管理対象属性値(MVals)のロード

ここでは、管理対象属性の値をロードするためのグラフを実装する方法について説明します。

標準属性および管理対象属性(PDRおよびDDR)をロードした後、管理対象値属性をロードすることをお薦めします。データ・ドメインでまだ定義されていない属性の管理対象属性値を追加した場合、DDR(そして必要な場合はPDR)に対してシステム・デフォルト値により管理対象属性が作成されます。

管理対象属性に管理対象値を追加するには、Add Managed Valuesコンポーネントを使用します。Add Managed Valuesコンポーネントのインスタンスでは、管理対象値を追加できる管理対象属性は1つのみです。複数の管理対象属性に値を追加するには、同じグラフまたは異なるグラフで、コンポーネントの複数のインスタンスが必要です。

管理対象属性値の入力ファイル

管理対象属性入力ファイルの入力スキーマは事前定義されています。最初の行はヘッダー行であり、次のプロパティを定義する必要があります。
spec|displayname|parent|synonym
ここで、
  • specは、管理対象値の一意の文字列識別子です。このIDは、親値に子値を関連付けるために使用されます。
  • displaynameは、管理対象値のユーザー・インタフェースに表示される名前です。
  • parentは、この管理対象値の親IDです。値がルート値である場合(つまり、値に親がなく、子のみがある場合)、このプロパティにはスラッシュ(/)を入力します。値が子管理対象値である場合は、親管理対象値の一意のIDを入力します。
  • synonymでは、オプションで管理対象値の1つ以上のシノニムを定義します。管理対象属性値にシノニムを追加した場合、ユーザーがシノニムを検索したときにその値が返されます。ルート管理対象値および子管理対象値の両方にシノニムを追加できます。単一の管理対象値に複数のシノニムを追加できます。Add Managed Valuesの編集ダイアログで、複数のシノニムのためのデリミタを指定します。

次の図に、簡単な管理対象属性入力ファイルを示します。

管理対象属性入力ファイルの簡単な例

この例では、CAT_BIKESおよびCAT_COMPONENTSを含む複数の親カテゴリを定義しています。次の値は、CAT_BIKES値の子として定義されます。

また、次の値は、CAT_COMPONENTS値の子として定義されます。
  • Handlebars
  • Bottom Brackets
  • Brakes
  • Chains

入力ファイルは一般的に、プロジェクトのdata-inディレクトリに格納されます。

管理対象属性値の入力グラフ

基本管理対象属性値入力グラフは、次の2つのコンポーネントから構成されます。
  • Universal Data Reader

    「ファイルURL」フィールドで入力ファイルの場所を指定します(一般的には、プロジェクトのdata-inディレクトリ)。

  • Add Managed Valuesコンポーネント

2つのコンポーネントは、基本エッジで結合されます。「エッジによる2つのコンポーネントの接続」を参照してください。次の図に、一般的な構成を示します。

一般的な管理対象属性値のロード・グラフ