クロールの作成

createCrawlsタスクは、指定のクロールを作成して格納します。

このタスクの構文は次のようになります。
ias-cmd createCrawls -f CrawlConfig.xml [-h HostName] [-p PortNumber] [-l true|false]
詳細は次のとおりです。
  • -f(または--file_name)は、クロール構成を含む入力XMLファイルのパス名を指定します。必須。
  • -h(または--host)は、Endeca IAS Serviceが実行するホストを指定します。フラグを省略する場合、デフォルトはcommandline.propertiescom.endeca.eidi.ias.server.hostプロパティの値になります。プロパティを設定しない場合、値はデフォルトでlocalhostに設定されます。オプション。
  • -p(または--port)は、Endeca IAS Serviceのポートを指定します。フラグを省略する場合、<インストール・パス>\IAS\workspace\conf(Windowsの場合)または<インストール・パス>/IAS/workspace/conf(UNIXの場合)にあるcommandline.propertiescom.endeca.eidi.ias.server.portプロパティの値になります。プロパティを設定しない場合、値はデフォルトで8510に設定されます。オプション。
  • -l(または--isPortSsl)は、HTTPS接続を使用してサービスと通信するかどうかを指定します。値がtrueの場合、HTTPSが使用され、com.endeca.eidi.ias.server.portプロパティはSSLポートとして扱われます。値がfalseの場合、HTTPが使用され、com.endeca.eidi.ias.server.portは非SSLポートとして扱われます。非SSLポートからSSLポートへのリダイレクトを有効にした場合はfalseを指定します。オプション。
注意:
  • 以前のバージョンのIASを現在のバージョンに移行する手順の一環でcreateCrawlsを実行する場合、createCrawlsタスクは、クロール構成ファイルのすべての特徴の更新を処理します。
  • createCrawlsタスクの実行時に競合が生じた場合(crawlIdが同じクロール構成が複数ある場合など)、ユーティリティでは、リスト表示された競合を無視してクロールの残り部分を引き続き作成するか、タスクを中断するかを示すプロンプトが表示されます。クロールを作成できない場合、IAS Serverはエラーのログを記録して該当クロールを無視します。
  • IAS Serverコマンドライン・ユーティリティが、空のパスワード・プロパティを含むクロール構成をロードする場合、パスワードが求められます。パスワードを正しく入力しない場合、クロールは保存されません。
  • クロール構成にパスワードを追加して、この変更された構成でIAS Serverを更新できます。あるいは、タスクを実行してプロンプトが表示されたときにパスワードを入力できます。パスワードは、Endeca IAS Serviceを実行するサーバーにのみ保存されます。

クロールを作成するには:

  1. コマンド・プロンプトを開始して、<インストール・パス>\IAS\<バージョン>\bin(Windowsの場合)、または<インストール・パス>/IAS/<バージョン>/bin(UNIXの場合)に移動します。
  2. ias-cmd.bat(Windowsの場合)またはias-cmd.sh(UNIXの場合)を入力して、-fまたは--file_nameフラグと、クロール構成ファイルの絶対パスでcreateCrawlsを指定します。
    注意: このタスク名では大文字と小文字が区別されます。

クロールを作成する例

ias-cmd createCrawls -f C:\tmp\fileCrawlConfig.xml
Created crawl FileCrawl