrame::content-medium
afh|showDetailFrame::content-dar

コンポーネントの左右および下側の境界線のスタイルを指定します。

afh|showDetailFrame::main-menu-container

コンポーネントのメイン・メニュー・コンテナのスタイルを指定します。

afh|showDetailFrame::sub-menu-container

コンポーネントのサブメニュー・コンテナのスタイルを指定します。

afh|showDetailFrame::menu-item

コンポーネントのメイン・メニューの各アイテムのスタイルを指定します。

afh|showDetailFrame::menu-item:hover

コンポーネントのメイン・メニュー・アイテムがマウスでポイントされたときに表示するスタイルを指定します。

afh|showDetailFrame::sub-menu-item

コンポーネントのサブメニューの各アイテムのスタイルを指定します。

afh|showDetailFrame::sub-menu-item:hover

コンポーネントのサブメニュー・アイテムがマウスでポイントされたときに表示するスタイルを指定します。

afh|showDetailFrame::actions-image-separator

コンポーネントの「処理」、「最小化」および「リストア」アイコンの周りのパディングのサイズを指定します。

詳細は、第B.5.3.4項「アイコン・セレクタ」も参照してください。

afh|showDetailFrame::menu-item-separator

コンポーネントの「処理」メニューのコマンドまたはコマンド・グループを区切る線のスタイルを指定します。

デフォルトでは、セパレータは1本の太い線として表示されます。これを設定するには、border-topおよびborder-bottom要素を使用してセパレータのスタイルを設定します。カスタム・スキンを作成するユーザーは、これとは違う方法でセパレータのスタイルを設定できます。たとえば、ユーザーは、背景に色が付いた長方形バーとして表示されるセパレータを作成できます。

A.afh|showDetailFrame::title-clickable

コンポーネントのタイトルがリンクになっているときに、そのタイトルに対してレンダリングされるスタイルを指定します。

afh|showDetailFrame::no-header-content
afh|showDetailFrame::no-header-content-light
afh|showDetailFrame::no-header-content-medium
afh|showDetailFrame::no-header-content-dark

コンポーネント・ヘッダーが無効になっているときに4つのコンポーネント境界線すべてに対してレンダリングされるスタイルを指定します。


B.5.3.3 プロパティ・キー

プロパティ・キーを使用して、カスタム・メニュー・アイテムおよびコンポーネント・アクション・アイコンの表示を制御します。プロパティ・キーをカスタム・スキン内に含めても、スキンに基づいて生成されるCSS内にこれらのキーは反映されません。

つまり、スキンからプロセスを経て、CSSが生成されます。生成されたCSSは、アプリケーションによって消費されます。Panel CustomizableコンポーネントとShow Detail Frameコンポーネントのほとんどのスタイル・セレクタは、生成されたCSS内で表現されます。ただし、プロパティ・キーは例外です。プロパティ・キーは、他のコンポーネント・スタイル・セレクタと同様にアプリケーションに影響を与えますが、最終的な生成済CSS内には反映されません。

表B-29では、Panel CustomizableコンポーネントとShow Detail Frameコンポーネントに関連するプロパティ・キーを列挙して説明しています。

表B-29 Panel CustomizableコンポーネントとShow Detail Frameコンポーネントのプロパティ・キー

プロパティ・キー 説明
showDetailFrame {-ora-additional-actions-position-last:true}

コンポーネントの「アクション」メニューの生成済アクションの前または後に追加アクションを配置します。

生成済アクションの前に追加アクションを配置する場合は、falseに設定します。デフォルトでは、生成済アクションの後に追加アクションが配置されます。

デフォルト値はtrueです。

showDetailFrame {-ora-menu-icon-display:false}

Show Detail Frameの「アクション」メニューのコマンドの隣に、関連するアイコンを表示するかどうかを制御します。

「処理」メニューの各アクションの左側にアイコンを表示する場合は、trueに設定します。デフォルトでは、各アクションの左側にアイコンは表示されません。

デフォルト値はfalseです。

このプロパティ・キーがtrueに設定されているときに使用するアイコンの指定の詳細は、第B.5.3.4項「アイコン・セレクタ」を参照してください。


B.5.3.4 アイコン・セレクタ

アイコンが表示されるかどうかは、コンポーネントのora-menu-icon-displayプロパティ・キーがtruefalseのどちらに設定されているかで決まります。プロパティ・キーの詳細は、第B.5.3.3項「プロパティ・キー」を参照してください。

各アイコン・セレクタには、lightmediumおよびdarkのスキームがあります。これらを使用して、CSS内に3つの固有の外観を定義し、Oracle JDeveloperのプロパティ・インスペクタのbackgroundプロパティを介して、使用するいずれかの外観を指定できます。コンポーネント・インスタンスのbackgroundプロパティに指定された値に応じて、スキンは、関連するスタイルを適用します。

エラーなしで簡単に移入するには、すべてのアプリケーション・アイコンをFrameworkアプリケーションのルート・フォルダの下に格納してください。

表B-30で説明しているセレクタは、Panel Customizable (HTML)コンポーネントとShow Detail Frame (HTML)コンポーネントで使用されるアイコンに適用されます。

表B-30 WebCenter Portalのカスタマイズ可能コンポーネントのアイコン・セレクタ

セレクタ 説明

showDetailFrame

showDetailFrame::light-ActionsIcon:alias
showDetailFrame::medium-ActionsIcon:alias
showDetailFrame::dark-ActionsIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-ActionsIcon:alias
panelCustomizable::medium-ActionsIcon:alias
panelCustomizable::dark-ActionsIcon:alias

このアイコンは、「処理」メニューを表します。「処理」メニューには、ユーザーがコンポーネントに対して実行できるアクションがリストされます。

Frameworkアプリケーションでは、「アクション」アイコンは、コンポーネント・ヘッダーの右隅に表示されます。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-MinimizeIcon:alias
showDetailFrame::medium-MinimizeIcon:alias
showDetailFrame::dark-MinimizeIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-MinimizeIcon:alias
panelCustomizable::medium-MinimizeIcon:alias
panelCustomizable::dark-MinimizeIcon:alias

このアイコンは、「最小化」オプションを表します。「最小化」を選択すると、コンポーネントのビューがウィンドウの陰影のように閉じます。

Frameworkアプリケーションでは、「最小化」アイコンは、コンポーネント・ヘッダーの左側に表示されます。

showDetailFrame::light-ExpandIcon:alias」も参照してください。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-MaximizeIcon:alias
showDetailFrame::medium-MaximizeIcon:alias
showDetailFrame::dark-MaximizeIcon:alias

これは、Show Detail Frame (HTML)コンポーネントのみに適用可能です。このコンポーネントのリッチ版では、最大化アイコンはサポートされていません。

このアイコンは、Show Detail Frame (HTML)コンポーネントをそのコンテナであるPanel Customizable (HTML)コンポーネントのディメンションに拡大する「最大化」オプションを表します。同じコンテナ内に複数のShow Detail Frame (HTML)コンポーネントが表示されている場合、いずれかのShow Detail Frame (HTML)コンポーネントが最大化されている間は、他のコンポーネントは表示されません。

Frameworkアプリケーションでは、「最大化」アイコンは、コンポーネントの「アクション」メニューの「最大化」コマンドの左側に表示されます。

panelCustomizable

panelCustomizable::light-MaximizeIcon:alias
panelCustomizable::medium-MaximizeIcon:alias
panelCustomizable::dark-MaximizeIcon:alias

これは、Panel Customizable (HTML)コンポーネントのみに適用可能です。このコンポーネントのリッチ版では、どのようなアクションも提供されません。

このアイコンは、コンポーネント表示をコンテナのディメンションに拡大する「最大化」オプションを表します。同じコンテナ内の複数のコンポーネントが表示されている場合は、コンポーネントを最大化すると、他のコンポーネントは別の場所に移動されます。

Frameworkアプリケーションでは、「最大化」アイコンは、コンポーネントの「アクション」メニューの「最大化」コマンドの左側に表示されます。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-RestoreIcon:alias
showDetailFrame::medium-RestoreIcon:alias
showDetailFrame::dark-RestoreIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-RestoreIcon:alias
panelCustomizable::medium-RestoreIcon:alias
panelCustomizable::dark-RestoreIcon:alias

このアイコンは、最大化されたビューをデフォルトの表示モードに戻す「リストア」オプションを表します。

Frameworkアプリケーションでは、「リストア」アイコンは、コンポーネントの「アクション」メニューの「リストア」コマンドの左側に表示されます。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-ExpandIcon:alias
showDetailFrame::medium-ExpandIcon:alias
showDetailFrame::dark-ExpandIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-ExpandIcon:alias
panelCustomizable::medium-ExpandIcon:alias
panelCustomizable::dark-ExpandIcon:alias

「開く」アイコンは、最小化されているコンポーネントを開くアクションを表します。「開く」アイコンは、「最小化」アイコンと切り替わります。つまり、コンポーネントが最小化されている場合は「開く」アイコンが表示され、コンポーネントが開かれている場合は「最小化」アイコンが表示されます。

Frameworkアプリケーションでは、「展開」アイコンは、コンポーネント・ヘッダーの左側に表示されます。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-MoveIcon:alias
showDetailFrame::medium-MoveIcon:alias
showDetailFrame::dark-MoveIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-MoveIcon:alias
panelCustomizable::medium-MoveIcon:alias
panelCustomizable::dark-MoveIcon:alias

このアイコンは、ページ上の他のコンポーネントからの相対的なコンポーネント位置を変更できる、「移動」オプションを表します。

Frameworkアプリケーションでは、「移動」アイコンは、コンポーネントの「アクション」メニューの「移動」コマンドの左側に表示されます。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-MoveLeftIcon:alias
showDetailFrame::medium-MoveLeftIcon:alias
showDetailFrame::dark-MoveLeftIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-MoveLeftIcon:alias
panelCustomizable::medium-MoveLeftIcon:alias
panelCustomizable::dark-MoveLeftIcon:alias

このアイコンは、コンポーネント・サブメニューの「左へ移動」オプションを表します。「左へ移動」を選択すると、コンポーネントがページの左境界線に向かって水平に1ポジション移動します。たとえば、水平に並んだ3つのコンポーネントがあるとします。一番右のコンポーネントに対して「左へ移動」を選択します。すると、このコンポーネントが中央のコンポーネントになります。

Frameworkアプリケーションでは、「左へ移動」アイコンは、コンポーネントの「アクション」メニューの「左へ移動」サブメニュー・アイテムの左側に表示されます。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-MoveRightIcon:alias
showDetailFrame::medium-MoveRightIcon:alias
showDetailFrame::dark-MoveRightIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-MoveRightIcon:alias
panelCustomizable::medium-MoveRightIcon:alias
panelCustomizable::dark-MoveRightIcon:alias

このアイコンは、コンポーネント・サブメニューの「右へ移動」オプションを表します。「右へ移動」を選択すると、コンポーネントがページの右境界線に向かって水平に1ポジション移動します。たとえば、水平に並んだ3つのコンポーネントがあるとします。一番左のコンポーネントに対して「右へ移動」を選択します。すると、このコンポーネントが中央のコンポーネントになります。

Frameworkアプリケーションでは、「右へ移動」アイコンは、コンポーネントの「アクション」メニューの「右へ移動」サブメニュー・アイテムの左側に表示されます。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-MoveUpIcon:alias
showDetailFrame::medium-MoveUpIcon:alias
showDetailFrame::dark-MoveUpIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-MoveUpIcon:alias
panelCustomizable::medium-MoveUpIcon:alias
panelCustomizable::dark-MoveUpIcon:alias

このアイコンは、コンポーネント・サブメニューの「上へ移動」オプションを表します。「上へ移動」を選択すると、ページ上の他のコンポーネントからの相対的なコンポーネント位置が垂直に移動します。たとえば、垂直に並んだ3つのコンポーネントがあるとします。中央のコンポーネントに対して「上へ移動」を選択します。すると、このコンポーネントが一番上のコンポーネントになります。

Frameworkアプリケーションでは、「上へ移動」アイコンは、コンポーネントの「アクション」メニューの「上へ移動」サブメニュー・アイテムの左側に表示されます。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-MoveDownIcon:alias
showDetailFrame::medium-MoveDownIcon:alias
showDetailFrame::dark-MoveDownIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-MoveDownIcon:alias
panelCustomizable::medium-MoveDownIcon:alias
panelCustomizable::dark-MoveDownIcon:alias

このアイコンは、コンポーネント・サブメニューの「下へ移動」オプションを表します。「下へ移動」を選択すると、ページ上の他のコンポーネントからの相対的なコンポーネント位置が垂直に移動します。たとえば、垂直に並んだ3つのコンポーネントがあるとします。中央のコンポーネントに対して「下へ移動」を選択します。すると、このコンポーネントが一番下のコンポーネントになります。

Frameworkアプリケーションでは、「下へ移動」アイコンは、コンポーネントの「アクション」メニューの「下へ移動」サブメニュー・アイテムの左側に表示されます。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-HeaderLeftIcon:alias
showDetailFrame::medium-HeaderLeftIcon:alias
showDetailFrame::dark-HeaderLeftIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-HeaderLeftIcon:alias
panelCustomizable::medium-HeaderLeftIcon:alias
panelCustomizable::dark-HeaderLeftIcon:alias

このアイコンは、コンポーネント・ヘッダーの左上隅にイメージを提供します。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-HeaderRightIcon:alias
showDetailFrame::medium-HeaderRightIcon:alias
showDetailFrame::dark-HeaderRightIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-HeaderRightIcon:alias
panelCustomizable::medium-HeaderRightIcon:alias
panelCustomizable::dark-HeaderRightIcon:alias

このアイコンは、コンポーネント・ヘッダーの右上隅にイメージを提供します。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-ToolbarLeftIcon:alias
showDetailFrame::medium-ToolbarLeftIcon:alias
showDetailFrame::dark-ToolbarLeftIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-ToolbarLeftIcon:alias
panelCustomizable::medium-ToolbarLeftIcon:alias
panelCustomizable::dark-ToolbarLeftIcon:alias

このアイコンは、コンポーネントのフェードイン/フェードアウト・ツールバーの左部分を提供します。

フェードイン/フェードアウト・ツールバーは、adfp:portletタグ属性isSeededInteractionAvailabletrueに設定され、displayHeaderfalseに設定されている場合に再生されます。

このツールバーには、本来はヘッダーに表示される「処理」メニューが含まれています。このツールバーを起動するには、ユーザーがコンポーネント・コンテンツ領域にマウスを置きます。

ページ設計が非常に単純であると、displayHeaderfalseに、isSeededInteractionAvailabletrueに設定されていても、フェードイン/フェードアウト・ツールバーが表示されないこともあります。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-ToolbarRightIcon:alias
showDetailFrame::medium-ToolbarRightIcon:alias
showDetailFrame::dark-ToolbarRightIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-ToolbarRightIcon:alias
panelCustomizable::medium-ToolbarRightIcon:alias
panelCustomizable::dark-ToolbarRightIcon:alias

このアイコンは、コンポーネントのフェードイン/フェードアウト・ツールバーの右部分を提供します。

フェードイン/フェードアウト・ツールバーの詳細は、showDetailFrame::light-ToolbarLeftIcon:aliasの説明を参照してください。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-ToolbarCenterIcon:alias
showDetailFrame::medium-ToolbarCenterIcon:alias
showDetailFrame::dark-ToolbarCenterIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-ToolbarCenterIcon:alias
panelCustomizable::medium-ToolbarCenterIcon:alias
panelCustomizable::dark-ToolbarCenterIcon:alias

このアイコンは、コンポーネントのフェードイン/フェードアウト・ツールバーの中央部分を提供します。

フェードイン/フェードアウト・ツールバーの詳細は、showDetailFrame::light-ToolbarLeftIcon:aliasの説明を参照してください。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-EditIcon:alias
showDetailFrame::medium-EditIcon:alias
showDetailFrame::dark-EditIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-EditIcon:alias
panelCustomizable::medium-EditIcon:alias
panelCustomizable::dark-EditIcon:alias

このアイコンは、コンポーネント・メニューの「編集」オプションを表します。Frameworkアプリケーションでは、「編集」アイコンは、コンポーネントの「アクション」メニューの「編集」メニュー・アイテムの左側に表示されます。

showDetailFrame

showDetailFrame::light-HelpIcon:alias
showDetailFrame::medium-HelpIcon:alias
showDetailFrame::dark-HelpIcon:alias

panelCustomizable

panelCustomizable::light-HelpIcon:alias
panelCustomizable::medium-HelpIcon:alias
panelCustomizable::dark-HelpIcon:alias

このアイコンは、コンポーネント・メニューの「ヘルプ」オプションを表します。Frameworkアプリケーションでは、「ヘルプ」アイコンは、コンポーネントの「アクション」メニューの「ヘルプ」メニュー・アイテムの左側に表示されます。