Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal開発者ガイド 11g リリース1 (11.1.1.7.0) B72084-02 |
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この章では、お使いのWebCenter Portalアプリケーションに他のOracleアプリケーションを統合する方法を説明します。
この章には次の項が含まれます:
Oracle WebCenter Portalは、コンテキストに応じた統一されたユーザー・エクスペリエンスを提供できるように設計された統合テクノロジ・スイートです。WebCenter Portalは、構造化コンテンツと非構造化コンテンツ、ビジネス・インテリジェンス、ビジネス・プロセス、通信およびコラボレーション・サービスを統合して、エンタープライズ・アプリケーション間の境界を取り除きます。自社で使用できる他のアプリケーションをWebCenter Portalと統合することで、これらのアプリケーションの機能を活用するコンテキスト中心型のコンポジット・アプリケーションを作成して、WebCenter Portalを拡張して、従業員の労働形態を変革できます。
WebCenter Portalは、業界標準のテクノロジを使用して他のアプリケーション・コンポーネントを統合します(主にWSRPおよびJPDKのポートレットとして)。図54-1は、他のアプリケーションとWebCenter Portalとの統合に関連するテクノロジを示しています。
すべてのアプリケーションが同じ統合メカニズムをサポートしているわけではありませんが、統合プロセスは一般に非常にシンプルであり、その内容は、統合するアプリケーション・オブジェクトをポートレットとして公開して、そのポートレットをWebCenter Portalに登録して、そのポートレットをページに追加してから、結果を実行およびテストするというものです。
図54-1は、Siebel、E-Business Suite、JD Edwards、PeopleSoftおよびOracle Business Intelligenceとして統合できるアプリケーションを示しています。これらのOracleアプリケーションは、十分にサポートされ、この章で説明されています。ただし、実際には、WSRPまたはJPDKポートレットとしてオブジェクトを公開できる任意のアプリケーションを統合できます。それらを統合するプロセスは、ここで取り上げられているOracleアプリケーションの場合と同じです。つまり、オブジェクトをポートレットとして公開し、ポートレットをWebCenter Portalに登録し、ポートレットをページに追加します。公開されたポートレットをWebCenter Portal内で利用する方法の詳細は、サポートされているOracleアプリケーションのいずれかのドキュメントを参照してください。
この項では、Siebel WebサービスをFrameworkアプリケーションに統合する方法を説明します。また、Siebel Webエンジン(SWE)を使用してSiebelオブジェクトを統合する方法も説明します。SiebelとWebCenter Portalは連係して、SiebelのCRM機能をポートレットとしてFrameworkアプリケーションに組み込むことができます。Siebelアプリケーションは、Webサービスとして統合することも、次の項で説明しているSiebel Webエンジン(SWE)を使用して統合することもできます。
この項では、SiebelアプリケーションをWebサービスとしてFrameworkアプリケーションに統合する方法を説明します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
この項では、インバウンドWebサービスを作成して、このインバウンド・サービス向けの操作を設定して、WSDLを生成する方法を説明します。このWSDLは、後でFrameworkアプリケーションに対するデータ・コントロールを作成するために使用します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
インバウンドWebサービスを作成するには:
Siebelアプリケーションにログインします。
「管理」の「Webサービス」ページに移動します。
インバウンドWebサービスをクリックします。
「インバウンドWebサービス」ページでは、標準で用意されているWebサービスと、現在公開されている他のWebサービスが表示されます。
「メニュー」をクリックして、ドロップダウン・リストからNew Record
を選択します。
設定するWebサービスに応じて、「ネームスペース」、「名前」、「ステータス」および「コメント」の値を入力します。例:
フィールド名 | 値 |
---|---|
ネームスペース |
|
名前 |
|
ステータス |
|
コメント |
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「サービス・ポート」ペインまでスクロールして、「メニュー」ドロップダウン・リストから「新規レコード」を選択します。
「名前」にCustAccount
と入力して、「タイプ」をクリックします。
「インバウンドWebサービス・ポート・タイプ」ピック・アプレットで、「新規」タブを開きます。
「実装タイプ」としてBusiness Service
を選択します。
「サービス名」リストから、Siebel Account
を選択します。
「インバウンドWebサービス・ポート・タイプ」ピック・アプレットで、「OK」をクリックして、インバウンドWebサービスを作成します。
「サービス・ポート」ダイアログの「トランスポート」ドロップダウン・リストから、HTTP
を選択します。
「アドレス」フィールドで、お使いのSiebelインスタンスのURLを設定します。例:
http://xmlns.oracle.com/eai_enu/start.swe?SWEExtSource=WebService&SWEExtCmd=Execute&UserName=SADMIN&Password=SADMIN
「メニュー」ドロップダウン・リストから、Save Record
を選択します。
インバウンドWebサービスに操作を追加してから、WSDLファイルを作成するには、次の手順を実行します:
「操作」セクションまでスクロールして、「メニュー」ドロップダウン・リストからNew
を選択します。
「操作名」フィールドにAccountInsert
と入力します。
メソッド表示名をクリックして、「ビジネス・サービス・メソッド」ダイアログを開きます。
「メソッド」としてInsert
を選択し、「OK」をクリックします。
「認証タイプ」ドロップダウン・リストから、適切な認証タイプを選択します。
認証タイプ | セッション ・タイプ |
説明 |
---|---|---|
なし |
なし |
匿名ユーザー・ログイン情報とともに単一のリクエストが送信されて、レスポンスが送出された後にセッションはクローズされます。 匿名セッションがSWSEプラグインによって識別されるためには、UsernameTokenとPasswordTextがSOAPヘッダーに含まれていない必要があります。 |
ユーザー名とパスワード |
なし |
ログインに使用されたユーザー名とパスワードとともに単一のリクエストが送信されて、レスポンスが送出された後にセッションはクローズされます。 |
ユーザー名とパスワード |
ステートレス |
ログインのための初期リクエストによって確立されたセッションはオープン状態のままになり、後続のリクエストで使用できます。ユーザー名とパスワードを使用してログインが行われ、セッション・トークンはアウトバウンド・レスポンスに含まれたSOAPヘッダーに格納されて返されます。セッションは開いたままになります。 |
セッション・トークン(ステートレス) |
ステートレス |
セッション・トークンに格納された情報を使用して、確立済のセッションに再接続するためのリクエストです。セッションがクローズされている場合は、自動再ログインが実行されます。Siebelサーバーは、レスポンスのSOAPヘッダーにセッション・トークンを組み込みます。セッションは開いたままになります。 |
セッション・トークン(ステートレス) |
なし |
SOAPヘッダーによってセッション・トークンが伝送されており、セッション・タイプが「なし」に設定されている場合は、SWSE上のセッション・マネージャはこのセッションをクローズして(このセッションからログアウトして)、そのセッション・トークンを無効化します。そのセッション・トークンは当該セッションが無効化された後は使用されません。 |
「新規」をクリックして、新規操作を作成します。
「操作名」フィールドに、新規操作の名前を入力します(AccountQueryByExample
など)。
新規操作のメソッド表示名をクリックします。
「ビジネス・サービス・メソッド」ダイアログで、問合せメソッドを選択して(「例による問合せ」など)、「OK」をクリックします。
前述のステップ6から9に従って、必要に応じてさらに操作を追加します。
「サービス・ポート」ペインで、「メニュー」ドロップダウン・リストからSave Record
を選択します。
「インバウンドWebサービス」ペインで、「メニュー」ドロップダウン・リストからSave Record
を選択します。
「メニュー」ドロップダウン・リストからClear Cache
を選択します。
「WSDLの生成」をクリックします。
「ファイルのダウンロード」ダイアログで、「開く」をクリックします。
「ファイル」→「別名保存」を選択します。
WSDLファイルを保存するディレクトリに移動して、このファイルの名前を入力して、「保存」をクリックします。
この項では、Frameworkアプリケーション内でWebサービスとして設定されたSiebelアプリケーションを使用する方法を説明します。この説明には、WSDLベースのデータ・コントロールを設定する方法や、JDeveloperのJSF Navigation Modelerを使用してアプリケーションのページとこれらのページ間のナビゲーションを図式的に作成する方法も含まれます。
この項には次のサブセクションが含まれます:
この項では、Siebelアプリケーションから作成したWebサービスに基づいてWSDLベースのデータ・コントロールを作成する方法を説明します。
WSDLベースのデータ・コントロールを作成するには:
お使いのFrameworkアプリケーションを開くか、新しいFrameworkアプリケーションをJDeveloperで作成します。
アプリケーション・ナビゲータで、Model
ノードを右クリックして、コンテキスト・メニューから「新規」を選択します。
「新規ギャラリ」で、「フィルタ条件」ドロップダウン・リストからAll Technologies
を選択します。
カテゴリとしてBusiness Tier | Web Services
を選択して、Web Service Data Control
アイテムを選択して、「OK」をクリックします。
Webサービス・データ・コントロールの作成ウィザードの「ようこそ」ページで、「次へ」をクリックして次のページに進みます。
ステップ1で、Webサービス名を「名前」フィールドに入力します。
「URL」フィールドの「参照」をクリックして、WSDLファイルをダウンロードしたディレクトリに移動して、このファイルを選択して、「開く」をクリックします。
ウィザードで、「サービス」フィールドに生成されたURLを確認します。
「次へ」をクリックします。
ステップ2では、選択したWebサービスから使用可能なすべての操作が表示されます。
「追加」ボタンを使用して、希望の操作を「選択済」ペインに移してから、「次へ」をクリックします。
アプリケーション・ナビゲータでModel
ノードを開くと、作成したエントリのノードが表示されます。
「すべて保存」をクリックして変更を保存します。
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この項では、ソース・ページと問合せページを追加できるページ・フロー・ダイアグラムを作成する方法を説明します。
ページ・フロー・ダイアグラムを作成するには:
アプリケーション・ナビゲータで、ViewController
ノードを右クリックして、コンテキスト・メニューから「新規」を選択します。
「新規ギャラリ」で、Web Tier
ノードを開き、「JSF」を選択します。
「項目」ペインで、「JSFページ・フローと構成(faces-config.xml)」を選択して、「OK」をクリックします。
「JSF構成ファイルの作成」ダイアログで、「OK」をクリックしてデフォルト値を適用します。
空のページ・フロー・ダイアグラムが開いて、ダイアグラム・エディタの右側にコンポーネント・パレットとデータ・コントロール・パレットが表示されます。これを使用して、JSFナビゲーション・モデルのコンポーネントを作成します。
「すべて保存」をクリックして変更を保存します。
この項では、ページ・フロー・ダイアグラムにページとナビゲーションを追加する方法を説明します。
ページ・フロー・ダイアグラムにページを追加するには:
JSFナビゲーション・ダイアグラム・コンポーネント・パレットで、「JSFページ」を選択して、ダイアグラムをクリックして、ページに適切な名前を付けることで(QueryByID
など)、ソース・ページを作成します。通常は、少なくとも1つのソース・ページと問合せページを確保します。
問合せページを作成するには、コンポーネント・パレットから別のJSFページをクリックしてドラッグして、直前のページの横にドロップして、そのページを適切な名前に変更します(ShowResult
など)。
JSFナビゲーション・ダイアグラム・コンポーネント・パレットで、「JSFナビゲーション・ケース」を選択します。ソースJSFページのアイコンをクリックし、ナビゲーション・ケースの宛先JSFページのアイコンをクリックします。
デフォルトのラベル(success
)をクリックして、適切な名前を入力することで(toResult
など)、デフォルトのラベルを変更します。
「概要」タブを開いて、「ナビゲーション・ルール」をクリックします。
ダイアグラム内で先ほど作成したルールが表に表示されていることを確認します。
JDeveloperは、faces-config.xml
ファイルの3つのビューを提供します。図で表示された情報と同じ情報に宣言型ダイアログを介して、またはソースから直接アクセスできます。ソース・ビューを開いた場合(「ソース」タブをクリックして)は、<from-view-id>
タグによってソース・ページが識別され、さらに<to-view-id>
タグによって宛先ページが識別されます。
ダイアグラム・ビューから、コンポーネント・パレットで「JSFナビゲーション・ケース」を選択します。ソースJSFページのアイコンをクリックし、ナビゲーション・ケースの宛先JSFページのアイコンをクリックします。
デフォルトのラベルをクリックして、適切な名前を入力することで(toQuery
など)、デフォルトのラベルを変更します。
「すべて保存」アイコンをクリックしてダイアグラムを保存します。
この項では、問合せページのナビゲーションを作成して設定する方法を説明します。
問合せページを作成するには:
ページ・フロー・ダイアグラムで、ソース・ページ・アイコン(QueryById
)をダブルクリックして、JSF JSPの作成ウィザードを起動します。
「ようこそ」ページで「次へ」をクリックして、次のページに進みます。
ウィザードのステップ1で、「JSPドキュメント(*.jspx)」を選択して、「次へ」をクリックします。
ステップ2で、「マネージドBeanでUIコンポーネントを自動公開しない」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
ステップ3で、次のライブラリが選択されていることを確認します。
ADF Faces Components 10_1_3_2_0 ADF Faces HTML 10_1_3_2_0 JSF Core 1.0 Cusomizable Components Core 10_1_3_2_0
「終了」をクリックして、ページを作成します。
エディタの「設計」タブに空のJSFページが開きます。
「カスタマイズ可能コンポーネント・コア」コンポーネント・パレットで、「ShowDetailFrame」をクリックします。
ShowDetailFrameがページに表示されます。
注意: Oracle WebCenter Portalは、PanelCustomizableとShowDetailFrameの2つのカスタマイズ可能なコンポーネントを提供しています。これらの2つのコンポーネントによりWebアプリケーションのコンテンツの編成が非常に簡単になるため、最小化や再配置が可能で専用のドロップダウン・メニューを保持できるなどのほとんどスタンドアロンのポートレット同様のオブジェクトであるかのように異なるパネルを扱えます。 |
ShowDetailFrameを選択した状態で、プロパティ・インスペクタで、「テキスト」プロパティを「IDによる問合せ」に変更します。[Enter]を押して、ビジュアル・エディタでページを更新します。
データ・コントロール・パレットを開いて、「Siebel Webサービス」ノードを開きます。AccountQueryById(String)
ノードをページ上のShowDetailFrameにドラッグ・アンド・ドロップします。
ポップアップ・メニューで、「作成」→「パラメータ」→「ADFパラメータ・フォーム」の順に選択します。
「フォーム・フィールドの編集」で、「OK」をクリックします。
ページ内で生成された「AccountQueryById」ボタンを選択して、「プロパティ・インスペクタ」ペインで、次のプロパティを変更します。
Text Submit Action toResult
入力値に対応する入力フィールドを選択して、プロパティ・インスペクタで、「ラベル」プロパティをAccount ID:
に変更します。
「すべて保存」アイコンをクリックして作業を保存します。
この項では、結果ページのナビゲーションを作成して追加する方法を説明します。
結果ページを作成するには:
faces-config.xmlタブをクリックしてページ・フロー・ダイアグラムに戻り、「ShowResult」アイコンをクリックしてページ・ウィザードを起動します。
「次へ」をクリックして、「ようこそ」ページをスキップします。
ウィザードのステップ1で、「JSPドキュメント(*.jspx)」を選択して、「次へ」をクリックします。
ステップ2で、「マネージドBeanでUIコンポーネントを自動公開しない」が選択されていることを確認し、「次へ」をクリックします。
ステップ3で、次のライブラリが選択されていることを確認します。
ADF Faces Components 10_1_3_2_0 ADF Faces HTML 10_1_3_2_0 JSF Core 1.0
「終了」をクリックして、ページを作成します。
エディタの「設計」タブに空のJSFページが開きます。
「カスタマイズ可能コンポーネント・コア」コンポーネント・パレットで、「ShowDetailFrame」をクリックします。
ShowDetailFrameがページに表示されます。
ShowDetailFrameを選択した状態で、プロパティ・インスペクタで、「テキスト」プロパティを「問合せ結果」に変更します。[Enter]を押して、ビジュアル・エディタでページを更新します。
データ・コントロール・パレットで、「AccountQueryById」→「Return」→「SiebelMessage」→「ListofAccountInterface」の順に開き、「アカウント」ノードを選択して、ページ上のShowDetailFrameにドロップします。
ポップアップ・メニューで、「作成」→「フォーム」→「ADF読取り専用フォーム」の順に選択します。
「フォーム・フィールドの編集」で、次のフィールドを除くすべてのフィールドを削除します。
AccountID AccountStatus NumberOfEmployees CurrencyCode Location MainPhoneNumber Name Type
「送信ボタンを含める」チェック・ボックスを選択して、「OK」をクリックします。
アクション・バインディング・エディタで、「OK」をクリックします。
「発行」をクリックして、プロパティ・インスペクタで、タイトルをBack to Query
に変更して、「アクション」フィールドで、リストからtoQuery
を選択します。
「すべて保存」アイコンをクリックして作業を保存します。
この項では、アプリケーションのJSFページをJDeveloperでテストする方法を説明します。IDを使用してSiebelアカウントに対する問合せを実行する前に、お使いのSiebelインスタンスで使用できるIDを特定する必要があります。次の手順を実行するには、Siebel Call Centerにアクセスできる必要があります。
IDを特定してJSFページをテストするには:
Siebel Call Centerにログインして、適切なユーザーIDとパスワードを入力します。
サイト・マップを使用してアカウント・リストに移動します。
「アカウント」→アカウント・リストの順に選択します。
返されたリスト内で、問合せ対象にするアカウントを強調表示します。
「ヘルプ」メニューから、レコードについてを選択します。
「行番号」フィールドでID値を参照して、その値をメモします。
ページ・フロー・ダイアグラムに戻り、「QueryById」ページ・アイコンを右クリックして、コンテキスト・メニューから「実行」をクリックします。
ページがデフォルトのブラウザに読み込まれます。
「ID」フィールドに、「行番号」フィールドで先ほどメモした値を入力して、「発行」をクリックします。
「詳細」ページに、対応するアカウントの詳細情報が表示されます。
Webサービスを使用してSiebelアプリケーションを統合できます。さらに、Siebel Webエンジン(SWE)を使用してSiebelアプリケーションをFrameworkアプリケーションに統合することもできます。
Siebel Webエンジン(SWE)は、Siebelユーザー・インタフェースをレンダリングする役割を果たします。Siebel Webテンプレートは、アプリケーションのリポジトリ定義内のSiebelオブジェクトをレンダリングする際に、このHTMLレイアウト情報(マークアップ情報)をSiebel Webエンジンに提供します。SWEから返されるマークアップは、XML対応アプリケーション内でレンダリングするためのXMLにすることも、ワイヤレス・デバイス上でレンダリングするためのWML (Wireless Markup Language)にすることもできます。これにより、SiebelビューをXMLとして返すようにSWEに要求して、データ要素を解析して、結果をFrameworkアプリケーション内に表示することが可能になります。
Frameworkアプリケーション内でSWEを使用する方法については、Siebel Webエンジン(SWE)を使用したWebCenterアプリケーションでのデータ表示というチュートリアルに従ってください。
このチュートリアルを完了するには、次のことが必要です。
Oracle JDeveloper Studio Editionにアクセスできるか、このアプリケーションがインストールされている
OracleのSiebel eBusinessアプリケーションにアクセスできるか、これらのアプリケーションがインストールされている。
サポートされているバージョンのWindows Internet Explorer (IE)にアクセスできること(OTNで使用可能なSiebelについては、システム要件とサポート対象プラットフォームのガイドを参照してください)
また、SWEとWebテンプレートの詳細は、Siebelポータル・フレームワーク・ガイド(特に、外部Webアプリケーションへのコンテンツ配信に関する項)およびSiebelビジネス・アプリケーション構成ガイドというSiebel Bookshelfガイドを参照してください。
この項では、E-Business SuiteアプリケーションをWebCenter Portalアプリケーションに統合する方法を説明します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
この項では、Oracle E-Business SuiteポートレットをWebCenter Portalアプリケーションに統合するにあたっての統合のポイントと要件を説明します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
標準で用意されているOracle E-Business Suite OA Frameworkベースのポートレット(アプリケーション・ナビゲータ、お気に入り、ワークリストなど)は、WSRPとJSR 168に準拠しています。したがって、これらのOracle E-Business Suiteポートレットをアプリケーション・ページに追加すれば、WebCenter Portal: FrameworkアプリケーションやWebCenter Portal: SpacesなどのWSRP準拠ポータル・サーバーからそれらのポートレットにアクセスできるようになります。これらのポートレットをFrameworkアプリケーション・ページに追加するには、第54.3.2.3項「リモート・プロデューサを使用するためのJSFページの作成」の手順に従い、Spacesページに追加するには、第54.3.3.3項「SpacesページへのEBSポートレットの追加」の手順に従ってください。
同様にFrameworkアプリケーションに追加可能なWSRPとJSR 168に準拠した新しいE-Business Suiteポートレットを作成することもできます。WebCenter PortalでのWSRPとJSR 168に準拠したポータルの作成と使用については、第54.3.2項「FrameworkアプリケーションへのEBSアプリケーションの統合」および第54.3.3項「SpacesへのEBSアプリケーションの統合」を参照してください。
Oracle E-Business SuiteポータルをWebCenter Portalアプリケーションに統合するための要件は次のとおりです。
ポートレットとして公開するリージョンは、Oracle E-Business Suite OA Framework リリース12を使用して作成する必要があります。これより前のバージョンは、WSRPとJSR 168に準拠していないからです。
Oracle E-Business Suiteは、Oracle Internet Directory (OID)と次のいずれかのシングル・サインオン・ソリューションを使用するように構成される必要があります。
Oracleシングル・サインオン(OSSO)
Oracle Access Manager (OAM)
OSSOを使用している場合は、My Oracle Supportドキュメント376811.1の手順に従って、E-Business Suite リリース12をOIDおよびOSSOと統合してください。
OAMを使用している場合は、My Oracle Supportドキュメント975182.1の手順に従って、E-Business Suite リリース12をOAMと統合してください。
WebCenter Portalアプリケーションに対してE-Business Suite Portlet Producerへのアクセス権を付与して、適切なユーザーを追加および構成しておく必要があります。
注意: 一部の手順の実行には、システム管理者の権限が必要になることがあります。 |
この項には次のサブセクションが含まれます:
Oracle E-Business Suite OA Frameworkにより、任意のスタンドアロン・リージョン(pageLayoutリージョンを除く)をポートレットとして公開できます。ポートレットは常にHTML表のセル内でレンダリングされ、ページ・レイアウトページ・リージョンには表のレンダリングできないHTML構成が含まれているため、ページ・レイアウト・リージョンはポートレットとして公開できません。
注意: Oracle Application Frameworkプロバイダは、Javaポートレット仕様に従い、HTTP GETを使用してフォーム送信を処理しています。(PLT.16.3「The Include Method」 - 「Servlets and JSPs included from portlets must be handled as HTTP GET requests」を参照してください)。この制限のため、データ入力が必要なリージョン(検索基準リージョン、LOV、テキスト入力など)はポートレットとして公開できません。 |
ヒント: また、ポートレット・ジェネレータというOracle E-Business Suiteツールを使用して、既存のスタンドアロンのOracle Application Frameworkリージョンをポートレットに変換することもできます。ポートレット・ジェネレータの詳細は、Oracle E-Business Suiteシステム管理者ガイド - 構成を参照してください。 |
リージョンをポートレットとして公開するには:
リージョンをポートレットとして登録するためのUI機能を作成します。UI機能の作成の詳細は、タブ/ナビゲーションに関する項を参照してください。
新しいUI機能内で次のプロパティを設定します。
機能タイプ=Webプロバイダ・ポートレット(内部値はWEBPORTLET)。
WSRP/JSR168準拠のポートレットを定義するには、ポートレット関数定義にパラメータを追加する必要があります。パラメータ=OA_JSR168_PORTLET=Y
HTMLコール=OA.jsp?region=<使用しているリージョンの参照>
例: OA.jsp?region=/oracle/apps/fnd/wf/worklist/webui/WorklistPrtletRG
ポートレットにドリルダウン・ページが含まれる場合は、ページの参照または関数名を使用してドリルダウンの対象を指定する前述のURIにパラメータを追加します。例:
&detailPage=<対象ページ>
例:
OA.jsp?region=/oracle/apps/fnd/wf/worklist/webui/WorklistPrtletRG
&detailPage=/oracle/apps/fnd/wf/worklist/webui/AdvancWorklistPG
&detailFunction=<フォーム関数名>
例:
OA.jsp?region=/oracle/apps/fnd/wf/worklist/webui/WorklistPrtletRG
&detailFunction=WF_WORKLIST_DRILL_FUNC
必要に応じて、ポートレットのパーソナライズを無効にします。
デフォルトでは、OA Framework Webプロバイダを使用してレンダリングされたすべてのポートレットで、タイトル・バーに「カスタマイズ」リンクが含まれます。リンクをクリックすると、ポートレットのタイトルと責任を変更できるカスタマイズ・ページが表示されます。このページで、ポートレットのタイトルをカスタマイズし、それに責任を割り当てることができます。責任のカスタマイズは、ポートレットのコンテンツが責任のコンテキストに依存しており、複数の責任に関連付けられている場合に役立ちます。
ポートレットのカスタマイズを無効にするには、&dispRespCustPg=N
をHTMLコールURIに追加します。
For example:OA.jsp?region=/oracle/apps/fnd/wf/worklist/webui/WorklistPrtletRG&dispRespCustPg=N
Oracleオンライン・ヘルプを使用して定義したヘルプ・テキストをポートレットに関連付けます。
ヘルプ・テキストをポートレットに関連付けると、OA Framework Webプロバイダがポートレット・タイトル・バー内のヘルプ・テキスト・アイコン(?)をレンダリングします。アイコンをクリックするとヘルプ・テキストが表示されます。ヘルプ・テキストをポートレットに関連付けるには、&oawpHelpTarget=<Oracleオンライン・ヘルプの参照>
をHTMLコールURIに追加します。
For example:OA.jsp?region=/oracle/apps/fnd/wf/worklist/webui/WorklistPrtletRG&oawpHelpTarget=worklistHelp
ポートレットの作成後、メニューに新しいUI機能を追加し、そのメニューを役割に関連付けることによって、新しいUI機能へのアクセス権を付与します。ポートレットをWebCenter Portalに追加する前に、メニューと関数の定義がキャッシュされるため、必ずApacheリスナーをバウンスしてください。この操作を実行するには、システム管理者の権限が必要になります。
次の手順に従って、新しいFrameworkアプリケーションを作成するか既存のFrameworkアプリケーションを開いて、EBS WSRPプロデューサを登録してください。
リモート(WSRP) EBSポートレットの使用場所として、新しいFrameworkアプリケーションを作成するか、既存のFrameworkアプリケーションを開きます。
「アプリケーション・リソース」で、「接続」を右クリックして、「WSRPプロデューサ」を選択します。
WSRPポートレット・プロデューサの登録ウィザードの1ページ目(「プロデューサ名の指定」)が表示されます。
WSRPプロデューサの名前を入力し、「次へ」をクリックします。
「接続詳細の指定」ページが表示されます。
EBSプロデューサのWSDLを「WSDL URL」フィールドに入力します(下図参照)。
WSDL URL: http://[Release_12_host]:[port]/OA_HTML/portlets/WSRPBaseService?WSDL
例:
http://myEBSServer.example.com:8001/OA_HTML/portlets/WSRPBaseService?WSDL
「次へ」→「終了」をクリックします。
これで、WSRPプロデューサが「接続」の下に表示されます。
引き続いて、第54.3.2.3項「リモート・プロデューサを使用するためのJSFページの作成」の説明に従って、WSRPプロデューサを使用するためのJSFページを作成します。
次の手順に従って、Frameworkアプリケーション内でEBSリモート・プロデューサを使用するための新しいJSFページを追加するか、既存のJSFページを使用します。
JSFページを作成するには:
アプリケーションのナビゲーション・パネルで、アプリケーション名を右クリックし、「新規」を選択します。
「新規ギャラリ」ダイアログが表示されます。
「カテゴリ」フィールドのツリー構造で、「Web層」を見つけて開きます。
使用可能なオプションの説明が記載されたリストが「項目」フィールドが表示されます。
このリストで、「JSFページ」を選択し、「OK」をクリックします。
「JSFページの作成」ダイアログが表示されます。
「JSFページの作成」で、Create an XML Document (*.jspx)
フィールドが選択されていることを確認します。JSFページの設定の詳細は、「ヘルプ」ボタンをクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。
「OK」をクリックします。
新しく作成されたJSFページが表示されます。
「接続」で、新規作成したWSRPプロデューサを開き、EBSページ用のポートレットをJSFページにドラッグします。
ポートレット・プロパティ・インスペクタで、RenderPortletInIFrameプロパティをTrue
に設定します。
必要なコンポーネントをページに追加し、アプリケーションを保存します。
引き続いて、第54.3.2.4項「Frameworkアプリケーションのテスト」の説明に従って、該当ページを実行して、Frameworkアプリケーションで加えた変更内容がEBSアプリケーションで表示されることをテストします。
次の手順に従って、Frameworkアプリケーション内のJSFページのコンテンツを変更して、その変更内容がEBSアプリケーションで表示されることを確認することで、Frameworkアプリケーションをテストします。
作成した.jspx
ページを実行します。
実行中のページで、なんらかの情報を変更します。この情報は、その変更内容をEBSアプリケーションで確認できるものである必要があります。
変更を保存し、変更内容がEBSアプリケーションでも表示されることを確認します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
第54.3.2.1項「EBSポートレットのリモート・アクセスの準備」の説明に従って、ポートレット化するスタンドアロン・リージョンを準備します。
ポートレットをSpacesに追加する前に、メニューと関数の定義がキャッシュされるため、必ずApacheリスナーをバウンスしてください。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド』のポートレット・プロデューサの登録に関する項の説明どおり、EBS WSRPプロデューサを直接Spacesに登録できます。また、次の手順で説明するとおり、Fusion Middleware Controlを使用してEBS WSRPを登録できます。
Fusion Middleware Controlを使用してEBS WSRPプロデューサを登録するには:
第54.3.3.1項「EBSポートレットのリモート・アクセスの準備」の説明に従って、Spacesで使用するEBSページのリモート・アクセスの準備を行います。
SpacesドメインのFusion Middleware Controlにログインします。
ナビゲーション・バーでSpaces
を開き、「WebCenterポータル」メニューで「プロデューサの登録」を選択します。
「ポートレット・プロデューサの追加」ページが表示されます。
接続名を入力し、「プロデューサ・タイプ」をWSRP Producer
に設定して、ステップ1でコピーしたWSDLエンドポイントURLを「URLエンドポイント」フィールドに貼り付けます。
「OK」をクリックし、プロデューサ接続が正常に作成されたことを確認します。
引き続いて、第54.3.3.3項「SpacesページへのEBSポートレットの追加」の説明に従って、該当ポートレットをSpacesページに追加します。
次の手順に従って、EBSリモート・プロデューサをSpacesで使用します。
Spacesにログインします。
EBSポータルの追加先となるページに移動するか、新規ページを作成します。
「コンテンツの追加」をクリックして、コンポーザを開きます。
リソース・カタログから、「ポートレット」を選択します。
カスタム・カタログを作成済である場合、「ポートレット」が表示されないことがあり、その場合はリソース・カタログに追加する必要はありません。リソース・カタログの管理の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド』のリソース・カタログの使用に関する項の章を参照してください。
Fusion Middleware Controlに追加したポートレットをクリックします。
Spacesページに追加するEBSポートレットの「追加」をクリックします。
「閉じる」をクリックして、コンポーザを閉じます。
Spacesページで、「編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
「表示オプション」タブを開き、「Iframeにポートレットをレンダリングする」オプションをTrue
に設定して、「OK」をクリックします。
引き続いて、第54.3.3.4項「Spacesポートレット接続のテスト」の説明に従って、ポートレット接続をチェックします。
次の手順に従って、コンテンツを変更して、その変更内容がEBSアプリケーションに表示されることを確認することで、Spacesポートレット接続をテストします。
EBSポートレットを追加したSpacesページで、なんらかの情報を変更します。この情報は、その変更内容をEBSアプリケーションで確認できるものである必要があります。
変更を保存し、変更内容がEBSアプリケーションでも表示されることを確認します。
この項では、JD EdwardsアプリケーションをWebCenter Portalアプリケーションに統合する方法を説明します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
この項には次のサブセクションが含まれます:
JD Edwardsスタンドアロン・リージョンをFrameworkアプリケーションに追加する前に、JD Edwards内でそれらをポートレットとして外部で使用できるようにし、事前構成されたWSDLをwebclient.war/wsdl
ディレクトリに配置することで、リージョンをポートレット化する準備を整える必要があります。WSDL URLは、JD Edwards WSRPプロデューサを登録し、Frameworkアプリケーション・ページからそれを利用できるようにするために必要です。
次の手順に従って、新しいFrameworkアプリケーションを作成するか既存のFrameworkアプリケーションを開いて、JD Edwards WSRPプロデューサを登録してください。
リモート(WSRP) JD Edwardsポートレットの使用場所として、新しいFrameworkアプリケーションを作成するか、既存のFrameworkアプリケーションを開きます。
アプリケーション・リソースで、「接続」を右クリックし、「WSRPプロデューサ」を選択します。
WSRPポートレット・プロデューサの登録ウィザードの1ページ目(「プロデューサ名の指定」)が表示されます。
WSRPプロデューサの名前を入力し、「次へ」をクリックします。
「接続詳細の指定」ページが表示されます。
JD EdwardsプロデューサのWSDL URLを「WSDL URL」フィールドに貼り付けます。
「次へ」→「終了」をクリックします。
これで、WSRPプロデューサが「接続」の下に表示されます。
引き続いて、第54.4.1.3項「リモート・プロデューサを使用するためのJSFページの作成」の説明に従って、WSRPプロデューサを使用するためのJSFページを作成します。
次の手順に従って、Frameworkアプリケーション内でJD Edwardsリモート・プロデューサを使用するための新しいJSFページを追加するか、既存のJSFページを使用します。
JSFページを作成するには:
アプリケーションのナビゲーション・パネルで、アプリケーション名を右クリックし、「新規」を選択します。
「新規ギャラリ」ダイアログが表示されます。
「カテゴリ」フィールドのツリー構造で、「Web層」を見つけて開きます。
使用可能なオプションの説明が記載されたリストが「項目」フィールドが表示されます。
このリストで、「JSFページ」を選択し、「OK」をクリックします。
「JSFページの作成」ダイアログが表示されます。
「JSFページの作成」で、Create an XML Document (*.jspx)
フィールドが選択されていることを確認します。JSFページの設定の詳細は、「ヘルプ」ボタンをクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。
「OK」をクリックします。
新しく作成されたJSFページが表示されます。
「接続」で、新規作成したWSRPプロデューサを開き、JD Edwardsページ用のポートレットをJSFページにドラッグします。
ポートレット・プロパティ・インスペクタで、RenderPortletInIFrameプロパティをTrue
に設定します。
必要なコンポーネントをページに追加し、アプリケーションを保存します。
引き続いて、第54.4.1.4項「Frameworkアプリケーションのテスト」の説明に従って、該当ページを実行して、Frameworkアプリケーションで加えた変更内容がJD Edwardsアプリケーションで表示されることをテストします。
次の手順に従って、Frameworkアプリケーション内のJSFページのコンテンツを変更して、その変更内容がJD Edwardsアプリケーションで表示されることを確認することで、Frameworkアプリケーションをテストします。
作成した.jspx
ページを実行します。
実行中のページで、なんらかの情報を変更します。この情報は、その変更内容をJD Edwardsアプリケーションで確認できるものである必要があります。
変更を保存し、変更内容がJD Edwardsアプリケーションでも表示されることを確認します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド』のポートレット・プロデューサの登録に関する項の説明どおり、JD Edwards WSRPプロデューサを直接Spacesに登録できます。また、次の手順で説明するとおり、Fusion Middleware Controlを使用してJD Edwards WSRPを登録できます。
Fusion Middleware Controlを使用してJD Edwards WSRPプロデューサを登録するには:
第54.4.1.1項「JD Edwardsアプリケーションのリモート・アクセスの準備」の説明に従って、Spacesで使用するJD Edwardsページのリモート・アクセスの準備を行います。
SpacesドメインのFusion Middleware Controlにログインします。
ナビゲーション・バーでSpaces
を開き、「WebCenterポータル」メニューで「プロデューサの登録」を選択します。
「ポートレット・プロデューサの追加」ページが表示されます。
接続名を入力し、「プロデューサ・タイプ」をWSRP Producer
に設定して、ステップ1でコピーしたWSDLエンドポイントURLを「URLエンドポイント」フィールドに貼り付けます。
「OK」をクリックし、プロデューサ接続が正常に作成されたことを確認します。
引き続いて、第54.4.2.2項「SpacesページへのJD Edwardsポートレットの追加」の説明に従って、該当ポートレットをSpacesページに追加します。
次の手順に従って、JD Edwardsリモート・プロデューサをSpacesで使用します。
Spacesにログインします。
JD Edwardsポータルの追加先となるページに移動するか、新規ページを作成します。
「コンテンツの追加」をクリックして、コンポーザを開きます。
リソース・カタログから、「ポートレット」を選択します。
カスタム・カタログを作成済である場合、「ポートレット」が表示されないことがあり、その場合はリソース・カタログに追加する必要はありません。リソース・カタログの管理の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド』のリソース・カタログの使用に関する項の章を参照してください。
Fusion Middleware Controlに追加したポートレットをクリックします。
Spacesページに追加するJD Edwardsポートレットの「追加」をクリックします。
「閉じる」をクリックして、コンポーザを閉じます。
Spacesページで、「編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
「表示オプション」タブを開き、「Iframeにポートレットをレンダリングする」オプションをTrue
に設定して、「OK」をクリックします。
引き続いて、第54.4.2.3項「Spacesポートレット接続のテスト」の説明に従って、ポートレット接続をチェックします。
次の手順に従って、コンテンツを変更して、その変更内容がJD Edwardsアプリケーションに表示されることを確認することで、Spacesポートレット接続をテストします。
JD Edwardsポートレットを追加したSpacesページで、なんらかの情報を変更します。この情報は、その変更内容をJD Edwardsアプリケーションで確認できるものである必要があります。
変更を保存し、変更内容がJD Edwardsアプリケーションでも表示されることを確認します。
この項では、PeopleSoftアプリケーションをWebCenter Portalアプリケーションに統合する方法を説明します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
この項では、PeopleSoftアプリケーションをWebCenter Portalアプリケーションに統合する利点と方法を説明します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
PeopleTools 8.48以降を使用すると、PeopleSoftアプリケーションをWSRPポートレットとしてWebCenter Portalなどのリモート・アプリケーション内で公開できます。これにより、PeopleSoftのごく一部の機能のみにアクセスする必要のあるユーザーは、PeopleSoftアプリケーション全体を開いたり習得したりすることなく、WebCenter Portalアプリケーションを通じてその機能にアクセスできるようになります。
この項では、PeopleSoftオブジェクトをFrameworkアプリケーションおよびSpacesに統合するための前提条件を説明します。
PeopleTools 8.48以降
PeopleSoftへの自動サインオンのためにWS-Securityを使用している場合は、SAMLアサーションが有効になるためには、PeopleSoftとWebCenter Portalのサーバー上の日付/時刻が同期化されている必要があります。これについて問題がある場合は、PeopleSoftのWebサーバーの時刻をWebCenter Portalサーバーより少し進めてもかまいません。
PeopleTools 8.5.1以前の場合は、WS-Securityを完全にサポートするためには、必要に応じてカスタムOWSMポリシーを作成して構成してください。詳細は、第54.5.5項「PeopleTools向けのWS-Securityの設定」を参照してください。
この項では、PeopleSoftアプリケーションをSpacesやFrameworkアプリケーションで使用できるように準備する方法を説明します。
PeopleSoftアプリケーションを準備するには:
管理者としてPeopleSoftにログインします。
メイン・メニューからPeopleToolsを選択します。
PeopleToolsのメイン・メニューから、「従業員セルフサービス」→「ポータル」を開きます。
「構造とコンテンツ」を選択します。
WebCenter Portalで使用するページが格納されているフォルダに移動して、「編集」をクリックしてそのページを開きます。
「コンテンツ参照管理」ページが表示されます。
「一般」タブで、「WSRP作成可能」チェック・ボックスを選択します。
ページを保存します。
メイン・メニューから、WSRP作成を選択します。
「プロデューサによって提供されたポートレット」ページが表示されます。
当該ページが公開されていることを確認してから、Webサービス・エンドポイントURLを開き、URL (WSDL)をコピーします。
ブラウザで新しいタブを開いて、コピーしたURLをナビゲーション・バーに貼り付けて、WSDLページにアクセスします。
そのURLをクリップボードにコピーします。
第54.5.3項「FrameworkアプリケーションへのPeopleSoftアプリケーションの統合」および第54.5.4項「SpacesへのPeopleSoftアプリケーションの統合」の説明に従い、PeopleSoft WSRPプロデューサのSpacesまたはFrameworkアプリケーションへの統合へ進みます。
この項では、PeopleSoftアプリケーションと統合するFrameworkアプリケーションを作成または変更する方法を説明します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
次の手順に従って、新しいFrameworkアプリケーションを作成するか既存のFrameworkアプリケーションを開いて、PeopleSoft WSRPプロデューサを登録してください。
リモート(WSRP) PeopleSoftポートレットの使用場所として、新しいFrameworkアプリケーションを作成するか、既存のFrameworkアプリケーションを開きます。
アプリケーション・リソースで、「接続」を右クリックし、「WSRPプロデューサ」を選択します。
WSRPポートレット・プロデューサの登録ウィザードの1ページ目(「プロデューサ名の指定」)が表示されます(図54-2を参照)。
WSRPプロデューサの名前を入力し、「次へ」をクリックします。
「接続詳細の指定」ページが表示されます(図54-3を参照)。
WSDL(以前にコピーしたURL)を「WSDL URL」フィールドに貼り付けて、「次へ」をクリックします。
WS-Securityを構成する必要がある場合は、「次へ」をクリックします。
WS-Securityの構成の詳細は、第54.5.5項「PeopleTools向けのWS-Securityの設定」を参照してください。
「終了」をクリックします。
これで、WSRPプロデューサが「接続」の下に表示されます。
引き続いて、第54.5.3.2項「リモート(WSRP)・プロデューサを使用するためのJSFページの作成」の説明に従って、WSRPプロデューサを使用するためのJSFページを作成します。
注意: WSRPポートレットを公開するためには、WLSで圧縮が無効になっている必要があります。圧縮は、Weblogic 10.3.2と組み合せて実行しているProducer Web Serverではデフォルトで有効になっているため、各インスタンスで使用できる圧縮のServer Manager設定で無効にする必要があります。 |
次の手順に従って、PeopleSoftリモート・プロデューサを使用するためのJSFページを追加します。
JSFページを作成するには:
アプリケーションのナビゲーション・パネルで、アプリケーション名を右クリックし、「新規」を選択します。
「新規ギャラリ」ダイアログが表示されます。
「カテゴリ」フィールドのツリー構造で、「Web層」を見つけて開きます。
使用可能なオプションの説明が記載されたリストが「項目」フィールドが表示されます。
このリストで、「JSFページ」を選択し、「OK」をクリックします。
「JSFページの作成」ダイアログが表示されます。
「JSFページの作成」で、Create an XML Document (*.jspx)
フィールドが選択されていることを確認します。JSFページの設定の詳細は、「ヘルプ」ボタンをクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。
「OK」をクリックします。
新しく作成されたJSFページが表示されます。
「接続」で、新規作成したWSRPプロデューサを開き、PeopleSoftページ用のポートレットをJSFページにドラッグします。
ポートレット・プロパティ・インスペクタで、RenderPortletInIFrameプロパティをTrue
に設定します。
必要なコンポーネントをページに追加し、アプリケーションを保存します。
引き続いて、第54.5.3.3項「Frameworkアプリケーションのテスト」の説明に従って、該当ページを実行して、Frameworkアプリケーションで加えた変更内容がPeopleSoftアプリケーションで表示されることをテストします。
次の手順に従って、Frameworkアプリケーション内のJSFページのコンテンツを変更して、その変更内容がPeopleSoftアプリケーションで表示されることを確認することで、Frameworkアプリケーションをテストします。
作成した.jspx
ページを実行します。
実行中のページで、なんらかの情報を変更します。この情報は、その変更内容をPeopleSoftアプリケーションで確認できるものである必要があります。
変更を保存し、変更内容がPeopleSoftアプリケーションでも表示されることを確認します。
この項では、PeopleSoftアプリケーションをSpacesに統合する方法を説明します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド』のポートレット・プロデューサの登録に関する項の説明どおり、PeopleSoft WSRPプロデューサを直接Spacesに登録できます。また、次の手順で説明するとおり、Fusion Middleware Controlを使用してPeopleSoft WSRPを登録できます。
Fusion Middleware Controlを使用してPeopleSoft WSRPプロデューサを登録するには:
第54.5.2項「PeopleSoftアプリケーションのリモート・アクセスの準備」の説明に従って、Spacesで使用するPeopleSoftページのリモート・アクセスの準備を行います。
SpacesドメインのFusion Middleware Controlにログインします。
ナビゲーション・バーでSpaces
を開き、「WebCenterポータル」メニューで「プロデューサの登録」を選択します。
「ポートレット・プロデューサの追加」ページが表示されます。
接続名を入力し、「プロデューサ・タイプ」をWSRP Producer
に設定して、ステップ1でコピーしたWSDLエンドポイントURLを「URLエンドポイント」フィールドに貼り付けます。
必要に応じて、 第54.5.5項「PeopleTools向けのWS-Securityの設定」の説明に従い、WebCenter Portal内でWS-Securityを構成します。
「OK」をクリックし、プロデューサ接続が正常に作成されたことを確認します。
引き続いて、第54.5.4.2項「SpacesページへのPeopleSoftポートレットの追加」の説明に従って、該当ポートレットをSpacesページに追加します。
次の手順に従って、PeopleSoftポートレットをSpacesページに追加します。
Spacesにログインします。
PeopleSoftポータルの追加先となるページに移動するか、新規ページを作成します。
「コンテンツの追加」をクリックして、コンポーザを開きます。
リソース・カタログから、「ポートレット」を選択します。
カスタム・カタログを作成済である場合、「ポートレット」が表示されないことがあり、その場合はリソース・カタログに追加する必要はありません。リソース・カタログの管理の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド』のリソース・カタログの使用に関する項の章を参照してください。
Fusion Middleware Controlに追加したポートレットをクリックします。
Spacesページに追加するPeopleSoftページの「追加」をクリックします。
「閉じる」をクリックして、コンポーザを閉じます。
Spacesページで、「編集」(鉛筆)アイコンをクリックします。
「表示オプション」タブを開き、「Iframeにポートレットをレンダリングする」オプションをTrue
に設定して、「OK」をクリックします。
引き続いて、第54.5.4.3項「Spacesポートレット接続のテスト」の説明に従って、ポートレット接続をチェックします。
次の手順に従って、コンテンツを変更して、その変更内容がPeopleSoftアプリケーションに表示されることを確認することで、Spacesポートレット接続をテストします。
PeopleSoftポートレットを追加したSpacesページで、なんらかの情報を変更します。この情報は、その変更内容をPeopleSoftアプリケーションで確認できるものである必要があります。
変更を保存し、変更内容がPeopleSoftアプリケーションでも表示されることを確認します。
この項では、PeopleToolsリリースでサポートされているOWSMポリシーについて説明します。PeopleToolsリリース8.5.1(およびそれ以前)は、メッセージ内の送信WS-Securityヘッダーをサポートしていない点に注意する必要があります。ただし、一部のデフォルトのWebCenter Portal/OWSMポリシーでは、送信メッセージと受信メッセージの両方がセキュリティ保護されている必要があります。このギャップを埋めるために、必要に応じてカスタムOWSMポリシーを作成してください。この項では、カスタムWS-Securityポリシーを作成する必要があり、それらを構成するためにWebCenter Portal側での手順が必要となる異なる統合シナリオについても説明します。
次の点に注意してください。
PeopleTools 8.5.1以前との統合シナリオの場合は、OWSMポリシーとして、メッセージ整合性付きWSS10 SAMLトークン、メッセージ保護付きWSS10 SAMLトークンまたはパスワード付きWSS10ユーザー名トークンを使用できます。
PeopleTools 8.5.2との統合シナリオの場合、メッセージ整合性付きのWSS10 SAMLトークンまたはパスワードなしのWSS10ユーザー名トークン向けのWS-Securityの構成のみを使用します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
(Peoplesoftポリシー: WSRPBaseService with SAMLToken Full Security Option (timestamp)
)
この項では、メッセージ整合性付きのWSS10 SAMLトークン(oracle/wss10_saml_token_with_message_integrity_client_policy
)ポリシー向けにWS-Securityを構成する方法を説明します。
WS-Securityを構成するには:
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のWSセキュリティの構成に関する項の章に従って、WebCenter Portal/OWSMキーストアを構成します。
WebCenter Portalドメインの公開鍵が含まれた証明書を生成して、PeopleToolsの管理者に送信します。これにより、その証明書をPeopleToolsの構成にインポートできるようになります。
プロデューサの登録時に、wss10_saml_token_with_message_integrity_client_policy
を選択します。
引き続いて、WSRPポートレットをWebCenter Portalページに追加します。
(Peoplesoftポリシー: WSRPBaseService with SAMLToken Full Security Option (timestamp) With WSS Response
)
OWSMに付属しているデフォルトのメッセージ保護付きWSS10 SAMLトークン(oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy
)ポリシーでは、レスポンスも署名および暗号化されることが要求されます。しかし、PeopleToolsリリース8.5.1以前はWS-Securityヘッダーをレスポンスに格納して送信できないため(最初のcookie/get portlet handle
コールのみにセキュリティ・ヘッダーが含まれており、後続のコールには含まれていません)、oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy
ポリシーに基づいたカスタム・ポリシーを作成して添付する必要があります。
カスタム・ポリシーを作成するには:
Fusion Middleware Controlにログインし、WebCenter Portalドメイン(デフォルトではwc_domain
)に移動します。
「WebLogicドメイン」メニューから、「Webサービス」→「ポリシー」を選択します。
wss10_saml_token_with_message_protection_client_policy
を選択して、「類似作成」をクリックします。
このポリシーに新しい名前を付けます(例: oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_plaintext_response_client_policy
)。
「レスポンス」タブを開き、「メッセージの署名設定」および「メッセージの暗号化設定」の「本体全体を含める」チェック・ボックスを選択解除して、ポリシーを保存します。
PeopleSoftキーストアの公開証明書がWebCenterドメイン内で使用されているキーストアにインポートされていることを確認します。
次の例に示すように、WLSTを使用して、新しく作成されたポリシーを使ってプロデューサを登録します。
registerWSRPProducer('webcenter', 'wc-pt851-saml_msg-protection', 'http://xmlns.oracle.com/pspc/pswsdl/ps/EMPLOYEE', timeout=100, tokenType='oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_plaintext_response_client_policy', enforcePolicyURI='false', issuer='www.oracle.com', sigKeyAlias='webcenter',sigKeyPswd='welcome1', encKeyAlias='webcenter', encKeyPswd='welcome1', recptAlias='peopleTools_public')
recptAlias
パラメータの値として、インポートされたpeoplesft
公開鍵の別名を使用します。
注意: プロデューサを登録するにはWLSTを使用する必要があります。Fusion Middleware Controlは固定ポリシー名のみ受け入れ可能なため、 |
(Peoplesoftポリシー: WSRPBaseService with UsernameToken Full Security Option With WSS Response
)
OWSMに付属しているデフォルトのパスワード付きWSS10ユーザー名トークン(oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_policy
)ポリシーでは、レスポンスも署名および暗号化されることが要求されます。しかし、PeopleToolsリリース8.5.1以前はWS-Securityヘッダーをレスポンスに格納して送信できないため(最初のcookie/get portlet handle
コールのみにセキュリティ・ヘッダーが含まれており、後続のコールには含まれていません)、oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_policyポリシーに基づいたカスタム・ポリシーを作成して添付する必要があります。
カスタム・ポリシーを作成するには:
Fusion Middleware Controlにログインし、WebCenter Portalドメイン(デフォルトではwc_domain
)に移動します。
「WebLogicドメイン」メニューから、「Webサービス」→「ポリシー」を選択します。
wss10_username_token_with_message_protection_client_policy
を選択して、「類似作成」をクリックします。
このポリシーに新しい名前を付けます(例: oracle/wss10_username_token_with_message_protection_plaintext_response_client_policy
)。
「レスポンス」タブを開き、「メッセージの署名設定」および「メッセージの暗号化設定」の「本体全体を含める」チェック・ボックスを選択解除して、ポリシーを保存します。
PeopleSoftキーストアの公開証明書がWebCenterドメイン内で使用されているキーストアにインポートされていることを確認します。
次の例に示すように、WLSTを使用して、新しく作成されたポリシーを使ってプロデューサを登録します。
registerWSRPProducer('webcenter', 'wc-pt851-saml_msg-protection', 'http://xmlns.oracle.com/pspc/pswsdl/ps/EMPLOYEE', timeout=100, tokenType='oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_plaintext_response_client_policy', enforcePolicyURI='false', issuer='www.oracle.com', sigKeyAlias='webcenter',sigKeyPswd='welcome1', encKeyAlias='webcenter', encKeyPswd='welcome1', recptAlias='peopleTools_public')
recptAlias
パラメータの値として、インポートされたpeoplesft
公開鍵の別名を使用します。
注意: プロデューサを登録するにはWLSTを使用する必要があります。Fusion Middleware Controlは固定ポリシー名のみ受け入れ可能なため、 |
(PeopleSoftポリシー: WSRPBaseService with UsernameToken, No Password Full Security Option With WSS Response
)
この項では、PeopleToolsリリース8.5.2に対応したパスワードなしのユーザー名トークンに対するWSS 10のWS-Securityポリシー(oracle/wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_client_policy)を構成する方法について説明します。
『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal管理者ガイド』のWS-Securityの構成に関する章の説明に従い、WebCenter Portal/OWSMキーストアを構成します。
WebCenter Portalドメインの公開鍵が含まれた証明書を生成して、PeopleToolsの管理者に送信します。これにより、その証明書をPeopleToolsの構成にインポートできるようになります。
PeopleSoftキーストアの公開証明書がWebCenterドメイン内で使用されているキーストアにインポートされていることを確認します。PeopleSoft WSRPプロデューサを登録する場合は、recptAlias
パラメータの値として、インポートされたpeoplesft
公開鍵の別名を使用します。
プロデューサを登録する場合は、wss10_username_id_propagation_with_msg_protection_client_policy
を選択します。
引き続いて、WSRPポートレットをWebCenter Portalページに追加します。
この項では、Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービス・カタログと統合するWebCenter Portalアプリケーションを、JDeveloperを使用して作成および構成する方法を説明します。実行時に、ユーザーはビジネス・インテリジェンス・オブジェクトをFrameworkアプリケーションやSpacesページに追加できます。
この項には次のサブセクションが含まれます:
第54.6.3項「FrameworkアプリケーションへのOracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービスの統合」
第54.6.4項「WebCenter Portal: SpacesへのOracle Business Intelligenceオブジェクトの統合」
この項では、Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービス・カタログと統合するために、JDeveloperを使用してFrameworkアプリケーションを作成する方法とSpacesを構成する方法を説明します。FrameworkアプリケーションへのOracle Business Intelligenceオブジェクトの追加の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイド』のADFアプリケーションへのビジネス・インテリジェンス・オブジェクトの埋込みに関する項を参照してください。
この項には次のサブセクションが含まれます:
第54.6.1.1項「Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービスの統合の理解」
第54.6.1.2項「Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービスを統合するための要件」
JDeveloperを使用して、Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービスと統合するFrameworkアプリケーションを作成できます。実行時に、これらのアプリケーションはプレゼンテーション・サービス・カタログをWebCenter Portal - リソース・カタログに組み込みます。その後ユーザーは、ビジネス・インテリジェンス分析、ダッシュボード・ページ、ダッシュボードまたはスコアカード・コンポーネント(戦略マップ、戦略ツリー、KPIウォッチリスト、原因結果マップおよびカスタム・ビュー)を検索して、これらを自身のFrameworkアプリケーション・ページに追加できます。ビジネス・インテリジェンス・オブジェクトに含まれているフィルタ、プロンプトおよびアクションのリンクはすべて、Frameworkアプリケーション・ページまたはSpacesページ内で機能します。
実行時に、WebCenter Portalユーザーは、プレゼンテーション・サービス・カタログのフォルダを開いて参照し、分析のビューを表示できます。プレゼンテーション・サービス・カタログに表示されるビュー・タイプは、表、ピボット・テーブル、チャート、ファンネル・チャート、ゲージ、ナラティブ、ティッカおよびタイトルです。プレゼンテーション・サービス・カタログに表示されないビュー・タイプは、ビュー・セレクタ、列セレクタ、論理SQLおよび結果なしのビューです。
ユーザーは、ダッシュボード・フォルダを参照してダッシュボードと関連付けられたページを探すこともできますが、ダッシュボード・ページ内を参照して自身のコンポーネント(ダッシュボードに埋め込まれた分析など)を表示することはできません。ユーザーは、スコアカード全体を自身のFrameworkアプリケーション・ページに組み込むことはできません(スコアカードのコンポーネントのみを組み込むことができます)。
Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービスと統合するFrameworkアプリケーションを作成するには、Oracle JDeveloper 11g リリース1 (11.1.1.6)以降と、必要なOracle BI EE拡張機能およびWebCenter Portal拡張機能をインストール済である必要があります。
Frameworkアプリケーションを適切に作成するには、ライブラリ設定を構成して、weblogic.xml
ファイルとweblogic-application.xml
ファイルを更新して、セキュリティを適切に構成しておく必要があります。
FrameworkアプリケーションとSpacesの両方について、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイド』のOracle BI EEプレゼンテーション・サービス接続の作成に関する項に従って、BIアプリケーションへの接続を設定してセキュリティを構成する必要もあります。第54.6.2項「Oracle BIプレゼンテーション・カタログに接続するための資格証明の構成」の説明に従って、この接続用の資格証明を指定する必要もあります。
設計時に、Oracle BIプレゼンテーション・カタログに接続するための資格証明を指定する必要があります。これらの資格証明を使用して、Oracle BIプレゼンテーション・カタログからビジネス・インテリジェンス・オブジェクト(分析、ダッシュボード、スコアカード・コンポーネントなど)のリストが取得されます。
このプロセスによって、プレゼンテーション・サーバーへのログインがアプリケーションの現在のユーザーと同じであること、すべてのアクセス・チェックが現在のユーザーとして実行されること、およびデータが現在のユーザーとしてフェッチされることが保証されます。ADFページに、ユーザーがアクセスできないビジネス・インテリジェンス・オブジェクトが含まれている場合は、ADFページは、ユーザーがこれらのオブジェクトにアクセスするための適切な権限を持っていないことを示すメッセージを返します。
セキュリティが有効になっている場合は、「偽装の実行」パラメータをtrue
に設定する必要があります。
この項には次のサブセクションが含まれます:
BIImpersonateUserユーザーを作成して、Oracle BIプレゼンテーション・サービス接続を利用し、Oracle BI EEオブジェクトを含むアプリケーションを保護するには、次の手順を実行します。偽装ユーザーの資格証明をOracle BI EEプレゼンテーション・サービス接続に適用するには、事前にアプリケーションでADFセキュリティが有効になっている必要があります。
偽装ユーザー機能は、Oracle BI EEとADFがOracle Internet Directory (OID)を共有していない場合に、Oracle BIオブジェクトが含まれたアプリケーションを保護します。偽装ユーザーの作成と使用のプロセスを開始する前に、この機能が現在の環境内で構成されていることを確認する必要があります。
この手順を実行する前に、自身または管理者がWebLogic ServerのOracle BI EEレルム内にユーザーを作成して、このレルム内の各ユーザーにBIConsumerロールを割当て済であることを確認してください。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイド』の偽装ユーザーの作成と使用方法に関する項を参照してください。
次の手順に従って、BIImpersonateUserユーザーを作成します。
お使いのOracle BI EEインスタンス用のWebLogic Serverを開きます。
「ドメイン構造」ペインに移動して、「セキュリティ・レルム」を選択します。
「レルム」ペインが表示されます。
「レルム」ペインで、<myrealm>を選択します。
「設定」ダイアログが表示されます。
「設定」ダイアログで、「ユーザーとグループ」タブを開きます。
「ユーザー」タブが表示されていることを確認して、「新規」をクリックします。
ユーザー名としてBIImpersonateUser
と入力して、パスワードを入力します。
「OK」をクリックします。
次の手順に従って、Fusion Middleware Controlを使用してBIImpersonateUserに権限を付与します。
お使いのOracle BI EEインスタンス用のFusion Middleware Controlを開きます。
bifoundation_domain
を探して選択します。
「bifoundation_domain」ペインが表示されます。
「bifoundation_domain」
ペインで、「WebLogicドメイン」リストをクリックして、Security
を強調表示して、「アプリケーション・ポリシー」を選択します。
「検索」ペインが表示されます。
「検索するアプリケーション名の選択」フィールドのリストで、obiを選択します。
「作成」をクリックします。
「権限の追加」ダイアログが表示されます。
「権限クラス」フィールドで、oracle.security.jps.ResourcePermission
を選択します。「リソース名」フィールドで、oracle.bi.server.impersonateUser
を選択します。
「OK」をクリックします。
「権限受領者」ペインで、「ユーザーの追加」クリックします。
「ユーザーの追加」ダイアログが表示されます。
「使用可能なユーザー」リストでBIImpersonateUser
を選択して、「移動」をクリックして「選択したユーザー」リストに移動します。
「OK」をクリックします。
「bifoundation_domain」
ペインで、「OK」をクリックします。
加えた変更内容が表示されない場合は、次のサーバーを停止して再起動します。
Oracle BI EEサーバー
Oracle BI EEプレゼンテーション・サーバー
WebLogic Server
この項では、必要なBI拡張機能をインストールして、Oracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービスと統合するFrameworkアプリケーションを作成または変更する方法を説明します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
次の手順に従って、必要なBusiness Intelligence拡張機能をインストールします。
JDeveloperの「ヘルプ」メニューから、「更新のチェック」を選択します。
ウィザードのステップに従って、Oracle BI EE拡張機能を検索、ダウンロードおよびインストールします。必ず次の順序でバンドルをインストールしてください。
bi-soap-cn_bundle
bi-vo_bundle
bi-adf_bundle
bi-adf-taskflow-extension_bundle
ウィザードを使用して、Oracle Webcenter Framework Extensionバンドル(oracle.webcenter.framework_bundle.zip
)もダウンロードおよびインストールします。
次の手順に従って、実行時にOracle Business Intelligenceプレゼンテーション・サービス・カタログにアクセスできるFrameworkアプリケーションを作成または変更します。この手順を実行する前に、第54.6.2項「Oracle BIプレゼンテーション・カタログに接続するための資格証明の構成」の説明に従って、BIImpersonateUserをすでに作成している必要があります。
この項には次のサブセクションが含まれます:
次の手順に従って、Frameworkアプリケーションを作成して、JSFページを追加します。
FrameworkアプリケーションとJSFページを作成するには:
Oracle JDeveloperで、新しいWebCenter Portal - Framework application
を作成します(「標準ポータル機能のアプリケーションの構成」チェック・ボックスを必ず選択してください)。
この場合のユーザー名/パスワードはBIImpersonateUser/<password>
である必要があり、<password>
はこのユーザーを作成したときに設定したパスワードです。
『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイド』のSSLを構成してOracle BI EEプレゼンテーション・サービス接続を作成する方法に関する項に従って、BIアプリケーションへの接続を作成します。
この接続を作成する際には、必ず「セキュリティが有効な場合に偽装を実行」をtrue
に設定して、ユーザー名とパスワードを前述の偽装ユーザーの資格証明(BIImpersonateUser/<password>
)の値に変更してください。
ナビゲーション・パネルで、ポータル・プロジェクトを右クリックして、「新規」を選択します。
「新規ギャラリ」ダイアログが表示されます。
「カテゴリ」フィールドのツリー構造で、「Web層」を見つけて開きます。
使用可能なオプションの説明が含まれたリストが「アイテム」フィールドに表示されます。
このリストで、「JSFページ」を選択し、「OK」をクリックします。
「JSFページの作成」ダイアログが表示されます。
「JSFページの作成」で、Create an XML Document (*.jspx)
フィールドが選択されていることを確認します。JSFページの設定の詳細は、「ヘルプ」ボタンをクリックしてオンライン・ヘルプにアクセスしてください。
「OK」をクリックします。
新たに作成したJSPXページが表示されます。
「コンポーネント・パレット」ペインで、コンポーザを選択します。
フィールドが更新されて、対応するコンポーネント、レイアウトおよび操作が表示されます。
「共通コンポーネント」カテゴリから、モード変更リンクを選択して、ページにドラッグ・アンド・ドロップします。
「共通コンポーネント」カテゴリから、ページ・カスタマイズ可能を選択します。
アプリケーションを保存します。
「設計」ビューでページを右クリックして、「認可の編集」を選択します。
「付与先」→「認証済ユーザーの選択」に移動して、「アクション」で、認証済ユーザーにCustomize
、Grant
、Personalize
およびView
という権限を付与します。
プレゼンテーション・カタログをFrameworkアプリケーションのフォルダ・リストに追加するには、次の手順を実行します。実行時に、カタログが「WebCenter Portal - リソース・カタログ」に表示され、そこでユーザーはビジネス・インテリジェンス・オブジェクトを参照し、それらをFrameworkアプリケーション・ページに追加できます。
プレゼンテーション・カタログをFrameworkアプリケーションのフォルダ・リストに表示するには:
Oracle JDeveloperを使用して作成したFrameworkアプリケーションで、「アプリケーション」メニューからポータル・プロジェクトを右クリックして、「プロジェクト・プロパティ」を選択します。
「プロジェクト・プロパティ」ダイアログが表示されます。
「使用可能なプロパティ」ペインで、「テクノロジ・スコープ」を選択して、「使用可能」フィールドから「ビジネス・インテリジェンスADFビュー・コンポーネント」を選択して、「追加」(>)アイコンをクリックしてこの項目をプロジェクトのテクノロジ・スコープに追加します。新規アプリケーションの作成時に、BIテクノロジ・ライブラリを追加することもできます。
「使用可能なプロパティ」ペインで、「ライブラリとクラスパス」を選択して、「ライブラリの追加」をクリックします。
「ライブラリの追加」ダイアログが表示されます。
次のライブラリをプロジェクトに追加して、「OK」をクリックします。
BI ADFランタイム
BI ADFタスクフロー
BI SOAP接続ランタイム
BIビュー・オブジェクト・ランタイム
アプリケーションを保存します。
JDeveloperで、デフォルトのリソース・カタログ・ファイル(default-catalog.xml
)を開きます。このファイルは、「ポータル」→「Webコンテンツ」→「Oracle」→「webcenter」→portalapp→「カタログ」に配置されています。
次の<customFolder>
エントリを<catalogDefinition>→<contents>
フォルダの下に追加します。
<customFolder id="oracleBIContent" name="Oracle BI" description="Oracle BI Presentation Services Content" factoryClass="oracle.bi.presentation.rescat. BICatalogInitialContextFactory"/>
Weblogic.xml
を編集して、次のようにoracle.bi.adf.view.slib
とoracle.bi.adf.webcenter.slib
への参照を追加します。
<library-ref> <library-name>oracle.bi.adf.view.slib</library-name> </library-ref> <library-ref> <library-name>oracle.bi.adf.webcenter.slib</library-name> </library-ref> </weblogic-web-app>
weblogic-application.xml
を編集して、次のようにoracle.bi.adf.model.slib
への参照を追加します。
library-ref> <library-name>oracle.bi.adf.model.slib</library-name> </library-ref> </weblogic-application>
次の手順に従って、お使いのアプリケーションのセキュリティ設定でBI ADFタスク・フロー権限を有効にします。
BI ADFタスク・フロー権限を有効にするには:
「アプリケーション・リソース」ペイン→「META-INF」→「jazn-data.xml」の順にたどって、jazn-data.xml
ファイルを開きます。
このファイル内で次のコードを探します。
<grantee> <principals> <principal> <class> oracle.security.jps.internal.core.principals.JpsAnonymousRoleImpl </class> <name>anonymous-role</name> </principal> </principals> </grantee>
次の要素を追加します。
<permission> <class>oracle.adf.controller.security.TaskFlowPermission</class> <name>/WEB-INF/oracle/bi/presentation/taskflow/
task-flow-definition.xml#task-flow-definition</name> <actions>customize,personalize,view</actions> </permission>
例:
<grant> <grantee> <principals> <principal> <class>oracle.security.jps.internal.core.principals
.JpsAnonymousRoleImpl</class> <name>anonymous-role</name> </principal> </principals> </grantee> <permissions> <permission> <class>oracle.adf.controller.security.TaskFlowPermission</class> <name>/WEB-INF/oracle/bi/presentation/taskflow/
task-flow-definition.xml#task-flow-definition</name> <actions>customize,personalize,view</actions> </permission>
この項では、次の手順を実行してFrameworkアプリケーションをテストする方法を説明します。
Oracle BIプレゼンテーション・サービス・カタログのコンテンツを追加して、レポートまたはダッシュボードのプロンプト値を変更します
ビジネス・インテリジェンス・オブジェクトの初期化パラメータを確認および変更します。
この項には次のサブセクションが含まれます:
Oracle BIコンテンツをFrameworkアプリケーション・ページに追加する前に、Oracle BIプレゼンテーション・カタログに格納されているオブジェクトを「WebCenter Portal - リソース・カタログ」に追加する必要があります。
アプリケーションをブラウザで実行します。
管理者としてFrameworkアプリケーションにログインします。
「管理」をクリックします。
WebCenter Portal管理コンソールが表示されます。
「リソース」タブを開きます。
「リソース・カタログ」をクリックします。
「リソース・カタログの作成」をクリックします。
「名前」フィールドに、作成するカタログの名前を入力します。必要に応じて、このダイアログの他のフィールドに情報を入力します。
リソース・カタログの「編集」→「表示」をクリックします。
「編集」メニューをクリックしてから、「編集」を選択します。
「追加」メニューから、「ライブラリから追加」を選択します。
「接続」をダブルクリックします。
「BIプレゼンテーション・サービス」フォルダが右側のフレームに表示されます。このフォルダを開いて、Oracle BIオブジェクトを表示します。
追加するオブジェクトを探して選択します。
「追加」をクリックして、選択したオブジェクトをカタログに追加します。
「構成」タブを開いて、先ほど作成したリソース・カタログを「デフォルト・リソース・カタログ」として選択します。
次の手順に従って、ビジネス・インテリジェンス・コンテンツをFrameworkアプリケーションに追加することで、Frameworkアプリケーションをテストします。
作成した.jspx
ページを実行します。
実行中のページで、「編集」リンクをクリックして編集モードに入ります。
「コンテンツの追加」をクリックします。
「WebCenter Portal - リソース・カタログ」が表示されます。
「Oracle BI」フォルダに移動して開きます。
BI接続または接続先のホスト・マシンをクリックします。
カタログのコンテンツが表示されます。
.jspx
ページに追加するオブジェクトの「追加」リンクを探してクリックします。
アプリケーションによってこのオブジェクトが正しく追加されたことを確認します。
次の手順に従って、分析またはダッシュボードのフィルタやプロンプトの値を変更することで、Frameworkアプリケーションをテストします。
作成した.jspx
ページを実行します。
実行中のページで、「編集」リンクをクリックして編集モードに入ります。
フィルタまたはプロンプトを含む分析またはダッシュボードを追加します。
.jspxページへのビジネス・インテリジェンス・コンテンツの追加の詳細は、第54.6.3.3.2項「実行時のビジネス・インテリジェンス・コンテンツの追加」を参照してください。
「パラメータ」をクリックします。
「編集中のページ」ダイアログが表示されます。
値を変更して、「保存」をクリックします。
変更されたプロンプト値が正しく適用されたことを確認します。
次の手順を使用して、ビジネス・インテリジェンス・タスク・フローの初期化パラメータをテストします。
作成した.jspx
ページを実行します。
実行中のページで、「編集」リンクをクリックして編集モードに入ります。
ビジネス・インテリジェンス・オブジェクトを追加します。
.jspxページへのビジネス・インテリジェンス・コンテンツの追加の詳細は、第54.6.3.3.2項「実行時のビジネス・インテリジェンス・コンテンツの追加」を参照してください。
ビジネス・インテリジェンス・オブジェクトを見つけ、「編集」(スパナ)アイコンをクリックします。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログが表示されます。
「パラメータ」タブを開き、オブジェクトのパラメータを変更して、「OK」をクリックします。
変更されたプロンプト値が正しく適用されたことを確認します。
アプリケーションをデプロイした後に、Fusion Middleware Controlを使用して、そのアプリケーションに対する新しいOracle BI EEプレゼンテーション・サービス接続を追加するか、BIImpersonateUserのユーザー名とパスワードを使用して、そのアプリケーションの既存のOracle BI EEプレゼンテーション・サービス接続を変更します。
これらの接続の変更の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイド』のデプロイ後のプレゼンテーション・サービス接続の追加または変更に関する項を参照してください。
注意: FrameworkアプリケーションとOracle Business Intelligenceアプリケーションの間で同じアイデンティティ・ストアが共有されていない場合は、該当するユーザーを両方のシステムで作成する必要があります。 |
偽装ユーザーを使用して、Oracle BI EEプレゼンテーション・サービスと統合するFrameworkアプリケーションを保護できます。偽装ユーザーの詳細、および偽装ユーザーを実装してアプリケーションを保護する方法の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイド』の偽装ユーザーを作成して使用する方法に関する項を参照してください。
次の手順に従って、WebCenter Portal: SpacesとBIオブジェクトの統合をテストします。
BIオブジェクトをSpacesに統合することを開始する前に、まずSpacesからBIサーバーへの接続を構成する必要があります。Oracle BI EEで提供されているADF MBeanを使用すると、デプロイ済のBI ADFアプリケーションやWebCenter Portal: Spacesアプリケーションへの新しい接続を追加できます。デプロイ済アプリケーションの既存の接続を変更することもできます。MBeanは、アプリケーションとともにデプロイされて、デプロイ後にFusion Middleware Controlを使用してアクセスできます。
次の手順を実行する前に、第54.6.2項「Oracle BIプレゼンテーション・カタログに接続するための資格証明の構成」の手順に従って、Oracle BIプレゼンテーション・カタログに接続するための資格証明をあらかじめ指定しておく必要があります。
注意: SpacesアプリケーションとOracle Business Intelligenceアプリケーションの間で同じアイデンティティ・ストアが共有されていない場合は、該当するユーザーを両方のシステムで作成する必要があります。 |
次の手順に従って、アプリケーションのデプロイ後に接続を構成します。
Fusion Middleware Controlを開いて、次のいずれかの操作を実行して自身のWebLogicドメインを選択します。
お使いのアプリケーションがBI ADFドメインにデプロイされている場合は、「アプリケーション・デプロイメント <お使いのドメイン>」ツリー・ノードを選択します。
お使いのアプリケーションがSpacesドメインにデプロイされている場合は、「WebCenter」ツリー・ノード、「スペース」ツリー・ノードおよびwebcenter(11.1.1.4.0) (WC_Spaces)ツリー・ノードの順に選択します。この手順を実行するには、WC_Spaces
サーバーが実行サれている必要がある点に注意してください。
リストから、「システムMBeanブラウザ」を選択します。
「システムMBeanブラウザ」ペインが表示されます。
「システムMBeanブラウザ」ペインで、次のパスをたどって「ADF接続」ツリー・ノードに移動します。
「アプリケーション定義のMBean」ツリー・ノードを選択します。
「oracle.adf.share.connections」ツリー・ノードを選択します。
「サーバー: <サーバー名>」ツリー・ノードを選択します。
たとえば、Server:DefaultServer
やServer:WC_Spaces
などです。
「アプリケーション:<アプリケーション名>」ツリー・ノードを選択します。
たとえば、Application:Application2
やApplication:webcenter
などです。
ADF接続ツリー・ノードを開きます。
子ADF接続ツリー・ノードを開きます。
対応するMBean情報が「アプリケーション定義のMBean」ペインに表示されます。
「アプリケーション定義のMBean」ペインで、「操作」タブを開いてから、「createConnection/findOrCreateConnection」をクリックしてプレゼンテーション・サービス接続を作成します。
「操作:createConnection」ダイアログが表示されます。
この接続の必要な値を指定します。
接続タイプの「値」フィールドにBISoapConnection
と入力して、接続名の「値」フィールドに任意の名前を入力して、「起動」をクリックして接続を作成します。
「システムMBeanブラウザ」ペインで、「リフレッシュ」をクリックしてツリーをリフレッシュして、新しい接続を表示します。
この接続を変更するには、「システムMBeanブラウザ」ペインでこの接続を探してクリックします。
この接続の情報が「アプリケーション定義のMBean」ペインに表示されます。
「システムMBeanブラウザ」ペインから「ADF接続」に移動して、「属性」タブを開きます。
次に示すようにBISoap
接続情報を入力し、「適用」をクリックして変更を適用します。
OBIEE URLからログイン・ページへの接続には、次の情報が必要です。
context = analytics host = <host name> port = 7001 or the local value protocol = HTTP
BIImpersonateUserからの接続には、次の情報が必要です。
username = BIImpersonateUser password = <password>
「ナビゲーション」ペインのADFConnectionsフォルダで、「操作」タブを開き、「保存」をクリックして接続を保存します。
「起動」をクリックすると、「確認操作が正常に実行されました。」というメッセージが表示されます。
Oracle BIコンテンツをSpacesページに追加する前に、Oracle BIプレゼンテーション・カタログに格納されているオブジェクトをSpacesリソース・カタログに追加する必要があります。
管理者としてSpacesにログインします。
Spaces内で、「管理」をクリックします。
「Spaces管理」ページが表示されます。
「リソース」タブを開きます。
「リソース・カタログ」をクリックします。
「リソース・カタログの作成」をクリックします。
「名前」フィールドに、作成するカタログの名前を入力します。必要に応じて、このダイアログの他のフィールドに情報を入力します。
「編集」→「表示」を選択して、このリソース・カタログを使用可能にします。
「編集」メニューから、「編集」を選択します。
「追加」メニューを選択して、「ライブラリから追加」を選択します。
「接続」をダブルクリックします。
「BIプレゼンテーション・サービス」フォルダが表示されます。
このフォルダを開いてOracle BIオブジェクトを表示して、追加するオブジェクトを探して選択します。
「追加」をクリックして、選択したオブジェクトをカタログに追加します。
スペースまたはFrameworkアプリケーションへのオブジェクトの追加を続行します。実行時のリソース・カタログの管理の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portal: Spacesユーザーズ・ガイド』の リソース・カタログの使用に関する項を参照してください。JDeveloperにおけるリソース・カタログの管理の詳細は、第15章「リソース・カタログの作成と管理」を参照してください。
次の手順に従って、WebCenter Portal: Spacesページを作成して、このページにOracle BIオブジェクトを追加します。この手順を実行する前に、Oracle BIオブジェクトをWebCenter Portal: Spacesリソース・カタログに追加しておく必要があります。
Spacesにログインして、新しいスペースを作成するか、既存のスペースにアクセスします。
リソース・カタログをそのスペースのデフォルト・カタログとして設定します。
「スペースの設定」→「一般」に移動して、第54.6.4.2項「Spacesリソース・カタログへのOracle BIオブジェクトの追加」で作成したカタログを「ページのリソース・カタログ」のデフォルト・カタログとして選択します。
「適用」クリックします。
「スペースに戻る」をクリックします。
新しいページを作成します。
そのページで、「コンテンツの追加」をクリックします。
Oracle BIオブジェクトが格納されているフォルダに移動します。
分析またはダッシュボードを選択して、「追加」をクリックします。
選択したオブジェクトが当該ページに追加されます。
「閉じる」をクリックして「コンテンツの追加」ダイアログを閉じます。
次の手順に従って、分析またはダッシュボードのフィルタやプロンプトの値を変更することで、WebCenter Portal: Spacesページをテストします。
作成したページを開きます。
実行中のページで、「ページ・アクション」をクリックしてから、「編集」リンクをクリックして編集モードを開始します。
フィルタまたはプロンプトを含む分析またはダッシュボードを追加します。ページへのOracle BIオブジェクトの追加の詳細は、第54.6.4.3項「実行時のOracle BIコンテンツの追加」を参照してください。
ページの編集モードを終了せずに、Spacesページを保存します。
Spacesページで、プロンプト値を変更して、「OK」をクリックします。
編集モードを終了して、ページを保存して、アプリケーションによってプロンプト値が正しく適用されたことを確認します。
次の手順を使用して、ビジネス・インテリジェンス・タスク・フローの初期化パラメータをテストします。
作成したページを開きます。
実行中のページで、「ページ・アクション」をクリックしてから、「編集」リンクをクリックして編集モードを開始します。
タスク・フローの一部である分析またはダッシュボードを追加します。.jspx
ページへのビジネス・インテリジェンス・コンテンツの追加の詳細は、第54.6.4.3項「実行時のOracle BIコンテンツの追加」を参照してください。
ページの編集モードを終了せずに、Spacesページを保存します。
ビジネス・インテリジェンス・オブジェクトを見つけ、「編集」(スパナ)アイコンをクリックします。
「コンポーネント・プロパティ」ダイアログが表示されます。
Spacesページで、「パラメータ」タブを開いて、オブジェクトのパラメータを変更して、「OK」をクリックします。
「パラメータ」タブを開き、オブジェクトのパラメータを変更して、「OK」をクリックします。
編集モードを終了して、ページを保存して、アプリケーションによって変更後のパラメータ値が正しく適用されたことを確認します。