WindowsにおけるIASのサイレント・インストール

サイレント・インストーラは、IASインストールをインストール・スクリプトに追加する場合や、インストールを複数のマシンに配布する場合に役立ちます。サイレント・インストーラは対話形式ではありません。

サイレント・インストールを実行するための構文は次のとおりです。
start /wait ias-version-arch-OS.exe /s 
/l=full path to the installer log file\installer.log
[IASHOST=localhost] [IASPORT=8510] [IASSTOPPORT=8516] 
[TARGETDIR=C:\Oracle\Endeca\IAS] USERNAME=endeca 
PASSWORD=endecapwd DOMAINNAME=domain
オプションには次の値を指定できます。
オプション 説明
ias-version-arch-OS.exe 必須。サイレント・モードで実行するインストール・プログラムを指定します。
/s 必須。IASインストーラがサイレント・モードで実行されるように指定します。
/l オプション。ロギング・オプション(/l=)を指定すると、サイレント・インストーラが失敗した場合に、有用な情報を取得できます。ディレクトリはフル・パスで指定する必要があります。
IASHOST オプション。IASをインストールして実行するマシンのホスト名を指定します。省略した場合のデフォルト値はlocalhostです。
IASPORT オプション。IAS Serviceがリスニングするポートを指定します。省略した場合のデフォルト値は8510です。
IASSTOPPORT オプション。IAS Serviceを停止するためのポートを指定します。省略した場合のデフォルト値は8516です。
TARGETDIR オプション。C:\Oracle\Endecaをインストール先に置き換えることができます。ただし、存在しないドライブをインストール先に設定すると、サイレント・インストールは0以外のステータス・コードで失敗します。
USERNAME 必須。Endeca IAS Serviceを実行するユーザーを指定します。通常はendecaユーザーを指定します。
PASSWORD 必須。USERNAMEオプションに対応するパスワードを指定します。
DOMAINNAME 必須。USERNAMEオプションのドメインを指定します。

サイレント・インストーラを起動するには:

  1. コマンド・プロンプトで、インストーラのダウンロード先ディレクトリに移動します。
  2. 少なくとも前述の必須オプションを指定して、startコマンドを発行します。

start /wait F:\endeca-installers\ias-3.0.0-x86_64pc-win32.exe  /s /l=F:\endeca-installers\logs\ias-install.log  
IASHOST=hostname.us.oracle.com  TARGETDIR=F:\oracle\endeca\IAS USERNAME=JSMITH 
PASSWORD=endecapwd DOMAINNAME=eastcoast